JP5878228B1 - 操作紐取付工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】柱上開閉器から離れた位置から行う操作紐の取付作業を従来よりも容易にすることができる操作紐取付工具を提供すること。【解決手段】操作紐取付工具は、操作棒の連結部に脱着可能に嵌合する筒状部材であって、操作棒の軸方向に突出するシャフトを端面に備える操作棒連結部材と、操作紐を取り付けることができる操作紐取付孔を備え、操作棒連結部材に対して軸受を介して取り付けられるガイド部材と、一部を切り欠かれた円環状の部材であって、ガイド部材およびシャフトに接して配置されるハンドル連結部材と、を備える。ハンドル連結部材は、操作棒の軸方向に平行な第1回転中心軸を中心にシャフトが回転すると、第1回転中心軸に対して直交する第2回転中心軸を中心に回転する。【選択図】図10

Description

本発明は、操作紐取付工具に関する。
電柱の上部には、開閉器(柱上開閉器)が設けられている。柱上開閉器には操作ハンドルが取り付けられており、操作ハンドルの両端から2本の操作紐が垂らされている。作業員は、操作紐を操作するにより柱上開閉器の開閉操作を行う。操作紐が経年劣化によって断線した場合、柱上開閉器の取り付けられた位置まで作業員が電柱を昇って取付作業を行う必要がある。しかしながら、この取付作業は高圧電線に接近して行う作業であるため危険を伴う。これに対して、例えば特許文献1には、柱上開閉器から離れた位置から操作紐の取付作業を行うことができる技術が記載されている。
特開平4−75222号公報
上述した特許文献1の技術を用いる場合、作業員は、操作紐を操作ハンドルに通した後に、操作紐に結び目を作る必要がある。しかしながら、柱上で操作紐をほどけないように結ぶ作業は容易ではない可能性がある。このため、柱上開閉器から離れた位置から操作紐の取付作業を行うことができるものの、作業効率が低下する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、柱上開閉器から離れた位置から行う操作紐の取付作業を従来よりも容易にすることができる操作紐取付工具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る操作紐取付工具は、操作棒の連結部に脱着可能に嵌合する筒状部材であって、前記操作棒の軸方向に突出するシャフトを端面に備える操作棒連結部材と、操作紐を取り付けることができる操作紐取付孔を備え、前記操作棒連結部材に対して軸受を介して取り付けられるガイド部材と、一部を切り欠かれた円環状の部材であって、前記ガイド部材および前記シャフトに接して配置されるハンドル連結部材と、を備え、前記ハンドル連結部材は、前記操作棒の軸方向に平行な第1回転中心軸を中心に前記シャフトが回転すると、前記第1回転中心軸に対して直交する第2回転中心軸を中心に回転することを特徴とする。
これにより、操作紐取付工具が取り付けられた操作棒を回転させることにより、ハンドル連結部材が回転し、操作ハンドルに操作紐取付工具が連結される。このため、操作紐取付工具は、柱上開閉器から離れた位置からでも操作ハンドルに取り付けることができる。また、操作紐取付工具は、操作紐取付孔を備えるので、予め操作紐と連結させておくことができる。したがって、本発明に係る操作紐取付工具は、柱上開閉器から離れた位置から行う操作紐の取付作業を従来よりも容易にすることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ハンドル連結部材が所定量回転すると、少なくとも前記ガイド部材および前記ハンドル連結部材により輪ができることが好ましい。
これにより、ハンドル連結部材が回転すると、ハンドル連結部材の切り欠きがガイド部材またはシャフトにより塞がれるので、操作ハンドルが操作紐取付工具から抜け出せなくなる。したがって、操作紐取付工具の操作ハンドルからの離脱が抑制される。
