JP5898505B2 - 硬質平面板貼合用樹脂シート、積層体及び表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、硬質平面板貼合用樹脂シート、それを用いた積層体及び表示体に関する。さらに詳しくは、2枚の硬質平面板を、段差追従性を有すると共に、貼合後に気泡を再発させることがない(以下、「耐気泡再発性」ということがある)樹脂シート、及び該樹脂シートを介して2枚の硬質平面板が積層されてなる積層体、並びに前記積層体を部材として用いてなる携帯情報端末機器、タッチパネル装置、中型及び大型の表示体などに関するものである。
近年、ディスプレイの画質向上のため、前面ガラスとディスプレイモジュール間のエアーギャップを樹脂で埋める検討が行われている。特許文献1では、損失正接0.6〜1.5の粘着剤層を芯材となし、膜厚200〜300μmで使用した例である。また、特許文献2では、25℃の貯蔵弾性率が1.0×105Pa以下であり、ゲル分率が40%以上であることを特徴とする粘着シートを使用する例が報告されている。前者は高い損失正接と高膜厚の粘着剤を使用して高い追従性を実現している例であり、携帯端末機器など小型表示体には適した技術であるが、常時せん断力が作用する据え置き型のディスプレイでは粘着剤層の凝集破壊を起こし、使用することができない。また後者の例では、25℃の貯蔵弾性率を低くすることで高い追従性を実現しているが、高温時の弾性率が低下し、耐久条件下で問題が発生する。
ところで、従来の携帯情報端末機器の情報表示部表面は機器内部の電気回路などを隠蔽するために、ベゼルカバーなどで周縁部を覆っていたが、近年は、薄型化と情報表示部端面からの余分な光を遮断させる観点から、ベゼルカバーに代わって、表示体を構成する硬質平面板に額縁状に加飾印刷層を施すことなどが行われている。
加飾印刷とは一般に隠蔽性や意匠性を付与するために行われる印刷であるが、加飾印刷を行うことで設けられる3〜50μm程度の微小な段差は、加飾印刷層を設けた硬質平面板と他の硬質平面板との貼合時に気泡が混入してしまう原因となる。そのため通常は平面板同士ではなく、どちらか一方を屈曲可能なフィルムを用いるなどして、貼合時における気泡の問題を解消することが多い。
一方、携帯情報端末機器として、抵抗膜方式、静電容量方式、電磁誘導方式、赤外線方式等のタッチパネルを搭載したものが既に多く上市されているが、その中でも静電容量方式タッチパネルは、2点検出(マルチタッチ)が可能であり、近年のモバイル製品のアプリケーションに対して有効である。静電容量方式タッチパネルは、表面の静電容量の変化を検出する方式であるため、均一な電場が要求される。通常、薄型化、軽量化、貼合時の気泡混入対策にはフィルム方式が有効であるが、均一な電場を形成するためにはガラスなどの平滑な面が有効となる。そのため、静電容量方式タッチパネルでは、剛性を有する平面板同士の貼合が要求される。
従来の携帯情報端末機器の内部部材同士を貼合する方法として、特許文献3にはポリウレタンフィルムからなる芯材の両面に粘着剤を用いた両面粘着テープが提案されている。
しかし、特許文献3の両面粘着テープでは、平面板と変形可能なフィルムを貼合する場合は、多少の段差があっても気泡を残すことなく貼付できるが、平面板同士を貼付する場合、つまり変形不可能な面同士の貼合の場合には、気泡を追い出しながら貼合することができないため、貼付面に気泡が混入し、さらに段差に完全に追従させることは困難であった。
これに対し、前記特許文献1には動的粘弾スペクトルの損失正接が0.6〜1.5であり、かつ80℃における貯蔵弾性率が1.0×105Pa以上である粘着剤層を有する両面粘着シートが提案されている。
特許文献1の両面粘着シートは、表面保護パネルを画像表示パネルに貼付した際に混入する気泡を、オートクレーブ処理によって除去することができ、さらにその後加熱促進を行っても前記気泡が復活せず、新たな気泡も発生しない。
また、特許文献4には、25℃におけるtanδすなわち損失正接が0.5以上である第1層と25℃におけるtanδが0.5未満である第2層及び25℃におけるtanδが0.5以上である第3層からなるディスプレイ用耐衝撃フィルムが提案されている。
特許文献4のディスプレイ用耐衝撃フィルムにおいても、貼合時に発生した気泡を加熱加圧処理により消泡することができ、経時的に気泡が再発することもない。
特開2008−231358号公報 特開2010−97070号公報 特開平6−346032号公報 特開2009−300506号公報
しかし前記特許文献1に記載の両面粘着シートや前記特許文献4に記載のディスプレイ用耐衝撃フィルムを、ガラスパネルの平坦な面ではなく、段差を有する面に貼付した場合には、オートクレーブ処理後に一度は消滅した気泡が、経時的に再発することが本発明者らによって確認されている。
本発明は、このような状況下になされたもので、2枚の硬質平面板を樹脂シートを介して貼合してなる積層体であって、前記2枚の硬質平面板を樹脂シートを介して貼合する際に生じる気泡を容易に除去し得ると共に、経時的な気泡の発生を抑制することができ、さらにヘイズを抑えることができるため視認性も良く、また裁断加工適性に優れる積層体、この積層体の形成に用いられる樹脂シート及び前記積層体の用途を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、前記樹脂シートとして、特定の性状と厚みを有するものを使用することにより、前記の特性を有する積層体が容易に得られること、そしてこの積層体は、携帯情報端末機器、タッチパネル装置、中型及び大型の表示体などの部材として有用であることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
[1]2枚の硬質平面板をそれぞれ両面に貼合するための樹脂シートであって、少なくとも3層の樹脂層からなり、硬質平面板と接する2層の樹脂層(A1)及び(A2)は、いずれも、温度23℃における貯蔵弾性率が0.04〜0.17MPa、損失正接が0.6未満、及び厚みが25〜180μmであって、被着体と接しない樹脂層(B)は少なくとも1層からなり、かつ該(B)層が複数の積層構造を有する場合、各層の屈折率が1.42〜1.58であり、(B)層全体の温度23℃における破断伸度が0.5〜120%、厚みが3〜60μmであることを特徴とする硬質平面板貼合用樹脂シート、
