JP2001122547A - エレベータ巻上機の手動操作装置 - Google Patents
エレベータ巻上機の手動操作装置Info
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- JP2001122547A JP2001122547A JP29946099A JP29946099A JP2001122547A JP 2001122547 A JP2001122547 A JP 2001122547A JP 29946099 A JP29946099 A JP 29946099A JP 29946099 A JP29946099 A JP 29946099A JP 2001122547 A JP2001122547 A JP 2001122547A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、昇降路内の巻上機の手動操作を昇
降路外から容易に行うことを目的とするものである。 【解決手段】 巻上機7の回転軸9にピニオン15を固
定し、このピニオン15に接離するとともにピニオン1
5を回転させるラック26を設け、ブレーキ装置10を
昇降路外の操作部から解放用ケーブルを介して遠隔操作
し、ラック26も同様の操作部から噛合用ケーブル17
及び手動駆動用ケーブル18を介して遠隔操作するよう
にした。
降路外から容易に行うことを目的とするものである。 【解決手段】 巻上機7の回転軸9にピニオン15を固
定し、このピニオン15に接離するとともにピニオン1
5を回転させるラック26を設け、ブレーキ装置10を
昇降路外の操作部から解放用ケーブルを介して遠隔操作
し、ラック26も同様の操作部から噛合用ケーブル17
及び手動駆動用ケーブル18を介して遠隔操作するよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻上機を手動で
操作してかごを昇降させるためのエレベータ巻上機の手
動操作装置に関するものである。
操作してかごを昇降させるためのエレベータ巻上機の手
動操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの運転中に地震や停
電などの原因で電源が遮断され、乗客を乗せたかごが階
間に停止してしまった場合、保守作業員が現地に出動し
て乗客の救出作業が行われる。この救出作業時において
は、かごの荷重が釣合重りの重量よりも大きいか、又は
小さい場合、巻上機のブレーキを少しずつ解放すること
により、かごを最寄り階まで徐々に上昇又は下降させる
ことができる。
電などの原因で電源が遮断され、乗客を乗せたかごが階
間に停止してしまった場合、保守作業員が現地に出動し
て乗客の救出作業が行われる。この救出作業時において
は、かごの荷重が釣合重りの重量よりも大きいか、又は
小さい場合、巻上機のブレーキを少しずつ解放すること
により、かごを最寄り階まで徐々に上昇又は下降させる
ことができる。
【0003】しかし、かごと釣合重りとがほぼ釣り合っ
ている場合、ブレーキを解放するだけではかごを昇降さ
せることができない。従って、このような場合には、巻
上機の回転軸を手動で回転させる必要がある。また、巻
上機が昇降路内に配置されているエレベータでは、作業
員が巻上機まで移動するのに時間がかかり、また作業の
安全性の点からも、巻上機を遠隔から手動操作できるこ
とが望ましい。
ている場合、ブレーキを解放するだけではかごを昇降さ
せることができない。従って、このような場合には、巻
上機の回転軸を手動で回転させる必要がある。また、巻
上機が昇降路内に配置されているエレベータでは、作業
員が巻上機まで移動するのに時間がかかり、また作業の
安全性の点からも、巻上機を遠隔から手動操作できるこ
とが望ましい。
【0004】従来、例えば特開平2−270792号公
報には、巻上機の回転軸に設けたスプロケットと乗場側
に設けたスプロケットとの間にチェーンを巻き掛け、乗
場側から巻上機の回転軸を手動で回転させる構造が示さ
れている。
報には、巻上機の回転軸に設けたスプロケットと乗場側
に設けたスプロケットとの間にチェーンを巻き掛け、乗
場側から巻上機の回転軸を手動で回転させる構造が示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
スプロケット及びチェーンを用いた従来の手動操作装置
では、巻上機側及び乗場側のスプロケットを同一平面上
に配置する必要があり、乗場側の操作部の配置位置が限
定されてしまう。また、昇降路内の他機器との干渉も避
けなければならず、適用機種が制限されてしまう。さら
に、複数機のエレベータが並んで設置されている場合に
は、各エレベータ毎に乗場側の操作部を乗場出入口近傍
に設ける必要がある。
スプロケット及びチェーンを用いた従来の手動操作装置
では、巻上機側及び乗場側のスプロケットを同一平面上
に配置する必要があり、乗場側の操作部の配置位置が限
定されてしまう。また、昇降路内の他機器との干渉も避
けなければならず、適用機種が制限されてしまう。さら
に、複数機のエレベータが並んで設置されている場合に
は、各エレベータ毎に乗場側の操作部を乗場出入口近傍
に設ける必要がある。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、昇降路外から
巻上機の手動操作を行うことができるとともに、かご、