本発明の望ましい態様として、前記シャフトは、前記第1回転中心軸を中心とした周方向に並ぶ第1歯車を備え、前記ハンドル連結部材は、前記第2回転中心軸を中心とした周方向に並び且つ前記第1歯車と噛み合う第2歯車を備えることが好ましい。
これにより、シャフトとハンドル連結部材との間に滑りが生じにくくなる。すなわち、操作棒に加えられた力がシャフトを介してハンドル連結部材に伝達されやすくなる。したがって、操作紐取付工具は、ハンドル連結部材を回転させるときの作業効率を向上させることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ガイド部材は、前記第2回転中心軸に平行な回転中心軸を中心に回転するローラー部材を備え、前記ハンドル連結部材は、前記ローラー部材に接することが好ましい。
これにより、ハンドル連結部材の回転がより滑らかになる。したがって、操作紐取付工具は、ハンドル連結部材を回転させるときの作業効率を向上させることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ハンドル連結部材の回転量に応じて、前記ハンドル連結部材を前記シャフトに固定するロック部材を備えることが好ましい。
これにより、操作紐取付工具と操作ハンドルとが連結されるまでハンドル連結部材が回転した後に、ハンドル連結部材がシャフトに固定される。これにより、ハンドル連結部材の過剰な回転が抑制される。さらに、操作紐取付工具と操作棒との連結が解除されたあとに、外力によってハンドル連結部材が回転することが抑制される。
本発明によれば、柱上開閉器から離れた位置から行う操作紐の取付作業を従来よりも容易にすることができる操作紐取付工具を提供することができる。
図1は、柱上開閉器の周辺を示す模式図である。 図2は、柱上開閉器を拡大して示す模式図である。 図3は、本実施形態に係る操作紐取付工具を示す正面図である。 図4は、本実施形態に係る操作紐取付工具を示す上面図である。 図5は、本実施形態に係る操作紐取付工具を示す側面図である。 図6は、本実施形態に係る操作紐取付工具が取り付けられる操作棒を示す正面図である。 図7は、本実施形態に係る操作紐取付工具を用いて操作紐を操作ハンドルに取り付ける方法を説明する模式図である。 図8は、本実施形態に係る操作紐取付工具を用いて操作紐を操作ハンドルに取り付ける方法を説明する模式図である。 図9は、本実施形態に係る操作紐取付工具を用いて操作紐を操作ハンドルに取り付ける方法を説明する模式図である。 図10は、本実施形態に係る操作紐取付工具を用いて操作紐を操作ハンドルに取り付ける方法を説明する模式図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、柱上開閉器の周辺を示す模式図である。図1に示すように、電柱100の上部には柱上開閉器2が設けられている。柱上開閉器2は、電柱100に固定された支持金物11によって支持されている。柱上開閉器2は、配電線10および変圧器12等に接続されており、例えば配電線10から変圧器12への電流を投入または遮断することができる。
図2は、柱上開閉器を拡大して示す模式図である。図2に示すように、柱上開閉器2は、操作ハンドル21と、操作紐25と、操作紐26と、を備える。操作ハンドル21は、例えば板状部材であって、柱上開閉器2の本体20に対して支持部材24を中心に揺動可能に支持されている。操作ハンドル21は、両端にそれぞれ貫通孔22および貫通孔23を備える。例えば、貫通孔22には環状部材であるリング27が取り付けられている。例えば、貫通孔23には環状部材であるリング28が取り付けられている。操作紐25の一端は、例えばバインド線を用いてリング27に連結されており、操作紐25の他端は、下に向けて垂らされている。操作紐26の一端は、例えばバインド線を用いてリング28に連結されており、操作紐25の他端は、下に向けて垂らされている。バインド線は、例えばビニル被覆された銅線である。操作紐25の他端または操作紐26の他端が下から引っ張られることにより操作ハンドル21が揺動し、柱上開閉器2が操作される。
