JP5897241B2 - 部品内蔵配線板 - Google Patents

部品内蔵配線板 Download PDF

Info

Publication number
JP5897241B2
JP5897241B2 JP2009191732A JP2009191732A JP5897241B2 JP 5897241 B2 JP5897241 B2 JP 5897241B2 JP 2009191732 A JP2009191732 A JP 2009191732A JP 2009191732 A JP2009191732 A JP 2009191732A JP 5897241 B2 JP5897241 B2 JP 5897241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
passive element
wiring board
insulating layer
element component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009191732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011044583A (ja
Inventor
笹岡 賢司
賢司 笹岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2009191732A priority Critical patent/JP5897241B2/ja
Publication of JP2011044583A publication Critical patent/JP2011044583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5897241B2 publication Critical patent/JP5897241B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/91Methods for connecting semiconductor or solid state bodies including different methods provided for in two or more of groups H01L2224/80 - H01L2224/90
    • H01L2224/92Specific sequence of method steps
    • H01L2224/921Connecting a surface with connectors of different types
    • H01L2224/9212Sequential connecting processes
    • H01L2224/92122Sequential connecting processes the first connecting process involving a bump connector
    • H01L2224/92125Sequential connecting processes the first connecting process involving a bump connector the second connecting process involving a layer connector

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

本発明は、絶縁板中に部品が埋設、実装された部品内蔵配線板に係り、特に、薄板化を目指した構成の部品内蔵配線板に関する。
部品内蔵配線板の例として、特開2003−197849号公報に記載されたものがある。同文献に開示された配線板では、チップコンデンサ(チップキャパシタ)などの受動素子部品に加えて、半導体チップ(能動素子部品)が埋設の対象部品になっている。
上記のような半導体チップと受動素子部品とを混載で内蔵した配線板において、内蔵の部品厚さに着目すると、半導体チップの場合は通常0.5mm程度の厚さがあるものの、バックグラインドの手法で薄型化することが可能であり、例えば50μm程度まで薄くしたものを使用できる。これに対して、受動素子部品の場合はそのサイズが規格化されており、例えば比較的小さい0603サイズや0402サイズの場合で、それぞれ、横0.6mm×縦0.3mm×厚さ0.3mm、横0.4mm×縦0.2mm×厚さ0.2mmである。よって、薄型化した半導体チップとの比較では数倍程度の厚さになってしまう。
したがって、少なくとも受動素子部品を内蔵する部品内蔵配線板においては、受動素子部品の厚みに対応する厚さ方向の内蔵領域を用意することが必須になり、部品内蔵配線板の薄板化を制限するひとつの要因になっている。
特開2003−197849号公報
本発明は、上記した事情を考慮してなされたもので、絶縁板中に部品が埋設、実装された部品内蔵配線板において、薄板化が可能な部品内蔵配線板を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である部品内蔵配線板は、第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層に対して積層状に位置する第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層に埋設された、表面実装用の複数の端子を有する受動素子部品と、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層とに挟まれて設けられた、前記受動素子部品用の接続ランドを含む配線パターンと、前記受動素子部品の前記複数の端子と前記配線パターンの前記接続ランドとを電気的に接続する接続部材と、を具備し、前記受動素子部品が、板状の無機材料基材と、該無機材料基材の一方の面上に形成された誘電体層と、該誘電体層上に形成された導電体層とを有し、前記受動素子部品の前記複数の端子のうちのひとつが、前記導電体層に電気的に連なる、前記無機材料基材の前記一方の面の側に設けられた端子であり、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、ステンレス合金、銅、ニッケル、およびチタンからなる群より選択された一種の導電性基材であって、該受動素子部品のうちの該無機材料基材以外の部分の厚みよりも厚い厚さを有し、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、前記複数の端子のうちの別のひとつの端子に電気的に導通することを特徴とする。
