JP2003123945A - ヒータ - Google Patents

ヒータ

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JP2003123945A
JP2003123945A JP2002230258A JP2002230258A JP2003123945A JP 2003123945 A JP2003123945 A JP 2003123945A JP 2002230258 A JP2002230258 A JP 2002230258A JP 2002230258 A JP2002230258 A JP 2002230258A JP 2003123945 A JP2003123945 A JP 2003123945A
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Japan
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heating element
gap
electrode
electrodes
branch
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JP2002230258A
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Kenji Kasai
賢二 河西
Takaaki Yamada
孝明 山田
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Fuji Name Plate Kk
Original Assignee
Fuji Name Plate Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正温度係数特性を有する発熱体を用いて、温
度分布が均一で、製造コストが安価であり、かつ、ヒー
タの設置にあたっても容易に固定することが可能なヒー
タを提供する。 【解決手段】 少なくとも、一対の電極2,3と、この
電極2,3と電気的に接続されて通電によりその温度が
所定温度まで上昇すると電気抵抗が増大する正温度係数
特性を有する発熱体4とを備え、前記発熱体の少なくと
も一部に、発熱体が形成されない間隙5が設けられてお
り、前記間隙5は、前記一対の電極2,3間内に複数箇
所に部分的に形成された発熱体4の隣り合う発熱間4に
形成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電により発熱体
の温度が所定温度まで上昇すると電気抵抗が増大する正
温度係数特性を有する面状発熱体を利用したヒータに関
し、特に、床暖房などの暖房用、温水などの保温用、触
媒などの加熱用、乾燥用、自動車のデフロスター用など
に好適なヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、正温度係数特性を有する面状発熱
体が各種のヒータとして使用されている。
【0003】正温度係数(「Positive Temperature Coe
fficient」、以下、単に「PTC」という。)特性と
は、発熱体の温度が所定温度まで上昇すると、発熱体の
電気抵抗が急増する特性である。このPTC特性を有す
る発熱体は、通電による発熱で設計時に定められた所定
温度まで温度が上昇するが、PTC特性により電気抵抗
が急増し、流れる電流が少なくなることで発熱温度が所
定温度で維持される(この状態を「定常状態」とい
う。)、いわゆる自己温度制御機能を有する。
【0004】図9及び図10は、PTC発熱体を用いた
従来のヒータの一例を示す図である。図9に示すよう
に、ヒータは、厚さ200μmで全体が略長方形状の基
板101と、銀インキで形成された電極102、電極1
03と、PTC特性を有する発熱体104とを有してい
る。
【0005】電極102,電極103は、図9に示すよ
うに、基板101上に櫛歯状に形成され、基板101の
短手方向の中央線に対して対称に配置され、その櫛歯部
分が交互に配置されるように形成されている。また、発
熱体104は、エチレン/酢酸ビニル共重合体系ポリマ
ーと黒鉛とから構成され、電極102と電極103との
間に隙間なく一面に形成されている。
【0006】この状態で、電極102及び電極103に
通電すると、発熱体104は所定温度まで上昇し、その
PTC特性により所定温度を維持する。しかして、図1
0に示すように、発熱体104上の任意の点aと、点a
から所定の距離M離れた箇所にある点bのそれぞれにつ
いて、定常状態での温度を計測すると、a点では37
℃、b点では34℃であり、このときの定常電流値は
0.7Aであった。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】図10に示すよう
な従来のヒータは、定常状態で、点aと点bとの間に3
℃もの温度差が生じ、発熱体104上の温度分布が不均
一となる傾向がみられる。特に、発熱体104は、印刷
法により形成されるため、発熱体104の面積が大きく
なると、発熱体104を構成する材料の分布が不均一と
なる場合が多く、この発熱体材料の不均一な分布などに
起因するものと考えられる。
