JP5900402B2 - 電流センサ用の磁気シールド体 - Google Patents

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    • G01R15/207Constructional details independent of the type of device used

Description

本発明は、電流センサ用の磁気シールド体に関する。
従来より、磁気シールド体を備えた電流センサの構成が、例えば特許文献1で提案されている。磁気シールド体は、電流検出部が収納された環状外殻部の外側を囲むと共に、外部からの外乱磁界を遮蔽する部品である。特許文献1では、半四角筒状すなわちコの字型の2個の磁気シールド部材が四角筒状となるように環状外殻部に組み付けられた磁気シールド体が提案されている。
このような磁気シールド体を備えた電流センサは、磁気シールド体の中空部に位置する環状外殻部を貫通するように流れる電流を検出する。また、四角筒状の磁気シールド体は、当該磁気シールド体の中空部を貫通する方向に対して垂直な方向に4つの面を有している。このため、磁気シールド体は、これら4つの面に垂直な4方向からの外乱磁界を遮蔽するように機能する。
特開2010−14477号公報
しかしながら、上記従来の技術では、磁気シールド体は2個の磁気シールド部材が組み合わされた四角筒状となっているので、磁気シールド体の中空部を貫通する方向に2つの開口部が存在する。このため、外乱磁界が磁気シールド体の2つの開口部を介する2方向から磁気シールド体の中空部に浸入してしまうという問題がある。したがって、電流センサが外乱磁界の影響を受ける方向を加味しなければならず、被測定体に対する電流センサの搭載制約が生じてしまう。あるいは、電流センサは外乱磁界が弱い環境での使用に限定されてしまう。
ここで、強い外乱磁界を受ける環境において磁気シールド体の磁気シールド効果を確保するために、磁気シールド部材を構成する板材を厚くすることが考えられる。しかし、板材の厚みに伴って板材の抵抗値が下がるので、外乱磁界を受けた磁気シールド体に発生する渦電流損による発熱が大きくなってしまうという問題がある。したがって、渦電流損による発熱が電流センサの電流検出特性に悪影響を与えてしまう。よって、磁気シールド部材を構成する板材を厚くすることは好ましくない。
本発明は上記点に鑑み、6方向の全ての方向からの外乱磁界の浸入を抑制することができる磁気シールド体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、測定対象の電流を検出するための磁気抵抗素子(12)を備えた電流センサが収容される収容空間(4)を形成する電流センサ用の磁気シールド体であって、以下の点を特徴としている。
まず、電磁波の浸入を抑制する第1平板状部材(23)が折り曲げられたことによって第1上面(24)の両側に互いに対向する一組の第1側面(25a、25b)が形成された第1板部(21)と、電磁波の浸入を抑制する第2平板状部材(26)が折り曲げられたことによって第2上面(27)の両側に互いに対向する一組の第2側面(28a、28b)が形成された第2板部(22)と、を有する第1磁気シールド部(20)を備えている。
また、電磁波の浸入を抑制する第3平板状部材(32)が折り曲げられたことによって第3上面(33)の両側に互いに対向する一組の第3側面(34a、34b)が形成された第3板部(31)を複数有する第2磁気シールド部(30)を備えている。
そして、第1磁気シールド部(20)は、第1上面(24)と第2上面(27)とが互いに接触すると共に、第1側面(25a、25b)と第2側面(28a、28b)とが互いに隣り合うように、第1板部(21)と第2板部(22)とが重ねられている。
第2磁気シールド部(30)は、複数の第3板部(31)の第3上面(33)が互いに接触すると共に第3側面(34a、34b)が互いに接触するように、複数の第3板部(31)が重ねられている。
さらに、収容空間(4)は、第3上面(33)が第1上面(24)及び第2上面(27)のうち第3上面(33)側と対向すると共に、第3側面(34a、34b)が第1側面(25a、25b)及び第2側面(28a、28b)のうちのいずれか一方と隣り合うように、第1磁気シールド部(20)と第2磁気シールド部(30)とが組み合わされて形成されることを特徴としている。
