JP5906136B2 - 電子部品用ケース及び電子部品装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子部品用ケース及び電子部品装置に関する。
従来、下部ケースの上に上部ケースが固定されたケースの内部に電子部品が収容された電子部品装置がある。そのような電子部品装置の一例では、図1(a)に示すように、上部ケース100の側壁部120に係合孔140が設けられている。
また、図1(b)に示すように、下部ケース200の側壁部220に係合突起240が設けられている。そして、上部ケース100が下部ケース200に外嵌されて、係合突起240が係合孔140に係合されることによって、下部ケース200及び上部ケース100が固定される。
特開2010−258042号公報
従来の電子部品装置では、それが落下したり、外部から衝撃を受ける場合に、下部ケース200の係合突起240が上部ケース100の係合孔140から外れてしまう場合が想定される。また、使用者などが下部ケース200の係合突起240を上部ケース100の係合孔140から意図的に外してケースを開けることも可能である。
さらには、下部ケース200の係合突起240がケースの側面から露出する構造となるため、見た目がいいとは言えず、デザイン性を向上させる余地がある。
上部ケースと下部ケースとが信頼性よく固定される電子部品用ケース及びそれを用いた電子部品装置を提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、周縁に側壁部を備えた上部ケース本体部と、前記上部ケース本体部の側壁部の下部に繋がる付け根部と、前記付け根部から前記側壁部に沿った方向に延びるばね板部とを含む引掛部材とを備えた上部ケースと、周縁に側壁部を備えた下部ケース本体部と、前記下部ケース本体部の側壁部の内側に形成され、前記上部ケースの前記ばね板部が係合する受け部材とを備えた下部ケースとを有し、前記上部ケースの前記ばね板部は、端側になるにつれて高さが低くなる傾斜上面を備え、前記下部ケースの前記受け部材は、前記ばね板部の傾斜上面に対応する部分に、前記傾斜上面と逆方向に傾斜する傾斜下面を備え、前記ばね板部の前記傾斜上面の一部を前記受け部材の前記傾斜下面に引掛けて固定する電子部品用ケースが提供される。
以下の開示によれば、電子部品用ケースでは、上部ケースの側壁部の下にばね板部を備えた引掛部材が形成されており、下部ケースの側壁部の内側にばね板部に対応する受け部材が形成されている。上部ケースのばね板部は端側になるにつれて高さが低くなる傾斜上面を備え、下部ケースの受け部材は傾斜上面と逆方向に傾斜する傾斜下面を備える。
上部ケースを下部ケースに押し込むと、上部ケースの引掛部材のばね板部の傾斜上面の一部が、下部ケースの受け部材の傾斜下面に引掛って固定される。これにより、上部ケースと下部ケースとを信頼性よく強固に固定することができる。
また、上部ケースの引掛部材はケースの内部に収容されるので、使用者などが上部ケースを下部ケースから意図的に外すことは困難になる。さらに、上部ケースの引掛部材及び下部ケースの受け部材は、外部から見えないため、電子部品用ケースの見た目がよくなり、デザイン性を向上させることができる。
図1は従来技術の電子部品装置の下部ケースと上部ケースとの固定方法を示す斜視図である。 図2は実施形態の電子部品用ケースを示す分解斜視図である。 図3(a)及び(b)は実施形態の電子部品用ケースの上部ケースに形成された引掛部材を示す部分斜視図及び部分側面図である。 図4(a)及び(b)は図3(a)の引掛部材のばね板部が押圧されて開く様子を示す平面図である。 図5(a)及び(b)は実施形態の電子部品用ケースの下部ケースに形成された受け部材を示す斜視図及び側面図である。 図6(a)及び(b)は上部ケースの引掛部材を下部ケースの受け部材に係合させる様子を示す部分斜視図(その1)である。 図7(a)及び(b)は上部ケースの引掛部材を下部ケースの受け部材に係合させる様子を示す部分斜視図(その2)である。 図8は実施形態の電子部品装置を示す分解斜視図である。 図9は実施形態の電子部品用ケースに取外用治具が配置された様子を模式的に示す透視平面図である。
以下、実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
(実施形態)
図2は実施形態の電子部品用ケースを示す分解斜視図である。図2に示すように、実施形態の電子部品用ケース1は、電子部品を収納するためのものであり、四角形状の下部ケース10及び上部ケース20を備えている。
