JP5907018B2 - 光出力レベル制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光出力レベルを制御する装置に係わる。
光伝送装置は、多くの場合、光受信機の受信ダイナミックレンジに収まるように、指定された目標出力レベルで光信号を送信することが要求される。この要求を満たすためには、光伝送装置は、入力光信号のパワーに応じて光増幅器の利得を動的に制御する機能(以下、出力レベル制御機能)を有する。
出力レベル制御機能は、光入力パワーに応じて光増幅器の利得を制御するための駆動電圧を生成する。ここで、出力レベル制御機能は、高速応答を実現するために、たとえば、ルックアップテーブルを利用する構成により実現される。この場合、ルックアップテーブルは、光増幅器の特性に基づいて予め作成される。一例としては、ルックアップテーブルは、指定された目標出力レベルに対して、光入力パワーと光増幅器の駆動電圧との対応関係を格納する。そうすると、出力レベル制御機能は、光入力パワーに対応する駆動電圧をルックアップテーブルから取得し、その駆動電圧で光増幅器の利得を制御することによって、光増幅器の出力レベルを目標出力レベルに保持することができる。
関連技術として、出力制御機能を有する半導体光増幅装置が提案されている。また、入力光に基づいて出力光の強度を一定に制御する出力光強度制御装置が提案されている。さらに、ルックアップテーブルを作成し、作成されたテーブルのデータを出力した後に線形補間を施すことで、よりきめ細かな制御を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特開2004−179233号公報 特開2010−10614号公報 特開平4−84056号公報
上述のルックアップテーブルは、例えば、各目標出力レベルに対して、光入力パワーを掃引しながら対応する目標出力レベルが得られる駆動電圧を測定することによって作成される。ところが、目標出力レベルは、ユーザ毎に異なる。このため、様々なユーザからの要求に答えるためには、予め多数のルックアップテーブルを用意しておく必要がある。また、光入力パワーのダイナミックレンジを広くするためには、各目標出力レベルに対して多数の測定が必要となる。よって、汎用的に使用可能なルックアップテーブルを作成する場合、測定のために要する時間が長くなり、そのためのコストも高くなる。
この問題は、例えば、ルックアップテーブルを作成するための測定点を少なくし、指定された目標出力レベルに対応するデータを線形補間により計算することで解決され得る。ところが、一般的な線形補間では、算出されるデータ(例えば、光入力パワーに対応する光増幅器の駆動電圧)の誤差が大きくなってしまう。この場合、光出力レベルが目標出力レベルからシフトするおそれがある。また、光入力パワーを検出する光検出器および/または光信号を増幅する光増幅器の特性によっては、補間ではルックアップテーブルの要素を算出できない領域が存在する。すなわち、所望の目標出力レベルに対して、光入力パワーと光増幅器の駆動電圧との対応関係が得られないことがある。この場合、光入力パワーのダイナミックレンジが狭くなるか、或いは、光出力レベルの制御の精度が低くなる。
本発明の目的は、入力光信号を増幅して出力する光出力レベル制御装置において、光出力レベルを所望の目標レベルに精度よく制御することである。
本発明の1つの態様の光出力レベル制御装置は、入力光信号の光パワーを検出する検出器と、前記入力光信号を増幅する光増幅器と、第1の出力レベルを得るための光入力パワーと前記光増幅器の駆動電圧との関係を表す第1の曲線を形成するデータ、および第2の出力レベルを得るための光入力パワーと前記駆動電圧との関係を表す第2の曲線を形成するデータを格納する格納部と、前記第1および第2の曲線の光入力パワーの範囲が互いに一致し、且つ、前記第1および第2の曲線の駆動電圧の範囲が互いに一致するように、前記第1または第2の曲線の少なくとも一方を補正し、少なくとも一方が補正された前記第1および第2の曲線に基づく補間により、目標出力レベルを得るための光入力パワーと光増幅器の駆動電圧との関係を表す目標曲線を生成する生成部と、前記目標曲線に基づいて、前記検出器により検出される光パワーに対応する駆動電圧を決定する決定部と、前記決定部により決定された駆動電圧で前記光増幅器を駆動する駆動回路と、を有する。
上述の態様によれば、入力光信号を増幅して出力する光出力レベル制御装置において、光出力レベルを所望の目標レベルに精度よく制御することができる。
本発明の実施形態に係る光伝送装置が使用される伝送システムの一例を示す図である。 実施形態の光出力レベル制御装置の構成を示す図である。 光増幅器の特性の一例を示す図である。 ルックアップテーブルの一例を示す図である。 ルックアップテーブルを作成するためのデータを収集する測定系の一例を示す図である。 測定データの一例を示す図である。 線形補間を利用してルックアップテーブルを生成する方法を説明する図である。 線形補間ができない領域について説明する図である。 測定データ格納部に格納される測定データを説明する図である。 出力レベル一定曲線に対応する測定データの一例を示す図である。 出力レベル一定曲線の端点を表す測定データの一例を示す図である。 出力レベル一定曲線の例を示す図である。 出力レベル一定曲線の正規化について説明する図である。 補間演算について説明する図である。 目標曲線の端点を特定する方法を説明する図である。 逆正規化により目標曲線を生成する方法を説明する図である。
図1は、本発明の実施形態に係る光伝送装置が使用される伝送システムの一例を示す。図1に示す例では、光伝送装置1には、複数の光ノード4a〜4cが接続されている。光伝送装置1と各光ノード4a〜4cとの間は、それぞれ光ファイバによって接続されている。
光伝送装置1は、マルチプレクサ(MUX)2および光増幅器3を有する。この明細書において、マルチプレクサ2は、例えば、光カプラによって実現される。マルチプレクサ2は、光ノード4a〜4cから送信される光信号を時間分割多重方式で多重化する。光増幅器3は、マルチプレクサ2から出力される多重化光信号を増幅する。光伝送装置1は、増幅された光信号を、例えば、宛先ノードへ送信する。
光ノード4a〜4cから光伝送装置1までの伝送距離は、この実施例では、互いに異なっている。このため、光ノード4a〜4cの送信パワーが互いに同じであったとしても、光伝送装置1において、光ノード4a〜4cから受信する光信号のパワーは互いに同じであるとは限らない。
なお、光伝送装置1は、図1に示していない他の機能を有していてもよい。例えば、光伝送装置1は、光ノード4a〜4cへ光信号を送信する機能を有していてもよい。また、光伝送装置1は、クライアントから送信される光信号を増幅してもよい。
図2は、実施形態の光出力レベル制御装置の構成を示す。図2に示す光出力レベル制御装置10は、例えば、図1に示す光伝送装置1のマルチプレクサ(MUX)2と光増幅器3との間に設けられる。また、図1に示す光伝送装置1が光増幅器3を持たず、マルチプレクサ(MUX)2のみを有する場合は、図1に示すマルチプレクサ2から出力される光信号が、光出力レベル制御装置10に導かれる。ただし、光出力レベル制御装置10は、必ずしも光伝送装置1の中にある必要はなく、マルチプレクサ(MUX)2の出力側と、図2には示されていない光受信機の間の任意の位置に設置しても良い。
光出力レベル制御装置10は、光カプラ11、遅延線12、半導体光増幅器(SOA)13、受光器(PD)14、A/D変換器15、測定データ格納部16、テーブル生成部17、ルックアップテーブル18、検索部19、D/A変換器20、駆動回路21を有する。そして、光出力レベル制御装置10は、入力光信号を、指定された目標出力レベルに増幅して出力する。
光カプラ11は、入力光信号を分岐して半導体光増幅器13および受光器14に導く。すなわち、光カプラ11は、光スプリッタとして使用される。光カプラ11の分岐比は特に限定されるものではないが、入力光信号の光パワーの大部分が半導体光増幅器13に導かれる。
遅延線12は、光カプラ11と半導体光増幅器13との間に設けられる。すなわち、光カプラ11から出力される光信号の一方は、遅延線12を介して半導体光増幅器13に導かれる。遅延線12は、この例では、光ファイバによって実現される。この場合、遅延線12の長さは、遅延線12を介して光信号が伝搬する時間が、受光器14、A/D変換器15、検索部19、D/A変換器20、および駆動回路21の動作時間に一致するように設計される。
半導体光増幅器13は、入力光信号を増幅する。半導体光増幅器13の利得は、駆動回路21から与えられる駆動電圧によって制御される。
図3は、半導体光増幅器13の光入力パワー、駆動電圧、光出力レベルの関係を示す。図3において、横軸は、光入力パワーを表す。縦軸は、半導体光増幅器13の駆動電圧を表す。曲線A、B、Cは、それぞれ、光出力レベル10dBm、9dBm、-10dBmに対して光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧との関係を表す。光出力レベルは、この明細書においては、光出力パワーのうち半導体光増幅器13の雑音光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)の光出力パワーを差し引いた、信号光のみの光出力パワーである。図3に示す例では、たとえば、光入力パワーがx1であるときに、駆動電圧がy1に制御されると、「光出力レベル=9dBm」が得られる。また、光入力パワーがx2であるときには、駆動電圧がy2に制御されると、「光出力レベル=9dBm」が得られる。換言すれば、目標出力レベルが指定されると、光入力パワーに対して半導体光増幅器13の駆動電圧が一意に決定される。
受光器14は、入力光信号を電気信号に変換する。この電気信号は、入力光信号のパワーを表す。すなわち、受光器14は、光出力レベル制御装置10の光入力パワーを検出する。なお、受光器14は、例えば、フォトダイオードを含む。この場合、受光器14は、フォトダイオードにより得られる電流信号を電圧信号に変換する回路を有するようにしてもよい。
A/D変換器15は、受光器14の出力信号をデジタル信号に変換する。このデジタル信号は、光出力レベル制御装置10の光入力パワーを表す。なお、受光器13によって検出された光入力パワーを表すデジタル信号を「入力PD値」と呼ぶことがある。
測定データ格納部16は、第1の曲線および第2の曲線を表すデータを格納する。第1の曲線は、第1の光出力レベルを得るための光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧との関係を表す。第2の曲線は、第2の光出力レベルを得るための光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧との関係を表す。測定データ格納部16は、さらに、光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧との関係を表す曲線の端点についての測定データも格納する。第1の曲線、第2の曲線、および端点の測定データについては、後で詳しく説明する。なお、測定データ格納部16は、例えば、半導体メモリによって実現される。
テーブル生成部17は、指定された目標出力レベルに基づいて、ルックアップテーブル18を生成する。このとき、テーブル生成部17は、上述した第1の曲線および第2の曲線を利用して、指定された目標出力レベルに対応するルックアップテーブル18を生成する。目標出力レベルは、半導体光増幅器13が保持する出力光レベルを表す。例えば、図3に示す実施例において、「目標出力レベル=9dBm」が与えられたときは、曲線Bを表すルックアップテーブル18が生成される。なお、目標出力レベルは、例えば、図1に示す光伝送装置1または光伝送装置1を含むネットワークのユーザによって指定される。また、ルックアップテーブル18は、例えば、半導体メモリによって実現される。
テーブル生成部17は、正規化部17a、補間部17b、目標曲線生成部17cを有する。正規化部17a、補間部17b、目標曲線生成部17cの機能については、後で説明する。
テーブル生成部17は、例えば、プロセッサ(DSPを含む)により実現される。この場合、テーブル生成部17の機能は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現される。なお、テーブル生成部17は、ハードウェア回路で実現してもよい。
検索部19は、ルックアップテーブル18を参照して、光入力パワーに対応する駆動電圧を決定する。光入力パワーは、上述したように、受光器14によって検出される。すなわち、検索部19は、受光器14により検出される光入力パワーに対応する駆動電圧を決定する。検索部19による「決定」は、ルックアップテーブルを検索して対応するデータを抽出する動作を含むものとする。なお、検索部19は、例えば、ルックアップテーブル18を検索するハードウェア回路で実現される。ただし、検索部19は、プロセッサを用いて実現してもよい。
D/A変換器20は、検索部19により決定された駆動電圧値を表すデジタル信号をアナログ信号に変換する。駆動回路21は、D/A変換器20により生成されるアナログ信号に基づいて、半導体光増幅器13を駆動する。すなわち、半導体光増幅器13は、光入力パワーに対応する駆動電圧で駆動される。
上記構成の光出力レベル制御装置10に、光信号a1、a2、a3が順番に入力されるものとする。光信号a1、a2、a3は、特に限定されるものではないが、例えば、異なる光ノードから送信されたパケット信号である。図2において、a1〜a3の高さは、光パワーを表す。また、ユーザによって目標出力レベルが指定されており、ルックアップテーブル18には、その目標出力レベルを実現するためのデータ(光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧の関係を表すデータ)が格納されている。
