JP5901264B2 - エレベータの乗客救出装置および方法 - Google Patents
エレベータの乗客救出装置および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5901264B2 JP5901264B2 JP2011269634A JP2011269634A JP5901264B2 JP 5901264 B2 JP5901264 B2 JP 5901264B2 JP 2011269634 A JP2011269634 A JP 2011269634A JP 2011269634 A JP2011269634 A JP 2011269634A JP 5901264 B2 JP5901264 B2 JP 5901264B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- stopper
- wheel
- rotating
- governor rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
特許文献1に記載のエレベータの乗客救出装置は、図5に示すように、上部において滑車(図示せず)に掛けられたガバナロープ1を備えており、ガバナロープ1は、下部において、レール10に支持された張り車4に巻き掛けられている。
さらに、故障や停電などの発生時に、最寄の階床から離れた位置で停止したかごを最寄の階床まで移動させるために、幾度となくロープ掴み装置2および救出おもり3の取付け直しが必要となるので作業が煩雑になる。
特許文献2に記載の技術においては、ガバナロープが巻き掛けられた張り車の綱溝に、ガバナロープを押付けるための押付具を有するレバーが設けられている。
この場合、周知の「てこの原理」における、支点、力点および作用点の構成が適切に当てはまらないので、てこの原理を効果的に働かすことができない。
このように、てこの原理が効果的に働かないので、現実的には、乗客の救出作業は極めて困難となる。
また、停止したかごを最寄の階床まで移動させるために、幾度となくロープ掴み装置2および救出おもり3の取付け直しが必要となるので、作業が煩雑になるという課題があった。
図1はこの発明の実施の形態1の全体構成を示す側面図である。
図1において、この発明の実施の形態1に係るエレベータの乗客救出装置は、かご(図示せず)が取り付けられたガバナロープ5と、レール10に支持され、ガバナロープ5の下端部が巻き掛けられた張り車6と、を備えている。
ハンドル8は、張り車6と同軸の回転中心を有して回転自在であり、ハンドル8には、張り車6の外周部に位置するように、回転自在のストッパ7が設けられている。
図2(a)は側面図であり、図2(b)は図2(a)の状態を右背面側から見た斜視図である。
ストッパ軸受には、ストッパ7のストッパ軸7aが設けられ、ストッパ7は、ストッパ軸7aを中心に回転自在となっている。
ストッパ先端部7bは、後述するように、ハンドル8の時計方向の回転にともない、ガバナロープ5を介して張り車6の外周面に押圧されるようになっている。
まず、かごが異常停止した際の乗客救出時において、図2に示すように、ハンドル8の回転中心を張り車軸6aに差し込んで取り付ける。
この時点では、ガバナロープ5と張り車6との間のトラクションは弱く、張り車6に大きな回転力が与えられると、相互間に滑りが生じる可能性がある。
つまり、ハンドル8を時計方向に回転させていくと、ストッパ7も連動して時計方向に回転していき、ストッパ先端部7bとガバナロープ5との隙間が無くなり、ストッパ先端部7bが、ガバナロープ5を張り車6の外周面に押し付けて張り車6との滑りを抑えるようになる。
具体的には、ストッパ7は、ハンドル8に軸支されたストッパ軸7aを挟んで、一端に設けられたストッパ先端部7bと、他端に設けられた引下げ棒7cと、を有する。
引下げ棒7cは、ハンドル8の回転操作にともない、張り車6のホイール部6bと衝合することにより、ストッパ先端部7bがガバナロープ5を介して張り車6の外周面を押圧するように、ストッパ7を回転させる。
第3のステップは、引下げ棒7cを張り車6のホイール部6bと衝合させ、且つストッパ先端部7bを張り車6の外周面に押圧させた状態で、ハンドル8の回転により張り車6を回転させるステップからなる。
さらに、乗客救出中のかご移動時において、従来装置のように重量物を幾度も頻繁に付け直す作業も不要となるので、作業の効率化につながり作業性も向上する。
なお、ハンドル8は、エレベータごとに常備する必要がないので、建物に1つ準備するか、または保守員が必要時に持ち運んでもよい。
なお、上記実施の形態1(図1〜図3)では、両端部の作用点を有するハンドル8を用いたが、図4のように、片側のみのハンドル8Aを用いてもよい。
図4はこの発明の実施の形態2に係るエレベータの乗客救出装置の要部を示す側面図であり、前述(図1〜図3参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して詳述を省略する。また、図4に示されない構成については、図1と同様である。
この場合、乗客救出時において、ハンドル8Aの一端が張り車軸6aに取り付けられ、前述と同様に、ハンドル8Aの他端を時計方向に回転操作することにより、極めて小さい操作力で、張り車6を直接回転させることが可能となる。
したがって、図4のように、作用点が片側のみのハンドル8Aを用いた場合も、前述と同様の作用効果を奏する。
また、引下げ荷重の軽減量が少なくて済む場合であれば、前述のハンドル8と比べて、ハンドル8Aの長さが半分なので、上記効果に加えて小型化を実現することができる。
Claims (8)
- かごに取り付けられたガバナロープと、
レールに支持されて前記ガバナロープが巻き掛けられた張り車と、
乗客救出時に前記張り車の張り車軸に回転可能に取り付けられるハンドルと、
前記張り車の外周部に位置するように前記ハンドルに回転自在に設けられたストッパと、を備え、
前記ハンドルは、回転操作されることにより、前記ストッパを介して前記張り車を直接回転させ、
前記ストッパは、前記ハンドルに軸支されたストッパ軸を挟んで、一端に設けられたストッパ先端部と、他端に設けられた引下げ棒と、を有し、
前記引下げ棒は、前記ハンドルの回転操作にともない、前記張り車のホイール部と衝合することにより、前記ストッパ先端部が前記ガバナロープを介して前記張り車の外周面を押圧するように、前記ストッパを回転させるエレベータの乗客救出装置。 - 前記ハンドルは、回転中心を挟んだ両端部に作用点を有する請求項1に記載のエレベータの乗客救出装置。
- 前記ハンドルは、回転中心から延長された一端に作用点を有する請求項1に記載のエレベータの乗客救出装置。
- 前記ハンドルは、伸縮自在に構成された請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの乗客救出装置。
- かごに取り付けられたガバナロープと、レールに支持されて前記ガバナロープが巻き掛けられた張り車と、回転自在のストッパを有するハンドルと、を備えたエレベータの乗客救出方法であって、