これによると、第2板部(22)の第2側面(28a、28b)が第1板部(21)の第1側面(25a、25b)に対して隣り合うように配置されているので、第1磁気シールド部(20)において5方向からの外乱磁界の浸入を抑制することができる。また、第3板部(31)の第3上面(33)によって、第1磁気シールド部(20)の第1上面(24)とは反対側からの外乱磁界の浸入を抑制することができる。したがって、磁気シール体において、6方向の全ての方向からの外乱磁界の浸入を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る磁気シールド体がバスバーに設置された模式図である。 電流センサの電流測定原理を説明するための図である。 磁気シールド体の模式図である。 図3に示された磁気シールド体の分解図である。 図1のX断面図である。 図1のY断面図である。 (a)は複数の薄板を用いた場合に渦電流損が分割される様子を示した図であり、(b)は1枚の薄板を用いた場合に渦電流損が発生する様子を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図1及び図2に示されるように、本発明に係る磁気シールド体1は、バスバー2に流れる被測定電流の大きさを検出するための電流センサ10の周囲に配置される。
バスバー2は、図1に示されるように、保持部材3に固定されている。保持部材3は位置決めのための溝や突起等を有し、バスバー2、電流センサ10、及び磁気シールド体1がはめ込まれることでそれぞれを自己整合的に位置決めするための部品である。
電流センサ10は、図2に示されるように、バイアス磁石11と磁気抵抗素子12とを備えている。このうちバイアス磁石11は、バスバー2に測定対象の被測定電流が流れることによって生じる信号磁界に対して垂直方向にバイアス磁界を発生させる磁界発生手段である。すなわち、バイアス磁石11は、被測定電流が流れる方向すなわちバスバー2の長手方向にN極とS極とが並ぶようにバスバー2の上方に配置されている。これにより、バイアス磁石11はバイアス磁界を磁気抵抗素子12に印加する。
磁気抵抗素子12は、外部の磁場の影響を受けたときに抵抗値が変化するセンシング部を有している。例えば、磁気抵抗素子12はバスバー2の近接位置すなわちバスバー2とバイアス磁石11との間に配置される。
また、電流センサ10は、バスバー2に流れる被測定電流の電流方向すなわちバスバー2の長手方向とバイアス磁界とが平行になるように、磁気シールド体1の中空部である収容空間に配置される。言い換えると、電流センサ10は、バスバー2に流れる被測定電流によって生成される信号磁界とバイアス磁界とが垂直になるように、磁気シールド体1に収納される。したがって、磁気抵抗素子12には、バイアス磁界及び信号磁界で構成される合成磁界が印加されるようになっている。
そして、バスバー2に被測定電流が流れることで信号磁界が発生し、信号磁界及びバイアス磁界で構成される合成磁界が被測定電流の大きさに応じて変化することにより磁気ベクトル角度θが変化する。したがって、磁気抵抗素子12はその角度変化によりセンシング部の抵抗値が変化したことを検出する。
図3に示された磁気シールド体1は、バスバー2の一部と電流センサ10を収容する収容空間4を有すると共に、外部からの磁界を遮蔽する役割を果たすものである。磁気シールド体1は、第1磁気シールド部20と第2磁気シールド部30とを備えている。
第1磁気シールド部20は、図4に示されるように、第1板部21と複数の第2板部22とが重ねられて構成されている。本実施形態では、第1磁気シールド部20は第2板部22を2枚有している。
第1板部21は、電磁波の浸入を抑制する第1平板状部材23が折り曲げられたことによって第1上面24の両側に互いに平行に対向する一組の第1側面25a、25bが形成されて構成されている。また、第2板部22は、電磁波の浸入を抑制する第2平板状部材26が折り曲げられたことによって第2上面27の両側に互いに平行に対向する一組の第2側面28a、28bが形成されて構成されている。2枚の第2板部22は第2上面27同士が互いに接触すると共に、一方の第2側面28a同士及び他方の第2側面28b同士が互いに接触するように重ねられる。