釣合重り及び他の昇降路機器との干渉を容易に避けるこ
とができるエレベータ巻上機の手動操作装置を得ること
を目的とする。
ることを課題としてなされたものであり、昇降路外から
巻上機の手動操作を行うことができるとともに、かご、
釣合重り及び他の昇降路機器との干渉を容易に避けるこ
とができるエレベータ巻上機の手動操作装置を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベータ巻上機の手動操作装置は、昇降路内に設置され
た巻上機を遠隔の操作部から手動操作するためのもので
あって、巻上機のブレーキ装置と操作部との間に設けら
れ、ブレーキ装置を手動で解放するための解放用ケーブ
ル、巻上機の回転軸に固定されているピニオン、ピニオ
ンと噛み合う噛合位置と、ピニオンから開離する解除位
置との間で変位可能であり、かつ長手方向へ往復動可能
なラック、ラックと操作部との間に設けられ、ラックを
噛合位置へ変位させるための噛合用ケーブル、及びラッ
クと操作部との間に設けられ、ラックを長手方向へ変位
させピニオンを手動で回転させるための手動駆動用ケー
ブルを備えたものである。
レベータ巻上機の手動操作装置は、昇降路内に設置され
た巻上機を遠隔の操作部から手動操作するためのもので
あって、巻上機のブレーキ装置と操作部との間に設けら
れ、ブレーキ装置を手動で解放するための解放用ケーブ
ル、巻上機の回転軸に固定されているピニオン、ピニオ
ンと噛み合う噛合位置と、ピニオンから開離する解除位
置との間で変位可能であり、かつ長手方向へ往復動可能
なラック、ラックと操作部との間に設けられ、ラックを
噛合位置へ変位させるための噛合用ケーブル、及びラッ
クと操作部との間に設けられ、ラックを長手方向へ変位
させピニオンを手動で回転させるための手動駆動用ケー
ブルを備えたものである。
【0008】請求項2の発明に係るエレベータ巻上機の
手動操作装置は、ラックを解除位置へ付勢する解除ばね
を備えたものである。
手動操作装置は、ラックを解除位置へ付勢する解除ばね
を備えたものである。
【0009】請求項3の発明に係るエレベータ巻上機の
手動操作装置は、手動駆動用ケーブルによる操作方向と
は逆方向へラックを付勢する戻りばねを備えたものであ
る。
手動操作装置は、手動駆動用ケーブルによる操作方向と
は逆方向へラックを付勢する戻りばねを備えたものであ
る。
【0010】請求項4の発明に係るエレベータ巻上機の
手動操作装置は、乗場に位置する既存の開口部内に操作
部を設けたものである。
手動操作装置は、乗場に位置する既存の開口部内に操作
部を設けたものである。
【0011】請求項5の発明に係るエレベータ巻上機の
手動操作装置は、それぞれ操作部に設けられ、回動操作
されることにより解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び
手動駆動用ケーブルを操作する解放用レバー、手動駆動
用レバー、及び噛合用レバーを備え、解放用、手動駆動
用及び噛合用レバーのうちの1本のレバーは、他の1本
のレバーに回動可能に搭載されているものである。
手動操作装置は、それぞれ操作部に設けられ、回動操作
されることにより解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び
手動駆動用ケーブルを操作する解放用レバー、手動駆動
用レバー、及び噛合用レバーを備え、解放用、手動駆動
用及び噛合用レバーのうちの1本のレバーは、他の1本
のレバーに回動可能に搭載されているものである。
【0012】請求項6の発明に係るエレベータ巻上機の
手動操作装置は、複数のエレベータの巻上機にそれぞれ
対応する解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び手動駆動
用ケーブルの基端部を1つの操作部に設け、複数のエレ
ベータのうちの1機のエレベータに対応する各ケーブル
の基端部を共通のレバーに選択的に取り付けて操作する
ようにしたものである。
手動操作装置は、複数のエレベータの巻上機にそれぞれ
対応する解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び手動駆動
用ケーブルの基端部を1つの操作部に設け、複数のエレ
ベータのうちの1機のエレベータに対応する各ケーブル
の基端部を共通のレバーに選択的に取り付けて操作する
ようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるエ
レベータを示す平面図、図2は図1の要部を示す構成図
である。図において、1は昇降路、2は乗場、3は昇降
路1内に設置されている一対のかごガイドレール、4は
かごガイドレール3に沿って昇降路1内を昇降されるか
ご4は昇降路1内に設置されている一対の重りガイドレ
ール、6は重りガイドレール5に沿って昇降路1内を昇
降される釣合重りである。
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるエ
レベータを示す平面図、図2は図1の要部を示す構成図
である。図において、1は昇降路、2は乗場、3は昇降
路1内に設置されている一対のかごガイドレール、4は
かごガイドレール3に沿って昇降路1内を昇降されるか
ご4は昇降路1内に設置されている一対の重りガイドレ
ール、6は重りガイドレール5に沿って昇降路1内を昇