乗客救出時に、前記張り車の張り車軸に前記ハンドルを回転可能に取り付ける第1のステップと、
前記ハンドルを回転させて、前記ガバナロープを介して前記張り車の外周面に前記ストッパを押圧させる第2のステップと、
前記ハンドルをさらに回転させることにより、前記ストッパを介して前記張り車を直接回転させる第3のステップと、
を含み、
前記ストッパは、前記ハンドルに軸支されたストッパ軸を挟んで、一端に設けられたストッパ先端部と、他端に設けられた引下げ棒と、を有し、
前記第2のステップは、前記ハンドルの回転により前記引下げ棒を前記張り車のホイール部と衝合させることにより、前記ストッパ先端部を前記張り車の外周面に押圧させるステップからなり、
前記第3のステップは、前記引下げ棒を前記張り車のホイール部と衝合させ、且つ前記ストッパ先端部を前記張り車の外周面に押圧させた状態で、前記ハンドルの回転により前記張り車を回転させるステップからなるエレベータの乗客救出方法。 - 前記ハンドルは、回転中心を挟んだ両端部に作用点を有し、
前記第2および第3のステップは、前記両端部の作用点を介して前記ハンドルを回転させるステップからなる請求項5に記載のエレベータの乗客救出方法。 - 前記ハンドルは、回転中心から延長された一端に作用点を有し、
前記第2および第3のステップは、前記一端の作用点を介して前記ハンドルを回転させるステップからなる請求項5に記載のエレベータの乗客救出方法。 - 前記ハンドルは、伸縮自在に構成され、
前記第2および第3のステップは、前記ハンドルを伸ばした状態で回転させるステップからなる請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載のエレベータの乗客救出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011269634A JP5901264B2 (ja) | 2011-12-09 | 2011-12-09 | エレベータの乗客救出装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011269634A JP5901264B2 (ja) | 2011-12-09 | 2011-12-09 | エレベータの乗客救出装置および方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013119481A JP2013119481A (ja) | 2013-06-17 |
JP5901264B2 true JP5901264B2 (ja) | 2016-04-06 |
Family
ID=48772312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011269634A Active JP5901264B2 (ja) | 2011-12-09 | 2011-12-09 | エレベータの乗客救出装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5901264B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0236708Y2 (ja) * | 1985-04-06 | 1990-10-04 | ||
JPH0664873A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Toshiba Corp | エレベータの巻上機 |
JPH0899780A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk | ロープ式リニアモータエレベーター |
JP5163455B2 (ja) * | 2008-12-02 | 2013-03-13 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベータの乗客救出装置 |
JP5496017B2 (ja) * | 2010-08-19 | 2014-05-21 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ及びこれに用いられるコンペンロープ牽引装置 |
-
2011
- 2011-12-09 JP JP2011269634A patent/JP5901264B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013119481A (ja) | 2013-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101475206B1 (ko) | 트롤리 | |
JP4684015B2 (ja) | エレベータ巻上機用ブレーキの手動開放装置及びそのブレーキの手動開放方法 | |
JP5901264B2 (ja) | エレベータの乗客救出装置および方法 | |
JP2017071228A (ja) | タイヤリフター | |
JP5496017B2 (ja) | エレベータ及びこれに用いられるコンペンロープ牽引装置 | |
KR102082030B1 (ko) | 엘리베이터 장치 및 그 개수 방법 | |
CN101439828A (zh) | 一种带有卷筒锁定装置的起升机构 | |
JP4299043B2 (ja) | エレベータ巻上機のブレーキ開放装置およびその操作方法 | |
JP5709679B2 (ja) | エレベータ巻上げ機の人力駆動装置 | |
JP6610914B2 (ja) | エレベータの非常止め装置の検査方法 | |
CN220684523U (zh) | 一种卷扬机的刹车结构 | |
KR101695752B1 (ko) | 운반 대차 | |
KR101475208B1 (ko) | 트롤리 장치 | |
JP3135986U (ja) | ロープ捌き装置 | |
JP2012035918A (ja) | エレベータのブレーキ解放装置 | |
JP5523214B2 (ja) | エレベータ | |
JP2005088863A (ja) | 索条牽引式輸送設備の台車牽引構造 | |
JP5300036B1 (ja) | ワイヤロープ繰り出し装置 | |
CN201932858U (zh) | 轻便提升装置 | |
CN104444920B (zh) | 电梯装置及其曳引机 | |
JP2001122547A (ja) | エレベータ巻上機の手動操作装置 | |
JPH05147855A (ja) | エレベータのブレーキ解放装置 | |
JP2016088674A (ja) | エレベータ用巻上機の手動操作装置 | |
JP2006096492A (ja) | エレベーターのトラクション式巻上機装置 | |
JP4079418B2 (ja) | ボギー台車引込装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5901264 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |