JP5894801B2 - ダイボンダ及びボンディング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイボンダ及びボンディング方法に係わり、特に信頼性の高いダイボンダ及びボンディング方法に関する。
ダイ(半導体チップ)(以下、単にダイという)を配線基板やリードフレームなどの基板に搭載してパッケージを組み立てる工程の一部に、半導体ウェハ(以下、単にウェハという)からダイを分割する工程と、分割したダイを基板上に搭載するボンディング工程とがある。
ボンディング工程は、ウェハから分割されたダイをダイシングテープから1個ずつ剥離し、コレットと呼ばれる吸着治具を使って基板上にボンディングする。
ボンディング工程を実施する従来技術としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載する技術がある。特許文献1では、コレットをダイの表面を追従させる構造を有するボンディングヘッドの技術が開示されている。また、特許文献2では、ボンディング工程においてダイの吸着時にその都度リーク流量を検出して、ダイ撓みを検出する技術が開示されている。
特開平10−022306号公報 特開2009−253060号公報
近年、半導体装置の高密度実装を推進する目的で、パッケージの薄型化が進められている。特に、メモリカードの配線基板上に複数枚のダイを三次元的に実装する積層パッケージが実用化されている。このような積層パッケージを組み立てる際には、パッケージ厚の増加を防ぐために、ダイの厚さを20μm以下まで薄くすることが要求される。ダイが薄くなると、ダイシングテープの粘着力に比べてダイの剛性が極めて低くなり、ダイが割れる確率も従来に比べ高くなる虞がある。
しかしながら、特許文献1の従来技術は、コレットが既にボンディングされたダイの表面に追従してボンディングするために一度斜めにボンディングされると、その上に積層されたダイは更に斜めに装着される、或いはずれた位置にボンディングされてしまう課題がある。一方、特許文献2の従来技術は、ダイの撓みを検出できるが、時として、ボンディングしたダイとダイの間にボイドが発生し、熱圧着不良を起す課題がある。
また、特許文献1、2の従来技術は、ダイの位置ズレ、ボイドの発生或いはダイの割れなど問題が起きてからその問題を把握し、事前に問題の発生を予測できない課題がある。
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決し、信頼性の高いボンディング装置及びボンディング方法を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するために、少なくとも下記の特徴を有する。
本発明は、先端にコレットを有するボンディングヘッドでダイを吸着し基板にダイをボンディングし、ボンディングするボンディング面と平行な面を有する測定平板に前記コレットを載置し、前記コレットの吸着面が前記ボンディング面と所定の傾き角度範囲内で平行な平行面になるように前記コレットの前記測定平板に対する傾き角度を調整する傾き角度調整し、前記傾き角度調整は、前記コレットに流入する前記空気のリーク流量が所定範囲になるように調整することを第1の特徴とする。
また、本発明は、前記リーク流量は、前記コレットの有する気体を吸引するコレット吸引孔に流れる流量であることを第2の特徴とする。
さらに、本発明は、前記コレットが所定の位置に載置されるコレット載置領域に複数の平板吸引孔を有し、前記リーク流量は、前記平板吸引孔に流れる流量であることを第3の特徴とする。
また、本発明は、前記測定平板は、前記平行面に前記コレットとの接触部を検知する圧力センサを設け、前記圧力センサの出力に基づいて前記リーク流量のリーク方向を検出することを第4の特徴とする。
さらに、本発明は、前記圧力センサは、前記載置領域の角部を覆うように設けられたシート状のセンサであることを第5の特徴とする。