[2]総厚が60〜400μmである上記[1]に記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、
[3]樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)を構成する樹脂がそれぞれアクリル系樹脂である上記[1]又は[2]に記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、
[4]樹脂層(B)のガラス転移温度が50〜120℃である上記[1]〜[3]のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、
[5]樹脂層(B)を構成する樹脂がウレタン変性ポリエステル系樹脂である上記[1]〜[4]のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、
[6]少なくとも一方の硬質平面板が段差を有するものであって、該段差の高さが樹脂シートの総厚の2〜20%である上記[1]〜[5]のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、
[7]全光線透過率が85%以上である上記[1]〜[6]のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、
[8]上記[1]〜[7]のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シートを介して、2枚の硬質平面板が積層されてなることを特徴とする積層体、及び
[9]2枚の硬質平面板の少なくとも一方が段差を有し、かつ該段差が印刷層による段差である上記[8]に記載の積層体、及び
[10]表示体モジュール、上記[1]〜[7]のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、及び額縁状の段差を有する保護板の順で積層されてなる表示体、
を提供するものである。
本発明によれば、2枚の硬質平面板を樹脂シートを介して貼合してなる積層体であって、前記2枚の硬質平面板を樹脂シートを介して貼合する際に生じる気泡を容易に除去し得ると共に、経時的な気泡の発生を抑制することができ、さらにヘイズを抑えることができるため視認性も良く、また裁断加工適性に優れる積層体、この積層体の形成に用いられる樹脂シート及び前記積層体を用いた表示体を提供することができる。
本発明の積層体における一実施形態を示す断面模式図である。 額縁状段差を設けた硬質平面板の一実施形態を示す平面模式図である。 本発明の表示体における一実施形態を示す断面模式図である。 本発明の硬質平面板貼合用樹脂シートのヘイズ値の測定方法を示す模式図である。
まず、本発明の硬質平面板貼合用樹脂シートについて説明する。
[硬質平面板貼合用樹脂シート]
本発明の硬質平面板貼合用樹脂シート(以下、単に「樹脂シート」と称することがある。)は、2枚の硬質平面板をそれぞれ両面に貼合するための樹脂シートであって、少なくとも3層の樹脂層からなり、硬質平面板と接する樹脂層(A1)及び(A2)は、いずれも、温度23℃における貯蔵弾性率が0.04〜0.17MPa、損失正接が0.6未満、及び厚みが25〜180μmであって、被着体と接しない樹脂層(B)は少なくとも1層からなり、かつ該(B)層が複数の積層構造を有する場合、各層の屈折率が1.42〜1.58であり、(B)層全体の温度23℃における破断伸度が0.5〜120%、厚みが3〜60μmであることを特徴とする。
(硬質平面板)
本発明の樹脂シートを介して貼合される2枚の硬質平面板としては、少なくとも一方が段差を有するものであって、該段差の高さが、樹脂シートの総厚の2〜20%であるものが、本発明の効果をより一層発現させることができる。本発明は2%以上の段差高さに対して効率的に効果を発現できるが、より困難な段差高さ3%以上の方が本発明の効果をより一層発現させることができることから好ましく、4%以上とすることがさらに好ましい。また段差高さは20%以下であることが好ましく、より好ましくは15%以下であり、さらに好ましくは10%以下である。
硬質平面板の材質としては、通常透明なガラス板や樹脂板が用いられる。上記ガラス板としては、例えばソーダライムガラス、バリウム・ストロンチウム含有ガラス、アルミノケイ酸ガラス、鉛ガラス、ホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、石英などからなるものを用いることができる。上記樹脂板としては、例えばアクリル樹脂板、ポリカーボネート板、TCA(トリアセチルセルロース)フィルムなどからなる積層板等を用いることができる。
上記硬質平面板の厚さは、後述する積層体の用途にもよるが、通常0.08〜5mm程度、好ましくは0.2〜4mm、さらに好ましくは0.4〜3mmである。
硬質平面板における前記段差は、通常硬質平面板に対して、紫外線硬化型インクなどを用いて額縁状に加飾印刷層を設けることにより形成される。
(硬質平面板と接する樹脂層)
本発明の樹脂シートは、少なくとも3層の樹脂層からなり、前述した2枚の硬質平面板が、当該樹脂シートの両面に貼合される。硬質平面板と接する樹脂層(以下、樹脂層Aと称し、両面の2つの樹脂層を、それぞれ樹脂層(A1)又は(A1)層、樹脂層(A2)又は(A2)層と称する。)は、(A1)及び(A2)共に、温度23℃における貯蔵弾性率が0.04〜0.17MPa、損失正接が0.6未満、及び厚みが25〜180μmであることを要する。
本発明の樹脂シートにおいて、(A1)層及び(A2)層の23℃における貯蔵弾性率が0.04MPa以上であると、裁断加工適性・抜き加工適性が良好となり、0.17MPa以下であると追従性が良好となる。(A1)層及び(A2)層の23℃における貯蔵弾性率は、裁断加工適性、抜き加工適性及び追従性の観点から、0.05〜0.14MPaであることがより好ましく、0.06〜0.11MPaであることがさらに好ましい。また、(A1)層及び(A2)層の23℃における損失正接が0.6未満であると、裁断加工適性・抜き加工適性が良好となる。(A1)層及び(A2)層の23℃における損失正接は、裁断加工適性、抜き加工適性の観点から、0.58未満であることがより好ましく、0.56未満であることがより好ましい。
