JP5891701B2 - 印刷装置及び補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置及び補正方法に関する。
従来、媒体(紙、布など)に画像を印刷する印刷装置では、媒体にテストパターンを印刷し、そのテストパターンの読み取り結果に応じた補正処理(キャリブレーション)が行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、階調値の異なる多数のパッチをテストパターンに印刷し、それぞれのパッチの読み取り濃度に応じて、印刷すべき画像の階調値を補正すること(いわゆるカラーキャリブレーション)が記載されている。
特許文献2では、ヘッドの相対位置に応じて濃度が変化するパッチを印刷し、最も濃度の濃いパッチを検出することによって、位置ずれ量を検出し、ずれ量に応じて印刷タイミングや印刷データを補正することが記載されている。更に、特許文献2では、白紙ではイエローのパッチ間の濃度差が出ないことを考慮して、薄青色の下地にイエローのパッチを印刷することが記載されている。
特開2008−302521号公報 特開2005−271372号公報
特許文献2では、位置ずれ量を検出することが目的であるため、最も濃度の濃いパッチを検出するだけで済む。但し、特許文献1のようなカラーキャリブレーションを行う場合には、それぞれのパッチの濃度を高い精度で検出する必要がある。
このため、カラーキャリブレーション用のテストパターンを印刷する際に、濃度差が出にくい色(例えばイエロー)のパッチの下に他の色の下地があると、その色(例えばイエロー)の濃度の検出精度が低くなるという問題が生じる。
本発明は、カラーキャリブレーション用のパターンの検出精度を高くすることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、(A)第1インクと、前記第1インクとは異なる色の第2インクを吐出するヘッドと、(B)光源と受光部とを有する光学センサと、(C)コントローラとを備えた印刷装置であって、前記コントローラは、前記第2インクの吐出量を補正する場合に、前記ヘッドから前記第1インクを吐出させて、媒体に第1パターンを形成させ、前記第1パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させ、前記ヘッドから前記第2インクを吐出させて、前記第1パターンの上にそれぞれ異なる階調値の複数の第2パターンを形成させ、前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いての検出させることを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
図1は、印刷装置1の全体構成のブロック図である。 図2Aは、印刷装置1の全体構成の概略図である。また、図2Bは、印刷装置1の全体構成の横断面図である。 図3は、ヘッド41の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。 図4は、光学センサ54の分光特性のグラフである。 図5Aは、Yパターンの分光特性の測定結果のグラフである。図5Bは、Yパターンの分光特性R_y(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。図5Cは、YCパターンの分光特性の測定結果のグラフである。図5Dは、YCパターンの分光特性R_yc(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。 図6Aは、イエローの階調値に対する光学センサの出力変化のグラフである。図6Bは、シアンのインク量に対するダイナミックレンジの変化のグラフである。 図7は、本実施形態のカラーキャリブレーション方法のフロー図である。 図8A〜図8Dは、印刷時及び検出時の動作の説明図である。 図9は、階調値Xの補正の説明図である。 図10Aは、Cパターンの上に形成されるイエローのパターンの説明図である。図10Bは、YCパターンの検出時の動作の説明図である。図10Cは、中間階調値Xのパターンの検出時の説明図である。 図11は、YCパターンを構成するシアンのパターンとイエローのパターンの説明図である。 図12は、マゼンタも考慮したカラーキャリブレーション方法のフロー図である。 図13は、使用するインクを決定するプロセスのフロー図である。 図14は、Yパターン、Cパターン及びMパターンの分光特性の測定結果のグラフである。 図15Aは、Orパターンの分光特性の測定結果のグラフである。図15Bは、Orパターンの分光特性R_o(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。図15Cは、OrCパターンの分光特性の測定結果のグラフである。図15Dは、OrCパターンの分光特性R_oc(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。 図16Aは、オレンジの階調値に対する光学センサの出力変化のグラフである。図16Bは、シアンのインク量に対するダイナミックレンジの変化のグラフである。 図17Aは、Lmパターンの分光特性の測定結果のグラフである。図17Bは、Lmパターンの分光特性R_lm(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。図17Cは、LmCパターンの分光特性の測定結果のグラフである。図17Dは、LmCパターンの分光特性R_lmc(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。 図18Aは、ライトマゼンタの階調値に対する光学センサの出力変化のグラフである。図18Bは、シアンのインク量に対するダイナミックレンジの変化のグラフである。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(A)第1インクと、前記第1インクとは異なる色の第2インクを吐出するヘッドと、(B)光源と受光部とを有する光学センサと、(C)コントローラとを備えた印刷装置であって、前記コントローラは、前記第2インクの吐出量を補正する場合に、前記ヘッドから前記第1インクを吐出させて、媒体に第1パターンを形成させ、前記第1パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させ、前記ヘッドから前記第2インクを吐出させて、前記第1パターンの上にそれぞれ異なる階調値の複数の第2パターンを形成させ、前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いての検出させることを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置により、第2パターンの濃度の検出精度が向上する。
