JP5878910B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズーム機能及びシフト機能を有する撮像装置に関し、より具体的には、操作性が良く、スペースを取らないズーム機能を作動させるための第1の操作手段及びシフト機能を作動させるための第2の操作手段を備える撮像装置に関する。
従来より、カメラ、ビデオカメラ等による撮影において、結像平面である撮像手段の光軸に対して、光学系の光軸をその垂直方向にずらすことにより、被写体の撮影画像が先窄まる歪みを補正するシフト(又はあおり)処理が行われている。
例えば、特許文献1は、いわゆる銀塩カメラに用いるシフトレンズ系を開示する。当該シフトレンズ系は、前群と後群のレンズ群で構成され、後群のレンズ群の全体又はその一部を光軸と垂直な方向にシフトすることで歪みを補正する。
また、非特許文献1は、銀塩カメラに装着可能なシフトレンズを開示する。このシフトレンズは、シフトレンズの角度を変更するためのシフトつまみが、シフトレンズの筐体の側面に装着されている。カメラを操作する操作者は、シフトつまみを回動することにより、シフト量を調整できる構成である。
特開平4−253041号
Canon EF LENS、[online]、1991年、JPN−3−4頁、CANON INC.、[平成25年10月28日検索]、インターネット〈URL:http://cweb.canon.jp/manual/ef/ts-e/ts-e45f28-ja.pdf〉
上述の通り、非特許文献1に開示されるシフトレンズと、従来から知られるズームレンズを利用することにより、シフト機能及びズーム機能を有するカメラを実現することができる。しかし、ズーム用リング及びシフトつまみによる操作は、ズーム用リングやシフトつまみの形状や、ズーム用リングやシフトつまみの位置関係によって、撮影者の操作が困難になることや、撮影者がその操作を習熟するまでに時間を要する恐れがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、シフト機能及びズーム機能の操作が容易かつ簡便にできるシフト機能及びズーム機能を作動させる操作手段を備える撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置の第1の態様は、ズーム機能及びシフト機能を有する撮像装置であって、前記ズーム機能を作動させるための第1の操作手段と、前記第1の操作手段の近傍に配置され、前記シフト機能を作動させるための第2の操作手段と、を備える。
また、本発明の撮像装置の第2の態様によれば、第1の態様の撮像装置であって、前記第2の操作手段は、第1の操作手段により囲まれている。
また、本発明の撮像装置の第3の態様によれば、第1の態様の撮像装置であって、前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段は、互いに同心に回転可能な2つのリング状部材を有し、一方のリング状部材を回転させることにより、前記ズーム機能が作動し、他方のリング状を回転させることにより、前記シフト機能が作動する。
また、本発明の撮像装置の第4の態様によれば、第3の態様の撮像装置であって、前記他方のリング状部材は、前記一方のリング状部材の外周面に装着されている。
また、本発明の撮像装置の第5の態様によれば、第3の態様の撮像装置であって、前記一方のリング状部材及び他方のリング状部材は、同一の支柱部材に装着されている。
本発明に係る撮像装置によれば、シフト機能を作動させるための第2の操作手段が、ズーム機能を作動させるための第1の操作手段の近傍に配置されているため、撮影者により容易かつ簡便に両操作を実現できる撮像装置を提供できる。
(a)は、第1の実施形態に係るデジタルカメラを背面側から模式的に示す斜視図であり、(b)は、図1(a)の側面図であり、(c)は、図1(a)の平面図であり、(d)は、ズーム用つまみとシフト用つまみを示す分解斜視図である。 シフト機能に係る実施形態であるデジタルカメラを光軸に沿って示す模式断面図であり、(a)は、第1及び第2のレンズ群の光軸と撮像素子の光軸が一致する整合位置を示し、(b)は、第1及び第2のレンズ群の光軸と撮像素子の光軸がずれている非整合位置を示す。 建物を表示するLCDを模式的に示す模式図であり、(a)は、建物がLCD内に納まらない状態、(b)は、ズームアウトし建物がLCD内に納まっている状態、(c)は、シフト画像を表示している状態である。 (a)、(b)は、歪み量とシフト量の関係を演算するための演算方法を説明するための図である。 歪み量とシフト量との関係を示すグラフである。 デジタルカメラのブロック図である。 シフト画像を生成するための流れ図である。 (a)、(b)は、歪み量とシフト量の関係を演算するための演算方法を説明するための図である。 (a)は、第2の実施形態に係るデジタルカメラを正面側から模式的に示す斜視図であり、(b)は、第1の操作リングと第2の操作リングの構成を説明する模式斜視図である。 (a)は、第3の実施形態に係るデジタルカメラを正面側から模式的に示す斜視図であり、(b)は、ズーム用つまみとシフト用つまみの構成を説明する模式斜視図である。