【0008】また、発熱体104が形成されている面積
が大きいため、定常電流が大きくなり、消費電力も大き
くなる傾向にある。更に、PTC発熱体は、発熱体用の
原料インキが高価であるため、これをヒータの全面にわ
たって形成すると、ヒータ全体のコストが高くなるとい
う問題もあった。
【0009】また、床暖房のような暖房用、自動車のデ
フロスター用などのヒータにおいては、ヒータを螺子止
め、釘打ちするなどして固定する必要があるが、このよ
うな固定は漏電を防止すべく、電極102,電極103
及び発熱体104が形成されない基板101の部分に行
うことが必要とされ、仮に、ヒータの設置時において、
電極102、電極103及び発熱体104に誤って釘打
ちしてしまうと、ヒータの抵抗値が変動し、床暖房に必
要な熱量を安定して得ることができず、また、漏電防止
のため、ヒータ自体をも取り替えが必要となる。
【0010】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたものであって、正温度係数特性を有する発熱
体を用いて、温度分布が均一で、製造コストが安価であ
り、かつ、ヒータの設置にあたっても容易に固定するこ
とが可能なヒータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるヒータは、
少なくとも、一対の電極と、この電極と電気的に接続さ
れて通電によりその温度が所定温度まで上昇すると電気
抵抗が増大する正温度係数特性を有する発熱体とを備
え、前記発熱体の少なくとも一部に、発熱体が形成され
ない間隙が設けられているものである。
【0012】また、本発明によるヒータの前記間隙は、
前記一対の電極間内に複数箇所に部分的に形成された発
熱体の隣り合う発熱体間に形成されてなる。
【0013】また、本発明によるヒータの前記間隙は、
前記電極間に沿って所定又は任意の間隔で2以上形成さ
れてなる。
【0014】また、本発明によるヒータの前記一対の電
極は、それぞれ基部と、該基部から張り出された枝部と
からなり、一方に配された電極の基部と対向する他方の
側に他方の電極の基部が配され、前記一方の電極の基部
から他方の電極側に向かって形成された枝部が所定の間
隔で平行に配され、他方の電極の基部から前記一方の電
極側に向かって形成された枝部が所定の間隔で平行、か
つ前記一方の電極の枝部の各々の間に配されてなる。
【0015】また、本発明によるヒータの前記一対の電
極は、対向し合う基部と、該基部から張り出された枝部
とからなり、前記枝部は、それぞれ一方の電極の基部か
ら他方の電極側に向かって平行に張り出され、かつ、そ
れぞれの枝部が対向する電極の枝部の各々の間に配され
てなり、前記一方の電極の枝部と前記他方の電極の枝部
の間には一部に間隙を有する発熱体と発熱体が形成され
ない間隙が交互に配されており、前記発熱体が形成され
ない間隙の対向する枝部間の幅(d)は、前記発熱体の
一部に設けられた間隙の幅(e)と等しく、前記発熱体
が形成されない間隙の繰り返し間隔(f)は、前記発熱
体の一部に設けられた間隙の繰り返し間隔(g)に等し
い。
【0016】前記一対の電極は、対向し合う外周縁部
と、前記外周縁部から対向する他方の側へ張り出された
枝状部と、前記枝状部と直角に伸張し、かつ、他方の電
極の櫛歯部と交互に配置されるように設けられた櫛歯部
とを有し、前記櫛歯部間には、前記発熱体が形成される
部位と所定の間隔で発熱体が形成されない間隙が形成さ
れる部位とがあり、前記一方の電極の枝状部と前記他方
の電極の枝状部の間には、前記一対の電極の外周縁部間
を直交するように配されて発熱体及び櫛歯部が形成され
ない間隙が所定の間隔で配設され、前記発熱体が形成さ
れない間隙の幅(i)は、前記一対の電極の外周縁部間
を直行するように配された間隙の幅(h)と等しく、前
記櫛歯部間に発熱体が形成されない間隙の繰り返し間隔
(j)は、前記一対の電極の外周縁部間を直行するよう
に配された間隙の繰り返し間隔(k)と等しい。
【0017】本発明による前記間隙は、略中央部に接着
部が設けられてなる。
【0018】本発明による前記発熱体は、ポリマーマト
リックスと導電物質とからなり、前記導電物質が、前記
発熱体全体の重量の10乃至70%である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるヒータの第1
の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本発明によるヒータの第1の実施の形態を示す平面
図である。
【0020】図1に示すように、ヒータは、ポリエチレ
ンテレフタレート(以下、「PET」という。)などか
ら形成される基板1と、この基板1上に例えば銀などの
導電性物質により形成され、外部電源と電気的に接続さ
れた一対の電極2,電極3と、この電極2,電極3と電
気的に接続され、電極2,電極3間に所定の間隔又は任
意の間隔で部分的に複数形成された発熱体4と、隣り合
う発熱体4の間に形成された間隙5が形成されている。
本実施の形態によれば、前記間隔5は、所定の間隔の幅
Xaで形成されているが、任意の間隔で形成されてもよ
い。この場合には、図1に示す間隔5の幅XaとXbは
異なってもよい。従って、この間隙5は、電極2、電極
