JP2005271369A - 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成位置の補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005271369A
JP2005271369A JP2004087090A JP2004087090A JP2005271369A JP 2005271369 A JP2005271369 A JP 2005271369A JP 2004087090 A JP2004087090 A JP 2004087090A JP 2004087090 A JP2004087090 A JP 2004087090A JP 2005271369 A JP2005271369 A JP 2005271369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
pattern
recording
image
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004087090A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Misumi
晃 三角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004087090A priority Critical patent/JP2005271369A/ja
Publication of JP2005271369A publication Critical patent/JP2005271369A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡易な構成の反射型の光学センサを用いてテストパターンの濃度分布を高感度で検出し、記録ヘッドの画像形成位置を高い精度で補正することができる画像形成装置と画像形成位置の補正方法とを提供する。
【解決手段】反射型センサモジュール16に紫外LED光源40を用いているので、CMYKいずれの色で印字されたテストパターンでも、高い精度で最も濃度の濃いパターンを判別することができる。これは、波長400nm以下の紫外域では、CMY各色において白下地と印字部分との反射率差が大きくなり、テストパターンに含まれる複数のパターン間で濃度差が発生するためである。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成位置の補正方法に係り、特に、複数の記録ヘッドを備えた画像形成装置において、各記録ヘッドの画像形成位置を補正する画像形成装置及び画像形成位置の補正方法に関する。
従来、インクジュット・プリンタでは、テストパターンを用紙に印字し、その印字結果を用いて各記録ヘッドの印字位置を補正している。例えば、記録ヘッドの位置ずれに応じて濃度分布が変化するテストパターンを印字し、反射型の光学センサで読み取った濃度分布から、記録ヘッドの位置ずれを検出し、各記録ヘッドの印字位置を補正する方法が知られている(特許文献1、2)。
特許文献1に記載された補正方法では、光学センサに赤色LED又は赤外線LEDを用い、テストパターンにこれら発色に対して光の吸収特性に優れた色を使用する、とされている。また、特許文献2に記載された補正方法では、図11に示すように、光学センサに波長460nm付近に高いピークを有し、波長560nm付近を中心に緩やかなピークを有する白色LEDが使用されている。シアンは波長560nm付近の光の吸収特性に優れ、マゼンタ、イエローは波長460nm付近の光の吸収特性に優れている。
特開平11−291470号公報 特開2002−347227号公報
しかしながら、光学センサに赤色LED等を用いたのでは、マゼンタやイエローで十分な濃度特性、S/N比を得ることができない。また、この問題を回避するために、特許文献1には、赤色LED以外に青色LED、緑色LED等を搭載し、ブラックに対して各色(C、M、Y)毎にドットアライメントを行う方法が提案されているが、この方法では2以上のLEDをCMY各色に対して切り替えるための制御が必要となり、LEDも2種類必要になるので、光学センサの構成が複雑化、大型化すると共に、高価になる、という問題がある。
また、光学センサに上述の白色LEDを用いた場合であっても、テストパターンがイエローで印字されていると、パターン間で濃度差が出ない、という問題がある。これは、図12に示すように、イエローの分光領域(図12の実線の下方の領域)では、白下地とイエロー印字部分との反射率差が80%程度しかないためである。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、本発明の目的は、簡易な構成の反射型の光学センサを用いてテストパターンの濃度分布を高感度で検出し、記録ヘッドの画像形成位置を高い精度で補正することができる画像形成装置と画像形成位置の補正方法とを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、各々異なる色の色材で記録媒体に画像を記録する複数の記録ヘッドを備え、少なくとも1色からなり前記記録ヘッドの位置ずれに応じて濃度分布が変化するパターン画像を記録する記録手段と、前記パターン画像に紫外光を照射する照射手段と、前記パターン画像からの反射光の光量を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された光量に基づいて、前記パターン画像を記録した記録ヘッドの画像形成位置を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする。
