JP5892964B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

ここに記載された実施形態は、半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
近年、半導体記憶装置として、電気的に書き換え可能なReRAM、PRAM等の抵抗変化型メモリが注目されている。抵抗変化型メモリのメモリセルは抵抗値を変化可能に構成され、その抵抗値の変化によりデータを記憶する。このような抵抗変化型メモリは、ワード線とビット線の間に設けられる。
しかしながら、上記ReRAMの製造工程において、ラインアンドスペースのパターンに座屈現象が生じ、ワード線又はビット線がショートしてしまう場合がある。
特開2011−114344号公報
本明細書に記載された実施形態は、高い歩留まりで製造可能な半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
一実施形態に係る半導体記憶装置は、第1導電層と、第1導電層上に設けられた可変抵抗層と、可変抵抗層の上面に接する電極層と、電極層の上面に接する第1ライナ層と、第1ライナ層の上面に接するストッパ層と、ストッパ層上に設けられた第2導電層とを備える。第1ライナ層は、ストッパ層と比較して、その下層の配向性の影響をキャンセルする特性が高い材料により構成され、ストッパ層には、常温において収縮する方向に内部応力が働く。
第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の回路図である。 第1の実施の形態に係るメモリセルアレイ10の概略斜視図である。 第1の実施の形態に係るメモリ層60を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るストッパ層67の常温における収縮方向の内部応力とスパッタのバイアス値との相関関係を示す図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第2の実施の形態に係るメモリ層60を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造工程を示す断面図である。
以下、図面を参照して、半導体記憶装置の実施形態について説明する。
[第1の実施の形態]
[構成]
[全体構成]
先ず、図1を参照して、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の回路構成について説明する。第1の実施の形態に係る半導体記憶装置は、図1に示すように、メモリセルアレイ10、ワード線選択回路20a、ワード線駆動回路20b、ビット線選択回路30a、及びビット線駆動回路30bを有する。
メモリセルアレイ10は、図1に示すように、互いに交差するワード線WL及びビット線BL、並びにワード線WL及びビット線BLの交差部に配置されたメモリセルMCを有する。ワード線WLは、Y方向に所定ピッチをもって配列され、X方向に延びる。ビット線BLは、X方向に所定ピッチをもって配列され、Y方向に延びる。すなわち、メモリセルMCは、X方向及びY方向にて形成される面上にマトリクス状に配置される。
メモリセルMCは、図1に示すように、ダイオードDI、及び可変抵抗素子Rを有する。ダイオードDIのアノードはワード線WLに接続され、そのカソードは可変抵抗素子Rの一端に接続される。可変抵抗素子Rは電気的に書き換え可能であり、抵抗値に基づいてデータを不揮発に記憶する。可変抵抗素子Rの他端はビット線BLに接続される。
ワード線選択回路20aは、図1に示すように、複数の選択トランジスタTraを有する。選択トランジスタTraの一端はワード線WLの一端に接続され、その他端はワード線駆動回路20bに接続される。選択トランジスタTraのゲートには信号Saが供給される。すなわち、ワード線選択回路20aは信号Saを制御することにより、ワード線WLを選択的にワード線駆動回路20bに接続する。
ワード線駆動回路20bは、図1に示すように、メモリセルMCのデータ消去、メモリセルMCへのデータ書き込み、及びメモリセルMCからのデータ読み出しに必要な電圧をワード線WLへと印加する。
ビット線選択回路30aは、図1に示すように、複数の選択トランジスタTrbを有する。選択トランジスタTrbの一端はビット線BLの一端に接続され、その他端はビット線駆動回路30bに接続される。選択トランジスタTrbのゲートには信号Sbが供給される。すなわち、ビット線選択回路30aは信号Sbを制御することにより、ビット線BLを選択的にビット線駆動回路30bに接続する。
ビット線駆動回路30bは、図1に示すように、メモリセルMCのデータ消去、メモリセルMCへのデータ書き込み、及びメモリセルMCからのデータ読み出しに必要な電圧をビット線BLへと印加する。また、ビット線駆動回路30bはビット線BLから読み出したデータを外部に出力する。
[メモリセルアレイ]
次に、図2を参照して、第1の実施の形態に係るメモリセルアレイ10の積層構造について説明する。メモリセルアレイ10は、図2に示すように、基板40の上層に形成される。メモリセルアレイ10は、下層から上層へと、第1導電層50、メモリ層60、第2導電層70、メモリ層60、及び第1導電層50を有する。すなわち、1本の第2導電層70は上下に位置する2つのメモリ層60により共有される。第1導電層50はワード線WLとして機能する。メモリ層60はメモリセルMCとして機能する。第2導電層70はビット線BLとして機能する。
