JP5886419B2 - 電気的な接続素子を備えているガラス板 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的な接続素子を備えているガラス板、並びに、その種のガラス板の経済的で環境に優しい製造方法に関する。
更に本発明は、加熱導体又はアンテナ導体のような導電性の構造体が設けられている車両用の、電気的な接続素子を備えているガラス板に関する。導電性の構造体は通常の場合、はんだ付けされた電気的な接続素子を介して搭載電気系統に接続されている。使用される複数の材料の熱膨張率が異なることから、製造時又は動作時に機械的応力が発生し、その機械的応力がガラス板に負荷を掛け、それによりガラス板が割れる可能性がある。
鉛含有はんだは高い延性を有しているので、この延性により電気的な接続素子とガラス板との間に生じる機械的応力を可塑性の変形によって補償することができる。もっとも、EU内での使用済み車両に関する指令2000/53/ECにより、鉛含有はんだは、鉛フリーはんだに置き換えられなければならない。この指令はELV(End of life vehicles)指令と略される。その目的は、使い捨てされる電子製品が急増する中で、それらの製品から極めて問題となる構成要素を排除することである。該当する構成要素として、鉛、銀及びカドミウムが挙げられる。このことは特に、ガラス板における電気的な用途への鉛フリーはんだの適用及び相応の代替製品の導入に関する。
EP 1 942 703 A2には車両のガラス板における電気的な接続素子が開示されており、そこではガラス板の熱膨張率と電気的な接続素子の熱膨張率との差が5×10-6/℃を下回っており、接続素子が主としてチタンを含有しており、また、接続素子と導電性の構造体との間のコンタクト面が矩形に成形されている。十分な機械的安定性及び加工性を実現するために、過剰量のはんだ材料を使用することが提案されている。はんだ材料の過剰分は接続素子と導電性の構造体との間の間隙から漏れ出る。このはんだ材料の過剰分は板ガラス内に高い機械的応力を惹起する。この機械的応力によって最終的にはガラス板が割れる。
本発明の課題は、ガラス板における危険な機械的応力が回避される、電気的な接続素子を備えているガラス板、並びに、その種のガラス板の経済的で環境に優しい製造方法を提供することである。
本発明によれば、上記の課題は、独立請求項である請求項1に記載されている装置によって解決される。有利な実施の形態は縦続請求項に記載されている。
少なくとも一つの電気的な接続素子を備えている本発明によるガラス板は、
−サブストレートと、
−サブストレートの所定の領域上の導電性の構造体と、
−導電性の構造体の所定の領域上のはんだ材料の層と、
−はんだ材料上の接続素子の少なくとも二つのはんだ個所とを有しており、
−はんだ個所は、接続素子と導電性の構造体との間の少なくとも一つのコンタクト面を形成し、
−コンタクト面は、中心角が少なくとも90°である、楕円、長円又は円の少なくとも一つの扇形の形状を有している。
扇形の中心角は90°から360°、有利には140°から360°、例えば180°から330°又は200°から330°である。有利には、接続素子と導電性の構造体との間のコンタクト面は、少なくとも二つの半楕円、特に有利には二つの半円の形状を有している。非常に有利には、コンタクト面は、相互に対向する二辺に半円が配置されている矩形として成形されている。本発明の特に有利な択一的な実施の形態においては、それらのコンタクト面の形状は、210°から360°の中心角を有している二つの弓形である。コンタクト面の形状は例えば楕円、長円又は円の二つの扇形も含むことができ、その場合には中心角が180°から350°、有利には210°から310°である。
本発明の一つの有利な実施の形態においては、はんだ個所が、接続素子と導電性の構造体との間の、相互に離隔された二つのコンタクト面を形成している。各コンタクト面は、接続素子の二つの脚部領域の内の一方のサブストレート側の面に配置されている。脚部領域はブリッジ部を介して相互に接続されている。二つのコンタクト面は、ブリッジ部のサブストレート側の面を介して相互に接続されている。二つのコンタクト面はそれぞれ、中心角が90°から360°、有利には140°から360°である、楕円、長円又は円の少なくとも一つの扇形の形状を有している。各コンタクト面は楕円の構造、有利には長円の構造を有することができる。特に有利には、各コンタクト面は円として成形されている。択一的に、各コンタクト面は有利には、少なくとも180°、特に有利には少なくとも200°、非常に有利には少なくとも220°、とりわけ少なくとも230°の中心角を有する弓形部として成形されている。弓形部は例えば、180°から350°、有利には200°から330°、特に有利には210°から310°の中心角を有することができる。本発明による接続素子の一つの別の有利な実施の形態においては、各コンタクト面が、相互に対向する二辺に半楕円、有利には半長円、特に有利には半円が配置されている矩形として成形されている。
ガラス板には導電性の構造体が被着されている。電気的な接続素子は、はんだ材料を用いて、所定の部分領域において導電性の構造体と電気的に接続されている。
接続素子ははんだによって、例えば抵抗はんだ付けによって、一つ又は複数のコンタクト面を介して導電性の構造体と接続されている。抵抗はんだ付けでは二つのはんだ電極が使用され、各はんだ電極が接続素子の一つのはんだ個所に接触される。はんだプロセス中は、電流が一方のはんだ電極から接続素子を介して他方のはんだ電極へと流れる。はんだ電極と接続素子とは、有利には可能な限り小さい面を介して接触される。例えば、はんだ電極は先細りされた構造を有している。接触面が小さいことによって、はんだ電極と接続素子とが接触している領域においては高い電流密度が生じる。高い電流密度によって、はんだ電極と接続素子の接触領域が加熱される。はんだ電極と接続素子との間の二つの接触領域それぞれから熱が分散して広がっていく。二つの点熱源が設けられている場合には、等温線を単純にはんだ個所を中心とした同心円として表すことができる。熱分散の正確な形状は接続素子の形状に依存する。接続素子と導電性の構造体との間のコンタクト面の領域における加熱によってはんだ材料が溶融される。
従来技術によれば、接続素子は、例えば、有利には矩形のコンタクト面を介して導電性の構造体と接続される。はんだプロセス中は、矩形のコンタクト面の縁部に沿って、はんだ個所から広がる熱分散に起因して温度差が発生する。これによって、はんだ材料が完全には溶融されないコンタクト面の領域が存在する可能性がある。それらの領域によって接続素子の固着が悪くなり、またガラス板において機械的な応力が生じる。
本発明の利点は、接続素子と導電性の構造体との間の一つ又は複数のコンタクト面の形状にある。それらのコンタクト面の形状は少なくとも、エッジの大部分の領域において丸み付けられており、また有利には円形又は扇形である。コンタクト面の形状は、はんだプロセス中のはんだ個所を軸とした熱分散の形状に近似されている。従ってはんだプロセス中は、コンタクト面の縁部に沿って温度差は発生しないか、又は僅かな温度差しか発生しない。これによって、接続素子と導電性の構造体との間のコンタクト面の領域全体においてはんだ材料が均一に溶融される。このことは、接続素子の固着、はんだプロセス時間の短縮、並びに、ガラス板における機械的応力の回避に関して非常に有利である。特に鉛フリーはんだ材料が使用される場合には特別な利点が得られる。何故ならば、鉛フリーはんだ材料は鉛含有はんだ材料に比べて延性が低く、機械的応力を余り良好には補償できないからである。
接続素子は平面図で見て、例えば有利には1mmから50mmの長さ及び幅、特に有利には2mmから30mmの長さ及び幅、また極めて有利には2mmから8mmの幅且つ10mmから24mmの長さを有している。
ブリッジ部によって相互に接続されている二つのコンタクト面は例えば有利には1mmから15mmの長さ及び幅、特に有利には2mmから8mmの長さ及び幅を有している。
