JP5882144B2 - 建設機械の熱交換装置 - Google Patents

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本発明は、着脱可能な防塵ネットが設けられた建設機械の熱交換装置に関する。
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体、及び上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置等を有した構成とされている。
また、上部旋回体は、ベースとなる旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられた運転席を覆うキャブと、旋回フレーム上に設けられたエンジン等を収容する外装カバー等により大略構成されており、旋回フレーム上にはエンジンの近傍に位置して熱交換装置が設けられている。
熱交換装置は、ラジエータ、オイルクーラ、インタークーラ、及び燃料クーラ等の各種冷却器を有している。また、熱交換装置のコンパクト化を図るため、ラジエータにオイルクーラを一体に組み込んでユニット化する(これをラジエータユニットという)と共に、インタークーラ及び燃料クーラ等をラジエータユニットの前方に配置することが行われている。
また、ラジエータ及びオイルクーラは形状が大きく、配管,ホース等の配置の制約から、ラジエータユニットはエンジンに近い位置に配設される。これに対し、ラジエータ及びオイルクーラに比べて小さい形状であるインタークーラ及び燃料クーラは、ラジエータユニットの前方(冷却風の流れに対して上流側)に配置される。
一方、防塵ネットは、熱交換器に供給される冷風中に混入した塵埃を捕捉することにより、これら塵埃がラジエータやオイルクーラ等に付着するのを防止するものである。塵埃はコアのフィンピッチの細かいラジエータユニットに多く付着する。このため、防塵ネットはラジエータユニットの前方でインタークーラ及び燃料クーラの後方に配置されている。
ところで、防塵ネットは、捕捉した塵埃を定期的に洗浄する必要がある。このため、特許文献1に示されるように、一般に防塵ネットはラジエータユニットに着脱が可能な構成で取り付けられていた。
また、この防塵ネットをラジエータユニットから着脱する際には、前記のようにラジエータユニットの前部にはインタークーラ及び燃料クーラが配設されていたため、防塵ネットをラジエータユニットの上部から引き抜くことにより取外し、またラジエータユニットの上部から差し込むことにより装着する構成とされていた。
特開2009−096235号公報
しかしながら、従来のように防塵ネットをラジエータユニットの上部から着脱する構成では、着脱作業時において作業者は上部旋回体の上面に上り、エンジンフードを開いた上でラジエータユニットの上部から防塵ネットを着脱する作業を行っていた。このため、従来の防塵ネットの装着脱作業は面倒であり、また上部旋回体の上面での作業は高所作業であるため、作業者の安全性を確保する配慮も行う必要があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、容易かつ安全に防塵ネットの着脱を行いうる建設機械の熱交換装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、第1の観点からは、
第1冷却器と、
前記第1冷却器の冷却風の流れ方向に対する上流側に着脱可能に設けられた防塵ネットと、
前記防塵ネットの前記冷却風の流れ方向に対する上流側に同一面に並んで配設された第2冷却器及び第3冷却器と
を有する建設機械の熱交換装置であって、
前記第2冷却器と前記第3冷却器とを離間配置することにより、前記第2冷却器と前記第3冷却器との間に、前記第2冷却器と前記第3冷却器とが固定された状態で前記防塵ネットを着脱する着脱空間部を形成したことを特徴とする建設機械の熱交換装置により解決することができる。