降される釣合重りである。
【0014】7は昇降路1内の最上部に設置され、かご
4及び釣合重り6を昇降させる巻上機であり、この巻上
機7は、モータ8、このモータ8によって回転される回
転軸9、この回転軸9を制動するブレーキ装置10、回
転軸9の回転が伝達される減速機11、減速機11を介
してモータ8により回転される綱車12とを有してい
る。また、図1において、巻上機7の支持部材の図示は
省略する。
4及び釣合重り6を昇降させる巻上機であり、この巻上
機7は、モータ8、このモータ8によって回転される回
転軸9、この回転軸9を制動するブレーキ装置10、回
転軸9の回転が伝達される減速機11、減速機11を介
してモータ8により回転される綱車12とを有してい
る。また、図1において、巻上機7の支持部材の図示は
省略する。
【0015】13は乗場2の壁部に設けられている既存
の開口部としての乗場インジケータ箱、14は巻上機7
のブレーキ装置10と乗場インジケータ箱13との間に
設けられ、ブレーキ装置10を手動で解放するための解
放用ケーブル(図2では図示略)、15は巻上機7の回
転軸9に固定されているピニオン、16はピニオン15
の近傍に設けられ、ピニオン15を回転させるための手
動回転機構である。
の開口部としての乗場インジケータ箱、14は巻上機7
のブレーキ装置10と乗場インジケータ箱13との間に
設けられ、ブレーキ装置10を手動で解放するための解
放用ケーブル(図2では図示略)、15は巻上機7の回
転軸9に固定されているピニオン、16はピニオン15
の近傍に設けられ、ピニオン15を回転させるための手
動回転機構である。
【0016】17,18は手動回転機構16と乗場イン
ジケータ箱13との間に設けられ、手動回転機構16を
手動で操作するための噛合用ケーブル及び手動駆動用ケ
ーブルであり、各ケーブル14,17,18は、それぞ
れチューブとこのチューブ内に摺動自在に挿通されたワ
イヤとを有している。
ジケータ箱13との間に設けられ、手動回転機構16を
手動で操作するための噛合用ケーブル及び手動駆動用ケ
ーブルであり、各ケーブル14,17,18は、それぞ
れチューブとこのチューブ内に摺動自在に挿通されたワ
イヤとを有している。
【0017】次に、図3は図2の手動回転機構を示す断
面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であり、
図3は図4のIII−III線断面図に相当する。図に
おいて、21は減速機11に固定されているベース、2
2はピニオン15に接離する方向へ往復動可能にベース
21に設けられているラックホルダ、23はピニオン1
5から開離する方向へラックホルダ22を付勢する複数
の解除ばね、24はベース21に固定され、ラックホル
ダ22の往復動を案内するとともにピニオン15側への
ラックホルダ22の移動を規制するストッパボルトであ
る。
面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であり、
図3は図4のIII−III線断面図に相当する。図に
おいて、21は減速機11に固定されているベース、2
2はピニオン15に接離する方向へ往復動可能にベース
21に設けられているラックホルダ、23はピニオン1
5から開離する方向へラックホルダ22を付勢する複数
の解除ばね、24はベース21に固定され、ラックホル
ダ22の往復動を案内するとともにピニオン15側への
ラックホルダ22の移動を規制するストッパボルトであ
る。
【0018】25はラックホルダ22に固定されている
ガイド部材、26はガイド部材25に案内されて長手方
向へ往復動可能なラックであり、このラック26は、ラ
ックホルダ22の往復動によりピニオン15と噛み合う
噛合位置と、ピニオン15から開離する解除位置との間
で変位される。図3及び図4では、解除位置を示してい
る。
ガイド部材、26はガイド部材25に案内されて長手方
向へ往復動可能なラックであり、このラック26は、ラ
ックホルダ22の往復動によりピニオン15と噛み合う
噛合位置と、ピニオン15から開離する解除位置との間
で変位される。図3及び図4では、解除位置を示してい
る。
【0019】また、ラック26の端部には、手動駆動用
ケーブル18のワイヤの先端部が接続されている。27
はラックホルダ22とラック26との間に設けられ、手
動駆動用ケーブル18による操作方向とは逆方向へラッ
ク26を付勢する戻りばねである。
ケーブル18のワイヤの先端部が接続されている。27
はラックホルダ22とラック26との間に設けられ、手
動駆動用ケーブル18による操作方向とは逆方向へラッ
ク26を付勢する戻りばねである。
【0020】28はピン29を中心に回動可能にベース
21に取り付けられているジャッキアップ用レバーであ
り、このジャッキアップ用レバー28の一端部は、ラッ
クホルダ22に当接している。また、ジャッキアップ用
レバー28の他端部には、噛合用ケーブル17のワイヤ
の先端部が接続されている。30は噛合用ケーブル17
による操作方向とは逆方向へジャッキアップ用レバー2
8を付勢する戻りばねである。
21に取り付けられているジャッキアップ用レバーであ
り、このジャッキアップ用レバー28の一端部は、ラッ
クホルダ22に当接している。また、ジャッキアップ用
レバー28の他端部には、噛合用ケーブル17のワイヤ
の先端部が接続されている。30は噛合用ケーブル17