上記の画像形成装置では、各々異なる色の色材で記録媒体に画像を記録する複数の記録ヘッドを備えた記録手段が、少なくとも1色からなり前記記録ヘッドの位置ずれに応じて濃度分布が変化するパターン画像を記録する。照射手段は、記録手段が記録したパターン画像に紫外光を照射し、検出手段がパターン画像からの反射光の光量を検出する。そして、補正手段が、検出手段で検出された光量に基づいて、パターン画像を記録した記録ヘッドの画像形成位置を補正する。
本発明者等の知見によれば、紫外域では、CMY各色について白下地と印字部分との反射率差が大きくなり、パターン画像(テストパターン)に含まれる複数のパターン間に濃度差が発生する。本発明の画像形成装置は、パターン画像に紫外光を照射する照射手段と、パターン画像からの反射光の光量を検出する検出手段とを備えているので、テストパターンの濃度分布を高感度で検出することができる。これにより、各記録ヘッドの画像形成位置を高い精度で補正することができる。
また、前記照射手段と前記検出手段とで反射型の光学センサが構成されるが、前記照射手段は、紫外光を放出する発光素子を備えていればよく、光学センサの構成が簡素化される。
なお、紫外光とは200nm〜400nmの波長域の光である。パターン画像に照射する紫外光としては、CMY各色について白下地と印字部分との反射率差が大きくなる、350nm〜400nmの波長域の光が好ましく、市販LEDの発光波長である波長375nmの光が特に好ましい。
上記の画像形成装置において、前記記録手段は、各々シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの色材で記録媒体に画像を記録する4種類の記録ヘッドを備えた構成とすることができる。前記記録手段により記録されるパターン画像は、シアン、マゼンタ、及びイエローから選択される1色とブラックとで構成されていることが好ましい。
また、前記照射手段は、紫外発光ダイオードを含んで構成することができ、前記検出手段は、紫外光に感度を有する受光素子を含んで構成することができる。
更に、上記の画像形成装置は、前記検出手段の検出感度を調節する感度調節手段を更に備えていることが好ましく、このような感度調節手段としては、例えば、電子ボリューム等を挙げることができる。
また、本発明の画像形成位置の補正方法は、各々異なる色の色材で記録媒体に画像を記録する複数の記録ヘッドにより、少なくとも1色からなり前記記録ヘッドの位置ずれに応じて濃度分布が変化するパターン画像を記録し、前記パターン画像に紫外光を照射して、該パターン画像からの反射光の光量を検出し、検出された光量に基づいて、前記パターン画像を記録した記録ヘッドの画像形成位置を補正することを特徴とする。
本発明の画像形成位置の補正方法は、パターン画像に紫外光を照射して、該パターン画像からの反射光の光量を検出するので、テストパターンの濃度分布を高感度で検出することができ、記録ヘッドの画像形成位置を高い精度で補正することができる。
本発明によれば、簡易な構成の反射型の光学センサを用いてテストパターンの濃度分布を高感度で検出することができ、記録ヘッドの画像形成位置を高い精度で補正することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略断面図である。画像形成装置10には、キャリッジ14、反射型センサモジュール16、プラテン18、搬送ベルト19、記録紙カセット20、ガイド板22、ピンチローラ26、レジローラ28、排出ローラ30が内蔵され、排紙トレイ32が設置されている。
キャリッジ14には、ブラック/シアン/マゼンタ/イエローの各インクを噴射する独立したインクジェット・ヘッド(以下「ヘッド」という)12K、12Y、12M、12Cが搭載されている。キャリッジ14は、プラテン18の記録紙34を載置する面に対向する位置にプラテン18と所定距離離間して用紙搬送方向Wと垂直方向(以下「キャリッジスキャン方向」という)に可動可能に設置されている。
反射型センサモジュール16は、キャリッジ14の用紙搬送方向Wの下流側にプラテン18と所定距離離間して設置されている。ヘッド12の図示しないノズルは、800dpiピッチで並んでおり、画像は800dpi×800dpiの解像度で印字することができる。記録媒体としての記録紙34は記録紙カセット20にセットされており、所定の処理に基づいて用紙搬送方向Wに搬送され、レジローラ28間、ガイドローラ24、ピンチローラ26間を経て、プラテン18上へと搬送される。
入力信号に基づいて、キャリッジ14による用紙搬送方向Wと垂直方向(以下、「キャリッジスキャン方向」という)の走査及び搬送ベルト19による記録紙34の搬送により、プラテン18上に載置された記録紙34に入力信号に基づいた画像が形成される。画像が形成された後、記録紙34は、排紙ローラ30間を通過して排紙トレイ32へ排出される。