はんだ材料は、1mm未満の漏れ幅でしか、接続素子と導電性の構造体との間の間隙から漏れ出ない。一つの有利な実施の形態においては、最大漏れ幅は有利には0.5mm未満、特にほぼ0である。このことは、ガラス板における機械的応力の低減、接続素子の固着及びはんだの節約に関して非常に有利である。
最大漏れ幅は、接続素子の外縁と、はんだ材料の層厚が50μmを下回っている、はんだ材料の末端個所との間の距離として規定されている。最大漏れ幅は、はんだプロセスの終了後に、凝固したはんだ材料において測定される。
所望の最大漏れ幅は、はんだ材料の体積と、接続素子と導電性の構造体との間の垂直方向の距離とを適切に選択することによって達成され、このことは簡単な実験によって求めることができる。接続素子と導電性の構造体との間の垂直方向の距離を、相応のプロセスツール、例えば、スペーサが組み込まれているツールによって設定することができる。
最大漏れ幅が負の値を有していることも考えられる。即ち、最大漏れ幅は、電気的な接続素子及び導電性の構造体によって形成される間隙内にまで後退していることも考えられる。
本発明によるガラス板の一つの有利な実施の形態においては、最大漏れ幅が、電気的な接続素子及び導電性の構造体によって形成される間隙において凹状のメニスカスを形成するように後退している。凹状のメニスカスは例えば、はんだプロセスの際にはんだが未だ液体である間に、スペーサと導電性の構造体との間の垂直方向の距離を広げることによって生じる。
本発明による接続素子の二つの脚部領域の間のブリッジ部は有利には部分的に平坦に成形されている。特に有利には、ブリッジは三つの平坦なセクションから構成されている。平坦とは接続素子の下面が平面を形成していることを意味する。サブストレートの表面に対して、脚部領域に直接的に接しているブリッジ部の各平坦なセクションの下面が成す角度は、有利には90°未満、特に有利には1°から85°の間、特に有利には2°から75°の間、とりわけ3°から60°の間である。ブリッジ部は、脚部領域に接している各平坦なセクションが、直接的に接している脚部領域から反れる方向に傾斜されているように成形されている。
この利点は、導電性の構造体と、ブリッジ部のコンタクト面に接しているセクションとの間において毛細管現象が効果を発揮することである。毛細管現象の効果は、導電性の構造体と、ブリッジ部のコンタクト面に接しているセクションとの間の距離が短いことの結果である。サブストレートの表面と、脚部領域に直接的に接している各平坦なセクションとの間の角度が90°未満であることによりそのような短い距離が得られる。接続素子と導電性の構造体との間の所望の距離は、はんだ材料の溶融後に調整される。過剰量のはんだ材料は毛細管現象の効果によって制御されて、ブリッジ部及び導電性の構造体によって制限される容積内に吸収される。これによって、接続素子の外縁における過剰量のはんだ材料が低減され、それと共に最大漏れ幅が低減される。従って、ガラス板における機械的応力の低減が達成される。
最大漏れ幅の定義の意味において、ブリッジ部に続くコンタクト面のエッジ(稜)は接続素子の外縁ではない。
導電性の構造体及びブリッジ部によって画定される中空部をはんだ材料で完全に充填することができる。有利には、中空部は完全にははんだ材料で充填されていない。
本発明の一つの別の有利な実施の形態においては、ブリッジ部が湾曲している。ブリッジ部はただ一つの湾曲方向を有することができる。その場合、ブリッジ部は有利には楕円の弧の輪郭、特に有利には長円の弧の輪郭、また極めて有利にはアーチの輪郭を有している。アーチの曲率半径は、例えば有利には、接続素子の長さが24mmの場合には5mmから15mmである。ブリッジ部の湾曲方向を変化させることもできる。
相互に直接的に接触している少なくとも二つの部分要素からブリッジ部を構成することができる。サブストレート表面の平面へのブリッジ部の突出部を湾曲させることもできる。その場合、有利には、湾曲方向がブリッジ部の中央において変化する。ブリッジ部が一定の幅を有している必要はない。
本発明の一つの有利な実施の形態においては、二つのはんだ個所はそれぞれコンタクトバンプに配置されている。コンタクトバンプは、接続素子のサブストレート側とは反対側の面に配置されている。コンタクトバンプは有利には接続素子と同一の合金を含んでいる。各コンタクトバンプは有利には、少なくともサブストレートの表面とは反対側の領域において、凸状に湾曲するように成形されている。各コンタクトバンプは例えば回転楕円体のセグメントとして、又は球台として成形されている。択一的に、コンタクトバンプを直方体として成形することができ、その場合には、サブストレート側とは反対側の面は凸状に湾曲するように成形されている。コンタクトバンプは有利には0.1mmから2mmまでの高さ、特に有利には0.2mmから1mmまでの高さを有している。コンタクトバンプの長さ及び幅は有利には0.1mmから5mmの間、非常に有利には0.4mmから3mmの間である。コンタクトバンプをエンボス加工部として構成することができる。一つの有利な実施の形態においては、コンタクトバンプを接続素子とワンピースで形成することができる。コンタクトバンプを例えば、出発状態においては平坦な表面を有している接続素子の変形によって、例えば型押し又は深絞りによって、その表面上に形成することができる。コンタクトバンプ側とは反対側の、接続素子の表面上に相応の凹部を形成することができる。
はんだ付けのために、平坦に成形されているコンタクト面を有している電極を使用することができる。電極面はコンタクトバンプと接触される。その場合、電極面はサブストレートの表面に対して平行に配置されている。コンタクトバンプの凸状の表面における、サブストレートの表面までの垂直方向の距離が最も長い点が、電極面とサブストレートの表面との間に配置されている。電極面とコンタクトバンプとの間のコンタクト領域がはんだ個所を形成している。はんだ個所の位置は有利には、コンタクトバンプの凸状の表面における、サブストレートの表面までの垂直方向の距離が最大である点によって決定される。はんだ個所の位置は、接続素子におけるはんだ電極の位置に依存しない。このことは、はんだプロセス中の再現可能な均一な熱分散に関して特に有利である。はんだプロセス中の熱分散は、コンタクトバンプの位置、大きさ、配置構成及び幾何学形状によって決定される。
本発明の一つの有利な実施の形態においては、接続素子の各コンタクト面に少なくとも二つのスペーサが配置されている。スペーサは有利には接続素子と同一の合金を含んでいる。各スペーサは例えば立方体として、角錐として、回転楕円体のセグメントとして、又は球台として成形されている。スペーサは有利には0.5×10-4mから10×10-4mの幅且つ0.5×10-4mから5×10-4mの高さ、特に有利には1×10-4mから3×10-4mの高さを有している。スペーサによって均一なはんだ材料層の形成が支援される。このことは接続素子の固着に関して特に有利である。スペーサを接続素子とワンピースで形成することができる。スペーサを例えば、出発状態においては平坦なコンタクト面を有している接続素子の変形によって、例えば型押し又は深絞りによって、そのコンタクト面上に形成することができる。コンタクト面側とは反対側の、接続素子の表面上に相応の凹部を形成することができる。
コンタクトバンプ及びスペーサによって、はんだ材料の均一で一様な厚さで均一に溶融された層が達成される。これによって、接続素子とガラス板との間の機械的応力を低減することができる。このことは特に、鉛フリーはんだが使用される場合には非常に有利である。鉛フリーはんだはその延性が鉛含有はんだに比べて低いので、機械的応力を余り良好には補償できない。
サブストレートは有利には、ガラス、特に有利には平板ガラス、フロートガラス、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラスを含んでいる。一つの択一的な有利な実施の形態においては、サブストレートがポリマー、特に有利にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、及び/又は、それらの混合物を含んでいる。
サブストレートは第1の熱膨張率を有している。接続素子は第2の熱膨張率を有している。