なお、後述の実施形態では、シアンインクが「第1インク」に相当し、シアンのパターン(Cパターン)が「第1パターン」に相当する。また、イエローインクが「第2インク」に相当し、イエローのパターン(Yパターン)が「第2パターン」に相当する。また、オレンジインクやライトマゼンタインクが「第2インク」に相当することもある。また、「第2インクの吐出量を補正する」とは、第2インクを用いる複数の階調値において、それぞれの階調値における吐出量を(補正前後で)異ならせることを意味する。このため、階調値を補正した結果、インクの吐出量が異なれば、「吐出量を補正」したことになる。
前記第1パターンからの反射光によって、前記光源の出力を調整することが望ましい。これにより、第2パターンの下に第1パターンを形成することによる光学センサの受光量の低下を抑制でき、光学センサの出力を高められる。
第1の濃度の前記第2パターンの下の前記第1パターンの濃度は、前記第1の濃度よりも濃い第2の濃度の前記第2パターンの下の前記第1パターンの濃度よりも濃いことが望ましい。これにより、単位面積当たりのインク量を抑制できる。
前記ヘッドは、前記第1インク及び前記第2インクとは異なる色の第3インクを吐出可能であり、前記コントローラは、前記第1パターンを形成させた後、前記第1パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させる前に、前記ヘッドから前記第3インクを吐出させて、媒体に第3パターンを形成させることが望ましい。これにより、第3パターンの形成時間を第1パターンの乾燥期間に充てることができ、処理時間を短縮させることができる。
なお、後述の実施形態では、マゼンタインクが「第3インク」に相当し、マゼンタのパターン(Mパターン)が「第3パターン」に相当する。
前記ヘッドは、前記第1インク及び前記第2インクとは異なる色の第3インクを吐出可能であり、前記コントローラは、前記第1パターンの上に前記第2パターンを形成させた後、前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させる前に、前記第3インクによって前記媒体に形成された第3パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させることが望ましい。これにより、第3パターンの検出時間を第2パターンの乾燥期間に充てることができ、処理時間を短縮させることができる。
前記コントローラは、前記媒体の種類に応じて、前記第1パターンの濃度を変更することが望ましい。これにより、媒体に適した単位面積当たりのインク量に従って、パターンを形成できる。
前記光源は、青色LEDと、黄色に蛍光する蛍光体とを備えた白色LEDであり、前記第1インクは、シアンであり、前記第2インクは、イエローであることが望ましい。このような条件下で特に有効である。
第1インクと、前記第1インクとは異なる色の第2インクを吐出するヘッドにおける、前記第2インクの吐出量を補正する場合に、ヘッドから第1インクを吐出して、媒体に第1パターンを形成する工程と、前記第1パターンからの反射光を光学センサを用いて検出する工程と、前記第1インクとは異なる色の前記第2インクを前記ヘッドから吐出して、前記第1パターンの上にそれぞれ異なる階調値の複数の第2パターンを形成する工程と、前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出する工程と、を含む補正方法が明らかとなる。
このような印刷方法により、第2パターンの濃度の検出精度が向上し、高精度に階調値の補正(カラーキャリブレーション)を行うことができる。
===印刷装置===
図1は、印刷装置1の全体構成のブロック図である。また、図2Aは、印刷装置1の全体構成の概略図である。また、図2Bは、印刷装置1の全体構成の横断面図である。以下、印刷装置の基本的な構成について説明する。
印刷装置1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、及びコントローラ60を有する。外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信した印刷装置1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。印刷装置1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、給紙ローラ21と、搬送モータ22(PFモータとも言う)と、搬送ローラ23と、プラテン24と、排紙ローラ25とを有する。給紙ローラ21は、紙挿入口に挿入された紙を印刷装置内に給紙するためのローラである。搬送ローラ23は、給紙ローラ21によって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送するローラであり、搬送モータ22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の紙Sを支持する。排紙ローラ25は、紙Sを印刷装置の外部に排出するローラであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。
キャリッジユニット30は、ヘッドを所定の方向(以下、移動方向という)に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモータ32(CRモータとも言う)とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモータ32によって駆動される。また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッドユニット40は、紙にインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット40は、複数のノズルを有するヘッド41を備える。このヘッド41はキャリッジ31に設けられているため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される。
検出器群50には、リニア式エンコーダー51、ロータリー式エンコーダー52、紙検出センサ53、および光学センサ54等が含まれる。リニア式エンコーダー51は、キャリッジ31の移動方向の位置を検出する。ロータリー式エンコーダー52は、搬送ローラ23の回転量を検出する。紙検出センサ53は、給紙中の紙の先端の位置を検出する。光学センサ54は、キャリッジ31に取付けられている光源と受光センサにより、紙に印刷されたパターンを検出する。