また、本発明は、前記傾き角度調整は、前記リーク流量と共に前記リーク方向に基づいて、前記コレット傾き角度が前記所定の傾き角度範囲内になるように調整することを第6の特徴とする。
さらに、本発明は、前記傾き角度調整は、前記圧力センサの出力に基づいて、前記コレット傾き角度が前記所定の傾き角度範囲内になるように調整することを第7の特徴とする。
本発明によれば、従来技術の課題を解決し、信頼性の高いボンディング装置及びボンディング方法を提供できる。
本発明の一実施形態であるダイボンダを上から見た概念図である。 測定平板の実施例1を示し、コレットが傾き角度を有している状態を示す図である。 測定平板の実施例1を示し、コレットがボンディング面と所定範囲内で平行な状態を示す図である。 実施例1におけるボンディングフローを示す図である。 測定平板の実施例2を示し、コレットが傾き角度を有している状態を示す図である。 測定平板の実施例2を示し、コレットがボンディング面と所定範囲内で平行になった状態を示す図である。 測定平板の実施例2を上面から見た図である。 実施例2におけるボンディングフローを示す図である。 測定平板の実施例3を示し、コレットが傾き角度を有している状態を示す図である。 測定平板の実施例3を示し、コレットがボンディング面と所定範囲内で平行になった状態を示す図である。 測定平板の実施例3を上面から見た図である。 実施例3におけるボンディングフローを示す図である。 測定平板の実施例4を上面から見た図である。 測定平板の実施例5を示し、コレットが傾き角度を有している状態を示す図である。 測定平板の実施例5を示し、コレットがボンディング面と所定範囲内で平行になった状態を示す図である。 測定平板の実施例5を上面から見た図である。 実施例5におけるボンディングフローを示す図である。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態であるダイボンダ10を上から見た概念図である。ダイボンダは大別してウェハ供給部1と、ワーク供給・搬送部2と、ダイボンディング部3と、各部及び後述する各実施例におけるボンディングフローを制御する制御装置4とを有する。
ワーク供給・搬送部2はスタックローダ21と、フレームフィーダ22と、アンローダ23とを有する。スタックローダ21によりフレームフィーダ22に供給されたワーク(リードフレーム等の基板或いは基板上に既に積層されたダイ)は、フレームフィーダ22上の2箇所の処理位置を介してアンローダ23に搬送される。
ウェハ供給部1は、ウエハカセットリフタ11とピックアップ装置12とを有する。ウエハカセットリフタ11は、ウエハリングが充填されたウエハカセット(図示せず)を有し,順次ウエハリングをピックアップ装置12に供給する。ウエハリングはダイDを有するウェハWを保持し、ピックアップ装置12はウエハリングを保持する。
ダイボンディング部3は、プリフォーム部31とボンディングヘッド部32とを有する。プリフォーム部31は、フレームフィーダ22により搬送されてきたワークにダイ接着剤を塗布する。
ボンディングヘッド部32は、ボンディングヘッド35と測定平板50とを有する。ボンディングヘッド35は、ピックアップ装置12からダイDをピックアップして上昇し、ダイDを平行移動してフレームフィーダ22上のボンディングポイントまで移動させる。そして、ボンディングヘッド35は、ダイDを下降させダイ接着剤が塗布されたワーク上にボンディングする。測定平板50は、後で詳述するボンディングヘッドの傾き角度を調整するため平板である。
以下、本実施形態の特徴である測定平板50とコレット40の傾き角度制御の実施例を説明する。
(実施例1)
次に、図2A及び図2Bは測定平板50の第1の実施例50Aを示し、その動作概念図を示す図である。
