JP5890196B2 - タイヤ及びタイヤ製造方法 - Google Patents

タイヤ及びタイヤ製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5890196B2
JP5890196B2 JP2012033339A JP2012033339A JP5890196B2 JP 5890196 B2 JP5890196 B2 JP 5890196B2 JP 2012033339 A JP2012033339 A JP 2012033339A JP 2012033339 A JP2012033339 A JP 2012033339A JP 5890196 B2 JP5890196 B2 JP 5890196B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
recess
range
convex
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012033339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013169827A (ja
Inventor
俊哉 宮園
俊哉 宮園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2012033339A priority Critical patent/JP5890196B2/ja
Priority to CN201380009635.1A priority patent/CN104136242B/zh
Priority to EP13749509.9A priority patent/EP2815898B1/en
Priority to PCT/JP2013/053762 priority patent/WO2013122232A1/ja
Priority to US14/379,193 priority patent/US9919567B2/en
Publication of JP2013169827A publication Critical patent/JP2013169827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5890196B2 publication Critical patent/JP5890196B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

本発明は、タイヤ及びタイヤ製造方法に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、タイヤ)のタイヤ表面に数マイクロメートルの凹凸を形成する微細加工技術の利用が広まりつつある(例えば、特許文献1参照)。
このような微細加工技術は、タイヤの転がり抵抗の抑制に有効な技術の一つとして期待されている。具体的に、転がり抵抗が発生する原因の一つに空気(外気)の摩擦抵抗がある。上述した微細加工技術によってタイヤ表面に凹凸を形成したタイヤは、タイヤが回転する際、タイヤ表面に空気の乱流を意図的に発生させて、空気の緩和層を形成することができる。タイヤ表面に空気の緩和層が形成されたタイヤは、タイヤが回転する際、緩和層のタイヤ外側方向に位置する空気による摩擦抵抗を低減できるため、タイヤの転がり抵抗を抑制することができると考えられる。
特開2003−246209号公報
しかしながら、従来技術に係るタイヤでは、微細加工技術によってタイヤ表面に凹凸を形成できるものの、最適な凹凸の形状及び配列間隔が考慮されていない。その結果、従来技術に係るタイヤでは、タイヤが回転する際、空気の緩和層が乱れてしまい、転がり抵抗を十分に抑制することができないという問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、転がり抵抗をより一層抑制することが可能なタイヤ及びタイヤ製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ(空気入りタイヤ1)の特徴は、タイヤ表面(タイヤ表面50)の少なくとも一部の領域において、前記タイヤ表面からタイヤ内側方向に向かって凹む凹部(凹部80)が、規則的に配列されており、前記タイヤ表面に沿った方向において、前記凹部の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、前記タイヤ表面から、タイヤ内側方向に向かって前記凹部の最も内側に位置する点までの前記凹部の深さDは、0.1μm以上10μm未満の範囲内であり、前記タイヤ表面に沿った方向において、前記凹部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内であることを要旨とする。
かかるタイヤでは、タイヤ表面の少なくとも一部の領域に凹部が規則的に配列されている。凹部の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、凹部の深さDは、0.1μm以上10μm未満の範囲内である。凹部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内である。
タイヤは、このような形状の凹部を上述した配列間隔によって規則的に配列することで、タイヤが回転する際に、タイヤの周囲の空気(外気)によって、タイヤ表面の一部の領域に最適な空気の緩和層を形成できる。よって、タイヤは、タイヤ表面と空気との摩擦抵抗をより低減することができるので、タイヤの転がり抵抗をより一層抑制することができる。
本発明に係るタイヤの特徴は、タイヤ表面(タイヤ表面50)の少なくとも一部の領域において、前記タイヤ表面からタイヤ外側方向に向かって突出する凸部(凸部90)が、規則的に配列されており、前記タイヤ表面に沿った方向において、前記凸部の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、前記タイヤ表面から、タイヤ外側方向に向かって前記凸部の最も外側に位置する点までの前記凸部の高さHは、0.1μm以上10μm未満の範囲内であり、前記タイヤ表面に沿った方向において、前記凸部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内であることを要旨とする。
かかるタイヤでは、タイヤ表面の少なくとも一部の領域に凸部が規則的に配列されている。凸部の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、凸部の高さHは、0.1μm以上10μm未満の範囲内である。凸部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内である。
タイヤは、このような形状の凸部を上述した配列間隔によって規則的に配列することで、タイヤが回転する際に、タイヤの周囲の空気(外気)によって、タイヤ表面の一部の領域に最適な空気の緩和層を形成できる。よって、タイヤは、タイヤ表面と空気との摩擦抵抗をより低減することができるので、タイヤの転がり抵抗をより一層抑制することができる。
本発明の他の特徴は、トレッド部(トレッド部40)と、前記トレッド部のトレッド幅方向外側に形成される一対のタイヤサイド部(タイヤサイド部30)とを備えており、前記タイヤ表面の一部の領域は、前記タイヤサイド部のタイヤ外側表面(タイヤサイド表面31)が形成される領域であることを要旨とする。
本発明の他の特徴は、前記トレッド部と、前記トレッド部のトレッド幅方向外側に形成される一対の前記タイヤサイド部とを備えており、前記トレッド部には、タイヤ周方向又はタイヤ周方向に交差する方向に延びる溝(溝10)が形成されており、前記溝は、一対の溝壁面(溝壁面11a)と溝底面(溝底面11b)とを有しており、前記タイヤ表面の一部の領域は、前記一対の溝壁面又は前記溝底面の少なくとも一方が形成される領域であることを要旨とする。