さらに、(A1)層及び(A2)層の厚みが25μm以上であると追従性が良好となり、180μm以下では、裁断加工適性・抜き加工適性が良好となる。(A1)層及び(A2)層の膜厚は、追従性、裁断加工適性及び抜き加工適性の観点から、25〜120μmであることが好ましく、30〜70μmであることがより好ましく、40〜60μmであることがさらに好ましい。
<アクリル系樹脂>
前記の樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)を構成する樹脂は、それぞれアクリル系樹脂であることが好ましい。
アクリル系樹脂に特に制限はないが、(メタ)アクリル酸エステル系共重合体が好ましい。
この(メタ)アクリル酸エステル系共重合体としては、エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、必要に応じて用いられる架橋性官能基含有エチレン性単量体や他の単量体との共重合体を好ましく挙げることができる。
≪(メタ)アクリル酸アルキルエステル≫
エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレート等が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
≪架橋性官能基含有エチレン性単量体≫
必要に応じて用いられる架橋性官能基含有エチレン性単量体は、例えばヒドロキシ基、カルボキシル基、アミノ基、置換アミノ基、エポキシ基等の官能基を分子内に有するエチレン性単量体であり、好ましくはヒドロキシ基含有エチレン性不飽和化合物、カルボキシル基含有エチレン性不飽和化合物が用いられる。このような架橋性官能基含有エチレン性単量体の具体的な例としては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート等のヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸等のカルボキシル基含有エチレン性不飽和化合物が挙げられる。上記の架橋性官能基含有エチレン性単量体は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
≪他の単量体≫
必要に応じて用いられる他の単量体としては、シクロヘキシルアクリレート、イソボルニルアクリレートなどの脂環式構造を有する(メタ)アクリル酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;塩化ビニル、ビニリデンクロリドなどのハロゲン化オレフィン類;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系単量体;ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン系単量体;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル系単量体;N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミドなどのN,N−ジアルキル置換アクリルアミド類などが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
以上の(メタ)アクリル酸エステル、及び必要に応じて用いられる架橋性官能基含有エチレン性単量体や他の単量体を、それぞれ所定の割合で用い、従来公知の方法を用いて共重合を行い、重量平均分子量が、好ましくは30万〜150万程度、より好ましくは35万〜130万程度の(メタ)アクリル酸エステル系重合体を製造する。
なお、上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定した標準ポリスチレン換算の値である。
<架橋剤>
必要に応じて用いられる架橋剤としては、従来アクリル系樹脂において架橋剤として慣用されているものの中から、任意のものを適宜選択して用いることができる。このような架橋剤としては、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒド類、メチロールポリマー、アジリジン系化合物、金属キレート化合物、金属アルコキシド、金属塩などが挙げられるが、前記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体が、架橋性官能基としてヒドロキシ基を有する場合には、ポリイソシアネート化合物が好ましく、一方カルボキシル基を有する場合には、金属キレート化合物やエポキシ化合物が好ましい。
≪ポリイソシアネート化合物≫
ポリイソシアネート化合物の例としては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネートなど、及びそれらのビウレット体、イソシアヌレート体、さらにはエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ヒマシ油などの低分子活性水素含有化合物との反応物であるアダクト体などを挙げることができる。上記ポリイソシアネート化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
≪金属キレート化合物≫
金属キレート化合物の例としては、金属原子がアルミニウム、ジルコニウム、チタニウム、亜鉛、鉄、スズなどのキレート化合物があるが、性能の点からアルミニウムキレート化合物が好ましい。