測定平板50Aは、フレームフィーダ22上のボンディング面と平行な平行面を有する確りと装置に固定された平板である。本実施形態では、図1に示すように、測定平板50Aは、ボンディングヘッド35が移動するピックアップ装置12とフレームフィーダ22上のボンディングポイントの間に設けられている。測定平板50Aの設置位置は、上述に関わらず、ボンディングヘッド35の可動範囲で、かつボンディング処理に障害にならない位置であればどこでもよい。設置位置については、他の実施例でも同様である。
ボンディングヘッド35の先端には、ダイDを吸着するためのコレット40がある。コレット40は、図2Aに示すようコレット吸着部42と、コレット吸着部42を保持するコレット吸着部ホルダー41とを有する。コレット吸着部ホルダー41とコレット吸着部42は、それぞれにダイDを吸着する為のコレット吸引孔41v、42vを有する。
このような構成において、図2Bに示すように、コレット40が測定平板50Aに密着するようにコレット40(ボンディンヘッド35)の傾き角度を制御する。言い換えれば、コレット吸着部42の吸着面が、測定平板50Aの平行面と所定の角度範囲で平行となるよう制御する。この制御を行うのが傾き角度調整手段であり、傾き角度調整手段は制御装置4内のメモリに記憶されたプログロムが主構成要素となる。その他の構成要素は、各実施例の説明で明らかになる。
コレット40の吸着面が測定平板50Aに密着したかどうかの判断は、図示しない真空供給源によってコレット40をコレット吸引孔41v、42vを介して真空吸着する際に、コレット40の傾斜によってできる隙間からのリーク空気Eを監視して行なう。リーク空気Eは、最終的にコレット吸着部ホルダー41のコレット吸引孔41vに集約されるので、その流量をリーク流量Krとして監視する。コレットの傾き角度が所定角度以下になり、リーク流量Krが設定リーク流量Ka以下になれば密着したと判断する。例えば、設定リーク流量Kaは、0.5リットル/min〜0.8リットル/min程度に設定する。
図3は、図2に示す実施例1におけるボンディングフローを示す図である。
まず、ボンディングヘッド35でダイDをピックアップし、ボンディング面に実装する実装動作を行う(S1)。次に、実装動作を所定数実施したかを判断する(S2)。所定数実施していれば処理を終了する。所定数実施していなければ、実施動作をコレット40の交換が必要な数である確認設定数実施したかを判断する(S3)。実施していなければ、S1に戻り実装動作を行う。実施していれば、コレット40を交換する(S4)。
次に、S5からコレット40の傾き調整に入る。まず、測定平板50A上にコレット40(ボンディングヘッド35)を移動し、載置させる(S5)。その後、コレット40を測定平板50A上に真空吸着をさせる(S6)。所定時間後、リーク流量Krを測定し、設定リーク流量Ka以下かを判断する(S7)。設定リーク流量Ka以下であれば、S1に戻り、再び実装動作を開始する。設定リーク流量Ka以下でなければ、真空吸着を停止し(S8)、測定平板50Aからコレット40を離間させる(S9)。次に、コレット40の傾き角度を調整して(S10)、S5に行く。S5からS10のステップをトライ&エラーで行い設定リーク流量以下になるように調整する。例えば、角度を調整したがリーク流量Krが大きくなった場合は、反対側に角度を振り調整する。
以上説明した実施例1によれば、構造の簡単な測定平板を設ける次の効果を奏することができる。
測定平板50Aはボンディング面と平行な面を有するから、測定平板50Aに密着したボンディングヘッド35でダイDを吸着すれば、ボンディング面に密着してボンディングできる。
また、ボンディングされたダイDの上にさらにダイDを密着してボンディングできることになる。その結果、積層ダイD間に発生するボイドを極力抑制できる。しかも、コレット40の傾きがないので、傾きによる位置ずれがなく位置精度を高く積層できる。
さらに、ダイDの厚さが薄い薄ダイDであれば、ボンディング時と共にピックアップ時においても、薄ダイDが傾かないので、撓みが小さい状態でピックアップできる。その結果、薄ダイDの撓み、割れが極力少なく、信頼性が高く薄ダイDをボンディングできる。
(実施例2)
次に、測定平板50の第2の実施例50Bを説明する。図4A及び図4Bは、測定平板50Bを側面から見た構成とその動作概念図である。図4Cは、測定平板50Bを上面から見た図である。図5は、図4A乃至図4Cに示す実施例2におけるボンディングフローを示す図である。なお、42Rは、コレット吸着部42が測定平板50Bの所定の位置に載置された時のコレット載置領域を表す。
実施例2の測定平板50Bの実施例1の測定平板50Aと異なる点は、第1に、測定平板50Bのコレット載置領域42Rの四隅部に平板吸引孔51a乃至51d(総称するときは51で示す)を設けている点である。第2に、図示しない真空供給源によってコレット40の傾斜によってできる隙間から吸引されるリーク空気Eを、平板吸引孔51a乃至51dを介して、それぞれ個別に監視する点である。その他のハード構成は基本的に同じである。なお、当該図示しない真空供給源は、ダイを吸着するための真空供給源と供用してもよい。
第3、第4の異なる点は、ソフトウェアである図5に示すボンディングフローである。S11からS16、S18及びS19は、それぞれ実施例1のS1からS6、S8及びS9と同じである。異なる第3の点はS17である。コレット40の傾き角度が設定角度以下になるためには、平板吸引孔51a乃至51dに流れる全てリーク流量Kra乃至Krd(総称するときはKrで示し、Krc、Krdは図面上に図示せず)が設定リーク流量Kb以下なることが必要である。従って、S17では全ての平行吸引孔51のリーク流量Kr、例えば図4Aのリーク流量Kra、Krbが前記条件を満たすかを判断する。
異なる第4の点はS20である。隙間が大きい所に近い位置にある平板吸引孔51のリーク流量Krは大きく、逆に隙間が小さい所に近い位置にある平板吸引孔51のリーク流量Krは小さい。S20では、この関係を用いてコレット40の傾き角度を調整する。
以上説明した実施例2は、測定平板50Bに平板吸引孔51を設け、各平板吸引孔に流れる流量を検出するセンサなどを設ける必要ある。しかし、実施例2は、各平板吸引孔51に流れるリーク流量Krを検出し、その違いによってどの方向に傾いているかを知ることができ、コレットの傾き角度を調整し易い利点がある。
以上説明した実施例2では、平板吸引孔51を四隅部に設けるが、四隅部に限らずコレット吸着部42の周辺部に4か所設けてもよい。4か所に限らず3か所以下又は5か所以上でもよい。さらに、1か所の場合は周辺部に設けず、コレット吸着部42の中央部に設けてもよい。
(実施例3)
次に、測定平板50の第3の実施例50Cを説明する。図6A及び図6Bは、測定平板50Cを側面から見た構成とその動作概念図を示す図である。図6Cは測定平板50Cを上面から見た図で、図6Bの状態を示す図である。図7は、図6A乃至図6Cに示す実施例3におけるボンディングフローを示す図である。
実施例1では、リーク流量Krは検出できるが、どの方向からリークが発生しているのか解らない。それ故、実施例1ではリーク流量Krが設定リーク流量Kaになるまで多少のトライ&エラーが必要である。実施例2では、測定平板50Bのコレット載置領域42Rの四隅部に平板吸引孔51a乃至51dを設け、この問題を解決している。
実施例3では、図6Cに示すように、実施例1の測定平板50Aのコレット40の載置面に、タッチパッド52を設けることでこれを解決する。タッチパッド52は、表面にシート状の圧力センサを有し、コレット40との接触部の受ける圧力の強さに応じた圧力マップを得ることができる。タッチパッド52がコレット吸着部42と確実に接触し、その接触部を得るために、その寸法は、コレット吸着部42の底面の寸法、即ちコレット載置領域42Rより所定量大きく取る必要がある。また、タッチパッド52は、コレット載置領域42Rを全面覆う必要もなく、少なくともコレット載置領域42Rの角部を覆うように設けてもよい。
接触部は圧力マップとして得られるので、本実施例では、図6Cに示すようにコレット載置領域42Rを4分割(52a乃至52d)に分けている。その4分割領域毎に圧力強さを評価する。そこで、4分割領域のうち圧力強さの小さい領域からリークが発生した判断し、4分割領域の圧力強さが平均化するように、コレット40の傾き角度を調整する。調整量は、図6Aに示すリーク流量Krに基づいて決定する。定性的に言えば、リーク流量Krが大きい場合は調整量も大きく、小さい場合は小さく調整する。
次に、上記の考え方に基づく、図7に示すボンディングフローを説明する。図7に示すボンディングフローと図3に示したボンディングフローと異なるステップは、S36とS41である。その他のステップS31乃至S35及びS37乃至S40は、それぞれ図3のステップS1乃至S5及びS6乃至S9と基本的には同じである。S36は、上述したように、タッチパッド52の接触部によりリーク方向を判断する処理である。S41は、上述したように、リーク流量Kr及びリーク方向に基づいてコレット40の傾き角度を調整する処理である。
以上説明した実施例3によれば、実施例1の測定平板50Aのコレット40の載置面に、タッチパッド52を設けることによって、コレット40の傾き角度を容易に調整できる利点がある。
以上の実施例3の説明では、傾き角度の調整量をリーク流量Krに基づいて定めたが、4分割領域の圧力差に基づいて定めてもよい。定性的に言えば、リーク流量Krと同様に、圧力差が大きい場合は調整量も大きく、小さい場合は小さく調整する。この場合は、最後にコレット真空吸着を行い、リーク流量Krが設定リーク流量Ka以下なっていることを確認してもよい。
以上の説明ではコレット載置領域42Rを4分割したが、4分割に係らず3分割又は5分割以上でもよい。
(実施例4)
測定平板50の第4の実施例50Dを説明する。図8は、測定平板50Dを上から見た図で、実施例3の図6Cに対応する図である。
実施例3では、リーク方向を検出するのにタッチパッド52を用いたが、実施例4では、タッチパッド52の代わりに、コレット吸着部42の角部が着地するコレット載置領域42Rの角部に平板状の圧力センサ54(54a乃至54d)を設ける。圧力センサ54は、コレット40との接触部から受ける圧力に応じた値を出力する。
実施例4のリーク方向の検出及びコレット40の傾き角度の調整方法の考え方は、実施例3と基本的で同じである。また、実施例3と同様に、4つの圧力センサの出力差に基づいて、コレット傾き角度の調整を実施することも可能である。
(実施例5)
次に、測定平板50の第5の実施例50Eを説明する。図9A及び図9Bは、測定平板50Eを側面から見た構成とその動作概念図である。図9Cは、測定平板50Eを上面から見た図である。図10は、図9A乃至図9Cに示す実施例5におけるボンディングフローを示す図である。
実施例5は、実施例2の変形例である。実施例5の実施例2と異なる点は、次の2点である。その他の点は、基本的に実施例2と同様である。
第1の異なる点は、図9Cに示すように、測定平板50Eに設けた平板吸引孔の位置及び数である。実施例2では、図4Cに示すように、コレット載置領域42Rの四隅部に平板吸引孔51a乃至51dを設けた。実施例5では、図9Cに示すように測定平板50Eの中央部に一つの平板吸引孔55を設けている。
第2の異なる点は、第1の異なる点に伴い、ソフトウェアである図10に示すボンディングフロー、特にコレット40の傾き角度を検出方法である。実施例2では、コレット載置領域42Rの四隅部に平板吸引孔51a乃至51dのリーク流量Kra乃至Krdに基づいてコレット40の傾き方向を検出し(図5のS15及びS16)、平板吸引孔51a乃至51dのリーク流量Kra乃至Krdが等しく、且つ少なくなるようにコレット傾き角度を調整していた(図5のS20)。
