JP5900095B2 - 印刷制御プログラム、及び、印刷制御装置 - Google Patents
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Description
例えば、仕切り線を印刷する場合に、仕切り線を印刷しない場合よりもユーザが余白幅を狭く設定してしまうと、ページと仕切り線との区別が付き難くなり、仕切り線を印刷しない場合に比べて却ってページが見難くなってしまう。
本明細書では、集約印刷においてページを仕切る仕切り線を印刷する場合に、仕切り線を印刷しない場合に比べて却ってページが見難くなってしまうことを低減する技術を開示する。
上記印刷制御プログラムによると、仕切り線を印刷する場合は仕切り線を印刷しない場合に比べてページの間隔を広くするので、仕切り線を印刷しない場合に比べて却ってページが見難くなってしまわないようにすることができる。
縁部領域を構成する全画素に占める白色以外の画素の割合が基準割合以上である場合は、基準割合未満である場合に比べてページの区別が付き難くなる。
上記印刷制御プログラムによると、白色以外の画素の割合が基準割合以上である場合は基準割合未満である場合に比べてページの間隔を広くするので、ページをより区別し易くなる。
着色剤を節約して印刷すると、ページの間隔を広くしなくてもページと仕切り線とを区別し易い。
上記印刷制御プログラムによると、白色以外の画素の割合が基準割合以上であっても、節約印刷が設定されている場合は、節約印刷が設定されていない場合よりも狭い間隔でページを印刷させるので、仕切り線を印刷しない場合に比べて却ってページが見難くなってしまわないようにしつつページのサイズを大きくすることができる。
印刷に用いられる着色剤の量が多い種類の線ほど仕切り線が印刷される面積が多くなる。このため、印刷に用いられる着色剤の量が多い場合も少ない場合もページの間隔を同じにすると、印刷に用いられる着色剤の量が多い種類の仕切り線の場合にページと仕切り線との間が詰まって見え、ユーザにとってページが見難くなる虞がある。
上記印刷制御プログラムによると、印刷に用いられる着色剤の量が多い種類の仕切り線ほどページの間隔を広くするので、仕切り線の印刷に用いられる着色剤の量が多くなってもページが見難くならないようにすることができる。
上記印刷制御プログラムによると、仕切り線を印刷するか否かをユーザが設定できる。
例えば、ページの間隔が狭くても縁部領域のほとんどが白色の画素である場合は仕切り線を印刷しなくてもページを区別し易い。一方、縁部領域のほとんどが白色以外の画素である場合はページの区別が付き難くなる。
上記印刷制御プログラムによると、仕切り線を印刷するか否かを縁部領域に含まれる白色以外の画素の数に基づいて判断するので、仕切り線を印刷するか否かをより適切に判断できる。
着色剤を節約して印刷するとページが薄く印刷されるので、ページを区別し難くなる。
上記印刷制御プログラムによると、仕切り線を印刷しないと判断された場合であっても、着色剤を節約する設定が受け付けられている場合は仕切り線を印刷するので、ページを区別し易くなる。
実施形態1を図1ないし図6によって説明する。
(1)パーソナルコンピュータの電気的構成
図1に示すように、パーソナルコンピュータ(PCと記す)1は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶部14、表示部15、操作部16、通信インタフェース部(図1では通信IF部と記す)17などを備えて構成されている。
アプリケーション32はワードプロセッサや表計算ソフトなど、OS31を介してプリンタドライバ33に印刷を指示する機能を有するものであれば任意のプログラムであってよい。
プリンタドライバ33はプリンタ2を制御するデバイスドライバプログラムである。プリンタドライバ33は印刷制御プログラムの一例である。
操作部16は、キーボードやマウスなどの入力装置19が接続されるインタフェースなどを備えて構成されている。
プリンタ2は、PC1から受信した印刷ジョブが表す画像をシートに印刷する装置である。実施形態1ではトナーを用いて画像を印刷する電子写真方式のプリンタ2を例に説明する。なお、プリンタ2はインクを用いて画像を印刷するインクジェット方式のプリンタであってもよい。
プリンタ2は印刷部の一例である。また、トナー及びインクは着色剤の一例である。
ユーザはアプリケーション32によって表示装置18に表示される図示しない印刷画面でプリンタを選択して所定のボタンをクリックすることにより、選択したプリンタを制御するプリンタドライバに印刷設定画面の表示を指示することができる。ここではプリンタ2が選択されて印刷設定画面の表示が指示されたものとする。プリンタ2を制御するプリンタドライバ33は、印刷設定画面の表示が指示されると図2に示す印刷設定画面を表示装置18に表示する。
図3に示すように、実施形態1ではレイアウト37の設定値として1in1、2in1、4in1、9in1、又は、16in1を設定できる。本実施形態では1in1を除く設定値、すなわち2in1以上の設定値のことをNin1という。
ページの順序37aは、シート上の印刷領域にページを配置するときの配置の仕方を設定する項目である。ここで印刷領域とはシートの全領域からシートのサイズに応じて予め決められている上下左右のマージンを除外した領域のことをいう。例えば2in1の場合はページの順序37aの設定値として「左から右」又は「右から左」を設定することができる。また、例えば4in1以上の場合には「左上から左下、右上、右下」または「左上から右上、左下、右下」を設定することができる。
プリンタドライバ33は、アプリケーション32から印刷対象データが出力されると、当該印刷対象データと、RAM13の所定の領域に書き込まれている印刷条件とに基づいて印刷ジョブを生成する。
この場合に、プリンタドライバ33は、レイアウトの設定値としてNin1(N≧2)が設定されている場合は、仕切り線の種類37b、及び、トナー節約印刷36の設定に基づいてページとページとの間隔(以下「ページの間隔」と記す)を設定する。
なお、主走査方向の間隔Xを設定するのではなく、副走査方向の間隔Yを設定してもよい。
なお、仕切り線48の種類として「破線」や「実線」が設定されている場合に、トナー節約印刷36がオンにされている場合は、トナー節約印刷36がオンにされている場合よりも狭い範囲で、仕切り線の種類37bに「なし」が設定されている場合よりも広い間隔にしてもよい。
次に、図6を参照して、プリンタドライバ33によって実行される印刷制御処理について説明する。本処理はアプリケーション32からプリンタドライバ33に印刷対象データが出力されると開始される。
S101では、プリンタドライバ33を実行するCPU11(以下、単に「プリンタドライバ33」という)は、前述した印刷条件のレイアウトにNin1(N≧2)が設定されているか否かを判定し、Nin1が設定されていない場合、すなわち1in1が設定されている場合はS102に進み、Nin1が設定されている場合はS103に進む。
S103では、プリンタドライバ33は仕切り線の種類37bの設定値から仕切り線の種類を判断する。
ここで、前述したように、仕切り線48の種類として「破線」や「実線」が設定されている場合に、トナー節約印刷36がオンにされている場合は、プリンタドライバ33は、ページの間隔を、仕切り線の種類37bに「なし」が設定されている場合と同じ間隔に設定するものとする。
S105では、プリンタドライバ33は、マージン、レイアウトの設定値、用紙サイズの設定値、及び、S104で決定したページの間隔から、ページのサイズを決定する。
具体的には、プリンタドライバ33は、印刷設定画面35で仕切り線の種類37bとして「なし」が設定されている場合は仕切り線を印刷しないと判断し、「なし」以外、すなわち「破線」又は「実線」が設定されている場合は仕切り線を印刷すると判断する。S106は判断処理の一例である。
プリンタドライバ33は、仕切り線を印刷しない場合はS107に進み、印刷する場合はS109に進む。
S108では、プリンタドライバ33は仕切り線の種類37bの設定値を実線に変更することにより、仕切り線を印刷する設定に変更する。ただし、ページの間隔については仕切り線の種類37bが「なし」の場合の間隔のままとする。
ここで、印刷条件は、S108で仕切り線の種類37bの設定値が変更された場合は変更後の印刷条件のことをいう。
以上説明した実施形態1に係るプリンタドライバ33によると、仕切り線を印刷する場合は仕切り線を印刷しない場合に比べてページの間隔を広くするので、仕切り線を印刷しない場合に比べてページが見難くなってしまわないようにすることができる。一方、仕切り線を印刷しない場合は仕切り線を印刷する場合に比べてページの間隔を狭くするので、印刷されたページの視認性を向上させることができる。
次に、実施形態2を図7ないし図11によって説明する。
実施形態1では仕切り線を印刷するか否かを仕切り線の種類に基づいて判断する場合を例に説明した。これに対し、実施形態2では、仕切り線を印刷するか否かを、ページの縁部領域であって他のページに対向する側の縁部領域に含まれる白色以外の画素の数に基づいて判断する。
なお、基準数は適宜に設定することができる。また、基準数はユーザが設定してもよいし、固定の値としてプリンタドライバ33に設定されていてもよい。
例えば、図8においてシート72は文書を表すページ75が印刷されたシートを表している。一方、シート73は写真やイラストなどを表すページ76が印刷されたシートを表している。文書を表すページ75の場合には縁部領域を構成する全画素に占める白色以外の画素の割合が低くなる。これに対し、写真やイラストなどを表すページ76の場合には白色以外の画素の割合が高くなる。この場合、シート72とシート73とでページの間隔を同じにして仕切り線を印刷したとすると、シート73の場合はページと仕切り線との区別が付き難くなる。
ここで基準割合とは、ページの間隔を決定するための基準として予め設定されている割合のことをいう。基準割合は具体的には例えば50%である。なお、基準割合は適宜に設定することができる。また、基準割合はユーザが設定してもよいし、固定の値としてプリンタドライバ33に設定されていてもよい。
なお、白色以外の画素の割合が基準割合以上であってもトナー節約印刷36がオンにされている場合は、仕切り線を印刷しない場合のページの間隔(X=4mm)と同じ間隔にしてもよい。
S202では、プリンタドライバ33は集約印刷ジョブ生成処理を実行する。集約印刷ジョブ生成処理は、Nin1の設定で印刷ジョブを生成する処理である。
S204では、プリンタドライバ33はS202又はS203で生成した印刷ジョブをプリンタ2に送信して印刷を実行させる。
S301では、プリンタドライバ33は印刷対象データから一のシートに割り付ける複数のページを取得する。
具体的には、プリンタドライバ33は、S301で取得した各ページについて縁部領域61に含まれる白色以外の画素の数をカウントし、白色以外の画素の数が基準数以上であるか否かを判断する。そして、プリンタドライバ33は、白色以外の画素の数が基準数未満である場合は仕切り線を印刷しないと判断してS303に進み、基準数以上である場合は仕切り線を印刷すると判断して307に進む。S302は割合判断処理の一例である。
S303では、プリンタドライバ33は仕切り線の種類37bの設定値を「なし」に変更することにより、仕切り線を印刷しない設定にする。
S305では、プリンタドライバ33はトナー節約印刷36がオンにされているか否かを判断し、オンにされている場合はS306に進み、オフにされている場合はS311に進む。
S307では、プリンタドライバ33は縁部領域を構成する全画素に占める白色以外の画素の割合が基準割合以上であるか否かを判断し、基準割合以上である場合はS308に進み、基準割合未満である場合はS310に進む。
S308では、プリンタドライバ33はトナー節約印刷36がオンにされているか否かを判断し、オフにされている場合はS309に進み、オンにされている場合はS310に進む。
S310では、プリンタドライバ33は、図9に示すページ間隔テーブルを参照して、レイアウトの設定値、仕切り線の種類37bの設定値、及び、基準割合未満という判定結果とからページの間隔を決定する。
S312では、プリンタドライバ33は、アプリケーション32から出力された印刷対象データ、印刷条件、決定したページの間隔、及び、決定したページのサイズに従って、集約印刷ジョブを構成する一のシート分の集約印刷データを生成する。ここで、印刷条件は、S306で仕切り線の種類37bの設定値が変更された場合は変更後の印刷条件のことをいう。
例えば、ページの間隔が狭くても縁部領域のほとんどが白色の画素である場合は仕切り線を印刷しなくてもページを区別し易い。一方、縁部領域のほとんどが白色以外の画素である場合は仕切り線を印刷しないとページの区別が付き難い。プリンタドライバ33によると、仕切り線を印刷するか否かを縁部領域に含まれる白色以外の画素の数に基づいて判断するので、仕切り線を印刷するか否かを適切に判断できる。
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
また、シート毎にページの間隔を決定するか、又は、全てのシートに同じ間隔を適用するかをユーザが選択できるようにしてもよい。
プリンタ2の制御部は1以上のCPUによって構成されてもよいし、1以上のASICによって構成されてもよいし、1以上のCPUと1以上のASICとの組み合わせによって構成されてもよい。
例えばコピー機能の場合には、複数の原稿を一枚ずつ読み取って画像を生成し、生成した画像を一のシートに集約印刷する場合に、本明細書で開示した技術を適用してもよい。
また、ダイレクトプリント機能の場合には、印刷装置に装着されたリムーバブルメモリに記憶されている画像の中から印刷する画像をユーザに選択させ、ユーザが選択した複数の画像を一のシートに集約印刷する場合に、本明細書で開示した技術を適用してもよい。
Claims (8)
- 印刷部を制御する印刷制御装置に、
一のシートに複数のページを集約して印刷する集約印刷の実行指示を受け付ける受付処理と、
前記受付処理によって前記実行指示が受け付けられると、前記ページ間に仕切り線を印刷するか否かを、予め設定されている判断基準に従って判断する判断処理と、
前記判断処理によって前記仕切り線を印刷すると判断された場合は前記仕切り線を印刷しないと判断された場合に比べて前記ページ間を広い間隔で集約印刷させるとともに、前記ページ間に前記仕切り線を印刷させる印刷制御処理と、
を実行させる印刷制御プログラム。 - 請求項1に記載の印刷制御プログラムであって、
前記判断処理によって前記仕切り線を印刷すると判断された場合に、前記ページの縁部領域であって他の前記ページに対向する側の縁部領域を構成する全画素に占める白色以外の画素の割合が基準割合以上であるか否かを判断する割合判断処理を前記印刷制御装置に実行させ、
前記印刷制御処理において、前記割合判断処理によって白色以外の画素の割合が前記基準割合以上であると判断された場合は、前記基準割合未満であると判断された場合に比べて前記ページ間を広い間隔で集約印刷させる、印刷制御プログラム。 - 請求項2に記載の印刷制御プログラムであって、
前記ページの印刷に用いる着色剤を節約する節約印刷の設定をユーザから受け付ける節約設定処理を前記印刷制御装置に実行させ、
前記印刷制御処理において、前記割合判断処理によって白色以外の画素の割合が前記基準割合以上であると判断された場合に、前記節約印刷が設定されている場合は、前記節約印刷が設定されていない場合よりも狭い間隔で前記複数のページを印刷させる、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記仕切り線の種類の設定をユーザから受け付ける種類設定処理を前記印刷制御装置に実行させ、
前記印刷制御処理において、印刷に用いられる着色剤の量が多い種類の仕切り線が設定されている場合ほど前記間隔を広くする、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記仕切り線を印刷するか否かの設定をユーザから受け付ける設定受付処理を前記印刷制御装置に実行させ、
前記判断処理において、前記設定受付処理によって前記仕切り線を印刷する設定が受け付けられている場合に、前記仕切り線を印刷すると判断する、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記判断処理において、前記ページの縁部領域であって他の前記ページに対向する側の縁部領域に含まれる白色以外の画素の数が基準数以上であるか否かを判断し、前記基準数以上である場合に、前記仕切り線を印刷すると判断する、印刷制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムであって、
前記ページの印刷に用いる着色剤を節約する節約印刷の設定をユーザから受け付ける節約設定処理を前記印刷制御装置に実行させ、
前記印刷制御処理において、前記判断処理によって前記仕切り線を印刷しないと判断された場合であっても、前記節約印刷が設定されている場合は前記仕切り線を印刷する、印刷制御プログラム。 - 印刷部を制御する印刷制御装置であって、
制御部と、
前記印刷部と前記制御部とを接続する接続部と、
を備え、
前記制御部は、
一のシートに複数のページを集約して印刷する集約印刷の実行指示を受け付ける受付処理と、
前記受付処理によって前記実行指示が受け付けられると、前記ページ間に仕切り線を印刷するか否かを、予め設定されている判断基準に従って判断する判断処理と、
前記判断処理によって前記仕切り線を印刷すると判断された場合は前記仕切り線を印刷しないと判断された場合に比べて前記ページ間を広い間隔で集約印刷させるとともに、前記ページ間に前記仕切り線を印刷させる印刷制御処理と、
を実行する、印刷制御装置。
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JP2012073898A JP5900095B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 印刷制御プログラム、及び、印刷制御装置 |
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JP2012073898A Active JP5900095B2 (ja) | 2012-03-28 | 2012-03-28 | 印刷制御プログラム、及び、印刷制御装置 |
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