JP5877889B2 - 膨潤性の球状核 - Google Patents
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例えば、放出開始時間を数時間単位と調整すれば、小腸や大腸に薬物を作用させることが可能となり、放出開始時間を数分単位と調整すれば、胃などに薬物を作用させることが可能となり、さらに不快な味を有する薬物のマスキングとして用いることもできる。
この時限放出製剤の一形態である膜破裂型の時限放出製剤は、薬物と膨潤性物質を配合した錠剤や顆粒剤に水不溶性の皮膜を被覆したものである。この製剤は、生体に投与した際に水不溶性の皮膜を介して浸透してくる水分によって製剤中の膨潤性物質が膨張し、その膨張力によって皮膜が破れることにより初めて薬物が溶出する仕組みとなっている。
特許文献2には、芯を含有する薬剤に崩壊剤を付着させ、さらに透過性の水不溶性ポリマーとグライダントの混合物で被覆した膜破裂型の遅延放出製剤が開示されている。
特許文献3には、薬物と崩壊剤を湿潤状態で球状化して得られた核に、水溶性の重合体と不溶性の重合体の混合物で被覆した膜破裂型の遅延放出製剤が開示されている。
特許文献4には、薬物と水膨潤性物質を湿潤状態で球状化して得られた核に、水不溶性高分子を含む皮膜で被覆した膜破裂型の時限放出製剤が開示されている。
特許文献2では、崩壊剤を有機溶剤中に懸濁させた液を用いて芯を含有する薬剤上にスプレイ(噴霧)しているが、有機溶媒は環境・コスト・残留などの様々な問題がある。加えて、一般的に、有機溶媒系から水溶液系あるいは水性懸濁液系へと転換が図られているが、崩壊剤を水溶液中に懸濁させると、吸水により体積膨張して系の粘度が高くなりスプ
レイすることが困難となる。また低粘度とするために系を希釈すると、作業効率が非常に悪くなってしまうという問題点が生じる。
さらに特許文献1及び2のように、核(芯)に対して薬物や膨潤剤等を付着させる方法では、最終的に得られる顆粒サイズが大きくなる問題があった。一般的に核として用いられるノンパレル103(粒径:355〜850μm/フロイント産業(株)製)では、得られる顆粒の粒径は最小でも500〜1000μm程度であり、それよりも小さい顆粒を得ることはできない。
さらに特許文献3及び4のように、押し出し造粒を用いて顆粒を製造する場合は、真球度が高く、かつ小さい粒径の顆粒を得るのは難しいのが一般的である。特に、押し出しされにくい薬物や膨潤剤などを含む場合は、その配合量や種類が限定される問題があった。特許文献3では顆粒の粒径は500〜4000μmとの記載があり、特許文献4では180〜500μmとの記載がある。しかし実際に特許文献4の実施例には、小さくても420〜500μmの顆粒しか得られていない。
本発明の課題は、精度の高い時限放出製剤を提供すること、その時限放出製剤の核となる膨潤性を有する球状核を提供すること、精度の高い時限放出製剤が容易に得られることである。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]結晶セルロースと膨潤剤を含む混合物からなる球状核。
[2]結晶セルロースと膨潤剤の質量比が90:10〜30:70であることを特徴とする上記[1]に記載の球状核。
[3]結晶セルロースと膨潤剤の質量比が60:40〜40:60であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の球状核。
[4]吸水による体積膨潤度が100%〜700%であることを特徴とする上記[1]から[3]のいずれかに記載の球状核。
[5]真球度が0.7以上1以下であることを特徴とする上記[1]から[4]のいずれかに記載の球状核。
[7]粒径が200〜500μmであることを特徴とする上記[1]から[6]のいずれかに記載の球状核。
[8]膨潤剤が、クロスカルメロースナトリウム、アルファー化デンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドンから選ばれる1種以上であることを特徴とする上記[1]から[7]のいずれかに記載の球状核。
[9]上記[1]から[8]のいずれかに記載の球状核の表面が薬物で被覆されていることを特徴とする球状素顆粒。