光信号a1が入力されたときは、検索部19は、ルックアップテーブル18を参照することにより、光信号a1の光パワーに対応する駆動電圧b1を特定する。そうすると、駆動回路21は、駆動電圧b1で半導体光増幅器13を駆動する。この結果、半導体光増幅器13から出力される光信号a1のパワーは、目標出力レベルに制御される。なお、図2において、b1〜b3の高さは、電圧を表す。
同様に、光信号a2が入力されたときは、駆動回路21は、駆動電圧b2で半導体光増幅器13を駆動する。また、光信号a3が入力されたときは、駆動回路21は、駆動電圧b3で半導体光増幅器13を駆動する。したがって、光信号a1、a2、a3の光入力パワーが互いに異なっていても、光信号a1、a2、a3の光出力レベルは、一定の目標出力レベルに制御される。
このように、光出力レベル制御装置10は、フィードフォワードで、光入力パワーに基づいて半導体光増幅器13の駆動電圧を制御する。したがって、光入力パワーが高速に変動しても、光出力レベル制御装置10は、その変動に追従して出力光信号の光パワーを制御できる。ただし、本発明は、光入力パワーに基づいてフィードフォワードで駆動電圧を制御する方式に限定されるものではない。
<背景技術の説明>
ここで、本発明の実施形態のルックアップテーブル18の生成方法を説明する前に、ルックアップテーブルの背景技術について記載する。なお、以下に記載する背景技術は、本発明の実施形態の構成および方法を理解しやすくするためのものであって、公知の技術ではない。
図4は、ルックアップテーブルの一例を示す。図4に示す例では、ルックアップテーブル群100は、複数のルックアップテーブル100a〜100nを有する。各ルックアップテーブル100a〜100nは、それぞれ対応する目標出力レベル(10dBm, 9dBm, ...,-10dBm)に対して設けられている。そして、各ルックアップテーブル100a〜100nには、光入力パワーと光増幅器の駆動電圧の対応関係が格納されている。この対応関係は、光増幅器の特性を表す。
ここで、図2に示す光出力レベル制御装置10において、図4に示すルックアップテーブル群100が使用されるものとする。この場合、ユーザが指定する目標出力レベルに基づいてルックアップテーブルが選択され、選択されたルックアップテーブルを利用して半導体光増幅器13が制御される。例えば、ユーザにより「目標出力レベル=10dBm」が指定されたときは、ルックアップテーブル100aを利用して半導体光増幅器13が制御される。
図5は、ルックアップテーブルを作成するための測定系の一例を示す。この測定系は、光信号生成器31、入力PD値取得部32、光出力パワーモニタ33、駆動電圧値生成器34を有する。光信号生成器31は、所望のパワーの光信号を生成することができる。入力PD値取得部32は、入力PD値(すなわち、受光器14により検出される光入力パワーを表すデジタル信号)を取得する。ASEカットフィルタ35は、入力された光からASE成分を除去し、信号光だけを出力する光フィルタである。光出力パワーモニタ33は、半導体光増幅器13の出力光信号のパワーからASEカットフィルタ35によってASE成分を除去された信号光のみの光出力パワー(すなわち光出力レベル)をモニタする。駆動電圧値生成器34は、所望の駆動電圧値を生成することができる。
一例として、「出力レベル=10dBm」に対応するルックアップテーブル100aを生成する場合の手順について説明する。この場合、入力PD値取得部32において「入力PD値=0,1,2,...,4095」が順番に検出されるように、光信号生成器31が制御される。そして、各測定点において(すなわち、各入力PD値に対して)、光出力パワーモニタ33において検出される光出力レベルが「10dBm」となるように、駆動電圧値生成器34が制御される。これにより、各測定点(上述の例では、4096個の測定点)において、光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧との対応関係を表す測定データが収集される。
上述の測定は、各出力レベルに対して行われる。図4に示す例では、10dBm〜-10dBmの範囲で測定データが収集されている。この結果、ルックアップテーブル100a〜100nが生成される。
ところが、目標出力レベルは、ユーザ毎に異なる。このため、汎用的に使用可能なルックアップテーブルで様々なユーザの要求に答えるためには、予め多数のルックアップテーブルを用意しておく必要がある。このため、汎用的に使用可能なルックアップテーブルを作成する場合、上述の測定データを収集するために要する時間が長くなり、そのためのコストも高くなる。
この問題は、例えば、ルックアップテーブルを作成するための測定点を少なくし、指定された目標出力レベルに対応するデータを線形補間により計算することで解決され得る。例えば、図6に示す例では、2つの出力レベル(10dBm、-10dBm)に対して、光入力パワーと半導体光増幅器13の駆動電圧との対応関係を表す測定データが収集されている。すなわち、2つの測定データテーブル41、42が生成される。なお、図6において、斜線領域は、測定が行われていないことを表している。
測定データテーブル41、42は、図4に示すルックアップテーブル100a〜100nと比較すると、測定が行われた入力PD値(或いは、光入力パワー)の間隔が広い。図4に示す例では、上述したように「入力PD値=0,1,2,...,4095」に対してそれぞれ対応する駆動電圧値が測定されている。これに対して、図6に示す例では「入力PD値=0,100,200,...,4000,4095」に対してそれぞれ対応する駆動電圧値が測定されている。
図7は、図6に示す測定データテーブル41、42を利用して、所望の目標出力レベルに対応するルックアップテーブルを生成する方法を説明する図である。図7において、●印は、図6に示す測定データテーブル41、42に格納されている測定データを表す。測定データは、入力PD値および駆動電圧値のペアで表される。入力PD値は、受光器14により検出される光入力パワーを表す。駆動電圧値は、半導体光増幅器13に印加すべき駆動電圧を表す。e1〜e8は、「出力レベル=10dBm」を得るための入力PD値と駆動電圧値との対応関係を表す。f1〜f8は、「出力レベル=-10dBm」を得るための入力PD値と駆動電圧値との対応関係を表す。なお、測定データe1〜e8、f1〜f8は、それぞれ図6に示す測定データテーブル41、42に格納されている。
指定された目標出力レベルに対応するルックアップテーブルを生成するときは、まず、出力レベル毎に、入力PD値方向において線形補間が行われる。すなわち、「出力レベル=10dBm」に対して得られている測定データe1〜e8において、互いに隣接する測定データ間で線形補間が行われる。例えば、測定データe3、e4に対して線形補間を行うことにより、測定データe3、e4間の補間データが計算される。このとき、測定データe3、e4間に複数の補間データが計算される。例えば、図6に示す測定データテーブル41から、図4に示すルックアップテーブル100aと同等な入力PD値間隔のテーブルを得るためには、測定データe3、e4間に99個の補間データが計算される。
