JP5884088B2 - 電子部品実装方法 - Google Patents

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本発明は、電子部品実装方法に関し、より詳しくは、複数の電子部品を基板上に積層して実装する、パッケージ・オン・パッケージによる電子部品実装方法に関する。
電子機器には、様々な電子部品(パッケージ)が組み込まれており、特に高密度実装が要求される携帯電話や携帯音楽プレーヤなどのモバイル機器では、複数のサブパッケージを基板上に積層して実装する3次元実装が必須の技術となっている。3次元実装によれば、例えばアプリケーションプロセッサとメモリとを縦に積む構造を容易に実現できる。これにより、プリント基板スペースを節約でき、信号パスも短くなるために、性能の向上と、消費電力の削減とを見込める。3次元実装の中でも、パッケージ・オン・パッケージ(特許文献1参照。以下、PoP)は、他の3次元実装、例えばシリコン貫通電極(through-silicon via:TSV)と比べて、簡易であり、歩留まりの向上も容易であることから、製造コストの低減の観点で有利である。
現在、PoPに使用されるパッケージは、一部の特殊な例を除いて、ほとんどがBGA(Ball grid array)パッケージである。BGAパッケージ等の表面実装部品(SMD:Surface mount Device)の実装プロセスでは、一般に、スクリーン印刷機によって、基板上に一括ではんだペースト印刷が行われ、その基板がチップマウンタに搬入される。チップマウンタでは、基板に印刷されたはんだペースト上にSMDを装着していく。はんだペーストは、はんだ粒子とフラックスの混合物であるから、この基板がリフロー炉を通過する間にSMDの電極と基板の電極とがはんだ接合される。チップマウンタ内部では、SMDは搭載ヘッドにより供給系から吸着され、姿勢認識を経て、印刷はんだ上へ装着される。
上記のようなSMD実装プロセスにより得られた基板と複数の電子部品とからなる実装構造体に対して、ヒートサイクルによる熱応力や外力を加えると、バンプにより基板に接合されている電子部品では、はんだ接合部の強度が不足する場合がある。そこで、熱硬化性樹脂を含む補強材により、電子部品を基板に接着して、はんだ接合部を補強することが行われている。
補強材により、はんだ接合部を補強する方法としては、電子部品の複数のバンプが設けられた主面と基板との隙間の全体にアンダーフィル材を侵入させる方法がある。あるいは、電子部品を基板に搭載する前に、予め電子部品の周縁部に対応する基板の位置だけに、補強材を供給する方法が提案されている(特許文献2および3参照)。
特開2012−235170号公報 特開2008−300538号公報 特開2010−272557号公報
上記従来の実装構造体の補強方法のうち、アンダーフィル材による方法は、リフロー工程により複数の電子部品と基板との相互接続を行った後に、電子部品と基板との隙間、および複数の電子部品相互の隙間にアンダーフィル材を注入する必要がある(図12参照)。そのため、アンダーフィル材を熱硬化させるための加熱工程がリフロー時の加熱工程とは別に必要となり、実装工程の工数が多くなる。また、アンダーフィル材の付着面積が大きいために、実装構造体をリペアする際に不便である。さらに、アンダーフィル材によって補強されたはんだ接合部を有する基板を再リフローする際には、アンダーフィル材の隙間で、はんだフラッシュが発生しやすくなる。
一方、電子部品の周縁部に対応する基板の位置だけに、補強材を供給する方法(以下、周縁部補強という)では、リフロー時に、はんだ接合と同時に補強材を熱硬化させることが可能である(特許文献2および3参照)。これにより、加熱工程の数を削減することができる。さらに、実装構造体のリペアが容易となる点や、再リフロー時にはんだフラッシュが発生しにくいという点でも優れている。
ところが、周縁部補強によりPoPを補強しようとする場合には、トップパッケージについては、ボトムパッケージを基板に搭載してから、その周縁部の上側の面に補強材を再度供給する必要がある(図13参照)。このため、少なくとも2回の補強材の供給工程を実行する必要があり、結果として、電子部品実装構造体の製造工程の工数を低減することは困難となる。
そこで、本発明は、接続信頼性が高い電子部品実装構造体の製造工程の工数を効果的に低減することができる電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明は、一方の主面に複数のランド電極が設けられた基板に、
第1主面に前記複数のランド電極とそれぞれ対応する複数の第1バンプを有し、前記第1主面と対向する第2主面に複数の部品電極を有する、第1電子部品を搭載するとともに、
前記第1電子部品の前記第2主面に、前記複数の部品電極とそれぞれ対応する複数の第2バンプを有する、第2電子部品を搭載する、電子部品実装方法であって、
(i)前記複数のランド電極にクリームはんだを供給する工程と、
