JP5879632B2 - 嵌脱自在パズルと嵌脱自在パズルユニットと嵌脱自在パズルシステム - Google Patents

嵌脱自在パズルと嵌脱自在パズルユニットと嵌脱自在パズルシステム Download PDF

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Description

本発明は、嵌脱自在パズルと嵌脱自在パズルユニットと嵌脱自在パズルシステムとに関する。
従来、教育や頭の体操として用いる知育パズルは、例えばひらがなを記憶している子供がさらにカタカナや漢字を覚える場合に用いる知育パズルなど、各種のものが知られており、知能のリハビリや学習効果を高める知育玩具が種々提案されている。
典型的には、既知の文字等を表示した複数のピースと、このピースを並べて載置するための文字枠を表示したピース台紙とを備えた知育パズルがある。ピースの文字と文字枠の文字とは、互いに関連をもって表示されており、かつ、対応関係のある文字を含むピースと文字枠とは同一形状に形成される。
また、対応関係のない文字を含むピースと文字枠とはすべて異なる形状に形成される。このような知育パズルは、例えば下記特許文献1に開示されている。
特開2005−278721号公報
従来、知育パズルをはじめとするパズルは、プレイヤーが、各ピースに記載された絵の断片やピース形状を拠り所にして、パズル全体の図柄等から適切なピース配置を識別する必要があり、形状が合致しなければ嵌め込むことができないものであった。
このため、プレイ中にピースを嵌め込むことができる回数は極めて限定されたものとなり、自在にピースを嵌め込んだり外したりして試行し、作成される図柄を確認しながらパズルを楽しむ、という要素に欠けるものであった。
また、パズルを完成させた後、完成したパズルを壁等に掛けてその成果を鑑賞しようとすれば、嵌め込んだピースが落ちないように、例えば樹脂で固めたり額縁に収めたりする必要があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、ピースの嵌脱が容易でありながら、縦置きにしても下向きにしても嵌め込んだピースが脱落することがなく、壁や天井にも取り付けることが可能な嵌脱自在パズル等を提供することを目的とする。
本発明の嵌脱自在パズルは、n角形(n≧3)の嵌め込みピースと、嵌め込みピースと嵌合する台座とからなる嵌脱自在パズルにおいて、台座は、嵌め込みピースの少なくとも一辺において、嵌め込みピースと当接する側辺スペーサと、嵌め込みピースの底面において、嵌め込みピースと当接する底面スペーサとを備えることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、好ましくは嵌め込みピースが台座に嵌合した状態で、嵌め込みピースが、側辺スペーサと底面スペーサとで台座に保持され、側辺スペーサと底面スペーサとを除いて、嵌め込みピースと台座との間には所定の間隙を有することを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは嵌め込みピースが台座に嵌合した状態で、嵌め込みピースの少なくとも一つの角を押圧する場合に、嵌め込みピースが、底面スペーサを支点として、側辺スペーサと当接する一辺が側辺スペーサに対して摺動して、押圧した角が押圧向きに所定の間隙内で陥没するとともに、押圧した角の対角または対辺が押圧向きと逆向きに突出することを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは嵌め込みピースが正方形であり、側辺スペーサは、嵌め込みピースの各辺の中央部に対応して各々設けられ、底面スペーサは、嵌め込みピースより小さい正方形であって、台座に嵌合した状態の嵌め込みピースに対して、45°偏向して設けられることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは嵌め込みピースが三角形であり、側辺スペーサは、嵌め込みピースの各辺の中央部に対応して各々設けられ、底面スペーサは、嵌め込みピースより小さい三角形であって、台座に嵌合した状態の嵌め込みピースに対して、60°偏向して設けられることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは嵌め込みピースが六角形であり、側辺スペーサは、嵌め込みピースの各辺の中央部に対応して各々設けられ、底面スペーサは、台座に嵌合した状態の嵌め込みピースの押圧した一つの角に対して、直線状の支軸を形成することを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは底面スペーサが複数のドットからなることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは底面スペーサが、嵌め込みピースより小さいm角形(3≦m≦n)の各頂点に配置される複数のドットからなることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは嵌め込みピースと台座とが、所定の摩擦係数を有する木材またはプラスチックで形成されることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは台座の側辺スペーサと、側辺スペーサと当接する嵌め込みピースの一辺とが、嵌め込みピースを台座に嵌合した状態で、台座の姿勢如何に拘わらず嵌め込みピースを保持できる程度の静止摩擦力を有することを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルは、さらに好ましくは嵌め込みピースを台座に嵌合した状態で、台座の底面から嵌め込みピース底面にまで貫通する貫通孔を備えることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルユニットは、上述したいずれかの嵌脱自在パズルを平面状かつ一体的に複数備えることを特徴とする。
また、本発明の嵌脱自在パズルシステムは、上述の嵌脱自在パズルユニットを平面状に複数備えることを特徴とする。
本発明により、ピースの嵌脱が容易でありながら、縦置きにしても嵌め込んだピースが容易に脱落することのない嵌脱自在パズル等を提供できる。
第一の実施形態の嵌脱自在パズルの台座を説明する斜視図である。 第一の実施形態の嵌脱自在パズルの台座を説明する平面図である。 台座に嵌め込みピースを嵌め込んだ状態の嵌脱自在パズルを説明する図である。 嵌脱自在パズルの嵌め込みピースを取り外す状態を説明する図である。 第二の実施形態にかかる嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する斜視図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座の構成概要を説明する図である。 嵌め込みピースを嵌め込んだ嵌脱自在パズルユニットの構成概要を説明する概念図である。 六角形の凹部を備える台座と、凹部の底面に配置される底面スペーサのバリエーションを説明する図である。 三角形の凹部を備える台座と、凹部の底面に配置される底面スペーサのバリエーションを説明する図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を複数備える嵌脱自在パズルシステムを説明する平面図である。 嵌脱自在パズルシステムの各台座を締結する締結部材を説明する図である。 嵌脱自在パズルシステムの各台座を締結する他の締結部材を説明する図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する正面図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する背面図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する平面図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する底面図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する右側面図である。 嵌脱自在パズルユニットの台座を説明する左側面図である。 所望の高さを有するドット形状の底面スペーサを有する台座を説明する模式図である。 棒形状の底面スペーサを有する台座を説明する模式図である。 枠形状の底面スペーサを有する台座を説明する模式図である。 クロスバー形状の底面スペーサを有する台座を説明する模式図である。
実施形態で説明する嵌脱自在パズルは、プレイヤーがピースを自在に嵌め込んだり外したりすることができる。嵌め込んだピースは、台座に設けられたスペーサにより保持される。また、スペーサは、台座を傾けたり縦置きしたりしてもピースが脱落しない程度の摩擦力でピースを保持する。このため、完成した後のパズルをそのまま壁に掛けて鑑賞することも可能となる。
また、ピースは、台座のスペーサとのみ接触するので、台座とピースとの間には、スペーサの厚さに対応する空間が形成される。さらに、ピースの底部を支持する底面スペーサは、ピースの大きさに比して小さい。このため、底面スペーサが設けられていないピースの角を押圧すると、押圧されたピースの角は押圧方向に陥没し、その対角または対辺は突出するように、底面スペーサを支軸として、形成された空間内でピースが傾動することができる。