図3は、本実施形態に係る操作紐取付工具を示す正面図である。図4は、本実施形態に係る操作紐取付工具を示す上面図である。図5は、本実施形態に係る操作紐取付工具を示す側面図である。図6は、本実施形態に係る操作紐取付工具が取り付けられる操作棒を示す正面図である。本実施形態に係る操作紐取付工具5は、例えば操作紐25または操作紐26が経年劣化等により断線した場合に用いられる。操作紐取付工具5は、図6に示す操作棒3に連結されて使用される。
図6に示すように、操作棒3は、棒状部材であって、一端に連結部31を備え、他端にジョイント部34を備える。連結部31は、円柱状の部材であって、端面から円柱状に突出する可動突起32と、側面から円柱状に突出する2つの連結ピン33と、を備える。可動突起32は、例えばコイルバネ等の弾性体を介して連結部31に支持されている。これにより、可動突起32は、外部から連結部31の軸方向の力が加えられると、連結部31の内部に入り込むことができる。2つの連結ピン33のうち一方の連結ピン33は、他方の連結ピン33とは連結部31の周方向で反対側に配置されている。ジョイント部34は、操作棒3に対して他の操作棒を連結するための部材である。
図3〜図5に示すように、操作紐取付工具5は、操作棒連結部材51と、ガイド部材54と、ハンドル連結部材55と、を備える。操作棒連結部材51は、操作棒3の連結部31に連結される部材である。操作棒連結部材51は、例えば連結部31に脱着可能に嵌合する円筒状の部材であって、塞がれた端面515および開口した端面516を有する。操作棒連結部材51は、縦溝511と、横溝512と、縦溝513と、シャフト52と、を備える。
縦溝511は、端面516側の端部から端面515に向かって形成されたスリットである。横溝512は、縦溝511の端部から操作棒連結部材51の周方向に向かって設けられたスリットである。縦溝513は、横溝512の端部から端面516に向かって設けられたスリットである。縦溝511、横溝512および縦溝513によって略E字状の溝が形成されている。この略E字状の溝は、操作棒連結部材51の正面側および背面側に設けられている。すなわち、2つの略E字状の溝が、操作棒連結部材51の周方向で互いに反対側に配置されている。また、縦溝511、横溝512および縦溝513の短手方向の幅は、例えば操作棒3の連結ピン33の外径と略等しい。
操作棒3の連結部31が操作棒連結部材51に挿入されると、連結ピン33が縦溝511を通過する。その後、操作棒3の可動突起32が端面515に接するが、さらに連結部31が操作棒連結部材51に押し込まれると可動突起32が引っ込む。これにより、連結ピン33が縦溝511の端部まで達する。その後、操作棒連結部材51が周方向に回転させられると、連結ピン33が横溝512に沿って移動する。連結ピン33が横溝512の端部に達すると、可動突起32が復元し、連結ピン33が縦溝513の端部に位置決めされる。このように、操作棒連結部材51は、操作棒3の連結部31に連結される。操作棒連結部材51が連結部31に連結された状態で、操作棒3の軸方向に平行な第1回転中心軸Azを中心として操作棒3が回転すると、操作棒連結部材51は操作棒3と共に第1回転中心軸Azを中心に回転する。
シャフト52は、例えば操作棒連結部材51と一体に形成された略円柱上の部材である。シャフト52は、操作棒連結部材51の端面515から操作棒連結部材51の軸方向に突出している。例えば、シャフト52は、端面515から離れるほど外径が小さくなる円錐部53を先端に備える。円錐部53の外周面には、周方向に並ぶ第1歯車531が形成されている。すなわち、シャフト52は、いわゆるかさ歯車である。
ガイド部材54は、操作棒連結部材51に対して相対回転可能に取り付けられる部材である。すなわち、操作棒連結部材51が第1回転中心軸Azを中心に回転しても、ガイド部材54は供回りしない。図3〜図5に示すように、ガイド部材54は、基部541と、柱部542と、梁部543と、を備える。
基部541は、図4に示すように円環状の部材である。基部541は、シャフト52の外周面に嵌められた軸受56を介してシャフト52に取り付けられている。より具体的には、軸受56の内輪がシャフト52の外周面に圧入されており、基部541が軸受56の外輪に圧入されている。軸受56は、例えば転がり軸受である。