すなわち、この部品内蔵配線板では、少なくとも、端子を有する受動素子部品が埋設で備えられているが、この受動素子部品が、板状の無機材料基材と、該無機材料基材の一方の面上に層状に形成された受動素子とを有している。そして、受動素子部品の複数の端子が、この受動素子に電気的に連なり、かつ、無機材料基材の一方の面上に設けられている。換言すると、受動素子部品が、半導体チップと同様に板状の無機材料基材を有していて、受動素子がこの無機材料基材の一方の面上に層状に形成され、受動素子部品としての端子が無機材料基材の一方の面上に設けられている、という構成になっている。
よって、内蔵の受動素子部品が、半導体チップを有する部品と同等に薄型化され得る態様であり、部品内蔵配線板として、受動素子部品の厚みに対応する厚さ方向の内蔵領域の用意が、薄いもので足りる。したがって、部品内蔵配線板として薄板化が達成できる。
本発明によれば、絶縁板中に部品が埋設、実装された部品内蔵配線板において、薄板化が可能になる。
以下での記載にかかわらず図6自体およびその説明は実施形態ではなく参考例としての開示である。たたし実施形態として参照すべき事項を含んではいる。
本発明の一実施形態に係る部品内蔵配線板の構成を模式的に示す断面図。 図1に示した部品内蔵配線板に内蔵の受動素子部品の構成例を模式的に示す断面図。 図1に示した部品内蔵配線板の製造過程の一部を模式的断面で示す工程図。 図1に示した部品内蔵配線板の製造過程の別の一部を模式的断面で示す工程図。 図1に示した部品内蔵配線板の製造過程のさらに別の一部を模式的断面で示す工程図。 図2に示した受動素子部品の変形例を模式的に示す断面図。 図6に示した受動素子部品が備え得る受動回路網の構成例を示す回路図。 本発明の別の実施形態に係る部品内蔵配線板の構成を模式的に示す断面図。 図8に示した部品内蔵配線板の製造過程の一部を模式的断面で示す工程図。 本発明のさらに別の実施形態に係る部品内蔵配線板の構成を模式的に示す断面図。 図10に示した部品内蔵配線板の製造過程の一部を模式的断面で示す工程図。
本発明の態様として、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、ステンレス合金(SUS)、銅、ニッケル、およびチタンからなる群より選択された一種の導電性基材である。受動素子部品に用いる無機材料基材として、これらの金属は適当である。ひとつは薄くても(例えば数十μm厚)部品として剛性を保ち得、入手性もよく、さらに、その面上に受動素子を層状に形成することに支障がないことによる。特にSUSでは多くの種類から剛性がよく、かつ適当な厚さのものを選択可能である。また銅の場合は、一般の配線板で使用の配線パターンと同じ材料であり、その表面を粗化するなどして配線板材料との密着性を向上させ剥離などの不良の少ない配線板を得ることができる。
ここで、前記受動素子部品の前記受動素子が、コンデンサであり、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、前記複数の端子のうちのひとつの端子に電気的導通し、かつ、前記受動素子である前記コンデンサの一方の電極である。つまり、無機材料基材が導電性であることを利用してこれを一方の電極にし、受動素子としてコンデンサを得るようにしたものである。無機材料基材を一方の電極とすることで、より容易な構成でコンデンサを形成することができる。
また、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、シリコン、セラミック、およびガラスからなる群より選択された一種の半導体基材または非導電性基材である、とすることができる。受動素子部品に用いる無機材料基材として、これらの基材は適当である。ひとつは薄くても(例えば数十μm厚)部品として剛性を保ち得、入手性もよく、さらに、その面上に受動素子を層状に形成する技術が周知技術として数多く存在することによる。また、バックグラインドの手法により薄く加工することも比較的容易である。
ここで、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、シリコンであり、前記受動素子部品の前記受動素子が、コンデンサ、抵抗、およびインダクタからなる群より選択された一種である、とすることができる。無機材料基材がシリコンである場合は、一般の半導体製造プロセスにより、これらの受動素子をこのシリコン板上に作り込むことができる。半導体製造プロセスの利用により、コスト低減、生産性向上など多くの利点が見込める。
また、前記受動素子部品の前記無機材料基材が、シリコンであり、前記受動素子部品が、前記無機材料基材の前記一方の面上に層状に形成された複数の受動素子を有し、該複数の受動素子が、受動回路網を構成し、該受動素子部品の前記複数の端子の一部が、該受動回路網の入力端子であり、該受動素子部品の前記複数の端子の別の一部が、該受動回路網の出力端子である、とすることができる。無機材料基材がシリコンである場合は、このように、多数の受動素子をこのシリコン板上に作り込んで受動回路網を構成することもたやすくできる。受動回路網の作り込みにより、受動素子部品として付加価値が向上する。
また、実施態様として、前記配線パターンが、半導体部品用の第2の接続ランドをさらに含み、前記第2の絶縁層にさらに埋設された、半導体チップを有しかつ前記受動素子部品とほぼ同じ厚さを有する半導体部品と、前記半導体部品の端子と前記配線パターンの前記第2の接続ランドとを電気的に接続する第2の接続部材とをさらに具備する、とすることができる。これは、受動素子部品に加えて半導体部品を内蔵で混載する態様である。半導体部品と受動素子部品とでほぼ同じ厚さになっており、混載で付加価値を高めるとともに、混載の部品内蔵配線板として薄板化が実現する。