(ii)前記複数の第1バンプと、前記クリームはんだが供給された複数のランド電極とを対向させて、前記第1電子部品を前記基板に搭載する工程と、
(iii)前記基板の、前記第1電子部品の周縁部と対応する領域の少なくとも一部に、熱硬化性樹脂を含む補強材を、前記第1電子部品の前記第1主面および前記第2主面と接触するとともに、前記第2電子部品の周縁部にも接触する高さで供給する工程と、
(iv)前記複数の第2バンプと、前記複数の部品電極とを対向させて、前記第2電子部品を前記第1電子部品の前記第2主面に搭載するとともに、前記補強材を前記第2電子部品の前記周縁部に接触させる工程と、
(v)前記基板と、前記基板に搭載された前記第1電子部品と、前記第1電子部品の前記第2主面に搭載された前記第2電子部品とを、一括して加熱し、前記クリームはんだ、並びに前記複数の第1バンプおよび前記複数の第2バンプを溶融させるとともに、前記熱硬化性樹脂の硬化を進行させる工程と、を具備する、電子部品実装方法を提供する。
本発明によれば、1回の加熱工程で、基板と、第1電子部品および第2電子部品とのはんだ接合が完了するとともに、補強材に含まれた熱硬化性樹脂の硬化工程も完了する。さらには、補強材の供給工程も1回だけで完了するために、リペア性や接続信頼性に優れた電子部品実装構造体の製造工程の工数を効果的に削減することができる。
第1電子部品の一例の正面図である。 同電子部品の底面図である。 第2電子部品の一例の正面図である。 本発明の一実施形態に係る第1電子部品および第2電子部品を基板に搭載する電子部品実装方法の初期工程を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る第1電子部品および第2電子部品を基板に搭載する電子部品実装方法の中期工程を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る第1電子部品および第2電子部品を基板に搭載する電子部品実装方法の後期工程を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品実装システムの全体像を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品搭載装置を上方から見た構成図である。 転写ユニットの上面図である。 転写ユニットのX−X線断面図である。 第1電子部品および第2電子部品を基板に搭載する手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電子部品搭載装置の制御系統図である。 4箇所の補強位置に補強材が塗布された矩形の第1電子部品の平面図である。 同電子部品の底面図である。 補強材の塗布パターンを例示する図である。 従来の第1電子部品および第2電子部品を基板に搭載する電子部品実装方法の一例の工程を示す説明図である。 従来の第1電子部品および第2電子部品を基板に搭載する電子部品実装方法の他の一例の工程を示す説明図である。
本発明は、一方の主面に複数のランド電極が設けられた基板に、第1主面に複数のランド電極とそれぞれ対応する複数の第1バンプを有し、第1主面と対向する第2主面に複数の部品電極を有する、第1電子部品を搭載するとともに、第1電子部品の第2主面に、複数の部品電極とそれぞれ対応する複数の第2バンプを有する、第2電子部品を搭載する、電子部品実装方法に関する。
第1電子部品(ボトムパッケージ)および第2電子部品(トップパッケージ)には、それぞれインタポーザ(サブストレート)を含ませることができる。以下、第1電子部品が第1サブストレートを含み、第2電子部品が第2サブストレートを含む場合を例に本発明を説明する。この場合には、第1主面は、第1サブストレートの下面(基板との対向面)であり、第2主面は、第1サブストレートの上面である。またこの場合には、第1バンプは第1サブストレートの下面に設けられ、第2バンプは、第2サブストレートの下面に設けられる。なお、基板に積層される電子部品は2つに限られず、3つ以上の電子部品を積層して基板に搭載してもよい。
本発明の方法は、(i)複数のランド電極にクリームはんだを供給する工程と、(ii)複数の第1バンプと、クリームはんだが供給された複数のランド電極とを対向させて、第1電子部品を基板に搭載する工程と、(iii)基板の、第1電子部品の周縁部と対応する領域の少なくとも一部(以下、補強位置という)に、熱硬化性樹脂を含む補強材を供給する工程とを含む。この工程(iii)では、補強材は、第1電子部品の第1主面および第2主面と接触するとともに、第2電子部品の周縁部にも接触する高さで基板上に供給される。
さらに、本発明の方法は、(iv)複数の第2バンプと、複数の部品電極とを対向させて、第2電子部品を第1電子部品の第2主面に搭載する工程を含む。この工程(iv)においては、補強材が第2電子部品の周縁部と接触される。さらに、本発明の方法は、(v)基板と、基板に搭載された第1電子部品と、第1電子部品の第2主面に搭載された第2電子部品とを、一括して加熱し、クリームはんだ(より具体的には、クリームはんだ中のはんだ粒子)、並びに複数の第1バンプおよび複数の第2バンプを溶融させるとともに、熱硬化性樹脂の硬化を進行させる工程を含む。