この線形補間により、「出力レベル=10dBm」に対して、十分に細かい光入力パワー間隔で、入力PD値と駆動電圧値との対応関係が得られる。同様の演算により、「出力レベル=-10dBm」に対しても、十分に細かい光入力パワー間隔で、入力PD値と駆動電圧値との対応関係が得られる。
続いて、駆動電圧方向において線形補間が行われる。例えば、測定データe4、f4に基づいて線形補間を行うことにより、補間データd4が計算される。補間計算における内分比は、目標出力レベルに基づいて決まる。例えば、「目標出力レベル=9dBm」が与えられたときは、e4、f4の駆動電圧値を1:19で内分することによって、d4の駆動電圧値が算出される。また、「目標出力レベル=8dBm」が与えられたときは、e4、f4の駆動電圧値を2:18で内分することによって、d4の駆動電圧値が算出される。
すべての入力PD値に対して駆動電圧方向の線形補間をそれぞれ行えば、目標出力レベルを得るための入力PD値−駆動電圧値曲線Dが導出される。ここで、この曲線Dは、ある一定の出力レベル(すなわち、目標出力レベル)を得るための入力PD値と駆動電圧値との関係を表すので、「出力レベル一定曲線」と呼ぶことがある。すなわち、図7に示す曲線Dは、目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線である。そして、目標出力レベルに対応するルックアップテーブルは、この曲線Dを表す補間データを所定の形式でメモリ領域に記録することで生成される。なお、補間によってルックアップテーブルを展開する方法については、例えば、特開2012−70353に記載されている。
上述のように、測定データ(図7では、e1〜e8、f1〜f8)に対して補間を行うことで目標出力レベルに対応するルックアップテーブルを生成する場合、図4に示す構成と比較して、測定回数が大幅に削減される。よって、ルックアップテーブルに格納するデータを測定のために要する時間が短縮され、そのためのコストも低くなる。
ところが、光出力レベル制御装置10において使用される素子の定格等によっては、すべての領域で上述の補間を行うことができない場合がある。以下、この問題について図8を参照しながら説明する。
半導体光増幅器13の利得は、駆動回路21により印加される駆動電圧で制御される。しかし、半導体光増幅器13は、駆動電圧について最大定格を有する。すなわち、光出力レベル制御装置10は、半導体光増幅器13の駆動電圧をその最大定格よりも大きく制御することは出来ない。
図8に示す例では、図7に示す測定データe1〜e8、f1〜f8のうち、e1〜e4の駆動電圧値が、半導体光増幅器13の駆動電圧の最大定格を超えている。よって、この場合、測定系は、図7に示す測定データe1〜e4を得ることが出来ない。
ここで、目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線(図8では、曲線D)は、「出力レベル=10dBm」の測定データおよび「出力レベル=-10dBm」の測定データから線形補間によって計算される。ところが、図8に示す例では、測定データe1〜e4が得られていない。このため、入力PD値がe5よりも小さい領域では、線形補間により目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線を生成できない。すなわち、駆動電圧値が半導体光増幅器13の最大定格以下であり、且つ、入力PD値がe5よりも小さい領域(即ち、図8に示す領域G)においては、線形補間によって目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線を生成することはできない。なお、駆動電圧値が半導体光増幅器13の最大定格を超える領域では、目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線を生成する必要はない。
図8に示すケースでは、入力PD値がe5よりも小さい領域において、目標出力レベルに対して擬似的な出力レベル一定曲線を生成することは可能である。例えば、半導体光増幅器13の最大定格値および「出力レベル=-10dBm」の測定データを利用した線形補間によって擬似的な出力レベル一定曲線を得ることは可能である。しかしながら、このようにして生成される擬似的な出力レベル一定曲線は、正規の出力レベル一定曲線に対して大きな誤差を含む。このため、このような擬似的な出力レベル一定曲線に基づいて出力レベルの制御が行われると、光出力レベル制御装置10の光出力レベルが不安定になってしまう。
これに加えて、受光器14は、光入力パワーを適切に検出することができる範囲を有する。例えば、光入力パワーが非常に小さいときは、雑音等により、受光器14の検出感度が低下する。また、光入力パワーが非常に大きいときは、受光器14は、その光パワーを精度よく検出できない。以下では、受光器14が検出可能な最小光パワーに対応する入力PD値を「最小入力PD値」と呼ぶことがある。また、受光器14が検出可能な最大光パワー(又は、最大定格)に対応する入力PD値を「最大入力PD値」と呼ぶことがある。
図8に示す例では、測定データf2の入力PD値が最小入力PD値に相当する。また、測定データe8、f8の入力PD値が最大入力PD値に相当する。ここで、上述の理由により、光入力パワーを表す入力PD値が最小入力PD値よりも低い領域、および光入力パワーを表す入力PD値が最大入力PD値よりも大きい領域では、入力PD値と駆動電圧値との対応関係の測定は行われない。したがって、図8に示す例では、f1は、測定されない。
このように、背景技術においては、ルックアップテーブルを作成するための測定の作業量を削減しようとすると、光出力レベル制御装置10の光出力レベルが不安定になるおそれがある。本発明の実施形態に係る構成および方法によれば、この問題が解決または緩和される。
<実施形態に係る構成および方法>
実施形態の光出力レベル制御装置10は、上述したように、たとえば、図1に示す光伝送装置1のマルチプレクサ(MUX)2の出力側に設けられて使用される。また、光出力レベル制御装置10は、図2に示すように、光カプラ11、遅延線12、半導体光増幅器(SOA)13、受光器(PD)14、A/D変換器15、測定データ格納部16、テーブル生成部17、ルックアップテーブル18、検索部19、D/A変換器20、駆動回路21を有する。
測定データ格納部16は、第1の曲線および第2の曲線を表すデータを格納する。第1の曲線は、第1の光出力レベルを得るための入力PD値と駆動電圧値との関係を表す。第2の曲線は、第2の光出力レベルを得るための入力PD値と駆動電圧値との関係を表す。