図2は、反射型センサモジュール16の概略断面図である。反射型センサモジュール16には、紫外LED光源40及びセンサ42が内蔵されている。紫外LED光源40としては、例えば、波長375nm付近に高いピーク有するLEDが使用される。また、センサ42としては、可視光のフォトトランジスタ又はフォトダイオードが使用される。
所定の入力信号に基づいて、紫外LED光源40が発光して記録紙34を照射し、記録紙34からの反射光がセンサ42により受光される(光学経路44参照)。なお、紫外LED光源40の発光部からセンサ42までの光学経路44の途中に、必要に応じてレンズ等を配置することもできる。
図3に示すように、キャリッジ14、ヘッド12および反射型センサモジュール16を制御するための制御部46は、キャリッジ14に搭載されたブラックへッド12K、イエローヘッド12Y、マゼンタヘッド12M、シアンヘッド12C、紫外LED光源40、センサ42、補正情報を記憶するための記憶部48、及び各種の指示を入力するための入力部50と接続されている。
また、制御部46には、反射型センサモジュール16の検出感度を調節する電子ボリューム51が接続されている。電子ボリューム51は、図4に示すように、UP(アップ)信号が入力されると出力電圧を1ステップ増加させ、DN(ダウン)信号が入力されると出力電圧を1ステップ減少させる。センサ42から得られた光電電圧に応じて、電子ボリューム51を制御し、出力電圧を段階的に増減させる。これにより、センサ42の検出感度を調節することができる。
次に、上記の画像形成装置を用いた画像形成位置の補正方法について説明する。
(テストパターンの印字)
まず、印字位置ずれ量を検出するためのテストパターンを印字する。
テストパターンは、検出すべき項目によって異なる種類のものを印字する。検出すべき項目としては、たとえば、各色ヘッドの取付傾き(チルトアングル)、キャリッジスキャン方向および用紙搬送方向の各色間のずれ量、同一ヘッドでの往復印字時のキャリッジスキャン方向のずれ量などがある。
本実施の形態では、図5及び図6を参照して、キャリッジスキャン方向のずれ量を検出するためのテストパターンについて説明する。このテストパターンは、5個のパターンを1セットとして構成されている。5個のパターンの各々は、キャリッジスキャン方向に2ピッチ分の幅をもつ複数のラインで構成されている。また、5個のパターンは、キャリッジスキャン方向に沿った位置(A)(B)(C)(D)(E)に配置されている。
また、各パターンは、第1のヘッドにより形成される第1ラインと、第2のヘッドで形成される第2ラインとで構成されている。各々のパターン間では、第1ラインに対する第2ラインの相対的位置関係が、印字データ上、キャリッジスキャン方向に1ピッチ分(例えば、31.75μm)ずつ順次シフトするように印字される。なお、印字される各ドットの輝度値が一定になるようにパターンを形成する。
この例では、各パターンは、ブラックヘッド12Kにより形成されるブラックラインと、イエローヘッド12Yで形成されるイエローラインとで構成されている。
図5は、2つのヘッドの相対的な位置関係が正常である場合のテストパターンの印字例を示している。この場合、位置(A)では、ブラックラインとイエローラインとがピッタリと重なり合うような印字データに基づいてパターンが形成されている。また、位置(B)(C)(D)(E)では、ブラックラインに対するイエローラインの相対的な位置関係が印字データ上、位置(A)のパターンから1ピッチ分ずつ順次右側にシフトする印字データに基づいてパターンが形成されている。
ここで、位置(C)では、イエローラインがブラックライン間に丁度入り込んだ状態であり、バックグラウンド(白紙)が見えない。また、位置(B)及び位置(D)では、ブラックラインとイエローラインとが1ピッチ分重なった状態であり、バックグラウンド(白紙)が1ピッチ分だけ見える。さらに、位置(A)及び位置(E)では、ブラックラインとイエローラインとが丁度重なり合っている状態であり、バックグラウンド(白紙)が2ピッチ分見える。
従って、ブラックヘッド12Kとイエローヘッド12Yとの相対的な位置関係が正常である場合には、テストパターン中、位置(C)での濃度が最も濃くなる。
一方、図6は、ブラックヘッド12Kに対しイエローヘッド12Yの位置がキャリッジスキャン方向(図では右側)にずれている場合のテストパターンの印字例を示している。この場合、位置(A)では、印字データ上ではブラックラインとイエローラインとが重なり合うはずであるが、ヘッド12Yの相対的な位置ずれにより、イエローラインが1ピッチ分右側にシフトして印字されている。また、位置(B)(C)(D)(E)では、位置(A)のパターンから1ピッチ分ずつ順次右側にシフトしたパターンが形成されている。
従って、この場合には、イエローラインがブラックライン間に丁度入り込んだ状態、即ちバックグランドが見えなくなるパターンは位置(B)のパターンであり、位置(B)でのパターンの濃度が最も濃くなる。
以上説明した通り、イエローヘッド12Yの位置がキャリッジスキャン方向にずれると、最も濃度の濃いパターンの位置がシフトする。従って、最も濃度の濃いパターンが、(A)(B)(C)(D)(E)のどの位置にあるかを検出すれば、キャリッジスキャン方向の印字位置のずれ量を検出することが可能となる。そして、検出されたずれ量をフィードバッグして、印字タイミングや、印字データを補正することができる。
