JP5896152B2 - 高圧放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明はプロジェクタ等の光源に好適に使用される高圧放電ランプの点灯装置に関する。
プロジェクタ等の光源用ランプには、透明なガラス製放電容器の内部に水銀が0.2mg/mm以上封入されて、点灯時の容器内の圧力が200気圧以上にもなる高圧放電ランプが使用されている。水銀蒸気圧を高くすることにより、可視波長域の光を高い出力で得ることが可能になる。
図10A及び図10Bに、高圧放電ランプの断面模式図を示す。図10Bは、図10Aの電極先端付近を拡大した断面模式図である。
図10Aに示すように、高圧放電ランプ10は、放電容器によって形成されたほぼ球形の発光部11を有する。この発光部11の中には、一対の電極20a、20bが2mm以下という極めて小さい間隔で対向して配置されている。
また、発光部11の両端には封止部12が形成される。封止部12には、導電用の金属箔13が気密に埋設されており、金属箔13の一端には、電極20a、20bの軸部(30a、30b)が接合している。また、金属箔13の他端には、外部リード14が接合し、図示しない給電部から電力が供給される。
このような高圧放電ランプ10は、点灯中、発光管の発光部11内に対向配置された一対の電極20a、20bの先端側表面にそれぞれ突起21が形成され、この突起21間に放電アーク22が保持されることにより、安定的な点灯状態が維持される(図11A参照)。
一方、高圧放電ランプ10を長期間同じ状態で点灯した場合には、高温により微小な突起23が複数形成されたり、電極の先端表面部に微小な凹凸が発生したりすることがある(図11B参照)。これら微小突起23や凹凸は、電極20a、20bを構成する材料(例えばタングステン)が溶融し、発光部11内に封入されたガスと結合して生じた化合物が凝集して生じたものであり、この存在が電極先端の表面部の形状を変化させる。これに伴ってアークの起点が移動し、放電位置が不安定となり、照度低下やチラツキが発生することが知られている。
このような問題を解決するため、下記特許文献1には、所定の周波数(基本周波数)のパルス波P1の電流波形を高圧放電ランプに供給すると共に、基本周波数よりも低周波のパルス波P2の電流波形を前記基本周波数のパルス波に間欠的又は周期的に挿入する放電ランプの点灯方式が開示されている(図12参照)。より詳細には、基本周波数を60〜1000Hzの範囲から選択された一の周波数とし、低周波の周波数を5〜200Hzの範囲から選択された一の周波数とする。そして、基本周波数を供給する時間を所定時間毎に漸次増減するように制御する。つまり、低周波のパルス波の発生頻度を時間に応じて変更させる構成である。
パルス波の周波数を低周波とすることで、一方の電極が陽極に、他方の電極が陰極に固定化される期間、つまり両電極間に高電圧が印加される期間が長くなる。この結果、電極に対する加熱の度合いが高まり、電極先端のみならず先端から離れた箇所に対しても熱を伝達させることができる。よって、低周波のパルス波が印加される間、電極先端から離れた箇所に対しても熱が伝達され、かかる箇所に生じていた微小突起や凹凸を溶融、蒸発させることができる。これにより、アーク起点となるべき突起ではなく、むしろ悪影響を及ぼし兼ねない電極先端部以外の突起や凹凸を消滅させることができる。
特開2011−210564号公報
上記特許文献1に記載の点灯方式によれば、アーク起点となるべき突起21のみを生成、維持するとともに、当該突起21以外の余計な微小突起23を消失させることができる。
ところで、昨今、プロジェクタに使用されるランプは、市場のニーズにより明るさの増加が求められており、そのためにランプへの投入電力が増加傾向にある。そしてランプ電力の増加に伴ってアークで発生する熱も増加するので、温度条件を満たすために熱容量を確保すべく電極のサイズ自体も増加傾向にある。
そして、電極のサイズが大型化することによって、突起の移動という新たな問題が生じるようになった。これについて図1A〜図1Cを参照して説明する。
図1Aは、図11Aと同様に、放電アーク22が形成されて安定的に点灯状態が維持されている状態における電極先端付近を拡大した断面模式図である。
上述したように、放電が所定時間継続すると、電極20a、20bの構成材料(タングステンなど)を含む化合物の再凝集により、アーク22の起点となる突起21の周辺には微小突起23が形成される(図1B参照)。特に電極サイズの大型化により、電極先端面において突起が形成されていない領域Sが増加している。つまり、従来と比較して電極先端から更に離れた箇所に、このような微小突起23が形成され得る状態となっている。特許文献1に記載された点灯制御方式では、このような箇所に形成された微小突起23を溶融、蒸発させるのに必要な熱エネルギーを供給することができない。
また、微小突起23の形成可能領域が増えたことで、近接した位置に形成された複数の微小突起23が結合して移動するという事態も生じ得る(図1C参照)。
アーク22を維持している突起21は、常に固体の状態を維持しているわけではなく、高温によって表面等が溶融している場合がある。また、微小突起23は体積そのものが小さいので熱容量が小さく、溶融しやすい状態にある。すると、アーク22を維持していた突起21と、微小突起23がともに溶融した状態となると、表面張力等の力により結合し、突起21の位置そのものが移動してしまう。これにより、アーク22の起点が移動してしまい、アーク22の長さが延びる。
図1Aと図1Cを比較すると、図1Cは突起21同士が完全に対向しておらず、その結果アーク22が斜め方向に形成されていることが分かる。これにより、図1Aの状態と比べて、図1Cの状態はアーク22の長さが伸びていることが分かる。このことは、集光効率及び明るさの低下を招く。
上記の課題を解決する方法として、電極先端から離れた位置にまで熱エネルギーが届くように、低周波の交流電流を供給する時間を長くすることが考えられる。しかし、この方法を採用すると、突起21に対して供給される熱エネルギーが大きくなりすぎ、本来必要である突起21自体を溶融、蒸発させてしまう。この結果、安定したアーク22が維持できなくなるため、かかる方法を採用することはできない。
本発明は、上記の課題に鑑み、従来に比べて電極先端から離れた箇所に微小突起が形成されるような場合においても、安定したアーク放電を維持しながらかかる微小突起を消滅させることを可能にする高圧放電ランプの点灯装置を実現することを目的とする。
本発明の高圧放電ランプ点灯装置は、所定のガスが封入された放電容器内に一対の電極が対向配置された高圧放電ランプに対して交流電流を供給する構成であって、
パルス波を発生するパルス発生部と、
直流電圧が供給され、前記パルス波の周波数に応じた交流電流に変換して前記高圧放電ランプに前記交流電流を供給する給電部とを備える。
そして、前記パルス発生部は、
第1期間にわたって第1パルス波を出力した後、前記第1期間より短い第2期間にわたって前記第1パルス波よりも周波数の低い第2パルス波を出力するというサイクルを繰り返すと共に、
所定のタイミングで、前記第2パルス波に代えて前記第2パルス波よりも更に周波数の低い第3パルス波を出力した後、前記サイクルに復帰する構成である。
上記構成によれば、パルス発生部が、あるタイミングで、第2パルス波よりも更に周波数の低い第3パルス波を出力する。従って、第2パルス波が出力されている間よりも更に長い時間にわたって、高圧放電ランプの一方の電極から他方の電極に対して所定極性の電圧が印加され続ける。この結果、第2パルス波が出力されている間よりも電極の加熱時間が伸び、第2パルス波が出力されている間の電圧印加では届かなかった、電極先端付近から離れた箇所まで熱を伝達させることができる。これにより、アークの起点となる突起から離れた位置に形成されていた微小突起も消滅させることができる。また、このような微小突起がアークの起点となる突起と結合することでアークの起点となる突起が移動する事態の招来を防ぐことができる。
更に、本構成は、第2パルス波に代えて第3パルス波を出力させる構成であるため、第1パルス波よりも低周波であるパルス波(第2パルス波、第3パルス波)の発生頻度を著しく高めるものでない。このため、アーク発生に必要な電極先端の突起が過熱されて溶融、消滅するというおそれがない。よって、本構成によれば、電極先端の突起を維持して安定したアーク放電を保ちつつ、この突起の周辺又は離れた位置に形成される微小突起を消滅させることができる。
本発明の高圧放電ランプ点灯装置は、上記構成に加えて、前記パルス発生部が、前記第3パルス波の周波数を前記所定のタイミング毎に予め定められた周波数に変化させることを別の特徴とする。
上記構成によれば、タイミングに応じて第3パルス波の周波数を異ならせるため、タイミング毎に電極への加熱時間が変化する。従って、熱が伝達する領域が変化するので、様々な箇所に形成される微小突起を確実に消滅させることができる。
ここで、前記パルス発生部は、前記パルス波の出力を開始してからの経過時間に応じて前記所定のタイミングの到来を検知する構成としても構わない。また、前記パルス発生部は、前記パルス波の出力を開始してからの前記サイクルの数に応じて前記所定のタイミングの到来を検知する構成としても構わない。
また、パルス発生部から出力されるパルス波の周波数については、周波数制御部が調整する構成としても構わない。
すなわち、本発明の高圧放電ランプ点灯装置は、上記構成に加えて前記パルス波の周波数を調整する周波数制御部を備え、この周波数制御部が、
前記第1期間にわたって前記第1パルス波の周波数である第1周波数を設定し、引き続き前記第2期間にわたって前記第2パルス波の周波数である第2周波数を設定するという制御を繰り返すと共に、
前記パルス波の出力を開始してからの経過時間、又は前記第1期間と前記第2期間の切替数によって前記所定のタイミングの到来を検知すると、前記第2周波数に代えて前記第3周波数を設定する制御を行う構成とすることができる。
また、本発明の高圧放電ランプは、所定のガスが封入された放電容器内に一対の電極が対向配置され、上記の特徴を有した高圧放電ランプ点灯装置から前記交流電流が供給されることで、前記一対の電極間に放電が生じて点灯することを特徴とする。
本発明の構成によれば、従来に比べて電極先端から離れた箇所に微小突起が形成されるような場合においても、安定したアーク放電を維持しながらかかる微小突起を消滅させることができる。また、これにより、微小突起がアークの起点となる突起と結合することでアークの起点となる突起が移動するといった事態を回避する効果が得られる。
高圧放電ランプにおいて、放電アークが形成されて安定的に点灯状態が維持されている状態における電極先端付近を拡大した断面模式図である。 高圧放電ランプにおいて、電極先端から離れた位置に微小突起が形成されている状態における電極先端付近を拡大した断面模式図である。 高圧放電ランプにおいて、微小突起と結合することで電極先端が移動した状態における電極先端付近を拡大した断面模式図である。 高圧放電ランプ点灯装置の構成を模式的に示す回路ブロック図である。 ある時間帯における本発明の高圧放電ランプのランプ電流波形の一例を示す図である。 別のある時間帯における本発明の高圧放電ランプのランプ電流波形の一例を示す図である。 パルス波P3を出力するタイミング毎に、パルス波P3の出力時間をパルス波P2の出力時間との比率で示した表である。 パルス波P1が出力されている状態の電極先端付近への熱伝達の様子を模式的に示す図である。 パルス波P2が出力されている状態の電極先端付近への熱伝達の様子を模式的に示す図である。 パルス波P3が出力されている状態の電極先端付近への熱伝達の様子を模式的に示す図である。 周波数制御部の一構成例を模式的に示すブロック図である。 周波数制御部の別の構成例を模式的に示すブロック図である。 パルス波P3を出力するタイミング毎に、パルス波P3の出力時間をパルス波P2の出力時間との比率で示した別の表である。 本発明の点灯装置と従来の点灯装置でそれぞれ高圧放電ランプを点灯させたときの電極間電圧の経時的な変化を比較したグラフである。 ある時間帯における本発明の高圧放電ランプのランプ電流波形の別の一例を示す図である。 別の時間帯における本発明の高圧放電ランプのランプ電流波形の別の一例を示す図である。 高圧放電ランプの断面模式図である。 高圧放電ランプの電極先端付近を拡大した断面模式図である。 放電アークが形成されて安定的に点灯状態が維持されている状態における電極先端付近を拡大した断面模式図である。 電極先端以外の箇所に微小突起が形成されている状態における電極先端付近を拡大した断面模式図である。 従来のランプ電流波形の一例を示す図である。