第1導電層50は、図2に示すように、Y方向に所定ピッチをもってX方向に延びるストライプ状に形成される。第1導電層50は、熱に強く且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えば、タングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、及びこれらの窒化物、もしくはこれらの積層構造等にて構成される。
メモリ層60は、図2に示すように、第1導電層50と第2導電層70の間に設けられ、X方向及びY方向にマトリクス状に配列される。
第2導電層70は、図2に示すように、X方向に所定ピッチをもってY方向に延びるストライプ状に形成され、メモリ層60の上面に接する。第2導電層70は、熱に強く且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えばタングステン(W)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、及びこれらの窒化物、もしくはこれらの積層構造等にて構成される。
次に、図3を参照して、メモリ層60の詳細な積層構造について説明する。図3はメモリ層60を示す断面図である。メモリ層60は、図3に示すように、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、ストッパ層67、及び層間絶縁層68を有する。
バリアメタル層61は第1導電層50の上面に接する。バリアメタル層61はチタンナイトライド(TiN)により構成される。
ダイオード層62はバリアメタル層61の上面に接する。ダイオード層62はダイオードDIとして機能する。ダイオード層62はポリシリコンにより構成され、p型半導体層62a、真性半導体層62b、及びn型半導体層62cを有する。なお、第2配線層70の上層と下層において、p型半導体層62a、真性半導体層62b、及びn型半導体層62cの積層順は逆になる。
下部電極層63はダイオード層62の上面に接する。下部電極層63はチタンナイトライド(TiN)により構成される。また、下部電極層63は、Pt、Au、Ag、TiAlN、SrRuO、Ru、RuN、IR、Co、Ti、TaN、LaNiO、Al、PtIrOx、PtRhOx、Rh、TaAlNのいずれかにより構成されてもよい。
可変抵抗層64は下部電極層63の上面に接する。可変抵抗層64は可変抵抗素子Rとして機能する。可変抵抗層64は、印加される電圧、通電される電流、もしくは注入される電荷の少なくともいずれかによって抵抗値を変化させる。例えば、可変抵抗層64は金属酸化物により構成される。
上部電極層65は可変抵抗層64の上面に接する。上部電極層65は下部電極層63と同様の材料により構成される。
ライナ層66は上部電極層65の上面に接する。ライナ層66は、ストッパ層67と比較して、その下層の配向性の影響をその上層の配向性に与えないように構成される。換言すれば、ライナ層66は、ストッパ層67と比較して、その下層の配向性の影響をキャンセルする特性が高い材料により構成される。例えば、ライナ層66は、アモルファスシリコン(amorphous-Si)、タングステンシリサイド(WSi)又はタングステン(W)によって構成される。
ストッパ層67はライナ層66の上面に接する。化学機械研磨(CMP、Chemical Mechanical Polishing)によるストッパ層67のエッチングレートは、化学機械研磨による層間絶縁層68のエッチングレートよりも小さい。ストッパ層67は、例えば、タングステン(W)にて構成される。また、ストッパ層67は後述の通り、上部電極層65やライナ層66よりも熱膨張係数が大きくなるように形成される。ライナ層66は高温下において成膜されるため、常温においては収縮する方向に内部応力が働く。
層間絶縁層68は、第1配線層50、メモリ層60の側面、及び第2配配線層70に接する。層間絶縁層68は、例えば、酸化シリコン(SiO2)にて構成される。
[製造方法]
[概要]
可変抵抗素子を有するメモリセルアレイを製造する方法として、基板上にメモリセルアレイを構成する材料を順次積層し、ラインアンドスペースのパターンを形成する方法が知られている。ラインアンドスペース状に形成される積層体の各層は高温下において成膜され、また、積層体の各層はそれぞれ異なる材料からなるために異なる熱膨張係数を有し、また、各層の成膜は高温下において行われる。従って、常温下において上記積層体の各層には、収縮する方向や膨張する方向に内部応力が働く。以下、収縮する方向に内部応力が働く状態を“Tensile”な状態、膨張する方向に内部応力が働く状態を“Compressive”な状態と呼ぶ。
上記積層体の内部応力の大きさによっては、特に積層体最上層の内部応力の大きさによっては、上記積層体に座屈が生じることがある。即ち、積層体最上層が常温において“Comprresive”な状態であり、それ以外の層が“Tensile”な状態である場合を想定すると、常温において、最上層が相対的に膨張しようとするのにも関わらずそれ以外の層が相対的に収縮しようとするため、結果としてラインアンドスペースのパターンがよれてしまうのである。これは、ラインアンドスペースを構成する積層体間のショートや、最上層の断線の原因となる。
これに対し、積層体最上層が常温において“Tensile”な状態である場合には、最上層はそれ以外の層の収縮に伴って収縮する為、上記座屈を生じない。但し、最上層の熱膨張係数が大きくなりすぎると、ライン状に形成された最上層が断線する恐れはある。