ここで、前記接続部材が、前記第2の接続部材と同じ材質である、とすることができる。このように同じ材質である場合は、製造工程において、受動素子部品と半導体部品とで同じ手法で同時期にランドに接続することが可能になる。よって、製造効率の向上になる。
さらに、ここで、前記接続部材および前記第2の接続部材が、はんだである、とすることができる。受動素子部品、半導体部品ともにはんだでランドに接続される場合は、例えば表面実装技術を用いることが可能であり特に低コスト化することができる。
また、ここで、前記半導体部品の前記半導体チップが、端子パッドを有し、前記半導体部品が、前記端子として、前記端子パッドに電気的接続された、グリッド状配列の表面実装用端子を備える、とすることができる。これによれば、半導体部品をランドに接続するのに表面実装技術を利用でき、コスト低減ができる。
また、ここで、前記半導体部品の前記半導体チップが、端子パッドを有し、前記第2の接続部材が、前記半導体チップの前記端子パッド上に形設された突起電極である、とすることができる。これによれば、半導体部品としてベアの半導体チップを用いることができ、パッケージ品である必要がないので、多様な半導体部品を利用し得る。
また、実施態様として、前記第2の絶縁層が、積層された2つの絶縁層を有し、前記2つの絶縁層の間に挟まれて設けられた第2の配線パターンと、前記第2の絶縁層の積層方向一部を貫通して前記配線パターンの面と前記第2の配線パターンの面との間に挟設され、かつ導電性組成物からなり、かつ積層方向に一致する軸を有し該軸の方向に径が変化している形状である層間接続体と、をさらに具備し、前記受動素子部品が、前記層間接続体より高さが低い、とすることができる。
この態様は、内蔵の受動素子部品の厚さを薄くできたことを利用して、この受動素子部品より高い寸法の層間接続体で、受動素子部品の上下にある配線パターン間を電気的導通させた構成である。換言すると、隣り合って上下に積層的に位置する配線パターンの間に受動素子部品が位置しており、受動素子部品が占める厚さ方向の割合を小さくできることを示している。
ここで、前記第1の絶縁層を貫通し、かつ導電性組成物からなり、かつ積層方向に一致する軸を有し該軸の方向に径が変化している形状である第2の層間接続体と、前記第2の絶縁層の積層方向一部を貫通して前記層間接続体とは前記第2の配線パターンを介して反対の側に設けられ、かつ導電性組成物からなり、かつ積層方向に一致する軸を有し該軸の方向に径が変化している形状である第3の層間接続体とをさらに具備する、とすることができる。これらの層間接続体は、小さな領域に高密度に設けることができ、配線板としてのファイン化に資することができる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る部品内蔵配線板の構成を模式的に示す断面図である。図1に示すように、この部品内蔵配線板は、絶縁層11、同12、同13、同14、配線層(配線パターン)21、同22、同23、同24(=合計4層、このうち配線層22、23は内層配線層)、層間接続体31、同32、同33、板状の受動素子部品41、接続部材(はんだ)51を有する。
すなわち、この配線板は、内蔵部品として、板状に構成された受動素子部品41を有していて、この受動素子部品41は、板状構成の一方の面上に端子41aを有し、端子41aが内層の配線層22による接続用ランドに対向位置している。受動素子部品41の端子41aと配線層22の接続用ランドとは接続部材(はんだ)51により電気的、機械的に接続されている。受動素子部品41のより具体的な構成は、例えば以下、図2を参照して説明するごとくである。
図2は、図1に示した部品内蔵配線板に内蔵の受動素子部品の構成例を模式的に示す断面図である。図2に示すように、この受動素子部品41は、端子41a、板状の無機材料基材(ステンレス合金(SUS)板)41b、誘電体層41c、導電体層(電極層)41d、ビア(コンタクト)41e、層間絶縁膜41fを有する。
この例の受動素子部品41は、受動素子としてコンデンサをひとつ備えるものであり、SUS板41bを基材としてその片面上にコンデンサが層状に形成されている。SUS板41bは、導電性を有するのでこれを利用して、コンデンサとしての一方の電極として機能させている。SUS板41上には所定面積、所定厚の誘電体層41cが形成され、誘電体層41c上には誘電体層41c上の全領域を覆うように導電体層(電極層)41dが形成されている。導電体層41dは電極層として機能する部分に加えて配線として機能する部分を含んでもよい。そして、誘電体層41c上の全領域、および誘電体層41c、導電体層41dの側面を覆うように層間絶縁膜41fが形成されている。
さらに、層間絶縁膜41fを貫通して導電性のビア41e、同41eが設けられ、その一方は導電体層41dに接触、導通し、他方はSUS板41bに接触、導通している。また、ビア41eに接触してその上には端子41a、同41aが設けられている。この受動素子部品41においては、誘電体層41c、導電体層41dの形成に、例えば、半導体製造プロセス同様の薄膜形成技術を利用することができる。また、層間絶縁膜41f、ビア41e、端子41aの形成には、例えば、ウエハレベル・チップスケールパッケージの半導体部品の製造技術と同様の、エリア配置(グリッド状配列)の表面実装用端子を形成する技術を利用することができる。
この受動素子部品41は、例えば、SUS板41bとして剛性確保に十分な厚さ、例えば35μm程度の厚さのものを選択し、その片面上に誘電体層41c、導電体層41d、層間絶縁膜41fをそれらの総厚として、これらをコンデンサとして機能させるのに問題のない、例えば数μmの厚さで製造することができる。コンデンサとして静電容量を増加させるために、誘電体層41cおよび導電体層41dをさらに多層化した構造とすることもできるが、その場合でも総厚の増加はわずかである。つまり受動素子部品41としては、端子41aを含んで厚くとも40μm程度以下とし、一般の表面実装型受動素子部品では実現できない厚さにすることができる。