第1の熱膨張率は有利には8×10-6/℃から9×10-6/℃である。サブストレートは有利にはガラスを含んでおり、有利には0℃から300℃の温度範囲において8.3×10-6/℃から9×10-6/℃の熱膨張率を有しているガラスを含んでいる。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも鉄・ニッケル合金、鉄・ニッケル・コバルト合金又は鉄・クロム合金を含んでいる。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも50重量パーセントから89.5重量パーセントの鉄、0重量パーセントから50重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから20重量パーセントのクロム、0重量パーセントから20重量パーセントのコバルト、0重量パーセントから1.5重量パーセントのマグネシウム、0重量パーセントから1重量パーセントのケイ素、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素、0重量パーセントから2重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから5重量パーセントのモリブデン、0重量パーセントから1重量パーセントのチタン、0重量パーセントから1重量パーセントのニオブ、0重量パーセントから1重量パーセントのバナジウム、0重量パーセントから1重量パーセントのアルミニウム、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのタングステンを含んでいる。
本発明の一つの有利な実施の形態においては、第1の熱膨張率と第2の熱膨張率との差は5×10-6/℃以上である。第2の熱膨張率は、0℃から300℃の温度範囲において有利には0.1×10-6/℃から4×10-6/℃、特に有利には0.3×10-6/℃から3×10-6/℃である。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも50重量パーセントから75重量パーセントの鉄、25重量パーセントから50重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから20重量パーセントのコバルト、0重量パーセントから1.5重量パーセントのマグネシウム、0重量パーセントから1重量パーセントのケイ素、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのマンガンを含んでいる。
本発明による接続素子は有利には、クロム、ニオブ、アルミニウム、バナジウム、タングステン及びチタンを0重量パーセントから1重量パーセントの割合で含んでおり、モリブデンを0重量パーセントから5重量パーセントの割合で含んでおり、また製造に起因する添加物を含んでいる。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも55重量パーセントから70重量パーセントの鉄、30重量パーセントから45重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから5重量パーセントのコバルト、0重量パーセントから1重量パーセントのマグネシウム、0重量パーセントから1重量パーセントのケイ素、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素を含んでいる。
本発明による接続素子は有利にはインバー(FeNi)を含んでいる。
インバーは、例えば36重量パーセントのニッケルを含有している、鉄・ニッケル合金(FeNi36)である。これは、特定の温度範囲においては熱膨張率が極端に小さいか、又は部分的に負である特性を有している合金及び化合物のグループである。Fe65Ni35インバーは65重量パーセントの鉄及び35重量パーセントのニッケルを含んでいる。1重量パーセントまでのマグネシウム、ケイ素及び炭素は通常の場合、機械的な特性を変化させるために合金にされる。5重量パーセントのコバルトの合金によって、熱膨張率を更に低下させることができる。その合金の名称は、0.55×10-6/℃の熱膨張率(20℃から100℃の温度範囲)を有しているInovco,FeNi33Co4.5である。
4×10-6/℃未満の極端に低い熱膨張率を有しているインバーのような合金が使用される場合、ガラスにおける危険ではない圧縮強さ又は合金における危険ではない引張強さによる機械的応力の過補償が行われる。
本発明の一つの別の有利な実施の形態においては、第1の熱膨張率と第2の熱膨張率との差は5×10-6/℃未満である。第1の熱膨張率と第2の熱膨張率との差が僅かであることによって、ガラス板における危険な機械的応力が回避され、より良好な固着が維持される。第2の熱膨張率は、0℃から300℃の温度範囲において、有利には4×10-6/℃から8×10-6/℃、特に有利には4×10-6/℃から6×10-6/℃である。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも50重量パーセントから60重量パーセントの鉄、25重量パーセントから35重量パーセントのニッケル、15重量パーセントから20重量パーセントのコバルト、0重量パーセントから0.5重量パーセントのケイ素、0重量パーセントから0.1重量パーセントの炭素、及び/又は、0重量パーセントから0.5重量パーセントのマンガンを含んでいる。
本発明による接続素子は有利にはコバール(FeCoNi)を含んでいる。
コバールは、通常約5×10-6/℃の熱膨張率を有している鉄・ニッケル・コバルト合金である。従って、熱膨張率は一般的な金属の熱膨張率よりも低い。組成は例えば54重量パーセントの鉄、29重量パーセントのニッケル及び17重量パーセントのコバルトを含んでいる。従って、マイクロエレクトロニクス及びマイクロシステム技術の分野においては、コバールはケーシング材料又はサブマウントとして使用される。サブマウントはサンドウィッチ方式により本来の支持体材料と、大抵の場合は著しく高い熱膨張率を有している材料との間に設けられる。従ってコバールは、別の材料の異なる熱膨張率によって惹起される熱機械的応力を吸収及び低減する補償要素として使用される。同様に、コバールは電子素子のガラス金属封着(Glass-to-Metal Seal)及び真空チャンバ内の材料転位に使用される。
本発明による接続素子は、アニーリングによって熱後処理された鉄・ニッケル合金及び/又は鉄・ニッケル・コバルト合金を含んでいる。
本発明の一つの別の有利な実施の形態においては、第1の熱膨張率と第2の熱膨張率との差は同様に5×10-6/℃未満である。第2の熱膨張率は、0℃から300℃の温度範囲において有利には9×10-6/℃から13×10-6/℃、特に有利には10×10-6/℃から11.5×10-6/℃である。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも50重量パーセントから89.5重量パーセントの鉄、10.5重量パーセントから20重量パーセントのクロム、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素、0重量パーセントから5重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから2重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから2.5重量パーセントのモリブデン、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含んでいる。接続素子は、付加的に、別の成分の添加物として、バナジウム、アルミニウム、ニオブ及び窒素を含むことができる。