下部ケース10は、底板部12とその周縁から上側に突き出る側壁部14とを備えた下部ケース本体部16を有する。下部ケース10の一辺の側壁部14の中央部には、電子部品のコネクタを露出させるための開口部18が設けられている。
また、上部ケース20は、天板部22とその周縁から下側に突き出る側壁部24と備えた上部ケース本体部26を有する。上部ケース20の一辺の側壁部24の中央部には、電子部品のコネクタを露出させるための開口部28が設けられている。上部ケース20の側壁部24の開口部28は、下部ケース10の側壁部14の開口部18に対応する位置に配置される。
図3(a)の部分斜視図に示すように、図2の上部ケース20の側壁部24の下に複数の引掛部材30が形成されている。図3(a)では、図2のAで示す部分に配置された引掛部材30が描かれている。
引掛部材30は、側壁部24の下部に繋がる付け根部32と、付け根部32から一方の方向に延びる第1ばね板部34と、付け根部32から他方の方向に延びる第2ばね板部36とを備える。第1、第2ばね板部34,36は、付け根部32から側壁部24に沿って水平方向にそれぞれ延びている。
引掛部材30の第1ばね板部34は、その端側下部から屈曲部を介してケースの内側に突き出る突出部34aを有する。第1ばね板部34の屈曲部は、その下側外面が丸みを帯びた曲面34xとなっている。曲面34xはR面とも呼ばれる。
また、同様に、第2ばね板部36は、その端側下部から屈曲部を介して内側に突き出る突出部36aを有する。同様に、第2ばね板部36の屈曲部は、その下側外面が丸みを帯びた曲面36xとなっている。
図3(b)は図3(a)の引掛部材30を真横方向Cからみた部分側面図である。図3(b)を加えて参照すると、引掛部材30の第1ばね板部34の上面は、端側になるにつれて高さが低くなる第1傾斜上面S1となっている。つまり、第1ばね板部34の第1傾斜上面S1は、付け根部32から離れるにつれてその高さが低くなっている。
また同様に、引掛部材30の第2ばね板部36の上面は、端側になるにつれて高さが低くなる第2傾斜上面S2となっている。
図3(b)に示すように、引掛部材30の第1ばね板部34は付け根部32からケースの外側に曲がって配置されている。引掛部材30の第2ばね板部36も同様に、付け根部32からケースの外側に曲がって配置されている。
つまり、図4(a)に示すように、図3(a)及び(b)の引掛部材30を真上からみると、第1、第2ばね板部34,36は、付け根部32の両端からケースの外側に末広がり形状で形成されている。
そして、図4(b)に示すように、引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36は、ケースの内側に押圧されると付け根部32と共に平板状になるように開き、押圧を開放すると元の末広がり形状に戻る。
このように、上部ケース20の側壁部24の下に複数の引掛部材30が並んで形成されている。例えば、上部ケース20の一辺の側壁部24の下面に4〜5個の引掛部材30がそれぞれ配置される。
上部ケース20は、第1、第2ばね板部34,36を有する引掛部材30を備えることから、ばね性を有するステンレス鋼(SUS)又は銅合金などから形成される。銅合金としては、銅・ニッケル合金又は銅・クロム合金などがある。
引掛部材30を備えた上部ケース20は、金属薄板をプレス加工によって一体成型することにより製造される。銅合金は、ばね性を有する他に、高い熱伝導率を有するので、ケースに高い放熱性をもたせる場合に好適に使用できる。
図3(a)及び(b)の例では、上部ケース20の側壁部24の下面に引掛部材30の付け根部32が繋がっているが、側壁部24の内面に付け根部32が繋がっていてもよい。
次に、前述した上部ケース20の引掛部材30を引掛けて固定するための下部ケース10の受け部材について説明する。
図5(a)の部分斜視図に示すように、図2の下部ケース10の側壁部14の内側上部には、前述した上部ケース20の複数の引掛部材30に対応する位置に受け部材40がそれぞれ形成されている。図5(a)では、図2のBで示す部分に配置された受け部材40が描かれている。図5(b)は、図5(a)の受け部材40を真横方向Dからみた部分側面図である。
図5(a)及び(b)に示すように、下部ケース10の受け部材40は、上部ケース20の引掛部材30の第1ばね板部34に対応する第1受け部42と、同じく引掛部材30の第2ばね板部36に対応する第2受け部44とを備えている。
受け部材40の第1受け部42は、下部ケース10の側壁部14の上部からケースの内側に屈曲して下側に延びて形成されている。第1受け部42と側壁部14の間に間隔dが設けられている。