本発明に係るタイヤ製造方法の特徴は、加硫前のタイヤである生タイヤを成型するタイヤ成型用金型(例えば、上側サイドモールド133)を用いて、タイヤを製造するタイヤ製造方法であって、前記タイヤ成型用金型の内周面(例えば、内周面133a)には、タイヤ表面の少なくとも一部の領域に前記凸部を型付けする凸形成部(凸形成部133c)、又は、前記タイヤ表面の少なくとも一部の領域に前記凹部を型付けする凹形成部(例えば、凹形成部133c)が形成されており、前記タイヤ成型用金型を用いて、前記生タイヤに前記凸部又は前記凹部を型付けし、請求項1乃至4に記載のタイヤを成型する加硫工程(工程S20)を含むことを要旨とする。
本発明の他の特徴は、上記タイヤ製造方法において、前記凸形成部、又は、前記凹形成部は、レーザー加工処理によって前記タイヤ成型用金型の内周面に形成されることを要旨とする。
本発明によれば、転がり抵抗をより一層抑制することが可能なタイヤ及びタイヤ製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1の構成を説明するタイヤ幅方向断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る凹部80が形成されるタイヤサイド部30のタイヤ外側表面31の拡大斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るタイヤ成型金型100のタイヤ幅方向(トレッド幅方向)の断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る上側サイドモールド133の凹形成部133cを示す拡大断面図である 図5は、本発明の第1実施形態に係るタイヤ製造方法を示すフローチャートである。 図6は、本発明の変更例に係る凹部80の一例を示す一部斜視図である。 図7は、本発明の変更例に係る凹部80の一例を示す一部斜視図である。 図8は、本発明の変更例に係る凹部80の一例を示す一部斜視図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る凸部90が形成されるタイヤサイド部30のタイヤ外側表面31の拡大斜視図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る上側サイドモールド133の凸形成部133Xを示す拡大断面図である。 図11は、本発明の変更例に係る凸部90の一例を示す一部斜視図である。 図12は、本発明の変更例に係る凸部90の一例を示す一部斜視図である。 図13は、本発明の変更例に係る凸部90の一例を示す一部斜視図である。
次に、本発明に係るタイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
[第1実施形態]
(1)タイヤの全体概略構成
以下、図面を参照して、空気入りタイヤの全体構成を説明する。図1は、空気入りタイヤ1の構成を説明するトレッド幅方向断面図である。空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道線CLを基準として線対称のパターンを有しており、図1には、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線CLに対する一方側のみ記されている。
空気入りタイヤ1は、主に乗用自動車に装着される空気入りタイヤである。なお、リムホイールに組み付けられた空気入りタイヤ1には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスを充填してもよい。
本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、トレッド部40と、トレッド部40のトレッド幅方向外側に形成される一対のタイヤサイド部30とを備える。具体的に空気入りタイヤ1は、ビードコア15を有する一対のビード部20と、一対のタイヤサイド部30と、一対のタイヤサイド部30に連なるトレッド部40とを有する。なお、図1において、ビード部20、タイヤサイド部30、トレッド部40は、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線CLに対する一方側のみ記されている。
また、空気入りタイヤ1は、一対のビードコア15間にトロイダル状に跨るカーカス16を備える。トレッド部40とカーカス16との間には、複数のベルト17a乃至17bによって構成されるベルト層17が設けられている。
また、空気入りタイヤ1は、正規リム19に装着される。正規リム19とは、規格に定められたリムである。規格とは、タイヤが生産又は使用される地域において有効な産業規格によって決められている。例えば、アメリカ合衆国では“The TIRE and rim association inc.のyear book”、欧州では“The european TIRE and rim technical organizationのstandards manual”、日本では日本自動車タイヤ協会の“jatma year book”に規定されている。
トレッド部40には、タイヤ周方向又はタイヤ周方向に交差する方向に延びる溝10が形成されている。なお、タイヤ周方向は、トレッド幅方向Tw及びタイヤ径方向Tdに直交する方向である。溝10は、トレッド幅方向Twにおいて、間隔を空けて複数形成される。溝10は、一対の溝壁面11aと溝底面11bとを有している。
ここで、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、外気に露出するタイヤ表面50を有する。以下に、本実施形態に係るタイヤ表面50について、説明する。
タイヤ表面50は、トレッド部40のタイヤ外側表面41(以下、トレッド表面41)と、タイヤサイド部30のタイヤ外側表面31(以下、タイヤサイド表面31)とによって構成されている。なお、トレッド表面41は、接地面42と、一対の溝壁面11aと、溝底面11bとを有する。
また、トレッド表面41のトレッド幅方向Twの幅は、正規内圧を有する空気入りタイヤに正規荷重をかけた際に、路面に接地する範囲である。図1の例では、トレッド表面41のトレッド幅方向Tw外側の端部が、端部Z21として示されている。
正規内圧とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のYear Book2008年度版のタイヤの測定方法で規定された空気圧である。また、正規荷重とは、“JATMA Year Book”に規定されている単輪を適用した場合の最大負荷能力に相当する荷重である。
また、タイヤサイド部30のタイヤサイド表面31の範囲は、トレッド部40のタイヤ外側表面41の端部Z21から、空気入りタイヤ1が正規リム19と当接する端部Z22までの範囲である。端部Z22は、正規内圧を有する空気入りタイヤに正規荷重をかけた際に、空気入りタイヤ1が正規リム19と当接する端部である。
なお、ビード部20は、正規リム19に当接するリム当接面21を有する。本実施形態において、リム当接面21の範囲は、タイヤサイド表面31が正規リム19と当接する端部Z22から、空気入りタイヤ1が正規リム19に当接するトレッド幅方向Tw内側の端部Z23間での範囲である。なお、リム当接面21は、タイヤ表面50には含まれないことに留意すべきである。
また、本実施形態において、タイヤ表面50の少なくとも一部の領域において、タイヤ表面50からタイヤ内側方向に向かって凹む凹部80が、規則的に配列されている。なお、本実施形態において、タイヤ内側方向は、タイヤ表面50の法線方向において、タイヤの内側に向かう方向である。タイヤ外側方向は、タイヤ表面50の法線方向において、タイヤの外側に向かう方向である。