本発明の高圧放電ランプ点灯装置の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、各図において図面の寸法比と実際の寸法比は必ずしも一致しない。
また、本発明の高圧放電ランプ点灯装置は、後述するように、特に従来よりも電極サイズが大きいタイプの放電ランプに対する点灯制御に利用可能である。しかし、従来サイズの電極を有する放電ランプに対して利用することも可能であり、このような利用態様を排除する趣旨ではない。
[ランプの構成]
ランプの構成自体は、図10A及び図10Bと同様であるので、以下これらの図面を参照して説明する。ただし、前述したように、電極のサイズが大型化されていても構わない。
高圧放電ランプ10は、石英ガラスからなる放電容器によって形成された、ほぼ球形の発光部11を有する。放電容器の材料は石英ガラスに限定されず、他の材料で構成されていても構わない。
この発光部11の中には、一対の電極20a、20bが例えば2mm以下という極めて小さい間隔で対向配置している。
また、発光部11の両端部には封止部12が形成される。この封止部12には、モリブデン等よりなる導電用の金属箔13が、例えばシュリンクシールにより気密に埋設されている。金属箔13の一端には電極20a、20bの軸部が接合しており、また、金属箔13の他端には外部リード14が接合し、後述する本発明の高圧放電ランプ点灯装置から電力が供給される構成である。
本実施形態における高圧放電ランプ10の発光部11には、水銀、希ガス、及びハロゲンガスが封入されている。
水銀は、必要な可視光波長、例えば、波長360〜780nmの放射光を得るためのものであり、具体的数値でいうと、0.20mg/mm以上封入されている。この封入量は温度条件によっても異なるが、点灯時における発光部内部の圧力を200気圧以上という高い蒸気圧を実現するものである。また、水銀をより多く封入することで点灯時の水銀蒸気圧250気圧以上、300気圧以上という高い水銀蒸気圧の高圧放電ランプを作ることができ、水銀蒸気圧が高くなるほどプロジェクタに適した光源を実現できる。
希ガスとしては、例えばアルゴンガスが約13kPa封入される。その機能は点灯始動性を改善することにある。
また、ハロゲンガスとしては、ヨウ素、臭素、塩素などが水銀又はその他の金属との化合物形態で封入される。ハロゲンの封入量は、10−6μmol/mm〜10−2μmol/mmの範囲から選択される。ハロゲンを封入する最大の理由は、いわゆるハロゲンサイクルを利用した放電ランプの長寿命化のためである。また、本発明の高圧放電ランプ10のように極めて小型できわめて高い点灯蒸気圧のものは、ハロゲンを封入することで、放電容器の失透防止という作用も得られる。失透とは、準安定のガラス状態から結晶化が進行し、多くの結晶核から成長した結晶粒の集合体へと変化することをいう。仮にこのような現象が生じると、結晶の粒界で光が散乱されて放電容器が不透明になってしまう。
なお、本発明において、同様の機能を実現できるのであれば、発光部11に封入されるガスは上記ガスに限定されるものではない。
高圧放電ランプ10の一実施例としては、発光部の最大外径9.4mm、電極間距離1.0mm、放電容器内容積55mm、定格電圧70V、定格電力180Wであり交流方式で電力が供給される構成とすることができる。
また、高圧放電ランプ10は、小型化が進行するプロジェクタに内蔵されることが想定されており、全体寸法として極めて小型化が要請され、その一方で高い発光光量も要求される。このため、発光部内の熱的影響は極めて厳しいものとなり、ランプの管壁負荷値は0.8〜2.5W/mm、具体的には2.4W/mmとなる。このように、高い水銀蒸気圧や管壁負荷値を有する高圧放電ランプ10が、プロジェクタやオーバーヘッドプロジェクタのようなプレゼンテーション用機器に搭載されることで、プレゼンテーション用機器に演色性の良い放射光を提供することができる。
[電極先端の形状]
図10Bに示すように、電極20aは頭部29aと軸部30aによって構成され、電極20bは頭部29bと軸部30bによって構成される。そして、電極20a及び電極20bには、いずれも先端に突起21が形成されている。この突起21は、ランプ点灯時、電極先端において溶融した電極材料が凝集して形成されるものである。本実施形態では、電極20a及び電極20bがいずれもタングステンで構成されるものとして説明するが、材料はこれに限定されるものではない。
電極20a及び電極20bに対して通電がされると、白熱して高温化され、これらを構成するタングステンが昇華する。昇華したタングステンは、比較的に低温部である発光部11の内壁面領域において、封入されていたハロゲンガスと結合して、ハロゲン化タングステンを形成する。ハロゲン化タングステンの蒸気圧は比較的高いことから、ガスの状態で再び電極20a及び電極20bの先端付近に再び移動する。そして、この箇所で再度加熱されると、ハロゲン化タングステンはハロゲンとタングステンに分離される。このうちタングステンは、電極20a及び電極20bの先端に戻って凝集され、ハロゲンは発光部11内のハロゲンガスとして復帰する。これをハロゲンサイクルと呼ぶ。なお、この凝集されたタングステンが、電極20a及び電極20bの先端近傍に付着することで、突起21が形成される。