開示の建設機械の熱交換装置は、第2冷却器と第3冷却器との間に形成された着脱空間部を介して防塵ネットの着脱が行えるため、作業者は上部旋回体に上ることなく(いわゆるグランドアクセスで)防塵ネットの着脱を行うことが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態である熱交換装置を適用した建設機械を示す側面図である。 図2は、本発明の一実施形態である熱交換装置近傍を拡大して示す断面図である。 図3は、本発明の一実施形態である熱交換装置の正面図である。 図4は、本発明の一実施形態である熱交換装置に着脱される防塵ネットの正面図である。 図5は、本発明の一実施形態である熱交換装置における防塵ネットの着脱操作を説明するための斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態である熱交換装置における防塵ネットの着脱操作を説明するための断面図である。 図7は、変形例である熱交換装置の正面図である。 図8は、変形例である熱交換装置に着脱される防塵ネットの正面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施形態である熱交換装置30を設けた建設機械を示している。本実施形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げて説明する。
油圧ショベル1は、大略すると自走可能なクローラ式の下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3等を有している。また、上部旋回体3の前部側には作業アタッチメント4が設けられている。
この作業アタッチメント4は、ブーム6、アーム9、及びバケット10等を有している。ブーム6は、旋回フレーム5に俯仰動可能に取り付けられている。アーム9は、ブーム6の先端側に回動可能に取り付けられている。また、バケット10は、アーム9の先端側に回動可能に取り付けられている。
ブームシリンダ12は、旋回フレーム5とブーム6との間に配設されている。このブームシリンダ12により、ブーム6は旋回フレーム5に対して俯仰動する。アームシリンダ13は、ブーム6とアーム9との間に配設されている。このアームシリンダ13により、アーム9はブーム6に対して回動する。更にバケットシリンダ14は、バケット10とアーム9との間に配設されている。このバケットシリンダ14により、バケット10はアーム9に対して回動する。
上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回機構16を介して旋回自在に設置されている。この上部旋回体3には、旋回フレーム5、キャブ8、エンジン室17が設けられている。
キャブ8は旋回フレーム5上に設けられており、その内部には運転席(図示せず)が設けられている。オペレータはキャブ8内の運転席に着座し、油圧ショベル1の運転操作を行う。
エンジン室17は、図2に拡大して示すように、エンジンフード17a、外装カバー18、及びサイドドア19等により囲まれた空間である。このエンジン室17の内部には、エンジン20、油圧ポンプ27、熱交換装置30等が配設されている。また、エンジンフード17aは外装カバー18に対して上方に開く構成とされており、サイドドア19は外装カバー18に対して側方に開く構成とされている。
エンジン20は、旋回フレーム5に配設されたエンジン取り付け座21の上部に、マウント22を介して支持されている。このエンジン20のX1方向側(図中左側)には、冷却ファン23が配設されている。また、冷却ファン23のX1方向側には、熱交換装置30が配設されている。
冷却ファン23は、エンジン20により回転駆動される。また、エンジン20に代えて油圧モータや電動モータにより回転駆動させるようにしてもよい。冷却ファン23が回転駆動されることより、外気が冷却風としてエンジン室17に取り込まれる。熱交換装置30は、このエンジン室17に取り込まれた冷却風により冷却される。
冷却風は、図2において右側に向け流れる。よって、図中矢印X1方向側が冷却風上流側となり、図中矢印X2方向が冷却風下流側となる。
油圧ポンプ27は、エンジン20の冷却ファン23が配設された側と反対側(冷却風下流側)に配設されている。油圧ポンプ27は作業アタッチメント4を駆動するブームシリンダ12、アームシリンダ13、バケットシリンダ14等の油圧源である。この油圧ポンプ27もエンジン20により駆動される。
熱交換装置30は、図2に加え図3に示すように、ラジエータユニット31(請求項に記載の第1冷却器に相当する)、インタークーラ32(請求項に記載の第2冷却器に相当する)、燃料クーラ33(請求項に記載の第3冷却器に相当する)、図示しないエアコン用のコンデンサ、及び防塵ネット35等を有した構成とされている。