この実施例では、第1の曲線は、「出力レベル=10dBm」を得るための入力PD値と駆動電圧値との関係を表す出力レベル一定曲線である。また、第2の曲線は、「出力レベル=-10dBm」を得るための入力PD値と駆動電圧値との関係を表す出力レベル一定曲線である。なお、測定データ格納部16は、複数の出力レベル一定曲線の端点についての測定データも格納する。
図9は、測定データ格納部16に格納される測定データを説明する図である。横軸は、受光器14によって検出される入力PD値を表す。なお、入力PD値は、光入力パワーを表すデジタルデータである。縦軸は、半導体光増幅器13の利得を制御するための駆動電圧値を表す。「駆動電圧値」は、半導体光増幅器13に印加すべき電圧を指示するための制御データである。以下の説明では、横軸および縦軸がそれぞれ入力PD値および駆動電圧値を表す座標系を、「入力PD値−駆動電圧値座標系」と呼ぶことがある。
なお、この実施例では、半導体光増幅器13の駆動電圧の最大定格は、駆動電圧値に換算すると「8191」である。また、受光器14の検出範囲に対応する最小入力PD値および最大入力PD値は、それぞれ「500」および「4095」である。すなわち、この実施例では、光出力レベル制御装置10は、以下の範囲内で動作する。
駆動電圧値≦8191
500≦入力PD値≦4095
したがって、以下の説明では、入力PD値−駆動電圧値座標系において、「駆動電圧値=8191」を表す直線、「入力PD値=500」を表す直線、「入力PD値=4095」を表す直線を、「エッジ」と呼ぶことがある。
図9に示す出力レベル一定曲線Eは、「出力レベル=10dBm」を得るための入力PD値と駆動電圧値との対応関係を表す。点E1および点E2は、出力レベル一定曲線Eの端点である。この出力レベル一定曲線Eは、例えば、図5に示す測定系において、入力PD値を掃引しながら「出力レベル=10dBm」が得られる入力PD値と駆動電圧値とのペアを検出し、検出した各ペアを表す点を図9に示す入力PD値−駆動電圧値座標系にプロットすることで得られる。なお、出力レベル一定曲線Eは、上述した第1の曲線に相当する。
図10(a)は、出力レベル一定曲線Eに対応する測定データの一例を示す。この例では、入力PD値=1500、2000、2500、...に対して対応する駆動電圧値が測定されて格納されている。なお、入力PD値が1500よりも小さい領域では、駆動電圧値が半導体光増幅器13の最大定格を超えてしまうので、測定が行われていない。
図9に示す出力レベル一定曲線Fは、「出力レベル=-10dBm」を得るための入力PD値と駆動電圧値との対応関係を表す。点F1および点F2は、出力レベル一定曲線Fの端点である。出力レベル一定曲線Fは、例えば、図5に示す測定系において、入力PD値を掃引しながら「出力レベル=-10dBm」が得られる入力PD値と駆動電圧値とのペアを検出し、検出した各ペアを表す点を図9に示す入力PD値−駆動電圧値座標系にプロットすることで得られる。なお、出力レベル一定曲線Fは、上述した第2の曲線に相当する。
図10(b)は、出力レベル一定曲線Fに対応する測定データの一例を示す。この例では、入力PD値=500、1000、1500、...に対して対応する駆動電圧値が測定されて格納されている。
また、図9に示す端点H1(8dBm)および端点H2(8dBm)は、「出力レベル=8dBm」が得られる入力PD値と駆動電圧値との組合せを表す出力レベル一定曲線と「エッジ」との交点である。すなわち、端点H1(8dBm)は、「出力レベル=8dBm」に対応する出力レベル一定曲線と「駆動電圧値=8191」との交点である。端点H2(8dBm)は、「出力レベル=8dBm」に対応する出力レベル一定曲線と「入力PD値=4059」との交点である。
端点H1(6dBm)および端点H2(6dBm)は、「出力レベル=6dBm」が得られる入力PD値と駆動電圧値との組合せを表す出力レベル一定曲線と「エッジ」との交点である。すなわち、端点H1(6dBm)は、「出力レベル=6dBm」に対応する出力レベル一定曲線と「駆動電圧値=8191」との交点である。端点H2(6dBm)は、「出力レベル=6dBm」に対応する出力レベル一定曲線と「入力PD値=4059」との交点である。
端点H1(4dBm)および端点H2(4dBm)は、「出力レベル=4dBm」が得られる入力PD値と駆動電圧値との組合せを表す出力レベル一定曲線と「エッジ」との交点である。すなわち、端点H1(4dBm)は、「出力レベル=4dBm」に対応する出力レベル一定曲線と「入力PD値=500」との交点である。端点H2(4dBm)は、「出力レベル=4dBm」に対応する出力レベル一定曲線と「入力PD値=4059」との交点である。
同様に、「10dBm」と「-10dBm」との間の複数の出力レベルに対応する出力レベル一定曲線と「エッジ」との交点H1、H2がそれぞれ検出される。ここで、光出力レベル制御装置10は、「エッジ」により囲まれた領域の内側で動作する。よって、出力レベル一定曲線は、実質的には「エッジ」により囲まれた領域内で形成される。したがって、出力レベル一定曲線と「エッジ」との交点は、出力レベル一定曲線の端点である。
なお、各端点を表すデータは、図5に示す測定系において測定される。例えば、図9に示す端点H1(8dBm)、H1(6dBm)は、それぞれ、駆動電圧値を「8191」に保持した状態で光出力レベルが「8dBm」「6dBm」となる入力PD値を測定することにより得られる。また、端点H1(4dBm)、H1(2dBm)は、それぞれ、入力PD値を「500」に保持した状態で光出力レベルが「4dBm」「2dBm」となる駆動電圧値を測定することにより得られる。更に、端点H2(8dBm)、H2(6dBm)、...は、それぞれ、入力PD値を「4095」に保持した状態で光出力レベルが「8dBm」「6dBm」...となる駆動電圧値を測定することにより得られる。
図11は、出力レベル一定曲線の端点を表す測定データの一例を示す。この測定データも、測定データ格納部16に格納される。端点の測定データは、上述のように、図5に示す測定系において測定される。「左上端点の座標」は、この実施例では「駆動電圧値=8191」または「入力PD値=500」を表すエッジ上の測定データを表す。「右下端点の座標」は、この実施例では「入力PD値=4095」を表すエッジ上の測定データを表す。なお、図11に示す例では、出力レベル一定曲線E、Fの端点の測定データも格納されている。
次に、測定データ格納部16に格納されている測定データに基づいて、目標出力レベルに対応するルックアップテーブル18を生成する方法を説明する。ルックアップテーブル18は、テーブル生成部17によって生成される。ここで、テーブル生成部17は、以下の3つの工程を実行してルックアップテーブル18を生成する
(1)正規化
(2)補間
(3)目標曲線の生成
以下、各工程について説明する。
(1)正規化
テーブル生成部17は、出力レベル一定曲線E、Fをそれぞれ正規化する。正規化は、図2に示す正規化部17aにより実行される。この実施例では、図11および図12に示すように、出力レベル一定曲線Eの一方の端点J1の座標は(1500,8191)であり、他方の端点J4の座標は(4095,5800)である。また、出力レベル一定曲線Fの一方の端点K1の座標は(500,5900)であり、他方の端点K4の座標は(4095,4100)である。なお、図12では、入力PD値−駆動電圧値座標系において出力レベル一定曲線E、Fが表されている。