なお、上述したように、電極のサイズが大型化すると、ハロゲン化タングステンから凝集したタングステンが付着できる領域Sが増加するため、アーク22の起点となる突起21から大きく離れた箇所に微小突起23が形成されてしまう(図1B参照)。アーク22の起点となる突起21を残しつつ、このような微小突起23を消滅させることのできる本発明の点灯装置の構成につき、以下で説明する。
[点灯装置の構成]
図2は、本発明の高圧放電ランプ点灯装置の構成を模式的に示す回路ブロック図である。図2に示すように、点灯装置1は、給電部3とパルス発生部4を含んで構成される。パルス発生部4から出力されたパルス波Pに基づいて給電部3で生成された交流電流が、高圧放電ランプ10に供給されることで、高圧放電ランプ10が点灯する。
〈給電部〉
給電部3は、降圧チョッパ部31、DC/AC変換部32、及びスタータ部33を備える。
降圧チョッパ部31は、供給される直流電圧Vdcを所望の低電圧に降圧し、後段のDC/AC変換部32に出力する。図2では、具体的な構成例として、降圧チョッパ部31は、スイッチング素子Qx、リアクトルLx、ダイオードDx、平滑コンデンサCx、及び抵抗Rxを有するものが図示されている。
スイッチング素子Qxは、直流電圧Vdcが供給される+側電源端子に一端が接続され、他端がリアクトルLxの一端に接続される。ダイオードDxは、カソード端子がスイッチング素子Qx及びリアクトルLxの接続点に接続され、アノード端子が−側電源端子に接続される。平滑コンデンサCxは、一端がリアクトルLxの出力側端子に接続され、他端(−側端子)が抵抗Rxの出力側端子に接続される。抵抗Rxは、平滑コンデンサCxの−側端子とダイオードDxのアノード端子の間に接続され、電流検出の機能を実現している。
スイッチング素子Qxは、電力制御部34が出力するゲート信号Gxによって駆動される。このゲート信号Gxのデューティにより、降圧チョッパ部31は入力直流電圧Vdcをこのデューティに応じた電圧に降圧して後段のDC/AC変換部32に出力する。
DC/AC変換部32は、入力された直流電圧を所望の周波数の交流電圧に変換して、後段のスタータ部33に出力する。図2では、具体的な構成例として、DC/AC変換部32が、ブリッジ状に接続したスイッチング素子Q1〜Q4から構成されたものが図示されている(フルブリッジ回路)。
スイッチング素子Q1は、ドライバ35から出力されるゲート信号G1によって駆動される。同様に、スイッチング素子Q2はゲート信号G2によって駆動され、スイッチング素子Q3はゲート信号G3によって駆動され、スイッチング素子Q4はゲート信号G4によって駆動される。ドライバ35は、対角に配置されたスイッチング素子Q1及びQ4の組と、スイッチング素子Q2及びQ3の組に対して、交互にオン/オフを繰り返すようにゲート信号を出力する。これにより、スイッチング素子Q1及びQ2の接続点と、スイッチング素子Q3及びQ4の接続点の間に、矩形波状の交流電圧が発生する。
スタータ部33は、高圧放電ランプ始動時にDC/AC部32から供給される交流電圧を昇圧して高圧放電ランプ10に供給するための回路部である。図2では、具体的な構成例として、スタータ部33が、コイルLh及びコンデンサChで構成されたものが図示されている。高圧放電ランプ始動時に、コイルLh、コンデンサChからなるLC直列回路の共振周波数近傍の高いスイッチング周波数(例えば数百kHz)の交流電圧をDC/AC部32から印加することで、スタータ部33の2次側において放電ランプの始動に必要な高い電圧が生成され、これが高圧放電ランプ10に供給される。なお、高圧放電ランプが点灯した後はDC/AC部32から供給される交流電圧の周波数を定常周波数(例えば60〜1000Hz)に移行し、定常点灯動作が行われる。この定常周波数は、後述するパルス波P1の周波数に対応する。
なお、上記回路において、スタータ部33に供給される交流電圧の周波数の変更は、DC/AC部32におけるスイッチング素子Q1及びQ4の組と、スイッチング素子Q2及びQ3の組のオン/オフ切替の周期を調整することで達成できる。また、スタータ部33に供給される交流電圧の波高値の変更は、降圧チョッパ部31におけるスイッチング素子Qxの動作デューティを調整することで達成できる。
すなわち、降圧チョッパ部31のスイッチング素子Qxは、電力制御部34が出力するゲート信号Gxのデューティに応じたスイッチング周波数でオン/オフし、これによって高圧放電ランプ10に供給される電力が変化する。例えば高圧放電ランプ10への供給電力を上昇させたい場合、電力制御部34は、所望の電力値となるようにゲート信号Gxのデューティを下げる制御を行う。
〈パルス発生部〉
パルス発生部4は、パルス発生回路41及び周波数制御部43を備え、発生したパルス信号PをDC/AC部32のドライバ35に出力する。前述したように、このパルス信号に基づいて、DC/AC部32のスイッチング素子Q1〜Q4に対するスイッチング制御が行われる。
パルス発生回路41は、周波数制御部43から指定された周波数のパルス信号を生成する。周波数制御部43は、上述した電力制御部34と共に、マイコン等によって構成されるものとして構わない。
以下、パルス発生部4から出力されるパルス信号Pの周波数について、図3A及び図3Bを参照して詳細に説明する。図3A及び図3Bは、それぞれ別の時間帯におけるパルス発生部4から出力されるパルス信号Pの波形、すなわち、高圧放電ランプ10のランプ電流波形の一例を示す図である。
本発明のパルス発生部4は、図3Aに示す波形を出力する時間帯においては、図12を参照して上述したパルス波形に近似するパルス波を出力する。すなわち、この期間では、基本周波数のパルス波P1(「第1パルス波」に対応)を所定期間T1の間出力した後、基本周波数よりも低周波のパルス波P2(「第2パルス波」に対応)をそれよりも短時間の所定期間T2の間出力するというサイクルを繰り返す。
ここで、パルス波P1の周波数(基本周波数)とは、高圧放電ランプ10を定常的に点灯する際の基本周波数に相当し、60〜1000Hzの範囲から選択された一の周波数である。また、パルス波P2は、期間T1経過後に間欠的に挿入される低周波であり、その周波数は、基本周波数よりも低周波の5〜200Hzの範囲から選択された一の周波数である。