コントローラ60は、印刷装置の制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラ60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェース部61は、外部装置であるコンピュータ110と印刷装置1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、印刷装置全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
図3は、ヘッド41の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。ヘッド41の下面には、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル群Cと、マゼンタインクノズル群Mと、イエローインクノズル群Yが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(ここでは180個)備えている。
各ノズル群の複数のノズルは、搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが180dpi(1/180インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720インチ)である場合、k=4である。
各ノズル群のノズルは、下流側のノズルほど小さい数の番号が付されている(♯1〜♯180)。つまり、ノズル♯1は、ノズル♯180よりも搬送方向の下流側に位置している。
前述の光学センサ54は、紙搬送方向の位置に関して、一番上流側にあるノズル♯180とほぼ同じ位置にある。
<光学センサの特定>
図4は、光学センサ54の分光特性のグラフである。
グラフ中の細実線は、光学センサ54の光源の分光特性L(λ)を示す曲線である。光学センサ54の光源は、いわゆる白色LED(疑似白色LED)であり、青色LEDと、黄色に蛍光する蛍光体とを備えている。このため、L(λ)には、青色の波長に鋭いピークがあるとともに、黄色の波長の付近になだらかなピークがある。言い換えると、光学センサ54は、図中の細実線で示された成分の光を照射している。
グラフ中の点線は、光学センサ54の受光センサの分光感度特性S(λ)を示す曲線である。可視光の波長の領域では、受光センサは、波長が短くなるほど感度が低くなり、波長が長くなるほど感度が高くなる特性を有する。このため、S(λ)は、右肩上がりのグラフになる。
グラフ中の太実線は、光学センサの分光特性g(λ)を示す曲線である。光学センサの分光特性g(λ)は、光源の分光特性L(λ)と、受光センサの分光感度特性S(λ)とを掛けたものである。g(λ)には、図に示すように、波長460nmの付近に比較的小さなピークがあるとともに、波長600nmの付近に比較的大きなピークがある。
<Yパターンの特性と測定上の問題点>
階調値0〜255の間で階調値差が6〜7程度になる約40個のイエローのパッチパターン(このパッチパターンのことを「Yパターン」と呼ぶ)を白色の媒体上に形成し、各パッチパターンの反射率分光特性を測定した。
なお、以下の説明において、「階調値」は、データ上での色の階調(濃さ)を示している。これに対し、以下の説明において、「濃度」は、媒体上での色の濃さを示している。
図5Aは、Yパターンの分光特性の測定結果のグラフである。以下の説明では、ある階調値のYパターンの分光特性の測定結果の曲線を、R_y(λ)と呼ぶことがある。
図5Aには、各階調値のYパターンの測定結果のグラフが重ねて描かれている。この図から理解できるように、Yパターンは、波長500nm以下の領域では、階調値に応じて反射率がそれぞれ異なっている。但し、Yパターンは、波長530nm以上の領域では、階調値によらず、いずれも高い反射率である。
図5Aのグラフ中には、参考のため、光学センサの分光特性(図4のg(λ)参照)が太線で示されている。g(λ)の小さい方のピークが現れる波長は、Yパターンの反射率が階調値に応じて変化する帯域であるが、g(λ)の大きい方のピークが現れる波長は、Yパターンの反射率が階調値によらずに高い反射率になる帯域である。
図5Bは、Yパターンの分光特性R_y(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。Yパターンの分光特性R_y(λ)は波長530nm以上の領域では階調値によらず高い反射率を示しており(図5A参照)、光学センサの分光特性g(λ)は波長600nmの付近に大きなピークがあるため(図4参照)、図5Bのグラフは、Yパターンの階調値がいずれの場合においても、波長600nmの付近において高いピークを有する。
光学センサが或る階調値のYパターンを検出したときの出力は、図5Bのグラフの積分した値(=∫R_y(λ)×g(λ)dλ)に相当する。このグラフから、異なる階調値のYパターンを検出しても、光学センサの出力は相対的に変化しにくいことが理解できる。このことは、異なる階調値のYパターンを光学センサが検出しても、光学センサの出力のダイナミックレンジ(光学センサの出力の最大値と最小値の比)が小さいことを意味する(つまり、Yパターンの濃度差を検出し難いことを意味する)。
<本実施形態のYCパターンの特性>
次に、濃度一様のシアンパターンを形成した後、階調値0〜255の間で階調値差が6〜7程度になる約40個のイエローのパッチパターンを白色の媒体上に形成し、各パッチパターンの反射率分光特性を測定した。なお、以下の説明では、シアンパターンの上に形成されたイエローのパッチパターンのことを「YCパターン」と呼ぶことがある。
図5Cは、YCパターンの分光特性の測定結果のグラフである。以下の説明では、ある階調値のYCパターンの分光特性の測定結果の曲線を、R_yc(λ)と呼ぶことがある。
図5Cには、各階調値のYCパターンの測定結果のグラフが重ねて描かれている。この図から理解できるように、YCパターンは、波長500nm以下の領域では、階調値に応じて反射率がそれぞれ異なっている。また、シアンパターンが黄色の波長を吸収するため、YCパターンは、波長530nm以上の領域では、階調値によらず、いずれも低い反射率である。
図5Cのグラフ中には、参考のため、光学センサの分光特性(図4のg(λ)参照)が太線で示されている。図中に示すように、g(λ)の大きい方のピークが現れる波長では、YCパターンの反射率は階調値によらず、いずれも低い反射率である。(これに対し、図5Aでは、g(λ)の大きい方のピークが現れる波長では、Yパターンの反射率は高い。)
