JP2012123692A - 画像処理装置、はみ出し判定方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、はみ出し判定方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ドキュメントの中のオブジェクトがはみ出るか否かを従来よりも確実に判定する。
【解決手段】画像形成装置1または端末装置3に、次の手段を設ける。目的の画像を用紙に印刷するための印刷データPAから印刷の範囲を示すClipコードなどを除去するなどしてビットマップデータPMを生成する、はみ出し判定用画像生成部302と、目的の画像が用紙からはみ出るか否かを、生成されたビットマップデータPMに基づいて判定するはみ出し判定処理部303と、を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像が用紙の印刷範囲からはみ出るか否かを判定する装置および方法などに関する。
ユーザは、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、およびスマートフォンなどのコンピュータでワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーション用ソフト、および描画ソフトなどの様々なアプリケーションを使用して、様々なドキュメントを作成することができる。さらに、ユーザは、作成したドキュメントを、印刷装置によって用紙に印刷することができる。
印刷装置は、用紙のすべての領域に画像を印刷できるとは、限らない。用紙の上下左右それぞれの端部へは印刷できないことが、多い。したがって、ドキュメントが用紙の端部に掛かる場合は、その部分は印刷されない。また、端部へ印刷することができる印刷装置であっても、画像のサイズが用紙のサイズよりも大きければ、当然、用紙からはみ出した部分は印刷されない。つまり、印刷装置によって印刷できる範囲は、決まっている。
画像が用紙からはみ出してしまうか否かを判定する方法として、次の方法が提案されている。ページ毎の印刷対象を示す印刷ジョブデータを取得する。前記ページ毎の印刷対象に印刷設定を適用して(例えば、スタンプマークを重ねて)ページ毎のラスタライズ画像を生成する。そして、前記ページ毎の前記ラスタライズ画像が1ページ分の印刷可能範囲よりも大きい画像であるか否かを判定する。
特開2010−97378号公報
特許文献1に記載される判定手法によると、印刷設定適用後の印刷データにおいて、印刷設定で新たに追加されたスタンプマークのはみ出しを判定することはできる。しかし、アプリケーションで作成したドキュメントの中のオブジェクトがはみ出るか否かを判定することは、できない。
本発明は、このような問題点に鑑み、ドキュメントの中のオブジェクトがはみ出るか否かを従来よりも確実に判定することを、目的とする。
本願の一形態に係る画像処理装置は、目的の画像を用紙に印刷するための第一の画像印刷データから印刷の範囲を示すコードを除去した第二の画像印刷データを生成する、除去手段と、前記目的の画像が前記用紙からはみ出るか否かを、前記除去手段によって得られた前記第二の画像印刷データに基づいて判定する判定手段と、を有する。
好ましくは、前記判定手段は、前記第二の画像印刷データに基づいてラスタライズを行うことによってビットマップ画像を求め、当該ビットマップ画像が前記用紙における印刷が可能な範囲からはみ出る場合に前記目的の画像が前記用紙からはみ出ると判定する。
前記コードの一例として、Clip命令およびそれとともに用いられるパラメータが挙げられる。
または、前記目的の画像が前記用紙からはみ出ると前記判定手段によって判定された場合に、当該目的の画像を前記用紙からはみ出ないように縮小することによって縮小画像を生成する、縮小手段と、前記縮小手段によって生成された前記縮小画像を前記用紙に印刷する印刷手段、を有する。または、前記目的の画像が前記用紙からはみ出ると前記判定手段によって判定された場合に、当該目的の画像を前記用紙からはみ出ないように縮小することによって縮小画像を生成する、縮小手段と、前記縮小手段によって生成された前記縮小画像を印刷するように印刷装置に対して指令を与える印刷制御手段と、を有する、
または、前記縮小手段によって生成された前記縮小画像をディスプレイに表示させる表示制御手段、を有する。
本発明によると、ドキュメントの中のオブジェクトがはみ出るか否かを従来よりも確実に判定することができる。
ネットワークシステムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 端末装置の機能的構成の例を示す図である。 プリンタドライバのモジュールの構成の例を示す図である。 ドキュメントのはみ出しの例を説明するための図である。 ドキュメントの例を示す図である。 画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 補正前プレビュー画面の例を示す図である。 はみ出しが生じているページの画像の例を示す図である。 補正処理の流れの例を説明するフローチャートである。 補正後プレビュー画面の例を示す図である。 補正前プレビュー画面の例を示す図である。
図1は、ネットワークシステムNSの全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、端末装置3のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、端末装置3の機能的構成の例を示す図である。図5は、プリンタドライバ32のモジュールの構成の例を示す図である。図6は、ドキュメントのはみ出しの例を説明するための図である。
図1に示すように、ネットワークシステムNSは、画像形成装置1、端末装置3、および通信回線4などによって構成される。これらの装置は、通信回線4を介して互いに接続可能である。通信回線4として、公衆回線、専用線、インターネット、またはいわゆるLAN(Local Area Network)回線などが用いられる。
画像形成装置1は、一般に複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像処理装置であって、コピー、PCプリント(ネットワークプリンティング)、ファックス、スキャナ、ボックス、および電子メールなどの機能を集約した装置である。
「PCプリント機能」とは、端末装置3から受信した画像データに基づいて画像を用紙に印刷する機能である。
「ボックス機能」とは、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像データなどのデータを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。また、本実施形態では、データは、ファイル単位でボックスに保存される。
端末装置3は、画像を印刷する処理などを画像形成装置1に実行させるためのドライバがインストールされている。端末装置3として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、またはPDA(Personal Digital Assistant)などが用いられる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、スキャナ10e、印刷装置10f、ネットワークインタフェース10g、操作部10h、およびモデム10iのほか、制御用回路などによって構成される。
スキャナ10eは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などの画像を読み取って画像データを生成する装置である。
印刷装置10fは、スキャナ10eによって読み取られた画像または他の装置から受信した画像データに示される画像を印刷する。
操作部10hは、液晶ディスプレイ、グラフィックスボード、タッチパネル、およびキーボードなどによって構成される。
グラフィックスボードは、グラフィックアクセラレータであって、液晶ディスプレイに画面を表示させるための処理を行う。液晶ディスプレイには、ユーザへメッセージを与えるための画面、処理の結果を示す画面、およびユーザが画像形成装置1または端末装置3に対してジョブなどの指示を入力するための画面などが表示される。タッチパネルは、液晶ディスプレイの表示面に設けられており、タッチされた(押された)位置を検知し、CPU10aにその位置を通知する。キーボードは、テンキーおよびファンクションキーなどからなる、いわゆるハードウェアキーボードである。
ネットワークインタフェース10gは、通信回線4を介してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)によって端末装置3などと通信を行うためのNIC(Network Interface Card)である。
モデム10iは、固定電話網を介してG3のプロトコルによって他のファックス端末と通信を行う装置である。
ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、オペレーティングシステムおよびファームウェアなどのプログラムがインストールされている。これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。大容量記憶装置10dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