本発明による接続素子は、少なくとも66.5重量パーセントから89.5重量パーセントの鉄、10.5重量パーセントから20重量パーセントのクロム、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素、0重量パーセントから5重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから2重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから2.5重量パーセントのモリブデン、0重量パーセントから2重量パーセントのニオブ、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含むこともできる。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも65重量パーセントから89.5重量パーセントの鉄、10.5重量パーセントから20重量パーセントのクロム、0重量パーセントから0.5重量パーセントの炭素、0重量パーセントから2.5重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから1重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから1重量パーセントのモリブデン、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含んでいる。
本発明による接続素子は、少なくとも73重量パーセントから89.5重量パーセントの鉄、10.5重量パーセントから20重量パーセントのクロム、0重量パーセントから0.5重量パーセントの炭素、0重量パーセントから2.5重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから1重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから1重量パーセントのモリブデン、0重量パーセントから1重量パーセントのニオブ、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含むこともできる。
本発明による接続素子は、有利には少なくとも75重量パーセントから84重量パーセントの鉄、16重量パーセントから18.5重量パーセントのクロム、0重量パーセントから0.1重量パーセントの炭素、0重量パーセントから1重量パーセントのマンガン、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含んでいる。
本発明による接続素子は、少なくとも78.5重量パーセントから84重量パーセントの鉄、16重量パーセントから18.5重量パーセントのクロム、0重量パーセントから0.1重量パーセントの炭素、0重量パーセントから1重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから1重量パーセントのニオブ、及び/又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含むこともできる。
本発明による接続素子は有利にはクロム含有鋼を含んでおり、これは10.5重量パーセント以上の割合のクロムを含み、また9×10-6/℃から13×10-6/℃の熱膨張率を有している。別の合金構成要素、例えばモリブデン、マンガン又はニオブによって腐食耐性が改善されるか、又は機械的な特性、例えば引っ張り耐性又は冷態成形性が変化する。
チタンから成る従来技術による接続素子に対する、クロム含有鋼から成る接続素子の利点ははんだ付け適性が改善されている点にある。この改善されたはんだ付け適性は、22W/mKのチタンの熱伝導率よりも高い25W/mKから30W/mKの熱伝導率によって得られる。熱伝導率が比較的高いことによって、はんだプロセス中に接続素子が一様に加熱され、またそれによって点状の非常に熱い個所(「ホットスポット」)が形成されることが回避される。それらの個所はガラス板の将来的な損傷の起因となる。ガラス板における接続素子の固着が改善される。更にクロム含有鋼は容易に溶接することができる。これによって、導電性の材料、例えば銅を介して、接続素子と搭載電気系統とを溶接によってより良好に接続させることができる。冷態成形性が改善されていることから、接続素子も良好に導電性材料に圧着させることができる。更には、クロム含有鋼はより良好な可用性を有している。
本発明による導電性の構造体は有利には5μmから40μm、特に有利には5μmから20μm、非常に有利には8μmから15μm、またとりわけ10μmから12μmの層厚を有している。本発明による導電性の構造体は有利には銀、特に有利には銀粒子及びガラスフリットを含んでいる。
はんだの本発明による層厚は有利には3.0×10-4m未満である。
はんだ材料は有利には鉛フリーである。つまりはんだ材料は鉛を含んでいない。このことは、電気的な接続素子を備えている本発明によるガラス板の環境適合性に関して特に有利である。鉛フリーのはんだ材料は一般的に鉛含有はんだ材料よりも低い延性を有しているので、接続素子とガラス板との間の機械的応力を余り良好には補償することができない。しかしながら、本発明による接続素子によって危険な機械的応力を著しく低減できることが分かった。本発明によるはんだ材料は、有利にはスズ及びビスマス、インジウム、亜鉛、銅、銀又はそれらの混合物を含む。本発明によるはんだの組成におけるスズの割合は3重量パーセントから99.5重量パーセント、有利には10重量パーセントから95.5重量パーセント、特に有利には15重量パーセントから60重量パーセントである。本発明によるはんだの組成におけるビスマス、インジウム、亜鉛、銅、銀又はそれらの混合物の割合は0.5重量パーセントから97重量パーセント、有利には10重量パーセントから67重量パーセントである。但し、ビスマス、インジウム、亜鉛、銅又は銀の割合は0重量パーセントであることも考えられる。本発明によるはんだの組成はニッケル、ゲルマニウム、アルミニウム又は蛍光体を0重量パーセントから5重量パーセントの割合で含むことができる。本発明によるはんだの組成は非常に有利には、Bi40Sn57Ag3,Sn40Bi57Ag3,Bi59Sn40Ag1,Bi57Sn42Ag1,In97Ag3,Sn95.5Ag3.8Cu0.7,Bi67In33,Bi33In50Sn17,Sn77.2In20Ag2.8,Sn95Ag4Cu1,Sn99Cu1,Sn96.5Ag3.5又はそれらの混合物を含んでいる。
本発明による接続素子は有利には、ニッケル、スズ、銅及び/又は銀で被覆されている。本発明による接続素子には、特に有利には固着媒介層、有利にはニッケル及び/又は銅から成る固着媒介層が設けられており、また付加的にはんだ付け可能な層、有利には銀から成る層も設けられている。本発明による接続素子は極めて有利には、0.1μmから0.3μmのニッケル、及び/又は、3μmから20μmの銀で被覆されている。接続素子をニッケルめっき、スズめっき、銅めっき及び/又は銀めっきすることができる。ニッケル及び銀は接続素子の許容電流及び腐食耐性を改善し、またはんだ材料との湿潤性も改善する。
鉄・ニッケル合金、鉄・ニッケル・コバルト合金又は鉄・クロム合金を補償プレートとして、例えば鋼、アルミニウム、チタン、銅から成る接続素子に溶接、圧着又は接着させることができる。バイメタルとして、ガラスの膨張に相対的な、接続素子の好適な膨張特性を達成することができる。補償プレートは有利には帽子状である。
電気的な接続素子は、はんだ材料に向けられている面において、被覆部、銅、亜鉛、スズ、銀、金又は合金若しくはそれらの層、有利には銀を含む層を含んでいる。これによって、はんだ材料が被覆部を超えて広がることが阻止され、また漏れ幅が制限される。
電気的な接続素子の形状によって、接続素子と導電性の構造体との間の間隙にはんだ貯蔵部を形成することができる。はんだ貯蔵部及び接続素子におけるはんだの湿潤特性は、間隙からのはんだ材料の漏れを阻止する。はんだ貯蔵部は矩形であるか、丸み付けられているか、又は、多角形に形成されている。
はんだの熱の分散、従ってはんだプロセスにおけるはんだ材料の分散を、接続素子の形状によって規定することができる。はんだ材料は最も高温の点に向かって流れる。例えば、接続素子は一重又は二重の帽子の形状を有することができ、これによりはんだプロセス中に熱を有利には接続素子において分散させることができる。