以上のように、本発明の電子部品実装方法においては、第1電子部品および第2電子部品が、基板上に積層して実装される。そして、第1電子部品および第2電子部品と基板とのはんだ接合部を補強する、熱硬化性樹脂を含む補強材は、代表的には、第1電子部品を基板に搭載した後、かつ第2電子部品を第1電子部品の第2主面に搭載する前に、補強位置に供給される。このとき、補強位置に供給された補強材が、第1電子部品の周縁部と接触し、かつ、第1電子部品の高さを上回って、第2電子部品の周縁部にも接触する高さで供給される。これにより、基板と第1電子部品との間のはんだ接合部を補強する補強材と、第1電子部品と第2電子部品との間のはんだ接合部を補強する補強材の両方の供給工程を同時に実行することができる。その結果、工数の削減が図れる。
さらには、それらの補強材に含まれた熱硬化性樹脂を熱硬化させるための加熱工程と、上記の全てのはんだ接合部を形成するための加熱工程とを同時に実行することもできるために、さらに工数を削減することが容易となる。
これに対して、従来の電子部品実装方法では、例えば図12に示すように、(a)第1電子部品410および第2電子部品420を基板430上に搭載し、(b)それらをリフローすることで基板430に第1電子部品410および第2電子部品420を固定し、その後、(c)アンダーフィル材440を第1電子部品410と基板430との間、並びに、第2電子部品420と第1電子部品410との間に供給し、その後、(d)アンダーフィル材440を加熱して硬化させることで樹脂補強部440Aを形成している。この従来の方法においては、2回の加熱工程(b)および(d)が実行されるために、電子部品実装構造体の製造のプロセスタイムの短縮が困難となる。
また、他の従来の電子部品実装方法では、例えば図13に示すように、(a)基板430上の、第1電子部品410の周縁部と対応する領域の所定位置に予め補強材450を供給し、その後、(b)第1電子部品410を基板430上に搭載し、その後、(c)補強材450をさらに第1電子部品410の上面に供給するとともに、第2電子部品420を第1電子部品410の上面に搭載し、その後、(d)全体を一括してリフローすることで、第1電子部品410および第2電子部品420を基板430にはんだ接合するとともに、樹脂補強部450Aを形成している。この方法では、加熱工程は1回だけで済むが、補強材の供給工程を2回実行する必要があり、その分だけ、電子部品実装構造体の製造のプロセスタイムを短縮することが困難となる。
本発明では、工程(ii)の後に工程(iii)を行うことが好ましい。すなわち、補強材を、第1電子部品を基板上に搭載する前にではなく、第1電子部品を基板上に搭載した後に、所定の補強位置に供給することで、補強材の粘度を特に大きくすることなく、第1電子部品の周縁部だけではなく、第2電子部品の周縁部とも接触すべき高さにまで、補強材を基板上に供給することが容易となる。その結果、補強材の供給工程を迅速に行うことが可能となる。さらに、補強材の供給工程も1回だけで済むので、電子部品実装構造体の製造のプロセスタイムの短縮がさらに容易となる。そして、第2電子部品を第1電子部品の上に搭載する前に補強材を補強位置に供給することで、第1電子部品の横方向の動きを拘束することができ、位置合わせが容易となる。ただし、工程(iii)の後に工程(ii)を実行することもできる。
ここで、第1電子部品の第2主面にある電極には、スクリーン印刷によりクリームはんだを供給することはできないために、第2電子部品を第1電子部品に搭載する前に、複数の第2バンプに転写材料を供給することで、スムーズに電子部品実装構造体を製造することができる。ここで、転写材料はフラックスやはんだペースト、もしくはクリームはんだである。
なお、工程(iii)と工程(iv)との前後関係について言えば、工程(iii)は工程(iv)の後に実行することも考えられる。しかしながら、この場合には、上述した通り、第2電子部品を第1電子部品の上に搭載するときに、第1電子部品の横方向の動きを補強材により拘束することができなくなる。したがって、位置合わせを容易とするためには、工程(iii)は工程(iv)の前に実行するのが好ましい。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。まず、基板に搭載される電子部品の構造について説明する。