端末装置3は、図3に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、大容量記憶装置30d、ネットワークインタフェース30e、グラフィックスボード30f、液晶ディスプレイ30g、キーボード30h、およびポインティングデバイス30iなどによって構成される。
グラフィックスボード30fは、グラフィックアクセラレータであって、液晶ディスプレイ30gに画面を表示させるための処理を行う。液晶ディスプレイ30gには、ユーザへメッセージを与えるための画面、処理の結果を示す画面、およびユーザが画像形成装置1に対してジョブなどの指示を入力するための画面が表示される。
ROM30cまたは大容量記憶装置30dには、図4に示すように、オペレーティングシステム31、プリンタドライバ32、およびアプリケーション33などのプログラムがインストールされている。プリンタドライバ32は、画像形成装置1のプリンタドライバである。アプリケーション33は、例えば、ワープロソフト、表計算ソフト、ブラウザ、または描画ソフトなどである。これらのプログラムは、必要に応じてRAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。大容量記憶装置30dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
プリンタドライバ32は、図5に示すように、印刷データ取得部301、はみ出し判定用画像生成部302、はみ出し判定処理部303、補正前プレビュー画像表示処理部304、印刷画像補正処理部305、補正後プレビュー画像表示処理部306、および印刷要求処理部307などのモジュールによって構成される。
プリンタドライバ32によると、アプリケーション33で生成したドキュメントに含まれるオブジェクトが、図6(A)のように画像形成装置1による用紙への印刷が可能な領域(点線で囲った領域)をはみ出してしまい、そのオブジェクトが図6(B)のように途切れて印刷されてしまう場合であっても、ユーザに警告を与えたり、はみ出さないようにドキュメントを補正したりすることができる。
図7は、ドキュメント50の例を示す図である。図8および図9は、画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図10は、補正前プレビュー画面61の例を示す図である。図11は、はみ出しが生じているページの画像5xの例を示す図である。図12は、補正処理の流れの例を説明するフローチャートである。図13は、補正後プレビュー画面62の例を示す図である。図14は、補正前プレビュー画面61の例を示す図である。
以下、プリンタドライバ32の各モジュールの機能について、図7に示すドキュメント50を印刷する場合を例に、図8に示すフローチャートなどを参照しながら順次説明する。
ドキュメント50は、アプリケーション33として表計算ソフト33Aが用いられて作成されたドキュメントである。縮小することなく所定のサイズ(本例では、A4サイズ)の用紙にドキュメント50を印刷すると、2ページに渡ってしまう。つまり、片面印刷モードの場合は2枚の用紙が必要であり、両面印刷モードの場合は1枚の用紙の両面に印刷する必要がある。
ドキュメント50には、文字および図形などのオブジェクトが複数、配置されている。ドキュメント50の背景色は、白色である。これらのオブジェクトのうちの、オブジェクト5aは、従来の印刷方法によると、1ページ目と2ページ目とに分かれて印刷されてしまう。
ユーザは、表計算ソフト33Aでドキュメント50を作成したら、印刷コマンドを端末装置3に入力する。すると、表計算ソフト33Aは、ドキュメント50の印刷データPAを生成する。印刷データPAは、例えばXPSなどのページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述される。
ところで、画像形成装置1は、用紙の上下左右それぞれの端部への印刷を行うことができない。以下、印刷を行うことのできる領域を「印刷可能領域」と記載し、印刷を行うことのできない領域を「印刷不能領域」と記載する。
印刷データPAには、クリップ(Clip)命令のコードが記載されている。クリップ命令は、印刷の対象を、指定した境界で切り抜くためのコマンドである。したがって、印刷データPAには、印刷可能領域が切り抜かれるようにクリップ命令が記載されている。例えば、A4サイズの用紙における印刷可能領域の位置を示す値がパラメータとして用いられてクリップ命令が記載されている。