電気的な接続素子及び導電性の構造体の電気的な接続の際のエネルギの導入は、有利には、パンチ、熱極、ピストンはんだ、有利にはレーザはんだ付け、熱空はんだ付け、誘導はんだ付け、抵抗はんだ付けによって、及び/又は、超音波によって行われる。
本発明の上記の課題は、更に、少なくとも一つの接続素子を備えているガラス板の製造方法によって解決され、この製造方法は、
a)はんだ材料を、所定の層厚、体積及び形状を有している小型のプレートとして、接続素子の一つ又は複数のコンタクト面に被着させるステップと、
b)導電性の構造体をサブストレートの所定の領域上に被着させるステップと、
c)接続素子をはんだ材料によって導電性の構造体上に配置するステップと、
d)はんだ個所にエネルギを注入するステップと、
e)接続素子を導電性の構造体にはんだ付けするステップと、
を備えている。
はんだ材料は、有利には所定の層厚、体積、形状及び接続素子上の配置構成を有する小型のプレートとして、有利には事前に接続素子に被着される。
例えば接続素子を、例えば銅から成る金属薄板、撚り線又は網状体と溶接することができるか、又は圧着することができ、また、搭載電気系統に接続することができる。
接続素子は有利には、建物、特に自動車、鉄道、飛行機又は船舶における加熱可能ガラス板、又はアンテナを備えているガラス板に利用される。接続素子はガラス板の導体構造をガラス板の外部に配置されている電気系統と接続するために使用される。電気系統は増幅器、制御ユニット又は電圧源である。
以下では、添付の図面及び複数の実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。図面は概略的に描かれたものであり、縮尺通りではない。図面の記載は本発明を制限することを意図したものではない。
本発明によるガラス板の第1の実施の形態の平面図を示す。 はんだプロセス中の熱分散の概略図を示す。 図1によるガラス板の線分A−A’に沿った断面図を示す。 図1によるガラス板の線分B−B’に沿った断面図を示す。 図1によるガラス板の線分C−C’に沿った断面図を示す。 本発明による択一的なガラス板の線分C−C’に沿った断面図を示す。 本発明による別の択一的なガラス板の線分B−B’に沿った断面図を示す。 本発明による別の択一的なガラス板の線分B−B’に沿った断面図を示す。 本発明による別の択一的なガラス板の線分B−B’に沿った断面図を示す。 本発明による別の択一的なガラス板の線分A−A’に沿った断面図を示す。 本発明による別の択一的なガラス板の線分A−A’に沿った断面図を示す。 本発明による別の択一的なガラス板の線分A−A’に沿った断面図を示す。 本発明によるガラス板の択一的な実施の形態の平面図を示す。 図9によるガラス板の線分D−D’に沿った断面図を示す。 接続素子の択一的な実施の形態の平面図を示す。 接続素子の別の択一的な実施の形態の平面図を示す。 図11による接続素子の線分E−E’に沿った断面図を示す。 接続素子の別の択一的な実施の形態の平面図を示す。 接続素子の別の択一的な実施の形態の平面図を示す。 図13による接続素子の線分F−F’に沿った断面図を示す。 本発明による方法の詳細なフローチャートを示す。
図1、図2a、図2b及び図2cには、本発明による加熱可能なガラス板1における電気的な接続素子3の領域の詳細がそれぞれ示されている。ガラス板1は3mmの厚さであり、熱的にプレストレスが掛けられる、ソーダ石灰ガラスから成る単一ガラス板安全ガラス(single-pane safety glass)である。ガラス板1は150cmの幅及び80cmの高さを有している。ガラス板1には、加熱導体構造体2としての導電性の構造体2がプリントされている。導電性の構造体2は銀粒子及びガラスフリットを含んでいる。ガラス板1の縁部領域において、導電性の構造体2は10mmの幅で広がっており、また電気的な接続素子3のためのコンタクト面を形成している。更にガラス板1の縁部領域にはカバーセリグラフ部が設けられている(図示せず)。接続素子3は、ブリッジ部9を介して相互に接続されている二つの脚部領域7及び7’から構成されている。二つのコンタクト面8’及び8''は脚部領域7及び7’のサブストレート1側の面に配置されている。コンタクト面8’及び8''の領域においては、はんだ材料4によって接続素子3と導電性の構造体2との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が生じている。はんだ材料4は57重量パーセントのビスマス、40重量パーセントのスズ及び3重量パーセントの銀を含んでいる。はんだ材料4は所定の体積及び形状によって、電気的な接続素子3と導電性の構造体2との間に完全に配置されている。はんだ材料4は250μmの厚さを有している。電気的な接続素子3は、EN 10 088−2に準拠する材料番号1.4509の鋼(ThyssenKrupp Nirosta(R) 4509)から成り、この鋼は10.0×10-6/℃の熱膨張率を有している。各コンタクト面8’及び8''は3mmの半径とα=276°の中心角とを有する弓形の形状を有している。ブリッジ部9は三つの平坦なセクション10,11及び12から構成されている。二つのセクション10及び12のサブストレート側の面はそれぞれ、サブストレート1の表面に対して40°の角度を成している。セクション11はサブストレート1の表面に対して平行に配置されている。電気的な接続素子3は24mmの長さを有している。二つの脚部領域7及び7’は6mmの幅を有しており、またブリッジ部9は4mmの幅を有している。
脚部領域7及び7’のサブストレート1側とは反対側の面13及び13’にはそれぞれコンタクトバンプ14が配置されている。コンタクトバンプ14は半球状に成形されており、且つ、2.5×10-4mの高さ及び5×10-4mの幅を有している。コンタクトバンプ14の中心点は、コンタクト面8’及び8''が成す円の中心点の上方において、サブストレートの表面に対して垂直に配置されている。はんだ個所15及び15’の位置は、コンタクトバンプ14の凸状の表面における、サブストレートの表面までの垂直方向の距離が最大である点に配置されている。
各コンタクト面8’及び8''には三つのスペーサ19が配置されている。スペーサ19は半球状に成形されており、且つ、2.5×10-4mの高さ及び5×10-4mの幅を有している。
EN 10 088−2に準拠する材料番号1.4509の鋼は良好に冷間成形することができ、また、ガス溶接を除くあらゆる方法によって良好に溶接することができる。鋼は消音装置及び排ガス浄化装置の構成に使用され、また、排ガスシステム内で発生する酷使状況に対する、950℃を超えるスケーリング耐性及び腐食耐性を有していることから、それらへの使用に非常に適している。
図1aには、はんだプロセス中のはんだ個所15及び15’を中心とした熱分散が概略的に簡潔に示されている。ここで、円形の線は等温線である。図1に示した接続素子3のコンタクト面8’及び8''の形状は熱分散に適合されている。これによって、はんだ材料4はコンタクト面8’及び8''の領域において均一且つ完全に溶融される。
図1及び図2cに示した実施例に続いて、図3には本発明による接続素子3の択一的な実施の形態が示されている。電気的な接続素子3には、はんだ材料4に対向する面において、銀を含む被覆部5が設けられている。これによって、はんだ材料がコーティング部5を超えて広がることが阻止され、漏れ幅bが限定される。一つの別の実施の形態においては、接続素子3と銀を含む層5との間に、固着媒介層、例えばニッケル及び/又は銅から成る層を設けることができる。はんだ材料4の漏れ幅bは1mm以下である。はんだ材料4の配置に起因して、危険な機械的応力がガラス板1において観測されることはない。導電性の構造体2を介する、ガラス板1と電気的な接続素子3との間の接続は持続的に安定している。