アルミニウムキレート化合物としては、例えばジイソプロポキシアルミニウムモノオレイルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムビスオレイルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムモノオレエートモノエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノラウリルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノステアリルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノイソステアリルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムモノ−N−ラウロイル−β−アラネートモノラウリルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(イソブチルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(2−エチルヘキシルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(ドデシルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(オレイルアセトアセテート)キレートなどが挙げられる。上記金属キレート化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
≪エポキシ化合物≫
エポキシ化合物の例としては、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、テレフタル酸ジグリシジルエステル、スピログリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジルアミノメチルシクロへキサン、テトラグリシジルキシレンジアミン、テトラグリシジルビスアミノメチルシクロヘキサン、ポリグリシジルメタキシレンジアミンなどが挙げられる。上記エポキシ化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前述したアクリル系樹脂の単量体の選択並びに組み合わせや、架橋剤の種類及び量を調整することで、樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)の温度23℃における貯蔵弾性率及び23℃における損失正接を調節することができる。
前記の樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)は、同一の組成及び性状を有するものであってもよいし、異なる組成及び性状を有するものであってもよいが、生産性の観点から同一組成及び性状を有するものが好ましい。
また、樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)には、他の添加剤、例えば粘着付与剤、顔料、染料、フィラー、酸化防止剤、紫外線吸収剤などを含有させてもよい。
(被着体と接しない樹脂層(B))
本発明の樹脂シートにおいては、前記した樹脂層(A1)と樹脂層(A2)との間に、中間層(以下樹脂層(B)又は(B)層と称する。)が設けられており、この樹脂層(B)は、少なくとも1層からなる。(B)層が1層からなる場合には、該(B)層の屈折率が1.42〜1.58であることを要し、(B)層が複数の積層構造を有する場合には、各層の屈折率が1.42〜1.58であることを要する。また、(B)層全体の温度23℃における破断伸度が0.5〜120%、厚みが3〜60μmであることを要する。
当該(B)層の屈折率が上記範囲にあれば、本発明の樹脂シートのヘイズ値を1.0%未満にすることができ、また当該(B)層の破断伸度が上記範囲にあれば、本発明の樹脂シートは、せん断力に対する保持力が高くなると共に、耐久性に優れるものとなる。
当該(B)層の厚みが3μm以上であれば、裁断加工適性、抜き加工適性、貼合性が良好であり、60μm以下であれば追従性が良好である。裁断加工適性、抜き加工適性、貼合性の観点から、該膜厚は3〜40μmであることが好ましく、3〜25μmであることがより好ましく、4〜15μmであることがさらに好ましい。
さらに、当該(B)層のガラス転移温度は、高温領域における形状を維持する観点から50〜120℃の範囲であることが好ましく、70〜120℃の範囲にあることがより好ましく、80〜100℃の範囲にあることがさらに好ましい。
当該(B)層を構成する樹脂としては、ウレタン変性ポリエステル系樹脂が好ましく、特に芳香族ポリエステルを基本骨格とするウレタン変性ポリエステル系樹脂が好適である。
このようなウレタン変性ポリエステル系樹脂として、溶液型のウレタン変性ポリエステル系樹脂が東洋紡(株)から、「登録商標バイロンのURシリーズ」として販売されている。この「バイロンURシリーズ」の中で、特に「UR−1400」が、高硬度及び高ガラス転移温度を有し、本発明の樹脂シートにおける(B)層を構成する樹脂として好適に用いられる。
当該(B)層は単層であってもよいし、(B)層が前述した性状を有していれば、異なる性状を有する層の積層体であってもよい。
また、当該(B)層には、他の添加剤、例えば粘着付与剤、顔料、染料、フィラー、酸化防止剤、紫外線吸収剤などを含有させてもよい。
本発明の樹脂シートは、総厚が60〜400μmであることが好ましく、100〜400μmであることがより好ましく、120〜250μmであることがさらに好ましい。総厚が60μm以上であれば、十分な追従性が得られ、400μm以下であれば、裁断加工適性や抜き加工適性が良好である。
本発明の樹脂シートにおける全光線透過率は、通常85%以上、好ましくは90%以上である。
(樹脂シートの作製)
本発明の樹脂シートは、当該樹脂シートが、樹脂層(A1)、1層の中間層である樹脂層(B)及び樹脂層(A2)の3層構造からなる積層シートである場合、例えば以下に示す方法により作製することができる。
まず、前記アクリル系樹脂と、必要に応じて用いられる前記架橋剤や他の添加剤との混合物に、適当な溶媒を加えて、塗布に適した濃度にすることにより、樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)を形成するための樹脂溶液(a1)、(a2)をそれぞれ調製する。