実施例5では、図9CのS51からS55に示すように、コレット吸着部42の四隅部が順次測定平板50Eの中央部の平板吸引孔55上にくるように載置し、その時の各リーク流量Kra‘乃至Krd’を測定する。そして、四隅部の意味合いが異なるが、S56でコレット吸着部42の四隅部におけるリーク流量Kra’乃至Krd’(Kra’、Krb’は図面上に図示せず)が等しく、且つ少なくなるようにコレット傾き角度を調整する。その他のフローは、基本的に実施例2と同じである。なお、図9Cにおける各二点鎖線内で示される領域42Ra乃至42Rdは、コレット吸着部42の四隅部が平板吸引孔55上にくるように測定平板50Bの所定の位置に載置された時のそれぞれのコレット載置領域を表す。
図9A及び図9Bは、コレット吸着部42がコレット載置領域42Rに載置された状態
の一例を示す。図9Aは、コレット吸着部42が斜線で示すコレット載置領域42Rcに、図9Bは、点状で示すコレット載置領域42Rdに載置された状態を示す。図9Aでは、コレット吸着部42の隅部の測定平板50Eとの接地位置が平板吸引孔55に近いのでリーク空気Ecは少なく、リーク流量Krc’も少なくなる。一方、図9Bでは、コレット吸着部42の隅部の測定平板50Eとの接地位置が平板吸引孔55に遠く開放側に近いので、リーク空気Ecは大きく、リーク流量Krd’も大きくなる。同様に、コレット載置領域42Ra、42Rbでもリーク流量Kra’、Krb’を測定する。そして、四隅部のリーク流量Kra’乃至Krd’に基づいて、コレット40の傾き方向を検出して、コレット傾き角度を調整する。
実施例5によれば、平板吸引孔を測定平板50にコレット吸着部42の四隅部に対応する位置に設けず、測定平板50の中央に一か所設けるだけで、実施例2と同様にコレット40の傾き方向を検出できる。
また、実施例5によれば、コレット40の大小にかかわらず、コレット40の傾き方向を検出できる。
以上説明した実施例2から実施例5の実施形態においても、実施例1と同様に次の効果を奏することができる。
各測定平板50はボンディング面と平行な面を有するから、測定平板50に密着したボンディングヘッド35でダイDを吸着すれば、ボンディング面に密着してボンディングできる。
また、ボンディングされたダイDの上にさらにダイDを密着してボンディングできることになる。その結果、積層ダイD間に発生するボイドを極力抑制できる。しかも、コレット40の傾きがないので、傾きによる位置ずれがなく位置精度を高く積層できる。
さらに、ダイDの厚さが薄い薄ダイDであれば、ボンディング時と共にピックアップ時においても、ダイDの傾きがないので、撓みが小さい状態でピックアップできる。その結果、ダイDの撓み、割れが極力少なく、信頼性が高くダイDをボンディングできる。
また、以上説明した実施例1から実施例5の実施形態によれば、従来はボイドの発生、撓み、割れなどの問題が発生してからその問題を認識できた。一方、本実施形態では、コレット40(ボンディングヘッド35)の姿勢を把握し事前に管理すること、問題の発生を大幅に低減できる。
さらに、自動的に行なうので、作業者によるリーク流量の判断に差異がないので、安定したコレット傾き角度を提供できる。
以上の効果により、本実施形態は、信頼性の高いボンディング装置又はボンディング方法を提供できる。
以上の説明した実施形態は、図2に示すように、ボンディングヘッド35がダイDをウェハから直接ピックアップするタイプのダイボンダである。以上説明した各実施例は、ボンディングヘッド35とは別にダイDをピックアップする専用のピックアップヘッドを設け、ピックアップヘッドでピックアップしたダイDを所定位置に載置し、載置したダイDをボンディングヘッドでピックアップするタイプの実施形態にも適用できる。その場合は、該所定位置を確りと固定することにより、該所定位置を測定平板として用いてもよい。
以上のように本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1:ウェハ供給部 2:ワーク供給・搬送部
3:ダイボンディング部 4:制御装置
10:ダイボンダ 11:ウエハカセットリフタ