図5Dは、YCパターンの分光特性R_yc(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。YCパターンの分光特性R_yc(λ)は波長530nm以上の領域では階調値によらず低い反射率を示しているため(図5C参照)、図5Dのグラフでは、図5Bのグラフの波長600nmにおけるピークと比べて、YCパターンの階調値がいずれの場合においても、波長530nmの付近におけるピークが低い。
光学センサが或る階調値のYCパターンを検出したときの出力(後述のPraw(X)に相当)は、図5Dのグラフの積分した値(=∫R_yc(λ)×g(λ)dλ)に相当する。このグラフから、異なる階調値のYCパターンを検出した場合、Yパターンを検出した場合と比べて、光学センサの出力は相対的に変化し易いことが理解できる。このことは、異なる階調値のYCパターンを光学センサが検出したとき、光学センサの出力のダイナミックレンジが大きいことを意味する(つまり、YCパターンの濃度差を検出しやすいことを意味する)。
図6Aは、イエローの階調値に対する光学センサの出力変化のグラフである。図中の横軸は、イエローのインク量(イエローの階調値)を示している。縦軸は、光学センサの出力を示しており、ここでは光学センサの最大出力値が「1024(10bit)」になるように正規化している。図中の四角形印のドットはYパターンの場合を示しており、丸印のドットはYCパターンの場合を示している。
図6Aに示すように、Yパターンの場合と比べて、YCパターンの方が、ダイナミックレンジが大きい。つまり、イエローのパッチパターンを測定する場合、その下にシアンのパターンがある方が、光学センサがイエローのパッチパターンの濃度差を検出しやすい。
そこで、本実施形態では、カラーキャリブレーション用のイエローのパッチパターンを形成する際に、下にシアンのパターンを形成することにしている。
但し、YCパターンの濃度はシアンの濃度の影響も受けているため、YCパターンの濃度を、そのままイエローの濃度としてカラーキャリブレーションに用いることはできない。
そこで、本実施形態では、シアンのパターンの上にイエローのパターンを形成する前に、光学センサを用いてシアンのパターンを検出する。そして、YCパターンを検出したときの光学センサの出力値を、シアンのパターンを検出したときの光学センサの出力値を用いて正規化することによって、イエローのパターンの濃度を算出する。これにより、シアンのパターンの濃度の影響を受けずに、イエローの実際の濃度を高精度に求めることができる。
ところで、シアンのパターンが光を吸収するので光学センサの受光量が低くなるため、図5Bと図5Dのグラフを比較して理解できるように、YCパターンを検出したときの光学センサの出力は、Yパターンを検出したときの光学センサの出力よりも低くなる。
そこで、本実施形態では、シアンのパターンの上にイエローのパターンを形成する前に、光学センサを用いてシアンのパターンを検出し、光学センサの出力が白飛びにならない程度まで、光学センサの光源の出力(照射量)を高くするようにしている。これにより、シアンパターンが光を吸収することによる光学センサの受光量の低下を抑制でき、YCパターンを検出したときの光学センサの出力を高められる。
なお、図6Bは、シアンのインク量に対するダイナミックレンジの変化のグラフである。図中の横軸は、シアンのインク量を示している。縦軸は、光学センサの出力の最大値と最小値の差をbitで表したものである。光学センサの出力の最大値と最小値の差が「256」であれば「8bit」であり、差が「512」であれば「9bit」としている。縦軸の値が大きいほど、光学センサの最大値と最小値の差が大きくなり、イエローのパッチパターンの測定が有利になる(イエローのパッチパターンを高精度に検出できる)。
図6Bに示すように、シアンのインク量が多くなるほど、光学センサの出力値の最大値と最小値との差が大きくなり、イエローのパッチパターンの測定が有利になる。但し、通常、媒体の単位面積当たりに吐出可能なインク量には制限があるため、シアンのインク量を多くしてしまうと、その上に吐出可能なイエローのインク量が減ってしまう。このため、本実施形態では、シアンのインク量は、階調値256(濃度100%)にはせずに、階調値128程度(濃度50%)にしている。
なお、媒体の種類に応じて、単位面積当たりに吐出可能なインク量が異なっている。このため、コントローラは、媒体の種類に応じて、シアンの階調値の設定を変更することによって、イエローのパターンの下に形成されるシアンのパターンの濃度を変更しても良い。
===YCパターンを用いたカラーキャリブレーション===
図7は、本実施形態のカラーキャリブレーション方法のフロー図である。図8A〜図8Dは、印刷時及び検出時の動作の説明図である。
まず、コントローラ60は、ヘッド41のシアンインクノズル群からシアンインク(第1インクに相当)を吐出させて、YCパターンを構成するシアンパターン(以下、このパターンのことを「Cパターン」と呼ぶ)を媒体上に形成する(図7のS101、図8A)。ここでは、Cパターンは、階調値128(濃度50%)の帯状の画像としている。但し、Cパターンは、帯状の画像に限られず、複数(例えば9個)の正方形状のパッチパターンから構成されていても良い。
次に、コントローラ60は、Cパターンを乾燥させるため、所定時間経過するまで待機する(図7のS102)。乾燥前にCパターンの濃度を検出しようとすると、時間に応じて濃度が変化するため、Cパターンの濃度を安定して検出できないからである。
次に、コントローラ60は、Cパターンを用いて、光学センサ54の感度調整を行う(図7のS103)。このとき、コントローラ60は、光学センサ54にCパターンを一旦検出させ、光学センサ54の出力が白飛びにならない程度まで(Cパターンからの反射光によって光学センサの出力が最大出力にならない程度まで)、光学センサ54の光源の出力を高める(光源の出力を高くするように調整する)。
次に、コントローラ60は、感度調整後の光学センサ54を用いて、Cパターンの濃度を検出する(図7のS104、図8B)。このとき、コントローラ60は、後でYCパターンを構成するイエローのパッチパターンの位置で、Cパターンの濃度を検出する。後述するように、イエローのパッチパターンは9個形成されるので、Cパターンの濃度の検出は、9箇所で行われる。
なお、Cパターンの濃度の検出は、1箇所でも良い。若しくは、Cパターンの平均濃度が検出されても良い。但し、本実施形態のように、イエローのパッチパターンの位置でCパターンの濃度をそれぞれ検出すれば、Cパターンに濃度ムラがあっても(Cパターンの濃度が位置により異なっていても)、イエローの実際の濃度を高精度に算出することが可能になる。