以下に、本発明に係る撮像装置を適用した実施形態であるデジタルカメラ及びシフト機能に係る実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、後述の実施形態及び変形例により本発明が限定されるものではない。
〔第1の実施形態〕
図1(a)は、第1の実施形態に係るデジタルカメラ1を背面側から模式的に示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の側面図であり、図1(c)は、図1(a)の平面図であり、図1(d)は、ズーム用つまみとシフト用つまみを示す分解斜視図である。
本実施形態に係るデジタルカメラ1は、ズーム機能及びシフト機能を有し、ズーム機能を作動させるための第1の操作手段である第1の操作ボタン3と、第1の操作ボタン3の近傍に配置され、シフト機能を作動させるための第2の操作手段である第2の操作ボタン5と、を備える。デジタルカメラ1の各構成要素について以下に説明する。
図1(d)に示されるように、第1の操作ボタン3は、背面視において、略矩形のリング状部材から形成されている。さらに、第1の操作ボタン3は、縦枠部3a、3bと、縦枠部3a、3bの両端を連結する横枠部3c、3dを有する。縦枠部3a、3bは、その長手方向のほぼ中点に、突出する支持突起10a、10bを備える。また、横枠部3c、3dの長手方向のほぼ中点に、屈曲する屈曲部11(11c、11d)が設けられている。屈曲部11c、11dのそれぞれには、横枠部3c、3dから離れる方向に延在する枢動軸13(13c、13d)が設けられている。枢動軸13c、13dは、半円柱形であり、湾曲面が後述するボタン受部材9の軸受部17に枢動可能に装着される。
上記構成の第1の操作ボタン3が装着されるボタン受部材9は、背面視において略矩形状の枠体であり、縦壁部9a、9b及び縦壁部9a、9bの両端を連結する上壁部9c、下壁部9bとを有する。上壁部9cの長手方向の中間部であって、正面側には、第1の操作ボタン3の枢動軸13cを枢動可能に支持する軸受部17が設けられている。同様に、図面には示されていないが、下壁部9dにも、第1の操作ボタン3の枢動軸13dを枢動可能に支持するための軸受部が設けられている。したがって、第1の操作ボタン3は、ボタン受部材9に装着された状態では、第1の操作ボタン3が、枢動軸13c、13dを支点として、図1(c)の矢印19方向に枢動可能である。
ボタン受部材9の縦壁部9a、9bそれぞれの外面には、スイッチ用電極19が装着されている。スイッチ用電極19は、2つの金属部材を備え、2つの金属部材の一端部が互いに固定される固定端であり、2つの金属部材の他端部が自由端である。両金属部材のいずれにも力が加わっていない場合には、両金属部材は互いに離間し、絶縁状態である。他方、一方の金属部材に力が加わり両方の金属部材が互いに接触すると、導通状態となる。このように、スイッチ用電極19は、導電性で可撓性のある材料から形成される。
また、ボタン受部材9の上壁部9c及び下壁部9dとの間を連結する一対の支持部材22が、互いに平行に延在する。支持部材22は、後述の第2の操作ボタン5の揺動軸21を揺動可能に装着できるように湾曲部を備える。
第2の操作ボタン5は、側面視で略流線形状の板状部材から構成される。その両端面には、突出する円柱状の揺動軸21が設けられている。前述の通り、揺動軸21がボタン受部材9の支持部材22の湾曲部に矢印23方向に揺動可能に装着される。また、第2の操作ボタン5は、第1の操作ボタン3の縦壁部9a、9b、横壁部9c、9dにより囲まれる矩形空間内で、矢印23方向に揺動可能に配置できるように寸法付けされている。
第2の操作ボタン5を図1(b)の矢印23の上方又は下方に揺動させると、不図示の導電部材であるスイッチ電極に第2の操作ボタン5が接触し、導通状態が実現される。一方、第2の操作ボタン5に力を加えない状態では、導電部材に非接触で導通しない。例えば、第2の操作ボタン5を矢印23の上方又は下方に揺動させ、ボタン受部材9に設けられているスイッチ用電極(不図示)に接触すると、後述するシフト機能の動作が開始するように構成される。
上記の通り、本実施形態では、第1の操作ボタン3の壁部9により囲まれる矩形空間内で、第2の操作ボタン5が配置され、第1の操作ボタン3及び第2の操作ボタン5が互いに近い位置関係を有する。したがって、デジタルカメラ1を操作する操作者は、例えば、親指一本で第1の操作ボタン3や第2の操作ボタン5を容易に操作できる。
なお、上記実施形態では、デジタルカメラ1の筐体7の一面(背面7a)に第1及び第2の操作ボタン3、5を設ける構成であるが、第1及び第2の操作ボタンを、互いに隣り合うように、異なる面(背面7aと上面7b)に設ける構成とすることも可能である。