すなわち、受動素子部品41は、一般的な表面実装型受動素子部品である0603サイズや0402サイズのものより大幅に薄く、半導体チップを有する部品と同等の薄型になっている。よって、これを利用する図1に示す部品内蔵配線板として薄板化が達成されている。薄板化の効果を換言すると、スクリーン印刷(後述)を由来とする層間接続体32が導通させる層方向に互いに隣り合う配線層22、23の間に、内蔵の受動素子部品41が位置する構成、すなわち、そのように隣り合う2つの配線層22、23の間に部品41が内蔵される構造が実現することである。つまり、層間接続体32の高さに内包されるように受動素子部品41が内蔵される。
図1を参照する説明に戻り、部品内蔵配線板としてほかの構造については以下である。まず、配線層21、24は、配線板としての両主面上の配線層であり、その上に各種の部品(不図示)が実装され得る。実装ではんだ(不図示)が載るべき配線層21、24のランド部分を除いて両主面上には、はんだ接続時に溶融したはんだをランド部分に留めかつその後は保護層として機能するはんだレジストの層を形成することができる(厚さは例えば20μm程度)。そのランド部分の表層には、耐腐食性の高いNi/Auのめっき層(不図示)を形成するようにしてもよい。
配線層22、23は、それぞれ、内層の配線層であり、順に、配線層21と配線層22の間に絶縁層11が、配線層22と配線層23の間に絶縁層12、同13が、配線層23と配線層24との間に絶縁層14が、それぞれ位置しこれらの配線層21〜24を隔てている。各配線層21〜24は、例えばそれぞれ9μm〜18μm程度の厚さの金属(銅)箔からなっている。配線層22によるランド上には、上記のように受動素子部品41がはんだ51を介して実装されている。
各絶縁層11〜14は、図示するように、それぞれリジッドな絶縁樹脂(例えばエポキシ樹脂)とこれを補強する補強材(例えばガラスクロス)とからなっている。ただし、絶縁層12の補強材は、受動素子部品41が埋設された領域には存在しない。これは、内蔵された受動素子部品41に相当する位置部分がもともとは絶縁層12の開口部になっており、受動素子部品41を埋設するための空間を提供しているからである。その後、絶縁層12、13は、内蔵された受動素子部品41のための上記開口部を埋めるように変形または進入し内部に空隙となる空間は存在しなくなる。各絶縁層11〜14に補強材を設けることにより、部品内蔵配線板として薄板化しているものの十分な剛性を得ることができる。
各絶縁層11〜14の厚さは、絶縁層11が例えば30μm〜70μm程度、絶縁層12が例えば70μm〜100μm程度、絶縁層13が例えば40μm〜50μm程度、絶縁層14が例えば30μm〜70μm程度とし得る。このような各絶縁層11〜14の厚さにより、受動素子部品41を内蔵した部品内蔵配線板の総厚として250μm程度を実現することができる。
配線層21と配線層22とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層11を貫通する層間接続体31により導通し得る。同様に、配線層22と配線層23とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層12、同13を貫通する層間接続体32により導通し得る。配線層23と配線層24とは、それらのパターンの面の間に挟設されかつ絶縁層14を貫通する層間接続体33により導通し得る。
層間接続体31、32、33は、それぞれ、導電性組成物のスクリーン印刷により形成される導電性バンプを由来とするものであり、その製造工程に依拠して軸方向(図1の図示で上下の積層方向)に径が変化している。その直径は太い側で、層間接続体31、33で例えば150μm、層間接続体32で例えば220μmである。これらの層間接続体31、32、33は、小さな領域に高密度に設けることができ、配線板としてのファイン化に資することができる。
次に、図1に示した部品内蔵配線板の製造工程を図3ないし図5を参照して説明する。図3ないし図5は、それぞれ、図1に示した部品内蔵配線板の製造過程の一部を模式的断面で示す工程図である。これらの図において図1中に示した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。
図3から説明する。図3は、図1中に示した各構成のうち絶縁層11を中心とした部分の製造工程を示している。まず、図3(a)に示すように、厚さ例えば9μm(〜18μm)の金属箔(電解銅箔)22A上に例えばスクリーン印刷により、層間接続体31となるペースト状の導電性組成物をほぼ円錐形のバンプ状(底面径例えば150μm、高さ例えば160μm)に形成する。この導電性組成物は、ペースト状の樹脂中に銀、金、銅などの金属微細粒または炭素微細粒を分散させたものである。説明の都合で金属箔22Aの下面に印刷しているが上面でもよい(以下の各図も同じである)。層間接続体31の印刷後これを乾燥させて硬化させる。
次に、図3(b)に示すように、金属箔22A上に厚さ例えば公称70μm(〜30μm)のFR−4のプリプレグ11Aを積層して層間接続体31を貫通させ、その頭部が露出するようにする。露出に際してあるいはその後その先端を塑性変形でつぶしてもよい(いずれにしても層間接続体31の形状は、積層方向に一致する軸を有しその軸方向に径が変化している。)。続いて、図3(c)に示すように、プリプレグ11A上に金属箔(電解銅箔)21Aを積層配置して加圧・加熱し全体を一体化する。このとき、金属箔21Aは層間接続体31と電気的導通状態となり、プリプレグ11Aは完全に硬化して絶縁層11になる。
次に、図3(d)に示すように、片側の金属箔22Aに例えば周知のフォトリソグラフィによるパターニングを施し、これを、接続用ランドを含む配線パターン22に加工する。そして、加工により得られた接続用ランド上に、例えばスクリーン印刷により、図3(e)に示すように、クリームはんだ51Aを適用する。スクリーン印刷によれば容易に効率的に所定パターンに印刷できる。スクリーン印刷に代えてディスペンサで適用することもできる。
続いて、端子41aを有する受動素子部品41をクリームはんだ51Aを介して接続用ランド上に例えばマウンタで載置する。そして、例えばリフロー炉で加熱してクリームはんだ51Aをリフローする。これにより、図3(f)に示すように、はんだ51により受動素子部品41が配線層22の接続用ランド上に接続された状態の配線板素材1が得られる。この配線板素材1を用いる後の工程については図5で述べる。