次に、コントローラ60は、ヘッド41のイエローインクノズル群からイエローインク(第2インクに相当)を吐出させ、Cパターンの上にイエローのパッチパターンを形成することによって、YCパターンを形成する(図7のS105、図8C)。このとき、帯状の一定濃度のCパターンの上に、階調値0〜255の間でそれぞれ異なる階調値のイエローのパッチパターンが9個形成される。
次に、コントローラ60は、YCパターンを乾燥させるため、所定時間経過するまで待機する(図7のS106)。乾燥前にYCパターンの濃度を検出しようとすると、時間に応じて濃度が変化するため、YCパターンの濃度を安定して検出できないからである。
次に、コントローラ60は、S103で感度調整された光学センサ54(Cパターンを用いて感度調整された光学センサ54)を用いて、YCパターンの濃度を検出する。なお、Cパターン上にイエローのパッチパターンが形成されると、光学センサ54の受光量は減るので、光学センサ54の出力が白飛びすることは無い。
なお、イエローの階調値がXのYCパターンの検出結果は、以下のようにして正規化される。

P(X) = { Praw(X) − Praw(255) } / { Praw_c(X) − Praw(255) }

式中のPraw(X)は、イエローの階調値がXのYCパターンを検出したときの光学センサ54の出力値(生データ)である。
Praw(255)は、イエローの階調値が255(最大濃度)のYCパターンを検出したときの光学センサの出力値である。
Praw_c(X)は、S104においてイエローの階調値がXのYCパターンの位置でCパターンを検出したときの光学センサの出力値である。
P(X)は、正規化された検出値である。
ここでは、最も淡い階調値0のパターンの検出値が「0」となり、最も濃い階調値255のパターンの検出値が「1」になるように、正規化が行われている。このため、P(X)は、0から1の間の値になる。但し、他の式に基づいて正規化が行われても良い。また、他の階調値のパターンを基準にして正規化が行われても良い。
本実施形態では、イエローのパッチパターンの下にCパターンを形成することによって、上の式中のPraw_c(X)にほぼ相当するPraw(0)とPraw(255)との差が大きくなり(光学センサの出力値の最大値と最小値との差が大きくなり)、YCパターンの濃度差を検出しやすくなる。そして、このように検出された出力値Praw(X)を正規化しているため、正規化後の検出値P(X)は、イエローの実際の濃度を高精度に反映した値になる。
また、本実施形態では、YCパターンを検出したときの光学センサの出力値Praw(X)が、Cパターンを検出したときの光学センサの出力値Praw_c(X)に基づいて、正規化されている。これにより、Cパターンが濃く(又は淡く)形成されていても、イエロー単体の実際の濃度を高精度に検出できる。
もし仮に、YCパターンを検出したときの光学センサの出力値Praw(X)をそのままイエローのパッチパターンの濃度とした場合について検討する(Cパターンを検出したときの光学センサの出力値Praw_c(X)に基づいて正規化しなかった場合について検討する)。この場合、Cパターンが濃く形成されてしまうと、YCパターンが濃くなってしまうため、イエローのパッチパターンが階調値に相当する濃度で適切に形成されても、イエローのパッチパターンの濃度が濃いと誤検出してしまうことになる。
最後に、コントローラ60は、正規化後の検出値P(X)に基づいて、イエローのそれぞれの階調値を補正するための補正データを取得する(S108)。
図9は、階調値Xの補正の説明図である。グラフの横軸は、画像データ上のイエローの階調値を示している。グラフの縦軸は、媒体に印刷された画像の濃度を示している。図に示すような場合、イエローの階調値を補正せずに、階調値Xに基づいてそのまま印刷すると、比較的濃く印刷されることになる。そこで、コントローラ60は、階調値をXからX’(図示)に補正し、補正後の階調値X’に基づいて印刷を行う。この結果、印刷画像は、階調値Xに相当する濃度で媒体に印刷されることになる。なお、コントローラ60は、他の階調値についても、階調値Xと同様の補正処理(カラーキャリブレーション)を行う。
===変形例===
<YCパターンについて(1)>
通常、カラーキャリブレーションのためのパッチパターンは、光学センサ54の検出領域(検出スポット)よりも大きく形成する必要がある。光学センサ54の検出領域よりもパッチパターンが小さいと、パッチパターンの濃度を精度良く検出できないためである。このため、前述のYCパターンでは、帯状のCパターンの上に、ほぼ正方形状のイエローのパッチパターンが形成されていた。
しかし、このようなパターンでは、イエローのパッチパターンを形成できる数が限られてしまい、あまり多くの階調のパッチパターンを形成できない。若しくは、全ての階調値に対応するパッチパターンを形成しようとすると、大きな印刷領域を用意する必要があり、媒体の消費量が増えてしまう。
但し、以下のようにYCパターンを形成すれば、全ての階調値0〜255に対応するパターンを、狭い印刷領域に形成することが可能である。
図10Aは、Cパターンの上に形成されるイエローのパターンの説明図である。図中の括弧内の数字は、イエローの階調値を示している。
階調値0から255までの256個のパターンは、連続的に階調値が変化するように移動方向に並んで形成される。両端に位置する2つのイエローのパターン(階調値0と255のパターン)は、移動方向の幅及び搬送方向の幅のいずれとも、光学センサ54の検出領域の径(スポット径)よりも大きい。
但し、中央に位置する多数のイエローのパターン(中間階調値である階調値1〜254のパターン)は、搬送方向の幅は光学センサ54のスポット径より大きいものの、移動方向の幅は光学センサ54のスポット径よりも小さい。このため、狭い印刷領域に多くの階調値に対応するイエローのパターンを形成することができる。
図10Bは、YCパターンの検出時の動作の説明図である。図10Cは、中間階調値Xのパターンの検出時の説明図である。
本実施形態では、中間階調値Xのパターンを光学センサ54が検出するとき、光学センサの検出領域は、そのパターンからはみ出ている。但し、図10Cに示すように、中間階調値Xのパターンの左側には階調値X−1のパターンが隣接して形成されており、右側には階調値X+1のパターンが隣接して形成されている。つまり、左側には淡いパターンが隣接して形成されており、右側には濃いパターンが隣接して形成されている。このため、光学センサの検出領域が中間階調値Xのパターンからはみ出ていても、光学センサ54は、中間階調値Xのパターンの濃度にほぼ相当する値を出力することができる。
このようなYCパターンによれば、イエローの多くの階調値に対応する濃度を検出できる。(これに対し、前述の実施形態では、9個の階調値に対応する濃度しか検出できない。)
