JP5894547B2 - スラブ養生方法 - Google Patents

スラブ養生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5894547B2
JP5894547B2 JP2013023893A JP2013023893A JP5894547B2 JP 5894547 B2 JP5894547 B2 JP 5894547B2 JP 2013023893 A JP2013023893 A JP 2013023893A JP 2013023893 A JP2013023893 A JP 2013023893A JP 5894547 B2 JP5894547 B2 JP 5894547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
construction
rising
curing method
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013023893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014152538A (ja
Inventor
齋藤 豊
豊 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2013023893A priority Critical patent/JP5894547B2/ja
Publication of JP2014152538A publication Critical patent/JP2014152538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5894547B2 publication Critical patent/JP5894547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

本発明は、スラブ養生方法に関する。詳しくは、コンクリート打設後のスラブの養生方法に関する。
従来より、コンクリート打設後のスラブ表面を散水養生を行うことが行われている(特許文献1、2参照)。散水養生とは、コンクリート打設後のスラブに散水して、打設したコンクリート表面が乾燥するのを防止することである。
例えば、特許文献1では、タイマーを設けた養生ホースを用いて、無人で散水養生を実行する。特許文献2では、スラブの周囲に止水処理をして、通水パイプによりスラブのコンクリートを水張養生する。
特開平11−324327号公報 特開2009−101569号公報
しかしながら、以上のような散水養生では、スラブが冠水している期間、スラブ上の工事を進めることができず、工期が長期化し、施工コストが増大する、という問題があった。
本発明は、工期を短縮して、施工費用を低減できるスラブ養生方法を提供することを目的とする。
本発明のスラブ養生方法(例えば、後述のスラブ養生方法1)は、スラブ(例えば、後述のスラブ10)のコンクリートを打設する工程(例えば、後述のステップS1)と、当該スラブ表面に躯体工事の基準線(例えば、後述の基準線20)を設ける工程(例えば、後述のステップS2)と、当該スラブの外縁部に沿って堰き止め部材(例えば、後述の堰き止め部材13)を設ける工程(例えば、後述のステップS3)と、前記堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張って、前記スラブを冠水させる工程(例えば、後述のステップS4)と、を備えることが好ましい
請求項に記載のスラブ養生方法(例えば、後述のスラブ養生方法1)は、スラブ(例えば、後述のスラブ10)のコンクリートを打設する工程(例えば、後述のステップS1)と、当該スラブ表面から上方に延びる立上がり鉄筋(例えば、後述の柱筋12)および立上がり躯体のうち少なくとも一方を含む領域を所定領域(例えば、後述の所定領域A)とし、前記スラブ表面のうち当該所定領域を除いた領域を囲んで堰き止め部材(例えば、後述の堰き止め部材13)を設ける工程(例えば、後述のステップS3)と、前記堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張って、前記スラブを冠水させる工程(例えば、後述のステップS4)と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載のスラブ養生方法は、前記スラブを冠水させた状態で、前記所定領域内の工事を行う工程(例えば、後述のステップS5)をさらに備えることを特徴とする。
所定領域内の工事としては、柱筋や壁筋などの立上がり鉄筋に配筋する工事、立上がり鉄筋に型枠を建て込む工事、立上がり躯体から延びる鉄筋に配筋する工事、立上がり躯体に型枠やプレキャスト部材を建て込む工事などが挙げられる。
この発明によれば、スラブ養生後の作業工程を見据えてスラブ表面に躯体工事の基準線を設け、その後、スラブの外縁部に沿って堰き止め部材を設けて、この堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張ってスラブを冠水させる。あるいは、立上がり鉄筋および立上がり躯体のうち少なくとも一方を含む領域を除いた領域を囲んで堰き止め部材を設けて、この堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張ってスラブを冠水させる。
よって、スラブのコンクリートを養生しつつ、立上がり鉄筋や立上がり躯体の工事を継続して作業できるので、工期を短縮して、施工費用を低減できる。
本発明のスラブ養生方法は、前記所定領域内の工事を行う工程では、前記スラブ表面から上方に延びる立上がり鉄筋、および、前記立上がり躯体から上方に延びる立上がり鉄筋のうち少なくとも一方は、柱筋であり、当該柱筋に機械式継手(例えば、後述の機械式継手16)を用いて鉄筋材(例えば、後述の柱筋14)を接合することが好ましい
この発明によれば、立上がり鉄筋や立上がり躯体から上方に延びる鉄筋に対して、機械式継手を用いて鉄筋材を接合したので、鉄筋材の接合時に圧接継手のように火花が発生しない。よって、スラブ養生の水に火花が落下して養生が不十分になるのを防止できる。
本発明によれば、スラブ養生後の作業工程を見据えてスラブ表面に躯体工事の基準線を設け、その後、スラブの外縁部を囲んで堰き止め部材を設けて、この堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張ってスラブを冠水させる。あるいは、立上がり鉄筋および立上がり躯体のうち少なくとも一方を含む領域を除いた領域を囲んで堰き止め部材を設けて、この堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張ってスラブを冠水させる。よって、スラブのコンクリートを養生しつつ、立上がり鉄筋や立上がり躯体の工事を継続して作業できるので、工期を短縮して、施工費用を低減できる。
本発明の一実施形態に係るスラブ養生方法のフローチャートである。 前記実施形態に係るスラブ養生方法を説明するための斜視図(その1)である。 前記実施形態に係るスラブ養生方法を説明するための斜視図(その2)である。 前記実施形態に係るスラブ養生方法を説明するための斜視図(その3)である。 前記実施形態に係るスラブ養生方法を説明するための斜視図(その4)である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスラブ養生方法1のフローチャートである。
ステップS1では、図2に示すように、スラブ10のコンクリートを打設する。この状態では、スラブ10の表面からは、各柱11の立上がり鉄筋としての柱筋12が上方に突出して延びている。なお、図示しないが、このスラブ10を囲んで工事用の仮設足場が架設されている。
ステップS2では、図3に示すように、スラブ10の表面に躯体工事の基準線20を設定する。具体的には、スラブ表面に基準線としての親墨21を打つとともに、この親墨21に基づいて、型枠を建て込むための基準線である小墨22を打つ。
ステップS3では、図3に示すように、スラブ10の表面から上方に延びる柱筋12を囲む領域を所定領域Aとする。そして、スラブ10の表面のうち所定領域Aを除いた領域でかつスラブ10の外縁部に沿って、堰き止め部材13を設置する。具体的には、堰き止め部材13は、スラブ10の表面に釘で固定された板材であり、この板材とスラブ10との間には、図示しない三角シールが打設される。
ステップS4では、図4に示すように、堰き止め部材13で囲まれた領域内に水を張って、スラブ10を冠水させる
ステップS5では、図5に示すように、スラブ10を冠水させる一方で、所定領域Aつまり水を張っていない領域内の工事を継続する。
具体的には、鉄筋材としての柱筋14を地組みしておき、この地組みした柱筋14をクレーン15で吊上げて、スラブ10の表面から突出した柱筋12に機械式継手16を用いて接合する。次に、図示しないが、この柱筋12を接合した後、各柱11の柱型枠の建て込みを開始する。
なお、所定領域A内に立上がり躯体がある場合には、この立上がり躯体から上方に延びる柱筋に機械式継手を用いて鉄筋材を接合してもよいし、さらに、立上がり躯体に型枠やプレキャスト部材を建て込む工事などを行ってもよい。
ステップS6では、スラブ10のコンクリート養生期間の終了後、堰き止め部材13を撤去する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)スラブ養生後の作業工程を見据えてスラブ10の表面に躯体工事の基準線20を設け、その後、スラブ10の表面に堰き止め部材13を設けて、この堰き止め部材13で囲まれた領域に水を張ってスラブ10を冠水させた。よって、スラブ10のコンクリートを養生しつつ、柱筋12の配筋工事や型枠工事を継続して作業できるので、工期を短縮して、施工費用を低減できる。
(2)柱筋12に対して、機械式継手16を用いて柱筋14を接合したので、柱筋14の接合時に圧接継手のように火花が発生しない。よって、スラブ養生の水に火花が落下して養生が不十分になるのを防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、ステップS2において、スラブ10の表面に躯体工事の基準線20を設定したが、これに限らず、このステップS2を省略してもよい。このようにしても、上述の(1)と同様の効果がある。
A…所定領域
1…スラブ養生方法
10…スラブ
11…柱
12…柱筋(立上がり鉄筋)
13…堰き止め部材
14…柱筋(鉄筋材)
15…クレーン
16…機械式継手
20…基準線
21…親墨
22…小墨

Claims (2)

  1. スラブのコンクリートを打設する工程と、
    当該スラブ表面から上方に延びる立上がり鉄筋および立上がり躯体のうち少なくとも一方を含む領域を所定領域とし、前記スラブ表面のうち当該所定領域を除いた領域を囲んで堰き止め部材を設ける工程と、
    前記堰き止め部材で囲まれた領域内に水を張って、前記スラブを冠水させる工程と、
    を備えることを特徴とするスラブ養生方法。
  2. 前記スラブを冠水させた状態で、前記所定領域内の工事を行う工程をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のスラブ養生方法。
JP2013023893A 2013-02-08 2013-02-08 スラブ養生方法 Active JP5894547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023893A JP5894547B2 (ja) 2013-02-08 2013-02-08 スラブ養生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013023893A JP5894547B2 (ja) 2013-02-08 2013-02-08 スラブ養生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014152538A JP2014152538A (ja) 2014-08-25
JP5894547B2 true JP5894547B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=51574673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013023893A Active JP5894547B2 (ja) 2013-02-08 2013-02-08 スラブ養生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5894547B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06307085A (ja) * 1993-04-23 1994-11-01 Taisei Corp 超高強度コンクリート構造物の打ち継ぎ部の施工方法
JPH07197658A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Takenaka Komuten Co Ltd コンクリート床の養生法
JP2003064875A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Maeda Corp 柱筋及び梁筋の組立方法
JP4713218B2 (ja) * 2005-05-16 2011-06-29 大成建設株式会社 基礎構造
JP5635939B2 (ja) * 2011-04-06 2014-12-03 大成建設株式会社 柱梁架構の構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014152538A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103195087B (zh) 基坑地下室加腋剪力墙的支模方法
KR101457077B1 (ko) 개량형 콘크리트 충전 기둥
CN105275097A (zh) 一种后浇带止水钢板和快易收口网安装方法
WO2015184476A1 (en) Precast concrete falsework bubbledeck element and process of manufacturing thereof
CN106149878B (zh) 混凝土框架结构预制柱与梁板节点处的连接结构及方法
JPS6156393B2 (ja)
CN103696437A (zh) 一种切割格构柱的施工方法
JP5894547B2 (ja) スラブ養生方法
KR100949785B1 (ko) 피씨 보 제작용 몰드
CN105715042B (zh) 工具式建筑降板装置及其施工方法
JP6473670B2 (ja) 構造物修復工法
CN206941628U (zh) 一种施工场地围挡预制基础
CN206309016U (zh) 一种后浇带侧模及防水结构
CN104963509B (zh) 砖砌模壳抗震构造柱与圈梁一体化建造方法
CN214460661U (zh) 一种后浇带施工缝优化处理结构
CN209958816U (zh) 一种包裹式加固装置
JP6874051B2 (ja) 溝の施工方法
TWI652399B (zh) 混凝土工作縫隔離工法
JP5342773B2 (ja) 防水処理用打ち込み型枠とそれを用いた防水層の端部処理構造
CN106121054B (zh) 现浇混凝土楼板压槽钢管支撑架
CN208137275U (zh) 一种免模板铁网混凝土浇注梁、柱
JP2002121748A (ja) 住宅用基礎
JP2006214195A (ja) 鉄骨構造物の柱構造およびその構築方法
JP5697823B2 (ja) 鉄筋構造体およびそれを用いた鉄筋コンクリートの製造方法
JP2007039948A (ja) 基礎施工方法及び基礎

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151015

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20151223

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5894547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150