次に、図4を参照して説明する。図4は、図1中に示した各構成のうち絶縁層12、13、14を中心とした部分の製造工程を示している。まず図4(a)に図示のものは、図3(a)から図3(d)に示した工程と同様の工程により得られる素材である。すなわち、金属箔(電解銅箔)24A、絶縁層14、層間接続体33、配線層23は、それぞれ、図3中における金属箔21A、絶縁層11、層間接続体31、配線層22に相当する。
次に、図4(b)に示すように、配線層23上の所定位置に例えばスクリーン印刷により、層間接続体32となるペースト状の導電性組成物をほぼ円錐形のバンプ状(底面径例えば220μm、高さ例えば200μm)に形成する。この導電性組成物は、層間接続体31で使用のものと同一のものでよい。層間接続体32の印刷後これを乾燥させて硬化させる。
次に、図4(c)に示すように、配線層23上に厚さ例えば公称40μm(〜50μm)のFR−4のプリプレグ13Aおよび公称70μm(〜100μm)のFR−4のプリプレグ12Aを積層して層間接続体32を貫通させ、その頭部が露出するようにする。露出に際してあるいはその後その先端を塑性変形でつぶしてもよい(いずれにしても層間接続体32の形状は、積層方向に一致する軸を有しその軸方向に径が変化している。)。以上により得られた配線板素材を配線板素材2とする。
なお、図4(c)に示すプリプレグ13A、12Aの積層前に、プリプレグ12Aについては、受動素子部品41を収めるべき大きさの部品用開口部12oをあらかじめ形成しておく。部品用開口部12oの形成によりプリプレグ12Aが有する補強材も、図示するように、その開口部12oの部分で除去される。このような補強材の除去は、内蔵される受動素子部品41への積層時の当たりを回避し破壊に至るような応力発生を防止する上で好ましい。
次に、図5を参照して説明する。図5は、上記で得られた配線板素材1、2を積層する配置関係を示す図である。図5に示すような配置で配線板素材1、2を積層配置してプレス機で加圧・加熱する。これにより、プリプレグ12A、13Aが完全に硬化し全体が積層・一体化する。このとき、加熱により得られるプリプレグ12A、13Aの流動性により、受動素子部品41周りの空間にはプリプレグ12A、13Aが変形または進入し空隙は発生しない。また、層間接続体32は、配線層22に電気的に接続される。
図5に示す積層工程の後、上下両面の金属箔24A、21Aを周知のフォトリソグラフィを利用して所定にパターニングすることにより、図1に示したような部品内蔵配線板を得ることができる。
変形例として、層間接続体31、32、33について、説明した導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とするもの以外に、例えば、金属板エッチングにより形成された金属バンプ、導電性組成物充填による接続体、めっきにより形成された導体バンプなどを由来とするものなどのうちから適宜選択、採用することもできる。また、外側の配線層21、24は、最後の積層工程のあとにパターニングして得る以外に、各配線板素材1、2の段階で(例えば図3(d)の段階で)形成するようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態についてひととおり説明したが、次に、内蔵させる受動素子部品41についてその変形例を説明する。まず、図6は、図2に示した受動素子部品の変形例を模式的に示す断面図である。図6において、図2中に示したものと同一または同一相当のものには同一の符号を付してある。特に加えるべき事項がない限りその部分の説明は省略する。
この受動素子部品41Aは、端子41a、板状の無機材料基材(シリコン板)41bA、誘電体層41c、導電体層(電極層)41d、ビア(コンタクト)41e、層間絶縁膜41f、導電体層(電極層)41gを有する。
この例の受動素子部品41Aは、図2に示したものと同様に受動素子としてコンデンサをひとつ備えるものであるが、シリコン板41bAを基材としてその片面上にコンデンサが層状に形成されたものである。シリコン板41bAには、半導体部品における基板と同等に機能を持たせ、そこで、コンデンサの一方の電極として機能させる導電層41gを新たに設けている。この受動素子部品41Aにおいては、導電体層41gの形成に、例えば、半導体製造プロセス同様の薄膜形成技術を利用することができる。ほかの部分の形成方法については、すでに図2において説明したとおりである。
この受動素子部品41Aは、例えば、一般の厚さ(例えば0.5mm程度)を有するシリコンウエハの板を用意し以下のように製造することができる。すなわち、このシリコン板の片面上に、導電体層41g、誘電体層41c、導電体層41d、層間絶縁膜41fの総厚として、これらをコンデンサとして機能させるのに問題のない、例えば数μmの厚さで形成し、その後そのシリコン板を剛性確保に十分な厚さ、例えば70μm程度の厚さにバックグラインドする。つまり受動素子部品41Aとしては、端子41aを含んで、厚くとも75μm以下の厚さで構成することができる。
よって、受動素子部品41Aは、一般的な表面実装型受動素子部品である0603サイズや0402サイズのものより大幅に薄く、半導体チップを有する部品と同等の薄型となっている。そこで、これを利用する図1に示す部品内蔵配線板として薄板化が達成される。
なお、図6に示すような、板状の無機材料基材としてシリコン板41bAを利用する形態は、その面上に素子を形成するプロセスが半導体製造で使用のプロセスそのものであり、多種多様な受動素子部品を多数作り込むことや、さらにはこれらにより受動回路網を構成させることも容易である。半導体製造プロセスの利用により、コスト低減、生産性向上など多くの利点が見込める。
そこで、図7は、図6に示した受動素子部品41Aが備え得る受動回路網の構成例を示す回路図である。この受動回路網は、2端子対回路網であり、入力の2端子41a、41aから出力の2端子41a、41aまでの機能として3次の低域濾波回路(LPF)を構成した例である。このように受動素子のみ(=R1、R2、L、C1、C2)で構成される受動回路網の作り込みにより、受動素子部品として付加価値が向上する。