図1Aは、第1電子部品200の一例の正面図であり、図1Bはその底面図である。第1電子部品200は、複数のバンプ(第1バンプ)で基板101(図3参照)の電極(ランド電極)に接続されるボールグリッドアレイ(BGA)型の電子部品である。第1電子部品200は、薄い基板(第1サブストレート)201と、その上面に実装された半導体素子202と、半導体素子202を被覆する封止樹脂203とを具備する。第1サブストレート201の下面は、第1電子部品の第1主面200sを構成しており、第1サブストレート201の上面は、第1電子部品の第2主面200tを構成している。第1主面200sには複数の端子が規則的に行列状に配列され、各々の端子にはバンプ(第1バンプ)204が設けられている。一方、第2主面200tには、半導体素子202の実装領域を除いて、複数の中継端子(部品電極)205が規則的に行列状に配列されている。
図2は、第2電子部品210の一例の正面図である。第2電子部品210の底面図は省略する。第2電子部品210もまた、複数のバンプ(第2バンプ)で他の基板(第1電子部品200の第1サブストレート201)の電極(中継端子205)に接続されるボールグリッドアレイ(BGA)型の電子部品である。第2電子部品210は、薄い基板(第2サブストレート)211と、その上面に実装された半導体素子212と、半導体素子212を被覆する封止樹脂213とを具備する。第2サブストレート211の下面は、第2電子部品の一方の主面210sを構成している。主面210sには複数の端子が規則的に行列状に配列され、各々の端子にはバンプ(第2バンプ)214が設けられている。
第2電子部品210の第2サブストレート211のサイズ(幅および奥行き)は、第1電子部品200の第1サブストレート201とほぼ同じサイズであるのが好ましい。また、第1電子部品200の周縁部200xと、第2電子部品210の周縁部210xとは、少なくとも補強位置で、上下方向(基板101の主面に垂直な方向)に重なっているのが好ましい。
次に、図3A〜図3Cを参照しながら、本発明の電子部品実装方法について説明する。
本発明の電子部品実装方法は、(i)基板101の複数のランド電極102にクリームはんだ103を印刷する工程(a)と、(ii)第1電子部品200の複数の第1バンプ204と、クリームはんだ103が供給された複数のランド電極102とを対向させて(b)、第1電子部品200を基板101に搭載する工程(c)と、(iii)第1電子部品200の周縁部200xの少なくとも一部(補強位置)に、熱硬化性樹脂を含む補強材105を、第1電子部品200の第1主面200sおよび第2主面200tと接触するとともに、第2電子部品210の周縁部210xにも接触する高さで供給する工程(d)と、(iv)複数の第2バンプ214と、複数の部品電極(中継端子)205とを対向させて(e)、第2電子部品210を第1電子部品200の第2主面200tに搭載するとともに、補強材105を第2電子部品210の周縁部210xに接触させる工程(f)と、(v)基板101と、基板101に搭載された第1電子部品200と、第1電子部品200の第2主面200tに搭載された第2電子部品210とを、一括して加熱し、クリームはんだ103、並びに複数の第1バンプ204および複数の第2バンプ214を溶融させるとともに、熱硬化性樹脂の硬化を進行させる工程(g)と、を具備する。
以上の工程を実行することにより、最終的には、図3C(h)に示すように、第1電子部品200および第2電子部品210を、基板101に積層して実装するとともに、その実装を補強部105Aにより補強することができる。
本発明の電子部品実装方法は、さらに、第2電子部品210を第1電子部品200に搭載する前に、複数の第2バンプ214に転写材料215(図3B(e)参照)を供給する工程を有することができる。
以下、基板101に第1電子部品200と第2電子部品210とを積層して実装する場合を例にとって、本発明を説明する。
基板101には、図3A(a)に示すように、一方の主面に、第1電子部品200のバンプ204と接続されるランド電極102が設けられている。
まず、ランド電極102に、スクリーン印刷などの手法により、図3A(a)に示すように、金属粒子(例えばはんだ粒子)を含むクリームはんだ103を塗布する。
次に、図3A(b)および(c)に示すように、第1電子部品200を搭載ヘッドのノズル311aにより吸着して、基板101に搭載する。このとき、複数のバンプ204が、それぞれ、対応するランド電極102の上に乗るように、第1電子部品200の位置決めがなされる。
その後、図3B(d)に示すように、第1電子部品200が搭載された基板101において、第1電子部品200の周縁部200xに対応する少なくとも1つの補強位置104に、周縁部200xで第1主面200sおよび第2主面200tの両方と接触するとともに、第2電子部品210の周縁部210xとも接触する高さに、塗布ヘッド312の塗布ノズル312aを介して補強材105を供給する。このとき、既にランド電極102とバンプ204とが当接しているので、補強材105がランド電極102とバンプ204との間に侵入することが防止される。このため、ランド電極102とバンプ204とがクリームはんだ103により繋がった状態が維持される。なお、複数の補強位置104は、第1電子部品200の周縁部200xに対応する領域の全体ではなく、例えば矩形の第1主面200sを有する第1電子部品200の4隅またはその近傍に対応させて、複数設けることが好ましい。また、押圧端子312bで第1電子部品200を押圧しながら補強材105を供給するのもよい。