また、図5(a)及び(b)に示すように、第1受け部42の下面は、上部ケース20の引掛部材30の第1ばね板部34の第1傾斜上面S1と逆方向に傾斜する第1傾斜下面S1xとなっている。つまり、第1受け部42の第1傾斜下面S1xは、第2受け部44から離れるにつれてその高さが高くなるように傾斜している。
また同様に、図5(a)に示すように、受け部材40の第2受け部44は、下部ケース10の側壁部14の上部からケースの内側に屈曲して下側に延びて形成されている。図示されていないが、第1受け部42と同様に、第2受け部44と側壁部14の間に間隔dが設けられている。
また同様に、図5(a)に示すように、第2受け部44の下面は、上部ケース20の引掛部材30の第2ばね板部36の第2傾斜上面S2と逆方向に傾斜する第2傾斜下面S2xとなっている。つまり、第2受け部44の第2傾斜下面S2xは、第1受け部42から離れるにつれてその高さが高くなるように傾斜している。
下部ケース10の受け部材40の第1、第2傾斜下面S1x,S2xは、上部ケース20の引掛部材30の第1、第2傾斜上面S1,S2に対応する位置に配置されている。
下部ケース10においても、上部ケース20と同様に、ステンレス鋼(SUS)又は銅合金などの金属薄板がプレス加工されて製造される。
図5(a)及び(b)の例では、受け部材40が下部ケース10の側壁部14の上面から繋がって形成されているが、側壁部14の内面に繋がって形成されていてもよい。つまり、受け部材40は、下部ケース10の側壁部14の内側に配置されていればよい。
そして、図6(a)に示すように、上部ケース20の複数の引掛部材30が下部ケース10の受け部材40に対応するように、上部ケース20を下部ケース10の上に配置する。
さらに、図6(b)に示すように、上部ケース20を下部ケース10側に押圧すると、上部ケース20の引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36の各曲面34x,36xが、下部ケース10の受け部材40の第1、第2受け部42,44の各側面42x,44xにそれぞれ当接する。
このとき、引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36は下部に曲面34x,36xをそれぞれ備えている。これにより、上部ケース20のばね性の引掛部材30をスムーズに下部ケース10の受け部材40の各側面42x,44xに沿って下側に押し込むことができる。
さらに、図7(a)に示すように、上部ケース20を下側に押し込むと、上部ケース20の引掛部材30の第1ばね板部34及び第2ばね板部36は、下部ケース10の受け部材40によってケースの内側に押圧される。その結果、前述した図4(b)で説明したように、引掛部材30の第1ばね板部34及び第2ばね板部36は、付け根部32と共に平板状になるようにケースの内側に向けて開いた状態となる。
さらに、図7(b)に示すように、上部ケース20を下部ケース10側に押し込んでいくと、上部ケース20の引掛部材30の第1、第2傾斜上面S1,S2が下部ケース10の受け部材40の第1、第2傾斜下面S1x,S2xに落ち込んで嵌る。
このとき、上部ケース20の引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36は、下部ケース10の受け部材40からの押圧から解放され、ばね力によって、前述した図4(a)に示したような元の末広がりの形状に戻る。
これにより、上部ケース20の引掛部材30の第1ばね板部34の第1傾斜上面S1の一部が、下部ケース10の受け部材40の第1受け部42の第1傾斜下面S1xに引掛って固定される。
また同時に、上部ケース20の引掛部材30の第2ばね板部36の第2傾斜上面S2の一部が、下部ケース10の受け部材40の第2受け部44の第2傾斜下面S2xに引掛って固定される。
ここで、上部ケース20の第1、第2ばね板部34,36の傾斜上面S1,S2と、下部ケース10の受け部材40の傾斜下面S1x,S2xとが逆方向に傾斜している理由について説明する。
上部ケース20及び下部ケース10を製造する際には製造誤差が生ずるため、上部ケース20の第1、第2ばね板部34,36及び下部ケース10の受け部材40の各高さはばらついて形成されることが多い。
本実施形態と違って、上部ケース20の第1、第2ばね板部34,36の上面と、下部ケース10の受け部材40の下面とが平行に配置される場合について言及してみる。この場合は、製造誤差によって、上部ケース20の全ての第1、第2ばね板部34,36の上面を、下部ケース10の受け部材40の下面に引掛ることは困難である。