ここで、第2板部22の第2側面28a、28bは、第2上面27とは反対側の端部の一部が第2上面27から離れる方向に伸びた突出部29を有している。本実施形態では、突出部29は、第2側面28a、28bのうち当該第2側面28a、28bの延設方向に垂直な方向の両端部がそれぞれ第2上面27から離れる方向に伸びたことにより設けられている。言い換えると、第2側面28a、28bのうち第2上面27とは反対側の端部の一部が第2上面27側に凹んだことにより、当該凹み部を構成する部分が突出部29となる。この凹み部及び突出部29により、第2側面28a、28bの表面は第2側面28a、28bの一部が分割された分割面になっていると言える。
そして、第1板部21の第1上面24と一方の第2板部22の第2上面27とが互いに平行に接触するように重ねられている。また、一方の第2板部22の第2上面27と他方の第2板部22の第2上面27とが互いに平行に接触するように重ねられている。これにより、第1板部21が外側に位置し、一方の第2板部22が内側すなわち収容空間4側に位置する。
第1板部21の第1側面25a、25bは、各第2板部22の第2側面28a、28bに挟まれている。具体的には、第1板部21の第1側面25a、25bと各第2板部22の第2側面28a、28bとが互いに垂直になるように、第1板部21と各第2板部22とが重ねられている。このようにして第1磁気シールド部20が構成されている。
一方、第2磁気シールド部30は、複数の第3板部31が重ねられて構成されている。本実施形態では、第2磁気シールド部30は第3板部31を3枚有している。第3板部31は、電磁波の浸入を抑制する第3平板状部材32が折り曲げられたことによって第3上面33の両側に互いに平行に対向する一組の第3側面34a、34bが形成されて構成されている。そして、複数の第3板部31の第3上面33が互いに平行に接触すると共に第3側面34a、34bが互いに平行に接触するように、3枚の第3板部31が重ねられている。このようにして第2磁気シールド部30が構成されている。
上記の各平板状部材23、26、32は、それぞれ薄板で構成されている。各平板状部材23、26、32として、例えば0.5mmの電磁鋼板が採用される。電磁鋼板の表面には絶縁膜が形成されている。また、上記の各板部21、22、31は、所定の形状に加工された薄板がプレス加工されることにより図3に示される形状に折り曲げられる。これにより、上述のように概略的には「コの字」の形状になっている。なお、第1板部21と2枚の第2板部22とが密着状態で積層されるように第1平板状部材23と第2平板状部材26の寸法が設定されている。同様に、3枚の第3平板状部材32が密着状態で積層されるようにそれぞれの第3平板状部材32の寸法が設定されている。
そして、図3に示されるように、第2磁気シールド部30の第3上面33が第1磁気シールド部20の第1上面24及び第2上面27と互いに平行になるように、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30が組み合わされる。また、第2磁気シールド部30の第3側面34a、34bが第1磁気シールド部20の第1側面25a、25bと平行になるように、第1磁気シールド部20と第2磁気シールド部30とが組み合わされる。これにより、第1磁気シールド部20と第2磁気シールド部30との間に収容空間4が形成される。第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30は、収容空間4を形成するように保持部材3に組み付けられる。
なお、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30は、保持部材3に対してネジ締めされたり、磁気シールド体1が樹脂でモールドされたりすることで保持部材3に固定される。
また、上述の第2側面28a、28bの突出部29は、第3側面34a、34bに垂直に配置された第2側面28a、28bのうち第1上面24及び第2上面27とは反対側の端部の一部が第1上面24及び第2上面27から離れる方向に伸びた部分であると言える。
さらに、第2磁気シールド部30の第3上面33は、当該第3上面33の一部が突出した突出部35を有している。この突出部35は、第1磁気シールド部20の第2側面28a、28bのうち突出部29によって構成された凹み部に対応する部分に設けられている。この突出部35により、第3上面33の遮蔽面積を増加させることができる。
上記のような磁気シールド体1の構成によると、第1磁気シールド部20の第1上面24はバスバー2のうちの第1上面24側の1方向からの外乱磁界を遮蔽する。また、第1磁気シールド部20の第1側面25a、25bは、バスバー2の平面部に平行な平面においてバスバー2の長手方向に垂直な2方向からの外乱磁界を遮蔽する。さらに、第2磁気シールド部30の第2側面28a、28bは、バスバー2の平面部に平行な平面においてバスバー2の長手方向に平行な2方向からの外乱磁界を遮蔽する。