出力レベル一定曲線E、Fの「正規化」は、例えば、2つの出力レベル一定曲線E、Fの入力PD値の範囲が互いに一致し、且つ、2つの出力レベル一定曲線E、Fの駆動電圧値の範囲が互いに一致するように、出力レベル一定曲線E、Fの少なくとも一方を補正することにより実現される。
図13は、出力レベル一定曲線の正規化について説明する図である。この実施例では、出力レベル一定曲線E、Fの双方が補正される。
図13(a)に示す矩形J1〜J4は、出力レベル一定曲線Eの2つの端点J1、J4により定義される。ここで、端点J1、J4の座標は(1500,8191)(4095,5800)である。したがって、J1〜J4の座標は、図13(a)に示す通りである。
図13(b)に示す矩形K1〜K4は、出力レベル一定曲線Fの2つの端点K1、K4により定義される。ここで、端点K1、K4の座標は(500,5900)(4095,4100)である。したがって、K1〜K4の座標は、図13(b)に示す通りである。
テーブル生成部17は、矩形J1〜J4が共通矩形L1〜L4にマッピングされるように出力レベル一定曲線Eを補正し、また、矩形K1〜K4が共通矩形L1〜L4にマッピングされるように出力レベル一定曲線Fを補正する。共通矩形L1〜L4の各頂点の座標は(0,5000)(5000,5000)(0,0)(5000,0)である。なお、図13に示す実施例では、共通矩形L1〜L4は正方形であるが、共通矩形L1〜L4は正方形でなくてもよい。
矩形J1〜J4から共通矩形L1〜L4へのマッピングは、平行移動およびスカラー演算により実現される。すなわち、J3がL3へ移動するように、矩形J1〜J4(すなわち、出力レベル一定曲線E)に対して平行移動が行われる。また、入力PD値方向において、J3、J4間の長さがL3、L4間の長さに一致するように、矩形J1〜J4に対してスカラー演算が実行される。さらに、駆動電圧値方向において、J1、J3間の長さがL1、L3間の長さに一致するように、矩形J1〜J4に対してスカラー演算が実行される。
一例として、出力レベル一定曲線Eを形成する測定点E3(2500,6600)についての計算を示す。なお、測定点のX座標およびY座標は、それぞれ入力PD値および駆動電圧値を表す。
測定点E3に対して平行移動が行われる。ここで、J3の座標は(1500,5800)であり、L3の座標は(0,0)である。よって、測定点E3は、下記の平行移動により点Mに移動する。
M=(2500,6600)−(1500,5800)=(1000,800)
続いて、入力PD値方向において、点MのX座標に対して下記のスカラー演算が行われる。また、駆動電圧値方向において、点MのY座標に対して下記のスカラー演算が行われる。この結果、測定点E3は、E3’にマッピングされる。
E3’のX座標=1000×{5000/(4095-1500)}=1927
E3’のY座標=800×{5000/(8191-5800)}=1673
上記演算により、出力レベル一定曲線Eを形成する測定点E3は、図13(a)に示すE3’にマッピングされる。したがって、出力レベル一定曲線Eを形成する各測定点に対して同様の演算を実行すれば、図13(a)に示す曲線E’が得られる。なお、以下の説明では、出力レベル一定曲線Eに対して上述のマッピングを行うことにより得られる曲線E’を正規化曲線E’と呼ぶことがある。
矩形K1〜K4から共通矩形L1〜L4へのマッピングは、矩形J1〜J4から共通矩形L1〜L4へのマッピングとほぼ同じである。一例として、出力レベル一定曲線Fを形成する測定点F3(1500,4350)についての計算を示す。
K3の座標は(500,4100)である。よって、測定点F3は、下記の平行移動により点Nに移動する。
N=(1500,4350)−(500,4100)=(1000,250)
つづいて、入力PD値方向および駆動電圧値方向のそれぞれにおいて、点Nの座標に対して下記のスカラー演算が行われる。この結果、測定点F3は、F3’にマッピングされる。
F3’のX座標=1000×{5000/(4095-500)}=1391
F3’のY座標=250×{5000/(5900-4100)}=694
上記演算により、出力レベル一定曲線Fを形成する測定点F3は、図13(b)に示すF3’にマッピングされる。したがって、出力レベル一定曲線Fを形成する各測定点に対して同様の演算を実行すれば、図13(b)に示す曲線F’が得られる。なお、以下の説明では、出力レベル一定曲線Fに対して上述のマッピングにより得られる曲線F’を正規化曲線F’と呼ぶことがある。
このように、テーブル生成部17は、出力レベル一定曲線E、Fの入力PD値の範囲が互いに一致し、且つ、出力レベル一定曲線E、Fの駆動電圧値の範囲が互いに一致するように、出力レベル一定曲線E、Fを正規化する。この結果、正規化曲線E’および正規化曲線F’が生成される。
なお、上述の実施例では、出力レベル一定曲線E、Fの双方が補正されているが、本発明はこの方法に限定されるものではない。すなわち、テーブル生成部17は、出力レベル一定曲線E、Fの一方のみを補正するようにしてもよい。この場合、テーブル生成部17は、矩形J1〜J4が矩形K1〜K4へマッピングされるように、出力レベル一定曲線Eを補正する。或いは、テーブル生成部17は、矩形K1〜K4が矩形J1〜J4へマッピングされるように、出力レベル一定曲線Fを補正してもよい。
(2)補間
テーブル生成部17は、正規化曲線E’、F’(すなわち、正規化された出力レベル一定曲線E、F)に基づく補間により、目標出力レベルに対応する補間曲線を生成する。補間演算は、図2に示す補間部17bにより実行される。目標出力レベルは、例えば、ユーザによって指定される。
図14は、補間演算について説明する図である。補間演算は、図14に示すように、Y方向(すなわち、駆動電圧値方向)において行われる。例えば、E4’、F4’に対して線形補間を行うことによりD4’の座標が計算される。ここで、E4’、F4’、D4’のX座標は、互いに同じである。また、補間演算における内分比は、出力レベル一定曲線E、Fの出力レベル、および目標出力レベルに基づいて決まる。この実施例では、出力レベル一定曲線E、Fの出力レベルは、それぞれ「10dBm」「-10dBm」である。よって、例えば「目標出力レベル=9dBm」が与えられたときは、E4’、F4’のY座標を1:19で内分することにより、D4’のY座標が得られる。「目標出力レベル=7dBm」が与えられたときは、E4’、F4’のY座標を3:17で内分することにより、D4’のY座標が算出される。
上述の補間演算は、正規化された入力PD値の全範囲(すなわち、0〜5000)渡って行われる。この結果、目標出力レベルに対応する補間曲線が生成される。図14に示す例では、補間曲線D’が生成されている。