凹部80は、微細加工技術を用いて形成されている。凹部80の形状及び配列の詳細については、後述する。また、本実施形態において、凹部80が形成されるタイヤ表面50の一部の領域とは、タイヤサイド部30のタイヤサイド表面31が形成される領域である。また、凹部80が形成される範囲は、広いほど効果がある。なお、タイヤサイド表面31には、規定によりタイヤ仕様等の文字を標記するスペースが必要であるため、実質的に全体範囲(100%)に形成できないので、このスペースを除き可能な限り広い範囲に凹部80を形成することがより好ましい。但し、凹部80が形成される範囲は、タイヤサイド表面31の一部であっても効果を奏することが可能であることに留意すべきである。
(2)凹部の形状及び配列
次に、図2を参照して、凹部80の形状及び配列について説明する。図2は、微細加工技術を用いて、タイヤサイド表面31に形成される凹部80の拡大斜視図である。
同図に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、タイヤサイド表面31の法線方向に沿って、タイヤサイド表面31を法線方向に面視した際、タイヤサイド表面31に円形状の凹部80が形成されている。
また、タイヤサイド表面31(タイヤ表面50)に沿った方向を凹部80の幅方向とした場合、凹部80の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内である。なお、タイヤサイド表面31に沿った方向とは、タイヤサイド表面31に平行な方向と言い換えることができる。本実施形態では、凹部80が円形状であるため、凹部80の最大幅Lは、凹部80の直径になる。本実施形態では、凹部80の最大幅Lは、0.6μmとする。また、凹部80の最大幅Lは、凹部の最大幅Lの平均値Laveとしてもよい。ここで、平均値Laveとは、無作為に抽出した複数(例えば、100個)の凹部80の最大幅Lの平均値である。
なお、凹部80の最大幅Lは、上述した範囲の中で、0.1μm以上5μm以下の範囲であることがより好ましい。最大幅Lが、0.1μmよりも小さい場合、製造過程の加硫時において、ゴムがモールドの凹部の縁部に入りにくくなり、形状が整いにくくなる。最大幅Lが5μmよりも大きい場合、タイヤ使用中に凹部80に粉塵等が入り、タイヤ外観を悪化させる。
また、タイヤ表面50から、タイヤ内側方向に向かって凹部80の最も内側に位置する点DZまでを凹部80の深さDは、0.1μm以上10μm未満の範囲内である。本実施形態では、凹部80の深さDは、0.24μmとする。なお、凹部80の深さDは、凹部の深さDの平均値Daveとしてもよい。ここで、平均値Daveとは、無作為に抽出した複数(例えば、100個)の凹部80の深さDの平均値である。
更に、凹部80の深さDは、凹部80の最大幅Lとの比によって規定してもよい。具体的に、凹部80の深さDと、最大幅Lとは、0.1≦D/L≦10の関係を満たすようにしてもよい。本実施形態では、凹部80の深さD(0.24μm)と凹部80の最大幅L(0.6μm)とは、D/L=0.4となる。
なお、凹部80の深さDは、上述した関係を満たす範囲の中で、0.1以上5μm以下の範囲であることがより好ましい。凹部80の深さDは、0.1μmよりも小さい場合、ゴムの経時変形の影響を受け易くなり、効果が小さくなる。凹部80の深さDは、5μmよりも大きい場合、縁部にゴムが入りにくくなり、形状が整いにくくなる。
また、タイヤ表面に沿った方向において、凹部80の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内である。配列間隔Pとは、凹部80の中心と、最も近くに隣接する他の凹部80の中心との距離を示す。本実施形態では、配列間隔Pは、1.2μmとする。なお、凹部80の配列間隔Pは、凹部80の配列間隔Pの平均値Paveとしてもよい。ここで、平均値Paveとは、無作為に抽出した複数(例えば、100個)の凹部80間(中心間)の距離の平均値である。
更に、凹部80の配列間隔Pは、凹部80の幅Lとの比によって規定してもよい。具体的に、凹部80の配列間隔Pと、幅Lとは1.0<P/Lの関係を満たすことが好ましく、特に、1.05≦P/L≦5の関係を満たすようにしてもよい。本実施形態では、凹部80の配列間隔P(1.2μm)と凹部80の最大幅L(0.6μm)とは、P/L=2となる。
なお、凹部80の配列間隔Pは、上述した関係を満たす範囲の中で、0.1μmよりも大きく10μm以下の範囲であることがより好ましい。配列間隔Pは、0.1μm以下の場合、凹部の形状を整えることができない。また、最終的に外観を損ねる表面クラックの基点となりうる凹部80に生じる歪みは、配列間隔Pが短いと緩和される。しかし、配列間隔Pが、10μmよりも大きい場合、緩和効果が低下して表面クラックが生じやすくなる。
(3)タイヤ成型用金型の構成
次に図面を参照して、本実施形態に係る空気入りタイヤ1を成型するタイヤ成型金型100について説明する。図3は、セクターモールド130、下側サイドモールド131、及び上側サイドモールド133が互いに組み合わされた状態におけるタイヤ成型金型100のタイヤ幅方向(トレッド幅方向)の断面図である。
加硫前のタイヤTRは、ブラダー121と、セクターモールド130と、下側サイドモールド131と、上側サイドモールド133との間に形成される空間(加硫空間という)の内部に収容される。タイヤTRは、ビードコア、カーカス、ベルト層(不図示)を備える一般的なタイヤである。タイヤTRは、トレッド部TR1(図1のトレッド部40に相当する)、サイドウォール部TR2,TR3(図1のタイヤサイド部30に相当する)を有する。サイドウォール部TR2,TR3には、凹部80が形成される。
上側サイドモールド133の内周面133a及び下側サイドモールド131の内周面131aには、サイドウォール部TR2,TR3のタイヤサイド表面31に凹部80を型付けする凹形成部が形成されている。なお、凹形成部の詳細な構成は後述する。
セクターモールド130の内周面は、溝10などのトレッドパターンを形成する凹凸が形成されるトレッドパターン形成面130aと、傾斜面130bとを有する。セクターモールド130は、タイヤ幅方向の断面において、下側端部の長さが上側の端部の長さよりも長い。
アウターリング134は、傾斜面130bに当接する傾斜面134aを有する。アウターリング134は、タイヤ幅方向の断面において、上側の端部の長さが下側の端部の長さよりも長い。
従って、アウターリング134の傾斜面134aがセクターモールド130の傾斜面130bに当接した状態から、更に矢印Vの下方向にアウターリング134が下降されると、アウターリング134の傾斜面134aとセクターモールド130の傾斜面130bとが摺動する。
このとき、セクターモールド130と、下側サイドモールド131と、上側サイドモールド133とを互いに密着させる方向(すなわち、タイヤ径方向に沿ってタイヤの外側から中心に向かう方向)に力が作用する。これにより、セクターモールド130と、下側サイドモールド131と、上側サイドモールド133とは互いに強固に密着させられて、加硫空間が形成される。
なお、セクターモールド130、下側サイドモールド131及び上側サイドモールド133は、図示しない移動機構によってタイヤ径方向内外に移動可能である。また、加硫時には、加熱及び加圧された流体Rがブラダー121に吹き込まれることにより、タイヤTRの内側でブラダー121が膨張する。タイヤTRは、膨張したブラダー121が膨張することによって、セクターモールド130、下側サイドモールド131、及び上側サイドモールド133に型付けされる。
(4)サイドモールドの構成