本実施形態では、上部ケース20の第1、第2ばね板部34,36の上面と、下部ケース10の受け部材40の下面とが逆方向に傾斜しているため、第1、第2ばね板部34,36の高さのばらつきを吸収することができる。
従って、上部ケース20の全ての第1、第2ばね板部34,36の傾斜上面S1,S2を下部ケース10の受け部材40の傾斜下面S1x,S2xに安定して引掛ることが可能になる。
以上のようにして、上部ケース20の引掛部材30を下部ケース10の受け部材40に引掛けることにより、上部ケース20と下部ケース10とを信頼よく強固に固定することができる。
なお、前述した形態では、上部ケース20の引掛部材30は、取付強度を強くするために、好適な例として付け根部32の両側に第1、第2ばね板部34,36を備えている。この他に、付け根部32の片方のみにばね板部が形成された形態としてもよい。上部ケース20の各引掛部材30のばね板部を一つとする場合は、これに対応するように下部ケース10の受け部材40の受け部も一つで形成される。
次に、本実施形態の電子部品用ケース1を使用する電子部品装置について説明する。本実施形態では、電子部品用ケース1を記憶素子の一例であるSSD(Solid State Drive)のケースとして使用する場合を例に挙げて説明する。SSDは、記憶媒体としてフラッシュメモリが使用され、パソコンなどの主記憶装置として使用される。
図8に示すように、電子部品用ケース1に収容されるSSD基板50は、配線基板52の上にフラッシュメモリモジュール54及びコントローラチップ56などが実装されている。SSD基板50の一辺の中央部にコネクタ部58が設けられている。
そして、前述した実施形態の電子部品用ケース1の下部ケース10及び上部ケース20を用意する。下部ケース10の内面には弾力性を有する伝熱シート13が形成されている。また、上部ケース20の内面にも同様な伝熱シート(不図示)が形成されている。続いて、下部ケース10の上にSSD基板50を配置し、前述した図7(b)のように上部ケース20の引掛部材30を下部ケース10の受け部材40に嵌め込む。
これにより、SSD基板50が電子部品用ケース1の中に収容される。SSD基板50のコネクタ部58は、下部、上部ケース10,20の開口部18,28から露出した状態となる。
SSD基板50は、伝熱シート13に密着した状態で下部、上部ケース10,20内に収容されるため、SSD基板50にガタツキが生じることが防止される。
さらには、伝熱シート13によってSSD基板50から発する熱を外部に効率よく放熱することができる。より高い放熱性を得る場合は、下部ケース10及び上部ケース20は熱伝導率の高い銅合金などから形成される。
SSD基板50と、それを収容する電子部品用ケース1によって電子部品装置2が得られる。
本実施形態の電子部品用ケース1では、上部ケース20の引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36が、下部ケース10の受け部材40に強固に係合する構造となっている。
このため、電子部品装置2が落下したり、外部から衝撃を受ける場合であっても、上部ケース20と下部ケース10とが外れにくくなり、両者を信頼性よく強固に固定することができる。
また、上部ケース20の引掛部材30はケースの内部に収容されるので、使用者などが上部ケース20の引掛部材30を下部ケース10の受け部材40から意図的に外すことは困難である。
また、上部ケース20の引掛部材30は、前述した図7(b)のように、下部ケース10の側壁部14の内側に形成された受け部材40に係合し、ケースの内部に収容される。このため、前述した図7(b)を外側Eからみると、下部ケース10の側壁部14には、外部に付き出る突起物が存在しないので、電子部品用ケース1の見た目がよくなり、デザイン性を向上させることができる。
また、本実施形態の電子部品用ケース1は、必要に応じて上部ケース20を下部ケース10から簡単に取り外せるようにすることも可能である。
図9は、本実施形態の電子部品装置に取外用治具が配置された様子を模式的に示す透視平面図である。図9の電子部品装置2では、下部、上部ケース10,20及び上部ケース20の引掛部材30のみが示され、他の要素は省略されている。
図9に示すように、下部ケース10の側壁部14には、上部ケース20の引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36の両端部に対応する位置に取外用穴15がそれぞれ設けられている。