12:ピックアップ装置 32:ボンディングヘッド部
40:コレット 41:コレット吸着部ホルダー
41v:コレット吸着部ホルダーにおけるコレット吸着孔
42:コレット吸着部
42R、42Ra、42Rb、42Rc、42Rd:コレット載置領域
42v:コレット吸着部におけるコレット吸着孔
50、50A、50B、50C、50D:測定平板
51、51a、51b、51c、51d:平板吸引孔
52:タッチパッド
52a乃至、52b、52c、52d:タッチパッドの4分割領域
54、54a、54b、54c、54d:圧力センサ
55:平板吸引孔 D:ダイ(半導体チップ)
E、Ec、Ed:リーク空気 Ka:設定リーク流量
Kr、Kra乃至Krd、Kra’乃至Krd’:リーク流量
W:ウェハ

Claims (7)

  1. ダイを吸着するコレットと、
    先端に前記コレットを有し、前記ダイを吸着し基板に前記ダイをボンディングするボンディングヘッドと、
    ダイを有するウェハを保持するピックアップ装置と、
    前記ピックアップ装置と前記ダイのボンディングポイントとの間に位置し、ボンディングするボンディング面と平行な平行面を有する測定平板と、
    前記測定板の前記平行面に前記コレットを載置させ、前記コレットの吸着部の吸着面が前記平行面と所定の傾き角度範囲内で平行となるように前記コレットの前記測定平板に対するコレット傾き角度を調整する傾き角度調整手段と、を有し、
    前記傾き角度調整手段は、前記コレットに流入する気体のリーク流量に基づいて、前記コレット傾き角度が設定リーク流量以下になるように調整し、
    前記測定平板は前記コレットが所定の位置に載置されるコレット載置領域の中央部に1つの平板吸引孔を有し、
    前記リーク流量は、前記平板吸引孔に流れる流量であることを特徴とするダイボンダ。
  2. 傾き角度調整手段は、前記コレットの吸着部の四隅部が順次前記測定平板の前記平板吸引孔上にくるように載置し、その時の各リーク流量を測定することを特徴とする請求項1に記載のダイボンダ。
  3. 傾き角度調整手段は、前記コレットの吸着部の四隅部におけるリーク流量が等しく、且つ少なくなるように前記コレット傾き角度を調整することを特徴とする請求項に記載のダイボンダ。
  4. コレットでダイを吸着する吸着ステップと、
    先端に前記コレットを有するボンディングヘッドで前記ダイを吸着し基板に前記ダイをボンディングするボンディングステップと、
    ボンディングするボンディング面と平行な面を有する測定平板に前記コレットを載置し、前記コレットの吸着面が前記ボンディング面と所定の傾き角度範囲内で平行な平行面になるように前記コレットの前記測定平板に対する傾き角度を調整する傾き角度調整ステップと、を有し、
    前記傾き角度調整ステップは、前記コレットに流入する気体のリーク流量が設定リーク流量以下になるように調整し、
    前記測定平板は前記ボンディングヘッドの可動範囲でかつボンディング処理に障害にならない位置に設置され、前記コレットの吸着面が載置されるコレット載置領域の中央部に1つの平板吸引孔を有し、
    前記リーク流量は、前記平板吸引孔に流れる流量であることを特徴とするボンディング方法。
  5. 前記傾き角度調整ステップは、前記コレットの吸着部の四隅部が順次前記測定平板の前記平板吸引孔上にくるように載置し、その時の各リーク流量を測定することを特徴とする請求項に記載のボンディング方法。
  6. 前記傾き角度調整ステップは、前記コレットの吸着部の四隅部におけるリーク流量が等しく、且つ少なくなるように前記コレット傾き角度を調整することを特徴とする請求項に記載のボンディング方法。
  7. 前記傾き角度調整ステップは、コレットの使用可能な確認設定数に基づいてコレットの交換後に行われることを特徴とする請求項に記載のボンディング方法。
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