JP5889811B2 - 鉄道車両 - Google Patents
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Description
そして、第1移動部材及び開閉調整部材が第2の位置から第1の位置へ移動すると、第2の位置よりも分岐路に流れ込む風量が減少する一方で、分岐部から主流路に流れる風量が増加する。しかし、分岐部に形成された開口の開度が増加しているので、主流路に流れた風は、第2の位置よりも開口から排出されやすい。このため、主流路の先に流れる風量が増加するのを抑えることができる。よって、分岐路の先にある特定の客室の給気量を減少させても、主流路の先にある他の客室の給気量が増加するのを抑止できる。
また、第1移動部材及び開閉調整部材が第1の位置から第2の位置へ移動すると、第1の位置よりも分岐路に流れ込む風量が増加する一方で、分岐部から主流路に流れる風量が減少する。しかし、第1の位置よりも開口の開度が減少しているので、開口から排出される風量が減少する。このため、主流路の先に流れ込む風量が減少することを抑止できる。よって、分岐路の先にある特定の客室の給気量を増加させても、主流路の先にある他の客室の給気量が減少するのを抑止できる。
このように、上記構成では、特定の客室の給気量を変化させても、他の客室の給気量が変化することを抑止することができる。
(鉄道車両の全体構成)
鉄道車両100は、図1に示すように、車両本体1と、車両本体1の下部に取り付けられた台車2とを備えている。車両本体1は、進行方向に長尺な直方体状に形成されている。
分岐部B周辺には、ダンパー機構40が配置されている。ダンパー機構40は、分岐路32の上流端付近で揺動する第1移動板41と、主流路31の底面に形成された開口42と、開口42の開閉度を調整可能な底板43とを有している。ダンパー機構40は、図2に示す客室11のコントローラ11cを操作することによって作動する。具体的には、コントローラ11cを操作すると、これに接続されたモータ駆動回路がモータを駆動させる。モータのエネルギーは伝達機構(ギア等)を介してダンパー機構40に伝達され、ダンパー機構40が作動する。
第1移動板(第1移動部材)41は、略矩形状の板状の部材であり、上下方向に立設して配置されている。第1移動板41は、主流路31と分岐路32との境界付近に設けられた軸50を中心に揺動し、これにより、i)第1移動板41が軸50から上流に延在しつつ主流路31に対して傾斜して配置される定位置(第2の位置)と(図3(a)参照)、ii) 第1移動板41が分岐路32に対して直交して配置される狭位置(第1の位置)と(図3(b)参照)に選択的に配置される。
開口42は、略扇状に形成され、風の流れる方向について軸50と略同じ位置に形成されている。また、天井板15において、開口42に対向する部分には、図4に示すように、開口15aが形成されている。これにより、開口42が開放した状態では、主流路31とその下方の通路14とが連通する。
底板(開閉調整部材)43は、略矩形状に形成され、平面が主流路31の底面に沿うように配置されている。また、底板43は、短辺部が第1移動板41の長手方向に延在するように配置されている。底板43は、第1移動板41の下端部に固定されており、第1移動板41の揺動に伴って軸50を中心に揺動することにより、i)開口42を閉じる定位置(第2の位置)と、ii)開口42を閉じない狭位置(第1の位置)とに選択的に配置される。このように、底板43を定位置から狭位置に移動すると開口42の開度が増加し、狭位置から定位置に移動すると開口42の開度が減少する。また、底板43の他方の短辺(第1移動板41と反対側の短辺)は、開口42の外径に沿った湾曲状となっている。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照しつつ説明する。第2実施形態において第1実施形態と異なる点は、開口242の位置及びダンパー機構240が第1交差板244を有していることである。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
ダンパー機構240は、図5に示すように、第1移動板41と、空調ダクト230の底面に形成された開口242と、開口242の開閉度を調整可能な底板43と、第1移動板41及び底板43と一体になって揺動する第1交差板(第1交差部材)244とを有している。
開口242は、略扇状に形成され、軸50及び第1交差板244より上流に形成されている。また、天井板15の開口242に対向する部分に開口が形成されている。これにより、開口242が開放した状態では、主流路231とその下方の通路14とが連通する。
底板(開閉調整部材)43は、長辺部が第1移動板41の長手方向に延在するように、また、短辺部が第1交差板244の長手方向に延在するように配置されており、第1移動板41及び第1交差板244に固定されている。
第1交差板244は、上下方向に立設した板状の部材であり、主流路231に配置されている。第1移動板41と第1交差板244とのなす角は、軸50を中心に約90度となっている。また、水平断面において、第1交差板244の延在長さは、第1移動板41の延在長さより短い。
次に、本発明の第3実施形態について、図6を参照しつつ説明する。第3実施形態において第1実施形態と異なる点は、ダンパー機構340の第1移動板41に羽根345が取り付けられていることである。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。また、図6(b)は図6(a)のVIb-VIb線に沿った断面図であり、図6(d)は図6(c)のVId-VId線に沿った断面図である。
次に、本発明の第4実施形態について、図7を参照しつつ説明する。第4実施形態において第1実施形態と異なる点は、空調ダクト430において主流路431の天井に羽根460が取り付けられていることである。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。また、図7(b)は図7(a)のVIIb-VIIb線に沿った断面図であり、図7(d)は図7(c)のVIId-VIId線に沿った断面図である。
11,12,13 客室
14 通路
30,230,430 空調ダクト
31,231,431 主流路
32,33,34 分岐路
41 第1移動板(第1移動部材)
42,242 開口
43 底板(開閉調整部材)
50 軸
100 鉄道車両
244,544 第1交差板(第1交差部材)
345,460 羽根(第2交差部材)
B,C 分岐部
Claims (4)
- 空調機から吹き出された気体が流れる主流路、及び前記空調機から吹き出された気体が流れる方向について前記空調機の下流で前記主流路から分岐し、客室に通じる分岐路を有すると共に、前記主流路における前記分岐路の上流端付近である分岐部に、前記主流路と客室外に設けられた通路とを連通させる開口が形成された空調ダクトと、
前記分岐部に配置されていると共に、前記空調機からの風量が一定であるという条件下において前記分岐路に流れ込む風量を調整する方向へ移動する第1移動部材と、
前記開口の開閉度を調整可能な開閉調整部材とを備えており、
前記第1移動部材及び前記開閉調整部材が一体になって移動し、
前記第1移動部材及び前記開閉調整部材は、第1の位置と、前記第1の位置にあるときよりも前記分岐路に流れ込む風量が多く且つ前記開口の開度が小さくなる第2の位置とを選択的に取り得ることを特徴とする鉄道車両。 - 前記第1移動部材及び前記開閉調整部材が前記第1の位置にあるときに、前記主流路において前記開口より下流で、前記主流路の延在方向に交差する方向に延在した第1交差部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
- 前記第1交差部材は、前記第1移動部材及び前記開閉調整部材と一体になって移動し、前記第2の位置にあるときよりも前記第1の位置にあるときの方が前記開口に近い位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両。
- 前記気体の流れ方向について前記開口と同じ位置又は前記開口より上流において、前記開口を含む面に対して交差する方向に延在した第2交差部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両。
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2013
- 2013-01-25 JP JP2013012506A patent/JP5889811B2/ja active Active
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