〔シフト機能〕
次に、第2の操作ボタン5により作動するシフト機能に係る実施形態について図2〜図8を参照しつつ説明する。図2(a)〜(b)は、シフト機能に係る実施形態であるデジタルカメラ1を光軸Oに沿って示す模式断面図であり、図2(a)は、第1及び第2のレンズ群303、305の光軸Oと撮像素子であるCCD313の光軸Pが一致する整合位置を示し、図2(b)は、第1及び第2のレンズ群303、305の光軸OとCCD313の光軸Pがずれている非整合位置を示し、図3(a)〜(c)は、建物を表示するLCD15を模式的に示す模式図であり、図3(a)は、建物BがLCD15内に納まらない状態、図3(b)は、ズームアウトし建物BがLCD15内に納まっている状態、図3(c)は、シフト画像を表示している状態であり、図4(a)、図4(b)は、歪み量xとシフト量Sの関係を演算するための演算方法を説明するための図である。また、図5は、歪み量xとシフト量Sとの関係を示すグラフであり、図6は、デジタルカメラ1のブロック図であり、図7は、シフト画像を生成するための流れ図であり、図8(a)、図8(b)は、歪み量xとシフト量Sの関係を演算するための演算方法を説明するための図である。
本実施形態に係る手振れ機能付きのデジタルカメラ1は、光軸Oを有する光学系である第1及び第2のレンズ群303、305と、第1及び第2のレンズ群303、305からの光束が入射し被写体の画像情報を取得する撮像手段であるCCD13と、第1及び第2のレンズ群303、305の光軸Oと、CCD13の光軸Pとが一致する整合位置(図2(a)参照。)と、第1及び第2のレンズ群303、305の光軸Oと、CCD13の光軸Pとが一致しない非整合位置(図2(a)参照。)との間で、第1及び第2のレンズ群303、305とCCD13とを相対移動可能な駆動手段であるアクチュエータ17と、前記整合位置においてCCD13により取得される第1の画像情報及び前記非整合位置(図2(b)参照。)においてCCD13により取得される第2の画像情報から取得される歪み量x(図2(a)参照。)と、第1及び第2のレンズ群303、305の光軸O及びCCD13の光軸Pのシフト量S(図2(b)参照。)との関係を演算する演算手段である演算部115(図5参照。)と、シフト画像(図2(c)参照。)を歪み量xとシフト量Sとの関係に基づき前記第1の又は第2の画像情報から生成する画像処理手段である画像処理部109と、を備える。また、駆動手段としては、圧電素子等の種々の駆動機構が利用できる。
図3に示すように、デジタルカメラ1は、さらに付随的な構成要素として、液晶画面であるLCD15と、制御部101(図5参照。)と、デジタルカメラ1を使用する操作者が指令を入力する操作部(第1及び第2の操作ボタン3,5(図5参照。))と、外部メモリ111(図5参照。)とを備える。さらに、図5に示されるように、制御部101は、各構成要素を統括するCPU(中央処理装置)103と、取得される画像情報等を格納するRAM(Random
Access Memory)105と、デジタルカメラ1を作動させるためのプログラム等が格納されているROM(Read Only Memory)107とを備えている。また、デジタルカメラ1の各構成要素は、バスを通じて電気的に連結されている。
さらに、CPU103には、CCD13の光軸Pが第1及び第2のレンズ群303、305の光軸Oに対し垂直方向(デジタルカメラ1を水平面に載置する場合の鉛直方向)にずれるように、CCD13を移動できるアクチュエータ17や、デジタルカメラ1の手振れを検知するための角速度センサ51や、CCD13や、ズーム機能を作動させるためにレンズを光軸Pに沿って移動させるためのズーム用アクチュエータ(不図示)に電気的に連結されている。従って、CCD13、モータ17、角速度センサ51、アクチュエータ17、ズーム用アクチュエータは、CPU103との間で信号の授受を行い制御される。
なお、シフト機能に係る実施形態に組み込まれる手振れ防止機能は、角速度センサ51によりデジタルカメラ1自体のぶれ(動き)量を計測し、その動き量に基づき、CCD13を鉛直方向に移動する駆動手段であるアクチュエータ17を駆動し、CCD13を上下左右に動かし、所定の位置に光が届くようにする既知の方法である。もちろん、角速度センサ51により取得されるデジタルカメラ1の動き量に基づき、CCD13を動かす代わりに、光学系(例えば、第2のレンズ群305)を駆動手段により移動させ、CCD13の所定の位置に光を到達させ、手振れを防止する方法を適用することも可能である。
次に、上記構成のデジタルカメラ1によるシフト機能について説明する。なお、初期状態においては、デジタルカメラ1の第1及び第2のレンズ群303、305の光軸Oと、CCD13の光軸Pとは、一致する整合位置(図2(a)参照。)にある。デジタルカメラ1の操作部である第2の操作ボタン5を用いて操作者がシフト機能を作動させる