柱部542は、例えば基部541の外縁から第1回転中心軸Az方向に突出する部材であって、基部541と一体に形成されている。柱部542は、シャフト52に対向する表面すなわち第1回転中心軸Azを中心とした径方向内側の表面に、第1回転中心軸Az方向に長い凹部544を備える。これにより、第1回転中心軸Azに対して直交する平面で柱部542を切った断面は略U字状となっている。例えば柱部542は、凹部544にローラー部材572を備えている。ローラー部材572は、例えば、凹部544の対向する内壁間に架けられた支持部材を中心として回転可能な円柱状の部材である。ローラー部材572は、第2回転中心軸Axに平行な回転中心軸を中心に回転できる。また、図3に示すように、柱部542は、貫通孔である操作紐取付孔60を備える。操作紐取付孔60の直径は、操作紐の外径よりも大きい。
梁部543は、例えば柱部542の先端から第1回転中心軸Azを中心とした径方向内側に突出する部材であって、柱部542と一体に形成されている。梁部543は、柱部542の凹部544から連なる凹部545を備える。これにより、第1回転中心軸Azに対して直交する平面で梁部543を切った断面は略U字状となっている。また、凹部545は、梁部543の第1回転中心軸Az方向での全長に亘って設けられている。すなわち、図4に示すように梁部543を上面から見た形状が略U字状となっている。言い換えると、柱部542の先端から2つの梁部543が対向するように突出しているとも言える。例えば梁部543は、凹部545にローラー部材571を備えている。ローラー部材571は、例えば、凹部545の対向する内壁間に架けられた支持部材を中心として回転可能な円柱状の部材である。ローラー部材571は、第2回転中心軸Axに平行な回転中心軸を中心に回転できる。
ハンドル連結部材55は、例えば第1回転中心軸Azに対して直交する第2回転中心軸Axを中心とした円環状の部材であって、一部を切り欠かれている。より具体的には、ハンドル連結部材55は、周方向の4分の1の部分が切り欠かれており、一方の端部553および他方の端部554が形成されている。これにより、ハンドル連結部材55は、図3に示すように正面視で略C字状となっている。ハンドル連結部材55は、図4に示すように、第2回転中心軸Axの径方向外側に向かって先細りする形状である。このため、ハンドル連結部材55は外縁には、円錐部552が形成されている。円錐部552の外周面には、周方向に並ぶ第2歯車551が形成されている。すなわち、ハンドル連結部材55は、いわゆるかさ歯車である。また、図5に示すように、端部554にはロック部材555が設けられている。ロック部材555は、例えば接着剤であって、第2歯車551の表面に取り付けされている。
第2歯車551は、円錐部53の第1歯車531と噛み合っている。第1歯車531が第1回転中心軸Azに回転すると、第2歯車551は第2回転中心軸Axを中心に回転する。ハンドル連結部材55の一部は、ガイド部材54の凹部544および凹部545の内部に位置しており、且つローラー部材571およびローラー部材572に接している。例えば、第2回転中心軸Ax方向でのハンドル連結部材55の厚みは、凹部544および凹部545の幅と略等しい。これにより、ハンドル連結部材55が凹部544および凹部545の内壁に接しており、ハンドル連結部材55の第2回転中心軸Ax方向への移動が規制されている。ハンドル連結部材55は、ガイド部材54およびシャフト52により支持されている。より具体的には、ハンドル連結部材55は、ローラー部材571、ローラー部材572および円錐部53により、シャフト52の第1回転中心軸Azを中心とした回転に連動して第2回転中心軸Axを中心として回転できるように支持されている。