パルス波P2は、0.01秒以上120秒以下の時間間隔で挿入されるのが好適である。言い換えれば、期間T1を0.01秒以上120秒以下の範囲に設定するのが好適である。なお、期間T1を0.01秒以上2秒以下の範囲に設定するのがより好適である。パルス波P2を0.01秒より短い時間間隔で挿入すると、アークの起点となる突起21が加熱され過ぎてしまい、その形状が変形したり場合によっては消滅したりするおそれがあるためである。逆に、時間間隔をあまりに広くすると、突起21の周辺位置に微小突起が形成されたままの状態が長く維持されてしまい、この間に微小突起を起点とするアークが形成されるおそれがあるためである。
なお、図3Aの例では、パルス波P2が出力される期間T2は、当該パルス波P2の半周期の期間に設定されている。つまり、この期間T2内において、パルス波P2の出力は、正極性又は負極性のいずれかで固定されている。
そして、本発明のパルス発生部4は、所定のタイミングで、この低周波のパルス波P2に代えて、更に低周波のパルス波P3(「第3パルス波」に対応)を出力した後、前記のサイクルに復帰する。このパルス波P3を出力している時間を含む時間帯の波形を示したのが図3Bである。
図3Bの例においても、パルス波P2と同様に、パルス波P3が出力される期間T3は、当該パルス波P3の半周期の期間に設定されている。つまり、この期間T3内において、パルス波P3の出力は正極性又は負極性のいずれかで固定されている。
つまり、本実施形態におけるパルス発生部4から出力されるパルス波Pは、期間T1にわたって基本周波数の下で正極性と負極性が繰り返されるパルス波P1と、期間T2にわたって正極性又は負極性の値で固定化されるパルス波P2、及び期間T3にわたって正極性又は負極性の値で固定化されるパルス波P3を有する構成である。そして、パルス波P3は、パルス波P2よりも更に低周波であり、言い換えれば正極性又は負極性のいずれかで固定されている期間T3がパルス波P2における期間T2よりも長く設定されている。
パルス発生部4は、まず基本周波数のパルス波P1を期間T1にわたって出力した後、低周波のパルス波P2を当該パルス波P2の半周期の期間T2にわたって出力する。その後、再び基本周波数のパルス波P1を期間T1にわたって出力した後、低周波のパルス波P2を、当該パルス波P2の半周期の期間T2にわたって、直前のパルス波P2と反対の極性で固定した状態で出力する。以下、上記のサイクルを繰り返す。
そして、あるタイミング下で、パルス波P2に代えて、更に低周波、すなわち周期の長いパルス波P3を当該パルス波P3の半周期の期間T3にわたって出力する。図3Bでは、正極性固定のパルス波P2とその直後の負極性固定のパルス波P2に代えて、正極性固定のパルス波P3とその直後の負極性固定のパルス波P3が、パルス発生部4から出力されている状態のパルス波形が示されている。その後は、再び、パルス波P1とパルス波P2のサイクルに復帰している。
更に、本実施形態のパルス発生部4は、タイミングに応じて、パルス波P2に代えて出力するパルス波P3の周波数を変更する。図4は、パルス波P3を出力するタイミング毎に、そのパルス波P3の出力時間をパルス波P2の出力時間との比率で示した表である。なお、図4においてnは自然数とする。
図4に示される例によれば、パルス発生部4は、最初のパルス波Pの出力を開始してから13秒経過した後、パルス波P2に代えて波長を7倍(周波数1/7)にしたパルス波P3を同パルス波の半周期にわたって、すなわちT3(=7T2)の期間にわたって出力する。その後、パルス発生部4は、期間T1にわたるパルス波P1の出力と期間T2にわたるパルス波P2の出力を繰り返しに復帰する。
次に、前回パルス波P3を出力してから10秒経過した後、パルス波P2に代えて波長を6倍(周波数1/6)のパルス波P3を同パルス波の半周期にわたって、すなわちT3(=6T2)の期間にわたって出力する。その後、パルス発生部4は、期間T1にわたるパルス波P1の出力と期間T2にわたるパルス波P2の出力の繰り返しに復帰する。以下、図4に示す表に基づき、パルス発生部4から発生されるパルス波Pの周波数は同様に変更される。
つまり、パルス発生部4は、所定のタイミングに応じてパルス波P2に代えてそれよりも低周波のパルス波P3を出力すると共に、この周波数もタイミング毎に変更する構成である。
図5A、図5B、及び図5Cは、それぞれパルス発生部4からのパルス波PがP1、P2、及びP3である場合における電極先端付近への熱伝達の様子を模式的に示す図である。各図面において、濃く塗りつぶされている箇所は熱が伝達されている領域を示している。
上述したように、通常の点灯動作時における標準周波数f1のパルス波P1が出力されている間は、アーク22の起点となる突起21に対して短時間の間熱が伝達される。このため、その周辺領域に対しては熱が伝達されず、突起21の周辺位置又は離れた位置に微小突起23が形成される(図5A参照)。
標準周波数f1よりも低い周波数f2のパルス波P2が出力されている間(期間T2)、高圧放電ランプ10の2つの電極21間に印加される電圧の正負が反転しない。このため、当該期間T2にわたって、一方の電極から他方の電極に対して所定の極性の電圧が印加され続ける。これにより、加熱領域が拡大し、突起21の周辺位置に対しても熱が伝達され、この位置に形成されていた微小突起23は昇華されて消滅する。しかし、突起21から離れた位置までは熱が伝達されないため、かかる位置に形成されていた微小突起は依然として残存している(図5B参照)。
そして、上述したように、本発明の構成によれば、パルス発生部4があるタイミングでパルス波P3を出力することで、期間T2よりも更に長い期間T3にわたって、一方の電極から他方の電極に対して所定の極性の電圧が印加され続ける。パルス波P3が印加される時間は、パルス波P2の印加時間よりも長いため、電極の加熱時間が伸び、パルス波P2の印加では届かなかった電極先端付近から離れた箇所まで熱を伝達させることができる。これにより、突起21から離れた位置に形成されていた微小突起23も消滅させることができる(図5C参照)。