次に図面を参照して、サイドモールドの構成について説明する。図4は、上側サイドモールド133の凹形成部133cのタイヤ幅方向断面を示す拡大断面図である。
同図に示すように、上側サイドモールド133の内周面133aには、タイヤTRのサイドウォール部TR3のタイヤサイド表面31を型付けするサイドウォール形成面133bと、タイヤサイド表面31に凹部80を型付けする凹形成部133cが形成されている。具体的に、凹形成部133cは、サイドウォール形成面133bから、タイヤ内側方向に向けて突出する。
また、凹形成部133cは、レーザー加工処理によって上側サイドモールド133の内周面133aに形成される。なお、凹形成部133cは、上側サイドモールド133の内周面133aの一部に形成されていてもよい。
ここで、上側サイドモールド133の内周面133aを加工する技術としては、化学研磨処理技術などを用いることが可能であるが、本実施形態では、レーザー加工処理技術を用いて、凹形成部133cが形成されている。これは次の理由による。すなわち、凹部80の最適な形状及び最適な配列間隔を、より正確にタイヤサイド表面31に形成するためである。タイヤサイド表面31に凹部80を形成するためには、タイヤサイド表面31を構成するゴム部材に、ゴム硬度の低いゴム部材を適用することがより好ましい。
また、下側サイドモールド131の内周面131aにも、同様に凹形成部が形成されている。上側サイドモールド133と下側サイドモールド131とは、同様の構造を有するため、下側サイドモールド131の詳細な説明は省略する。このような構成の上側サイドモールド133及び下側サイドモールド131を用いて、サイドウォール部TR2,TR3のタイヤ外側表面に凹部80が形成される。
(5)タイヤ製造方法
次に、図面を参照して、空気入りタイヤ1のタイヤ製造方法について説明する。ここで、図5には、空気入りタイヤ1のタイヤ製造方法を示すフローチャートが示されている。
まず、生タイヤ準備工程S10は、生タイヤを準備する工程である。具体的に、キャップゴム、ベースゴム、ベルト層、カーカスやビードコアなどを備えるタイヤを構成するために必要な部材を準備する。成型機を用いて、準備した上記各部材を一本のタイヤの形に組み立てる。これにより、生タイヤが準備される。
加硫工程S20は、生タイヤを加硫して、空気入りタイヤ1を成型する工程である。具体的に、加硫工程S20では、セクターモールド130、上側サイドモールド133及び下側サイドモールド131などを用いて、空気入りタイヤ1を成型する。
加硫工程S20では、生タイヤ準備工程S10により生成された生タイヤをタイヤ成型用金型100に入れる。
生タイヤが入れられたタイヤ成型用金型100の内部を高温・高圧にすることにより、生タイヤを加硫する。この加硫の際、タイヤサイド部30には、上側サイドモールド133の凹形成部及び下側サイドモールド131の凹形成部によって、タイヤサイド表面31に凹部80が形成される。すなわち、上側サイドモールド133及び下側サイドモールド131を用いて、生タイヤに凹部80を型付けし、空気入りタイヤ1を成型する。
また、加硫された生タイヤをタイヤ成型用金型100から取り出し、タイヤサイド部30のタイヤサイド表面31に凹部80が形成された空気入りタイヤ1が製造される。
(6)作用・効果
本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、タイヤ表面50の少なくとも一部の領域に凹部80が規則的に配列されている。具体的には、タイヤサイド部30のタイヤ外側表面31(タイヤサイド表面31)に凹部80が規則的に配列されている。
また、凹部80の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、凹部80の深さDは、0.1μm以上10μm未満の範囲内である。凹部80の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内である。
空気入りタイヤ1では、このような形状の凹部80を上述した配列間隔によって規則的に配列することで、空気入りタイヤ1が回転する際に、タイヤ周囲の空気(外気)によって、タイヤサイド表面31に最適な空気の緩和層を形成できる。
このように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、タイヤ表面50とタイヤ周囲の空気との摩擦抵抗をより低減することができるので、タイヤの転がり抵抗をより一層抑制することができる。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、タイヤサイド表面31に、凹部80が形成されている。かかる空気入りタイヤ1は、例えば、トレッド部40の接地面42に凹部80が形成される場合に比べて、凹部80が摩耗しにくいので、タイヤの転がり抵抗を長期間に渡って抑制することが可能になる。
また、一般に、タイヤサイド表面31には、平滑面が形成されている場合が多い。このような平滑面は、空気入りタイヤ1が回転する際、空気の緩和層が形成されにくく、空気の摩擦抵抗が大きくなりやすい。
本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、空気の摩擦抵抗が大きくなりやすいタイヤサイド表面31に凹部80を形成しているので、他の部分に凹部80を形成する場合に比べて、空気の摩擦抵抗を効率よく、かつ、確実に低減することができる。
(7)変更例
次に、第1実施形態に係る変更例について説明する。
(7.1)変更例1
上述した実施形態では、凹部80が形成されるタイヤ表面50の一部の領域が、タイヤサイド表面31である場合を例に挙げて説明したが、かかる領域は、一対の溝壁面11a又は溝底面11bの少なくとも一方が形成される領域であってもよい。
本変更例に係る空気入りタイヤ1によれば、例えば、トレッド部40の接地面42に形成される場合に比べて、凹部80が摩耗しにくいので、タイヤの転がり抵抗を長期間に渡って抑制することが可能になる。
なお、凹部80が形成されるタイヤ表面50の一部の領域は、タイヤサイド表面31、一対の溝壁面11a、溝底面11bのいずれか一つの面が形成される領域であってもよいし、これらの全ての面が形成される領域であってもよい。
(7.2)変更例2
次に、第1実施形態に係る変更例2について説明する。ここで、凹部80の構成は、第1実施形態に係る凹部80の構成に限定されない。以下に、他の凹部80の構成について説明する。
例えば、上述した実施形態では、タイヤサイド表面31の法線方向に沿って、タイヤサイド表面31をタイヤ内側方向に向かって面視した際、凹部80は、円形状に形成されていたが、凹部80は、多面体形状であってもよい。
図6には、本変更例に係る凹部80aの一例が示されている。同図に示すように、凹部80aは、タイヤサイド表面31の法線方向に沿って、タイヤ表面50をタイヤ内側方向に向かって面視した際、六角形状に形成されている。
なお、この場合、凹部80aの最大幅Lは、10μmとすることが好ましい。凹部80aの深さDは、2μmとすることが好ましい。凹部80aの配列間隔Pは、12μmとすることが好ましい。
(7.3)変更例3
また、図7には、変更例3に係る他の凹部80bの一例が示されている。同図に示すように、凹部80bでは、底面が曲面形状に形成されている。
なお、この場合、凹部80bの最大幅Lは、50μmとすることが好ましい。凹部80bの深さDは、25μmとすることが好ましい。凹部80bの配列間隔Pは、55μmとすることが好ましい。
(7.4)変更例4
また、図8には、変更例4に係る他の凹部80cの一例が示されている。同図に示すように、凹部80cでは、凹部80cの深さDが、幅Lに比べて大きくなるように形成されている。
なお、この場合、凹部80cの最大幅Lは、7μmとすることが好ましい。凹部80cの深さDは、70μmとすることが好ましい。凹部80cの配列間隔Pは、9μmとすることが好ましい。
以上のように、本変更例に係る空気入りタイヤ1において、上述の凹部80a乃至80cを規則的に配列することで、空気入りタイヤ1が回転する際に、最適な空気の緩和層を形成できる。すなわち、本変更例に係る空気入りタイヤ1によれば、タイヤの転がり抵抗をより一層抑制することができる。
(8)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(8.1)比較例及び実施例の説明
凹部を有する空気入りタイヤを対象とした転がり抵抗の性能を評価するため、以下の比較評価を実施した。具体的に、次の従来例と、比較例A1乃至A10と、実施例A1乃至A30とを用意した。表1を用いて説明する。
なお、従来例と、比較例と、実施例とに係る空気入りタイヤは、タイヤサイズが155/65R13であるものを用いた。また、下記に示す構成を除き、他の構成は、従来例と、比較例と、実施例とにおいて同様の構成である。
まず、従来例に係る空気入りタイヤについて説明する。従来例に係る空気入りタイヤは、タイヤ表面に凹部が形成されていないものを用いた。
次に、比較例に係る空気入りタイヤと実施例に係る空気入りタイヤとについて説明する。比較例A1乃至A10に係る空気入りタイヤと、実施例A1乃至A30に係る空気入りタイヤとは、タイヤサイド部又はトレッド部における一対の溝壁面に凹部が形成されているものを用いた。なお、詳細な構成は、表1の通りである。
ここで、表1に示すように、比較例A1及びA5に係る空気入りタイヤでは、製造時に凹部を形成することが極めて困難であることがわかった。これは、次の理由による。すなわち、凹部の幅Lが0.1μm未満であるため、製造過程の加硫時において、ゴムがモールドの凹部の縁部に入りにくくなり、凹部の形状が整わないためであった。従って、実現性を考慮すると凹部の幅Lは、0.1μm以上である必要があった。
なお、このように、凹部の幅Lが0.1μm以上の場合、配列間隔Pの下限値は、必然的に0.1μmよりも大きくなる。かかる点を考慮して、比較例A1乃至A10に係る空気入りタイヤと、実施例A1乃至A30に係る空気入りタイヤとにおいて、凹部の幅L、深さD、及び、配列間隔Pを設定している。
(8.2)評価方法
従来例、比較例A1乃至A12、実施例A1乃至A30の空気入りタイヤを用いて、転がり抵抗を評価するための試験を実施した。評価試験は、以下に示す条件において測定された。
<評価試験>
・ リムサイズ :JATMA規定の標準リム
・ 内圧条件 :210kPa
・ 評価方法 :直径1.7mのドラムを備えるドラム試験機を用いて、80km/hにおける車軸の転がり抵抗力を測定した。なお、転がり抵抗力の測定は、ISO18164に準拠した方法に基づいてフォース式により測定した。
(8.3)評価結果
各空気入りタイヤの評価結果について、表1を参照しながら説明する。表1において、転がり抵抗性能は、従来例に係る空気入りタイヤの測定結果を基準(100)として、比較例及び実施例のタイヤの計測結果を指数によって示している。なお、表1において、転がり抵抗性能として示す指数の値が大きいほど、転がり抵抗力が抑制されていることを示す。
表1に示す結果から、実施例A1乃至A30に係るタイヤは、従来例、比較例A1乃至A12に係るタイヤに比べて、転がり抵抗を抑制できることが証明された。
つまり、凹部の最大幅Lが、0.1μm以上50μm未満であり、深さDが、0.1以上10μm未満であり、配列間隔Pは、0.1よりも大きく100μm未満である実施例に係るタイヤは、転がり抵抗を抑制できることが証明された。
更に、凹部の最大幅Lが、0.1μm以上5μm未満であり、深さDが、0.1μm以上1μm未満であり、配列間隔Pが、0.1μm以上10μm未満である実施例に係るタイヤは、転がり抵抗がより一層抑制できることが証明された。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、タイヤ表面50の一部の領域に凹部80が形成される場合を例に挙げて説明したが、本実施形態では、タイヤ表面50の一部の領域に凸部90が形成されている。以下に、本実施形態に係る空気入りタイヤ2の構成について説明する。
(1)凸部の形状及び配列
図9には、本実施形態に係る空気入りタイヤ2に形成される凸部90の拡大斜視図が示されている。
同図に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ2では、タイヤサイド表面31(タイヤ表面50)の法線方向に沿って、タイヤサイド表面31をタイヤ内側方向に向かって面視した際、タイヤサイド表面31に円形状の凸部90が形成されている。
また、タイヤサイド表面31に沿った方向を凸部90の幅方向とした場合、タイヤサイド表面31に沿った方向において、凸部90の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内である。なお、タイヤサイド表面31に沿った方向とは、タイヤサイド表面31に平行な方向と言い換えることができる。本実施形態では、凸部90が円形状(円柱形状)であるため、凸部90の最大幅Lは、凸部90の直径になる。本実施形態では、凸部90の最大幅Lは、0.6μmとする。また、凸部90の最大幅Lは、凸部の最大幅Lの平均値Laveとしてもよい。ここで、平均値Laveとは、無作為に抽出した複数(例えば、100個)の凸部90の最大幅Lの平均値である。
なお、凸部90の最大幅Lは、上述した範囲の中で、0.1μm以上5μm以下であることがより好ましい。最大幅Lが、0.1μmよりも小さい場合、製造過程の加硫後において、モールドからタイヤが抜ける際、ゴムがモールドから抜けづらくなり、凸部が切れてしまい、意図とした形状にできない。最大幅Lが、5μmよりも大きい場合、凸部上部で緩衝層に十分な厚さがなくなり、空気との摩擦抵抗を低減できなくなる。
また、タイヤサイド表面31から、タイヤ外側方向に向かって凸部90の最も外側に位置する点Dxまでの凸部90の高さHは、0.1μm以上10μm未満の範囲内である。本実施形態では、凸部90の高さHは、3μmとする。なお、凸部90の高さHは、凸部90の高さHの平均値Haveとしてもよい。ここで、平均値Haveとは、無作為に抽出した複数(例えば、100個)の凸部の高さHの平均値である。
更に、凸部90の高さHは、凸部90の最大幅Lとの比によって規定してもよい。具体的に、凸部90の高さHと、最大幅Lとは、0.1≦H/L≦10の関係を満たすようにしてもよい。本実施形態では、凸部90の高さH(3μm)と凸部90の最大幅L(0.6μm)とは、H/L=5となる。
なお、凸部90の高さHは、上述した関係を満たす範囲の中で、0.1μm以上1μm以下の範囲内であることがより好ましい。凸部90の高さHは、0.1μmよりも小さい場合、高温にさらされる地域においては、ゴムのクリープ変形が大きいため、形状が大きく変形してしまい効果が低下する。凸部90の高さHは、1μmより大きい場合、加硫時にゴムが入り込みにくくなるため、凸部90の形状が整いにくくなる。
また、タイヤサイド表面31に沿った方向において、凸部90の配列間隔Pは、0.1μm以上100μm未満の範囲内である。配列間隔Pとは、凸部90の中心と、最も近くに隣接する他の凸部90の中心との距離を示す。本実施形態では、凸部90の配列間隔Pは、0.66μmとする。なお、凸部90の配列間隔Pは、凸部90の配列間隔Pの平均値Paveとしてもよい。ここで、平均値Paveは、無作為に抽出した複数(例えば、100個)の凸部90間(中心間)の距離の平均値である。
更に、凸部90の配列間隔Pは、凸部90の幅Lとの比によって規定されるようにしてもよい。具体的に、凸部90の配列間隔Pと凸部90の最大幅Lとは、1.05≦P/L≦5の関係を満たすようにしてもよい。本実施形態では、凸部90の配列間隔P(0.66μm)と凸部90の最大幅L(0.6μm)とは、P/L=1.1となる。
なお、凸部90の配列間隔Pは、上述した関係を満たす範囲の中で、0.1μmよりも大きく5μm以下の範囲であることがより好ましい。配列間隔Pは、0.1μmよりも小さい場合、縁部にゴムが入りにくくなり、形状が整いにくくなる。配列間隔Pは、5μmよりも大きい場合、凸部90間に作用する引張歪みが大きくなるため、加硫時に凸部90がモールドから抜けずに切れ易くなる。
(2)サイドモールドの構成
次に図面を参照して、本実施形態に係るサイドモールドの構成について説明する。図10は、本実施形態に係る上側サイドモールド133において、凸部90を形成する凸形成部133cのタイヤ幅方向断面を示す拡大断面図である。
同図に示すように、上側サイドモールド133の内周面133aには、タイヤTRのサイドウォール部TR3のタイヤサイド表面31を型付けするサイドウォール形成面133bと、タイヤサイド表面31に凸部90を型付けする凸形成部133Xが形成されている。具体的に、凸形成部133Xは、サイドウォール形成面133bから、タイヤ外側方向に向けて凹むように形成されている。
また、凸形成部133Xは、レーザー加工処理によって上側サイドモールド133の内周面133aに形成される。
ここで、上側サイドモールド133の内周面133aを加工する技術としては、化学研磨処理技術などを用いることが可能であるが、本実施形態では、レーザー加工処理技術を用いて、凸形成部133Xが形成されている。これは次の理由による。すなわち、凸部90の最適な形状及び最適な配列間隔を、より正確にタイヤサイド表面31に形成するためである。タイヤサイド表面31に凸部90を形成するためには、タイヤサイド表面31を構成するゴム部材に、ゴム硬度の低いゴム部材を適用することがより好ましい。
また、下側サイドモールド131の内周面131aにも、同様に凸形成部が形成されている。上側サイドモールド133と下側サイドモールド131とは、同様の構造を有するため、下側サイドモールド131の詳細な説明は省略する。このような構成の上側サイドモールド133及び下側サイドモールド131を用いて、サイドウォール部TR2,TR3のタイヤ外側表面に凸部90が形成される。
また、本実施形態に係る空気入りタイヤ2を製造する方法としては、図5に示す加硫工程S20において、上述した上側サイドモールド133及び下側サイドモールド131を用いることで、タイヤサイド表面31に凸部90が形成される。すなわち、上側サイドモールド133及び下側サイドモールド131を用いて、生タイヤに凸部90を型付けすることによって、タイヤサイド表面31に凸部90を有する空気入りタイヤ2を成型する。
(3)作用・効果
本実施形態に係る空気入りタイヤ2においても、上述の凸部90を規則的に配列することで、空気入りタイヤ2が回転する際に、最適な空気の緩和層を形成できる。すなわち、本実施形態に係る空気入りタイヤ2によれば、タイヤの転がり抵抗をより一層抑制することができる。
(4)変更例
次に、第2実施形態に係る変更例について説明する。
(4.1)変更例1
なお、上述した実施形態では、凸部90が形成されるタイヤ表面50の一部の領域が、タイヤサイド表面31である場合を例に挙げて説明したが、かかる領域は、一対の溝壁面11a又は溝底面11bの少なくとも一方が形成される領域であってもよい。この場合、トレッド部40の接地面42に形成される場合に比べて、凸部90が摩耗しにくいので、タイヤの転がり抵抗を長期間に渡って抑制することが可能になる。
また、凸部90が形成されるタイヤ表面50の一部の領域は、タイヤサイド表面31、一対の溝壁面11a、溝底面11bのいずれか一つの面が形成される領域であってもよいし、これらの全ての面が形成される領域であってもよい。
(4.2)変更例2
次に、第2実施形態に係る変更例2について説明する。ここで、凸部90の構成は、第2実施形態に係る凸部90の構成に限定されない。以下に、他の凸部90の構成について説明する。
例えば、上述した実施形態では、タイヤサイド表面31をタイヤ内側方向に向かって面視した際、凸部90は、円形状に形成されていたが、凸部90は、長方形状であってもよい。
図11には、本変更例に係る凸部90aの一例が示されている。同図に示すように、凸部90aは、タイヤサイド表面31をタイヤ内側方向に向かって面視した際、長方形状に形成されている。
なお、この場合、凸部90aの最大幅Lは、1μmとすることが好ましい。凸部90aの高さHは、5μmとすることが好ましく、凸部90aの配列間隔Pは、3μmとすることが好ましい。
(4.3)変更例3
また、図12には、変更例3に係る他の凸部90bの一例が示されている。同図に示すように、タイヤサイド表面31をタイヤ内側方向に向かって面視した際、凸部90は、円形状に形成されていたが、凸部90bは、多面体形状(図12の例では、正六角形状)に形成されている。
なお、この場合、凸部90bの最大幅Lは、0.5μmとすることが好ましい。凸部90bの高さHは、0.1μmとすることが好ましい。凸部90bの配列間隔Pは、1.5μmとすることが好ましい。
(4.4)変更例4
また、図13には、変更例4に係る他の凸部90cの一例が示されている。同図に示すように、凸部90cは、タイヤサイド表面31の法線方向に沿って、タイヤ外側方向に向かうにつれて、テーパー状に先細りするように形成されている。また、凸部90cは、タイヤサイド表面31の法線方向に沿って、タイヤサイド表面31をタイヤ内側方向に向かって面視した際、円形状に形成されている。
なお、この場合、凸部90cの最大幅Lは、4μmとすることが好ましい。凸部90cの高さHは、9μmとすることが好ましい。凸部90cの配列間隔Pは、20μmとすることが好ましい。
以上のように、本変更例に係る空気入りタイヤ2において、上述の凸部90a乃至90cを規則的に配列することで、空気入りタイヤ2が回転する際に、最適な空気の緩和層を形成できる。すなわち、本変更例に係る空気入りタイヤ2によれば、タイヤの転がり抵抗をより一層抑制することができる。
(5)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(5.1)比較例及び実施例の説明
凸部を有する空気入りタイヤを対象とした転がり抵抗の性能を評価するため、以下の比較評価を実施した。具体的に、次の従来例と、比較例B1乃至B12と、実施例B1乃至B30とを用意した。表2を用いて説明する。
なお、従来例と、比較例と、実施例とに係る空気入りタイヤは、タイヤサイズが155/65R13であるものを用いた。また、下記に示す構成を除き、他の構成は、従来例と、比較例と、実施例とにおいて同様の構成である。
まず、従来例に係る空気入りタイヤについて説明する。従来例に係る空気入りタイヤは、タイヤ表面に凸部が形成されていないものを用いた。
次に、比較例に係る空気入りタイヤと実施例に係る空気入りタイヤとについて説明する。比較例B1乃至B12に係る空気入りタイヤと、実施例B1乃至B2に係る空気入りタイヤとは、タイヤサイド部又はトレッド部における一対の溝壁面に凸部が形成されているものを用いた。なお、詳細な構成は、表2の通りである。
ここで、表2に示すように、比較例B1及びB5に係る空気入りタイヤでは、製造時に凸部を形成することが極めて困難であることがわかった。これは、次の理由による。すなわち、凸部の幅Lが0.1μm未満であるため、製造過程の加硫時において、ゴムがモールドの凹部の縁部に入りにくくなり、凸部の形状が整わないためであった。従って、実現性を考慮すると凸部の幅Lは、0.1μm以上である必要があった。
なお、このように、凸部の幅Lが0.1μm以上の場合、配列間隔Pの下限値は、必然的に0.1μmよりも大きい値になる。かかる点を考慮して、比較例B1乃至B10に係る空気入りタイヤと、実施例B1乃至B30に係る空気入りタイヤとにおいて、凸部の幅L、深さD、及び配列間隔Pを設定している。
(5.2)評価方法
従来例、比較例B1乃至B10、実施例B1乃至B30の空気入りタイヤを用いて、転がり抵抗を評価するための試験を実施した。評価試験は、以下に示す条件において測定された。
<評価試験>
・ リムサイズ :JATMA規定の標準リム
・ 内圧条件 :210kPa
・ 評価方法 :直径1.7mのドラムを備えるドラム試験機を用いて、80km/hにおける車軸の転がり抵抗力を測定した。なお、転がり抵抗力の測定は、ISO18164に準拠した方法に基づいてフォース式により測定した。
(5.3)評価結果
各空気入りタイヤの評価結果について、表2を参照しながら説明する。表2において、転がり抵抗性能は、従来例に係る空気入りタイヤの測定結果を基準(100)として、比較例及び実施例のタイヤの計測結果を指数によって示している。なお、表2において、転がり抵抗性能として示す指数の値が大きいほど、転がり抵抗力が抑制されていることを示す。
表2に示す結果から、実施例B1乃至B30に係るタイヤは、従来例、比較例B1乃至B12に係るタイヤに比べて、転がり抵抗を抑制できることが証明された。
つまり、凸部の最大幅Lが、0.1μm以上50μm未満であり、高さHが、0.1μm以上10μm未満であり、配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満である実施例に係るタイヤは、転がり抵抗を抑制できることが証明された。
更に、凸部の最大幅Lが、0.1μm以上5μm未満であり、高さHが、0.1μm以上1μm未満であり、配列間隔Pが、0.1μmよりも大きく5μm未満である実施例に係るタイヤは、転がり抵抗がより一層抑制できることが証明された。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。上述した実施形態では、タイヤ表面50の一部の領域(タイヤサイド部30又は溝10)に、凹部80又は凸部90を形成されていたが、タイヤ表面50の全ての領域に、凹部80又は凸部90を形成してもよい。
また、凹部80と凸部90とを組み合わせて、タイヤ表面50の一部の領域(タイヤサイド部30又は溝10)に形成してもよい。
また、上述した実施形態及び変更例は組み合わせることも可能である。このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1…空気入りタイヤ、2…空気入りタイヤ、10…溝、11a…溝壁面、11b…溝底面、15…ビードコア、16…カーカス、17…ベルト層、19…正規リム、20…ビード部、21…リム当接面、30…タイヤサイド部、31…タイヤサイド表面、40…トレッド部、41…トレッド表面、42…接地面、50…タイヤ表面、80…凹部、90…凸部、100…タイヤ成型金型、130…セクターモールド、131…下側サイドモールド、131a…内周面、133…上側サイドモールド、133a…内周面、133b…サイドウォール形成面、133c…凹形成部、133X…凸形成部

Claims (13)

  1. タイヤ表面の少なくとも一部の領域において、前記タイヤ表面からタイヤ内側方向に向かって凹む凹部が、規則的に配列されており、
    前記タイヤ内側方向に直交する方向において、前記凹部の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、
    前記タイヤ表面から、タイヤ内側方向に向かって前記凹部の最も内側に位置する点までの前記凹部の深さDは、0.1μm以上10μm未満の範囲内であり、
    前記タイヤ表面において、互いに隣接する前記凹部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内であり、
    前記タイヤ表面は、平滑面であり、
    前記凹部の形状は、円柱状であり、
    トレッド部と、前記トレッド部のトレッド幅方向外側に形成される一対のタイヤサイド部とを備えており、
    前記トレッド部には、タイヤ周方向又はタイヤ周方向に交差する方向に延びる溝が形成されており、
    前記溝は、一対の溝壁面と溝底面とを有しており、
    前記タイヤ表面の前記一部の領域は、前記タイヤサイド部のタイヤ外側表面、前記一対の溝壁面、前記溝底面のいずれかの一つの面が形成される領域である
    ことを特徴とするタイヤ。
  2. タイヤ表面の少なくとも一部の領域において、前記タイヤ表面からタイヤ外側方向に向かって突出する凸部が、規則的に配列されており、
    前記タイヤ外側方向に直交する方向において、前記凸部の最大幅Lは、0.1μm以上50μm未満の範囲内であり、
    前記タイヤ表面から、タイヤ外側方向に向かって前記凸部の最も外側に位置する点までの前記凸部の高さHは、0.1μm以上10μm未満の範囲内であり、
    前記タイヤ表面において、互いに隣接する前記凸部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく100μm未満の範囲内であり、
    前記タイヤ表面は、平滑面であり、
    前記凸部の形状は、円柱状であり、
    トレッド部と、前記トレッド部のトレッド幅方向外側に形成される一対のタイヤサイド部とを備えており、
    前記トレッド部には、タイヤ周方向又はタイヤ周方向に交差する方向に延びる溝が形成されており、
    前記溝は、一対の溝壁面と溝底面とを有しており、
    前記タイヤ表面の前記一部の領域は、前記タイヤサイド部のタイヤ外側表面、前記一対の溝壁面、前記溝底面のいずれかの一つの面が形成される領域である
    ことを特徴とするタイヤ。
  3. 前記凹部の底面の形状は、曲面状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  4. 前記タイヤ表面を前記タイヤ内側方向に向かって面視した際、前記凹部の形状は、多面体形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  5. 前記凹部の配列間隔Pと前記凹部の最大幅Lとは、1.05≦P/L≦5の関係を満たす
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  6. 前記凹部の最大幅Lは、0.1μm以上5μm以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  7. 前記凹部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく10μm以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  8. 前記凹部の深さDは、0.1以上5μm以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  9. 前記凸部の最大幅Lは、0.1μm以上5μm以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  10. 前記凸部の配列間隔Pは、0.1μmよりも大きく5μm以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  11. 前記凸部の高さHは、0.1以上1μm以下の範囲である
    ことを特徴とする請求項2に記載のタイヤ。
  12. 加硫前のタイヤである生タイヤを成型するタイヤ成型用金型を用いて、タイヤを製造するタイヤ製造方法であって、
    前記タイヤ成型用金型の内周面には、タイヤ表面の少なくとも前記一部の領域に前記凸部を型付けする凸形成部、又は、前記タイヤ表面の少なくとも前記一部の領域に前記凹部を型付けする凹形成部が形成されており、
    前記タイヤ成型用金型を用いて、前記生タイヤに前記凸部又は前記凹部を型付けし、請求項1乃至11に記載のタイヤを成型する加硫工程を含む
    ことを特徴とするタイヤ製造方法。
  13. 前記凸形成部、又は、前記凹形成部は、レーザー加工処理によって前記タイヤ成型用金型の内周面に形成される
    ことを特徴とする請求項12に記載のタイヤ製造方法。
JP2012033339A 2012-02-17 2012-02-17 タイヤ及びタイヤ製造方法 Active JP5890196B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012033339A JP5890196B2 (ja) 2012-02-17 2012-02-17 タイヤ及びタイヤ製造方法
CN201380009635.1A CN104136242B (zh) 2012-02-17 2013-02-15 轮胎及轮胎制造方法
EP13749509.9A EP2815898B1 (en) 2012-02-17 2013-02-15 Tire, and tire manufacturing method
PCT/JP2013/053762 WO2013122232A1 (ja) 2012-02-17 2013-02-15 タイヤ及びタイヤ製造方法
US14/379,193 US9919567B2 (en) 2012-02-17 2013-02-15 Tire and tire manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012033339A JP5890196B2 (ja) 2012-02-17 2012-02-17 タイヤ及びタイヤ製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013169827A JP2013169827A (ja) 2013-09-02
JP5890196B2 true JP5890196B2 (ja) 2016-03-22

Family

ID=49264073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012033339A Active JP5890196B2 (ja) 2012-02-17 2012-02-17 タイヤ及びタイヤ製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5890196B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2995254B1 (fr) * 2012-09-12 2015-07-17 Michelin & Cie Pneumatique comportant un motif a fort contraste comprenant une pluralite de cavites
JP6619959B2 (ja) * 2015-06-30 2019-12-11 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2017136958A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP6931192B2 (ja) * 2017-09-21 2021-09-01 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫金型
JP7136746B2 (ja) * 2019-06-11 2022-09-13 株式会社ブリヂストン タイヤ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3471954B2 (ja) * 1994-03-10 2003-12-02 キヤノン株式会社 プラスチック成形品及びその成形方法
JP3998574B2 (ja) * 2002-12-19 2007-10-31 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2005324685A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The オールシーズンタイヤ
JP2008096879A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5379394B2 (ja) * 2008-03-31 2013-12-25 アピックヤマダ株式会社 光デバイス、光デバイスの製造方法、光デバイス用金型、及び、光デバイス用金型の製造方法
WO2011118856A1 (ja) * 2010-03-26 2011-09-29 株式会社ブリヂストン タイヤ、及びタイヤ加硫用金型の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013169827A (ja) 2013-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9669666B2 (en) Runflat tire
WO2013122232A1 (ja) タイヤ及びタイヤ製造方法
JP5890196B2 (ja) タイヤ及びタイヤ製造方法
JP6085940B2 (ja) 更生タイヤ
JP6701349B2 (ja) タイヤ加硫金型、タイヤ加硫装置及びタイヤの製造方法
US10226969B2 (en) Heavy load tire with curved sidewall recess
JP6720539B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5480922B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
US9956828B2 (en) Heavy duty pneumatic tire
JP2022048323A (ja) 重荷重用タイヤ
CN109835119B (zh) 充气轮胎
JP5890197B2 (ja) タイヤ及びタイヤ製造方法
JP2018127199A (ja) 重荷重用タイヤ、及び重荷重用タイヤの製造方法
JP2021035824A (ja) 空気入りタイヤ、タイヤ用モールド、及びタイヤの製造方法
JP2019026143A (ja) 空気入りタイヤ
US20190270343A1 (en) Tire
JP6056360B2 (ja) 更生タイヤ
JP2000016032A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP5129855B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP5727128B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6383264B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006347512A (ja) 空気入りタイヤ
JP2020203658A (ja) 空気入りタイヤ
JP6454155B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5902394B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5890196

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250