また、図3に示すように、ハンドル連結部材55のシャフト52と接する部分(第1歯車531と第2歯車551とが噛み合う部分)から、ガイド部材54とハンドル連結部材55とが接する部分のうちシャフト52から最も離れた部分までの周方向の距離D1は、端部553から端部554までの周方向の距離D2よりも大きい。これにより、ハンドル連結部材55が第2回転中心軸Axを中心として所定量回転すると、少なくともガイド部材54およびハンドル連結部材55により輪ができる。すなわち、ハンドル連結部材55の回転量よっては、ガイド部材54およびハンドル連結部材55により輪ができることもあり、ガイド部材54、ハンドル連結部材55およびシャフト52により輪ができることもある。これにより、ハンドル連結部材55が第2回転中心軸Axを中心として所定量回転すると、ハンドル連結部材55の切り欠き(端部553と端部554との間の開口)がガイド部材54およびシャフト52により塞がれる。
図7〜図10は、本実施形態に係る操作紐取付工具を用いて操作紐を操作ハンドルに取り付ける方法を説明する模式図である。図7は、操作紐取付工具5と操作棒3とが連結される前の状態を説明する模式図である。図2で示した既設の操作紐25または操作紐26が断線した場合、操作紐取付工具5によって新たな操作紐58が操作ハンドル21に取り付けられる。図7に示すように、新たな操作紐58は、操作紐取付孔60に取り付けられる。新たな操作紐58の先端には、把持部59が取り付けられている。操作紐取付工具5は、操作棒3の連結部31に連結される。図7で示した作業は、例えば地上で行われる。
図8は、操作紐取付工具5が操作ハンドル21のリング28に接近した状態を示す模式図である。以下においては、リング28に取り付けられている操作紐26が断線した場合を説明するが、リング27に取り付けられている操作紐25が断線した場合も、同様の方法で操作紐58の取付が行われる。図8に示すように、まずリング28がハンドル連結部材55の切り欠かれた部分を通されて、ハンドル連結部材55の内側に配置される。
図9は、ハンドル連結部材55とリング28とが連結された状態を示す模式図である。リング28がハンドル連結部材55の内側に配置された状態で操作棒3が第1回転中心軸Azを中心に回転させられると、操作棒3と共に操作棒連結部材51のシャフト52も第1回転中心軸Azを中心に回転する。このため、第1歯車531と第2歯車551との噛み合いにより、ハンドル連結部材55が第2回転中心軸Axを中心に回転する。また、ハンドル連結部材55はローラー部材571およびローラー部材572に案内されるので滑らかに回転する。まずハンドル連結部材55の一方の端部553が、ガイド部材54の凹部544および凹部545を通過する。その後、ハンドル連結部材55の他方の端部554が、ガイド部材54の凹部545を通過し凹部544に入る。図3に示したように距離D1が距離D2よりも大きいので、端部553と端部554との間の開口がガイド部材54およびシャフト52により閉じられる。すなわち、操作紐取付工具5にはリング28が通り抜けられる開口が閉じられる。これにより、リング28は操作紐取付工具5から抜け出すことができなくなる。また、ハンドル連結部材55が所定量回転すると、ロック部材555が第1歯車531に接する。例えば、図9に示すように端部554が凹部544の内部に位置しているときに、ロック部材555が第1歯車531に接する。これにより、ハンドル連結部材55がシャフト52に固定されるので、操作棒3が回転してもハンドル連結部材55は回転しなくなる。このため、ハンドル連結部材55とリング28との連結が保持される。
図10は、操作紐取付工具5と操作棒3との連結が解除された状態を示す模式図である。図9に示すように、操作紐58がハンドル連結部材55を介してリング28に取り付けられた後、操作紐取付工具5と操作棒3との連結の解除が行われる。操作紐取付工具5を操作棒3から離脱させる際は、例えば絶縁ヤットコ等の工具により操作紐取付工具5が把持された状態で操作棒3が操作紐取付工具5に向かって押し込まれる。これにより、操作棒3の可動突起32が引っ込むので連結ピン33が縦溝513から外れる。その後、連結ピン33が横溝512および縦溝511を通過すると、操作紐取付工具5と操作棒3との連結が解除される。このため、操作紐取付工具5がリング28にぶら下がった状態となる。以上より、操作紐58が操作紐取付工具5を介してリング28に取り付けられる。