印刷データ取得部301は、表計算ソフト33Aによって生成された印刷データPAを取得する(図8の#701)。
はみ出し判定用画像生成部302は、ドキュメント50のページごとの、はみ出し判定用画像51のデータを生成する(#702〜#709)。はみ出し判定用画像51は、ドキュメント50のオブジェクトを用紙に印刷した際に印刷可能領域からはみ出してしまわないかどうかを判定するために用いられる画像である。
はみ出し判定処理部303は、はみ出し判定用画像生成部302によって生成された各ページのビットマップデータPMに基づいて、オブジェクトのはみ出しが各ページに存在するか否かを判定する(#710)。
補正前プレビュー画像表示処理部304は、はみ出し判定処理部303による判別によってはみ出しが見つかったページの画像および警告などを液晶ディスプレイ30gに表示させる(#711〜#714)。
印刷画像補正処理部305は、オブジェクトがはみ出さないようにページの画像を補正する処理を行う(#715、#716)。補正後プレビュー画像表示処理部306は、補正された画像を液晶ディスプレイ30gに表示させる(#717、#718)。
ここで、1ページ目を対象とする場合を例に、はみ出し判定用画像生成部302、はみ出し判定処理部303、補正前プレビュー画像表示処理部304、印刷画像補正処理部305、および補正後プレビュー画像表示処理部306による処理の内容を説明する。
はみ出し判定用画像生成部302は、1ページ目の判定用中間データPB1を次のように生成する。
はみ出し判定用画像生成部302は、判定用中間データPB1を用意する(#702、#703)。この時点では、判定用中間データPB1は、空である。印刷データPAの中の1ページ目のデータを検索の対象として選び、対象のデータの先頭のコードを検索位置に設定する(#704)。
検索位置のコードがクリップ命令のコードでない場合は(#705でNo)、はみ出し判定用画像生成部302は、このコードを、このコードとともに用いられるパラメータなどとともに、判定用中間データPB1の末尾にコピーする(#706)。
一方、検索位置のコードがクリップ命令のコードである場合は(#705でYes)、このコードを、このコードとともに用いられるパラメータなどとともに、スキップする。つまり、判定用中間データPB1への、このコードおよびそれとともに用いられるパラメータなどのコピーを、行わない。
そして、はみ出し判定用画像生成部302は、1ページ目の中の、検索位置よりも下にコードがある場合は(#707でNo)、直ぐ下のコードに検索位置に変更し(#708)、上述の同様の方法で、新たな検索位置のコードおよびそのコードとともに用いられるパラメータなどを、そのコードがクリップ命令のコードでなければ、判定用中間データPB1の末尾にコピーする(#705でNo、#706)。
以上の通り、はみ出し判定用画像生成部302は、空の判定用中間データPB1を用意して初期化し、印刷データPAの中の1ページ目のデータからクリップ命令のコードおよびこのコードとともに用いられるパラメータなどを取り除いた部分を判定用中間データPB1にコピーする。
1ページ目のデータについての検索がすべて終わったら(#707でYes)、はみ出し判定用画像生成部302は、1ページ目の判定用中間データPBをラスタライズすることによって、1ページ目の画素ごとの画素値つまりビットマップを示すビットマップデータPM1を生成する(#709)。
このビットマップが、はみ出し判定用画像51である。よって、ビットマップデータPMが、はみ出し判定用画像51のデータである。
なお、画素値は、ドキュメント50がカラー画像である場合は、RGB(Red Green Blue)各色の濃度によって表わされる。または、XYZ系またはLab系など、RGB以外の表色系の値を用いてもよい。ドキュメント50がモノクロ画像である場合は、画素値は、黒の濃度によって表わせばよい。
はみ出し判定処理部303は、1ページ目にオブジェクトのはみ出しが存在するか否かを、次のように判定する(#710)。
はみ出し判定処理部303は、1ページ目のビットマップデータPMに示されるはみ出し判定用画像51のうちの印刷不能領域に背景色(本実施形態では、白色)以外の画素値を示す画素が表れている場合は、1ページ目にオブジェクトのはみ出しがあると、判定する。一方、印刷不能領域に背景色の画素しか表れていない場合は、1ページ目にはオブジェクトのはみ出しがないと、判定する。なお、印刷不能領域の位置は、クリップ命令のコードとともに用いられるパラメータの値によって求めることができる。例えば、クリップ命令のパラメータによって定められる印刷可能領域の外側を、印刷不能領域として求めればよい。
補正前プレビュー画像表示処理部304は、はみ出しが1ページ目に存在すると、はみ出し判定処理部303によって判定された場合に(#711でYes)、補正前プレビュー画面61を操作部10hの液晶ディスプレイに表示させる(図9の#712)。ただし、既に補正前プレビュー画面61が表示されている場合は、ステップ#712をスキップする。
補正前プレビュー画面61には、図10に示すように、プレビュー画像表示領域611、サムネイル表示領域612、詳細表示領域613、補正ボタン614、ページ移動コントローラ615、および拡大縮小コントローラ616などが配置されている。
プレビュー画像表示領域611は、ドキュメント50の任意のページを用紙に印刷した際のイメージ(いわゆる印刷プレビュー画像)を表示するための領域である。
サムネイル表示領域612は、各ページのサムネイル画像を表示するための領域である。サムネイル画像は、印刷プレビュー画像を親指またはアイコン程度の大きさに縮小した画像である。
詳細表示領域613は、はみ出しに関する情報を表示するための領域である。はみ出しに関する情報として、はみ出しが存在するページの番号および総数が挙げられる。
補正前プレビュー画像表示処理部304は、はみ出しが1ページ目に存在すると、はみ出し判定処理部303によって判定された場合に、1ページ目の印刷プレビュー画像6Aをプレビュー画像表示領域611に表示させ、1ページ目のサムネイル画像6Sをサムネイル表示領域612に表示させる(#713)。なお、表示は、印刷データPAに基づいて行われる。したがって、表計算ソフト33Aでオブジェクトが印刷不能領域へはみ出してドキュメント50の画像が作成されても、はみ出した部分はプレビュー画像表示領域611へは表れない。
さらに、補正前プレビュー画像表示処理部304は、詳細表示領域613に、はみ出しが1ページ目に存在すると、はみ出し判定処理部303によって判定された場合に、1ページ目の番号などを、例えば「1ページ目はみだし」のように表示させる(#714)。この表示は、補正することなく1ページ目の印刷を行えばオブジェクトが用紙に納まらないことをユーザに知らせる警告であると、言える。
ここでユーザは、補正前プレビュー画面61に示される内容を参照し、1ページ目の補正を行い必要があるか否かを決定する。そして、補正が必要な場合は、補正ボタン614を押す。
印刷画像補正処理部305は、補正ボタン614が押されると(#715でYes)、オブジェクトがはみ出さないように1ページ目を補正する処理を行う(#716)。ここで、この処理の手順を、図11に示す画像5xが処理の対象である場合を例に、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
印刷画像補正処理部305は、印刷データPAを参照し、このページの印刷可能領域の幅H1および高さV1を取得する(#751、#752)。さらに、次の(1)式および(2)式よりこのページの幅H2および高さV2を算出する(#753、#754)。
H2=H1+Ha+Hb … (1)
V2=V1+Va+Vb … (2)
Haは、印刷可能領域の右端から右方向へのオブジェクトのはみ出しの長さである。Hbは、印刷可能領域の左端から左方向へのオブジェクトのはみ出しの長さである。Vaは、印刷可能領域の上端から上方向へのオブジェクトのはみ出しの長さである。Vbは、印刷可能領域の下端から下方向へのオブジェクトのはみ出しの長さである。Ha、Hb、Va、およびVbは、ビットマップデータPMより求められる。
印刷画像補正処理部305は、次の(3)式および(4)式より縮小率RhおよびRvを算出する(#755)。
Rh=H1/H2 … (3)
Rv=V1/V2 … (4)

そして、印刷画像補正処理部305は、画像5xを、水平方向(幅方向)に縮小率Rh、縮小し、垂直方向(高さ方向)に縮小率Rv、縮小する(#756)。
なお、水平方向および垂直方向の比率(いわゆる縦横比)を維持する場合は、印刷画像補正処理部305は、縮小率Rhおよび縮小率Rvのうちの小さい方を、水平方向および垂直方向の両方の共通の縮小率として用いる。例えば、縮小率Rhおよび縮小率Rvがそれぞれ80%および90%である場合は、水平方向および垂直方向ともに80%に縮小する。
以下、印刷画像補正処理部305によって補正されたページのデータを「補正データPN」と記載する。
図8に戻って、補正後プレビュー画像表示処理部306は、印刷画像補正処理部305による処理の結果に基づいて補正後プレビュー画面62を操作部10hの液晶ディスプレイに表示させる(#717)。
補正後プレビュー画面62には、図13に示すように、プレビュー画像表示領域621、ページ移動コントローラ622、拡大縮小コントローラ623、および印刷ボタン624などが配置されている。
プレビュー画像表示領域621には、印刷画像補正処理部305による補正後の任意のページの印刷プレビュー画像6Bが表示される。
補正後プレビュー画像表示処理部306は、1ページ目が印刷画像補正処理部305によって補正された場合は、補正データPNに基づいて1ページ目をプレビュー画像表示領域621に表示させる(#718)。
以上、ドキュメント50の1ページ目を処理する場合を例に、はみ出し判定用画像生成部302ないし補正後プレビュー画像表示処理部306の各部が行う処理を説明したが、各部は、2ページ目以降についても同様に、処理を行う。
なお、図14に示すように、サムネイル表示領域612には、スペースに空きがある限り、既に処理を行った多数のページのサムネイル画像6Sを配置すればよい。また、警告のあるページのサムネイル画像6Sには、「!」などを表わすアイコンを重ねてもよい。ただし、番号の大きいページのサムネイル画像6Sを優先的に配置する。同様に、詳細表示領域613には、既に処理を行った多数のページの警告のメッセージを配置すればよい。さらに、警告(つまり、はみ出し)があるページの総数をも、詳細表示領域613に表示させてもよい。
また、その後、補正前プレビュー画像表示処理部304は、ユーザによるページ移動コントローラ615の操作に応じて、各ページの印刷プレビュー画像6Aをプレビュー画像表示領域611に表示させる。また、ユーザによる拡大縮小コントローラ616の操作に応じて、印刷プレビュー画像6Aを拡大しまたは縮小して表示させる。
補正後プレビュー画像表示処理部306も同様に、ユーザによるページ移動コントローラ622の操作に応じて、各ページの印刷プレビュー画像6Bをプレビュー画像表示領域621に表示させる。また、ユーザによる拡大縮小コントローラ623の操作に応じて、印刷プレビュー画像6Bを拡大しまたは縮小して表示させる。
図9に戻って、印刷要求処理部307は、印刷ボタン624が押されると(#721でYes)、ドキュメント50の各ページを用紙に印刷するように画像形成装置1に対して要求する(#722)。この際に、印刷データPAを画像形成装置1へ送信する。さらに、印刷画像補正処理部305によって補正が行われたページそれぞれの縮小率RhおよびRvを示す縮小率データPRを画像形成装置1へ送信する。
画像形成装置1は、端末装置3から印刷データPAおよび縮小率データPRを受信すると、印刷データPAに基づいて各ページを用紙に印刷する。ただし、縮小率データPRに縮小率RhおよびRvが示されるページについては、これらの縮小率RhおよびRvに応じて縮小して印刷する。
なお、端末装置3は、補正を行ったページについては、印刷データとして補正データPNを画像形成装置1へ送信してもよい。そして、画像形成装置1は、補正を行ったページについては補正データPNに基づいて印刷してもよい。
本実施形態によると、ドキュメントの中のオブジェクトがはみ出すか否かを従来よりも確実に判定することができる。
本実施形態では、印刷画像補正処理部305は、ビットマップデータPMに対して補正を行ったが、ドキュメント50の元のデータ、つまり、印刷データPAへ変換する前の表計算ソフト33Aのフォーマットのデータに対して、補正を行ってもよい。このように補正を行えば、縮小に伴ってページ数が変わる場合にも、1つのオブジェクトが複数のページに現れることを防止することができる。
本実施形態では、補正前プレビュー画面61および補正後プレビュー画面62を表示する処理を端末装置3が行ったが、画像形成装置1が行ってもよい。この場合は、図5に示す印刷データ取得部301、はみ出し判定用画像生成部302、はみ出し判定処理部303、補正前プレビュー画像表示処理部304、印刷画像補正処理部305、および補正後プレビュー画像表示処理部306を実現するためのモジュールを画像形成装置1に用意すればよい。そして、これらのモジュールをCPU10aによって実行すればよい。
本実施形態では、図8および図9に示したように、はみ出し判定用画像生成部302ないし補正後プレビュー画像表示処理部306の一連の処理を、1ページずつ行った。しかし、はみ出し判定用画像生成部302がドキュメント50の全ページの処理を纏めて行った後、続いて、はみ出し判定処理部303が全ページの処理を纏めて行ってもよい。そして、補正の対象のページを複数、補正前プレビュー画面61でユーザが指定できるようにしておき、印刷画像補正処理部305は、指定されたページを纏めて補正してもよい。