一方、第2磁気シールド部30の第3上面33はバスバー2のうちの第3上面33側の1方向からの外乱磁界を遮蔽する。また、第2磁気シールド部30の第3側面34a、34bは、第1側面25a、25bと同様に、バスバー2の平面部に平行な平面においてバスバー2の長手方向に垂直な2方向からの外乱磁界を遮蔽する。したがって、磁気シールド体1は6方向の全ての方向からの外乱磁界を遮蔽する面または面の一部を有している。
次に、磁気シールド体1の収容空間4に配置される電流センサ10について説明する。図5及び図6の各断面図に示されるように、電流センサ10は、上述のバイアス磁石11及び磁気抵抗素子12の他に、リード13、回路チップ14、及び樹脂パッケージ15を備えている。なお、図5及び図6では、保持部材3を省略している。
リード13は、バイアス磁石11が実装された一面13aと、磁気抵抗素子12及び回路チップ14が実装された他面13bを有している。また、回路チップ14は、磁気抵抗素子12から入力した信号に対して予め設定された演算を行うことにより被測定電流に対応した信号を外部に出力する。磁気抵抗素子12と回路チップ14との間、及び回路チップ14とリード13との間はボンディングワイヤ16で電気的に接続されている。樹脂パッケージ15は、リード13の一部が露出するように、バイアス磁石11、磁気抵抗素子12、リード13、回路チップ14、及びリード13の一部を封止した封止部材である。
ここで、上記の電流センサ10が磁気シールド体1の収容空間4に収容されるに際し、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30は空隙40を介して互いに配置されている。本実施形態では、第1側面25a、25b、第2側面28a、28b、及び第3側面34a、34bが互いに空隙40を介して配置されている。この空隙40は、バスバー2を通す役割と、磁気シールド体1の収容空間4から信号を取り出す役割と、空隙40に位置する空気によって外乱磁界を弱める抵抗としての役割を果たす。なお、空隙40は、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30が保持部材3に組み付けられることで自己整合的に形成される。
また、磁気抵抗素子12は、バスバー2に被測定電流が流れることによって収容空間4に発生する磁界の変化を検出するための検出面12aを有している。この検出面12aに磁界の変化を検出するための上述のセンシング部が設けられている。
そして、図6に示されるように、バスバー2から発生する信号磁界が収容空間4で発生し、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30の空隙40で再放出される。このとき、磁気抵抗素子12の検出面12aへの影響を抑制する必要がある。そこで、磁気シールド体1では収容空間4の中央部分が最も外乱磁界の影響を受けにくくなるので、磁気抵抗素子12の検出面12aは磁気シールド体1の中央部分に配置される。
具体的には、第1上面24に垂直な方向における収容空間4の高さをhと定義すると、磁気抵抗素子12の検出面12aは第1磁気シールド部20の第1上面24と平行になると共にh/2の高さに配置されている。さらに、磁気抵抗素子12の検出面12aの中心位置12bは、第1磁気シールド部20の第1上面24に垂直な方向において収容空間4のうち第1上面24と平行な面の中心位置41と一致するように配置されるように、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30が組み合わされる。すなわち、磁気シールド体1の収容空間4においてh/2の位置で検出面12aがシンメトリカルになるように磁気抵抗素子12が配置されている。
このような収容空間4における磁気抵抗素子12の検出面12aの位置は、電流センサ10が保持部材3に配置されると共に磁気シールド体1が保持部材3に組み付けられることで自己整合的に決まるように予め設計されている。このように磁気抵抗素子12の検出面12aの位置を規定することにより、磁気抵抗素子12の検出面12aを磁気シールド体の外部から最も遠い場所に位置させることができる。このため、磁気抵抗素子12が磁気シールド体1の外部の影響を受けにくくなり、磁気抵抗素子12の検出特性への影響を低減することができる。