図1及び図2cに示した実施例に続いて、図4には本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態が示されている。電気的な接続素子3は、はんだ材料4と対向する面において、はんだ材料4用のはんだ貯蔵部を形成する、深さ250μmの凹部を有している。間隙からのはんだ材料4の漏れを完全に阻止することができる。ガラス板1における熱応力は危険なものではなく、また導電性の構造体2を介する接続素子3とガラス板1との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が提供される。
図1及び図2cに示した実施例に続いて、図5には本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態が示されている。電気的な接続素子3の脚部領域7及び7’は縁部領域において上方に向かって折り曲げられている。縁部領域の上方に向かって折り曲げられている部分のガラス板1からの高さは最大で400μmである。これによって、はんだ材料4のための空間が形成される。所定量のはんだ材料4は、電気的な接続素子3と導電性の構造体2との間において凹状のメニスカスを形成している。間隙からのはんだ材料4の漏れを完全に阻止することができる。漏れ幅bはほぼ0であり、メニスカスが形成されることから大部分は0以下である。ガラス板1における熱応力は危険なものではなく、また導電性の構造体2を介する接続素子3とガラス板1との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が提供される。
図6には、弓形の形状のコンタクト面8’及び8''と部分的に平坦に成形されているブリッジ部9とを備えている、本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態が示されている。接続素子3は、8×10-6/℃の熱膨張率を有している、鉄を含有する合金を含んでいる。材料の厚さは2mmである。接続素子3のコンタクト面8’及び8''の領域には、EN 10 088−2に準拠する材料番号1.4509のクロム含有鋼(ThyssenKrupp Nirosta(R) 4509)を有している、帽子状の補償体6が設けられている。帽子状の補償体6の最大層厚は4mmである。補償体によって、接続素子3の熱膨張率をガラス板1及びはんだ材料4の要求に適合させることができる。帽子状の補償体6によって、はんだ結合部4の形成中の熱の流れが改善される。加熱は特にコンタクト面8’及び8''の中心において行われる。はんだ材料4の漏れ幅bを更に縮小させることができる。漏れ幅bが1mm未満と短く、また熱膨張率が適合されていることから、ガラス板1における熱応力を更に低減することができる。ガラス板1における熱応力は危険なものではなく、また導電性の構造体2を介する接続素子3とガラス板1との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が提供される。
図1及び図2aに示した実施例に続いて、図7には本発明による接続素子3の択一的な実施の形態が示されている。ブリッジ部9は湾曲されており、また12mmの曲率半径を有するアーチの輪郭を形成している。ガラス板1における熱応力は危険なものではなく、また導電性の構造体2を介する接続素子3とガラス板1との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が提供される。
図1及び図2aに示した実施例に続いて、図8には本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態が示されている。ブリッジ部9は湾曲されており、湾曲方向は2回変化している。脚部領域7及び7’との接続個所において湾曲方向はサブストレート1から離れる方向を示している。これによって、コンタクト面8’,8''と、ブリッジ部9の下面との間の接続部16及び16’においてエッジは存在していない。接続素子3の下面は途切れの無い連続的な経過を有している。ガラス板1における熱応力は危険なものではなく、また導電性の構造体2を介する接続素子3とガラス板1との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が提供される。
図1及び図2aに示した実施例に続いて、図8aには本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態が示されている。ブリッジ部9は二つの平坦なセクション22及び23から構成されている。二つのセクション22及び23のサブストレート側の面はそれぞれ、サブストレート1の表面に対して20°の角度を成している。二つのセクション22及び23のサブストレート側の面は相互に140°の角度を成している。ガラス板1における熱応力は危険なものではなく、また導電性の構造体2を介する接続素子3とガラス板1との間の持続的で電気的且つ機械的な接続が提供される。
図9及び図9aには、電気的な接続素子3の領域における、本発明によるガラス板1の別の実施の形態がそれぞれ詳細に示されている。接続素子3は、EN 10 088−2に準拠する材料番号1.4509の鋼(ThyssenKrupp Nirosta(R) 4509)を含んでいる。脚部領域7及び7’は、ブリッジ部9を介して相互に接続されている。ブリッジ部9は平坦に成形されている三つのセクション10,11及び12から構成されている。各コンタクト面8’及び8''は、相互に対向する辺に半円が配置されている矩形として成形されている。接続素子3は24mmの長さを有している。ブリッジ部9は4mmの幅を有している。コンタクト面8’及び8''は4mmの長さ及び8mmの幅を有している。
脚部領域7及び7’のサブストレート1側とは反対側の面13及び13’にはそれぞれ一つのコンタクトバンプ14が配置されている。各コンタクトバンプ14は3mmの長さ及び1mmの幅を有している直方体として成形されており、またサブストレート1とは反対側の面は凸状に湾曲されて成形されている。コンタクトバンプの高さは0.6mmである。はんだ個所15及び15’の位置は、コンタクトバンプ14の凸状の表面における、サブストレートの表面までの垂直方向の距離が最大である点に配置されている。各コンタクト面8’及び8''には二つのスペーサ19が配置されており、それらのスペーサ19は半径が2.5×10-4である半休状に成形されている。はんだ材料4の配置に起因して、危険な機械的応力はガラス板1において観測されない。導電性の構造体2を介する、ガラス板1と電気的な接続素子3との間の接続は持続的に安定している。
図10には本発明による接続素子3の択一的な実施の形態が平面図で示されている。脚部領域7及び7’は、ブリッジ部9を介して相互に接続されている。コンタクト面8及び8’は2.5mmの半径とα=280°の中心角とを有する弓形部として成形されている。ブリッジ部9は湾曲されて成形されている。ブリッジ部の幅はコンタクト面8及び8’との接続部16及び16’から出発してブリッジの中心部に向かって短くなっている。ブリッジ部の最小幅は3mmである。はんだ材料4の配置に起因して、危険な機械的応力がガラス板1において観測されることはない。導電性の構造体2を介する、ガラス板1と電気的な接続素子3との間の接続は持続的に安定している。
本発明の択一的な実施の形態においては、図10に示した輪郭を有している接続素子3がブリッジ状に構成されていない。この場合、電気的な接続素子3はコンタクト面8を介して全面が導電性の構造体と接続されている。
図11及び図11aには本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態がそれぞれ示されている。二つの脚部領域7及び7’は、ブリッジ部9を介して相互に接続されている。各コンタクト面8’及び8''は2.5mmの半径とα=286°の中心角とを有する弓形部として成形されている。ブリッジ部9は二つの部分要素から構成されている。それらの部分要素は湾曲した部分領域17,17’及び平坦な部分領域18,18’をそれぞれ一つずつ有している。ブリッジ部9は部分領域17を介して脚部領域7と接続されており、且つ部分領域17’を介して脚部領域7’と接続されている。部分領域17及び17’の湾曲方向はサブストレート1から離れる方向を示している。平坦な部分領域18及び18’はサブストレートの表面に対して垂直に配置されており、且つ、相互に直接的に接触している。コンタクトバンプ14は5×10-4mの半径を有する半球として成形されている。スペーサ19は2.5×10-4mの半径を有する半球として成形されている。接続素子3は10mmの長さを有している。脚部領域7及び7’は5mmの幅を有しており、またブリッジ部9は3mmの幅を有している。サブストレート1の表面からのブリッジ部9の高さは3mmである。ブリッジ部9の高さは有利には1mmから5mmの間である。はんだ材料4の配置に起因して、危険な機械的応力がガラス板1において観測されることはない。導電性の構造体2を介する、ガラス板1と電気的な接続素子3との間の接続は持続的に安定している。
図12には本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態が平面図で示されている。二つの脚部領域7及び7’は、湾曲したブリッジ部9を介して相互に接続されている。各コンタクト面8’及び8''は2.5mmの半径を有する円として成形されている。脚部領域7,7’とブリッジ部9との間の二つの接続部16,16’は、コンタクト面8’及び8''の円の中心点を直接的に結ぶ線について全く反対側に配置されている。ブリッジ部のサブストレート表面の平面へと突出している部分は湾曲している。湾曲方向はブリッジ部の中央において変化している。ブリッジ部9の中央では、2mmの半径を有する弧の形態の、相互に反対側に位置する二つの湾曲部が側方に配置されている。湾曲部の半径は有利には1mmから3mmの間であると考えられる。湾曲部の形状は例えば、1mmから6mmの好適な長さ及び幅を有する矩形であっても良い。湾曲部の縁部によって画定されるブリッジ部9の領域には、例えば、搭載電気系統に接続するための導電性の材料を例えば溶接又は圧着によって被着させることができる。はんだ材料4の配置に起因して、危険な機械的応力がガラス板1において観測されることはない。導電性の構造体2を介する、ガラス板1と電気的な接続素子3との間の接続は持続的に安定している。
図13及び図13aには本発明による接続素子3の別の択一的な実施の形態がそれぞれ示されている。電気的な接続素子3はコンタクト面8を介して全面が導電性の構造体2と接続されている。コンタクト面8は、相互に対向する辺に半円が配置されている矩形として成形されている。コンタクト面は14mmの長さ及び5mmの幅を有している。接続素子3の周囲は縁部領域20において上方に向かって折り曲げられている。縁部領域20のガラス板1からの高さは2.5mmである。本発明の択一的な実施の形態において、縁部領域20の高さは有利には1mmから3mmの間であると考えられる。接続素子3の直線状の二つの辺の内の一辺では、上方に折り曲げられた縁部において延長素子21が配置されている。この延長素子21は、湾曲した部分領域及び平坦な部分領域から構成されている。延長素子21は湾曲した部分領域によって接続素子3の縁部領域20と接続されており、また湾曲方向は接続素子3の反対側の辺に向けられている。延長素子21は平面で見て11mmの長さ及び6mmの幅を有している。延長素子21は有利には5mmから20mmの間の長さ、特に有利には7mmから15mmの間の長さ、及び2mmから10mmの幅、特に有利には4mmから8mmの幅を有することができる。延長素子21には、例えば、搭載電気系統に接続するための導電性の材料を例えば溶接又は圧着によって、若しくは、プラグコネクタの形態で設けることができる。はんだ材料4の配置に起因して、危険な機械的応力がガラス板1において観測されることはない。導電性の構造体2を介する、ガラス板1と電気的な接続素子3との間の接続は持続的に安定している。
図14には、電気的な接続素子3を備えているガラス板1の本発明による製造方法が詳細に示されている。この図14には、電気的な接続素子3を備えているガラス板の本発明による製造方法に関する一実施例が示されている。第1のステップとして、はんだ材料4を形状及び体積に応じて小分けすることが必要になる。小分けされたはんだ材料4が電気的な接続素子3のコンタクト面8又はコンタクト面8’及び8''上に配置される。電気的な接続素子3がはんだ材料4を用いて導電性の構造体2の上に配置される。はんだ個所15及び15’においてエネルギが注入され、電気的な接続素子3が導電性の構造体2と持続的に接続され、またそれによってガラス板1と持続的に接続される。
実施例
ガラス板1(厚さ3mm、幅150cm及び高さ80cm)、加熱導体構造体の形態の導電性の構造体2、図1による電気的な接続素子3、接続素子3のコンタクト面8’及び8''上の銀層5及びはんだ材料4を備える試験体が作成された。接続素子3の材料厚さは0.8mmであった。接続素子3には、EN 10 088−2に準拠する材料番号1.4509の鋼(ThyssenKrupp Nirosta(R) 4509)を含ませた。各コンタクト面8’及び8''には三つのスペーサ19を配置した。各はんだ個所15及び15’をコンタクトバンプ14上に配置した。はんだ材料4を、所定の層厚、体積及び形状を有している小型のプレートとして、接続素子3のコンタクト面8’及び8''上に被着させた。そのようにして被着されたはんだ材料4を用いて、接続素子3を導電性の構造体2に取り付けた。接続素子3を200℃の温度及び2秒の処理時間で導電性の構造体2にはんだ付けした。50μmの層厚tを上回っていた、電気的な接続素子3と導電性の構造体2との間の間隙からのはんだ材料4の漏れは、b=0.4mmの最大漏れ幅でしか観測されなかった。電気的な接続素子3、この接続素子3のコンタクト面8’,8''上の銀層5及びはんだ材料4の寸法及び組成は表1から見て取れる。接続素子3及び導電性の構造体2によって設定されるはんだ材料4の配置構成によって、ガラス板1において危険な機械的応力は観測されなかった。ガラス板1と電気的な接続素子3との接続部は導電性の構造体2を介して持続的に安定していた。
全ての試験体において、+80℃から−30℃までの温度差では、ガラスサブストレート1は破損せず、またダメージも受けなかったことが観測された。はんだ付けの直後において、接続素子3がはんだ付けされているそれらのガラス板1は急激な温度降下に対して安定していたことが証明された。
更に、電気的な接続素子3の第2の組成でもって試験体が実施された。接続素子3には鉄・ニッケル・コバルト合金を含ませた。電気的な接続素子3、この接続素子3のコンタクト面8’,8''上の銀層5並びにはんだ材料4の寸法及び組成は表2から見て取れる。50μmの層厚tを上回っていた、電気的な接続素子3と導電性の構造体2との間の間隙からのはんだ材料4の漏れ部では、b=0.4mmの平均漏れ幅が得られた。ここでもまた、+80℃から−30℃までの温度差において、ガラスサブストレート1は破損せず、またダメージも受けなかったことが観測された。はんだ付けの直後において、接続素子3がはんだ付けされているそれらのガラス板1は急激な温度降下に対して安定していたことが証明された。
更に、電気的な接続素子3の第3の組成でもって試験体が実施された。接続素子3には鉄・ニッケル合金を含ませた。電気的な接続素子3、この接続素子3のコンタクト面8’,8''上の銀層5並びにはんだ材料4の寸法及び組成は表3から見て取れる。50μmの層厚tを上回っていた、電気的な接続素子3と導電性の構造体2との間の間隙からのはんだ材料4の漏れ部では、b=0.4mmの平均漏れ幅が得られた。ここでもまた、+80℃から−30℃までの温度差において、ガラスサブストレート1は破損せず、またダメージも受けなかったことが観測された。はんだ付けの直後において、接続素子3がはんだ付けされているそれらのガラス板1は急激な温度降下に対して安定していたことが証明された。
Figure 0005886419
Figure 0005886419
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比較例