しかも、本発明の構成によれば、タイミングに応じてパルス波P3の周波数を異ならせるため、電極への加熱時間が変化する。従って、熱が伝達する領域が変化するので、様々な箇所に形成される微小突起23を確実に消滅させることができると共に、微小突起23と結合することによる突起21の移動を回避できる。
周波数制御部43は、図3A、図3Bで参照したようなパルス波をパルス発生回路41から出力させるように周波数制御を行う。図6Aは、周波数制御部43の一構成例を模式的に示すブロック図である。図6Aに示すように、周波数制御部43は、時間計測部51、メモリ部52、及び周波数決定部53を備える。
時間計測部51は、パルス波の出力を開始してからの経過時間を測定するタイマに対応する。メモリ部52は、例えばROMで構成され、パルス波P1の周波数f1、パルス波P1の連続出力時間T1、パルス波P2の周波数f2、パルス波P2の連続出力時間T2、及び図4に示すデータテーブルに関する各種情報を記憶している。周波数決定部53は、時間計測部51から与えられる経過時間に関する情報と、メモリ部52に記憶されている情報に基づいて演算を行い、パルス波Pの周波数を決定してパルス発生回路41に出力する。なお、図3A及び図3Bの例によれば、時間T2はパルス波P2の半周期長に設定される。
周波数決定部53は、まず、パルス発生開始時において、パルス発生回路41に対し、周波数f1のパルス波を出力させるよう設定する。次に、時間計測部51からの情報により、時間T1の経過を検知すると、周波数決定部53は、メモリ部52に記憶されているパルス波P2の周波数f2を読み出し、この周波数f2のパルス波を出力させるように設定する。更に、時間計測部51からの情報により、時間T2の経過を検知すると、メモリ部52に記憶されているパルス波P1の周波数f1を読み出し、再び周波数f1のパルス波を出力させるよう設定する。周波数制御部43は、以下このような制御を繰り返す。
また、時間計測部51からの情報により、データテーブルに記載された所定の時間の経過を検知すると、周波数決定部53は、当該タイミングに対応したパルス波P3の周波数f3をメモリ部52に記憶されているデータテーブルから読み出し、この周波数f3のパルス波を出力させるように設定する。
なお、図4に示したデータテーブルでは、パルス波P3の周波数f3に関する情報がパルス波P2の周波数f2に対する比率で記載されているが、周波数f3の値そのもので記載されていても構わない。
〈周波数制御部の別構成例〉
上述の実施形態では、周波数制御部43が、パルス発生からの経過時間によって周波数を変更する制御を行うものとしたが、他の方法を採用することも可能である。図6Bは、図6Aとは別の周波数制御部の構成例を模式的に示すブロック図である。
図6Bに示す周波数制御部43は、時間計測部51に代えてパルスカウント部54を有している。パルスカウント部54は、パルス発生回路41から出力されるパルス波Pが入力され、波数やサイクル数を計測する。ここで、波数とは、ある時刻から連続して出力したパルス波の総波長を周期長で割った値であり、何周期分の波を出力したかに対応している。また、サイクル数とはパルス波P1とパルス波P2の組み合わせを1サイクルとしたときの、組み合わせ回数を指す。
本構成では、メモリ部52は、パルス波P1の周波数f1、パルス波P1の連続出力波数N1、パルス波P2の周波数f2、パルス波P2の連続出力波数N2、及び図7に示すデータテーブルに関する各種情報を記憶している。図7は、図4と同様に、パルス波P3を出力するタイミング毎に、そのパルス波P3の出力時間をパルス波P2の出力時間との比率で示した表である。図7のデータテーブルは、図4とは異なり、パルス波P3の出力タイミングを、パルス波の出力開始からの経過時間ではなくサイクル数で表している。
図7に示される例によれば、パルス発生部4は、最初のパルス波Pの出力を開始してから50回サイクルが経過した後、すなわちパルス波P1とパルス波P2の組み合わせを50回繰り返した後、パルス波P2に代えて波長を5倍(周波数1/5)のパルス波P3を同パルス波の半周期にわたって、すなわちT3(=5T2)の時間にわたって出力する。その後、パルス発生部4は、時間T1にわたるパルス波P1の出力と時間T2にわたるパルス波P2の出力を繰り返しに復帰する。
次に、前回パルス波P3を出力してから100回サイクルが経過した後、すなわちパルス波P1とパルス波P2の組み合わせを100回繰り返した後、パルス波P2に代えて波長を6倍(周波数1/6)のパルス波P3を同パルス波の半周期にわたって、すなわちT3(=6T2)の時間にわたって出力する。その後、パルス発生部4は、時間T1にわたるパルス波P1の出力と時間T2にわたるパルス波P2の出力を繰り返しに復帰する。以下、図7に示す表に基づき、パルス発生部4から発生されるパルス波Pの周波数は同様に変更される。
周波数決定部53は、まず、パルス発生開始時において、パルス発生回路41に対し、周波数f1のパルス波を出力させるよう設定する。次に、パルスカウント部54からの情報により、パルス波P1を連続N1波だけ出力したことを検知すると、周波数決定部53は、メモリ部52に記憶されているパルス波P2の周波数f2を読み出し、この周波数f2のパルス波を出力させるように設定する。更に、時間計測部51からの情報により、パルス波P2を連続N2波だけ出力したことを検知すると、メモリ部52に記憶されているパルス波P1の周波数f1を読み出し、再び周波数f1のパルス波を出力させるよう設定する。周波数制御部43は、以下このような制御を繰り返す。
また、パルスカウント部54からの情報により、データテーブルに記載された所定のサイクル数の経過を検知すると、周波数決定部53は、当該タイミングに対応したパルス波P3の周波数f3をメモリ部52に記憶されているデータテーブルから読み出し、この周波数f3のパルス波を出力させるように設定する。