撮影者は、デジタルカメラ1のLCD15を観ながら、デジタルカメラ1を所望の被写体である建物Bに向ける。被写体がLCD15、すなわちCCD13内の領域内に納まるか否かを識別する(図6のステップS101)。このときに、例えば、図3(a)に示すように、建物全体がLCD15の領域内に納まらない場合には、デジタルカメラ1に予め搭載されているズーム機能の広角(ワイド)側に光学系(第1及び第2のレンズ群303、305)を操作部である第1の操作ボタン3により操作し、建物B全体がLCD15内に納まるように調整する(図6のステップS102)。このとき、図3(b)に示されるように、建物Bの左右の壁面が、先窄まりの状態でLCD15に表示される。また、このときの画像情報は、光軸Oと光軸Pとは一致する整合位置(図2(a)参照。)における第1の撮像情報としてRAM105、外部メモリ111等の記憶手段に記憶される(図6のステップS103)。
次に、CPU103からの駆動信号がアクチュエータ17に送られ、アクチュエータ17が作動する。アクチュエータ17により、CCD13の光軸Pが、光軸Oに垂直な鉛直方向に距離S1だけずれた非整合位置に配置されるように、CCD13が移動する(図2(b)参照。)。このときの画像情報は、LCD15には、図3(c)に示されるように、建物Bの左右の壁面が互いに平行(ほぼ鉛直方向)に延在する状態で表示されるとともに、RAM105、外部メモリ111等の記憶手段に第2の画像情報として記憶される(図6のステップS104)。
次に、演算部115では、上記した整合位置での第1の画像情報(図3(b)参照。)と、非整合位置での第2の画像情報(図3(c)参照。)に基づいて、歪み量x及びシフト量Sとの関係が演算される。
歪み量xとシフト量Sは、以下の通り演算される。図3(b)に対応する図4(a)に示される第1の画像情報に基づき、建物Bの底辺31の長さ(画素数)に対する上辺33の長さ(画素数)の比である歪み量b0/a0を取得する。一方、図3(c)に対応する図4(b)に示される第2の画像情報(シフト画像)に基づき、建物Bの底辺35の長さ(画素数)に対する上辺37の長さ(画素数)の比である歪み量b1/a1を取得する。
ここで、xは、建物Bの底辺31の長さ(画素数)に対する上辺33の長さ(画素数)の比率を示す歪み量であり、Sは、光学系(第1及び第2のレンズ群303、305)の光軸0とCCD13の光軸Pとの間の距離(シフト量)とする。そして、上辺33に関する歪み量xとシフト量Sの関係を示す以下の式1を取得する(図7のステップS105)。この式1が取得されると、撮影者は、LCD15を観ながら操作部である第2の操作ボタン5によりシフト量Sを調整し、建物Bの歪み量x(すなわちb/a)を調整し、任意のシフト画像を取得できる。
S={1/(b1/a1−b0/a0)}・{(S1−S0)x+(b1/a1)・S0−(b0/a0)・S1} (式1)
上記構成によれば、整合位置における第1の画像情報(図5のグラフのT点)と、非整合位置における第2の画像情報(図5のグラフのU点)とから、歪み量xと、シフト量Sの関係を演算し取得しRAM105等の記憶手段に記憶する。なお、上記ステップS105において、上辺33に関するシフト量Sと建物Bの歪み量xとの関係について説明したが、このステップでは、上辺33を構成する画素列より下段に配置され、建物Bの幅寸法に対応する画素列の各々についても演算及び取得される。例えば、建物Bの高さ寸法を規定する画素の数(高さ寸法)がhと仮定する。この場合、建物Bを構成する幅方向(図4の左右方向)長さを規定する画素列(上辺bを構成する画素列を含む)がh段存在することになる。このh段の全ての画素列に関し、画素列それぞれのシフト量Sと建物Bの歪み量xとの関係式を演算し取得する。
その後、操作者は、任意の歪み量(例えば、図5のグラフのV点、歪み量b2/a2、シフト量S2)を有するシフト画像を取得する場合には、h段分の画素列に関する式1と、第1及び第2の画像情報とに基づき、画像処理部109により生成されるh段分の画像情報をLCD15上で表示し視認できる(図7のステップS106)。
なお、上記シフト機能に係る実施形態では、被写体である建物Bの全体が、CCD13の撮像領域内に納まるか否かを識別し(ステップS101)、納まらない場合には、納まるように調整する(ステップS102)が、これらの工程は、シフト画像を生成する際に、必須の工程ではないことは言うまでもない。シフト機能に係る本実施形態は、建物Bのシフト画像を生成する例を示すにすぎない。
(変形例1)
上記シフト機能に係る実施形態では、撮像素子であるCCD13をアクチュエータ17により移動する構成であったが、変形例1に係るデジタルカメラは、CCD13を固定し、光学系(第1のレンズ群303又は第2のレンズ群305)を移動させる構成である。例えば、補正光学系である第2のレンズ群305の光軸をCCD13の光軸Pの垂線であって鉛直線上に移動させることによりシフト機能を付与することが可能である。