これにより、ピースの嵌脱を容易にできるので、プレイヤーは、様々なピース嵌め込み態様を試行しながらパズルを楽しむことが可能となる。各ピースには所定の配色や模様や文字を付しておいて、複数のピースを嵌め込めるパズルユニットや、複数のパズルユニットを係合したパズルシステムとした場合に、全体としてまとまりのある色彩や模様や図柄・文字等を完成させることとしてもよい。
この場合においても、ピースの嵌め込み作業と取り外し作業とは何度でも繰り返し試行することができる。このため、プレイヤーが主体的に指先を動作をさせる頻度を向上させることができ、知育の観点からもリハビリの観点からも、また年配者の頭の体操と指先の体操との観点からも好ましい。
全体的な図柄や色彩から見てピースの配置箇所が適切ではない場合であっても、ひとまずピースを台座に嵌め込んだ上で作成された図柄等を確認することができるので、過度な思考負担や熟練した作業が不要であって、比較的容易にプレイすることができる嵌脱自在パズル等を実現できる。
(第一の実施形態)
図1乃至図4を用いて、第一の実施形態の嵌脱自在パズル300の構成概要について説明する。図1は、嵌脱自在パズル300の台座110を説明する斜視図である。また、図2は、嵌脱自在パズル300の台座110を説明する平面図である。
図1と図2とにおいて、台座110は、正方形の嵌め込みピース120が嵌め込まれる正方形の凹部114を備える。凹部114の側壁には、四つの側辺スペーサ111(1),111(2),111(3),111(4)が設けられる。
また、凹部114の底面には、底面スペーサ112が設けられる。図1と図2とから理解されるように、底面スペーサ112は、凹部114よりも小さな正方形であり、凹部114に対して、45°偏向して配置される。すなわち、底面スペーサ112は、嵌合した嵌め込みピース120に対して、45°偏向して配置される。
図3は、台座110に嵌め込みピース120を嵌め込んだ状態の嵌脱自在パズル300を説明する図である。図3に示すように、凹部114に嵌め込まれた嵌め込みピース120は、各辺縁部において各々四つの側辺スペーサ111(1),111(2),111(3),111(4)で支持される。また、凹部114に嵌め込まれた嵌め込みピース120は、その底面において底面スペーサ112に支持される。
このため、台座110の凹部114に嵌め込みピース120が嵌め込まれた状態において、台座110と嵌め込みピース120との間は、各スペーサの厚さに対応する空間が形成される。すなわち、台座110と嵌め込みピース120との間は、四つの側辺スペーサ111(1),111(2),111(3),111(4)と底面スペーサ112とを除き、直接接触しない状態で保持される。
嵌め込みピース120は、台座110を縦置きした場合でも脱落せずかつ揺動しない程度の静止摩擦力を、側辺スペーサ111(1),111(2),111(3),111(4)から受けて保持される。この場合に、嵌め込みピース120を保持するために必要となる静止摩擦力は、厳密には嵌め込みピース120の質量によっても異なるが、台座110を上下反転させても嵌め込みピース120が脱落しない程度とすることが好ましい。
さらに好ましくは、嵌め込みピース120と、側辺スペーサ111(1),111(2),111(3),111(4)とは木製とする。これにより、嵌め込みピース120の脱落を防止できる程度の静止摩擦力を、比較的容易に得ることが可能となる。さらに、嵌め込みピース120が、嵌め込みピース120の嵌め込みと取り外しとに障害にならない程度の押圧力を、側辺スペーサ111(1),111(2),111(3),111(4)から受ける程度に、側辺スペーサ111の厚さを構成する。
図4は、嵌脱自在パズル300の嵌め込みピース120を取り外す状態を説明する図である。図1乃至図4から理解できるように、嵌め込ピース120の四隅の直下には、底面スペーサ112が存在しないので、中空状態となっている。このため、図4において、嵌め込みピース120の角部分を矢印向きに押し込めば、底面スペーサ112の一辺を支軸として、その対角が浮き上がる。これにより、嵌め込みピース120を台座110から容易に取り外すことが可能となる。従って、底面スペーサ112の厚さは、嵌め込みピース120の厚さと略同程度とすることが好ましい。
嵌脱自在パズル300は、例えば台座110の四角形枠の表面と、嵌め込みピース120の表面とで一体的な図柄や模様が完成されるようにしてもよい。この場合には、例えば、嵌め込みピース120を嵌め込む向きや表面か裏面かによって、異なる図柄や異なる模様が完成されることとしてもよい。
また、図1と図2とに示すように、台座110は底面において、貫通孔113を備えることが好ましい。台座110が貫通孔113を備えることで、外部から台座110の底面の貫通孔113に棒を差し込み、棒が嵌め込みピース120を突いて浮かせることで、嵌め込みピース120を取り外し容易にすることとできる。