その後、第2電子部品210の複数のバンプ214に、必要に応じて転写材料215を塗布した後、図3C(f)に示すように、第2電子部品210が第1電子部品200の第2主面200tに搭載される。このとき、複数の第2バンプ214が、それぞれ、対応する複数の中継端子205の上に乗るように、第2電子部品210の位置決めがなされる。その結果、第2電子部品210の周縁部210xが補強位置104の上方で補強材105の少なくとも頂部と接触する。複数のバンプ214に転写材料215を塗布する方法は、特に限定されないが、スキージを用いて平坦面に形成した転写材料215の塗膜をバンプ214に転写する方式が好ましい。
第1電子部品200および第2電子部品210を搭載した基板101は、リフロー炉で加熱される。上記のように、第1電子部品200を基板101に搭載してから補強材105を第1電子部品200の周縁部200xに供給することで、補強材105の粘度を特に大きくすることなく、第2電子部品210の周縁部210xと接触すべき高さまで補強材105を補強位置104に容易に供給することができる。
また、補強材105を基板101上に供給する前に、予めランド電極102にバンプ204を着地させることにより、補強材105がバンプ204とランド電極102との間に侵入することが抑制される。このため、ランド電極102とバンプ204とがクリームはんだ103により繋がった状態でバンプ204がリフローされる。よって、溶融したバンプがランド電極102に十分に濡れ広がり、はんだ接合部における導通と十分な接合強度が確保される。リフロー工程が終了すると、はんだは冷却されて固化し、第1電子部品200および第2電子部品210の各々の端子が基板101および第1電子部品200の対応する電極に接合される。
図4に、本発明の電子部品実装方法を実施するための電子部品実装システム(電子部品実装ライン)の一例の全体像を示す。
電子部品実装システム300は、電子部品を実装するための基板を供給する基板供給装置301と、基板供給装置301から搬出された基板の所定の電極(ランド電極102)に、スクリーン印刷により金属粒子を含むペースト(クリームはんだ103)を塗布するスクリーン印刷装置302と、基板101に第1電子部品200および第2電子部品210を搭載するとともに、基板101に補強材105を供給する電子部品搭載装置303と、第1電子部品200および第2電子部品210が搭載された基板101を加熱して、第1バンプ204をランド電極102と接合し、第2バンプ214を中継端子205と接合するとともに、補強材105を熱硬化させて、補強部105Aを形成するリフロー炉304と、を具備する。リフロー炉304から搬出された基板101、すなわち実装構造体は、基板回収装置305により回収される。
図5は、電子部品実装システム300を構成する電子部品搭載装置303を上方から見た構成図である。電子部品搭載装置303は、第1電子部品200を供給する第1部品供給部307と、第2電子部品210を供給する第2部品供給部308と、基板101を保持して位置決めする基板保持部309と、転写材料の塗膜を供給する転写装置310と、これらが配置される基台303aとを具備する。
電子部品搭載装置303は、さらに、供給された第1電子部品200および第2電子部品210を基板101に搭載する移動可能な搭載ヘッド311と、補強材105として熱硬化性樹脂を供給する移動可能な塗布ヘッド312と、搭載ヘッド311と塗布ヘッド312の移動および動作を制御する制御部313とを具備する。搭載ヘッド311と塗布ヘッド312は、専用のXY移動機構(図示せず)に支持されており、制御部313によるXY移動機構の制御によって基台303aの上方空間を移動する。
第1部品供給部307および第2部品供給部308の構造は、特に限定されないが、例えば、格子状に配置された複数の第1電子部品200を載置したトレイを、搭載ヘッド311のピックアップ位置に供給するトレイフィーダを具備する。
第1電子部品200は、図1A、Bに示すような、複数のバンプ204が設けられた第1主面200sを有するBGA型の電子部品である。第2電子部品210もまた、図2に示すような、複数のバンプ214が設けられた主面210sを有するBGA型の電子部品である。
基板101を保持して位置決めする基板保持部309は、どのような構造でもよいが、例えば図5に示すように、基板101を保持したキャリア314を搬送する基板搬送コンベア315により構成される。基板搬送コンベア315は、基板101を各電子部品の搭載が行われる位置まで搬送して位置決めするため、基板保持部309として機能する。