前記のようにして調製した樹脂層(A1)作製用の樹脂溶液(a1)を、重剥離シートの剥離処理面に、乾燥後の厚さが所定の厚さになるように塗布したのち、加熱・乾燥して重剥離シート上に樹脂層(A1)を形成させる。次いで該樹脂層(A1)に軽剥離シートの剥離処理面をラミネートし、2枚の剥離シートに挟持された樹脂層(A1)を作製する。また、樹脂溶液(a1)と同様に樹脂層(B)作製用のウレタン変性ポリエステル系樹脂溶液(b)を調製し、これを軽剥離シートの剥離処理面に、乾燥厚みが所定の厚みになるように塗布したのち、加熱・乾燥して軽剥離シート上に樹脂層(B)を形成する。
次いで、前述の2枚の剥離シートに挟持された樹脂層(A1)の、軽剥離シートを剥離して表出した樹脂層(A1)と前記樹脂層(B)とを貼合し、2層の樹脂層からなる積層シートを作製する。
さらに別途、前記の樹脂溶液(a2)を軽剥離シートの剥離処理面に、乾燥後の厚みが所定の厚みになるように塗布したのち、加熱・乾燥して軽剥離シート上に樹脂層(A2)を形成させる。次いで、前述の2層の樹脂層からなる積層シートの軽剥離シートを剥離して表出した樹脂層(B)と前記樹脂層(A2)とを貼合することにより、樹脂層(A1)、樹脂層(B)及び樹脂層(A2)の順からなる3層構造の当該樹脂シートが得られる。
また上述の加工方法以外でも、例えば樹脂層(B)を軽剥離シート上に形成した後に、樹脂層(A1)、樹脂層(A2)を順次貼り合わせてもよく、各層を形成する順序は特に限定されない。
このようにして得られた本発明の樹脂シートは、硬質板同士を貼合させる際の高い追従性と、気泡抑制能を有すると共に、高温及び経時での気泡再発抑制性と、せん断力に対する高い保持力を有し、耐久性にも優れている。また、全光線透過率が通常85%以上、ヘイズ値が通常1.0%未満であって、透明性に優れている。
このような性状を有する本発明の樹脂シートは、下記本発明の積層体及び表示体の作製用として用いることができる。
[積層体]
本発明の積層体は、前述した本発明の硬質平面板貼合用樹脂シートを介して、2枚の硬質平面板が積層されてなることを特徴とする。前記硬質平面板については、前述した本発明の樹脂シートの説明において示したとおりである。
また、本発明の積層体は、2枚の硬質平面板の少なくとも一方が段差を有し、かつ該段差が印刷層による段差である積層体であってもよい。
図1は、本発明の積層体の一実施形態を示す断面模式図である。図1における積層体10は、加飾印刷による額縁状段差7を有する硬質平面板5と、段差を有しない硬質平面板6とが、樹脂層(A1)と、樹脂層(B)と、樹脂層(A2)とが順に積層されてなる本発明の樹脂シート1を介して積層されてなる構造を有する。なお、図1において、2は樹脂層(A1)、3は樹脂層(A2)、4は樹脂層(B)を示す。
ここで、「額縁状段差」とは、硬質平面板の周縁部に沿って設けられた凸部と該硬質平面板との段差をいい、図2は、額縁状段差7を設けた硬質平面板5の一実施形態を示す平面模式図である。
なお、2枚の硬質平面板を積層する際には、硬質平面板5の貼合面5aと、樹脂シート1における樹脂層(A1)とが接するように、かつ硬質平面板6の貼合面6bと、樹脂シート1における樹脂層(A2)とが接するようにして積層される。
本発明においては、このような積層体を部材として用いることにより、携帯情報端末機器や、静電容量方式タッチパネル装置、各種のフラットパネルディスプレイなどを提供することができる。
[表示体]
本発明の表示体は、表示体モジュール、本発明の硬質平面板貼合用樹脂シート、及び額縁状の段差を有する保護板の順で積層されてなることを特徴とする。
前記額縁状の段差を有する保護板としては、例えば前述で説明した印刷層による段差を有する硬質平面板を用いることができる。
また、前記表示体モジュールとしては、画像表示パネルを有する携帯情報端末機器などの電子端末用画像表示モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、有機又は無機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、表面電解ディスプレイ(SED)等の種々のフラットパネルディスプレイモジュール、静電容量方式タッチパネルモジュールなどを用いることができる。
図3は、本発明の表示体の一実施形態を示す断面模式図である。図3における表示体20は、表示体モジュール9、本発明の樹脂シート1、及び加飾印刷による額縁状段差7を有する保護板8の順で積層されてなる構造を有する。
なお、樹脂シート1における積層構造は前述した図1及び本文において示したとおりであり、前記表示体モジュール9としては、例えば上述の各種フラットパネルディスプレイモジュールや、静電容量方式タッチパネルモジュールなどが用いられる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、各例における諸特性は、以下に示す方法に従って求めた。
(1)樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)の23℃における貯蔵弾性率(G’)、損失正接(tanδ)
各例で樹脂層(A1)の形成に用いた樹脂溶液を剥離シート上に塗布し、120℃で2分間加熱して、樹脂層(A1)を形成した。この剥離シートを取り除き、複数枚積層し、厚さ2.0mmのシートサンプルを作製した。形成したシートサンプルを直径8.0mm×高さ2.0mmの円柱状に切り抜き、粘弾性測定装置(レオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イー社製、製品名「RDAII」)を使用し、ねじりせん断法により測定周波数1Hzにて、各温度における貯蔵弾性率と、損失正接を測定し、樹脂層(A1)の23℃におけるG’及びtanδを求めた。
また、上記と同様にして、樹脂層(A2)の23℃におけるG’及びtanδを求めた。
(2)各層の厚み
各例で得られた樹脂シートの樹脂層の厚みを、JIS K 7130に準じて、定圧厚さ測定器(テクロック社製、製品名「PG−02」)で測定した。
(3)樹脂層(B)の屈折率