なお、テーブル生成部17は、補間曲線を生成するための補間演算の前に、各正規化曲線E’、F’において、入力PD値方向の線形補間により、各曲線を構成する点の数を増やしておくことが好ましい。この場合、正規化曲線E’を構成する点のX座標、および正規化曲線F’を構成する点のX座標が、互いに同じであることが好ましい。
(3)目標曲線の生成
テーブル生成部17は、正規化曲線E’、F’に基づく補間によって得られた補間曲線D’を逆正規化して目標出力レベルに対応する目標曲線を生成する。なお、逆正規化は、図2に示す目標曲線生成部17cにより実行される。また、逆正規化は、図13に示すマッピングに対応する逆マッピングにより実現される。
図15〜図16を参照しながら、補間曲線D’を逆正規化して目標出力レベルに対応する目標曲線を生成する処理を説明する。ここでは、指定された目標出力レベルが7dBmであるものとする。
テーブル生成部17は、まず、図16に示す補間曲線D’の2つの端点に対して逆マッピングを行う。このとき、テーブル生成部17は、図11(または、図9)に示す測定データを利用して、「出力レベル=7dBm」に対応する出力レベル一定曲線の端点の座標を計算する。
「出力レベル=7dBm」に対応する出力レベル一定曲線を生成する際に、テーブル生成部17は、「出力レベル=7dBm」に近い1組の出力レベルの測定データを参照する。このとき、7dBmよりも大きい出力レベルに対応する測定データ、及び7dBmよりも小さい出力レベルに対応する測定データが参照される。例えば、図11に示す測定データを利用する場合は、「出力レベル=8dBm」および「出力レベル=6dBm」に対応する測定データが参照される。
入力PD値−駆動電圧値座標の左上側領域においては、「出力レベル=8dBm」に対応する端点H1(8dBm)の座標が(1100,8191)であり、「出力レベル=6dBm」に対応する端点H1(6dBm)の座標が(700,8191)である。よって、これら2つの座標に基づく線形補間により、図15に示すように、「出力レベル=7dBm」に対応する出力レベル一定曲線の一方の端点P1の座標(900,8191)が算出される。
入力PD値−駆動電圧値座標の右下側領域においては、「出力レベル=8dBm」に対応する端点H2(8dBm)の座標が(4095,5600)であり、「出力レベル=6dBm」に対応する端点H2(6dBm)の座標が(4095,5200)である。よって、これら2つの座標に基づく線形補間により、図15に示すように、「出力レベル=7dBm」に対応する出力レベル一定曲線の他方の端点P4の座標(4095,5400)が算出される。
続いて、テーブル生成部17は、図16に示すように、共通矩形L1〜L4が矩形P1〜P4に逆マッピングされるように、補間曲線D’を補正する。ここで、矩形P1〜P4は、「出力レベル=7dBm」に対応する出力レベル一定曲線の2つの端点P1、P4により定義される。すなわち、矩形P1〜P4の各頂点の座標は、図16に示す通りである。
共通矩形L1〜L4から矩形P1〜P4への逆マッピングは、スカラー演算および平行移動によって実現される。すなわち、入力PD値方向において、L3、L4間の長さがP3、P4間の長さに一致するように、共通矩形L1〜L4(すなわち、補間曲線D’)に対してスカラー演算が実行される。また、駆動電圧値方向において、L1、L3間の長さがP1、P3間の長さに一致するように、共通矩形L1〜L4に対してスカラー演算が実行される。さらに、L3がP3へ移動するように、共通矩形L1〜L4に対して平行移動が行われる。一例として、補間曲線D’上の点データD5’(1500,1600)についての計算を示す。
テーブル生成部17は、まず、データ点D5’のX座標およびY座標に対して下記のスカラー演算を行う。この結果、D5’は、下記の座標にマッピングされる。
X座標=1500×{(4095-900)/5000}=959
Y座標=1600×{(8191-5400)/5000}=893
続いて、テーブル生成部17は、下記の平行移動演算を実行する。(900,5400)は、P3の座標である。この結果、D5’は、図16に示すように、D5に逆マッピングされる。
D5=(959,893)+(900,5400)=(1859,6293)
テーブル生成部17は、補間曲線D’を形成する各データ点に対して上述の演算を実行する。これにより、目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線(目標曲線)Dが生成される。そして、テーブル生成部17は、このようにして生成した出力レベル一定曲線Dを表すデータ(すなわち、入力PD値と駆動電圧値の組合せ)を、ルックアップテーブル18に格納する。
このように、実施形態の光出力レベル制御装置10においては、テーブル生成部17が目標出力レベルに対応するルックアップテーブル18を生成する。検索部19は、ルックアップテーブル18を参照して、光入力パワーを表す入力PD値に対応する駆動電圧値を出力する。そして、駆動回路21は、検索部19により検索された駆動電圧値に対応する駆動電圧で半導体光増幅器13の利得を制御する。したがって、光入力パワー変動しても、半導体光増幅器13から出力される光信号のパワーは、目標出力レベルに制御される。
上述のように、テーブル生成部17は、2つの出力レベル一定曲線E、Fをそれぞれ正規化する。この正規化により、図13〜図14に示す正規化曲線E’およびF’が生成される。ここで、正規化曲線E’の端点の座標および正規化曲線F’端点の座標は、互いに一致している。また、正規化曲線E’およびF’の形状は、互いに類似している。このため、目標出力レベルが与えられたとき、正規化曲線E’およびF’に基づく補間により得られる補間曲線D’は、目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線を精度良く表す。したがって、補間曲線D’に基づいて目標出力レベルに対応するルックアップテーブルを生成すれば、光出力レベル制御装置10は、出力光信号のパワーを精度よく目標レベルに制御することができる。
また、実施形態の正規化を行うことなく、2つの出力レベルについての測定データから補間により所望の出力レベル一定曲線を生成する場合は、生成される出力レベル一定曲線の誤差が大きくなることがある。例えば、2つの出力レベルの差分が大きいとき(図6〜図7に示す例では、差分は20dB)は、生成される出力レベル一定曲線の誤差が大きくなる。これに対して、実施形態の方法では、正規化された2つの出力レベル一定曲線から補間によって目標出力レベルに対応する出力レベル一定曲線が生成される。ここで、正規化された2つの出力レベル一定曲線の形状は、互いに類似している。よって、生成される出力レベル一定曲線の誤差は小さい。すなわち、実施形態の方法によれば、少ない測定データから精度のよいルックアップテーブルを生成できる。したがって、目標出力レベルに対応するルックアップテーブルを生成するために必要な測定データを収集する労力が削減される。