3と電気的に接続されていればいかなる形状で構成して
もよい。また、発熱体4としては、例えば、エチレン/
酢酸ビニル共重合体系ポリマーと黒鉛を含有するPTC
特性を有するもので構成してもよい。
【0021】このように構成された第1の実施の形態に
よるヒータは、電極2,電極3に外部電源から所定の電
流を流すと、電極2,電極3間に形成された発熱体4が
発熱し、その正温度計数特性により、所定温度まで上昇
したところで、急激に電気抵抗が増加し、発熱体4の温
度が所定の温度で維持される。
【0022】また、ヒータ全体の発熱量は、発熱体4の
面積によって決まるため、電極2,電極3間の距離、す
なわち電極間距離Lが一定で発熱体4と電気的に接続さ
れていれば、間隙5を所定の幅Xa(=Xb)若しく
は、任意の幅で設けて発熱体4を形成してもよく、ま
た、発熱体4の形状が図1では略矩形形状で構成されて
いるが、例えば、台形状で構成したような場合であって
も、発熱体4の単位面積あたりの発熱量は、図9及び図
10に示すような従来の間隙5を設けない構成とした場
合の発熱体4の単位面積あたりの発熱量と同様である。
【0023】この定常状態のときに、図1に示した発熱
体4上の任意の点aと、点aから所定の距離M離れた箇
所にある点bの温度を計測すると、第1の実施の形態と
して示した例では、点aでは36℃、点bでは37℃で
ありそのときの定常電流は、約0.7Aであった。
【0024】このように、図1に示した第1の実施の形
態によれば、一対の電極2,電極3間に、発熱体4を複
数箇所に部分的に設け、隣り合う発熱体4、4間に間隙
5を形成することによって、ヒータの温度分布を略均一
とすることができる。特に、間隙5を形成したことによ
り、個々の発熱体4の面積は小さくなることから、発熱
体4が印刷法により形成される場合であっても、図1に
示すような任意の点aと、点aから所定の距離M離れた
箇所にある点bとに位置する発熱体4を構成する材料を
均一分布させることができ、ヒータ全体の温度分布も均
一化することができる。
【0025】また、間隙5は、どのような形状とするこ
ともできるため、ヒータ敷設部分に、突起等の障害物が
存在する場合においても障害物に合わせて間隙5を設
け、障害物を避けてヒータを敷設することもできる。ま
た、定常電流も従来技術に示したヒータよりも少なくな
ることから、ヒータの消費電力を低く抑えることができ
る。
【0026】また、電極2,電極3の電極間に部分的に
形成された発熱体4の間に間隙5を形成したことから、
高価なPTC系発熱体を形成する部分の面積が少なくな
り、製品としてのコストを低く抑えることができる。
【0027】次に、本発明によるヒータの第2の実施の
形態について図2及び図3を参照して説明する。図2
は、本発明の第2の実施の形態によるヒータの平面図、
図3は、本発明の第2の実施の形態によるヒータのA−
A断面図である。
【0028】図2及び図3に示すように、ヒータ10
は、PETなどから形成される基板11(図2では図示
省略)と、この基板上に形成された一対の電極13,電
極14と、電極13,電極14と電気的に接続され、電
極13,電極14の電極間に部分的に複数形成されたP
TC特性を有する発熱体15と、隣り合う発熱体15,
発熱体15間に形成された間隙16と、PETなどで形
成されて発熱体15の上面を覆う上面基板12と、上記
基板11と基板12等を接着するための接着部17を有
している。
【0029】電極13,電極14は、図2に示すよう
に、それぞれが櫛歯状に形成されており、基板12の短
手方向の一方の端部側に電極13の基部13aが配さ
れ、該電極13の基部13aと対向する他方の端部側に
電極14の基部14aが配されている。そして、電極1
3の基部13aから他方の電極側、すなわち電極14の
基部14a側に向かって形成される電極の枝部13b1
〜13bnが所定の間隔で平行に配されてなり、また、
電極14の基部14aから他方の電極側、すなわち電極
13の基部13a側に向かって形成される電極の枝部1
4b1〜14bnが所定の間隔で平行、かつ前記電極の
枝部13b1〜13bnの各々の間に配されてなる。従
って、電極13の基部13a、枝部13b1〜13b
n、電極14の基部14a、電極の枝部14b1〜14
bnとによりそれぞれ櫛歯状を形成している。
【0030】また、発熱体15は、電極13、電極14
の電極間、すなわち、図2に示すように、電極の枝部1
3b(1〜n)と電極の枝部13b(1〜n)に隣り合
う電極の枝部14b(1〜n)との櫛歯部間に形成され
ており、図2に示す電極13、電極14の電極間の短手
方向の幅内に所定又は任意の間隔で形成されている。ま
た、この発熱体15は、図3に示すように、電極13,
電極14の上面部を覆うようにして断面略T字状に形成
されている。また、接着部17は、図2及び図3から明
らかなように、間隙16の略中央部に設けられている。
接着部17は、間隙16の略中央部に設けるようにした
ので、接着部17に用いられる接着剤が発熱体15、電
極13、電極14への影響がないような構成となってい
る。
【0031】本発明による第2の実施の形態によれば、
図示しない外部電源から電極13,電極14に電流を流
すことにより発熱体15に通電され、発熱体15が発熱