日本工業規格JIS K 7142−2008「プラスチック−屈折率の求め方」に準拠し、多波長アッベ屈折率計(アタゴ社製、製品名「DR−M2」)を用いて、波長589nmにおける樹脂層(B)の屈折率を測定した。
(4)樹脂層(B)の23℃における破断伸度
樹脂層(B)を幅15mm、長さ70mmに裁断して、測定用サンプルを作製した。次いで、万能引張圧縮試験機(インストロン社製、製品名「インストロン5581型」)を使用して、測定用サンプルの両端部10mmをセットし、幅:15mm、長さ50mmの測定箇所を、温度23℃、引張速度200mm/minの条件で伸ばし、破断した際の伸度を測定した。
(5)樹脂シートの段差追従性(貼合性)[オートクレーブ処理直後]
黒色印刷段差付きガラスに、ラミネーターを用いてサンプルの樹脂シートを貼付し、次いでガラス板を貼合した後、オートクレーブ処理(60℃、0.6MPa、30分)を行った。額縁印刷の内側を目視観察し、気泡が消失していれば○、残っていれば×とした。
(6)樹脂シートの段差追従性(貼合性)[オートクレーブ処理後80℃100時間放置]
上記(5)で得られたオートクレーブ処理後で気泡が消失しているサンプルを80℃の恒温槽に100時間放置し、気泡の再発有無を目視観察した。気泡がなければ○、わずかに気泡が確認される程度であれば△、目視ではっきりと気泡が確認されれば×とした。
(7)樹脂シートの裁断加工適性
NTカッターを用いて幅1mm、長さ50mmの樹脂シートサンプルを作製した際、マイクロゲージを用いて、正確なサンプル幅で裁断加工できているか確認した。サンプル幅が1mm±0.2mm以内であれば○、そうでなければ×とした。
(8)樹脂シートのヘイズ値
各例で得られた樹脂シートの剥離シートを取り除き、ヘイズメータ(日本電色工業(株)製、製品名「NDH2000」)を用い、日本工業規格JIS K7361−1−1997「プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法」に準拠して樹脂シートのヘイズ値(%)を測定した。
ヘイズ値の測定方法の模式図を図4に示す。図4において、入射光100の垂線200に対し、樹脂シート1の角度が50°になるようにして斜め方向から測定した。ヘイズ値が1.0%未満であれば○、ヘイズ値が1.0%以上であれば×とした。
(9)樹脂シートの全光線透過率
各例で得られた樹脂シートの剥離シートを取り除き、ヘイズメータ(日本電色工業(株)製、製品名「NDH2000」)を用い、JIS K 7361に準拠して全光線透過率を測定した。全光線透過率が85%以上であれば○、全光線透過率が85%未満であれば×とした。
調製例1 樹脂溶液(A−1)の調製
2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)、シクロヘキシルアクリレート(CHA)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)からなるアクリル系共重合体溶液(2EHA/CHA/HEA=質量比59.7:40:0.3、重量平均分子量80万、濃度40質量%)100質量部に、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)製、製品名「コロネートL」、濃度75質量%)0.05質量部を混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度30質量%の樹脂溶液(A−1)を調製した。
調製例2 樹脂溶液(A−2)の調製
2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)、シクロヘキシルアクリレート(CHA)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)からなるアクリル系共重合体溶液(2EHA/CHA/HEA=質量比59.7:40:0.3、重量平均分子量80万、濃度40質量%)100質量部に、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)製、製品名「コロネートL」、濃度75質量%)0.25質量部を混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度30質量%の樹脂溶液(A−2)を調製した。
調製例3 樹脂溶液(A−3)の調製
ブチルアクリレート(BA)、アクリル酸(AAc)からなるアクリル系共重合体溶液(BA/AAc=質量比90:10、重量平均分子量40万、濃度44質量%)100質量部に、エポキシ系架橋剤(三菱瓦斯化学(株)製、製品名「テトラッドC」、濃度100質量%)0.025質量部を混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度30質量%の樹脂溶液(A−3)を調製した。
調製例4 樹脂溶液(A’−1)の調製
ブチルアクリレート(BA)、エチルアクリレート(EA)、アクリル酸(AAc)からなるアクリル系共重合体溶液(BA/EA/AAc=質量比77:20:3、重量平均分子量90万、濃度29質量%)100質量部に、アルミキレート系架橋剤(綜研化学(株)製、製品名「M−5A」、濃度4.95%)4質量部を混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度30%の樹脂溶液(A’−1)を調製した。
調製例5 樹脂溶液(A’−2)の調製
ブチルアクリレート(BA)、アクリル酸(AAc)からなるアクリル系共重合体溶液(BA/AAc=質量比98:2、重量平均分子量100万、濃度40質量%)100質量部に、ロジン系粘着付与樹脂(ハリマ化成(株)製、製品名「ハリエスターTF」)50質量部混合し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン(株)製、製品名「コロネートL」、濃度75%)0.75質量部を混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度30%の樹脂溶液(A’−2)を調製した。
調製例6 樹脂溶液(A’−3)の調製