による操作方向とは逆方向へジャッキアップ用レバー2
8を付勢する戻りばねである。
【0021】図5は図4のラック26を噛合位置へ変位
させた状態を示す断面図、図6は図5のラック26を長
手方向へ移動させた状態を示す断面図、図7は図6のラ
ック26を解除位置へ変位させた状態を示す断面図であ
る。
させた状態を示す断面図、図6は図5のラック26を長
手方向へ移動させた状態を示す断面図、図7は図6のラ
ック26を解除位置へ変位させた状態を示す断面図であ
る。
【0022】次に、図8は図1の乗場インジケータ箱1
3内を示す正面図であり、インジケータ本体の図示は省
略する。図において、31は乗場インジケータ箱13内
に固定されているレバー軸、32〜34はそれぞれレバ
ー軸31を中心に回動可能に乗場インジケータ箱13内
に配置されている解放用、噛合用及び手動駆動用レバー
であり、解放用レバー32には解放用ケーブル14のワ
イヤの基端部が、噛合用レバー33には噛合用ケーブル
17のワイヤの基端部が、手動駆動用レバー34には手
動駆動用ケーブル18のワイヤの基端部がそれぞれ接続
されている。
3内を示す正面図であり、インジケータ本体の図示は省
略する。図において、31は乗場インジケータ箱13内
に固定されているレバー軸、32〜34はそれぞれレバ
ー軸31を中心に回動可能に乗場インジケータ箱13内
に配置されている解放用、噛合用及び手動駆動用レバー
であり、解放用レバー32には解放用ケーブル14のワ
イヤの基端部が、噛合用レバー33には噛合用ケーブル
17のワイヤの基端部が、手動駆動用レバー34には手
動駆動用ケーブル18のワイヤの基端部がそれぞれ接続
されている。
【0023】35は乗場インジケータ箱13内に設けら
れ、ブレーキ装置10を解放する位置に解放用レバー3
2を保持するためのブレーキ解放保持機構である。この
実施の形態1における操作部は、レバー軸31、レバー
32〜34及びブレーキ解放保持機構35を有してい
る。
れ、ブレーキ装置10を解放する位置に解放用レバー3
2を保持するためのブレーキ解放保持機構である。この
実施の形態1における操作部は、レバー軸31、レバー
32〜34及びブレーキ解放保持機構35を有してい
る。
【0024】次に、動作について説明する。エレベータ
の運転中に地震や停電などの原因で電源が遮断され、乗
客を乗せたかご4が階間に停止し、しかもかご4と釣合
重り6とがほぼ釣り合っている場合、作業員は、乗場2
で乗場インジケータ箱13を開き、解放用レバー32を
手前に引いて、解放用ケーブル14のワイヤを引っ張
る。これにより、ブレーキ装置10が手動解放される。
この状態で、ブレーキ解放保持機構35を操作すること
により、解放用レバー32の状態が保持され、ブレーキ
装置10は解放されたままとなる。
の運転中に地震や停電などの原因で電源が遮断され、乗
客を乗せたかご4が階間に停止し、しかもかご4と釣合
重り6とがほぼ釣り合っている場合、作業員は、乗場2
で乗場インジケータ箱13を開き、解放用レバー32を
手前に引いて、解放用ケーブル14のワイヤを引っ張
る。これにより、ブレーキ装置10が手動解放される。
この状態で、ブレーキ解放保持機構35を操作すること
により、解放用レバー32の状態が保持され、ブレーキ
装置10は解放されたままとなる。
【0025】この後、噛合用レバー33を手前に引い
て、噛合用ケーブル17のワイヤを引っ張る。これによ
り、ジャッキアップ用レバー28が図3の時計方向へ回
動され、ラックホルダ22が解除ばね23に逆らってピ
ニオン15側へ移動される。即ち、ラック26は、図4
に示す解除位置から図5に示す噛合位置まで変位され
る。
て、噛合用ケーブル17のワイヤを引っ張る。これによ
り、ジャッキアップ用レバー28が図3の時計方向へ回
動され、ラックホルダ22が解除ばね23に逆らってピ
ニオン15側へ移動される。即ち、ラック26は、図4
に示す解除位置から図5に示す噛合位置まで変位され
る。
【0026】このように、噛合用レバー33を引き、ラ
ック26をピニオン15に噛み合わせたままの状態で、
今度は手動駆動用レバー18を手前に引いて、手動駆動
用ケーブル18のワイヤを引っ張る。これにより、ラッ
ク26は、戻りばね27に逆らって図6に示すように長
手方向へ移動される。このとき、ラック26はピニオン
15に噛み合っているため、ピニオン15は回転軸9と
ともに図6の反時計方向へ回動される。この回転軸9の
回転により、綱車12が回転され、かご4が手動で昇降
される。
ック26をピニオン15に噛み合わせたままの状態で、
今度は手動駆動用レバー18を手前に引いて、手動駆動
用ケーブル18のワイヤを引っ張る。これにより、ラッ
ク26は、戻りばね27に逆らって図6に示すように長
手方向へ移動される。このとき、ラック26はピニオン
15に噛み合っているため、ピニオン15は回転軸9と
ともに図6の反時計方向へ回動される。この回転軸9の
回転により、綱車12が回転され、かご4が手動で昇降
される。
【0027】次に、噛合用レバー33を元に戻す。これ
により、ラックホルダ22が解除ばね23の復元力によ
り図7に示す位置へ引き戻され、ラック26はピニオン
15から開離される。この後、手動駆動用レバー34を
元に戻す。これにより、ラック26は戻りばね27の復
元力により引き戻され、図4の状態に戻る。図7から図
4の状態に戻るときには、ラック26はピニオン15か