内蔵させる受動素子部品の構成についてはそのほか多様な変形例が考えられる。図2においては、板状の無機材料基材41bとしてSUS板の場合を説明したが、同じ導電性を有する基材として、銅、ニッケル、チタンなどの板も利用できる。これらの金属の板も、薄くても(例えば数十μm厚)部品として剛性を保ち得、入手性もよく、さらに、その面上に受動素子を層状に形成することに支障がない。特に銅の場合は、一般の配線板で使用の配線パターンと同じ材料であり、その表面を粗化するなどして配線板材料との密着性を向上させ剥離などの不良の少ない配線板を得ることができる。
また、図6においては板状の無機材料基材41bAとしてシリコン板の場合を説明したが、これに代えてセラミックやガラスの板も利用できる。これらの場合も、薄くても(例えば数十μm厚)部品として剛性を保ち得、入手性もよく、さらに、その面上に受動素子を層状に形成する技術が周知技術として数多く存在する。
次に、本発明の別の実施形態に係る部品内蔵配線板について図8を参照して説明する。図8は、別の実施形態に係る部品内蔵配線板の構造を模式的に示す縦断面図である。同図において、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については加える事項がない限り説明を省略する。
この実施形態は、内蔵部品として、受動素子部品41に加えて、これとは異種の部品である半導体部品42を備える。半導体部品42は、ウエハレベル・チップスケールパッケージによる素子であり、半導体チップと、該半導体チップ上に形成されたグリッド状配列の表面実装用端子42aとを少なくとも備えている。表面実装用端子42aは、半導体チップがもともと有する端子パッドから再配線層を介して電気的に導通しつつその位置を再配置して設けられた端子である。このような再配置により、端子としての配置密度が半導体チップ上の端子パッドのそれより粗くなっている。これにより、半導体部品42は、表面実装技術により、配線層22による接続用ランドに接続部材(はんだ)52を介して実装される。
受動素子部品41と半導体部品42とは、ほぼ同じ厚さである。すなわち、混載で付加価値を高めるとともに、混載の部品内蔵配線板として薄板化が実現している。また、半導体部品42をランドに接続するのに、受動素子部品41と同様な表面実装技術を利用でき、効率的な実装によりコスト低減ができる。
図9は、図8に示した部品内蔵配線板の製造過程の一部を模式的断面で示す工程図であり、すでに説明した図4に示した工程の段階に相当するものである。図9において、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については加える事項がない限り説明を省略する。
この積層工程で用いられる配線板素材1A、2Aは、図示するような構成になっている。すなわち、配線板素材1Aは、その上に、受動素子部品41に加えて半導体部品42が、それぞれはんだ51、はんだ52を介して実装されている。これらを実装する工程において、受動素子部品41と半導体部品42とで同じ手法(はんだ51、52の印刷、リフロー)で同時期にランドに接続することができる。よって、製造効率がよい。配線板素材2Aにおいては、半導体部品42への積層時の当たりを回避するため、半導体部品42にも対応してプリプレグ12Aに開口部12oを設ける。
次に、本発明のさらに別の実施形態に係る部品内蔵配線板について図10を参照して説明する。図10は、さらに別の実施形態に係る部品内蔵配線板の構造を模式的に示す縦断面図である。同図において、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については加える事項がない限り説明を省略する。
この実施形態では、内蔵部品として、フリップ接続がされた受動素子部品41AAと、同じくフリップ接続がされた半導体部品42AAとを備える。フリップ接続については、半導体部品について一般に周知である。フリップ接続では、半導体部品としてベアの半導体チップを用い、すなわちパッケージ品である必要がないので、多様な半導体部品を利用し得る。半導体部品42AA周りについてその構成を説明すると以下である。
半導体部品42AAが有する、ベアの半導体チップは、フリップ接続により突起電極(導体バンプ)52AAを介して配線層22による接続用ランドに電気的に接続されている。この接続のため、半導体部品42AAの半導体チップが有する端子パッド(不図示)上にあらかじめ突起電極52AAが形設され、この突起電極52AAに位置を合わせて配線層22にはその一部としてランドがパターン形成されている。突起電極52AAは、材質として例えばAu(金)であり、あらかじめ端子パッド上にスタッド状に形成されたものである。半導体チップと配線層22および絶縁層11との間には、フリップ接続部分の機械的および化学的な保護のためアンダーフィル樹脂62が満たされている。
この実施形態では、このような半導体部品42AAのフリップ接続と同様な手法により受動素子部品41AAも配線層22によるランド上に突起電極51AAを介して実装されている。これは、受動素子部品41AAも、半導体部品42AAと同様に板状の無機材料基材を有していて、受動素子がこの無機材料基材の一方の面上に層状に形成され、端子が無機材料基材の一方の面上に設けられている、という構成になっていることから可能である。
受動素子部品41AA上に突起電極51AAを設ける点、受動素子部品41AAと配線層22および絶縁層11との間に、フリップ接続部分の機械的および化学的な保護のためアンダーフィル樹脂61を設ける点も半導体部品42AAと同様である。この実施形態も、混載で付加価値を高めるとともに、混載の部品内蔵配線板として薄板化が実現している。
図11は、図10に示した部品内蔵配線板の製造過程の一部を模式的断面で示す工程図であり、すでに説明した図4に示した工程の段階に相当するものである。図11において、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については加える事項がない限り説明を省略する。