搭載ヘッド311は、内蔵された昇降機構によって昇降動作を行う吸引ノズル311aを備えている。吸引ノズル311aの昇降動作と吸引とによって、第1部品供給部307や第2部品供給部308から、第1電子部品200や第2電子部品210がピックアップされる。また、基板101の所定箇所での昇降動作と吸引解除(真空破壊)により、電子部品が基板101に搭載される。
補強材105として熱硬化性樹脂を供給するための移動可能な塗布ヘッド312は、補強材105を吐出する塗布ノズル312aを有するディスペンサと、塗布ノズル312aを昇降させる昇降機構を内蔵している。なお、本実施の形態では、塗布ヘッド312は、専用のXY移動機構に支持されて、基台303aの上方空間を移動する構成としている。ただし、塗布ヘッド312を搭載ヘッド311と一体化し、共通のXY移動機構によって基台303aの上方空間を移動する構成としてもよい。
搭載ヘッド311の移動および搭載ヘッド311による電子部品のピックアップ、搭載などの動作は、制御部313からの指令により制御される。同様に、塗布ヘッド312の移動および塗布ヘッド312からの補強材105の吐出などの動作は、制御部313からの指令により制御される。制御部313は、搭載ヘッド311および塗布ヘッド312の移動および動作を規制するプログラムを記憶するメモリ313a、CPUまたはMPUなどの中央演算装置313b、様々なインターフェース、パーソナルコンピュータなどで構成されている。
転写材料の塗膜を供給する転写装置310は、第2電子部品210のバンプ214に転写するのに適した厚さの転写材料の塗膜を供給できる機構を有するものであればよく、特に限定されない。例えば、図6に示すような、下方に設けられたベーステーブル320と、ベーステーブル320の上面に設けられた転写テーブル321と、転写テーブル321の上方に配置されたスキージ装置323とを具備する。スキージ装置323は、転写テーブルのY軸方向の幅とほぼ等しい長さを有する第1スキージ部材323aと第2スキージ部材323bとを備え、これらはそれぞれ一定の間隔をあけてY軸方向と平行に配置されている。各スキージ部材は、スキージ装置323に内蔵された昇降機構によって昇降自在、すなわち転写テーブル321に形成される塗膜に対して進退自在となっている。
図7に示すように、第1スキージ部材323aと第2スキージ部材323bとの間に転写材料206を供給した後、スキージ装置323を矢印の方向に移動させるとともに、所定のタイミングで第1スキージ部材323aと第2スキージ部材323bを昇降させることにより、転写材料の塗膜が供給される。
次に、第1電子部品200および第2電子部品210が基板101に搭載される際の具体的な流れについて、図8のフローチャートに沿って説明する。
制御部313は、スクリーン印刷装置302を制御して、基板101の複数のランド電極102にスクリーン印刷によりクリームはんだ103を塗布する(SP1、図3A(a))。複数のランド電極102にクリームはんだ103が塗布された基板101は、電子部品搭載装置303に送られる。
制御部313は、基板101が基板保持部309に位置決めされたことを認識すると(SP2)、以下のような搭載ヘッド311の移動および動作の制御を開始する。
まず、搭載ヘッド311は、第1部品供給部307で吸引ノズル311aにより第1電子部品200をピックアップする(SP3)。
次に、搭載ヘッド311は、第1電子部品200を基板101のランド電極102の上方に移動させ(SP4、図3A(b))、複数のバンプ204がクリームはんだ103を介してそれぞれ対応するランド電極102に着地するように、第1電子部品200を基板101に搭載する(SP5、図3A(c))。第1電子部品200を基板101のランド電極102に搭載する際に、公知の画像認識システムを利用して、撮像信号に基づいて精密な位置合わせを行ってもよい。
制御部313は、第1電子部品200が基板101に搭載された後、以下のような塗布ヘッド312の移動および動作の制御を開始する。まず、塗布ヘッド312は、第1電子部品200の上方に移動し、位置合わせをする(SP6)。塗布ヘッド312にも精密な位置合わせのために画像認識システムを利用してもよい。次に、図3B(d)に示すように、塗布ヘッド312は、第1電子部品200の周縁部200xに対応する基板101の補強位置104に、塗布ノズル312aを介して補強材105を供給する(SP7)。補強材105は、第2電子部品210の周縁部210xと接触すべき高さとなる量だけ塗布ノズル312aから吐出される。なお、第1電子部品200の周縁部200xは、例えば、BGA型の電子部品を構成する第1サブストレート201の周縁部である。また、第2電子部品210の周縁部210xは、例えば、BGA型の電子部品を構成する第2サブストレート211の周縁部である。
補強位置104は、基板101の第1電子部品200の周縁部200xに対応する領域に、通常は複数設定される。ここで、基板101の第1電子部品200の周縁部200xに対応する領域とは、複数のバンプを有する第1主面200sの外形に沿って基板に設定される枠状領域である。補強位置104は、その枠状領域の所定箇所に設定される。