ブチルアクリレート(BA)、メチルアクリレート(MA)、アクリル酸(AAc)からなるアクリル系共重合体溶液(BA/MA/AAc=質量比77:20:3、重量平均分子量90万、濃度28質量%)100質量部に、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン工業(株)製、製品名「コロネートL」、濃度75%)0.875質量部を混合し、アルミキレート系架橋剤(綜研化学社製、製品名「M−5A」、濃度4.95%)1.75質量部混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度32%の樹脂溶液(A’−3)を調製した。
調製例7 樹脂溶液(B−1)の調製
ウレタン変性ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製、製品名「バイロンUR−1400」、濃度30質量%)をメチルエチルケトンで希釈して、不揮発分濃度25質量%の樹脂溶液(B−1)を調製した。
調製例8 樹脂溶液(B’−1)の調製
ブチルアクリレート(BA)、エチルアクリレート(EA)、アクリル酸(AAc)からなるアクリル系共重合体溶液(BA/EA/AAc=質量比77:20:3、重量平均分子量90万、濃度29質量%)100質量部に、アルミキレート系架橋剤(綜研化学(株)製、製品名「M−5A」、濃度4.95質量%)4質量部を混合し、メチルエチルケトンで希釈して不揮発分濃度30質量%の樹脂溶液(B’−1)を調製した。
調製例9 樹脂溶液(B’−2)の調製
ウレタン変性ポリエステル系樹脂溶液(東洋紡績(株)製、製品名「バイロンUR−3200」、濃度30質量%)をメチルエチルケトンで希釈して、不揮発分濃度25質量%の樹脂溶液(B’−2)を調製した。
実施例1
樹脂溶液(A−1)を重剥離シート(リンテック(株)製、製品名「SP−PET752150」)に塗布し、120℃で2分間加熱して、重剥離シート上に厚み50μmの樹脂層(A1)を形成した。さらに樹脂層(A1)に軽剥離シート(リンテック(株)製、製品名「SP−PET382120」)の剥離面をラミネートし、2枚の剥離シートに挟持された樹脂層(A1)を作製した。また別途、樹脂溶液(B−1)を軽剥離シート(リンテック(株)製、製品名「SP−PET382120」)に塗布し、120℃で2分間加熱して、軽剥離シート上に厚み10μmの樹脂層(B)を形成した。次に、前述の2枚の剥離シートに挟持された樹脂層(A1)の軽剥離シートを剥離して表出した樹脂層(A1)と樹脂層(B)とを貼合し、2層の樹脂層からなる樹脂積層体を得た。
さらに別途、樹脂溶液(A−1)を軽剥離シート(リンテック(株)製、製品名「SP−PET382120」)に塗布し、120℃で2分間加熱して、軽剥離シート上に厚み50μmの樹脂層(A2)を形成した。続いて前述の2層の樹脂層からなる樹脂積層体の樹脂層(B)側の重剥離シートを剥離し、表出した樹脂層(B)と樹脂層(A2)とを貼合し、3層の樹脂層からなる平面板貼合用樹脂シート(1)を得た。
実施例2
樹脂層(B)の厚みを20μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて平面板貼合用樹脂シート(2)を得た。
実施例3
樹脂層(A1)及び(A2)に用いた樹脂溶液(A−1)を、樹脂溶液(A−2)として厚みを75μmとし、樹脂層(B)の厚みを25μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて平面板貼合用樹脂シート(3)を得た。
実施例4
樹脂層(A1)及び(A2)の厚みを30μmとし、樹脂層(B)の厚みを5μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて平面板貼合用樹脂シート(4)を得た。
実施例5
樹脂層(A1)及び(A2)に用いた樹脂溶液(A−1)を、樹脂溶液(A−3)としたこと以外は、実施例1と同様の方法にて平面板貼合用樹脂シート(5)を得た。
比較例1
樹脂層(B)に用いた樹脂溶液(B−1)を、樹脂溶液(B’−1)とし、樹脂層(B)の厚みを20μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(6)を得た。
比較例2
樹脂溶液(A−1)を重剥離シート(リンテック(株)製、製品名「SP−PET752150」)に塗布し、120℃で2分間加熱して、重剥離シート上に厚み50μmの樹脂層(A1)を形成した。さらに樹脂層(A1)に、樹脂層(B)の代わりにポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱化学(株)製、製品名「ダイアホイルT100−100」、厚み100μm)をラミネートし、積層樹脂シートを作製した。さらに別途、樹脂溶液(A−1)を軽剥離シート(リンテック(株)製、製品名「SP−PET382120」)に塗布し、120℃で2分間加熱して、軽剥離シート上に厚み50μmの樹脂層(A2)を形成した。さらに前述の樹脂層(A2)とポリエチレンテレフタレートフィルム面を貼合し、3層の樹脂シート(7)を得た。
比較例3
樹脂層(B)に用いた樹脂溶液(B−1)を、樹脂溶液(B’−2)としたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(8)を得た。
比較例4
樹脂層(A1)と樹脂層(A2)に用いた樹脂溶液(A−1)を、樹脂溶液(A−2)として、樹脂層(A1)と樹脂層(A2)の厚みを20μmとし、樹脂層(B)の厚みを25μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(9)を得た。
比較例5
樹脂層(A1)と樹脂層(A2)の厚みを75μmとし、樹脂層(B)の厚みを2μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(10)を得た。
比較例6
樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)に用いた樹脂溶液(A−1)を、樹脂溶液(A’−1)としたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(11)を得た。