この積層工程で用いられる配線板素材2Aは図9に示したものと同様の構成であり、配線板素材1Bは、図示するような構成になっている。すなわち、配線板素材1Bは、その上に、受動素子部品41AAに加えて半導体部品42AAが、それぞれフリップ接続で実装されている。
配線板素材1Bを得るには、例えば、以下のようにする。まず、半導体部品42AAおよび受動素子部品41AAが実装されるべき絶縁層11上の位置に例えばディスペンサを用いて硬化前のアンダーフィル樹脂62、61を適用する。続いて、突起電極52AAを伴った半導体部品42AA、および突起電極51AAを伴った受動素子部品41AAを例えばフリップチップボンダを用いて、配線層22によるランドに位置合わせし圧接する。圧接の後、その接続強度の向上のため、およびアンダーフィル樹脂62、61を硬化するため、加熱工程を行う。以上により、配線板素材1Bが得られる。
1,1A,1B…配線板素材、2,2A…配線板素材、11,12,13,14…補強材入り絶縁層、11A,12A,13A…補強材入りプリプレグ、12o…部品用開口部、21,22,23,24…配線層(配線パターン)、21A,22A,24A…金属箔(銅箔)、31,32,33…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプ)、41,41A…受動素子部品(板状)、41a…端子、41b…板状の無機材料基材(ステンレス合金(SUS)板)、41bA…板状の無機材料基材(シリコン板)、41c…誘電体層、41d…導電体層(電極層)、41e…ビア(コンタクト)、41f…層間絶縁膜、41g…導電体層(電極層)、41AA…受動素子部品(板状でフリップ接続)、42…半導体部品(ウエハレベル・チップスケールパッケージによる)、42a…グリッド状配列(エリア配置)の表面実装用端子、42AA…半導体部品(ベアの半導体チップ)、51,52…接続部材(はんだ)、51A…クリームはんだ、51AA,52AA…突起電極(金スタッドバンプ)、61,62…アンダーフィル樹脂。

Claims (8)

  1. 第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層に対して積層状に位置する第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層に埋設された、表面実装用の複数の端子を有する受動素子部品と、
    前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層とに挟まれて設けられた、前記受動素子部品用の接続ランドを含む配線パターンと、
    前記受動素子部品の前記複数の端子と前記配線パターンの前記接続ランドとを電気的に接続する接続部材と、を具備し、
    前記受動素子部品が、板状の無機材料基材と、該無機材料基材の一方の面上に形成された誘電体層と、該誘電体層上に形成された導電体層とを有し、前記受動素子部品の前記複数の端子のうちのひとつが、前記導電体層に電気的に連なる、前記無機材料基材の前記一方の面の側に設けられた端子であり、
    前記受動素子部品の前記無機材料基材が、ステンレス合金、銅、ニッケル、およびチタンからなる群より選択された一種の導電性基材であって、該受動素子部品のうちの該無機材料基材以外の部分の厚みよりも厚い厚さを有し、
    前記受動素子部品の前記無機材料基材が、前記複数の端子のうちの別のひとつの端子に電気的に導通すること
    を特徴とする部品内蔵配線板。
  2. 前記配線パターンが、半導体部品用の第2の接続ランドをさらに含み、
    前記第2の絶縁層にさらに埋設された、半導体チップを有しかつ前記受動素子部品とほぼ同じ厚さを有する半導体部品と、
    前記半導体部品の端子と前記配線パターンの前記第2の接続ランドとを電気的に接続する第2の接続部材とをさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の部品内蔵配線板。
  3. 前記接続部材が、前記第2の接続部材と同じ材質であることを特徴とする請求項2記載の部品内蔵配線板。
  4. 前記接続部材および前記第2の接続部材が、はんだであることを特徴とする請求項3記載の部品内蔵配線板。
  5. 前記半導体部品の前記半導体チップが、端子パッドを有し、前記半導体部品が、前記端子として、前記端子パッドに電気的接続された、グリッド状配列の表面実装用端子を備えることを特徴とする請求項2記載の部品内蔵配線板。
  6. 前記半導体部品の前記半導体チップが、端子パッドを有し、
    前記第2の接続部材が、前記半導体チップの前記端子パッド上に形設された突起電極であること
    を特徴とする請求項2記載の部品内蔵配線板。
  7. 前記第2の絶縁層が、積層された2つの絶縁層を有し、
    前記2つの絶縁層の間に挟まれて設けられた第2の配線パターンと、
    前記第2の絶縁層の積層方向一部を貫通して前記配線パターンの面と前記第2の配線パターンの面との間に挟設され、かつ導電性組成物からなり、かつ積層方向に一致する軸を有し該軸の方向に径が変化している形状である層間接続体と、をさらに具備し、
    前記受動素子部品が、前記層間接続体より高さが低いこと
    を特徴とする請求項1記載の部品内蔵配線板。
  8. 前記第1の絶縁層を貫通し、かつ導電性組成物からなり、かつ積層方向に一致する軸を有し該軸の方向に径が変化している形状である第2の層間接続体と、
    前記第2の絶縁層の積層方向一部を貫通して前記層間接続体とは前記第2の配線パターンを介して反対の側に設けられ、かつ導電性組成物からなり、かつ積層方向に一致する軸を有し該軸の方向に径が変化している形状である第3の層間接続体と
    をさらに具備することを特徴とする請求項7記載の部品内蔵配線板。
JP2009191732A 2009-08-21 2009-08-21 部品内蔵配線板 Expired - Fee Related JP5897241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191732A JP5897241B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 部品内蔵配線板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191732A JP5897241B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 部品内蔵配線板