この構成では、デジタルカメラ1の操作者により操作部である第2の操作ボタン5を用いて、まず、光学系(第1及び第2のレンズ群303、305)の光軸O及びCCD13の光軸Pが一致する整合位置(図2(a)参照。)において図3(b)に示すような第1の画像情報を取得しRAM105等の記憶手段に格納する。そして、第2のレンズ群305の光軸をCCD13の光軸Pに対して垂直な方向にずらす非整合位置(図2(b)参照。)において、図3(c)に示すような建物Bの第2の画像情報を取得しRAM105等の記憶手段に格納する。その後は、上記シフト機能に係る実施形態と同様に歪み量xとシフト量Sとの関係を示す式1を取得し、その式1に基づき任意のシフト画像を画像処理部109により生成しLCD15に表示させる。
その後は、シフト機能に係る実施形態と同様に、操作部である第2の操作ボタン5で操作しながら、画像処理部109により生成されるシフト画像をLCD15に表示させ、それを観ながら第2の操作ボタン5を操作して所望の建物Bの画像情報を取得し、必要に応じて外部メモリ111等に保存する。
(変形例2)
上記シフト機能に係る実施形態の変形例2は、デジタルカメラ1に予め内蔵されている手振れ機能を利用しシフト機能を実現する構成である。手振れ画像とは、デジタルカメラのシャッターが開いている間に、操作者がデジタルカメラ1を動かすことによって、静止被写体を撮像しているにも拘わらず、撮影画像が流れてしまう現象である。
手振れ防止機能では、前述したように角速度センサ51により得られた3次元方向のデジタルカメラ1自体の動き(手振れ量)を検出し、手振れ量に応じて光学系の光軸O及びCCD13の光軸Pとを相対移動させる。
変形例2のデジタルカメラでは、操作者が操作部である第2の操作ボタン5によりシフト機能に必要な画像情報を、手振れ機能で取得される画像情報で代替する。具体的には、手振れ機能が作動していないときの画像情報を第1の画像情報として取得し、手振れ機能が作動しているときの画像情報を第2の画像情報として取得し、併せて第2の画像情報を取得した際のシフト量の情報を取得する。手振れ機能では角速度センサ51により取得されるぶれ量に基づきCCD13のシフト量が演算部115により演算される。
なお、手振れ機能におけるシフト量は、必ずしも光軸Oに対する垂直方向への移動量とは限らない。従って、シフト機能に係る実施形態と同様に鉛直方向に関するシフト画像を取得する場合には、取得されたぶれ量に基づきぶれ量の鉛直方向成分、すなわちシフト量Sが演算部115により演算され、RAM105等の記憶手段に格納される。
さらに、前述のシフト機能に係る実施形態と同様に第1及び第2の画像情報に関連し、同一の建物Bの下辺aに対する上辺bの比である歪み量xをそれぞれ演算し、RAM105等の記憶手段に格納される。その後は、記憶手段に格納されている第1及び第2の画像情報、歪み量x並びにシフト量Sから、演算部により式1の関係式が取得される。従って、操作者は、画像処理部109により生成されLCD15に表示される撮影画像を観ながら任意のシフト画像を取得できる。
このように、シフト機能用の構成要素を新たに撮像装置に組み込むことなく、すでに内蔵されている手振れ防止機能で取得される画像情報等を利用し、シフト機能を実現できる。よって、シフト機能に係る実施形態及び変形例1に比べ、より簡易な構成で、シフト機能を撮像装置に付与できる。
なお、変形例2の構成では、手振れ防止機能に関連し取得されるシフト量Sと建物Bの上辺と底辺との歪み量xは、手振れに由来するので相対的に小さくなる。すなわち、手振れ防止機能においてシフト機能に流用する画像情報等には、歪み量xが1となる(歪み無しの)場合の画像情報が含まれないことが想定される。
この場合であっても、前述のシフト機能に係る実施形態に関連し説明したように、シフト画像の画像情報を演算し取得できる。すなわち、整合位置で取得される第1の画像情報から図5のグラフT点の値を得て、非整合位置で取得される第2の画像情報から図5のグラフのV点の値が得られた場合、建物Bと認識されるh段分の画素列毎に関し式1の関係を演算し取得する。例えば、U点における画像情報(歪み量が1の歪みがない状態)を取得する指令を、操作部である第2の操作ボタン5からCPU103が受ける。その際、演算部115では、h段分の画素列に関する式1から、h段分それぞれの画素列(幅寸法)に関する歪み量xを演算し取得し、シフト画像(この場合には上辺と底辺が同じ画素数となる)がLCD15に生成される。
このように、整合位置における第1の画像情報と非整合位置における第2の画像情報を取得できさえすれば、式1で示される関係を演算し、取得できるので、操作者は任意のシフト量を有するシフト画像を、画像処理部109により生成し、画像情報をLCD15上で表示できる(図7のステップS106)。シフト機能に係る実施形態においても、同様に、第2の画像情報で示されるシフト画像の歪み量が1より小さい(すなわち、歪みがある)画像であっても、式1から任意のシフト画像を取得することができることは言うまでもない。