なお、図3A及び図3Bの例によれば、N2は1/2に設定される。また、サイクル数については、周波数決定部53においてパルス波Pの周波数を周波数f2に設定した回数をもって現在のサイクル数と認定する構成としても構わない。
〈パルス発生部の別構成例〉
上記実施形態では、パルス波P1、パルス波P2、及びパルス波P3は、全て同一のパルス発生回路41から出力されるものとした。これに対し、パルス発生部4が、周波数f1のパルス波P1を生成する第1のパルス発生回路と、周波数f2のパルス波P2を生成する第2のパルス発生回路を個別に有し、設定されている連続時間経過又は連続出力波数に達した段階で、パルス波を発生させる回路を前記第1又は第2のパルス発生回路の中から切り換えるものとしても構わない。
この場合、第1のパルス発生回路からは常に同一の周波数f1のパルス波P1が生成される。また、図4又は図7に示したタイムテーブルに記載されたタイミングが到来した時点で、第2のパルス発生回路から出力されるパルス波の周波数がf2から当該タイミングに応じた周波数f3に変更され、その後再び周波数f2に再設定される。
なお、パルス発生部4が、第2のパルス発生回路の後段において、パルス長を指定された倍数だけ引き伸ばす処理部を備えるものとしても構わない。この場合、処理部では、通常時は引き伸ばし倍数が1倍に設定され、タイムテーブルに記載されたタイミングが到来した時点で当該タイミングに応じた倍数に設定される。この構成によれば、第1及び第2のパルス発生回路からは、それぞれ固定の周波数のパルス波が出力されるものとすることができる。
[実施例]
図8は、本発明の点灯装置と従来の点灯装置でそれぞれ高圧放電ランプを点灯させたときの電極間電圧の経時的な変化を比較したグラフである。以下に、ランプの仕様及びランプ動作条件を示す。
(ランプの仕様)
・定格電力:450W
・定格電圧:85V
・発光部の内容積:250mm
・電極間距離:1.5mm
・封入物:水銀0.29mg/mm、アルゴンガス13kPa、ハロゲン10−6〜10−2μmol/mm
(ランプ動作条件)
・パルス波P1の周波数:370Hz
・パルス波P2の周波数:90Hz
なお、ランプ動作条件に関し、本発明の点灯装置による場合は、上述したように、これらに加えて、所定のタイミング(例えば図4、図7参照)でパルス波P2に代えて、タイミング毎にパルス波P2に対する周波数比率で指定された周波数のパルス波P3を出力する。一方、従来の点灯装置は、このような処理を行わず、パルス波P1とP2のサイクルを単に繰り返しているだけである。
図8において、横軸は点灯開始からの経過時間、縦軸は高圧放電ランプの電極間電圧を示している。本発明の点灯装置による結果を実線で、従来の点灯装置による結果を破線で表している。
微小突起23の形成やアーク22の起点となる突起21の移動は、複数箇所での放電を生じさせたり、放電位置を不安定にさせる。複数箇所での放電は、電極間電圧の上昇につながり、また、突起21の移動は電極間電圧を上下に大きく変動させる要因となる。図8において、従来例のグラフで電圧が大きく上下に変動しているのは、その時点で突起21が移動したことを示唆するものである。
図8によれば、本発明の点灯装置によって点灯をされた高圧放電ランプの電極間電圧は、従来の点灯装置によって点灯されたものと比べて、全体的に低い電圧となり、また上下変動が抑制されていることが分かる。これにより、本発明の点灯装置によって、アークの起点となる突起を保持しつつ、微小突起を消滅させる効果が得られていることが分かる。
なお、パルス波P2に代えて更に低周波のパルス波P3を出力させる間隔は、時間制御の場合は5秒以上300秒以下、またサイクル数制御の場合は5サイクル以上5000サイクル以下とするのが好適である。パルス波P3を出力させる時間間隔をあまりに狭くすると、アークの起点となる突起21が過熱されてその形状を変形したり場合によっては消滅させてしまうおそれがあるためである。逆に、時間間隔をあまりに広くすると、突起21から離れた位置に微小突起が形成されたままの状態が長く維持されたり、突起21の移動を防止するという効果が得られないおそれがあるためである。
[別実施形態]
以下、別実施形態について説明する。
〈1〉 図3Aを参照して説明した上記実施形態では、パルス発生部4が所定期間T1だけパルス波P1を出力した後、低周波のパルス波P2を半周期長T2だけ出力し、更に時間T1だけパルス波P1を出力した後、パルス波P2を先ほどと極性を変えて半周期長T2だけ出力するものとした。しかし、パルス波P2の出力態様は、このような形態に限られるものではない。
例えば、図9Aに示すように、パルス発生部4が所定期間T1だけパルス波T1を出力した後、低周波のパルス波P2を1周期長T2だけ出力するというサイクルを繰り返すものとしても構わない。この場合、パルス波P3を出力するタイミングが到来すると、図9Bに示すように、この1周期分のパルス波P2に代えて、1周期分のパルス波P3を出力するものとして構わない。また、この場合においても、図3Bと同様に、パルス波P2に代えて挿入するパルス波P3については半周期長の時間だけに設定しても構わない。
更に、パルス発生部4から出力されるパルス信号に含まれる低周波のパルス波P2を、パルス波P2の1.5周期など、1周期以上の時間にわたって含ませる構成としても構わない。ただし、低周波のパルス波P2の印加時間を伸ばし過ぎると、電極が加熱され過ぎてアーク起点となる突起21の形状が変化してしまうおそれがあるので、1サイクル内には低周波のパルス波P2を1周期以内に留めるのが好適である。
〈2〉 図4や図7の例では、データテーブル上において所定のタイミングで出力させるパルス波P3の周波数を、パルス波P2の周波数に対する比率で指定されているものとして説明した。しかし、パルス波P3として出力させるべき周波数の値そのものを指定しても構わない。また、これらの表では、各タイミングでのパルス波P3の周波数が、少しずつ上昇し或いは少しずつ減少している例が示されているが、このような変化態様に限られずランダムに変化する態様でも構わない。なお、図4や図7に示した数値はあくまで一例であり、当然にこの値に限定されるものではない。