する。発熱体15は、PTC特性を有するため、所定温
度まで上昇すると、その電気抵抗が増大し、当該所定温
度で発熱温度を維持するようになる。
【0032】また、ヒータ全体の発熱量は、発熱体4の
面積によって決まるため、電極12,電極13の電極間
距離が一定で発熱体15と電気的に接続されていれば、
間隙16を設けて発熱体15をどのような形状と構成し
ても、発熱体15の単位面積あたりの発熱量は、間隙1
6を設けない構成とした場合の発熱体の単位面積あたり
の発熱量と同様である。
【0033】このように、本実施の形態によれば、電極
13,電極14の電極間に発熱体15を部分的に形成
し、この発熱体15,発熱体15の間に間隙16を形
成、配置したことから、第1の実施の形態同様、ヒータ
全体としての温度分布を略均一とすることができる。特
に、発熱体15,発熱体15の間に間隙16を形成した
ことから、面積が広いヒータであっても、図3に示すよ
うに、個々の発熱体15,発熱体15の温度分布が均一
化される。また、間隙16は、どのような形状とするこ
ともできるため、ヒータ敷設部分に、突起等の障害物が
存在する場合においても障害物に合わせて間隙16を設
け、それに合わせて基板11と上面基板12を切断する
ことによって障害物を避けてヒータを敷設することもで
きる。
【0034】また、定常電流も従来技術に示したヒータ
よりも少なくなることから、消費電力を低く抑えること
ができる。さらに、電極13,電極14間に部分的に発
熱体15を形成したことから、高価なPTC系発熱体を
形成する部分の面積が少なくなるため、製品としてのコ
ストを低く抑えることができる。
【0035】次に、本発明によるヒータの第3の実施の
形態について図4を参照して説明する。図4は、本発明
によるヒータの第3の実施の形態を示す平面図である。
第3の実施の形態に係るヒータについては、第2の実施
の形態(図2及び図3参照)に係るヒータの枝部間に形
成された間隙を有する発熱体と隣り合う枝部間に発熱体
が全く形成されない間隙が形成された点が異なり、他の
構成については同一であることから、第2の実施の形態
に係るヒータと同一の構成又は機能を有する部分につい
ては説明を省略する。
【0036】図4に示すように、基板11の全体が縦長
の矩形状に形成されている。電極13,電極14は、そ
れぞれが櫛歯状に形成されており、基板11の短手方向
の一方の端部側に電極13の基部13aが配され、該電
極13の基部13aと対向する他方の端部側に電極14
の基部14aが配されている。そして、電極13の基部
13aから他方の電極側、すなわち電極14の基部14
a側に向かって形成される電極の枝部13b1〜13b
nが平行に配されてなり、また、電極14の基部14a
から他方の電極側、すなわち電極13の基部13a側に
向かって形成される電極の枝部14b1〜14bnが平
行、かつ前記電極の枝部13b1〜13bnの各々の間
に配されてなる。従って、電極13の基部13a、枝部
13b1〜13bn、電極14の基部14a、電極の枝
部14b1〜14bnとによりそれぞれ櫛歯状を形成し
ている。
【0037】また、発熱体15は、電極13、電極14
の電極間、すなわち、図4に示すように、電極の枝部1
3b(1〜n)及び電極の枝部13b(1〜n)に対応
する電極の枝部14b(1〜n)との櫛歯部間にX方向
に所定の間隔で形成され、隣り合う発熱体15との間に
間隙16を形成している。例えば、電極の枝部13b1
と電極の枝部13b1に対応する電極の枝部14b1と
の櫛歯部間には、X方向、すなわち短手方向に所定の間
隔で発熱体15が形成され、隣り合う発熱体15との間
に間隙16を形成している。また、発熱体15が形成さ
れた櫛歯部間に隣り合う櫛歯部間には、発熱体が全く形
成されない間隙18が設けられている。間隙18は、対
向する前記一対の電極13、電極14の間を横切るよう
に配されている。例えば、電極の枝部13b2と電極の
枝部14b1との櫛歯部間には発熱体が全く形成されな
い間隙18が設けられている。従って、前記櫛歯部間
は、間隙16を有する発熱体15と、発熱体15が全く
形成されない間隙18が交互に繰り返されて形成されて
いる。
【0038】また、発熱体15が全く形成されない間隙
18の短手方向(Y方向)の幅dは、前記発熱体15の
一部に設けられた間隙16の短手方向(X方向)の幅e
と等しく、前記発熱体15が全く形成されない間隙18
の繰り返し間隔f(ピッチ)は、前記発熱体の一部に設
けられた間隙16の繰り返し間隔g(ピッチ)に等し
い。従って、間隙16、間隙18が縦横に同間隔で張り
巡らされている。前記繰り返し間隔fのピッチは、幅d
−dの中心間距離であり、また、幅gのピッチは、e−
eの中心間距離である。
【0039】また、第2の実施の形態の如く接着部(図
示しない)が、間隙16、間隙18の略中央部に設けら
れている。接着部17は、間隙16、間隙18の略中央
部に設けるようにしたので、接着部に用いられる接着剤
が発熱体15、電極13、電極14への影響がないよう
な構成となっている。
【0040】本実施の形態に係るヒータによれば、ヒー
タの設置個所の形状に合わせ、ヒータを複数枚、縦横訪
わず設置するような場合においても、間隙18の短手方
向の幅dは、間隙16の短手方向の幅eと等しく、間隙