そして、電子部品装置2の周囲に取外用治具60が配置される。取外用治具60には、下部ケース10の取外用穴15に対応する位置に押圧ピン62がそれぞれ備えられている。取外用治具60の押圧ピン62を下部ケース10の取外用穴15に通し、上部ケース20の全ての引掛部材30の第1、第2ばね板部34,36の両端部を押圧ピン62で同時に押圧する。
これにより、上部ケース20の全ての引掛部材30は平板状に開き、第1、第2ばね板部34,36が下部ケース10の受け部材40から外れて、上部ケース20を下部ケース10から取り外すことができる。
このように、下部ケース10の側壁部14に取外用穴15を形成しておき、専用の取外用治具60を使用することにより、必要に応じてリワークすることができる。
前述した形態では、電子部品用ケース1が収容される電子部品として、記憶素子であるSSD基板50を例示したが、各種の電子部品のケースとして使用することができる。
1…電子部品用ケース、2…電子部品装置、10…下部ケース、12…底板部、14,24…側壁部、15…取外用穴、16…下部ケース本体部、20…上部ケース、22…天板部、26…上部ケース本体部、18,28…開口部、30…引掛部材、32…付け根部、34…第1ばね板部、34a,36a…突出部、34x,36x…曲面、36…第2ばね板部、40…受け部材、42…第1受け部、42x,44x…側面、44…第2受け部、50…SSD基板、52…配線基板、54…フラッシュメモリモジュール、56…コントローラチップ、58…コネクタ部、60…取外用治具、62…押圧ピン、d…間隔、S1…第1傾斜上面、S2…第2傾斜上面、S1x…第1傾斜下面、S2x…第2傾斜下面。

Claims (7)

  1. 周縁に側壁部を備えた上部ケース本体部と、
    前記上部ケース本体部の側壁部の下部に繋がる付け根部と、前記付け根部から前記側壁部に沿った方向に延びるばね板部とを含む引掛部材と
    を備えた上部ケースと、
    周縁に側壁部を備えた下部ケース本体部と、
    前記下部ケース本体部の側壁部の内側に形成され、前記上部ケースの前記ばね板部が係合する受け部材と
    を備えた下部ケースとを有し、
    前記上部ケースの前記ばね板部は、端側になるにつれて高さが低くなる傾斜上面を備え、
    前記下部ケースの前記受け部材は、前記ばね板部の傾斜上面に対応する部分に、前記傾斜上面と逆方向に傾斜する傾斜下面を備え、
    前記ばね板部の前記傾斜上面の一部を前記受け部材の前記傾斜下面に引掛けて固定することを特徴とする電子部品用ケース。
  2. 前記引掛部材の前記ばね板部は、前記付け根部の両側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品用ケース。
  3. 前記引掛部材の前記ばね板部は、その端側下部に屈曲部を介して内側に突き出る突出部を備え、前記屈曲部の外面が曲面となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品用ケース。
  4. 前記上部ケース及び前記下部ケースは、銅合金から形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子部品用ケース。
  5. 前記下部ケースの前記側壁部には、前記上部ケースの前記ばね板部が配置される位置に対応する部分に取外用穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子部品用ケース。
  6. 周縁に側壁部を備えた上部ケース本体部と、
    前記上部ケース本体部の側壁部の下部に繋がる付け根部と、前記付け根部から前記側壁部に沿った方向に延びるばね板部を含む引掛部材と
    を備えた上部ケースと、
    周縁に側壁部を備えた下部ケース本体部と、
    前記下部ケース本体部の側壁部の内側に形成され、前記上部ケースの前記ばね板部が係合する受け部材と
    を備えた下部ケースとを有し、
    前記上部ケースの前記ばね板部は、端側になるにつれて高さが低くなる傾斜上面を備え、
    前記下部ケースの前記受け部材は、前記ばね板部の傾斜上面に対応する部分に、前記傾斜上面と逆方向に傾斜する傾斜下面を備え、
    前記ばね板部の前記傾斜上面の一部を前記受け部材の前記傾斜下面に引掛けて固定する電子部品用ケースと、
    前記電子部品用ケースの中に収容された電子部品とを有することを特徴とする電子部品装置。
  7. 前記電子部品は、記憶素子であることを特徴とする請求項6に記載の電子部品装置。
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