なお、上記変形例2のシフト機能は、手振れ機能に用いるアクチュエータを利用し、撮像素子又は光学系を光軸に対し移動する構成で実現される。ところで、シフト画像で利用されるシフト量は、ぶれ量の鉛直方向成分(又は水平方向成分)に応じたシフト量に比べると、大きくなる傾向にある。例えば、図5のグラフにおいて、シフト画像で利用されるシフト量の最大値が、U点であり、ぶれ量に応じたシフト量の最大値が、V点となる場合が予想される。このような条件下において生成されるシフト画像の精度を上げるために、手振れ機能を構成するアクチュエータにより光学系又は撮像素子が移動できる駆動範囲を、ぶれ量に応じたシフト量に応じたアクチュエータによる駆動範囲より広く(例えばシフト量がV点まで達することができるように)設定することが好ましい。
〔第2の実施形態〕
図9(a)は、第2の実施形態に係るデジタルカメラ101を正面側から模式的に示す斜視図であり、図9(b)は、第1の操作リング155と第2の操作リング153の構成を説明する模式斜視図である。
本実施形態に係るデジタルカメラ101は、第1の実施形態と同様に、ズーム機能及びシフト機能を有し、ズーム機能を作動させるための第1の操作手段である第1の操作リング155と、第1の操作リング155の近傍に配置され、シフト機能を作動させるための第2の操作手段である第2の操作リング153と、を備える。デジタルカメラ101の各構成要素について以下に説明する。
図9に示されるように、第1の操作リング155は、筒状の部材から形成されている。さらに、第1の操作リング155は、いわゆるカムリングを構成する。第1の操作リング155は、光軸(図2の符号O参照。)回りに回転可能であり、第1の操作リング155の内周側に配置されている一方のレンズ群(図2の符号303参照。)を当該光軸方向に関し他方のレンズ群(図2の符号305参照。)を離接できる構成である。この両レンズ群(図2の符号303、305参照。)の相対移動によりズーム機能のテレとワイドの調節が行われる。
第1の操作リング155の外周面には、第2の操作リング153が、第1の操作リング155に対して相対的に回転可能に配置されている。第2の操作リング153は、内周側にシフト機能を駆動させる駆動信号を生成するためのスイッチ部材等が装着されている。したがって、第2の操作リング153を光軸(図2の符号O参照。)回りに回すことにより、シフト機能が作動する作動状態と、シフト機能が作動しない停止状態との間で切り替えることができる。
このように、第1の操作リング155と第2の操作リング153とが近くに配置されることで、デジタルカメラ101を操作する操作者は、例えば、親指と人差し指のみで第1の操作リング155や第2の操作リング153を操作できる。
〔第3の実施形態〕
次に、第3の実施形態に係るデジタルカメラ201について図10を参照しつつ説明する。図10(a)は、第2の実施形態に係るデジタルカメラ201を正面側から模式的に示す斜視図であり、図10(b)は、ズーム用つまみ273とシフト用つまみ275の構成を説明する模式斜視図である。
本実施形態に係るデジタルカメラ201は、第1の実施形態と同様に、ズーム機能及びシフト機能を有し、ズーム機能を作動させるための第1の操作手段であるズーム用つまみ273と、ズーム用つまみ273の近傍で同心に配置され、シフト機能を作動させるための第2の操作手段であるシフト用つまみ275と、を備える。デジタルカメラ201の各構成要素について以下に説明する。
図10(b)に示されるように、棒状の支柱部材271の上端部側に、ズーム用つまみ273及びシフト用つまみ275が回転可能に装着されている。ズーム用つまみ273とシフト用つまみ275は、同形状、同寸法であるので、ズーム用つまみ273について説明する。
ズーム用つまみ273は、突起部273aを周方向に等間隔に備える。また、外周面には、突起部273aを構成する領域を除き、周方向に等間隔で縦溝273bが刻設されている。この縦溝273bは、デジタルカメラ201を操作する操作者が、ズーム用つまみ273を親指と人差し指で掴む際に、滑ることを防止するために設けられている。なお、突起部273aを親指と人差し指で挟み、当該ズーム用つまみ273を操作することも可能である。
また、ズーム用つまみ273の内周面(支柱部材271の外周面に対向する面)には、導通部材等が装着され、支柱部材271に設けられているズーム機能用回路をオン・オフするスイッチ機能が設けられている。さらに、第2の実施形態に係るデジタルカメラ101の第1の操作リング155は、カム等を用いる機械的な機構によりレンズを移動させ、ズーム機能を作動させているが、本実施形態では、ズーム用つまみは、電気的なスイッチ機能を果たしている。なお、矢印277方向(支柱部材271の中心軸回り)に回転させることによりテレとワイドの調整が可能である。