なお、実施形態で説明した柱上開閉器2はリング27およびリング28を備えていたが、リング27およびリング28が設けられていない柱上開閉器も存在する。リング27およびリング28がない場合、操作紐は操作ハンドル21の貫通孔22および貫通孔23に直接取り付けられる。例えば貫通孔23に直接取り付けられた操作紐が断線した場合は、操作紐取付工具5が貫通孔23に取り付けられればよい。
なお、シャフト52およびハンドル連結部材55は、必ずしも第1歯車531および第2歯車551を備えていなくてもよい。例えば、シャフト52の円錐部53およびハンドル連結部材55の円錐部552にゴム等で形成されたベルトが設けられていてもよい。このようにする場合、円錐部53および円錐部552に設けられたベルトで生じる摩擦力によって、シャフト52の回転がハンドル連結部材55に伝達される。
なお、上述した実施形態においては、転がり軸受である軸受56を介してシャフト52にガイド部材54が取り付けられていたが、軸受56の他にスラスト軸受が設けられていてもよい。例えば、スラスト軸受が図3等で示した端面515と基部541の底面との間に配置されることで、操作棒連結部材51に対するガイド部材54の連れ回りが抑制される。
なお、ロック部材555は、必ずしもハンドル連結部材55の端部554に設けられていなくてもよい。ロック部材555は、例えばハンドル連結部材55のその他の位置に設けられていてもよいし、ガイド部材54等に設けられていてもよい。また、ロック部材555は、必ずしも接着剤でなくてもよく、例えばラッチ等の突起であってもよい。
以上述べたように、本実施形態に係る操作紐取付工具5は、操作棒連結部材51と、ガイド部材54と、ハンドル連結部材55と、を備える。操作棒連結部材51は、操作棒3の連結部31に脱着可能に嵌合する筒状部材であって、操作棒3の軸方向に突出するシャフト52を端面515に備える。ガイド部材54は、操作紐58を取り付けることができる操作紐取付孔60を備え、操作棒連結部材51に対して軸受56を介して取り付けられる。ハンドル連結部材55は、一部を切り欠かれた円環状の部材であって、ガイド部材54およびシャフト52に接して配置される。ハンドル連結部材55は、操作棒3の軸方向に平行な第1回転中心軸Azを中心にシャフト52が回転すると、第1回転中心軸Azに対して直交する第2回転中心軸Axを中心に回転する。
これにより、操作紐取付工具5が取り付けられた操作棒3を回転させることにより、ハンドル連結部材55が回転し、操作ハンドル21に操作紐取付工具5が連結される。このため、操作紐取付工具5は、柱上開閉器2から離れた位置からでも操作ハンドル21に取り付けることができる。また、操作紐取付工具5は、操作紐取付孔60を備えるので、予め操作紐58と連結させておくことができる。したがって、本実施形態に係る操作紐取付工具5は、柱上開閉器2から離れた位置から行う操作紐58の取付作業を従来よりも容易にすることができる。
また、本実施形態に係る操作紐取付工具5において、ハンドル連結部材55が所定量回転すると、少なくともガイド部材54およびハンドル連結部材55により輪ができる。
これにより、ハンドル連結部材55が回転すると、ハンドル連結部材55の切り欠き(端部553と端部554との間の開口)がガイド部材54またはシャフト52により塞がれるので、操作ハンドル21が操作紐取付工具5から抜け出せなくなる。したがって、操作紐取付工具5の操作ハンドル21からの離脱が抑制される。
また、本実施形態に係る操作紐取付工具5において、シャフト52は、第1回転中心軸Azを中心とした周方向に並ぶ第1歯車531を備え、ハンドル連結部材55は、第2回転中心軸Axを中心とした周方向に並び且つ第1歯車531と噛み合う第2歯車551を備える。