最も濃度が濃いパターンの位置は、上述の反射型センサモジュール16により検出される。パターンの濃度が濃くなるほど、該パターンの照射光に対する反射率は低下する。従って、最も反射率が低いパターンの位置を検出すればよい。ここで、白下地と印字部分との反射率差が小さいと、パターン間での反射率差が小さくなり、最も反射率が低いパターン、即ち、最も濃度の濃いパターンを判別できなくなる。
本実施の形態では、反射型センサモジュール16に紫外LED光源40を用いているので、CMYKいずれの色で印字されたテストパターンでも、高い精度で最も濃度の濃いパターンを判別することができる。これは、図7に示すように、波長400nm以下の紫外域では、CMY各色について白下地と印字部分との反射率差が大きくなり、パターン間で濃度差が発生するためである。例えば、波長375nmでは、C色、Y色については白下地と印字部分との反射率比が100/20であり、M色については白下地と印字部分との反射率比が100/50である。
(センサの感度調節)
反射型センサモジュール16の検出感度は、通常、CMY各色毎に異なっている。従って、テストパターンの印字後、センサ42において所望の感度が得られるように、感度調節処理を実施するのが好ましい。図8に示すフローチャートにより、制御部46で実行される感度調節処理の処理ルーチンを説明する。
即ち、ステップ100で、テストパターンが印字されたか否かを判断し、テストパターンが印字されたと判断されると、ステップ102で、反射型センサモジュール16の紫外LED光源40を点灯させ、ステップ104で、センサ42からの検出信号を取得する。センサ42からの光電電圧(受光光量)は、図示しないA/D変換器によりデジタル信号に変換されて、制御部46に取り込まれる。
次に、ステップ106で、取得した検出信号に基づいて電子ボリュームを調整する。例えば、受光光量の大きさに応じてUP/DOWNを自動的に判断し指示してもよく、オペレータが入力部50を操作してUP/DOWNを指示してもよい。
次に、ステップ108で、センサ42の受光光量が目標値に達したか否かを判断する。この目標値は、所望の検出感度が得られるように予め設定されている。センサ42の受光光量が目標値に達した場合は、ステップ110で、その光量を記憶部48に記憶し、ルーチンを終了する。センサ42の受光光量が目標値に達していない場合は、ステップ106に戻って電子ボリュームを再度調整し、受光光量が目標値に達するまでこの処理を繰り返す。
上記の感度調節処理により、テストパターンが形成される色によらず、均一な感度で、後述する検出処理を実施することができる。
(補正情報の取得)
上述したテストパターンを利用して、反射型センサモジュール16で濃度の最も濃いパターンの位置を検出し、印字位置ずれの情報を得て、この情報を補正情報として記憶する。図9に示すフローチャートにより、制御部46で実行される検出処理ルーチンを説明する。
ステップ200で、紫外LED光源40を点灯させて、印字されたテストパターンを順次照射していく。ステップ202で、照射したパターンからの反射光をセンサ42で受光する。センサ42では受光した光が受光強度に応じて光電変換されて制御部46にフィードバックされるので、ステップ204で、制御部46はこの光電変換された信号を受信する。
ここで、光電変換されてセンサ42から出力される電圧値は反射光の強度に比例することから、反射率の小さいパターンからの反射光に基づく光電変換信号の電圧値は低くなる。そこで、反射率の小さいパターンを抽出するために、ステップ206で、受信した信号を順次記憶部48に記憶する。受信信号の記憶は、1パターン毎に行うが、パターンの切れ目の判断は、バックグラウンド照射時の電圧値が一定時間以上継続した場合に1つのパターンから次のパターンへ照射が移る際のパターン間のバックグラウンドを照射しているものと判断して行う。
ステップ208で、位置(A)〜(E)の総てのパターンの電圧値の記憶が終了したかどうかを判断する。終了していないと判断されると、ステップ200に戻って上記の処理を繰返す。終了したと判断されると、ステップ210で、記憶された電圧値に基づいて、位置(A)〜(E)の中から最も電圧値の低いパターンの位置を検出する。
検出された位置情報により、テストパターンの印字に使用したヘッド12の印字位置のずれ量が判明する。そこで、検出された位置情報に基づいて、ステップ212で、テストパターンの印字に使用したヘッド12の印字タイミング、印字データを補正するための補正情報を生成し、生成した補正情報を記憶部48に記憶して、ルーチンを終了する。
(画像形成位置の補正)
上記のようにして得られた補正情報に基づいて、図10に示す画像形成処理が行われる。ステップ300で、記憶部48に記憶された補正情報に基づいて、印字データ、印字タイミングなどの情報が補正される。ステップ302で、補正された印字データ、印字タイミング、搬送距離等に基づいて、キャリッジ14によるスキャン及び搬送ベルト19による搬送が行われて記録紙34に画像が形成されて本処理が終了する。
(実施例)
実際に、イエローラインとブラックラインとで構成された上記のテストパターン(図5及び図6参照)を印字した後、反射型センサモジュール16の紫外LED光源40を点灯させてテストパターンを照射し、記録紙34からの反射光を読み取り、パターン間の相対的な反射率の差を測定したところ、最も反射率の小さいパターンを検出することが可能であった。
