JP5886268B2 - 乗客コンベア - Google Patents
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Description
エスカレータ10の構造について、図1と図2に基づいて説明する。
制御装置50の構成について、図3のブロック図に基づいて説明する。
踏段スプロケット24は、踏段チェーン28のピン64が凹み60に係合する度に、回転軸27に掛かるトルクが変化して振動する。この振動するタイミングは、チェーンプレート62に設けられているピン64の距離が一定であるため、一定周期毎に発生するので脈動となる。脈動する状態をさらに説明する。まず、ピン64が凹み60に係合する瞬間に踏段スプロケット24に対し回転を抑制しようとする不要な力が働く。このような不要な力が働くと、一定速度で回転していた踏段スプロケット24にマイナスの加速度が生じ、踏段30の速度が一瞬減速する。次に、ピン64が凹み60に完全に掛かるとこのような不要な力がなくなり再び踏段30は一定速度に復帰する。このような速度の変化が踏段スプロケット24に振動を与えるので、周期的に発生する振動(すなわち、「脈動」である)を抑制する制御方法について説明する。
まず、エスカレータ10の管理者は、エスカレータ10を現場に設置した後に次のような実験運転を予め行う。例えば、この実験では、エスカレータ10を初期の周波数成分(50Hz又は60Hz)を有する初期の駆動電流をモータ20に出力し、踏段30を定格速度(例えば、30m/分)で走行させる実験運転を行う。すると、この実験運転であっても、上記したように踏段スプロケット24が脈動する。
エスカレータ10が乗客を乗せて通常運転を行う場合について説明する。
しかし、解析部504、抑制部503、判断部506によって上記のようなフィードバック制御を行っていても、踏段スプロケット24の脈動がさらに悪化して、周期差分が第2周期閾値Ts2より大きくなった場合、又は、加速度差分が第2加速度閾値αs2よりも大きくなった場合には、判断部506はエスカレータ10が異常状態であると判断して、スピーカ54,58で乗客に注意喚起を促すアナウンスを行うと共に、モータ20を減速、又は、停止させ、さらに、発報部507を用いて遠隔監視センターなどの外部に注意信号を送信する。但し、Ts2>Ts1、αs2>αs1である。
上実施形態によれば、案内レール66に突起などの部材を使用しないことにより、エスカレータ10のコストダウンを図ることができる。
解析部504は、踏段スプロケット24と踏段チェーン28が係合するときに発生する脈動に基づく周波数成分以外の周波数成分を検出した場合には、その旨を異常信号として判断部506に出力する。判断部506はこの異常信号が入力すると、発報部507を用いて外部に異常があったことを通報し、モータ20を停止させる。
Claims (6)
- 複数のチェーンプレートと、隣接する前記チェーンプレート同士を結合するピンを有する無端状の踏段チェーンと、
前記踏段チェーンの前記ピンが係合する踏段スプロケットと、
前記踏段チェーンに取り付けられた踏段と、
前記踏段スプロケットを回転させるモータと、
前記モータに駆動電流を供給してインバータ制御するインバータ回路と、
前記インバータ回路を制御する制御部と、
前記駆動電流を補正して、前記踏段スプロケットの回転時の脈動を抑制する制御を前記インバータ回路に行う抑制部と、
前記乗客コンベアの通常運転中に、前記踏段の速度に基づいて、前記脈動の周期と、前記脈動が発生するときの前記踏段の加速度を解析する解析部と、
前記周期が第1周期閾値Ts1、又は、前記加速度が第1加速度閾値αs1より大きくなると更新信号を出力する判断部と、
を有し、
前記抑制部は、
前記脈動におけるマイナスの加速度を打ち消すプラスの初期加速度を、前記脈動の初期周期で発生させる初期周波数成分を予め記憶し、前記初期周波数成分を前記インバータ回路に出力し、
前記解析部が解析した前記周期と前記加速度に基づいて、前記脈動を抑制する前記初期周波数成分を変更するフィードバック制御を行い、
前記更新信号が入力すると前記周期が第1周期閾値Ts1、又は、前記加速度が第1加速度閾値αs1より小さくなるように前記フィードバック制御を行う、
乗客コンベア。 - 前記判断部は、前記周期が第2周期閾値Ts2(但し、Ts2>Ts1である)、又は、前記加速度が第2加速度閾値αs2(但し、αs2>αs1である)より大きくなると、発報部を用いて注意喚起を行う、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記判断部は、前記発報部が前記警報を発するときに前記乗客コンベアを停止させる、
請求項2に記載の乗客コンベア。 - 前記解析部は、前記脈動に基づく周波数成分以外の周波数成分を検出したときに、警報を発する、
請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記解析部は、前記警報を発するときに前記乗客コンベアを停止させる、
請求項4に記載の乗客コンベア。 - 前記モータは、誘導電動機である、
請求項1に記載の乗客コンベア。
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Family Applications (1)
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- 2013-12-17 JP JP2013260329A patent/JP5886268B2/ja active Active
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