ら開離しているため、ピニオン15が逆方向へ回転され
ることはない。
により、ラックホルダ22が解除ばね23の復元力によ
り図7に示す位置へ引き戻され、ラック26はピニオン
15から開離される。この後、手動駆動用レバー34を
元に戻す。これにより、ラック26は戻りばね27の復
元力により引き戻され、図4の状態に戻る。図7から図
4の状態に戻るときには、ラック26はピニオン15か
ら開離しているため、ピニオン15が逆方向へ回転され
ることはない。
【0028】上記のような作業を繰り返し、図4から図
7に示す状態を循環させることにより、ピニオン15は
一方向へ回転され、かご4は最寄り階まで徐々に昇降さ
れていく。かご4が最寄り階まで移動されたら、ブレー
キ解放保持機構35を解除し、解放用レバー32を元に
戻し、ブレーキ装置10を作動させる。
7に示す状態を循環させることにより、ピニオン15は
一方向へ回転され、かご4は最寄り階まで徐々に昇降さ
れていく。かご4が最寄り階まで移動されたら、ブレー
キ解放保持機構35を解除し、解放用レバー32を元に
戻し、ブレーキ装置10を作動させる。
【0029】このような手動操作装置によれば、昇降路
1内の巻上機7の手動操作を乗場2から容易に行うこと
ができ、かご4内の乗客を短時間で救出することができ
る。また、巻上機7と操作部との間はフレキシブルなケ
ーブル14,17,18で接続されているため、巻上機
7に対する操作部の位置は制限されず、かつかご4、釣
合重り6及び他の昇降路機器との干渉を容易に避けるこ
とができ、あらゆるエレベータに適用することができ
る。
1内の巻上機7の手動操作を乗場2から容易に行うこと
ができ、かご4内の乗客を短時間で救出することができ
る。また、巻上機7と操作部との間はフレキシブルなケ
ーブル14,17,18で接続されているため、巻上機
7に対する操作部の位置は制限されず、かつかご4、釣
合重り6及び他の昇降路機器との干渉を容易に避けるこ
とができ、あらゆるエレベータに適用することができ
る。
【0030】さらに、解除ばね23によりラック26を
解除位置へ戻すようにしたので、操作性を向上させるこ
とができる。さらにまた、手動駆動用ケーブル18によ
る操作方向とは逆方向へのラック26の移動には、戻り
ばね27のばね力を利用しているので、これによっても
操作性を向上させることができる。また、乗場インジケ
ータ箱13を利用して操作部を設けたので、操作部を設
置するための乗場に対する工事を不要とし、操作部を簡
単に設けることができる。
解除位置へ戻すようにしたので、操作性を向上させるこ
とができる。さらにまた、手動駆動用ケーブル18によ
る操作方向とは逆方向へのラック26の移動には、戻り
ばね27のばね力を利用しているので、これによっても
操作性を向上させることができる。また、乗場インジケ
ータ箱13を利用して操作部を設けたので、操作部を設
置するための乗場に対する工事を不要とし、操作部を簡
単に設けることができる。
【0031】実施の形態2.次に、図9はこの発明の実
施の形態2による手動操作装置の操作部を示す側面図で
ある。図において、36はレバー軸31を中心に回動可
能に乗場インジケータ箱13内に配置されている手動駆
動用レバーであり、この手動駆動用レバー34には、手
動駆動用ケーブル18の基端部がそれぞれ接続されてい
る。
施の形態2による手動操作装置の操作部を示す側面図で
ある。図において、36はレバー軸31を中心に回動可
能に乗場インジケータ箱13内に配置されている手動駆
動用レバーであり、この手動駆動用レバー34には、手
動駆動用ケーブル18の基端部がそれぞれ接続されてい
る。
【0032】37は手動駆動用レバー36に固定され、
噛合用ケーブル17の基端部近傍を保持しているケーブ
ル保持部、38はケーブル保持部37を介して手動駆動
用レバー36に回動可能に搭載されている噛合用レバー
であり、この噛合用レバー38には、噛合用ケーブル1
7の基端部が接続されている。39はレバー36,38
及びケーブル保持部37からなる一体化レバーである。
噛合用ケーブル17の基端部近傍を保持しているケーブ
ル保持部、38はケーブル保持部37を介して手動駆動
用レバー36に回動可能に搭載されている噛合用レバー
であり、この噛合用レバー38には、噛合用ケーブル1
7の基端部が接続されている。39はレバー36,38
及びケーブル保持部37からなる一体化レバーである。
【0033】なお、操作部には、実施の形態1と同様
に、解放用レバー32が設けられている。また、巻上機
7側の構造は、実施の形態1と同様である。
に、解放用レバー32が設けられている。また、巻上機
7側の構造は、実施の形態1と同様である。
【0034】このような手動操作装置では、噛合用レバ
ー38を手動駆動用レバー36に搭載したので、噛合用
レバー38及び手動駆動用レバー36の両方を片手で操
作することができ、操作性を向上させることができる。
また、もう一方の手で解放用レバー32を操作すること
ができるので、ブレーキ解放保持機構35は不要にする
ことができ、3本のレバーを同時に操作することができ
る。
ー38を手動駆動用レバー36に搭載したので、噛合用
レバー38及び手動駆動用レバー36の両方を片手で操
作することができ、操作性を向上させることができる。
また、もう一方の手で解放用レバー32を操作すること
ができるので、ブレーキ解放保持機構35は不要にする