ラジエータユニット31は、エンジン20内を流れる冷却水を冷却するラジエータと、油圧機器(ブームシリンダ12、アームシリンダ13、バケットシリンダ14等)の作動油の放熱をするためのオイルクーラをユニット化したものである。インタークーラ32はエンジン20に供給される過給空気を冷却し、燃料クーラ33は燃料を冷却する。
ラジエータユニット31は、他のクーラ32,33に比べて大きな形状を有しており、レイアウト上の制約から冷却ファン23に近い位置に設けられている。よって、ラジエータユニット31はサイドドア19から離間した位置に配設されている。
これに対し、インタークーラ32及び燃料クーラ33は形状が小さく、ラジエータユニット31に比べて小さい冷却容量で済む。そこで本実施形態に係る熱交換装置30では、コンパクト化を図るため、インタークーラ32及び燃料クーラ33をラジエータユニット31の冷却風の流れ方向に対する上流側(図中、矢印X1方向側)に配設した構成としている。
本実施形態では、インタークーラ32はラジエータユニット31の下部(矢印Z2方向側)に取り付けフレーム40を用いて固定されている。また燃料クーラ33は、ラジエータユニット31の上部((矢印Z2方向側)に取り付けフレーム41を用いて固定されている。なお、図示しないエアコン用のコンデンサは、インタークーラ32の冷却風の流れ方向に対する上流側に配設することができる。
防塵ネット35は、冷却風と共にエンジン室17内に流入する塵埃がラジエータユニット31に付着するのを防止する機能を奏するものである。前記のようにラジエータユニット31は大きな形状とされ受風面積が広いため塵埃が付着し易い。また、ラジエータユニット31は冷却ファン23に近い位置に設けられ、サイドドア19から離間しているため他のクーラ32,33と異なり付着した塵埃を直接除去(クリーニング)するのは困難である。
このため、ラジエータユニット31の冷却風の流れ方向に対する上流側(図中、矢印X1方向側)に防塵ネット35を設けてラジエータユニット31に塵埃が付着するのを防止すると共に、防塵ネット35を熱交換装置30から取り出して防塵ネット35に付着した塵埃を除去(クリーニング)する構成としている。
よって、防塵ネット35は、ラジエータユニット31の冷却風の流れ方向に対する上流側で、かつインタークーラ32及び燃料クーラ33の冷却風の流れ方向に対する下流側に配設されている。即ち、防塵ネット35は、ラジエータユニット31と他の各クーラ32,33の間の位置に配設された構成とされている。
ここで、インタークーラ32と燃料クーラ33の配設位置に注目する。本実施形態に係る熱交換装置30は、インタークーラ32と燃料クーラ33とを離間配置することにより、インタークーラ32と燃料クーラ33との間に防塵ネット35を着脱する着脱空間部37を形成した構成としている。
この着脱空間部37の高さ(図3に矢印W1で示す距離)は、後述する分割防塵ネット35A〜35Cの高さ寸法(図4に矢印W2で示す距離)、及びラジエータユニット31と他のクーラ32,33との離間距離(図2に矢印W3で示す距離)等に基づき設定されている。
図4は、防塵ネット35を拡大して示している。この防塵ネット35は、着脱空間部37の延在方向(矢印Y1,Y2方向)に沿って複数に分割された分割防塵ネット35A〜35Cにより構成される。本実施形態では、防塵ネット35を3個に分割した例を示しているが、防塵ネット35の分割数はこれに限定されるものではなく、適宜選定することが可能である。例えば、この分割数は前記の着脱空間部37の高さW1を考慮して設定することができる。
本実施形態では分割防塵ネット35Aは独立し、分割防塵ネット35B,35Cとは分離された構成とされている。これに対し、分割防塵ネット35Bと分割防塵ネット35Cは、継手39により接続構成とされている。
分割防塵ネット35Aは、その上縁部44をラジエータユニット31の上部に設けられた鉤状の差込部に差し込むと共に、下縁部45の両側に設けられた固定具38をラジエータユニット31のねじ孔に固定することによりラジエータユニット31に取り付けられる。
また、継手39は例えば蝶番であり、分割防塵ネット35Bと分割防塵ネット35Cとを互いに変位可能(折り畳み可能)に接続する構成とされている。この分割防塵ネット35B,35Cは、分割防塵ネット35Cの下縁部46をラジエータユニット31の下部に設けられた鉤状の差込部に差し込むと共に、分割防塵ネット35Bの上縁部47の両側に設けられた固定具38をラジエータユニット31のねじ孔に固定することによりラジエータユニット31に取り付けられる。