18の繰り返し間隔fは、間隙16の繰り返し間隔gに
等しい。従って、ヒータの固定のための螺子止め、釘打
ちが可能である間隙16、間隙18を用いて固定する場
合、図4に示すX方向、Y方向の方向性を考慮しなくて
も基板11を容易に間隙16、間隙18を整えることが
可能であるから、固定も容易である。
【0041】また、ヒータを間隙16、間隙18の繰り
返し間隔f、g(ピッチ)づつ移動させるのであれば、
ヒータの固定箇所が縦横に整列されて容易に固定可能で
ある。
【0042】本実施の形態によれば、間隙16はX方向
に3箇所、間隙18はY方向に8カ所設けられている
が、間隙16の短手方向の幅e(X方向の幅)と間隙1
8の短手方向の幅d(Y方向の幅)が等しく、かつ、間
隙16の繰り返し間隔g(ピッチ)が、間隙18の繰り
返し間隔f(ピッチ)に等しければ、本実施の形態の構
成に限られるものではない。
【0043】本発明による第3の実施の形態によれば、
図示しない外部電源から電極13,電極14に電流を流
すことにより発熱体15が発熱する。発熱体15は、P
TC特性を有するため、所定温度まで上昇すると、その
電気抵抗が増大し、当該所定温度で発熱温度を維持する
ようになる。
【0044】また、ヒータ全体の発熱量は、発熱体15
の面積によって決まるため、電極12,電極13の電極
間距離が一定で発熱体15と電気的に接続されていれ
ば、発熱体15の単位面積あたりの発熱量は、間隙16
を設けない構成とした場合の発熱体の単位面積あたりの
発熱量と同様である。
【0045】また、間隙16、間隙18が縦横に同間隔
で張り巡らされているため、釘打ちや、螺子止めによ
り、ヒータを設置する場合においても、容易に固定が可
能であり、複数枚のヒータを縦横自由に組み合わせて設
置した場合においても、螺子止め等が可能な間隙16、
間隙18及びヒータの外周端に位置する基板11が、縦
横同軸に整列されるので容易に固定可能であり、固定箇
所を誤る可能性が低減される。
【0046】このように、本実施の形態によれば、電極
13,電極14の電極間に発熱体15を部分的に形成
し、間隙16、間隙18を形成、配置したことから、第
1の実施の形態同様、ヒータ全体としての温度分布を略
均一とすることができる。特に、発熱体15,発熱体1
5の間に間隙16を形成した面積の広いヒータであって
も、図3に示すように、個々の発熱体15,発熱体15
の温度分布が均一化される。
【0047】また、間隙16、間隙18が縦横に同間隔
で整列されることから、多数の釘打ち、螺子止めを行う
場合においても、誤って、電極13、電極1及び発熱体
15を釘打ち、螺子止め等してしまうことが防止され、
漏電及び漏電に伴うヒータの張り替えによるコストの上
昇が防止される。
【0048】また、定常電流も従来技術に示したヒータ
よりも少なくなることから、消費電力を低く抑えること
ができる。さらに、電極13,電極14間に部分的に発
熱体15を形成したことから、高価なPTC系発熱体を
形成する部分の面積が少なくなるため、製品としてのコ
ストを低く抑えることができる。
【0049】本発明によるヒータの第4の実施の形態
は、第3の実施の形態を応用した変形例であり、この第
4の実施の形態について、図面を参照して説明する。図
5は、本発明によるヒータの第4の実施の形態を示す平
面図、図6は、図5に示す本発明によるヒータの第4の
実施の形態の部分拡大図、図7は、本発明によるヒータ
の第4の実施の形態を示すB−B断面図である。
【0050】図7に示すように、ヒータは、ポリエチレ
ンテレフタレート(以下、「PET」という。)などか
らなる基板21と、この基板21上に銀等により所定の
パターンで形成された一対の電極23,電極24、基板
21上に形成された発熱体25と、この発熱体25を覆
うように、PET等で形成された上面基板22とを有し
ている。尚、第4の実施の形態のヒータの特性等は、第
1乃至第3の実施の形態のヒータと同様であるので共通
部分の詳細な説明は避けることとする。
【0051】図5及び図6に示すように、電極23は、
一端が外部電源(図示しない)のプラス(又はマイナ
ス)の一方端に電気的に接続された外周縁部23aと、
この外周縁部23aから基板21の短手方向、すなわち
図5に示すX方向に向かって延び出した複数の枝状部2
3b(1〜n)と、この枝状部23b(1〜n)から枝
状部23b(1〜n)に対して直角、すなわち図5に示
すY方向に伸び出した複数の櫛歯部23cとを有してい
る。
【0052】また、他方の電極24は、一端が外部電源
(図示しない)のマイナス(又はプラス)の一方端に電
気的に接続された外周縁部24aと、この外周縁部24
aから基板21の短手方向、すなわち図5に示すX方向
に向かって延び出した複数の枝状部24b(1〜n)
と、この枝状部24b(1〜n)から枝状部24b(1
〜n)に対して直角、すなわち図5に示すY方向に伸び
出した複数の櫛歯部24cとからなり、前記複数の櫛歯
部24cが電極23の櫛歯部23cと交互に配設されて
いる。
【0053】図5及び図6に示すように、一方の電極2
3の枝状部23b(1〜n)から伸び出した櫛歯部23
cと枝状部23b(1〜n)に対応する他方の電極24
の枝状部24b(1〜n)から伸び出した櫛歯部24c
との間には、発熱体25が形成されている。また、同様