比較例7
樹脂層(B)をポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂(株)製、製品名「PET12T−70A」、厚み12μm)としたこと以外は、比較例2と同様の方法にて樹脂シート(12)を得た。
比較例8
樹脂層(B)をポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂(株)製、製品名「K200−6E」、厚み6μm)としたこと以外は、比較例2と同様の方法にて樹脂シート(13)を得た。
比較例9
樹脂層(A1)と樹脂層(A2)に用いた樹脂溶液(A−1)を、樹脂溶液(A’−2)とし、樹脂層(B)の厚みを25μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(14)を得た。
比較例10
樹脂層(A1)と樹脂層(A2)に用いた樹脂溶液(A−1)を、樹脂溶液(A’−3)としたこと以外は、実施例1と同様の方法にて樹脂シート(15)を得た。
以上、実施例1〜5及び比較例1〜10で得られた平面板貼合用樹脂シートの各層における特性値及び性能評価結果を第1表に示す。
Figure 0005898505
比較例1は、オートクレーブ処理後80℃100時間放置後の追従性が「×」である。また(B)層の破断伸度が1000%であって、本発明の範囲を大きく逸脱するので、裁断加工性が「×」である。
比較例2は、(B)層の屈折率及び破断伸度が、それぞれ本発明の範囲を逸脱しており、オートクレーブ処理直後の追従性及びヘイズ値がそれぞれ「×」である。
比較例3は、(B)層の破断伸度が本発明の範囲を逸脱している上、Tgが−3℃と低く、オートクレーブ処理後80℃100時間放置後の追従性が「×」である。
比較例4は、(A1)層及び(A2)層の厚みが、それぞれ20μmであって本発明の範囲を逸脱しており、オートクレーブ処理直後の追従性が「×」である。
比較例5は、(B)層の厚みが2μmであって、本発明の範囲を逸脱しており、裁断加工適性が「×」である。
比較例6は、(A1)層及び(A2)層のG’が、本発明の範囲を逸脱しており、オートクレーブ処理直後の追従性が「×」である。
比較例7は、(B)層の屈折率が本発明の範囲を逸脱しており、ヘイズ値が「×」である。また、(B)層の破断伸度が本発明の範囲を逸脱しており、オートクレーブ処理後80℃100時間放置後の追従性が「△」である。
比較例8は、(B)層の屈折率が本発明の範囲を逸脱しており、ヘイズ値が「×」である。
比較例9は、(A1)層及び(A2)層のtanδが、それぞれ1.04であって、本発明の範囲を逸脱しており、オートクレーブ処理後80℃100時間放置後の追従性が「×」である。
比較例10は、(A1)層及び(A2)層のG’が、本発明の範囲を逸脱しており、オートクレーブ処理直後の追従性が「×」である。
本発明の硬質平面板貼合用樹脂シートは、硬質平面板同士を貼合させる際の高い追従性と、気泡抑制能を有すると共に、高温及び経時での気泡再発抑制性と、せん断力に対する高い保持力を有し、ヘイズを抑えることができるため視認性も良く、また裁断加工適性及び耐久性にも優れており、各種表示体の作製用として用いることができる。
1 硬質平面板貼合用樹脂シート
2 樹脂層(A1)
3 樹脂層(A2)
4 樹脂層(B)
5 硬質平面板
5a 貼合面
6 硬質平面板
6b 貼合面
7 額縁状段差
8 保護板
9 表示体モジュール
10 積層体
20 表示体
100 入射光
200 入射光の垂線

Claims (10)

  1. 2枚の硬質平面板をそれぞれ両面に貼合するための樹脂シートであって、少なくとも3層の樹脂層からなり、硬質平面板と接する2層の樹脂層(A1)及び(A2)は、いずれも、温度23℃における貯蔵弾性率が0.04〜0.17MPa、損失正接が0.6未満、及び厚みが25〜180μmであって、被着体と接しない樹脂層(B)は少なくとも1層からなり、該樹脂層(B)を構成する樹脂がウレタン変性ポリエステル系樹脂であり、かつ、該(B)層が1層からなる場合には、該(B)層の屈折率が1.42〜1.58であり、該(B)層が複数の積層構造を有する場合、各層の屈折率が1.42〜1.58であり、(B)層全体の温度23℃における破断伸度が0.5〜120%、厚みが3〜60μmであることを特徴とする硬質平面板貼合用樹脂シート。
  2. 総厚が60〜400μmである請求項1に記載の硬質平面板貼合用樹脂シート。
  3. 樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)を構成する樹脂がそれぞれアクリル系樹脂である請求項1又は2に記載の硬質平面板貼合用樹脂シート。
  4. 樹脂層(A1)及び樹脂層(A2)が、同一の組成及び性状を有するものである、請求項1〜3のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート。
  5. 樹脂層(B)のガラス転移温度が50〜120℃である請求項1〜のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート。
  6. 少なくとも一方の硬質平面板が段差を有するものであって、該段差の高さが樹脂シートの総厚の2〜20%である請求項1〜5のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート。
  7. 全光線透過率が85%以上である請求項1〜6のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シートを介して、2枚の硬質平面板が積層されてなることを特徴とする積層体。
  9. 2枚の硬質平面板の少なくとも一方が段差を有し、かつ該段差が印刷層による段差である請求項8に記載の積層体。
  10. 表示体モジュール、請求項1〜7のいずれかに記載の硬質平面板貼合用樹脂シート、及び額縁状の段差を有する保護板の順で積層されてなる表示体。
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