ことができ、3本のレバーを同時に操作することができ
る。
【0035】なお、実施の形態2では、噛合用レバー3
8を手動駆動用レバー36に搭載したが、逆に手動駆動
用レバー36を噛合用レバー38に搭載したり、解放用
レバー32に手動駆動用レバー36又は噛合用レバー3
8を搭載することもできる。
8を手動駆動用レバー36に搭載したが、逆に手動駆動
用レバー36を噛合用レバー38に搭載したり、解放用
レバー32に手動駆動用レバー36又は噛合用レバー3
8を搭載することもできる。
【0036】実施の形態3.次に、図10はこの発明の
実施の形態3によるエレベータを示す平面図である。こ
の実施の形態3では、実施の形態1と同様のエレベータ
が2機(1号機、2号機)並べて配置されている。そし
て、各エレベータの巻上機7と1つの乗場インジケータ
箱13との間に、解放用ケーブル14、噛合用ケーブル
17及び手動駆動用ケーブル18が2組接続されてい
る。
実施の形態3によるエレベータを示す平面図である。こ
の実施の形態3では、実施の形態1と同様のエレベータ
が2機(1号機、2号機)並べて配置されている。そし
て、各エレベータの巻上機7と1つの乗場インジケータ
箱13との間に、解放用ケーブル14、噛合用ケーブル
17及び手動駆動用ケーブル18が2組接続されてい
る。
【0037】図11は図10の乗場インジケータ箱13
内を示す正面図である。レバー軸31には、解放用レバ
ー32及び実施の形態2と同様の一体化レバー39が回
動可能、かつ軸方向へ摺動可能に取り付けられている。
乗場インジケータ箱13内には、1号機及び2号機の解
放用ケーブル14、噛合用ケーブル17及び手動駆動用
ケーブル18の基端部がそれぞれ設けられている。そし
て、2機のエレベータのうちの1機のエレベータに対応
する各ケーブル14,17,18のワイヤの基端部をそ
れぞれ解放用レバー32、噛合用レバー38(図9)及
び手動駆動用レバー36に選択的に取り付けて操作する
ようになっている。
内を示す正面図である。レバー軸31には、解放用レバ
ー32及び実施の形態2と同様の一体化レバー39が回
動可能、かつ軸方向へ摺動可能に取り付けられている。
乗場インジケータ箱13内には、1号機及び2号機の解
放用ケーブル14、噛合用ケーブル17及び手動駆動用
ケーブル18の基端部がそれぞれ設けられている。そし
て、2機のエレベータのうちの1機のエレベータに対応
する各ケーブル14,17,18のワイヤの基端部をそ
れぞれ解放用レバー32、噛合用レバー38(図9)及
び手動駆動用レバー36に選択的に取り付けて操作する
ようになっている。
【0038】このように、複数機のエレベータを並設す
る場合、本発明の手動操作装置によれば1箇所の操作部
で複数の巻上機7を手動操作することができる。即ち、
エレベータ毎に操作部を設ける必要がなく、コストを低
減できるとともに、省スペース化を図ることができる。
る場合、本発明の手動操作装置によれば1箇所の操作部
で複数の巻上機7を手動操作することができる。即ち、
エレベータ毎に操作部を設ける必要がなく、コストを低
減できるとともに、省スペース化を図ることができる。
【0039】なお、実施の形態1〜3では、乗場インジ
ケータ箱13内に操作部を設けたが、これに限定される
ものではなく、制御盤内や他の場所に設けてもよい。
ケータ箱13内に操作部を設けたが、これに限定される
ものではなく、制御盤内や他の場所に設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベータ巻上機の手動操作装置は、巻上機の回転軸に
ピニオンを固定し、このピニオンに接離するとともにピ
ニオンを回転させるラックを設け、このラック及びブレ
ーキ装置を遠隔の操作部からケーブルを介して操作する
ようにしたので、昇降路内の巻上機を遠隔から容易に手
動操作することができ、かご内の乗客を短時間で救出す
ることができる。また、巻上機と操作部との間はフレキ
シブルなケーブルで接続されているため、巻上機に対す
る操作部の位置は制限されず、かつかご、釣合重り及び
他の昇降路機器との干渉を容易に避けることができ、あ
らゆるエレベータに適用することができる。
エレベータ巻上機の手動操作装置は、巻上機の回転軸に
ピニオンを固定し、このピニオンに接離するとともにピ
ニオンを回転させるラックを設け、このラック及びブレ
ーキ装置を遠隔の操作部からケーブルを介して操作する
ようにしたので、昇降路内の巻上機を遠隔から容易に手
動操作することができ、かご内の乗客を短時間で救出す
ることができる。また、巻上機と操作部との間はフレキ
シブルなケーブルで接続されているため、巻上機に対す
る操作部の位置は制限されず、かつかご、釣合重り及び
他の昇降路機器との干渉を容易に避けることができ、あ
らゆるエレベータに適用することができる。
【0041】請求項2の発明のエレベータ巻上機の手動
操作装置は、解除ばねによりラックを解除位置へ付勢す
るようにしたので、操作性を向上させることができる。
操作装置は、解除ばねによりラックを解除位置へ付勢す
るようにしたので、操作性を向上させることができる。
【0042】請求項3の発明のエレベータ巻上機の手動
操作装置は、手動駆動用ケーブルによる操作方向とは逆
方向へのラックの移動には、戻りばねのばね力を利用し
ているので、操作性を向上させることができる。
操作装置は、手動駆動用ケーブルによる操作方向とは逆