一方、図5に示されるように、バスバー2の長手方向においてはバスバー2の信号磁界を考慮しないで済む。このため、外部から磁気シールド体1の収容空間4に浸入する外乱磁界の抑制に重きをおいて、外乱磁界が磁気抵抗素子12に直接印加されないように、磁気抵抗素子12から離れた位置に空隙40が設けられている。
次に、本実施形態に係る磁気シールド体1の効果について説明する。本実施形態では、図3及び図4に示された磁気シールド体1が構成されていることが特徴となっている。特に、第1磁気シールド部20では、第2板部22の第2側面28a、28bが第1板部21の第1側面25a、25bに対して垂直に配置されている。このため、第1磁気シールド部20によって第2側面28a、28bの2方向を含めた5方向からの外乱磁界の浸入を抑制することができる。
また、第2磁気シールド部30では、第3板部31の第3上面33によって、第1磁気シールド部20では遮蔽することができない方向すなわち第1磁気シールド部20の第1上面24とは反対側からの外乱磁界の浸入を抑制することができる。もちろん、第3側面34a、34bによって第1側面25a、25bと同じ2方向からの外乱磁界を遮蔽することができる。したがって、磁気シールド体1において、6方向の全ての方向からの外乱磁界の浸入を抑制することができる。本実施形態では、実用上、10mTの磁界中での使用が可能となる。
特に、バスバー2が強い外乱磁界及び高周波交流電流を扱う場合、例えばバスバー2が3相交流モータを駆動する電流を流すものである場合、電流センサ10が隣のバスバー2で発生した外乱磁界の影響を受けることが考えられる。しかしながら、本実施形態に係る磁気シールド体1によって6方向の全てからの外乱磁界を遮蔽できるので、高周波交流電流を扱う状況においても外乱磁界に対するシールド効果を発揮することができる。
また、本実施形態では、第1側面25a、25bと第2側面28a、28bとを垂直に配置し、第1側面25a、25bと第3側面34a、34bとを平行に配置しているので、磁気シールド体1の全体形状を立方体形状にすることができる。このため、磁気シールド体1の全体の大きさを最小にすることができる。
ここで、本実施形態では、第2側面28a、28bには当該第2側面28a、28bの一部が突出した突出部29が設けられているので、当該第2側面28a、28bにおいて外乱磁界を遮蔽するための遮蔽部分を増やすことができる。したがって、外乱磁界に対する磁気シールド効果を向上させることができる。
また、磁気シールド体1は、各側面の間等に空隙40を有している。信号取り出し等の理由により空隙40を完全に無くすことはできないが、上述のように空隙40に位置する空気が外乱磁界を弱める抵抗として機能する。このため、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30を構成する第1平板状部材23、第2平板状部材26、及び第3平板状部材32の板厚をそれぞれ薄くすることができるというメリットがある。
さらに、本実施形態では、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30は複数の薄板(平板状部材23、26、32)が互いに絶縁されて積層されていることが特徴となっている。これにより、図7(a)に示されるように、各平板状部材23、26、32の板厚の二乗に比例して発生する渦電流損が薄板毎に小さく分割される。したがって、図7(b)に示されるように、3枚分の板厚を有する1枚の平板状部材を用いるよりも第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30の発熱を抑制することができる。
上述のように、バスバー2が高周波交流電流を扱う場合には隣のバスバー2からの外乱磁界の影響が大きいが、磁気シールド体1が複数の薄板で構成されることで渦電流損による発熱を抑制することができる。このため、磁気シールド体1の発熱によって電流センサ10や磁気抵抗素子12の特性変動に影響を及ぼさないようにすることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された磁気シールド体1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、上記の実施形態では、磁気シールド体1は立方体をなしていたが、これは磁気シールド体1の形状の一例である。したがって、各面が互いに平行であったり、垂直になっていなくても良い。
