JPH0336185A

JPH0336185A - リニアモータエレベータ

Info

Publication number: JPH0336185A
Application number: JP16958889A
Authority: JP
Inventors: Tatsuro Hodaka; 保高　達朗
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-06-30
Filing date: 1989-06-30
Publication date: 1991-02-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は昇降路内にかごとつり合いおもりとをリニアモ
ータ駆動により昇降路するリニアモータエレベータに関
する。

（従来の技術）既に提案されているリニアモータエレベータの一例を第
３図に示す。昇降路１の上部にシーブ２を設置し、これ
に巻き掛けてロープ３を昇降路１内に垂れ下げ、このロ
ープ３の一端側にかご４を、他端側につり合いおもり５
を連結して該昇降路１内のガイドレール６．７に沿って
上下動可能に吊持している。そしてそのかご４又はつり
合いおもり５（図示ではつり合いおもり５）にリニアモ
ータ一次８を設け、これと近接対向する昇降路１の内側
壁にリニアモータニ次９を設け、このリニアモータ一次
８とリニアモータニ次９とでつり合いおもり５を駆動し
てロープ３を介しかご４と相対的に昇降させる。またそ
のかご４とつり合いおもり５とにブレーキ装置１０を設
け、これでガイドレール６．７を掴むことにより該かご
４とつり合いおもり５とを制動して停止させるようにし
ていた。

（発明が解決しようとする課題）ところで、前述の従来のリニアモータエレベータでは、
かご４やつり合いおもり５にブレーキ装置１０を設けた
ので、そのブレーキ装置１０はガイドレール６．７を掴
むため多大なブレーキ力を発揮する必要があり、それだ
け大仕掛けな装置となっている。また停電等でのかご非
常停止時、作業員が昇降路１内よりかご４或いはつり合
いおもり５に乗り移ってブレーキ装置１０を解除して、
乗客の救出運転作業を行なわなければならないので、そ
の作業が非常に危険で困難であった。

本発明は前記事情に鑑みなされ、ブレーキ装置が小さな
ブレーキ力のもので済み、設備費の軽減が図れると共に
、かご非常停止時のブレーキ解除並びに乗客救出運転作
業が安全且つ容易に行い得るリニアモータエレベータを
提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明は前記目的を達成するために、かご又はつり合い
おもりに設けたリニアモータ一次と、これと近接対向す
る昇降路側に設けたりニアモータ二次とで昇降駆動する
リニアモータエレベータにおいて、前記かごとつり合い
おもりとを吊り持つロープを巻き掛ける昇降路上部のシ
ーブをトラクション式にし、このシーブ軸に連動してブ
レーキ装置並びに救出運転装置を設けて構成したことを
特徴とする。

（作用）前記構成の本発明のリニアモータエレベータでは、かご
とつり合いおもりとを吊り持つロープを巻き掛ける昇降
路上部のシーブをトラクション式にし、このシーブ軸に
連動してブレーキ装置並びに救出運転装置を設けたので
、ブレーキ装置は従来の如くガイドレールを掴む多大な
ブレーキ力を必要とせず、小さなブレーキ力のもので確
実にかごとつり合いおもりの制動が可能となる。またそ
のブレーキ装置並びに救出運転装置が昇降路上部にある
ので、停電等のかご非常停止時のブレキ解除並びに乗客
救出運転作業が昇降路内に入らず安全且つ容易に行い得
るようになる。

（実施例）以下本発明の一実施例を第１図により説明する。なお図
中前記第３図に示したものと重複する構成には同一符号
を付して説明の簡略化を図る。

昇降路１の上部に設置したシーブ１２にロープ３を巻き
掛けて昇降路１内に垂れ下げ、このロープ３の一端側に
かご４を、他端側につり合いおちり５を連結して該昇降
路１内のガイドレール（図示省略）に沿って上下動可能
に吊持している。そしてそのかご４又はつり合いおもり
５（図示ではつり合いおもり５）にリニアモータ一次８
を設け、これと近接対向する昇降路１の内側壁にリニア
モータ二次９を設け、このリニアモータ一次８とリニア
モータ二次つとでつり合いおもり５を駆動してロープ３
を介しかご４と相対的に昇降させる構成としである。こ
こまでは従来と同様である。