また、底面スペーサ112は、四角形やひし形の板状の形状に限定されることはなく、嵌め込みピース120の一隅を押圧された場合の支軸または支点を形成し得る形状であればよい。底面スペーサ112は、例えば所望の高さを有するドット形状や、棒形状、枠形状やクロスバー形状とすることができる。なお、底面スペーサ112のバリエーションを説明する下記図19〜図22においては、図面の符号は省略している。
図19は、所望の高さを有するドット形状の底面スペーサ112を有する台座110を説明する模式図である。ドット形状の底面スペーサ112は、二つのドットで仮想的な支軸を形成し、押圧された角隅の対角をいわばシーソーのようにして、上方へと持ち上げる。
また、図20は、棒形状の底面スペーサ112を有する台座110を説明する模式図である。棒形状の底面スペーサ112は、一つの棒が支軸となり、押圧された角隅の対角をいわばシーソーのようにして、上方へと持ち上げる。
また、図21は、枠形状の底面スペーサ112を有する台座110を説明する模式図である。枠形状の底面スペーサ112は、枠の一辺が支軸となり、押圧された角隅の対角をいわばシーソーのようにして、上方へと持ち上げる。
また、図22は、クロスバー形状の底面スペーサ112を有する台座110を説明する模式図である。クロスバー形状の底面スペーサ112は、クロスバーの隣接する端部が仮想的な支軸となり、押圧された角隅の対角をいわばシーソーのようにして、上方へと持ち上げる。
(第二の実施形態)
図5乃至図7を用いて、第二の実施形態にかかる嵌脱自在パズルユニット700について説明する。図5は、第二の実施形態にかかる嵌脱自在パズルユニット700の台座510を説明する斜視図である。嵌脱自在パズルユニット700の台座510は、第一の実施形態で説明した嵌脱自在パズル300の台座110を、実質的に縦横各5つずつまとめて一体的に構成したユニットである。
図5において嵌脱自在パズルユニット700の台座510は、5×5の嵌脱自在パズル300の台座110を備える構成として示すが、嵌脱自在パズルユニット700における嵌脱自在パズル300の台座110の構成数は任意とすることができる。
また、図5において嵌脱自在パズルユニット700の台座510は、5×5の嵌脱自在パズル300の台座110を一体構成として備える。しかし、嵌脱自在パズルユニット700の台座510は、5×5の嵌脱自在パズル300の台座110を一体構成として備えていなくてもよく、複数の嵌脱自在パズル300の台座110を締結装置等を用いて互いに締結して、例えば5×5に構成してもよい。
図5においては、台座510の各側面外側に、隣接して他の台座510を嵌合して連結できる凹凸を設けている。複数の台座510を連結してより大きなパズルシステムを構成する場合に、このような凹凸を設けることにより、各台座510がずれることなく確実に連結できるので好ましい。なお、嵌脱自在パズルユニット700は、上述したように実質的に第一の実施形態で説明した嵌脱自在パズル300を複数備える構成となるので、説明の重複を避けるために、ここではその説明を簡略にすることとする。
また、図13〜図18は、嵌脱自在パズルユニット700の台座510を説明する六面図である。
図6は、嵌脱自在パズルユニット700の台座510の構成概要を説明する図である。また、図7は、嵌め込みピース520を嵌め込んだ嵌脱自在パズルユニット700の構成概要を説明する概念図である。
図6と図7とにおいて、嵌脱自在パズルユニット700の台座510は、複数の凹部514に対応して、各々複数の底面スペーサ512と四つの側辺スペーサ511(1),511(2),511(3),511(4)とを備える。
四つの側辺スペーサ511(1),511(2),511(3),511(4)の厚さは、嵌め込みピース520に対して、脱落しないように保持できる程度の押圧力及びそれに起因する静止摩擦力を生じさせ、かつ嵌め込みピース520を取り外す場合に必要となる遊び空間を形成できる程度の厚さとすることが好ましい。
また、底面スペーサ512の厚さは、嵌め込みピース520を取り外す場合に、押圧された角が、充分に陥没できる程度の空間を形成する程度の厚さとする。好ましくは、底面スペーサ512の厚さは、嵌め込みピース520の厚さと略同程度とする。これにより、嵌め込みピース520の任意の角を下方に押圧した場合に、底面スペーサ512の対応する一辺を支軸として、対角が上方に適量(好ましくは、嵌め込みピース520の厚さより大きい)だけ突出し、嵌め込みピース520を容易に取り外すことが可能となる。
なお、嵌脱自在パズルユニット700の台座510は、各凹部514の底面に、第一の実施形態で説明した貫通孔113を備えていてもよい。嵌脱自在パズルユニット700においては、嵌め込みピース520の数が複数であるので、例えば予め複数の棒状ピンを平面状に所定間隔で立ててセットしておき、その上方から台座510の貫通孔113に複数の棒状ピンを一度に挿入させてもよい。これにより、各棒状ピンが、同時に複数の嵌め込みピース520を突いて、嵌め込みピース520を容易に短時間で取り外すことができる。
次に、図8と図9とを参照して、台座510の凹部514の形状バリエーションと、その底面スペーサ512のバリエーションとについて説明する。なお、台座510の凹部514の形状は、嵌脱自在パズルユニット700の嵌め込みピース520の形状に対応する。
図8は、六角形の凹部814を備える台座810と、凹部814の底面に配置される底面スペーサ812のバリエーションを説明する図である。図9は、三角形の凹部914を備える台座910と、凹部914の底面に配置される底面スペーサ912のバリエーションを説明する図である。
図8(a)は、ドット状の底面スペーサ812(1)を備える台座810を説明する図である。また、図8(b)は、直線状の底面スペーサ812(2)を備える台座810を説明する図である。
また、図8(c)は、長方形の枠状の底面スペーサ812(3)を備える台座810を説明する図である。また、図8(d)は、長方形の板状の底面スペーサ812(4)を備える台座810を説明する図である。
図8(a)〜図8(d)のいずれにおいても、六角形の嵌め込みピースの図面における上端の角または下端の角を押圧することで、対応する底面スペーサ812(1)〜812(4)が支軸を形成し、他端の角が浮き上がることとなる。
この場合に、支軸位置が、押圧する部分に比較的近い配置構成となるので、てこの原理により、押圧による陥没深さに対して他端の突出高さが比較的高くなり、嵌め込みピースの取り外しがさらに容易となる。なお、底面スペーサ812は支軸ではなく支点を形成するような形状や配置としてもよい。
また、図9(a)は、ドット状の底面スペーサ912(1)を備える台座910を説明する図である。また、図9(b)は、直線状の底面スペーサ912(2)を備える台座910を説明する図である。
また、図9(c)は、三角形の枠状の底面スペーサ912(3)を備える台座910を説明する図である。また、図9(d)は、三角形の板状の底面スペーサ912(4)を備える台座910を説明する図である。
図9(a)〜図9(d)に示すいずれの場合においても、押圧する角と浮き上がる対辺とのほぼ中間に支軸が形成されることとなるので、比較的小さな押圧力で、対辺を上方に浮き上がらせることが可能となる。なお、底面スペーサ912は支軸ではなく支点を形成するような形状や配置としてもよい。
嵌脱自在パズルユニット700は、全体として一体的または統一感のある図柄や模様となるように、各嵌め込みピース520の表面または裏面と、台座510の辺縁部等とに、任意の配色や彫刻を配してもよい。
台座510の凹部514,814,914の形状と、その底面スペーサ512,812,912とは、上述した説明に限定されることはなく、適宜組み合わせ適用してもよい。また、凹部514,814,914の形状と、その底面スペーサ512,812,912とは、嵌め込みピース520のいずれかの一隅を押圧して対辺または対角を浮き上がらせることができる限りにおいて、任意の形状と任意の配置とすることができる。
(第三の実施形態)
図10は、嵌脱自在パズルユニット700の台座510を複数備える嵌脱自在パズルシステム1000を説明する平面図である。図10においては紙面の都合上、嵌脱自在パズルシステム1000について、台座510(1),510(2),510(3),510(4),510(5),510(6),510(7)を図示した。しかしこれに限定されることはなく、嵌脱自在パズルシステム1000は、任意の数の台座510を備えてよいものとする。
これにより、嵌脱自在パズルシステム1000全体として、統一感のある図柄や模様等を完成させるパズルとすることができる。嵌脱自在パズルシステム1000は、実質的に第一の実施形態で説明した嵌脱自在パズル300を複数備える構成となるので、説明の重複を避けるために、ここではその説明を省略する。
図11は、嵌脱自在パズルシステム1000の各台座510を締結する締結部材1160を説明する図である。図11(a)が締結部材1160を説明する図であり、図11(b)が締結部材1160を用いて複数の台座510を締結した状態を説明する図である。
図11から理解されるように、締結部材1160は、隣接する台座510の一辺の脚部分を底側から共にクリップ状に挟み込んで、両者を締結する。また、締結部材1160は、挿脱が容易であるので、組み替えや配置換えが容易に可能な嵌脱自在パズルシステム1000となる。