具体的には、第1側面25a、25bは互いに対向していれば良い。第2側面28a、28b及び第3側面34a、34bについても同様である。また、第1磁気シールド部20については、第1上面24と第2上面27とが互いに接触すると共に、第1側面25a、25bと第2側面28a、28bとが互いに隣り合うように、第1板部21と第2板部22とが重ねられていれば良い。第2磁気シールド部30については、複数の第3板部31の第3上面33が互いに接触すると共に第3側面34a、34bが互いに接触するように、複数の第3板部31が重ねられていれば良い。この場合、収容空間4については、第3上面33が第1上面24及び第2上面27のうち第3上面33側と対向すると共に、第3側面34a、34bが第1側面25a、25b及び第2側面28a、28bのうちのいずれか一方と隣り合うように、第1磁気シールド部20と第2磁気シールド部30とが組み合わされて形成されることとなる。
ここで、第1磁気シールド部20と第2磁気シールド部30とを組み合わせる際には、第1側面25a、25bと第3側面34a、34bとを隣り合わせるだけでなく、第2側面28a、28bと第3側面34a、34bとを隣り合わせても良い。
また、第2側面28a、28bに設けられた突出部29や第3上面33に設けられた突出部35の形状は、図3及び図4に示された形状に限られず適宜設定できる。すなわち、第2側面28a、28bの一部や第3上面33の一部を突出させれば、当該突出させた部分に外乱磁界に対する遮蔽効果を生じさせることができる。
空隙40については、どのように設定されても構わない。上記の実施形態では、各側面の間に空隙40が設けられていたが、これは空隙40を設けた一例である。例えば第1側面25a、25bと第2側面28a、28bは接触していても良いし、第3側面34a、34bは第1側面25a、25b及び第2側面28a、28bのうちいずれか一方と接触していても良い。
さらに、上記の実施形態では、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30はそれぞれ3枚の薄板でそれぞれ構成されていたが、第1磁気シールド部20及び第2磁気シールド部30で薄板の枚数を同じにする必要はない。また、磁気抵抗素子12が受ける磁界の強さに応じて第1磁気シールド部20の第1板部21及び第2板部22の枚数及び第2磁気シールド部30の第3板部31の枚数を決定しても良い。
4 収容空間
12 磁気抵抗素子
20、30 第1、第2磁気シールド部
21、22、31 第1〜第3板部
23、26、32 第1〜第3平板状部材
24、27、33 第1〜第3上面
25a、25b 第1側面
28a、28b 第2側面
34a、34b 第3側面

Claims (8)

  1. 測定対象の電流を検出するための磁気抵抗素子(12)を備えた電流センサが収容される収容空間(4)を形成する電流センサ用の磁気シールド体であって、
    電磁波の浸入を抑制する第1平板状部材(23)が折り曲げられたことによって第1上面(24)の両側に互いに対向する一組の第1側面(25a、25b)が形成された第1板部(21)と、電磁波の浸入を抑制する第2平板状部材(26)が折り曲げられたことによって第2上面(27)の両側に互いに対向する一組の第2側面(28a、28b)が形成された第2板部(22)と、を有する第1磁気シールド部(20)と、
    電磁波の浸入を抑制する第3平板状部材(32)が折り曲げられたことによって第3上面(33)の両側に互いに対向する一組の第3側面(34a、34b)が形成された第3板部(31)を複数有する第2磁気シールド部(30)と、
    を備え、
    前記第1磁気シールド部(20)は、前記第1上面(24)と前記第2上面(27)とが互いに接触すると共に、前記第1側面(25a、25b)と前記第2側面(28a、28b)とが互いに隣り合うように、前記第1板部(21)と前記第2板部(22)とが重ねられており、
    前記第2磁気シールド部(30)は、前記複数の第3板部(31)の前記第3上面(33)が互いに接触すると共に前記第3側面(34a、34b)が互いに接触するように、前記複数の第3板部(31)が重ねられており、
    さらに、前記収容空間(4)は、前記第3上面(33)が前記第1上面(24)及び前記第2上面(27)のうち前記第3上面(33)側と対向すると共に、前記第3側面(34a、34b)が前記第1側面(25a、25b)及び前記第2側面(28a、28b)のうちのいずれか一方と隣り合うように、前記第1磁気シールド部(20)と前記第2磁気シールド部(30)とが組み合わされて形成されることを特徴とする電流センサ用の磁気シールド体。