この分割防塵ネット35A〜35Cをラジエータユニット31に固定するのに用いられる各固定具38(請求項に記載の固定部に相当する)は、着脱空間部37内に位置するよう設けられている。よって、防塵ネット35の着脱に伴い固定具38を着脱する際、着脱空間部37を介して固定具38の着脱を行うことができる。
次に、図5及び図6を用いて、上記構成とされた熱交換装置30から防塵ネット35を着脱する処理について説明する。
先ず、熱交換装置30から防塵ネット35を取り外す処理について説明する。防塵ネット35を熱交換装置30から取り外すには、先ず作業者は外装カバー18に設けられているサイドドア19を開く。このサイドドア19は、外装カバー18に対して横方向に開くドアであり、作業者は上部旋回体3に上ることなく地上にいる状態で(いわゆるグランドアクセスにより)行うことができる。
熱交換装置30は、エンジン室17内のサイドドア19と対向する位置に設けられている。よって、作業者はサイドドア19を開いた状態で、熱交換装置30と対向した状態となる。
続いて、作業者は前記のように着脱空間部37内に位置している固定具38を外す。本実施形態では、防塵ネット35の内、先ず上部に取り付けられている分割防塵ネット35Aを取り外す。このため、分割防塵ネット35Aをラジエータユニット31に固定している固定具38を外す処理を行う。なお、防塵ネット35を取り外す処理は、下側に位置する分割防塵ネット35B,35Cから先に行ってもよい。
固定具38による分割防塵ネット35Aの固定が解除されると、作業者は着脱空間部37から分割防塵ネット35Aを図5(A)及び図6(A)に矢印Aで示す方向に引き抜く作業を行う。
着脱空間部37の形成位置は、ラジエータユニット31の上下方向(Z1,Z2方向)に対する中央近傍の位置である。また、分割防塵ネット35Aの引き抜きは、下方に向けた引き抜き処理となる。このため、着脱空間部37からの分割防塵ネット35Aの引き抜き作業は、上部旋回体3に上ることなく、また従来のようにエンジンフード17aを取り外すことなく、地上にいる状態(グランドアクセス)で行うことができる。
上部に位置する分割防塵ネット35Aが取り外されると、続いて下部に位置する分割防塵ネット35B,35Cの取り出し処理が行われる。分割防塵ネット35B,35Cを取り外すには、先ず着脱空間部37内に位置している分割防塵ネット35Bを固定している固定具38を外す。
次に、作業者は分割防塵ネット35Bを図5(B),図6(B)に矢印Bで示す方向に引き抜く処理を行う。この処理は、分割防塵ネット35B,35Cを上方に向けて引き抜く処理となるが、着脱空間部37はラジエータユニット31の上端部に比べて低い位置にある。このため、着脱空間部37を介して分割防塵ネット35B,35Cを引き抜く処理も、作業者が地上にいる状態(グランドアクセス)で行うことができる。
また、分割防塵ネット35Bと分割防塵ネット35Cは、継手39により互いに変位可能な構成となっている。よって、分割防塵ネット35Bを着脱空間部37から引き抜いた後、これを分割防塵ネット35Cに対して手前に折り曲げた状態で引き抜き処理を行うことが可能となる。これにより、複数の分割防塵ネット35B,35Cが連結した状態であっても、またラジエータユニット31とインタークーラ32の離間距離W3が狭くても、各分割防塵ネット35B,35Cを確実に着脱空間部37から引き抜くことが可能となる。
なお、防塵ネット35を熱交換装置30に装着する処理は、上記した取り外す処理の逆の処理となるため、その説明については省略するものとする。
上記のように本実施形態に係る熱交換装置30では、作業者は上部旋回体3の上部に上ることなく、また外装カバー18の上部に設けられたエンジンフード17aを開くことなく、地上にいる状態(グランドアクセス)で防塵ネット35の着脱を行うことができる。このように、防塵ネット35の着脱処理を低い位置で行えることより、防塵ネット35の着脱作業を容易かつ安全に行うことが可能になる。
図7及び図8は、上記した熱交換装置30の変形例である熱交換装置50を示している。
なお、図7及び図8において、熱交換装置30の説明に使用した図1乃至図6に示された各構成と対応する構成については同一符号を付し、その説明は省略するものとする。