本実施形態においては、上記積層体の最上層はストッパ層67である。従って、積層体の座屈を防止する為にはストッパ層67を常温下において“Tensile”な状態にすれば、即ち、ストッパ層67の熱膨張係数を、上部電極層65等の熱膨張係数よりも大きくすれば良い。しかしながら、ストッパ層67として用いるタングステンを直接上部電極層65上に形成すると、上部電極層65を構成する材料の配向性等の影響により、ストッパ層67は“Compressive”な状態となってしまう。そこで、本実施形態においては、ストッパ層67と比較して上部電極層65の配向性の影響をキャンセルする特性が高い材料から構成されるライナ層66を上部電極層65上に設け、ライナ層66上にストッパ層67を成膜することによってストッパ層67の配向性を調整し、更にはストッパ層67の熱膨張係数を調整する。
また、発明者らの検討により、ライナ層66やストッパ層67成膜時のスパッタのバイアス値が低くなるほどライナ層66やストッパ層67の常温における収縮方向の内部応力が大きくなることが分かった。図4は、積層体の内部応力(図中、“Stress”)及び積層体の座屈(図中、“Diff.Bow”)と、スパッタのバイアスとの関係を示すグラフである。
[各製造工程]
次に、図5〜図11を参照して、第1の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。先ず、図5に示すように、基板40上に絶縁層91を介して第1配線層50、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、及びストッパ層67が積層される。
具体的に、第1配線層50は、タングステン(W)をスパッタ法により50nm成膜することによって形成される。第1配線層50は、タングステン(W)と窒化タングステン(WN)との積層構造であってもよい。バリアメタル層61は、窒化チタン(TiN)をスパッタ法により5nm成膜することによって形成される。ダイオード層62は、非結晶シリコンをLPCVD法により85nm成膜することによって形成される。ダイオード層62は、リンをドープしたp型半導体層、不純物をドープしていない真性半導体層、及びボロンをドープしたn型半導体層を順次積層して形成される。また、ダイオード層62の表面に形成された自然酸化膜はウェット処理を用いて除去される。下部電極層63は、チタンナイトライド(TiN)をスパッタ法により成膜することによって形成される。可変抵抗層64は、LPCVD法またはスパッタ法により形成される。また、上部電極層65は、スパッタ法又はCVD法により形成される。
ライナ層66及びストッパ層67は、スパッタ法により形成される。ここで、ストッパ層67の配向性はライナ層66を形成することによって調整可能であるが、ライナ層66又はストッパ層67形成の際のスパッタのバイアスを調整することによって、更にストッパ層67の配向性を調整することが可能である。スパッタのバイアス値は、ストッパ層67の常温における内部応力が収縮する方向に働くように調整することが考えられる。この様なバイアス値は、後述するエッチングの後の積層体のアスペクト比等に応じて適宜調整することが考えられる。尚、本実施形態においてはライナ層66をスパッタ法によって形成しているが、例えばCVD法によってタングステンを堆積し、これをライナ層66として用いることも可能である。ライナ層66をこの様にして形成した場合にも、ストッパ層の配行性を好適に調整可能である。
次に、図6に示すように、ストッパ層67の上面にハードマスク92が形成される。ハードマスク92は、d−TEOSをCVD法により200nm成膜し、リソグラフィ法を用いてパターニングすることにより形成される。ハードマスク92は、メモリセルアレイ10を形成するメモリ領域AR1において、Y方向に所定ピッチをもってX方向に延びるストライプ状に形成される。一方、ハードマスク92は、メモリ領域AR1の周辺に位置する周辺領域AR2において、その周辺領域AR2の全体を覆うように形成される。
続いて、図7に示すように、ハードマスク92を介して第1配線層50までRIE法によるエッチングが行なわれる。これにより、第1配線層50、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、及びストッパ層67は、Y方向に所定ピッチをもってX方向に延びるストライプ状に加工される。
次に、図8に示すように、層間絶縁層68aは、ハードマスク92、ストッパ層67の上面を覆うように形成される。その後、ハードマスク92、層間絶縁層68aは化学機械研磨(CMP)によってストッパ層67の上面まで平坦化される。
続いて、図9に示すように、最上層のストッパ層67の上に第2配線層70、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、及びストッパ層67が積層される。ここで、ダイオード層62は、n型半導体層、真性半導体層、及びp型半導体層を順次積層して形成される。
尚、上層のストッパ層67も下層のストッパ層67と同様に形成することが可能である。この場合において、各層が、上層となるにつれて下層に対して“Tensile”な状態をとる様に形成することも可能である。この様な方法によれば、積層体の座屈の発生をより確実に低減することが可能であると考えられる。