塗布ヘッド312が、図3B(d)に示すように、小径の塗布ノズル312aを有する場合、補強材105は、塗布ノズル312aからディスペンス方式で、補強位置104に線状または点状に供給することが好ましい。このとき、供給される補強材105の量が多すぎないように加減することで、生産性の向上が図られ、リペアもより容易になる。また、補強材105のはみ出しなどの不良が抑制される。
補強材105を供給する工程は、基板101に搭載された第1電子部品200を基板101に対して押圧しながら行うことが望ましい。例えば、図3B(d)に示すように、第1電子部品200を、塗布ヘッド312の先端に設けられた押圧端子312bで押圧しながら補強材105を供給する。このような押圧を行うことで、補強材105を供給する際の第1電子部品200の位置ずれを抑制することができる。押圧端子312bは、第1電子部品200に過度な圧力がかからないように、ばねのような上下方向の弾性を有する部材で構成することが好ましい。
第1電子部品200と基板101との間に補強材105が侵入すると、補強材105の使用量が多くなり、アンダーフィル材の場合のようにリペアの手間も多くなる。また、最外周のバンプが補強材で覆われてしまうことで、再リフロー時のはんだフラッシュの発生リスクが高まる。よって、第1電子部品200の周縁部200xの近傍、すなわち規則的に配置されているランド電極102またはバンプ204のうち、最外周のランド電極102またはバンプ204とだけ補強材105を接触させることが望ましい。
一般的なBGA型の電子部品の周縁部の形状は矩形である。矩形の電子部品においては、少なくとも矩形の周縁部の四隅またはその近傍に対応する複数の補強位置に、補強材を塗布することが好ましい。このような配置で補強位置を設定することで、少量の補強材の使用でも、大きな補強効果が得られる。また、補強のバランスがよいため、第1電子部品が衝撃を受けたときに、はんだ接合部に発生する応力を低減しやすくなる。
補強材105の塗布が完了すると、次に、搭載ヘッド311は、制御部313の制御により、第2部品供給部308で第2電子部品210をピックアップし(SP8)、第2電子部品210を転写装置310に移動させる(SP9)。次に、搭載ヘッド311は、転写装置310の転写テーブルに形成された塗膜に第2電子部品210のバンプ214を接触させ、バンプ214に転写材料を転写する(SP10)。これにより、転写材料が第2電子部品210のバンプ214に塗布される。バンプ214に転写材料を転写するとき、転写材料の塗膜の所定の位置に第2電子部品210が着地するように、位置合わせの制御を行うことが好ましい。転写材料の塗膜の厚さは、バンプ214の大きさやバンプ1個あたりの塗布量を考慮して適宜調整される。次に、第2電子部品210を基板101に搭載された第1電子部品200の上方に移動させ(SP11、図3B(e))、バンプ214が中継端子205上に着地するように、第2電子部品210を基板101に搭載する(SP12、図3C(f))。これにより、第2電子部品210の周縁部210xが補強位置104に塗布された補強材105の頂部と接触する。
さらに、図9に示すように、制御部313は、搭載ヘッド311および塗布ヘッド312だけでなく、第1部品供給部307、第2部品供給部308、基板保持部309および転写装置310の少なくとも1つまたは全部を制御するようにしてもよい。例えば、制御部313は、転写装置310に第2電子部品210が到着するまでに転写テーブルに転写材料の塗膜が形成されるように、転写装置310による塗膜の形成のタイミングを制御してもよい。
第1電子部品200および第2電子部品210を搭載した基板101は、リフロー炉304に搬送される(SP13)。リフロー炉304内で、第1電子部品101および補強材105は、基板101ごと加熱され、バンプ204および214が溶融し(図3C(g)参照)、次いで、補強材105が硬化して補強部105A(図3C(h)参照)になる。
次に、補強材105の塗布パターンについて具体的に説明する。
図10Aは、矩形の第1電子部品200の周縁部200xの四隅に対応させて4箇所の補強位置に補強材105を塗布したときの、第1電子部品200の平面図を示す。図10Bは、同じ第1電子部品200の底面図(複数のバンプを有する第1主面200s)である。補強材105は、第1電子部品200の周縁部200xの近傍のバンプ204の一部、および、図示しないが周縁部200xに最も近いランド電極102の一部とだけ接触するように補強位置に塗布されている。ただし、補強材105の塗布パターンは、特に限定されない。
図11には5種類の補強材の塗布パターンを例示する。4点塗布のパターン(a)、8点塗布のパターン(b)、12点塗布のパターン(c)およびL型塗布のパターン(d)では、矩形の第1電子部品の周縁部の四隅またはその近傍に、複数の補強位置が設定されている。U型塗布のパターン(e)でも、四隅およびその近傍を含むように補強位置が設定されている。塗布パターン(a)〜(e)の順に、補強効果は大きくなるが、塗布時間が長くなり、補強材の使用量も多くなる。一方、塗布パターン(e)〜(a)の順にリペア(リワーク性)は良好となる。塗布パターンは、電子部品のサイズおよび生産タクトに応じて、補強効果を考慮して、適宜選択すればよい。