<YCパターンについて(2)>
前述の実施形態のYCパターンによれば、シアンの濃度(階調値)は、イエローのパターンの濃度(階調値)に関わらず、一定であった。階調値の高いイエローのパターンの領域は、総インク量が一番多くなる。このため、この領域のインク量が所定量(媒体に許容される単位面積当たりのインク量)を超えないように、シアンのパターンの濃度を設定する必要がある。つまり、YCパターンのシアンの濃度(階調値)を一定にした場合、シアンの濃度をあまり高く設定することができない。
そこで、以下のようにYCパターンを形成すれば、シアンのインク量を多く設定できる。
図11は、YCパターンを構成するシアンのパターンとイエローのパターンの説明図である。イエローのパターンの形状は、前述の図10Aと同様である。
図に示すように、コントローラは、濃いイエローのパターンの下のシアンパターンほど淡くなるように、シアンパターンを形成する。また、コントローラは、淡いイエローのパターンの下のシアンパターンほど濃くなるように、シアンパターンを形成する。すなわち、第1の濃度のイエローのパターンの下のシアンパターンの濃度が、この第1の濃度よりも濃い第2の濃度のイエローのパターンの下のシアンパターンの濃度よりも濃くなるように、コントローラは各パターンを形成する。
そして、コントローラは、このようなシアンパターンの上に、前述の図10Aと同様のイエローのパターンを形成する。これにより、どの印刷領域においても、単位面積当たりのインク量がほぼ同じになる。また、階調値の低いイエローのパターンの下には、シアンのインク量を比較的多くすることができる。(なお、前述の図6Bで説明したように、シアンのインク量が多くなるほど、イエローのパターンの測定には有利になる。)
なお、イエローの階調値に応じてシアンのパターンの濃度が異なっていても、YCパターンを検出したときの光学センサの出力値Praw(X)が、Cパターンを検出したときの光学センサの出力値Praw_c(X)に基づいて正規化されるので、イエロー単体の実際の濃度を高精度に検出することが可能である。
ところで、図11のシアンのパターンを、シアンのカラーキャリブレーションに用いることも可能である。既に説明したように、シアンのパターンを形成(図7のS101)した後、イエローのパターンを形成(図7のS105)の前に、光学センサ54を用いてシアンのパターンの濃度を検出し(図7のS104)、このときにシアンのそれぞれの階調値に対応する濃度が検出されるので、この検出結果に基づいて、シアンのカラーキャリブレーションが行われても良い。
<他の色のパターンとの関係について>
図12は、マゼンタも考慮したカラーキャリブレーション方法のフロー図である。前述の図7と同じ工程には同じステップ番号を付しているので、説明を省略する。
ここでは、コントローラ60は、Cパターンを形成(S101)した後、光学センサ54を用いてCパターンの濃度を検出(S104)する前に、ヘッド41のマゼンタインクノズル群からマゼンタインク(第3インクに相当)を吐出させて、マゼンタのパターン(以下、「Mパターン」と呼ぶことがある)を形成している(S202)。これにより、Mパターンの印刷時間をCパターンの乾燥期間に充てることができ、カラーキャリブレーションの処理時間を短縮させることができる。
また、コントローラ60は、Cパターンの上にYパターンを形成することによってYCパターンを形成(S105)した後、光学センサを用いてYCパターンの濃度を検出(S104)する前に、光学センサを用いてMパターンの濃度を検出する(S206)。これにより、Mパターンの検出時間をYCパターンの乾燥期間に充てることができ、カラーキャリブレーションの処理時間を短縮させることができる。
<光学センサの感度調整について>
前述のS103(図7参照)における光学センサ54の感度調整の処理では、コントローラ60は、光学センサ54の出力が白飛びにならない程度まで(Cパターンからの反射光によって光学センサの出力が最大出力にならない程度まで)、光学センサ54の光源の出力を高めていた。但し、光学センサ54の感度調整は、光源の出力を高める処理に限られるものではない。例えば、光学センサ54の出力が、白飛びした状態から低くするように、光源の出力を低下させて調整しても良い。
===Yパターンの下に塗布するインクの決定方法===
本実施形態において、マゼンタではなく、シアンのパターンをイエローのパターンの下に形成した理由について説明する。
図13は、使用するインクを決定するプロセスのフロー図である。
まず、光学センサ54の分光特性を特定する。例えば、前述の図4で説明したような分光特性g(λ)を取得する。
このとき、光学センサ54の感度の高い波長が特定される。ここでは、図4に示したように、波長460nm(=λ1)の付近に比較的小さなピークがあるとともに、波長600nm(=λ2)の付近に比較的大きなピークがある。なお、2つのピークがあるのは、光学センサ54の光源が青色LEDと、黄色に蛍光する蛍光体とを備えていることに起因している。
次に、各インクの分光特性を特定する。
図14は、Yパターン、Cパターン及びMパターンの分光特性の測定結果のグラフである。細点線はYパターンの分光特性を示し、太実線はCパターンの分光特性を示し、細実線はMパターンの分光特性を示している。いずれのパターンとも、階調値255で形成されたものである。
図に示されるように、Yパターンの場合、波長460nm(=λ1)では光を吸収し、波長600nm(=λ2)では光を反射している。
そこで、次に、Yパターンとは逆に、波長460nm(=λ1)では光を反射し、波長600nm(=λ2)では光を吸収するインクを選択する。図14に示されるように、シアンとマゼンタとを比較すると、シアンインクの方が、波長460nm(=λ1)では光を反射し、波長600nm(=λ2)では光を吸収する傾向を示している。したがって、マゼンタではなく、シアンのパターンをイエローのパターンの下に形成すると決定する。
以上の説明では、ヘッドが吐出可能なインクが、シアン、マゼンタ、イエロー(及びブラック)であるため(図3参照)、シアンとマゼンタの2種類の中から、波長460nm(=λ1)では光を反射し、波長600nm(=λ2)では光を吸収する傾向を示すシアンが選択された。但し、ヘッドが他の色のインクを吐出可能な場合には、同様の決定プロセスを経て、他の色のインクが選択されても良い。
===他の色のインクについて===
<オレンジインクについて>
ヘッド41がオレンジインクノズル群Orを備えることがある。オレンジインクを用いることにより、色再現領域が広がるためである。
図15Aは、オレンジのパッチパターン(以下、「Orパターン」と呼ぶ)の分光特性の測定結果のグラフである。以下の説明では、ある階調値のOパターンの分光特性の測定結果の曲線を、R_o(λ)と呼ぶことがある。