[10]上記[9]に記載の球状素顆粒の表面が水不溶性物質で被覆されていることを特徴とする球状顆粒。
[11]薬物の放出開始時間が15分から30分である上記[10]に記載の球形顆粒。[12]結晶セルロースと膨潤剤を湿潤状態で球状化することを特徴とする上記[1]から[8]のいずれかに記載の球状核を製造する方法。
さらに本発明の球状核は薬物を含有しないため、予め薬物を含有する核と比較して、薬物の物性に影響されず、一定の品質を維持した真球度の高い球状核を製造できる。加えて、膨潤剤が薬物の影響を受けずに水を吸水して膨張するため、精度の高い膜破裂型時限放出製剤を容易に得ることが可能となる。
本発明の球状核は、結晶セルロースと膨潤剤を含有する組成物からなり、膨潤剤が結晶セルロースからなる核の周りに被覆されたものではなく、結晶セルロースと膨潤剤が核中にランダムに混在する。核の周りに膨潤剤が被覆された球状核は、水に浸すと表面に付着した膨潤剤が崩壊して核から剥がれてしまうのに対して、本発明の球状核は膨潤剤が核から剥がれずに核そのものが大きく膨張する点に特徴がある。
ここで、本発明において、「核」とは、時限放出製剤として用いる際に、水不溶性成分からなる層や薬物からなる層を外殻に形成するためのものである。この球状核の中には薬物が含まれないため、薬物の影響を受けずに核中の膨潤剤が水を吸水して膨張しやすくなる。この大きな膨張効果が、精度の高い時限放出製剤を得るのに重要な要因となる。
結晶セルロースとは、リンター、パルプ、再生繊維等のセルロース質を酸加水分解あるいはアルカリ酸化分解あるいは両者を組合わせる、あるいは上記の化学的処理のあとに粉砕などの機械的処理を施こすなどして得られるものである。ここでいう結晶セルロースとは、X線回折法により求められる結晶化度が10%以上であるセルロースをいう。好ましくは40%以上である。また、平均重合度は60〜375が好ましい。平均重合度が60以下ではセルロース分子の絡み合いが少なくなるため球状核の磨損度が大きくなり、また375以上では繊維性が現われるため球状になりにくく好ましくない。より好ましくは60〜300である。吸水量は、1.0〜2.8ml/g、200メッシュ留分は80質量%以下であることが好ましい。吸水量は、JIS K5101に記載の吸油量の測定法に準じ、油の代わりに蒸留水を用いる。終点は全体が一つの魂状となった後、離水し始める点とする。また、結晶セルロースは粉体のものを用いることができる。
好適に用いることができる。ここで、崩壊剤とは、例えば医薬品添加物事典2007の用途別索引397頁に、崩壊剤として列記されている物質のことを言う。崩壊剤の具体例としては、例えば、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース類、カルボキシメチルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、コメデンプン、コムギデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、部分アルファー化デンプン等のデンプン類、クロスポビドン、クロスポビドンコポリマー等の合成高分子等を挙げることができる。上記から選ばれる2種以上を併用してもよい。膨潤剤は粉体のものを用いることができる。
結晶セルロースと膨潤剤を含有する粉体を高速攪拌造粒機で混合しながら、蒸留水を加え練合・造粒する。蒸留水の代わりに、ヒドロキシプロピルセルロース、でんぷん糊、ポリビニルピロリドンなどの水溶液、又は有機溶媒を結合液として用いても良いが、ヒドロキシプロピルセルロース、でんぷん糊、ポリビニルピロリドンなどの水溶液の使用が好ましい。なお、造粒方法として特許文献3及び4に記載されている押し出し造粒は、混合物に結合剤を添加して練合した湿潤物を、一定の大きさのスクリーンから押し出して、乾燥、分級して顆粒を得る造粒方法である。そのため、一般的に、真球度が高く、かつ小さい粒径の顆粒を得るのが難しい。加えて、押し出しされにくい薬物や膨潤剤などを含む場合は、その配合量や種類が限定されるので好ましくない。それに対して、攪拌造粒は、混合物を攪拌翼で攪拌しながら、結合剤を散布し造粒する造粒方法であり、真球度が高く、かつ小さい粒径の顆粒を得やすい。
その後、転動流動層造粒機(転動型流動層コーティング装置)へ移し、蒸留水を噴霧しながら、球形化を行った後、乾燥し、必要により篩分し、球状核を得る。