  2. 前記一組の第1側面(25a、25b)は、前記第1上面(24)の両側に互いに平行に対向しており、
    前記一組の第2側面(28a、28b)は、前記第2上面(27)の両側に互いに平行に対向しており、
    前記一組の第3側面(34a、34b)は、前記第3上面(33)の両側に互いに平行に対向しており、
    前記第1磁気シールド部(20)は、前記第1上面(24)と前記第2上面(27)とが互いに平行に接触すると共に、前記第1側面(25a、25b)と前記第2側面(28a、28b)とが互いに垂直になるように、前記第1板部(21)と前記第2板部(22)とが重ねられており、
    前記第2磁気シールド部(30)は、前記複数の第3板部(31)の前記第3上面(33)が互いに平行に接触すると共に前記第3側面(34a、34b)が互いに平行に接触するように、前記複数の第3板部(31)が重ねられており、
    さらに、前記収容空間(4)は、前記第3上面(33)が前記第1上面(24)及び前記第2上面(27)と互いに平行になると共に、前記第3側面(34a、34b)が前記第1側面(25a、25b)及び前記第2側面(28a、28b)のうちのいずれか一方と平行になるように、前記第1磁気シールド部(20)と前記第2磁気シールド部(30)とが組み合わされて形成されることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ用の磁気シールド体。
  3. 前記磁気抵抗素子(12)は、前記測定対象の電流が流れることによって前記収容空間(4)に発生する磁界の変化を検出するための検出面(12a)を有しており、
    前記第1磁気シールド部(20)及び前記第2磁気シールド部(30)は、前記第1上面(24)に垂直な方向における前記収容空間(4)の高さをhとすると、前記磁気抵抗素子(12)の検出面(12a)が前記第1上面(24)と平行になると共にh/2の高さに配置され、さらに、前記磁気抵抗素子(12)の検出面(12a)の中心位置(12b)が前記第1上面(24)に垂直な方向において前記収容空間(4)のうち前記第1上面(24)と平行な面の中心位置(41)と一致するように配置されるように、組み合わされることを特徴とする請求項1または2に記載の電流センサ用の磁気シールド体。
  4. 前記第1平板状部材(23)、前記第2平板状部材(26)、及び前記第3平板状部材(32)はそれぞれ薄板で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電流センサ用の磁気シールド体。
  5. 前記第1側面(25a、25b)及び前記第2側面(28a、28b)のうち前記第3上面(33)に隣り合う側面は、前記第1上面(24)及び前記第2上面(27)とは反対側の端部の一部が前記第1上面(24)及び前記第2上面(27)から離れる方向に伸びている突出部(29)を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電流センサ用の磁気シールド体。
  6. 前記第1磁気シールド部(20)及び前記第2磁気シールド部(30)は、空隙(40)を介して互いに配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電流センサ用の磁気シールド体。
  7. 前記第1側面(25a、25b)、前記第2側面(28a、28b)、及び前記第3側面(34a、34b)は、互いに前記空隙(40)を介して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の電流センサ用の磁気シールド体。
  8. 前記第1磁気シールド部(20)は、前記磁気抵抗素子(12)が受ける磁界の強さに応じて前記第1板部(21)の数が決定されると共に、前記第2板部(22)の数が決定され、
    前記第2磁気シールド部(30)は、前記磁気抵抗素子(12)が受ける磁界の強さに応じて前記第3板部(31)の数が決定されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の電流センサ用の磁気シールド体。
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