また、このパターンの位置情報を印字データにフィードバッグして印字位置を補正し、印字したところ、2つのヘッド間の相対的位置が多少ずれて取付けられていても、実際の印字パターン上ではヘッドの位置ずれによる画像欠陥は発生せず、良好な画像を得ることができた。
以上説明した通り、本実施の形態によれば、紫外LED光源を点灯させて、印字されたテストパターンを照射して、テストパターンからの反射光を受光するので、テストパターンを形成する色に拠らず、パターン間の濃度差に依存する反射率の差を高精度に検出することができる。また、テストパターンを形成した色に応じて出射する光の色を切り換える等、複雑な制御を行う必要がなく、簡易な構成で低コストに、反射率の差を検出することができる。
また、検出されたずれ量に基づいて、テストパターンの印字に使用したヘッドの印字タイミング、印字データを補正するための補正情報を生成し記憶しているので、この補正情報に基づいて印字することにより、印字ずれの補正された良好な画像を形成することができる。
また、テストパターンを反射型センサモジュールで自動的に読み取り、自動的に補正情報を記憶して、画像形成の際にフィードバックするので、ユーザーの手を煩わせることなく簡易に印字位置ずれを補正することができる。
また、ヘッドの取り付け位置のずれ等のハードに起因する印字位置のずれを、印字タイミング、印字データなどに補正を加えてソフト的に解消するので、画像形成装置の構成部品自体やその組み立ての精度を緩和することができ、低コストで画像形成装置を製造することができる。
なお、上記では、ブラックヘッド12Kとイエローヘッド12Yとの相対的な位置ずれ量を検出して補正する方法について説明したが、ブラックヘッド12K、イエローヘッド12Y、シアンヘッド12C、及びマゼンタヘッド12Mの内のいずれか2つのヘッドの組み合わせによりテストパターンを形成し、同様に2つのヘッド間の相対的な位置ずれ量を検出して補正することができる。
また、上記では、キャリッジスキャン方向のずれ量を検出して補正したが、用紙搬送方向のずれ量については、テストパターンとして前述のキャリッジスキャン方向のずれ量を検出する場合に形成したテストパターンを90度回転させたものを形成して、上記と同様にずれ量を検出し、用紙搬送量等を補正することにより、用紙搬送方向の印字のずれを補正することができる。
また、ずれ量検出のために形成するテストパターンは、上記のものに限定されるものではなく、ラインの幅、各ライン間の間隔、ラインの長さ、各色パターン間のシフト量、形成するパターン数等については、検出したい項目(どのヘッド間のずれ量か、ずれの方向等)、検出したいずれ量の大きき、検出したい精度、印字した時の紙上でのインクのにじみ具合等、さまざまな要因を考慮して適当なパターンを決定し、決定されたパターンを利用して補正することができる。
また、テストパターンは、複数のラインで形成されるラインパターンに限定されるものではなく、ヘッドの取り付け位置のずれ量が、濃度差すなわち反射率の差として検出できる各種パターンを利用することができる。
本発明の画像形成装置の概略断面図である。 反射型センサモジュールの概略断面図である。 画像形成装置の反射型センサモジュールおよびヘッドに係る部分の概略ブロック構成図である。 電子ボリュームの動作を説明する図である。 キャリッジスキャン方向の2つの色のヘッドで印字される印字間のずれ量を検出するテストパターンの例である。 キャリッジスキャン方向の2つの色のヘッドで印字される印字間のずれ量を検出するテストパターンの他の例である。 白下地の反射率特性及び各色インクの分光反射率特性を示すグラフである。 反射型センサモジュールの感度を調節する感度調節処理のルーチンを示すフローチャートである。 濃度の濃いパターンの位置を検出する検出処理ルーチンを示すフローチャートである。 補正情報に基づいて画像形成する画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 白色LEDの発光特性とシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックパターンの分光反射率特性を示すグラフである。 白紙の反射特性とイエローパターンの分光反射率特性を示すグラフである。
符号の説明
10 画像形成装置
12 インクジェットヘッド
14 キャリッジ
16 反射型センサモジュール
40 紫外LED光源
42 センサ
46 制御部
48 記憶部

Claims (8)

  1. 各々異なる色の色材で記録媒体に画像を記録する複数の記録ヘッドを備え、少なくとも1色からなり前記記録ヘッドの位置ずれに応じて濃度分布が変化するパターン画像を記録する記録手段と、
    前記パターン画像に紫外光を照射する照射手段と、