方向へのラックの移動には、戻りばねのばね力を利用し
ているので、操作性を向上させることができる。
【0043】請求項4の発明のエレベータ巻上機の手動
操作装置は、乗場に位置する既存の開口部内に操作部を
設けたので、操作部を設置するための乗場に対する工事
を不要とし、操作部を簡単に設けることができる。
操作装置は、乗場に位置する既存の開口部内に操作部を
設けたので、操作部を設置するための乗場に対する工事
を不要とし、操作部を簡単に設けることができる。
【0044】請求項5の発明のエレベータ巻上機の手動
操作装置は、解放用、手動駆動用及び噛合用レバーのう
ちの1本のレバーを、他の1本のレバーに回動可能に搭
載したので、3本のレバーを同時に操作することがで
き、操作性を向上させることができる。
操作装置は、解放用、手動駆動用及び噛合用レバーのう
ちの1本のレバーを、他の1本のレバーに回動可能に搭
載したので、3本のレバーを同時に操作することがで
き、操作性を向上させることができる。
【0045】請求項6の発明のエレベータ巻上機の手動
操作装置は、複数のエレベータの巻上機にそれぞれ対応
する解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び手動駆動用ケ
ーブルの基端部を1つの操作部に設け、複数のエレベー
タのうちの1機のエレベータに対応する各ケーブルの基
端部を共通のレバーに選択的に取り付けて操作するよう
にしたので、エレベータ毎に操作部を設ける必要がな
く、コストを低減できるとともに、省スペース化を図る
ことができる。
操作装置は、複数のエレベータの巻上機にそれぞれ対応
する解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び手動駆動用ケ
ーブルの基端部を1つの操作部に設け、複数のエレベー
タのうちの1機のエレベータに対応する各ケーブルの基
端部を共通のレバーに選択的に取り付けて操作するよう
にしたので、エレベータ毎に操作部を設ける必要がな
く、コストを低減できるとともに、省スペース化を図る
ことができる。
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータを
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】 図1の要部を示す構成図である。
【図3】 図2の手動回転機構を示す断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】 図4のラックを噛合位置へ変位させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 図5のラックを長手方向へ移動させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】 図6のラックを解除位置へ変位させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図8】 図1の乗場インジケータ箱内を示す正面図で
ある。
ある。
【図9】 この発明の実施の形態2による手動操作装置
の操作部を示す側面図である。
の操作部を示す側面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3によるエレベータ
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図11】 図10の乗場インジケータ箱内を示す正面
図である。
図である。
1 昇降路、2 乗場、7 巻上機、9 回転軸、10
ブレーキ装置、13乗場インジケータ箱、14 解放
用ケーブル、15 ピニオン、17 噛合用ケーブル、
18 手動駆動用ケーブル、23 解除ばね、26 ラ
ック、27戻りばね、32 解放用レバー、33,38
噛合用レバー、34,36 手動駆動用レバー。
ブレーキ装置、13乗場インジケータ箱、14 解放
用ケーブル、15 ピニオン、17 噛合用ケーブル、
18 手動駆動用ケーブル、23 解除ばね、26 ラ
ック、27戻りばね、32 解放用レバー、33,38
噛合用レバー、34,36 手動駆動用レバー。
Claims (6)
- 【請求項1】 昇降路内に設置された巻上機を遠隔の操
作部から手動操作するためのエレベータ巻上機の手動操
作装置であって、 上記巻上機のブレーキ装置と上記操作部との間に設けら
れ、上記ブレーキ装置を手動で解放するための解放用ケ
ーブル、 上記巻上機の回転軸に固定されているピニオン、 上記ピニオンと噛み合う噛合位置と、上記ピニオンから
開離する解除位置との間で変位可能であり、かつ長手方
向へ往復動可能なラック、 上記ラックと上記操作部との間に設けられ、上記ラック
を上記噛合位置へ変位させるための噛合用ケーブル、及
び上記ラックと上記操作部との間に設けられ、上記ラッ
クを長手方向へ変位させ上記ピニオンを手動で回転させ
るための手動駆動用ケーブルを備えていることを特徴と
するエレベータ巻上機の手動操作装置。 - 【請求項2】 ラックを解除位置へ付勢する解除ばねを
備えていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ
巻上機の手動操作装置。 - 【請求項3】 手動駆動用ケーブルによる操作方向とは
逆方向へラックを付勢する戻りばねを備えていることを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ巻