〈3〉 上述の実施形態では、パルス波P1を連続して出力した後、パルス波P2に変更するタイミングについては、固定されているものとして説明したが、パルス波P1からパルス波P2に切り替えるタイミングについても適宜変更する構成としても構わない。これにより、電極が加熱される領域を更に変化させることができ、突起の形状を最適に保つ効果を更に高めることができる。なお、この場合、ランプのチラツキを防ぐべく、タイミングの切替は徐々に増減させるのが好適である。
〈4〉 上述の実施形態では、パルス波P2に代えてパルス波P3を出力した後、再び期間T1にわたるパルス波P1の出力と期間T2にわたるパルス波P2の出力の繰り返しに復帰するものとして説明した。ただし、点灯開始からの経過時間が長くなってきた場合に、パルス波P3の出力中に、例外的に1周期〜2周期程度のパルス波P1を挿入する構成としても構わない。これは、例えば以下のような目的である。
図2に示したように、AC/DC部32がフルブリッジ・インバータ回路である場合には、ハイサイドのスイッチQ1及びQ4を駆動するための電源が必要となる。この電源としては例えばブートストラップ回路を用いることができ、ハイサイドのスイッチQ1及びQ4がOFF時に、不図示のブートストラップ用コンデンサに充電を行う。ただし、このコンデンサの充電量が不足すると、電源電圧が不足することでスイッチQ1及びQ4をON駆動できなくなる。このため、当該コンデンサを充電する目的で、例外的に1周期〜2周期程度のパルス波P1を挿入する構成とするものとして構わない。
別の目的としては、本発明の点灯装置を含む光源が例えばDLP(登録商標)方式のプロジェクタに用いられる場合に関するものである。DLP方式のプロジェクタにおいては、映し出される映像に悪影響が及ばないよう、カラーホイールの動きに応じて極性を反転させる制御が行われるのが通常であり、この極性反転時にコンデンサへの充電が行われる。上記と同様の理由により、点灯開始からの経過時間が長くなり、コンデンサへの充電量が不足してきた場合には、パルス波P3の出力中に、コンデンサへの充電を目的として、例外的に1周期〜2周期程度のパルス波P1を挿入する構成としても構わない。
別実施形態〈4〉で説明した内容は、あくまでパルス波P3の出力期間中に、例外的に短時間のパルス波P1を出力するというものであり、この例外時を除いてはパルス波P3の出力中は、極性が反転することはない。従って、パルス波P3の出力期間が経過後は、期間T1にわたるパルス波P1の出力と期間T2にわたるパルス波P2の出力の繰り返しに復帰する構成であるものとして構わない。
1 : 点灯装置
3 : 給電部
4 : パルス発生部
10 : 高圧放電ランプ
11 : 発光部
12 : 封止部
13 : 金属箔
14 : 外部リード
20a、20b : 電極
21 : 突起
22 : 放電アーク
23 : 微小突起
29a、29b : 電極の頭部
30a、30b : 電極の軸部
31 : 降圧チョッパ部
32 : DC/AC変換部
33 : スタータ部
34 : 電力制御部
35 : ドライバ
41 : パルス発生回路
43 : 周波数制御部
51 : 時間計測部
52 : メモリ部
53 : 周波数決定部
54 : パルスカウント部

Claims (5)

  1. 所定のガスが封入された放電容器内に一対の電極が対向配置された高圧放電ランプに対して交流電流を供給する高圧放電ランプ点灯装置であって、
    パルス波を発生するパルス発生部と、
    直流電圧が供給され、前記パルス波の周波数に応じた交流電流に変換して前記高圧放電ランプに前記交流電流を供給する給電部とを備え、
    前記パルス発生部は、
    第1期間にわたって第1パルス波を出力した後、前記第1期間より短い第2期間にわたって前記第1パルス波よりも周波数の低い第2パルス波を出力するというサイクルを繰り返すと共に、
    所定のタイミングで、前記第2パルス波に代えて前記第2パルス波よりも更に周波数の低い第3パルス波を出力した後、前記サイクルに復帰する構成であり、
    前記第3パルス波は、周波数の変更が可能な構成であって、前記所定のタイミング毎に予め定められた周波数に設定されることを特徴とする請求項1に記載の高圧放電ランプ点灯装置
  2. 前記パルス発生部は、前記パルス波の出力を開始してからの経過時間に応じて前記所定のタイミングの到来を検知して前記第3パルス波の周波数を設定する構成であることを特徴とする請求項に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  3. 前記パルス発生部は、前記パルス波の出力を開始してからの前記サイクルの数に応じて前記所定のタイミングの到来を検知して前記第3パルス波の周波数を設定する構成であることを特徴とする請求項に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  4. 前記パルス発生部は、
    前記第3パルス波の周波数が所定の下限値に達した後、所定の上限値に達するまでの間、前記第3パルス波の周波数を、直前に出力した当該第3パルス波の周波数以上の値に設定し、
    前記第3パルス波の周波数が前記所定の上限値に達した後、前記所定の下限値に達するまでの間、前記第3パルス波の周波数を、直前に出力した当該第3パルス波の周波数以下の周波数に設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
  5. 前記パルス発生部は、
    前記所定のタイミングで、正極性を有する時間と負極性を有する時間が同一時間である前記第3パルス波を出力するか、
    又は、前記所定のタイミングで、直前に出力した前記第3パルス波とは極性を反転させた、単一極性の前記第3パルス波を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の高圧放電ランプ点灯装置。
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