JP5888260B2 - 発熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通電されることによって発熱する発熱抵抗体を備える発熱装置に関するものである。
従来より、2枚のラバーシートの間に、ワイヤー状の発熱抵抗体が複数備えられてなる発熱装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような発熱装置は、発熱抵抗体が通電されることによって発熱し、ラバーシートの一面が任意の温度に加熱されて用いられる。
特開平9−63755号公報
しかしながら、上記発熱装置は、発熱抵抗体がワイヤーで構成されており、1つなぎとされている。つまり、発熱する部分が連続して配置されており、ヒートマス(熱容量)が大きくなる。
ところで、上記発熱装置は、例えば、車室内において、ステアリングコラムの下面に配置され、乗員の足元近傍を輻射熱によって温める暖房装置として用いられる。この場合、乗員の手足が発熱装置に接触してしまうことがあり、発熱抵抗体のヒートマスが大きいと接触箇所から乗員に大きな熱量が印加されて乗員が火傷をしてしまう可能性がある。
本発明は上記点に鑑みて、発熱装置に接触したとしても接触箇所から大きな熱量が印加されることを極力抑制できる発熱装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1および2に記載の発明では、熱可塑性樹脂を含んで構成され、表面(10a)および表面と反対側の裏面(10b)を有し、厚さ方向に貫通する複数のビアホール(11)が形成された絶縁基材(10)と、複数のビアホールのそれぞれに配置され、通電されることにより発熱する発熱抵抗体(40)とを備えていることを特徴としている。そして、請求項1に記載の発明では、絶縁基材の表面側には、所定の発熱抵抗体と接続される複数の表面パターン(21)が配置され、絶縁基材の裏面側には、所定の発熱抵抗体と接続される複数の裏面パターン(31)が配置され、複数のビアホールは、それぞれ厚さ方向が長手方向とされ、複数の発熱抵抗体は、それぞれ厚さ方向が長手方向とされていると共に、表面パターンおよび裏面パターンによって直列に接続された発熱抵抗体群(42)を複数構成しており、複数の発熱抵抗体群は、絶縁基材の表面または裏面に配置された給電部(91、92)と接続されることによって並列に接続されていることを特徴としている。また、請求項2に記載の発明では、絶縁基材の表面側には、複数の発熱抵抗体と電気的に接続される1つの表面パターン(21)が配置され、絶縁基材の裏面側には、複数の発熱抵抗体とそれぞれ電気的に接続され、互いに離間している複数の裏面パターン(31)が配置され、複数のビアホールは、それぞれ厚さ方向が長手方向とされており、複数の発熱抵抗体は、それぞれ厚さ方向が長手方向とされていると共に、表面パターンおよび裏面パターンによって並列に接続されていることを特徴としている。
これによれば、複数の発熱抵抗体は少なくとも一部が並列に接続されているため、1つの発熱抵抗体のヒートマスを小さくできる。また、熱可塑性樹脂を含む絶縁基材に複数の発熱抵抗体が離間して配置されているため、絶縁基材によって平面方向の熱の移動が妨げられる。したがって、発熱装置に人の手足が接触した場合、接触箇所から大きな熱量が印加されることを極力抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における発熱装置の表面側の平面図である。 図1に示す発熱装置の裏面側の平面図である。 図1および図2中のIII−III線に沿った断面図である。 図1に示す発熱装置の製造工程を示す断面図である。 図1に示す発熱装置の適用事例を示す図である。 (a)は従来の発熱装置の接触領域から印加される熱量を示す模式図、(b)は図1に示す発熱装置の接触領域から印加される熱量を示す模式図である。 本発明の第2実施形態における発熱装置の平面図である。 図7中のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図7中のIX−IX線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1〜図3に示されるように、本実施形態の発熱装置1は、絶縁基材10、表面保護部材20、裏面保護部材30が一体化され、この一体化されたものの内部に発熱抵抗体40が配置されて構成されている。
なお、図1は、理解をし易くするために、表面保護部材20を省略して示してある。また、図2は、理解をし易くするために、裏面保護部材30を省略して示してある。そして、図1および図2は、断面図ではないが、発熱抵抗体40にハッチングを施してある。
絶縁基材10は、本実施形態では、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やポリエーテルイミド(PEI)を含んで構成される平面矩形状の熱可塑性樹脂フィルムによって構成されている。そして、この絶縁基材10には、厚さ方向に貫通する複数のビアホール11が形成されている。