また、シフト用つまみ275は、ズーム用つまみ273と同じ寸法及び同じ形状であるが、平面視において、ズーム用つまみ273の突起部273aと、シフト用つまみ275の突起部275aとは、周方向に関しずれるように配置されている。したがって、操作者は、ズーム用つまみ273と、シフト用つまみ275を容易に選択的に操作できる。なお、誤操作を防ぐために、両つまみ273、275の形状を異ならせる構成とすることも可能である。もちろん、シフト用つまみ275とズーム用つまみ273の位置を、本実施形態とは逆にし、支柱部材271の上端側にシフト用つまみ275を配置することも可能である。
なお、シフト用つまみ275は、シフト機能のスイッチとして用い、シフト用つまみ275を回転することによりシフト機能の動作をオン・オフする構成である。
上記の通り、ズーム用つまみ273とシフト用つまみ275が互いに近くに配置されている。したがって、デジタルカメラ201を操作する操作者は、例えば、親指と人差し指でズーム用つまみ273やシフト用つまみ275を容易に操作することができる。
上記第1〜第3の実施形態のデジタルカメラは、つまみ等の機構的な構成を設け、ズーム機能やシフト機能を作動する構成であるが、本発明は当該構成に限定されない。例えば、第1の実施形態の第1及び第2の操作ボタン等に対応するアイコンを表示できる液晶等から構成されるタッチパネルを備えるスマートフォン又は携帯電話にも本発明を適用できる。なお、スマートフォンとは、コンピュータ(CPU)を内蔵し、音声通話以外に撮像機能等のデータ処理機能を持ち、電子メール機能やWebブラウザを内蔵し、インターネットに接続することができる携帯電話などのことである。同様に、レンズ型カメラに本発明を適用できる。レンズ型カメラとは、デジタルカメラの撮像機能をレンズ形状の筐体に収容し、Wi−Fi等を利用しワイヤレスでスマートフォンやPCと接続できるカメラである。
上記第2及び第3の実施形態においては、シフト機能に係る実施形態及びその変形例1、2で説明したシフト機能を実行できることは言うまでもない。
上記のシフト機能に係る実施形態及びその変形例1、2では、鉛直方向に関するシフト画像を取得するシフト機能を備える構成であるが、本発明は当該構成に限定されない。例えば、水平方向のシフト量を取得しシフト画像を生成することも可能である。図8(a)、(b)は、図4(a)、(b)に対応し、歪み量とシフト量の関係を演算するための演算方法を説明するための図である。
水平方向に関し、光学系の光軸と撮像素子の光軸とが一致する整合位置における第1の画像情報(図8(a)参照。)と、両光軸が一致しない非整合位置における第2の画像情報(図8(b)参照。)を取得することにより、水平方向に関する歪み量(a0/b0、a1/b1)とシフト量(水平方向に関する光軸O及び光軸P間の距離)の関係を取得する。この関係式は、式1と同様の式で表せる。操作者は、任意の歪み量のシフト画像を生成することができる。さらに、シフト画像のシフト方向は、鉛直方向及び水平方向に限定されず、任意の方向に設定できることは言うまでもない。
上記のシフト機能に係る実施形態及びその変形例1では、2つの画像情報に基づき、歪み量とシフト量との関係を示す式1を取得し、当該関係式から所望のシフト画像を取得する構成としているが、本発明はこの構成に限定されない。すなわち、光軸0に対する撮像素子又は補正光学系を物理的(機構的)にシフトできる範囲内では、前述の関係式を用いることなく、シフト画像が取得できることは言うまでもない。したがって、撮像素子又は補正光学系の光軸Oに対する移動範囲(すなわち、ずれ可能範囲)内では、シフト画像が、上記の式1を用いることなく取得でき、ずれ可能範囲を越えた領域では、シフト画像は、式1を用いて生成する構成とすることも可能である。
また、シフト機能に係る本実施形態の式1は、歪み量とシフト量との関係が直線で表されているが、本発明の当該関係は直線に限定されない。被写体の種類や、被写体の構図等により、シフト機能を用いて歪み量とシフト量とを取得し、その情報を蓄積し、蓄積された当該情報から当該関係を表す式が導出される。
なお、シフト機能に係る本実施形態及び変形例1では、整合位置と非整合位置との間を移動させる駆動手段であるアクチュエータ17を備えるが、本発明の必須の構成要件ではない。すなわち、同一被写体に対して、整合位置における第1の画像情報と、非整合位置における第2の画像情報を取得できる構成であればよい。例えば、整合位置に配置される第1の撮像素子(又は補正光学系)と、非整合位置に配置される第2の撮像素子(又は補正光学系)とを備え、同一被写体に対して前者から第1の画像情報を取得し、後者から第2の画像情報を取得する。そして、これらの2つの画像情報から式1を取得しシフト画像を生成する構成とすることも可能である。この構成によれば、アクチュエータを具備しないので、撮像装置を簡素化できる。このように、撮像装置は、複数の撮像素子(又は補正光学系)を設ける構成をすることも可能である。