上機の手動操作装置。 - 【請求項4】 操作部は、乗場に位置する既存の開口部
内に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のエレベータ巻上機の手動操作
装置。 - 【請求項5】 それぞれ操作部に設けられ、回動操作さ
れることにより解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び手
動駆動用ケーブルを操作する解放用レバー、手動駆動用
レバー、及び噛合用レバーを備え、上記解放用、手動駆
動用及び噛合用レバーのうちの1本のレバーは、他のレ
バーに回動可能に搭載されていることを特徴とする請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載のエレベータ巻上
機の手動操作装置。 - 【請求項6】 複数のエレベータの巻上機にそれぞれ対
応する解放用ケーブル、噛合用ケーブル及び手動駆動用
ケーブルの基端部が1つの操作部に設けられており、複
数のエレベータのうちの1機のエレベータに対応する各
ケーブルの基端部を共通のレバーに選択的に取り付けて
操作するようになっていることを特徴とする請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載のエレベータ巻上機の手
動操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29946099A JP2001122547A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | エレベータ巻上機の手動操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29946099A JP2001122547A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | エレベータ巻上機の手動操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122547A true JP2001122547A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17872868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29946099A Pending JP2001122547A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | エレベータ巻上機の手動操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122547A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004089801A1 (ja) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | エレベータ巻上機のブレーキ開放装置およびその操作方法 |
JP2007062900A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータシステム |
JP4708339B2 (ja) * | 2004-12-01 | 2011-06-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータ |
JP2016088674A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | フジテック株式会社 | エレベータ用巻上機の手動操作装置 |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29946099A patent/JP2001122547A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004089801A1 (ja) * | 2003-04-09 | 2004-10-21 | Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha | エレベータ巻上機のブレーキ開放装置およびその操作方法 |
CN100408461C (zh) * | 2003-04-09 | 2008-08-06 | 东芝电梯株式会社 | 电梯卷扬机制动器脱开装置及其操作方法 |
JP4708339B2 (ja) * | 2004-12-01 | 2011-06-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータ |
JP2007062900A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータシステム |
JP2016088674A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | フジテック株式会社 | エレベータ用巻上機の手動操作装置 |
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