ここで、前記ロープ３を巻き掛ける昇降路１上部のシー
ブ１２は、シーブ溝底部をアンダーカットして、摩擦力
により該ロープ３の移動に連動して回転するトラクショ
ン式（一般の巻上機シーブ構造）とされている。そして
このシーブ１２に増速ａ！＄４１３を設けている。つま
りシーブ１２と同軸に大スプロケツト１３ａを設け、こ
れにチェーン１３ｂを介し連動する小スプロケツト１３
ｃを設け、且つそれと同軸に大スプロケツト１３ｄを設
け、これにチェーン１３ｅを介し連動する小スプロケツ
ト１３ｆを設け、更にこれと同軸に大スプロケツト１３
ｇを設け、これにチェーン１３ｈを介し連動する小スプ
ロケツト１３ｊを設けている。そして昇降路１上部−側
の保守の容易な所に導いた最終小スプロケツト１３ｊと
同軸的に連動してブレーキ装置１４が設けられていると
共に、このブレーキ装置１４からハンドル取付軸１５が
突設され、これに救出運転装置として手動運転操作ハン
ドル１６が設けられている。

而して、前述の構成の本発明のリニアモータエレベータ
では、かご４とつり合いおもり５とを吊り持つロープ３
を巻き掛ける昇降路１上部のシーブ１２をトラクション
式にし、このシーブ軸に連動してブレーキ装置１４並び
に救出運転装置としての手動運転操作ハンドル１６を設
けたので、ブレーキ装置１４は従来の如くガイドレール
を掴む多大なブレーキ力を必要とせず、小さなブレーキ
力のもので確実にかご４とつり合いおもり５の制動が可
能となる。

またシーブ１２に複数段の増速機構１３を介してブレー
キ装置１４を連結しているので、さらにそのブレーキ装
置１４が小さなブレーキ力で確実に制動できるようにな
る。

またそのブレーキ装置１４並びに救出手動運転操作ハン
ドル１６が昇降路１上部にあるので、停電等のかご非常
停止１１、シのブレーキ解除並びに乗客救出運転作業が
昇降路内に入らず安全且つ容易に行い得るようになる。

しかもそのハンドル１６の操作が増速機構１３を介在し
ていることで小さな手動力で軽快にできるようになる。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、前記昇降路
１上部のトラクション式シーブ１２の軸に大小複数のギ
ヤを用いた増速機構２３を設け、この増速機構２３の最
終小ギヤと同軸的に連動してブレーキ装置１４と、救出
運転装置としての手動運転操作ハンドル（図示省略）を
取付は得るハンドル取付軸１５を設けた構成で、これで
も前記動運転操作ハンドル１６を設けたが、この手動式
以外に通常のバッテリー駆動式やその他のエンジン式等
の乗客救出運転装置を設けるようにしても可である。

〔発明の効果〕

本発明のリニアモータエレベータは前述の如く、かごと
つり合いおもりとを吊り持つロープを巻き掛ける昇降路
上部のシーブをトラクション式にし、このシーブ軸に連
動してブレーキ装置並びに救出運転装置を設けたから、
ブレーキ装置は従来の如くガイドレールを掴む多大なブ
レーキ力を必要とせず、小さなブレーキ力のもので確実
にかごとつり合いおもりの制動ができ、またそのブレー
キ装置並びに救出運転装置が昇降路上部にあるので、停
電等のかご非常停止時のブレーキ解除並びに乗客救出運
転作業が昇降路内に入らず安全且つ容易に行い得る効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部省略した断面図、
第２図は本発明の他の実施例を示す要部分の側面図、第
３図は従来例を示す一部省略した断面図である。１・・・昇降路、３・・・ローブ、４・・・かご、５・
・つり合いおもり、８・・・リニアモータ一次、９・・
・リニアモータ二次、１２・・・シーブ、１４・・・ブ
レーキ装置、１６・・・救出運転装置（手動操作ハンド
ル）。

Claims

【特許請求の範囲】

かご又はつり合いおもりに設けたリニアモータ一次と、
これと近接対向する昇降路側に設けたリニアモータ二次
とで昇降駆動するリニアモータエレベータにおいて、前
記かごとつり合いおもりとを吊り持つロープを巻き掛け
る昇降路上部のシーブをトラクション式にし、このシー
ブ軸に連動してブレーキ装置並びに救出運転装置を設け
て構成したことを特徴とするリニアモータエレベータ。