<他の実施形態>
図2に示す構成では、光出力レベル制御装置10は、測定データ格納部16およびテーブル生成部17を含むが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、光出力レベル制御装置10は、測定データ格納部16を含まなくてもよい。この場合、図10および図11に示す測定データが光出力レベル制御装置10に与えられる。そうすると、テーブル生成部17は、光出力レベル制御装置10の外部から与えられる測定データに基づいて、目標出力レベルに対応するルックアップテーブル18を作成する。また、光出力レベル制御装置10は、測定データ格納部16およびテーブル生成部17を含まなくてもよい。この場合、光出力レベル制御装置10の外部で作成されたルックアップテーブル18が光出力レベル制御装置10に設定される。
上述の実施例では、測定テータ格納部16には、2つの出力レベルに対応する出力レベル一定曲線を表すデータが格納されているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、測定テータ格納部16は、3つの出力レベルに対応する出力レベル一定曲線を表すデータを格納していてもよい。この場合、テーブル生成部17は、目標出力レベルに近接する2つの出力レベルに対応する出力レベル一定曲線に基づいてルックアップテーブル18を作成することができる。
なお、光出力レベル制御装置10の入力側に光増幅器がある場合、光出力レベル制御装置10に入力される光信号にASEが付加されてしまう。ただし、この場合でも、光増幅器と図2の光カプラ11の入力側の間、もしくは光カプラ11の出力と受光器(PD)14との間にASEカットフィルタ35を挿入することで、受光器(PD)14は、入力光信号のみを受光することができ、A/D変換器15は、入力光信号のみのパワーを読み取ることができる。したがって、光出力レベル制御装置10は、光出力レベルを一定に保つことができる。この実施例では、図1の光伝送装置1の光増幅器3の出力側に光出力レベル制御装置10を設置しても、光出力レベル制御装置10は光出力レベルを一定に保つことができる。この場合、光出力レベル制御装置10は、必ずしも光伝送装置1の中に設置される必要はなく、光増幅器3と、図1には表示されていない光受信機の間の任意の位置に設置すれば良い。
1 光伝送装置
10 光出力レベル制御装置
13 半導体光増幅器(SOA)
14 受光器(PD)
16 測定データ格納部
17 テーブル生成部
17a 正規化部
17b 補間部
17c 目標曲線生成部
18 ルックアップテーブル
19 検索部
21 駆動回路

Claims (6)

  1. 入力光信号の光パワーを検出する検出器と、
    前記入力光信号を増幅する光増幅器と、
    第1の出力レベルを得るための光入力パワーと前記光増幅器の駆動電圧との関係を表す第1の曲線を形成するデータ、および第2の出力レベルを得るための光入力パワーと前記駆動電圧との関係を表す第2の曲線を形成するデータを格納する格納部と、
    前記第1および第2の曲線の光入力パワーの範囲が互いに一致し、且つ、前記第1および第2の曲線の駆動電圧の範囲が互いに一致するように、前記第1または第2の曲線の少なくとも一方を補正し、少なくとも一方が補正された前記第1および第2の曲線に基づく補間により、目標出力レベルを得るための光入力パワーと光増幅器の駆動電圧との関係を表す目標曲線を生成する生成部と、
    前記目標曲線に基づいて、前記検出器により検出される光パワーに対応する駆動電圧を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された駆動電圧で前記光増幅器を駆動する駆動回路と、
    を有する光出力レベル制御装置。
  2. 前記生成部によって生成された目標曲線を形成するデータを格納する目標データ格納部をさらに有し、
    前記決定部は、前記検出器により検出される光パワーで前記目標データ格納部を検索することにより、前記検出器により検出される光パワーに対応する駆動電圧を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光出力レベル制御装置。
  3. 前記生成部は、
    前記第1および第2の曲線を正規化する正規化部と、
    前記正規化部によって正規化された前記第1および第2の曲線から補間により第3の曲線を生成する補間部と、
    前記補間部によって生成された第3の曲線を逆正規化して前記目標曲線を生成する目標曲線生成部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光出力レベル制御装置。
  4. 前記補間部は、前記第1の出力レベル、前記第2の出力レベル、および前記目標出力レベルに基づいて決まる比率で、前記第1および第2の曲線から補間により前記第3の曲線を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光出力レベル制御装置。
  5. 前記格納部は、前記第1の出力レベルと前記第2の出力レベルとの間の中間出力レベルを得るための光入力パワーと前記光増幅器の駆動電圧との関係を表す中間曲線の端点を表すデータをさらに格納し、
    前記中間曲線の端点は、前記光増幅器の駆動電圧の上限値を表す直線、前記検出器が検出可能な光パワーの最小値を表す直線、または前記検出器が検出可能な光パワーの最大値を表す直線のいずれかの線上に配置されており、
    前記目標曲線生成部は、前記格納部に格納されている中間曲線の端点を表すデータを利用して、前記第3の曲線から前記目標曲線を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の光出力レベル制御装置。
  6. 入力光信号の光パワーを検出する検出器、前記入力光信号を増幅する光増幅器、および前記検出器により検出される光パワーに対応する駆動電圧で前記光増幅器を駆動する駆動回路を有する光出力レベル制御装置において使用されるルックアップテーブルを生成する方法であって、
    第1の出力レベルを得るための光入力パワーと前記光増幅器の駆動電圧との関係を表す第1の曲線、および第2の出力レベルを得るための光入力パワーと前記駆動電圧との関係を表す第2の曲線の光入力パワーの範囲が互いに一致し、且つ、前記第1および第2の曲線の駆動電圧の範囲が互いに一致するように、前記第1または第2の曲線の少なくとも一方を補正し、
    少なくとも一方が補正された前記第1および第2の曲線に基づく補間によって、目標出力レベルを得るための光入力パワーと光増幅器の駆動電圧との関係を表す目標曲線を生成し、
    光入力パワーから前記光増幅器の駆動電圧を検索可能なように、前記目標曲線を表すデータを記憶領域に格納する
    ことを特徴とするルックアップテーブル生成方法。
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