なお、本実施形態では、168個のビアホール11が形成されているが、これらのビアホール11は14個毎に固まって形成されている。また、本実施形態では、ビアホール11が表面10aから裏面10bに向かって径が一定とされた円筒状とされているが、ビアホール11は表面10aから裏面10bに向かって径が小さくなるテーパ状とされていてもよいし、角筒状とされていてもよい。
そして、各ビアホール11には、発熱抵抗体40が配置されている。言い換えると、発熱抵抗体40の間に絶縁基材10が配置されており、各発熱抵抗体40は絶縁基材10によって分離されて配置されている。特に限定されるものではないが、発熱抵抗体40は、Ni−Sn等の金属粒子を含む導電性ペーストが焼結されることによって構成される。
絶縁基材10の表面10aには、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やポリエーテルイミド(PEI)を含む平面矩形状の熱可塑性樹脂フィルムからなる表面保護部材20が配置されている。この表面保護部材20は、絶縁基材10と平面形状が同じ大きさとされており、絶縁基材10と対向する一面20a側に、固まって配置された2つの発熱抵抗体40と接続される複数の表面パターン21が形成されている。そして、この表面パターン21が各発熱抵抗体40と適宜電気的に接続されている。
絶縁基材10の裏面10bには、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やポリエーテルイミド(PEI)を含む熱可塑性樹脂フィルムからなる平面矩形状の裏面保護部材30が配置されている。この裏面保護部材30は、絶縁基材10と平面形状が同じ大きさとされており、絶縁基材10と対向する一面30a側に、異なる表面パターン21と接続され、固まって配置された2つの発熱抵抗体40と接続される複数の裏面パターン31が形成されている。そして、この裏面パターン31が各発熱抵抗体40と適宜電気的に接続されている。
これにより、本実施形態では、複数の発熱抵抗体40が表面パターン21および裏面パターン31を介して直列に接続された発熱抵抗体群42が複数構成されている。本実施形態では14個の発熱抵抗体40が直列に接続された発熱抵抗体群42が12個形成されている。なお、発熱抵抗体群42の各端部を構成する発熱抵抗体40は、裏面パターン31と接続されていない。
また、裏面保護部材30には、各発熱抵抗体群42の一端部を構成する発熱抵抗体40と接続される第1給電部91と、各発熱抵抗体群42の他端部を構成する発熱抵抗体40と接続される第2給電部92とが形成されている。そして、各発熱抵抗体群42が第1、第2給電部91、92を介して並列に接続されている。
また、裏面保護部材30には、特に図示していないが、第1、第2給電部91、92と電気的に接続されると共に、裏面保護部材30のうち絶縁基材10側と反対側の一面から露出する層間接続部材が形成されている。そして、第1、第2給電部91、92は、この層間接続部材によって外部との電気的な接続が図れるようになっている。
以上が本実施形態における発熱装置1の構成である。次に、上記発熱装置1の製造方法について図4を参照しつつ説明する。なお、図4は、図1中のIII−III線に沿った断面図である。
まず、図4(a)に示されるように、絶縁基材10を用意し、複数のビアホール11をドリル等によって形成する。
次に、図4(b)に示されるように、各ビアホール11に導電性ペースト41を充填する。なお、導電性ペースト41は、Ni−Sn系の金属粒子にパラフィン等の有機溶剤を加えてペースト化したものが用いられる。
また、ビアホール11に導電性ペースト41を充填する方法(装置)としては、本出願人による特願2010−50356号に記載の装置(方法)を採用すると良い。
簡単に説明すると、吸着紙60を介して図示しない保持台上に、裏面10bが吸着紙60と対向するように絶縁基材10を配置する。なお、吸着紙60は、導電性ペースト41の有機溶剤を吸収できる材質のものであれば良く、一般的な上質紙等が用いられる。そして、導電性ペースト41を溶融させつつ、ビアホール11内に導電性ペースト41を充填する。これにより、導電性ペースト41の有機溶剤が吸着紙60に吸着され、ビアホール11に金属粒子が密接して配置される。このようにして、導電性ペースト41が充填された絶縁基材10を用意する。
また、上記各工程とは別工程において、図4(c)および図4(d)に示されるように、表面保護部材20および裏面保護部材30のうち絶縁基材10と対向する一面20a、30aに銅箔等を形成する。そして、この銅箔を適宜パターニングすることにより、表面パターン21が形成された表面保護部材20、裏面パターン31および第1、第2給電部91、92が形成された裏面保護部材30を用意する。
その後、図4(e)に示されるように、裏面保護部材30、絶縁基材10、表面保護部材20を順に積層して積層体70を構成する。具体的には、絶縁基材10の表面10a側に、各導電性ペースト41が所定の表面パターン21に接触する状態で表面保護部材20を配置する。また、絶縁基材10の裏面10b側に、各導電性ペースト41が所定の裏面パターン31または第1、第2給電部91、92と接触する状態で裏面保護部材30を配置する。