図15Aには、各階調値のOrパターンの測定結果のグラフが重ねて描かれている。この図から理解できるように、Orパターンは、波長550nm以下の領域では、階調値に応じて反射率がそれぞれ異なっている。但し、Orパターンは、波長580nm以上の領域では、階調値によらず、いずれも高い反射率である。
図15Aのグラフ中には、参考のため、光学センサの分光特性g(λ)が太線で示されている。g(λ)の小さい方のピークが現れる波長は、Orパターンの反射率が階調値に応じて変化する帯域であるが、g(λ)の大きい方のピークが現れる波長は、Orパターンの反射率が階調値によらずに高い反射率になる帯域である。
図15Bは、Orパターンの分光特性R_o(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。Orパターンの分光特性R_o(λ)は波長580nm以上の領域では階調値によらず高い反射率を示しており(図15A参照)、光学センサの分光特性g(λ)は波長600nmの付近に大きなピークがあるため(図4参照)、図15Bのグラフは、Orパターンの階調値がいずれの場合においても、波長600nmの付近において高いピークを有する。
このため、異なる階調値のOrパターンを光学センサが検出しても、光学センサの出力のダイナミックレンジ(光学センサの出力の最大値と最小値の比)が小さい(つまり、Orパターンの濃度差を検出し難い)。
次に、濃度一様のシアンパターンを形成した後、階調値0〜255の間で階調値差が6〜7程度になる約40個のオレンジのパッチパターンを白色の媒体上に形成し、各パッチパターンの反射率分光特性を測定した。なお、以下の説明では、シアンパターンの上に形成されたオレンジのパッチパターンのことを「OrCパターン」と呼ぶことがある。
図15Cは、OrCパターンの分光特性の測定結果のグラフである。以下の説明では、ある階調値のOrCパターンの分光特性の測定結果の曲線を、R_oc(λ)と呼ぶことがある。
図15Cには、各階調値のOrCパターンの測定結果のグラフが重ねて描かれている。この図から理解できるように、OrCパターンは、波長550nm以下の領域では、階調値に応じて反射率がそれぞれ異なっている。また、シアンパターンが黄色の波長を吸収するため、OrCパターンは、波長580nm以上の領域では、階調値によらず、いずれも低い反射率である。
図15Cのグラフ中には、参考のため、光学センサの分光特性g(λ)が太線で示されている。図中に示すように、g(λ)の大きい方のピークが現れる波長では、OrCパターンの反射率は階調値によらず、いずれも低い反射率である。
図15Dは、OrCパターンの分光特性R_oc(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。OrCパターンの分光特性R_oc(λ)は波長580nm以上の領域では階調値によらず低い反射率を示しているため(図15C参照)、図15Dのグラフでは、図15Bのグラフの波長600nmにおけるピークと比べて、OrCパターンの階調値がいずれの場合においても、波長580nmの付近におけるピークが低い。
このため、異なる階調値のOrCパターンを光学センサが検出したとき、光学センサの出力のダイナミックレンジが大きい(つまり、OrCパターンの濃度差を検出しやすい)。
図16Aは、オレンジの階調値に対する光学センサの出力変化のグラフである。図中の横軸は、オレンジのインク量(オレンジの階調値)を示している。縦軸は、光学センサの出力を示しており、ここでは光学センサの最大出力値が「1024(10bit)」になるように正規化している。図中の四角形印のドットはOrパターンの場合を示しており、丸印のドットはOrCパターンの場合を示している。
図16Aに示すように、Orパターンの場合と比べて、OrCパターンの方が、ダイナミックレンジが大きい。つまり、オレンジのパッチパターンを測定する場合、その下にシアンのパターンがある方が、光学センサがオレンジのパッチパターンの濃度差を検出しやすい。
そこで、カラーキャリブレーション用のオレンジのパッチパターンを形成する際も、下にシアンのパターンを形成することが望ましい。
但し、OrCパターンの濃度はシアンの濃度の影響も受けているため、OrCパターンの濃度を、そのままオレンジの濃度としてカラーキャリブレーションに用いることはできない。
そこで、シアンのパターンの上にオレンジのパターンを形成する前に、光学センサを用いてシアンのパターンを検出する。そして、OrCパターンを検出したときの光学センサの出力値を、シアンのパターンを検出したときの光学センサの出力値を用いて正規化することによって、オレンジのパターンの濃度を算出する。これにより、シアンのパターンの濃度の影響を受けずに、オレンジの実際の濃度を高精度に求めることができる。
なお、図16Bは、シアンのインク量に対するダイナミックレンジの変化のグラフである。オレンジインクの場合、シアンのインク量が所定量を超えると、シアンのインク量を増やしてもダイナミックレンジは広くならない。このため、シアンの階調値は128程度(濃度50%)にすると良い。
<ライトマゼンタインクについて>
ヘッド41がライトマゼンタインクノズル群Lmを備えることがある。ライトマゼンタインクを用いることにより、滑らかな階調を表現できるためである。
図17Aは、ライトマゼンタのパッチパターン(以下、「Lmパターン」と呼ぶ)の分光特性の測定結果のグラフである。図17Bは、Lmパターンの分光特性R_lm(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。図17Cは、シアンパターンの上に形成されたライトマゼンタのパッチパターン(以下、「LmCパターン」と呼ぶ)の分光特性の測定結果のグラフである。図17Dは、LmCパターンの分光特性R_lmc(λ)に、光学センサの分光特性g(λ)を掛けたもののグラフである。
説明は省略するが、異なる階調値のLmパターンを光学センサが検出しても、光学センサの出力のダイナミックレンジ(光学センサの出力の最大値と最小値の比)が小さい(つまり、Lmパターンの濃度差を検出し難い)。但し、異なる階調値のLmCパターンを光学センサが検出したとき、光学センサの出力のダイナミックレンジが大きい(つまり、LmCパターンの濃度差を検出しやすい)。
図18Aは、ライトマゼンタの階調値に対する光学センサの出力変化のグラフである。
図18Aに示すように、Lmパターンの場合と比べて、LmCパターンの方が、ダイナミックレンジが大きい。つまり、ライトマゼンタのパッチパターンを測定する場合、その下にシアンのパターンがある方が、光学センサがライトマゼンタのパッチパターンの濃度差を検出しやすい。