図2乃至図6を用いて説明した熱交換装置30は、着脱空間部37が水平方向(Y1,Y2方向)に延在する構成とされていた。これに対して本変形例に係る熱交換装置50は、着脱空間部37が鉛直方向(Z1,Z2方向)に延在するよう構成したことを特徴としている。
このため、インタークーラ32の形状をZ1,Z2方向に長い形状とすると共に、2台の燃料クーラ33を上下に並設する構成とした。この構成とすることにより、インタークーラ32と燃料クーラ33との間に図7に矢印W4で示す幅を有する着脱空間部37が形成される。
図8は、熱交換装置50に着脱される防塵ネット55を示している。本変形例に係る防塵ネット55は、図8に示すように、着脱空間部37の延在方向(Z1,Z2方向)に沿って複数に分割された分割防塵ネット55A〜55Cにより構成される。
本変形例においても、防塵ネット55の熱交換装置50に対する着脱は、着脱空間部37を介して行うことができる。よって、本変形例に係る熱交換装置50においても、作業者は上部旋回体3の上部に上ることなく、また外装カバー18の上部に設けられたエンジンフード17aを開くことなく、地上にいる状態(グランドアクセス)で防塵ネット55の着脱を行うことができ、防塵ネット55の着脱作業を容易かつ安全に行うことができる。
また、各分割防塵ネット55A〜55Cの下縁部60A〜60Cは、エンジン室17の床面と摺動可能な構成とされている。よって、作業者は着脱空間部37を介した分割防塵ネット55A〜55Cの着脱作業時に、各分割防塵ネット55A〜55Cを持ち上げることなく、エンジン室17の床面上で滑らせることにより着脱を行うことが可能となる。これにより、防塵ネット55の着脱処理時における作業者の負担を軽減することができ、更に、防塵ネット35の着脱作業の容易化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
具体的には、防塵ネット35の着脱を案内する案内レールを更に設け、この案内レールにより防塵ネット35の熱交換装置30への着脱を案内する構成としてもよい。
また、着脱空間部37の形成領域には、インタークーラ32とエンジンとを接続するためのホースが取り付けられるホース取り付け部42A,42Bが設けられる。そこで、このホース取り付け部42A,42Bの延出方向を鉛直上方ではなく、斜め方向或いは水平方向に延出する構成とすることにより、着脱空間部37の領域を広げる構成としてもよい。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回フレーム
17 エンジン室
17a エンジンフード
18 外装カバー
19 サイドドア
20 エンジン
23 冷却ファン
27 ポンプ
30,50 熱交換装置
31 ラジエータユニット
32 インタークーラ
33 燃料クーラ
35,55 防塵ネット
35A〜35C 分割防塵ネット
55A〜55C 分割防塵ネット
37 着脱空間部
38 固定具
39 継手

Claims (5)

  1. 第1冷却器と、
    前記第1冷却器の冷却風の流れ方向に対する上流側に着脱可能に設けられた防塵ネットと、
    前記防塵ネットの前記冷却風の流れ方向に対する上流側に同一面に並んで配設された第2冷却器及び第3冷却器と
    を有する建設機械の熱交換装置であって、
    前記第2冷却器と前記第3冷却器とを離間配置することにより、前記第2冷却器と前記第3冷却器との間に、前記第2冷却器と前記第3冷却器とが固定された状態で前記防塵ネットを着脱する着脱空間部を形成したことを特徴とする建設機械の熱交換装置。
  2. 前記防塵ネットの前記第1冷却器への固定部が前記着脱空間部に位置するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の建設機械の熱交換装置。
  3. 前記防塵ネットは、前記着脱空間部の延在方向に沿って複数に分割された分割防塵ネットにより構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械の熱交換装置。
  4. 前記分割防塵ネットを互いに変位可能に接続したことを特徴とする請求項3記載の建設機械の熱交換装置。
  5. 前記第2冷却器はインタークーラであり、前記第3冷却器は燃料クーラである請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建設機械の熱交換装置。
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