続いて、図4(f)に示されるように、この積層体70を図示しない一対のプレス板の間に配置し、積層方向の上下両面から真空状態で加熱しながら加圧して積層体70を一体化すると共に導電性ペースト41を焼結して発熱抵抗体40を構成する。これにより、上記発熱装置1が製造される。
このような発熱装置1は、例えば、図5に示されるように、車室内最前部にて車両計器板等を構成するインストルメントパネル80の外側、より詳細にはステアリングコラムの下面に沿って配置され、乗員の足元周辺の即効暖房を行うものとして用いられる。
すなわち、車両は、通常、エンジン冷却水を熱源として車室内を暖房する暖房装置を備えているが、エンジン始動時等の場合には、エンジン冷却水から車室内暖房用の熱源を充分に得ることができず、車室内を暖めることが困難である。このため、上記発熱装置1を作動させることにより、乗員の足元周辺を即効暖房することができる。
なお、図5に示されるように、絶縁基材10、表面保護部材20、裏面保護部材30は樹脂で構成されているため、ステアリングコラムの下面に沿って発熱装置1を折り曲げて配置することができる。また、特に図示しないが、上記発熱装置1は、例えば、車両の左右のドアのうち、ドア本体部の下方側(窓ガラスより下方側)に備えられていてもよい。
以上説明したように、本実施形態の発熱装置1は、複数の発熱抵抗体群42が第1、第2給電部91、92によって並列に接続されている。このため、1つの発熱抵抗体群42(発熱抵抗体40)のヒートマスを小さくでき、上記図5のように発熱装置1を用いた場合、乗員が発熱装置1に接触したとしても接触箇所から大きな熱量が印加されることを極力抑制でき、乗員が火傷してしまうことを極力抑制できる。
また、絶縁基材10に複数の発熱抵抗体40が離間して配置されている。言い換えると、各発熱抵抗体40の間に絶縁基材10が配置されている。このため、絶縁基材10によって平面方向(絶縁基材10の面方向)に熱が移動することを抑制できる。したがって、上記図5のように発熱装置1を用いた場合、接触箇所近傍に位置しない発熱抵抗体40の熱が接触箇所近傍の発熱抵抗体40に伝達されることも極力抑制でき、乗員が火傷してしまうことをさらに抑制できる。
具体的に、発熱装置1に人の指が接触した場合について検討する。図6(a)に示されるような発熱抵抗体J40が1つなぎ(例えば、ワイヤー状)とされている場合には、発熱抵抗体J40のヒートマスが大きい。また、発熱抵抗体J40が1つなぎとされているため、発熱抵抗体J40内を熱が移動し易い。このため、例えば、人の指が表面保護部材J20に接触すると、接触箇所から大きな熱量が印加されて火傷してしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、発熱抵抗体群42を並列に接続しており、各発熱抵抗体群42のヒートマスを小さくしている。また、発熱抵抗体40の間に絶縁基材10を配置しており、絶縁基材10の面方向に熱が移動することを抑制している。このため、人の指が表面保護部材J20に接触しても接触箇所から大きな熱量が印加されることを極力抑制でき、火傷してしまうことを極力抑制できる。
つまり、発熱装置1を上記図5に示すように用いた場合には、表面保護部材20のうち絶縁基材10側と反対側の一面の温度を乗員の足元近傍を温めるのに十分な温度に維持しつつ、乗員の手足が発熱装置1に接触したとしても火傷してしまうことを極力抑制できる。
また、発熱装置1は、複数のビアホール11のそれぞれに発熱抵抗体40が配置されて構成されている。このため、ビアホール11を形成する場所やビアホール11の大きさ、ビアホール11の分布密度等を適宜変更することにより、面内の温度分布を容易に調整することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、各発熱抵抗体40を並列に接続したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7〜図9に示されるように、本実施形態では、表面保護部材20は、絶縁基材10と対向する一面20a側に1つの表面パターン21が形成されている。そして、この表面パターン21が各発熱抵抗体40と電気的に接続されている。すなわち、各発熱抵抗体40は同じ表面パターン21と電気的に接続されている。
なお、図7は、理解をし易くするために、表面保護部材20を省略して示してあり、断面図ではないが、層間接続部材40にハッチングを施してある。また、表面保護部材20には、特に図示していないが、表面パターン21と電気的に接続されると共に、表面保護部材20のうち絶縁基材10側と反対側の一面から露出する層間接続部材が形成されている。そして、表面パターン21は、この層間接続部材によって外部との電気的な接続が図れるようになっている。
裏面保護部材30は、絶縁基材10と対向する一面30a側に発熱抵抗体40と同じ数の裏面パターン31が形成されている。そして、各裏面パターン31が各発熱抵抗体40と電気的に接続されている。つまり、本実施形態の発熱装置1は、表面パターン21に対して各発熱抵抗体40がそれぞれ並列に接続された構成とされている。