これにより、シャフト52とハンドル連結部材55との間に滑りが生じにくくなる。すなわち、操作棒3に加えられた力がシャフト52を介してハンドル連結部材55に伝達されやすくなる。したがって、本実施形態に係る操作紐取付工具5は、ハンドル連結部材55を回転させるときの作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る操作紐取付工具5において、ガイド部材54は、第2回転中心軸Axに平行な回転中心軸を中心に回転するローラー部材571およびローラー部材572を備え、ハンドル連結部材55は、ローラー部材571およびローラー部材572に接する。
これにより、ハンドル連結部材55の回転がより滑らかになる。したがって、本実施形態に係る操作紐取付工具5は、ハンドル連結部材55を回転させるときの作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る操作紐取付工具5において、ハンドル連結部材55の回転量に応じて、ハンドル連結部材55をシャフト52に固定するロック部材555を備える。
これにより、操作紐取付工具5と操作ハンドル21とが連結されるまでハンドル連結部材55が回転した後に、ハンドル連結部材55がシャフト52に固定される。これにより、ハンドル連結部材55の過剰な回転が抑制される。さらに、操作紐取付工具5と操作棒3との連結が解除されたあとに、外力によってハンドル連結部材55が回転することが抑制される。
10 配電線
11 支持金物
12 変圧器
100 電柱
2 柱上開閉器
21 操作ハンドル
22、23 貫通孔
24 支持部材
25、26 操作紐
27、28 リング
3 操作棒
31 連結部
32 可動突起
33 連結ピン
34 ジョイント部
5 操作紐取付工具
51 操作棒連結部材
511、513 縦溝
512 横溝
515、516 端面
52 シャフト
53 円錐部
531 第1歯車
54 ガイド部材
541 基部
542 柱部
543 梁部
544、545 凹部
55 ハンドル連結部材
551 第2歯車
552 円錐部
553、554 端部
555 ロック部材
56 軸受
571、572 ローラー部材
58 操作紐
59 把持部
60 操作紐取付孔
Az 第1回転中心軸
Ax 第2回転中心軸

Claims (5)

  1. 操作棒の連結部に脱着可能に嵌合する筒状部材であって、前記操作棒の軸方向に突出するシャフトを端面に備える操作棒連結部材と、
    操作紐を取り付けることができる操作紐取付孔を備え、前記操作棒連結部材に対して軸受を介して取り付けられるガイド部材と、
    一部を切り欠かれた円環状の部材であって、前記ガイド部材および前記シャフトに接して配置されるハンドル連結部材と、
    を備え、
    前記ハンドル連結部材は、前記操作棒の軸方向に平行な第1回転中心軸を中心に前記シャフトが回転すると、前記第1回転中心軸に対して直交する第2回転中心軸を中心に回転することを特徴とする操作紐取付工具。
  2. 前記ハンドル連結部材が所定量回転すると、少なくとも前記ガイド部材および前記ハンドル連結部材により輪ができることを特徴とする請求項1に記載の操作紐取付工具。
  3. 前記シャフトは、前記第1回転中心軸を中心とした周方向に並ぶ第1歯車を備え、
    前記ハンドル連結部材は、前記第2回転中心軸を中心とした周方向に並び且つ前記第1歯車と噛み合う第2歯車を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の操作紐取付工具。
  4. 前記ガイド部材は、前記第2回転中心軸に平行な回転中心軸を中心に回転するローラー部材を備え、
    前記ハンドル連結部材は、前記ローラー部材に接することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の操作紐取付工具。
  5. 前記ハンドル連結部材の回転量に応じて、前記ハンドル連結部材を前記シャフトに固定するロック部材を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の操作紐取付工具。
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