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014046217A Division JP5686211B2 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 部品内蔵配線板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011044583A JP2011044583A (ja) 2011-03-03
JP5897241B2 true JP5897241B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=43831781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009191732A Expired - Fee Related JP5897241B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 部品内蔵配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5897241B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135849A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 ミツミ電機株式会社 電子部品モジュール及びその製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4683770B2 (ja) * 2001-05-31 2011-05-18 京セラ株式会社 電気素子内蔵配線基板およびその製法
JP4024188B2 (ja) * 2003-07-16 2007-12-19 大日本印刷株式会社 半導体チップ内蔵配線板の製造方法
JP4704866B2 (ja) * 2005-09-14 2011-06-22 日本特殊陶業株式会社 配線基板内蔵用コンデンサ及び配線基板
JP4844487B2 (ja) * 2006-08-09 2011-12-28 株式会社村田製作所 積層コンデンサ、回路基板、回路モジュール及び積層コンデンサの製造方法
JP2009111307A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Dainippon Printing Co Ltd 部品内蔵配線板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011044583A (ja) 2011-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI374535B (en) Electronic parts packaging structure and method of manufacturing the same
WO2007077735A1 (ja) 半導体搭載用配線基板、その製造方法、及び半導体パッケージ
KR20100084684A (ko) 부품 내장 배선판, 부품 내장 배선판의 제조 방법
JP4597631B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
JP5786331B2 (ja) 部品内蔵配線板
JP2009252942A (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
JP2009267149A (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
US7135377B1 (en) Semiconductor package substrate with embedded resistors and method for fabricating same
JP5397012B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
JP4598140B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
WO2013061500A1 (ja) フレキシブル配線基板およびその製造方法
JP5897241B2 (ja) 部品内蔵配線板
JP5108253B2 (ja) 部品実装モジュール
JP5369875B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
JP5686211B2 (ja) 部品内蔵配線板
JP2014220402A (ja) 半導体パッケージ基板の製造方法
JP5671857B2 (ja) 埋め込み部品具有配線板の製造方法
JP2008016651A (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法。
JP5601413B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
JP5649771B2 (ja) 部品内蔵配線板
JP2010040891A (ja) 部品内蔵配線板
JP5311162B1 (ja) 部品実装基板の製造方法
KR101184784B1 (ko) 전자부품 내장기판 제조방법 및 전자부품 내장기판
JP2011035211A (ja) 部品実装モジュール、部品実装モジュール内蔵配線板、部品実装モジュール内蔵配線板の製造方法
JP5699344B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5897241

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees