JP5888545B2 - ゴルフクラブ用シャフト及びゴルフ用シャフトの製造方法 - Google Patents
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Description
繊維目付けが10g/m2〜40g/m2のガラス繊維織布に熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維織布プリプレグと、ケミカルエッチング処理による空孔が形成されたメッシュ状金属シートを貼り付けて複合プリプレグ1を得、
次いで、バイアス層を形成する炭素繊維に熱硬化性樹脂を予め含浸した炭素繊維プリプレグと、前記複合プリプレグ1を張り合わせて複合プリプレグ2を得、
得られた複合プリプレグ2をマンドレルに巻きつける工程を有する
ゴルフクラブ用シャフトの製造方法。
本発明のゴルフクラブ用シャフト(以下、シャフトと略す。)の一実施形態例について説明する。
また、この金属シート層12はケミカルエッチングにより連続又は非連続の空孔(又は模様)が形成されたメッシュ状金属シートの層である。その製造方法には、様々な方法が知られているが、代表的な方法としては、マスキング剤を箔にコート又は転写(ドライフィルムの場合)し、現像後洗浄して流しだされ、箔の素地が見えた非露光部をエッチング剤で腐食して穿孔することで任意の形状に加工する方法が挙げられる。材料によっては露光部を洗い出す手法も知られているが、今回の発明においてエッチング方法はこだわらない。
次に、上記シャフトの製造方法の一実施形態例について説明するが、本発明は以下の説明に限定されない。例えば、上記の<ゴルフクラブ用シャフト>中に記載のゴルフクラブシャフトを製造する場合は、上記の<ゴルフクラブ用シャフト>中に記載の条件を適宣用いればよい。
細径端部の外径が4.30mmであり、細径端部から950mmの位置までの外径がテーパー度10.00/1000で漸増して細径端部から950mmの位置の外径が13.80mmとなり、細径端部から950mmの位置〜細径端端部から1500mmの位置は13.80mmの一定の外径を有するマンドレル50を用いた。
次に、プリプレグCからなる台形状の第1の補強層形成用プリプレグ41a(配向角度0°の強化繊維を含有するプリプレグ)、プリプレグDからなる第2の補強層形成用プリプレグ42a(配向角度0°の強化繊維を含有するプリプレグ)をマンドレル50の細径端部から30mmの位置に最小辺が来るようにして巻き付ける。なお、プリプレグ41aの長さは280mm、プリプレグ42aの長さは700mmで、それぞれ1プライとなるようサイズを調整している。
次いで、プリプレグEからなる台形状の第1のストレート層形成用プリプレグ31a(配向角度0°の強化繊維を含有するプリプレグ)、プリプレグEからなる台形状の第2のストレート層形成用プリプレグ32a(配向角度0°の強化繊維を含有するプリプレグ)、プリプレグEからなる台形状の第3のストレート層形成用プリプレグ33a(配向角度0°の強化繊維を含有するプリプレグ)、プリプレグFからなる台形状の第4のストレート層形成用プリプレグ34a(配向角度0°の強化繊維を含有するプリプレグ)を順に巻き付けた。
特開平10−225541号公報に記載されている方法により測定した。
すなわち、藤倉ゴム株式会社製ゴルフクラブタイミングハーモナイザーを用い、シャフトの細径端部にヘッドを模擬した質量196gのおもりを取り付け、シャフトの太径端部から180mmを固定して、シャフトの固有振動数を求めた。
特開平5−337223号公報に記載されているトルク(シャフト全体の捩れ角)の測定方法に従って測定した。
特開平10−225541号公報に記載されている方法により求めた。
実施例のゴルフクラブ用シャフトに、市販のチタン製ドライバー用ゴルフクラブヘッド(体積420cm3、質量204g、ロフト角9.5°)をアクリル樹脂接着剤で細径端に取り付けた。さらに、シャフト太径端を75mmカットし、市販のゴム製グリップを両面テープにて取り付け、実施例のゴルフクラブを作製した。
実施例のゴルフクラブを株式会社ミヤマエ製試打ロボット「ROVO IV」に装着し実打試験を実施した。Interactive Sports Game社製「TrackMan」にて飛距離計測などの測定を実施したところ、平均クラブスピードが44.3m/sで、平均飛距離(キャリー+ラン)が262.0yrd、スピン軸が0.6°(ストレート)、左右のバラツキが+0.5yrd(右サイド)を示し、飛距離と方向性に優れていた。
図3に示すように、ガラス繊維織布プリプレグと金属シートを用いないこと以外は実施例と同様にしてシャフトを得た。得られたシャフトについて、実施例と同様にして評価した。評価結果を表2に示す。
11a ガラス繊維織布プリプレグ
12 金属シート層
12a 金属シート
21 バイアス層
21a バイアス層形成用貼り合わせプリプレグ
31 第1のストレート層
31a 第1のストレート層形成用プリプレグ
32 第2のストレート層
32a 第2のストレート層形成用プリプレグ
33 第3のストレート層
33a 第3のストレート層形成用プリプレグ
34 第4のストレート層
34a 第4のストレート層形成用プリプレグ
41 第1の補強層
41a 第1の補強層形成用プリプレグ
42 第2の補強層
42a 第2の補強層形成用プリプレグ
43 外径調整層
43a 外径調整層形成用プリプレグ
50 マンドレル
51 空孔
Claims (4)
- 炭素繊維強化樹脂を積層してなるゴルフクラブ用シ ャフトであって、炭素繊維強化樹脂と共に少なくとも1層の金属シートが積層されており、前記金属シートはケミカルエッチング処理による空孔が形成されたメッシュ状金属シートであり、ゴルフシャフトの細径端部から700mm〜890mmに亘る部分に前記金属シートが積層されていることを特徴とするゴルフクラブ用シャフト。
- 積層された炭素繊維強化樹脂の繊維の方向が、シャフトの長手方向に対して、+45°と−45°に配向されたバイアス層を有しており、金属シートがこのバイアス層よりも内側に積層されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ用シャフト。
- キックポイントが44%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のゴルフクラブ用シャフト。
- 炭素繊維強化樹脂と共に金属シートが積層されたゴルフクラブ用シャフトの製造方法であって、繊維目付けが10g/m2〜40g/m2のガラス繊維織布に熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維織布プリプレグと、ケミカルエッチング処理による空孔が形成されたメッシュ状金属シートを貼り付けて複合プリプレグ1を得、
次いで、バイアス層を形成する炭素繊維に熱硬化性樹脂を予め含浸した炭素繊維プリプレグと、前期複合プリプレグ1を張り合わせて複合プリプレグ2を得、得られた複合プリプレグ2をマンドレルに巻きつける工程を有するゴルフクラブ用シャフトの製造方法。
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