続いて、図9に示すように、ストッパ層67の上面にハードマスク93が形成される。ハードマスク93は、d−TEOSをCVD法により200nm成膜して、リソグラフィ法を用いてパターニングすることによってされる。ハードマスク93は、メモリ領域AR1において、X方向に所定ピッチをもってY方向に延びるストライプ状に形成される。一方、ハードマスク93は、周辺領域AR2において、その周辺領域AR2の全体を覆うように形成される。
次に、図10に示すように、ハードマスク93を介して第1導電層50の上面に接するバリアメタル層61までエッチングが行なわれる。これにより、第2配線層70の下層において、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、及びストッパ層67は、Y方向及びX方向に所定ピッチをもってマトリクス状に配列するように加工される。また、第2配線層70は、X方向に所定ピッチをもってY方向に延びるストライプ状に加工される。また、第2配線層70の上層において、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、及びストッパ層67は、X方向に所定ピッチをもってY方向に延びるストライプ状に加工される。
次に、図11に示すように、層間絶縁層68bは、ハードマスク93、最上層のストッパ層67の上面を覆うように形成される。その後、ハードマスク93、層間絶縁層68bは、化学機械研磨(CMP)によってストッパ層67の上面まで平坦化される。そして、この後に図5〜図11と同様の工程が繰り返し実行される。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る半導体記憶装置について説明する。図12に示す通り、第2の実施の形態に係る半導体記憶装置は第1の実施の形態に係る半導体記憶装置とほぼ同様に形成されているが、メモリセルアレイ10最上部のストッパ層67とワード線WLとの間に更にライナ層69を有する点において異なる。
メモリセルアレイ最上部のビット線又はワード線を形成する際のエッチングを行う場合、積層体の最上層は上記ビット線又はワード線となる。従って、メモリセルアレイ最上層のビット線又はワード線を常温下において“Tensile”な状態にすれば、メモリセルアレイ最上層における座屈を有効に抑制することが可能であると考えられる。
次に、第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。第2の実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法は、図11に示す工程までは第1の実施の形態と同様である。図11に示す積層構造の上面に、図13に示す通りライナ層69及び第1配線層50が形成され、その上面にハードマスク94が形成される。ライナ層69の材料としてはライナ層66と同じ材料が適用可能であり、ハードマスク94はハードマスク92と同様の方法によって形成することが可能である。
ライナ層69及び第1配線層50は、スパッタ法により形成される。ここで、第1配線層50の配向性はライナ層69を形成することによって調整可能であるが、ライナ層69又は第1配線層50形成の際のスパッタのバイアスを調整することによって、更に第1配線層50の配向性を調整することが可能である。スパッタのバイアス値は、第1配線層50の常温における内部応力が収縮する方向に働くように調整することが考えられる。この様なバイアス値は、後述するエッチングの後の積層体のアスペクト比等に応じて適宜調整することが考えられる。
次に、図14に示す通り、ハードマスク94を介してバリアメタル層61までRIE法によるエッチングが行われる。これにより、ライナ層69及び第1の配線層50は、Y方向に所定ピッチをもってX方向に延びるストライプ状に加工される。また、第1配線層50の下層において、バリアメタル層61、ダイオード層62、下部電極層63、可変抵抗層64、上部電極層65、ライナ層66、及びストッパ層67は、Y方向及びX方向に所定ピッチをもってマトリクス状に配列するように加工される。その後、層間絶縁層68bが埋め込まれ、第2の実施の形態に係る半導体記憶装置が形成される。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…メモリセルアレイ、 20a…ワード線選択回路、 20b…ワード線駆動回路、 30a…ビット線選択回路、 30b…ビット線駆動回路、 40…基板、 50…第1導電層、 60…メモリ層、 70…第2導電層。

Claims (1)

  1. 第1導電層と、
    前記第1導電層上に設けられた可変抵抗層と、
    前記可変抵抗層の上面に接する電極層と、
    前記電極層の上面に接し、アモルファスシリコン又はタングステンシリサイドからなる第1層と、
    前記第1層の上面に接し、タングステンからなる第2の層と、
    前記第2の層上に設けられ、アモルファスシリコン又はタングステンシリサイドからなる第3の層と、
    前記第3の層上に設けられ、タングステンからなる第2導電層と
    を備え、
    前記第2の層及び前記第2導電層には、常温において収縮する方向に内部応力が働く
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
JP2013046577A 2012-08-31 2013-03-08 半導体記憶装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5892964B2 (ja)

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