また、図12は、嵌脱自在パズルシステム1000の各台座510を締結する他の締結部材1260,1261を説明する図である。図12(a)が締結部材1260,1261を説明する図であり、図12(b)が締結部材1260,1261を用いて複数の台座510を締結した状態を説明する図である。
図12から理解されるように、締結部材1261は、隣接する四つの台座510の角の脚部分を底側から共にクリップ状に挟み込んで、四隅を締結する。また、締結部材1260は、隣接する二つの台座510の角の脚部分を共にクリップ状に挟み込んで、二隅を締結する。締結部材1260,1261は、挿脱が容易であるので、組み替えや配置換えが容易に可能な嵌脱自在パズルシステム1000とできる。
また、嵌脱自在パズルシステム1000は、額縁やのり付け等をすることなく、そのままで縦置きにして壁等に掛けて鑑賞することができる。また、嵌脱自在パズルシステム1000は、自在にその構成や形状を組み変えることが可能である。また、嵌脱自在パズルシステム1000は、個々の嵌め込みピースを容易に着脱することが可能でありながら、予期せぬ嵌め込みピースの脱落を回避できる。
上述した嵌脱自在パズル300と嵌脱自在パズルユニット700と嵌脱自在パズルシステム1000とは、各実施形態での説明に限定されることはなく、自明な範囲で構成を適宜変更してもよく、また自明な範囲で形状を適宜変更し、または模様を付加してもよい。
例えば、嵌め込みピースの形状は各々円形としてもよい。また、嵌脱自在パズルユニット700を多数組み合わせた嵌脱自在パズルシステム1000とし、例えば看板や標識、表示板などとして用いてもよい。嵌め込みピースに所定の色彩や模様を付しておけば、嵌脱自在パズルシステム1000全体として、特定のメッセージを対象者に視認させる広告として用いることもできる。
また、台座はプラスチックで形成してもよく、嵌め込みピースは木材とプラスチックとのいずれかで形成してもよい。木材を用いる場合には、例えば白樫を用いてもよい。白樫は適度な強度を有するので、例えば厚さ4ミリメートル程度の嵌め込みピースとした場合に、プレイヤーが誤って口内に挿入して噛むようなことがあっても割れないピースとでき耐久性が向上する。また、白樫は塗装等との親和性が高く、模様や文字等を嵌め込みピースに付しやすいので好ましい。さらに、嵌め込みピースの中心付近に孔を開けておくことで、ピースに紐を通して数珠つなぎとして遊べる玩具とすることもできる。これにより、ピースを台座に嵌め込まない状態で収納する場合などに、ピースがばらけず紐通しにより束ねて保管できるので好ましい。さらに、嵌め込みピースの側面や表面に、例えばレーザ等を用いて、ピースの模様や文字等の種類情報を通知する凹凸や溝を刻印し、これをマーカとして、目の不自由な方でも凹凸によりピースの種別情報を取得でき、楽しめるパズルとしてもよい。また、レーザ等による刻印技術を用いて、嵌め込みピースの模様や文字等を付してもよい。これにより、指先の触覚等により、刻印によるわずかな凹凸を知覚することが可能となる。
本発明は、知育玩具や知能パズル、高齢者や障害者のリハビリテーション及びレクリエーション機器、繰り返し利用可能な表示板等に幅広く適用できる。
110・・台座、111・・側辺スペーサ、112・・底面スペーサ、113・・貫通孔、114・・凹部、120・・嵌め込みピース、300・・嵌脱自在パズル、700・・嵌脱自在パズルユニット、1000・・嵌脱自在パズルシステム。

Claims (3)

  1. n角形(n≧3の整数)の嵌め込みピースと、前記嵌め込みピースと嵌合する台座とからなる嵌脱自在パズルにおいて、前記台座は、前記嵌め込みピースの全ての辺において、前記嵌め込みピースと当接する側辺スペーサと、前記嵌め込みピースの底面において、前記嵌め込みピースと当接する底面スペーサと、を備え、前記嵌め込みピースが前記台座に嵌合した状態で、前記嵌め込みピースは、前記側辺スペーサと前記底面スペーサとで前記台座に保持され、前記側辺スペーサと前記底面スペーサとを除いて、前記嵌め込みピースと前記台座との間には所定の間隙を有し、前記嵌め込みピースが前記台座に嵌合した状態で、前記嵌め込みピースの少なくとも一つの角を押圧する場合に、前記嵌め込みピースは、前記底面スペーサを支点として、前記側辺スペーサと当接する辺が前記側辺スペーサに対して摺動して、前記押圧した角が押圧向きに前記所定の間隙内で陥没するとともに、前記押圧した角の対角または対辺が押圧向きと逆向きに突出することを特徴とする嵌脱自在パズル。
  2. 請求項1に記載の嵌脱自在パズルを平面状かつ一体的に複数備える嵌脱自在パズルユニット。
  3. 請求項2に記載の嵌脱自在パズルユニットを平面状に複数備える嵌脱自在パズルシステム。
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