    前記パターン画像からの反射光の光量を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された光量に基づいて、前記パターン画像を記録した記録ヘッドの画像形成位置を補正する補正手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記記録手段は、各々シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの色材で記録媒体に画像を記録する4種類の記録ヘッドを備えた請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記パターン画像は、シアン、マゼンタ、及びイエローから選択される1色とブラックとで構成される請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記照射手段は、紫外発光ダイオードを備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は、紫外光に感度を有する受光素子を備えた請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記検出手段の検出感度を調節する感度調節手段を更に備えた請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記感度調節手段を、電子ボリュームで構成した請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 各々異なる色の色材で記録媒体に画像を記録する複数の記録ヘッドにより、少なくとも1色からなり前記記録ヘッドの位置ずれに応じて濃度分布が変化するパターン画像を記録し、
    前記パターン画像に紫外光を照射して、該パターン画像からの反射光の光量を検出し、
    検出された光量に基づいて、前記パターン画像を記録した記録ヘッドの画像形成位置を補正する、
    画像形成位置の補正方法。
JP2004087090A 2004-03-24 2004-03-24 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法 Withdrawn JP2005271369A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004087090A JP2005271369A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004087090A JP2005271369A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005271369A true JP2005271369A (ja) 2005-10-06

Family

ID=35171525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004087090A Withdrawn JP2005271369A (ja) 2004-03-24 2004-03-24 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005271369A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229916A (ja) * 2007-03-17 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、着弾位置ずれ補正方法、着弾位置ずれ補正用シート材
WO2010098766A1 (en) * 2009-02-27 2010-09-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color sensor array
WO2010123484A1 (en) * 2009-04-20 2010-10-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Collection optics for a color sensor
JP2016004068A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置、光量制御方法及び画像形成装置の制御方法
WO2017051796A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社Screenホールディングス 印刷装置及びズレ量算出方法並びに検査用チャート
CN106851258A (zh) * 2016-12-27 2017-06-13 歌尔股份有限公司 待组装镜头与影像传感器的组装方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229916A (ja) * 2007-03-17 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、着弾位置ずれ補正方法、着弾位置ずれ補正用シート材
WO2010098766A1 (en) * 2009-02-27 2010-09-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color sensor array
US9651425B2 (en) 2009-02-27 2017-05-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Color sensor