印刷データPAを記述する言語として、様々なPDLが用いられる。各PDLにも、Clip命令に相当するコマンド、つまり、印刷範囲を指定するコマンドが用意されている。よって、画像形成装置1または端末装置3は、印刷データPAに用いられるPDLに応じて、印刷範囲を指定するコマンドを削除すればよい。
その他、画像形成装置1および端末装置3の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成、補正前プレビュー画面61および補正後プレビュー画面62の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置
10f 印刷装置
3 端末装置
302 はみ出し判定用画像生成部(除去手段)
303 はみ出し判定処理部(判定手段)
305 印刷画像補正処理部(縮小手段)
306 補正後プレビュー画像表示処理部(表示制御手段)
307 印刷要求処理部(印刷制御手段)
50 ドキュメント(目的の画像)
6B 印刷プレビュー画像(縮小画像)
PA 印刷データ(第一の画像印刷データ)
PB 判定用中間データ(第二の画像印刷データ)
PM ビットマップデータ(第二の画像印刷データ)

Claims (8)

  1. 目的の画像を用紙に印刷するための第一の画像印刷データから印刷の範囲を示すコードを除去した第二の画像印刷データを生成する、除去手段と、
    前記目的の画像が前記用紙からはみ出るか否かを、前記除去手段によって得られた前記第二の画像印刷データに基づいて判定する判定手段と、
    を有することを画像処理装置。
  2. 前記判定手段は、前記第二の画像印刷データに基づいてラスタライズを行うことによってビットマップ画像を求め、当該ビットマップ画像が前記用紙における印刷が可能な範囲からはみ出る場合に前記目的の画像が前記用紙からはみ出ると判定する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記コードは、Clip命令およびそれとともに用いられるパラメータである、
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記目的の画像が前記用紙からはみ出ると前記判定手段によって判定された場合に、当該目的の画像を前記用紙からはみ出ないように縮小することによって縮小画像を生成する、縮小手段と、
    前記縮小手段によって生成された前記縮小画像を前記用紙に印刷する印刷手段と、を有する、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記目的の画像が前記用紙からはみ出ると前記判定手段によって判定された場合に、当該目的の画像を前記用紙からはみ出ないように縮小することによって縮小画像を生成する、縮小手段と、
    前記縮小手段によって生成された前記縮小画像を印刷するように印刷装置に対して指令を与える印刷制御手段と、を有する、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記縮小手段によって生成された前記縮小画像をディスプレイに表示させる表示制御手段、を有する、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. コンピュータに、
    目的の画像を用紙に印刷するための第一の画像印刷データから印刷の範囲を示すコードを除去した第二の画像印刷データを生成する処理を実行させ、
    前記目的の画像が前記用紙からはみ出るか否かを、前記生成した第二の画像印刷データに基づいて判定する処理を実行させる、
    ことを特徴とする、はみ出し判定方法。
  8. コンピュータに、
    目的の画像を用紙に印刷するための第一の画像印刷データから印刷の範囲を示すコードを除去した第二の画像印刷データを生成する処理を実行させ、
    前記目的の画像が前記用紙からはみ出るか否かを、前記生成した第二の画像印刷データに基づいて判定する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016038859A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 富士通株式会社 処理方法、処理装置及びプログラム
US11012589B2 (en) 2017-04-19 2021-05-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium with background emphasis of reduced image

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