なお、裏面保護部材30には、特に図示していないが、各裏面パターン31と電気的に接続されると共に、裏面保護部材30のうち絶縁基材10側と反対側の一面から露出する層間接続部材が形成されている。そして、各裏面パターン31は、この層間接続部材によって外部との電気的な接続が図れるようになっている。
このように、発熱抵抗体40が表面パターン21に対してそれぞれ並列に接続された発熱装置としても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の発熱装置1は、選択的に発熱抵抗体40を発熱させることができる。このため、例えば、所望の文字や数字、記号等を認識することができるように発熱抵抗体40を発熱させることによって点字に変わるものとして利用されることが可能である。そして、このように発熱装置1を用いる場合、人の手等が発熱装置1に接触することになるが、上記のように接触箇所から大きな熱量が印加されることを極力抑制できるため、人が認識できる表面温度を保ちつつ、火傷してしまうこと極力抑制できる。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、裏面保護部材30に裏面パターン31および第1、第2給電部91、92が形成されたものを用意し、裏面保護部材30、絶縁基材10、表面保護部材20を積層して一体化するものについて説明したが、例えば、次のようにしてもよい。すなわち、絶縁基材10の裏面10bに裏面パターン31および第1、第2給電部91、92が形成されているものを用いて発熱装置1を構成してもよい。この場合は、図4(a)の工程を行う際、裏面パターン31または第1、第2給電部91、92を底面とする有底のビアホール11を形成し、図4(b)の工程を行う際、吸着紙60を用いずに導電性ペースト41を各ビアホール11に充填すればよい。同様に、上記第2実施形態において、絶縁基材10の裏面10bに裏面パターン31が形成されているものを用いて発熱装置1を構成してもよい。
また、上記第1実施形態において、裏面保護部材30、裏面パターン31および第1、第2給電部91、92、絶縁基材10、表面パターン21、表面保護部材20を順に積層して一体化してもよい。つまり、表面保護部材20と表面パターン21、裏面保護部材30と裏面パターン31および第1、第2給電部91、92とは積層体70を一体化するまで別部材とされていてもよい。同様に、上記第2実施形態において、表面保護部材20と表面パターン21、裏面保護部材30と裏面パターン31とは積層体70を一体化するまで別部材とされていてもよい。
そして、上記第1実施形態において、表面パターン21および裏面パターン31の形状を適宜変更することにより、第1、第2給電部91、92は、絶縁基材10の表面10aに配置されていてもよい。
また、上記第2実施形態において、裏面保護部材30のうち絶縁基材10と対向する一面30a側に1つの裏面パターン31のみを形成するようにし、この裏面パターン31と各発熱抵抗体40とを電気的に接続するようにしてもよい。
1 発熱装置
10 絶縁基材
11 ビアホール
20 表面保護部材
30 裏面保護部部材
40 発熱抵抗体

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂を含んで構成され、表面(10a)および前記表面と反対側の裏面(10b)を有し、厚さ方向に貫通する複数のビアホール(11)が形成された絶縁基材(10)と、
    前記複数のビアホールのそれぞれに配置され、通電されることにより発熱する発熱抵抗体(40)と、を備え、
    前記絶縁基材の表面側には、所定の前記発熱抵抗体と接続される複数の表面パターン(21)が配置され、
    前記絶縁基材の裏面側には、所定の前記発熱抵抗体と接続される複数の裏面パターン(31)が配置され、
    前記複数のビアホールは、それぞれ前記厚さ方向が長手方向とされ、
    前記複数の発熱抵抗体は、それぞれ前記厚さ方向が長手方向とされていると共に、前記表面パターンおよび裏面パターンによって直列に接続された発熱抵抗体群(42)を複数構成しており、
    前記複数の発熱抵抗体群は、前記絶縁基材の表面または裏面に配置された給電部(91、92)と接続されることによって並列に接続されていることを特徴とする発熱装置。
  2. 熱可塑性樹脂を含んで構成され、表面(10a)および前記表面と反対側の裏面(10b)を有し、厚さ方向に貫通する複数のビアホール(11)が形成された絶縁基材(10)と、
    前記複数のビアホールのそれぞれに配置され、通電されることにより発熱する発熱抵抗体(40)と、を備え、
    前記絶縁基材の表面側には、前記複数の発熱抵抗体と電気的に接続される1つの表面パターン(21)が配置され、
    前記絶縁基材の裏面側には、前記複数の発熱抵抗体とそれぞれ電気的に接続され、互いに離間している複数の裏面パターン(31)が配置され、
    前記複数のビアホールは、それぞれ前記厚さ方向が長手方向とされ、
    前記複数の発熱抵抗体は、それぞれ前記厚さ方向が長手方向とされていると共に、前記表面パターンおよび前記裏面パターンによって並列に接続されていることを特徴とする発熱装置。
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