上記のシフト機能に係る実施形態及びその変形例1、2では、コンパクトデジタルカメラにシフト機能を組み込む構成としたが、本発明は、この構成に限定されない。例えば、ミラーレス一眼カメラ、カメラ付き携帯電話、プリントシール機、自動証明写真撮影機、デジタルビデオカメラ、スマートフォン、レンズ型カメラ等に組み込むことやシフト機能をコンピュータに実行させるプログラムとして利用することも可能である。
上記シフト機能に係る実施形態及びその変形例1、2では、2つの画像情報に基づき、歪み量とシフト量の関係式を取得しているが、3つ以上の画像情報に基づき歪み量及びシフト量の関係式を取得し、シフト画像の生成精度を高めることも可能である。さらに、シフト画像が作成される被写体は、上記の建物に限定されず、人物や人物の集合写真、風景等、歪みが生じているあらゆる被写体に適用できることは言うまでもない。
1、101、201 デジタルカメラ
3 第1の操作ボタン
5 第2の操作ボタン
9 ボタン受部材
15 LCD
51 角速度センサ
100 制御部
103 CPU
105 RAM
109 画像処理部
115 演算部
153 第2の操作リング
155 第1の操作リング
273 ズーム用つまみ
275 シフト用つまみ
303、305 第1及び第2のレンズ群
313 CCD
317 アクチュエータ
B 建物
S シフト量
x 歪み量

Claims (7)

  1. ズーム機能及びシフト機能を有する撮像装置であって、
    前記ズーム機能を作動させるための第1の操作手段と、
    前記第1の操作手段の近傍に配置され、前記シフト機能を作動させるための第2の操作手段と、
    光軸を有する光学系と、
    前記光学系からの光束が入射し被写体の画像情報を取得する撮像手段と、
    前記光学系の光軸と前記撮像手段の光軸とが一致する整合位置において前記撮像手段により取得される第1の画像情報及び前記光学系の光軸と前記撮像手段の光軸とが一致しない非整合位置において前記撮像手段により取得される第2の画像情報から取得される歪み量と、前記光学系の光軸及び前記撮像手段の光軸のシフト量との関係を演算する演算手段と、
    シフト画像を前記歪み量と前記シフト量との関係に基づき前記第1の又は第2の画像情報から生成する画像処理手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の操作手段は、前記第1の操作手段により囲まれていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の操作手段及び前記第2の操作手段は、互いに同心に回転可能な2つのリング状部材を有し、一方のリング状部材を回転させることにより、前記ズーム機能が作動し、他方のリング状を回転させることにより、前記シフト機能が作動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記他方のリング状部材は、前記一方のリング状部材の外周面に装着されていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記一方のリング状部材及び他方のリング状部材は、同一の支柱部材に装着されていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. ボタン受部材を備え、
    前記第1の操作手段は、第1の操作ボタン及び第2の操作ボタンの一方であり、
    前記第2の操作手段は、第1の操作ボタン及び第2の操作ボタンの他方であり、
    前記第1の操作ボタンが枢動できるように、前記第1の操作ボタンは第1の方向に延在する枢動軸を介し前記ボタン受部材により支持され、
    前記第2の操作ボタンが揺動できるように、前記第2の操作ボタンは前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在する揺動軸を介し前記ボタン受部材により支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  7. ズーム機能及びシフト機能を有する撮像装置であって、
    ボタン受部材と、
    前記ズーム機能を作動させるための第1の操作ボタン及び第2の操作ボタンの一方と、
    前記シフト機能を作動させるための第1の操作ボタン及び第2の操作ボタンの他方と、を備え、
    前記第1の操作ボタンは、前記第2の操作ボタンにより囲まれ、又は前記第2の操作ボタンは、前記第1の操作ボタンにより囲まれ、
    前記第1の操作ボタンが枢動できるように、前記第1の操作ボタンは第1の方向に延在する枢動軸を介し前記ボタン受部材により支持され、
    前記第2の操作ボタンが揺動できるように、前記第2の操作ボタンは前記第1の方向とは異なる第2の方向に延在する揺動軸を介し前記ボタン受部材により支持されることを特徴とする撮像装置。
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