なお、周縁部のほぼ全体に補強材を塗布してもよい。ただし、バンプのリフロー時に、補強材や転写材料からガスが発生することがあるため、ガスを逃がすための開口を設けることが望ましい。
次に、補強材について説明する。
補強材には、熱硬化性樹脂が用いられる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂などを例示できる。熱硬化性樹脂は、硬化剤、硬化促進剤などを含んでもよい。硬化剤としては、酸無水物、脂肪族または芳香族アミン、イミダゾールまたはその誘導体などが好ましく用いられ、硬化促進剤としては、ジシアンジアミドなどを例示できる。
補強材には、ランド電極、部品電極、またはバンプの表面に存在する酸化物を除去する作用を有する成分を含ませることが好ましい。例えば、転写材料に含ませる活性剤などを補強材に含ませてもよい。これにより、補強材がランド電極やバンプと接触する場合でも、溶融したバンプと電極との濡れがより確実に確保される。
本発明の電子部品実装方法は、複数の電子部品を基板に積層して実装する、パッケージ・オン・パッケージにおいて、高い接続信頼性と製造のプロセスタイムの短縮とを実現可能とするものであり、特に小型のBGA型電子部品の表面実装の分野において有用である。
101・・・基板、102・・・ランド電極、103・・・クリームはんだ、104・・・補強位置、105・・・熱硬化性樹脂(補強材)、105A・・・補強部(熱硬化性樹脂の硬化物)、200・・・第1電子部品、201・・・第1サブストレート、200s・・・第1主面、200t・・・第2主面、200x・・・周縁部、202・・・半導体素子、203・・・封止樹脂、204・・・バンプ、210・・・第2電子部品、210x・・・周縁部、211・・・第2サブストレート、212・・・半導体素子、213・・・封止樹脂、214・・・バンプ、300・・・電子部品実装システム、301・・・基板供給装置、302・・・スクリーン印刷装置、303・・・電子部品搭載装置、303a・・・基台、304・・・リフロー炉、305・・・基板回収装置、306・・・制御装置、307・・・第1部品供給部、308・・・第2部品供給部、309・・・基板保持部、310・・・転写装置、311・・・搭載ヘッド、311a・・・吸引ノズル、312・・・塗布ヘッド、312a・・・塗布ノズル、312b・・・押圧端子、313・・・制御部、313a・・・メモリ、313b・・・中央演算装置、314・・・キャリア、315・・・基板搬送コンベア、320・・・ベーステーブル、321・・・転写テーブル、323・・・スキージ装置、323a・・・第1スキージ部材、323b・・・第2スキージ部材

Claims (3)

  1. 一方の主面に複数のランド電極が設けられた基板に、
    第1主面に前記複数のランド電極とそれぞれ対応する複数の第1バンプを有し、前記第1主面と対向する第2主面に複数の部品電極を有する、第1電子部品を搭載するとともに、
    前記第1電子部品の前記第2主面に、前記複数の部品電極とそれぞれ対応する複数の第2バンプを有する、第2電子部品を搭載する、電子部品実装方法であって、
    (i)前記複数のランド電極にクリームはんだを供給する工程と、
    (ii)前記複数の第1バンプと、前記クリームはんだが供給された複数のランド電極とを対向させて、前記第1電子部品を前記基板に搭載する工程と、
    (iii)前記基板の、前記第1電子部品の周縁部と対応する領域の少なくとも一部に、熱硬化性樹脂を含む補強材を、前記第1電子部品の前記第1主面および前記第2主面と接触するとともに、前記第2電子部品の周縁部にも接触する高さで供給する工程と、
    (iv)前記複数の第2バンプと、前記複数の部品電極とを対向させて、前記第2電子部品を前記第1電子部品の前記第2主面に搭載するとともに、前記補強材を前記第2電子部品の前記周縁部に接触させる工程と、
    (v)前記基板と、前記基板に搭載された前記第1電子部品と、前記第1電子部品の前記第2主面に搭載された前記第2電子部品とを、一括して加熱し、前記クリームはんだ、並びに前記複数の第1バンプおよび前記複数の第2バンプを溶融させるとともに、前記熱硬化性樹脂の硬化を進行させる工程と、を具備する、電子部品実装方法。
  2. 前記第2電子部品を前記第1電子部品に搭載する前に、前記複数の第2バンプに転写材料を供給する工程、を更に有する、請求項1記載の電子部品実装方法。
  3. 前記工程(ii)の後、前記工程(iii)を行う、請求項1または2記載の電子部品実装方法。
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