比較例は実施例と同様に実施された。接続素子の形状を異ならせた。従来技術によれば、接続素子は矩形のコンタクト面を介して導電性の構造体と接続される。コンタクト面の形状は熱分散のプロフィールに適合されていなかった。コンタクト面にはスペーサ19を配置しなかった。はんだ個所15及び15’をコンタクトバンプ上には配置しなかった。電気的な接続素子3、この接続素子3のコンタクト面上の金属層及びはんだ材料4の寸法及び成分は表4から見て取れる。接続素子3を、従来技術の方法に応じて、はんだ材料4を用いて導電性の構造体2にはんだ付けした。50μmの層厚tを上回っていた、電気的な接続素子3と導電性の構造体2との間の間隙からのはんだ材料4の漏れ部では、b=2mmから3mmの平均漏れ幅が得られた。
+80℃から−30℃へと急激に温度を変化させると、はんだ付け直後にガラスサブストレート1は大きなダメージを受けたことが観測された。
Figure 0005886419
ガラスサブストレート1及び本発明による電気的な接続素子3を備えている本発明によるガラス板は急激な温度差に対してより良好に安定していることが分かった。
この結果は当業者にとって予期せぬほど驚くべきものであった。
1 ガラス板、 2 導電性の構造体、 3 電気的な接続素子、 4 はんだ材料、 5 湿潤層、 6 補償体、 7,7’ 電気的な接続素子3の脚部領域、 8,8’,8'' 接続素子3のコンタクト面、 9 脚部領域7及び7’の間のブリッジ部、 10,11,12 ブリッジ部のセクション、 13 脚部領域7のサブストレート1側とは反対側の面、 13’ 脚部領域7’のサブストレート1側とは反対側の面、 14 コンタクトバンプ、 15,15’ はんだ個所、 16 コンタクト面8とブリッジ部9の下面の接続部、 16’ コンタクト面8’とブリッジ部9の下面の接続部、 17,17’,18,18’ ブリッジ部9の部分領域、 19 スペーサ、 20 接続素子3の縁部領域、 21 延長素子、 22,23 ブリッジ部のセクション、 α コンタクト面8’の弓形部の中心角、 b はんだ材料の最大漏れ幅、 t はんだ材料の境界部の厚さ、 A−A’,B−B’,C−C’,D−D’,E−E’,F−F’ 線分

Claims (14)

  1. 少なくとも一つの電気的な接続素子(3)を備えているガラス板において、
    サブストレート(1)と、
    前記サブストレート(1)の所定の領域上の導電性の構造体(2)と、
    前記導電性の構造体(2)の所定の領域上のはんだ材料(4)の層と、
    前記はんだ材料(4)上の前記接続素子(3)の、はんだ電極を接触させるための少なくとも二つのはんだ個所(15,15’)と
    前記接続素子(3)上に設けられた少なくとも二つのコンタクトバンプ(14)と、
    を有しており、
    前記はんだ個所(15,15’)は、前記接続素子(3)と前記導電性の構造体(2)との間の少なくとも一つのコンタクト面(8)を形成しており、
    前記コンタクト面(8)は、中心角αが少なくとも90°である、楕円、長円又は円の少なくとも一つの扇形の形状を有しており、
    前記二つのはんだ個所(15,15’)はそれぞれ前記二つのコンタクトバンプ(14)上に配置されている
    ことを特徴とするガラス板。
  2. 前記はんだ個所(15,15’)は、前記接続素子(3)と前記導電性の構造体(2)との間の、相互に離隔された二つのコンタクト面(8’,8'')を形成しており、
    前記二つのコンタクト面(8’,8'')は、ブリッジ部(9)の前記サブストレート(1)側の面を介して相互に接続されており、
    前記二つのコンタクト面(8’,8'')はそれぞれ、中心角αが少なくとも90°である、楕円、長円又は円の少なくとも一つの扇形の形状を有している、
    請求項1に記載のガラス板。
  3. 一つのコンタクト面(8)又は複数のコンタクト面(8’,8'')は、相互に対向する二辺に半円が配置されている矩形として成形されている、
    請求項1又は2に記載のガラス板。
  4. 各コンタクト面(8’,8'')は、中心角αが少なくとも220°である円又は形部として成形されている、
    請求項2に記載のガラス板。
  5. 前記サブストレート(1)は、平板ガラスまたはフロートガラスであり、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、及び/又は、それらの混合物を含んでいる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガラス板。
  6. 一つのコンタクト面(8)又は複数のコンタクト面(8’,8'')にはスペーサ(19)が配置されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のガラス板。
  7. 前記接続素子(3)は、少なくとも鉄・ニッケル合金、鉄・ニッケル・コバルト合金又は鉄・クロム合金を含んでいる、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のガラス板。
  8. 前記接続素子(3)は、少なくとも50重量パーセントから75重量パーセントの鉄、25重量パーセントから50重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから20重量パーセントのコバルト、0重量パーセントから1.5重量パーセントのマグネシウム、0重量パーセントから1重量パーセントのケイ素、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素、又は、0重量パーセントから1重量パーセントのマンガンを含んでいる、
    請求項7に記載のガラス板。
  9. 前記接続素子(3)は、少なくとも50重量パーセントから89.5重量パーセントの鉄、10.5重量パーセントから20重量パーセントのクロム、0重量パーセントから1重量パーセントの炭素、0重量パーセントから5重量パーセントのニッケル、0重量パーセントから2重量パーセントのマンガン、0重量パーセントから2.5重量パーセントのモリブデン、又は、0重量パーセントから1重量パーセントのチタンを含んでいる、
    請求項7に記載のガラス板。
  10. 前記はんだ材料(4)はスズと、ビスマス、インジウム、亜鉛、銅、銀又はそれらの混合物と、を含んでいる、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のガラス板。
  11. 前記はんだ材料(4)の組成におけるスズの割合は3重量パーセントから99.5重量パーセントであり、ビスマス、インジウム、亜鉛、銅、銀又はそれらの混合物の割合は0.5重量パーセントから97重量パーセントである、
    請求項10に記載のガラス板。
  12. 前記接続素子(3)は、0.1μmから0.3μmのニッケル及び/又は3μmから20μmの銀で被覆されている、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載のガラス板。
  13. 少なくとも一つの電気的な接続素子(3)を備えているガラス板の製造方法において、
    a)はんだ材料(4)を、所定の層厚、体積及び形状を有している小型のプレートとして、前記接続素子(3)の一つのコンタクト面(8)又は複数のコンタクト面(8’,8'')に被着させるステップと、
    b)導電性の構造体(2)をサブストレート(1)の所定の領域上に被着させるステップと、
    c)前記接続素子(3)を前記はんだ材料(4)によって前記導電性の構造体(2)上に配置するステップと、
    d)前記接続素子(3)上に設けられた少なくとも二つのコンタクトバンプ(14)上に配置されたはんだ個所(15,15’)に、はんだ電極を接触させてエネルギを注入するステップと、
    e)前記接続素子(3)を前記導電性の構造体(2)にはんだ付けするステップと、
    を備えている
    ことを特徴とするガラス板の製造方法。
  14. 熱導体及び/又はアンテナ導体を備えている車両のための、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の少なくとも一つの電気的な接続素子を備えているガラス板の使用。
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