そこで、カラーキャリブレーション用のライトマゼンタのパッチパターンを形成する際も、下にシアンのパターンを形成することが望ましい。
但し、LmCパターンの濃度はシアンの濃度の影響も受けているため、LmCパターンの濃度を、そのままライトマゼンタの濃度としてカラーキャリブレーションに用いることはできない。
そこで、シアンのパターンの上にライトマゼンタのパターンを形成する前に、光学センサを用いてシアンのパターンを検出する。そして、LmCパターンを検出したときの光学センサの出力値を、シアンのパターンを検出したときの光学センサの出力値を用いて正規化することによって、ライトマゼンタのパターンの濃度を算出する。これにより、シアンのパターンの濃度の影響を受けずに、ライトマゼンタの実際の濃度を高精度に求めることができる。
なお、図18Bは、シアンのインク量に対するダイナミックレンジの変化のグラフである。ライトマゼンタインクの場合、階調値150で最もダイナミックレンジが広くなる。このため、シアンの階調値を150にすると良い。
===その他===
上記の実施形態は、主として光学センサを備えた印刷装置について記載されているが、その中には、印刷方法、カラーキャリブレーション方法、テストパターンの印刷方法、テストパターン等の開示が含まれていることは言うまでもない。
また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<印刷装置について>
前述の印刷装置1では、ヘッド41が移動方向に移動可能であり、ヘッドが移動方向に移動中にインクを断続的に吐出してドットを形成する処理と、搬送ユニット20が媒体を搬送方向に搬送する処理とを交互に繰り返すことによって印刷を行うタイプ(いわゆるシリアル型印刷装置)であった。但し、印刷装置の構成は、これに限られるものではない。例えば、ヘッドが固定されており、媒体が搬送されながらヘッドがインクを断続的に吐出して媒体にドットを形成することによって印刷を行うタイプ(いわゆるライン型印刷装置)であっても良い。
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ(PFモータ)、
23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 キャリッジモータ(CRモータ)、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダー、52 ロータリー式エンコーダー、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路

Claims (8)

  1. (A)第1インクと、前記第1インクとは異なる色であって分光特性の波長のピーク部分が重なっていない第2インクを吐出するヘッドと、
    (B)光源と受光部とを有する光学センサと、
    (C)コントローラと
    を備えた印刷装置であって、
    前記コントローラは、前記第2インクの吐出量を補正する場合に、
    前記ヘッドから前記第1インクを吐出させて、媒体に第1パターンを形成させ、
    前記第1パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させ、
    前記第1パターンからの反射光の検出結果に基づいて前記光学センサの感度調整を行い、
    前記ヘッドから前記第2インクを吐出させて、前記第1パターンの上にそれぞれ異なる階調値の複数の第2パターンを形成させ、
    前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いての検出させることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記第1パターンからの反射光によって、前記光源の出力を調整することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
    第1の濃度の前記第2パターンの下の前記第1パターンの濃度は、前記第1の濃度よりも濃い第2の濃度の前記第2パターンの下の前記第1パターンの濃度よりも濃いことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドは、前記第1インク及び前記第2インクとは異なる色の第3インクを吐出可能であり、
    前記コントローラは、
    前記第1パターンを形成させた後、前記第1パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させる前に、前記ヘッドから前記第3インクを吐出させて、媒体に第3パターンを形成させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドは、前記第1インク及び前記第2インクとは異なる色の第3インクを吐出可能であり、
    前記コントローラは、
    前記第1パターンの上に前記第2パターンを形成させた後、前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させる前に、前記第3インクによって前記媒体に形成された第3パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出させる
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記コントローラは、前記媒体の種類に応じて、前記第1パターンの濃度を変更する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記光源は、青色LEDと、黄色に蛍光する蛍光体とを備えた白色LEDであり、
    前記第1インクは、シアンであり、
    前記第2インクは、イエローであることを特徴とする印刷装置。
  8. 第1インクと、前記第1インクとは異なる色であって分光特性の波長のピーク部分が重なっていない第2インクを吐出するヘッドにおける、前記第2インクの吐出量を補正する場合に、
    ヘッドから第1インクを吐出して、媒体に第1パターンを形成する工程と、
    前記第1パターンからの反射光を光学センサを用いて検出する工程と、
    前記第1パターンからの反射光の検出結果より前記光学センサの感度調整を行う工程と、
    前記第1インクとは異なる色の前記第2インクを前記ヘッドから吐出して、前記第1パターンの上にそれぞれ異なる階調値の複数の第2パターンを形成する工程と、
    前記第2パターンからの反射光を前記光学センサを用いて検出する工程と、を含む補正方法。
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