にして櫛歯部23cと、他方の電極24の櫛歯部24c
との間には、発熱体25が全く形成されない間隙26が
X方向に対して所定の間隔毎に設けられている。例え
ば、一方の電極23の枝状部23b1から伸び出した櫛
歯部23cと枝状部23b1に対応する他方の電極24
の枝状部24b1から伸び出した櫛歯部24cとの間に
は、発熱体25が形成され、同様にして前記櫛歯部23
cと、前記櫛歯部24cとの間には、発熱体25が全く
形成されない間隙26がX方向に対して所定の間隔毎に
設けられている。また、電極23の枝状部23b(1〜
n)及び電極24の枝状部24b(1〜n)は、発熱体
25との間に間隙27を介して配されている。
【0054】また、発熱体25が形成されている枝状部
23b(1〜n)とこれに対応する枝状部24b(1〜
n)の間に隣り合う枝状部間には、発熱体が全く形成さ
れない間隙28が設けられている。間隙28は、対向す
る前記一対の電極23の外周縁部23aと電極24の外
周縁部24aの間を横切るように配されている。例え
ば、電極23の枝部23b1と電極24の枝部24b2
との枝状部間には発熱体が全く形成されない間隙28が
設けられている。
【0055】従って、前記枝状部間は、発熱体25、間
隙26、櫛歯部23c及び櫛歯部24cからなる部分
と、発熱体が全く形成されない間隙28がX方向に交互
に繰り返されて形成されている。
【0056】また、電極23の外周縁部23aと電極2
4の外周縁部24aの間を横切るように配された間隙2
8の幅h(Y方向の幅)は、電極23の櫛歯部23cと
他方の電極24の櫛歯部24cとの間に配された間隙2
6の幅i(X方向の幅)と等しく、間隙26の繰り返し
間隔j(ピッチ)は、間隙25の繰り返し間隔k(ピッ
チ)に等しい。従って、間隙26、間隙28が縦横に同
間隔で整列して配設されている。尚、繰り返し間隔j
は、間隙26、間隙28の中心間距離である。
【0057】例えば、間隙26の幅iが20mmであれ
ば、間隙28の幅kも20mmであり、間隙26のX方
向に対する中心を基準としたピッチjを151.5mm
とすれば、間隙28のY方向に対する中心を基準とした
ピッチkは151.5mmとなる。また、間隙26の幅
iが40mmであれば、間隙28の幅kも40mmであ
り、間隙26のX方向に対する中心を基準としたピッチ
jを303mmとすれば、間隙28のY方向に対する中
心を基準としたピッチkは303mmとなる。要する
に、ピッチj及びピッチkを等しくなるように適宜設定
すれば足りる。
【0058】また、第2の実施の形態の如く接着部(図
6に図示する)が、間隙26、間隙28の略中央部に設
けられている。接着部29は、間隙16、間隙18の略
中央部に設けるようにしたので、接着部に用いられる接
着剤が発熱体25への影響がない構成となっている。
【0059】本実施の形態によれば、間隙26はX方向
に5箇所、間隙28はY方向に11カ所設けられている
が、間隙26の幅i(X方向の幅)と間隙28の幅h
(Y方向の幅)が等しく、かつ、間隙26の繰り返し間
隔j(ピッチ)が、間隙28の繰り返し間隔k(ピッ
チ)に等しければ、本実施の形態の構成に限られるもの
ではない。
【0060】図8は、本発明によるヒータの第4の実施
形態の使用状態を示した平面図であり、ヒータを3枚敷
設した状態を示している(電極の櫛歯部23c、電極の
櫛歯部24cは省略)。ヒータの設置箇所の形状に合わ
せ、ヒータを複数枚、縦横問わず設置するような場合に
おいても、本実施の形態に係るヒータであれば、間隙2
6の幅i(X方向の幅)と間隙28の幅h(Y方向の
幅)が等しく、かつ、間隙26の繰り返し間隔j(ピッ
チ)が、間隙28の繰り返し間隔k(ピッチ)に等しい
ため、ヒータの固定のための螺子止め、釘打ちが可能で
ある間隙26、間隙28及びヒータ外周端に位置する基
板21が、縦横に張り巡らされ、容易に固定が可能とな
る。また、ヒータを間隙26、間隙28の繰り返し間隔
j、k(ピッチ)づつ移動させるのであれば、ヒータの
固定箇所が縦横に張り巡らされ、容易に固定可能であ
る。
【0061】本発明による第4の実施の形態によれば、
図示しない外部電源から電極23,電極24に電流を流
すことにより発熱体25に通電され、発熱体25が発熱
する。発熱体22は、PTC特性を有するため、所定温
度まで上昇すると、その電気抵抗が増大し、当該所定温
度で発熱温度を維持するようになる。
【0062】電極23の櫛歯部23c,電極24の櫛歯
部24cの電極間に発熱体を全く形成しない間隙28を
形成、配置したことから、第1及び第2の実施形態同
様、面積が広いヒータであっても、個々の発熱体15,
発熱体15の温度分布が均一化される。
【0063】また、間隙26、間隙28が縦横に同間隔
で張り巡らされているため、釘打ちや、螺子止めによ
り、ヒータを設置する場合においても、容易に固定が可
能であり、複数枚のヒータを縦横自由に組み合わせて設
置した場合においても、螺子止め等が可能な間隙26、
間隙28及びヒータの外周端に位置する基板21が、縦
横同軸に張り巡らされ、容易に固定可能であり、固定箇
所を誤る可能性が低減される。
【0064】このように、本実施の形態によれば、電極
13,電極14の電極間に発熱体25を部分的に形成
し、間隙26、間隙28を形成、配置したことから、第
1の実施の形態乃至第3の実施の形態同様、ヒータ全体
としての温度分布を略均一とすることができる。特に、
発熱体15,発熱体15の間に間隙16を形成したこと
から、面積が広いヒータであっても、図3に示すよう
に、個々の発熱体15,発熱体15の温度分布が均一化
される。
【0065】また、間隙26、間隙28が縦横に同間隔
で張り巡らされていることから、多数の釘打ち、螺子止
めを行う場合においても、誤って、電極23、電極24
及び発熱体25を釘打ち、螺子止め等してしまうことが
防止され、漏電及び漏電に伴うヒータの張り替えによる
コストの上昇が防止される。
【0066】また、定常電流も従来技術に示したヒータ
よりも少なくなることから、消費電力を低く抑えること
ができる。さらに、電極23,電極24間に部分的に発
熱体25を形成したことから、高価なPTC系発熱体を
形成する部分の面積が少なくなるため、製品としてのコ
ストを低く抑えることができる。
【0067】本発明は上記第1乃至第4の実施の形態に
限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例
えば、前述したように、一対の電極間にPTC特性を有
する発熱体を形成し、当該発熱体の少なくとも一部に発
熱体を設けない間隙を形成してもよいし、また、この間
隙を断続的に複数形成するようにしてもよい。また、発
熱体として、PTC特性を有する発熱体に加えて、PT
C発熱体以外の発熱体(例えば、カーボン系の発熱体な
ど)を併用して、本発明のヒータを構成することによっ
て、PTC発熱体が所定の温度に達する以前の必要な熱
量をカーボン系の発熱体により迅速に補うこともでき
る。また、配線パターン、発熱体のパターンは、任意の
形状でよく、目的に応じて種々のパターン形状としても
よい。
【0068】本発明によるPTC特性を有する発熱体
は、例えば、所定のポリマーマトリックスと導電性物質
を所定の割合で混合して形成し、PTC発熱体の電気抵
抗が急増する所定の温度を調節することが可能である。
発熱体の温度が所定温度まで上昇すると、発熱体の電気
抵抗が急増する特性であるこの場合、ポリマーマトリッ
クスとしては、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体
系ポリマー、ポリエチレングリコール系、ポリフッ化ビ
ニリデン系、エチレン/酢酸ビニル共重合体系、酸変性
ポリプロピレン系などでもよい。また、導電性物質とし
ては、黒鉛だけでなく、カーボンブラック、カーボン繊
維などの炭素系化合物、アルミニュウムなどの金属系化
合物などを使用してもよい。また、ポリマーマトリック
スに含まれる導電性物質の混合割合は、任意であるが、
特に10〜70重量%の範囲がPTC特性を発揮する上
で好ましい。
【0069】基板及びコート層としては、例えば、PE
Tなどの樹脂シートだけでなく、セラミック製薄板など
を使用してもよい。
【0070】また、発熱体の製造方法としては、例え
ば、ポリマーマトリックス成分と導電性物質を溶融混合
し、押出機等で成型して形成してもよし、スクリーン印
刷法を用いてもよい。
【0071】スクリーン印刷法を用いて形成する場合に
は、まず、発熱体を形成すべき位置に開口部を形成した
スクリーンを作成する。そして、このスクリーンを基板
上に配置し、その上面からポリマーマトリックス成分と
導電性物質を混合したPTC系の材料を、任意の押込部
材でスクリーンの開口部に押し込み印刷する。その後、
このスクリーンを基板上から取り去ることにより、スク
リーンの開口部に対応した基板上の位置に、発熱体が印
刷形成される。このように、スクリーン印刷法を用いる
ことにより、薄い発熱体を形成することができるし、発
熱体の形状の自由度が向上し、例えば楕円形などの形状
でも簡単に形成することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、正温度係数特性を有す
る発熱体を用いて、温度分布が均一で、製造コストが安
価であり、かつ、ヒータの設置にあたって容易に固定が
可能なヒータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるヒータの平面
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるヒータの平面
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるヒータのA−
A断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態によるヒータの平面
図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態によるヒータの平面
図である。
【図6】図5に示す本発明によるヒータの第4の実施の
形態の部分拡大図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態によるヒータのB−
B断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態によるヒータの使用状態
を示した平面図であり、ヒータを3枚敷設した状態を示