WO2010123484A1 (en) * 2009-04-20 2010-10-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Collection optics for a color sensor
US9007586B2 (en) 2009-04-20 2015-04-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Collection optics for a color sensor
JP2016004068A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置、光量制御方法及び画像形成装置の制御方法
WO2017051796A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社Screenホールディングス 印刷装置及びズレ量算出方法並びに検査用チャート
JPWO2017051796A1 (ja) * 2015-09-24 2018-03-01 株式会社Screenホールディングス 印刷装置及びズレ量算出方法並びに検査用チャート
CN106851258A (zh) * 2016-12-27 2017-06-13 歌尔股份有限公司 待组装镜头与影像传感器的组装方法
CN106851258B (zh) * 2016-12-27 2018-09-25 歌尔股份有限公司 待组装镜头与影像传感器的组装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4757136B2 (ja) 記録装置および制御方法
US10207495B2 (en) Image forming apparatus, method for calculating actual distance of deviation, and computer program product storing same
US8733874B2 (en) Printing apparatus and image processing method
JP3313119B2 (ja) インク式画像形成装置
JP6911335B2 (ja) 画像形成装置、およびプログラム
US9083911B2 (en) Nozzle shading method, and an inkjet printing apparatus using same
US20100201733A1 (en) Printing method, storage medium, medium, printing apparatus, method for detecting end of image, method for detecting carrying unevenness of medium, and device for detecting carrying unevenness of medium
JP2004001310A (ja) 記録装置および該装置用記録位置補正方法
JP2005271372A (ja) 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法
US11429050B2 (en) Printing apparatus, control method thereof and storage medium
JP2005271369A (ja) 画像形成装置及び画像形成位置の補正方法
US8659791B2 (en) LED emission wavelength estimation method, image reading apparatus, and multifunction printer apparatus
US9259917B2 (en) Inkjet recording apparatus and recording position adjustment method
US6788323B2 (en) Printer
US9186922B2 (en) Recording apparatus and image processing method
JP2010120219A (ja) プリンタおよびプリンタのキャリブレーション方法
JP2019165340A (ja) 画像読取装置、画像形成装置および異常検出方法
JP2010162909A (ja) 印刷動作状態判定用光学式センサ、印刷装置及び印刷動作状態判定方法
US6530639B1 (en) Image forming device
JP5915166B2 (ja) 印刷装置、及び、補正方法
JP4122729B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成位置補正方法
JP2005059552A (ja) 印刷動作状態判定用光学式センサ、印刷装置及び印刷動作状態判定方法
JP7419774B2 (ja) 印刷装置の生産方法および印刷装置
JP2005059553A (ja) 印刷動作状態判定用光学式センサ、印刷装置及び印刷動作状態判定方法
JP7354698B2 (ja) 液体吐出装置、液体吐出方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080919