している(電極の櫛歯部23c、電極の櫛歯部24cは
省略)。
【図9】従来のヒータの平面図である。
【図10】従来のヒータの一部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 電極 3 電極 4 発熱体 5 間隙 11 基板 13 電極 13a 電極の基部 13b 電極の枝部 14 電極 14a 電極の基部 14b 電極の枝部 15 発熱体 16 間隙 17 接着部 18 間隙 21 基板 22 上面基板 23 電極 23a 電極の外周縁部 23b 電極の枝状部 23c 電極の櫛歯部 24 電極 24a 電極の外周縁部 24b 電極の枝状部 24c 電極の櫛歯部 25 発熱体 26 間隙 27 間隙 28 間隙 29 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K092 PP05 PP20 QA05 QB02 QB17 QB20 QB21 QB31 QB43 QB49 QC02 QC20 QC25 QC31 QC38 QC42 QC49 QC58 RF02 RF13 RF17 RF22 TT16 UA19 VV22 VV40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、一対の電極と、この電極と
    電気的に接続されて通電によりその温度が所定温度まで
    上昇すると電気抵抗が増大する正温度係数特性を有する
    発熱体とを備え、 前記発熱体の少なくとも一部に、発熱体が形成されない
    間隙が設けられていることを特徴とするヒータ。
  2. 【請求項2】 前記間隙は、前記一対の電極間内に複数
    箇所に部分的に形成された発熱体の隣り合う発熱体間に
    形成されてなることを特徴とする請求項1記載のヒー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記間隙は、前記電極間に沿って所定又
    は任意の間隔で2以上形成されてなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のヒータ。
  4. 【請求項4】 前記一対の電極は、それぞれ基部と、該
    基部から張り出された枝部とからなり、一方に配された
    電極の基部と対向する他方の側に他方の電極の基部が配
    され、前記一方の電極の基部から他方の電極側に向かっ
    て形成された枝部が所定の間隔で平行に配され、他方の
    電極の基部から前記一方の電極側に向かって形成された
    枝部が所定の間隔で平行、かつ前記一方の電極の枝部の
    各々の間に配されてなることを特徴とする請求項1記載
    のヒータ。
  5. 【請求項5】 前記一対の電極は、対向し合う基部と、
    該基部から張り出された枝部とからなり、 前記枝部は、それぞれ一方の電極の基部から他方の電極
    側に向かって平行に張り出され、かつ、それぞれの枝部
    が対向する電極の枝部の各々の間に配されてなり、 前記一方の電極の枝部と前記他方の電極の枝部の間には
    一部に間隙を有する発熱体と発熱体が形成されない間隙
    が交互に配されており、 前記発熱体が形成されない間隙の対向する枝部間の幅
    (d)は、前記発熱体の一部に設けられた間隙の幅
    (e)と等しく、前記発熱体が形成されない間隙の繰り
    返し間隔(f)は、前記発熱体の一部に設けられた間隙
    の繰り返し間隔(g)に等しいことを特徴とする請求項
    1記載のヒータ。
  6. 【請求項6】 前記一対の電極は、対向し合う外周縁部
    と、前記外周縁部から対向する他方の側へ張り出された
    枝状部と、前記枝状部と直角に伸張し、かつ、他方の電
    極の櫛歯部と交互に配置されるように設けられた櫛歯部
    とを有し、 前記櫛歯部間には、前記発熱体が形成される部位と所定
    の間隔で発熱体が形成されない間隙が形成される部位と
    があり、 前記一方の電極の枝状部と前記他方の電極の枝状部の間
    には、前記一対の電極の外周縁部間を直交するように配
    されて発熱体及び櫛歯部が形成されない間隙が所定の間
    隔で配設され、 前記発熱体が形成されない間隙の幅(i)は、前記一対
    の電極の外周縁部間を直行するように配された間隙の幅
    (h)と等しく、前記櫛歯部間に発熱体が形成されない
    間隙の繰り返し間隔(j)は、前記一対の電極の外周縁
    部間を直行するように配された間隙の繰り返し間隔
    (k)と等しいことを特徴とするヒータ。
  7. 【請求項7】 前記間隙には、略中央部に接着部が設け
    られてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のう
    ち何れか1記載のヒータ。
  8. 【請求項8】 前記発熱体は、ポリマーマトリックスと
    導電物質とからなり、前記導電物質が、前記発熱体全体
    の重量の10乃至70%である請求項1乃至請求項6の
    うち何れか1記載のヒータ。
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