上記のような物性を満たす球状核を製造するためには、製造時の適切な加水量や攪拌速度が重要なファクターとなる。結晶セルロースと膨潤剤が同じ質量比率であれば、製造時の加水量を多くすると、得られる球状核の密度と真球度がともに高くなり、粒径が大きくなる傾向を示す。一方、結晶セルロースと膨潤剤が同じ質量比率で攪拌速度を速くすると、得られる球状核の密度と真球度がともに低くなり、粒径が小さくなる傾向を示す。また膨潤剤の比率が多い処方では、より加水量が多く必要となり、固形物の体積が膨張するので装置への仕込み量が少なくなる。このように適した物性を有する球状核を得るために、
加水量や攪拌条件を調整しながら製造することが重要である。
本発明の球状核を製造する際に、薬学的に不活性であれば、結晶セルロース以外の賦形剤(乳糖、白糖、D−マンニトールなどの糖類、コーンスターチ、ポテトスターチなどのでんぷん類、あるいは第二りん酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムなどの無機物類など)を、本発明の効果に支障のない程度配合してもよい。
膨潤剤の配合比率が多くなるほど体積膨潤度は大きくなるが、膨潤剤の比率が多くなりすぎると得られる球状核の表面が粗くなり、真球度や密度が低くなる。また吸水により膨潤する際に、球状核が崩壊し形状を維持できなくなる問題が生じる。そのため、球状核は結晶セルロースと膨潤剤を90:10〜30:70の質量比で含有することが好ましい。膨潤剤が10質量%未満になると、球状核が吸水により十分に膨張できずに、膜を破裂させにくくなる。膨潤剤が70質量%より多いと、球状核表面が粗くなり、薬物層や水不溶性物質の皮膜層を均一に付着させることが難しくなる。結晶セルロースと膨潤剤の質量比は、より好ましくは、60:40〜40:60である。
本発明の球状核は真球度が0.7以上1以下であることが好ましい。真球度が低いと、球状核表面に薬物層や水不溶性物質の皮膜層を均一に付着させることが困難となり、望み通りの膜破裂制御ができにくくなる。真球度は高ければ高いほど好ましく、0.8以上であるとより好ましい。
また、密度は0.8g/ml以上1g/ml以下であることが好ましい。密度が低いと、コーティング時に球状核の流動が悪くなり、均一なコーティングが困難となる。さらに球状核の凝集や破損も多くなり、高品質な時限放出製剤を得ることが難しくなる。目的とする真球度や密度を得るためには、前述したように球状核製造時の適切な加水量や攪拌速度が重要なファクターとなる。
球状核を遠心流動型コーティング装置中で転動させながら、結合剤含有水溶液を連続的に噴霧し、同時に薬物と必要ならば賦形剤とから成る粉体を供給し、球状核に粉体を被覆
し、乾燥して球形素顆粒とする。あるいは球状核を流動層コーティング装置中で流動させながら、結合剤水溶液中に薬物を溶解あるいは懸濁させた液を噴霧し、球状核に薬物を含む粉体を被覆し、乾燥して球形素顆粒とする。
薬物の積層量は薬物の投与量によって決まるが、球状核に対して0.1〜300質量%である。本発明の球形素顆粒は球状核の表面に薬物が付着しているため、特許文献3及び4のように、予め薬物を含有する核と比較して、薬物の配合量が制限されないというメリットがある。
賦形剤としては、乳糖、コーンスターチ、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、アルファー化でんぷん、部分アルファー化でんぷんなどが挙げられる。
また薬物を付着させた後に、通常用いられる方法に従って球形素顆粒にシールコートを施してもよい。
球形素顆粒を流動させながら水不溶性物質を含有する水性懸濁液を噴霧してコーティングし、乾燥させて皮膜層を形成させ、球形顆粒とする。この時、水不溶性物質を懸濁させる溶媒として有機溶媒は好ましくない。
使用するコーティング装置としては、遠心流動型コーティング装置、流動層コーティング装置、転動型流動層コーティング装置、パン型コーティング装置など通常のコーティング機などが挙げられる。
被覆に用いる水不溶性物質の量は、薬物の放出開始時間や球状核の大きさなどによって異なるが、球状核に対して5〜200質量%であり、好ましくは10〜100質量%、さらに好ましくは10〜50質量%である。
水不溶性物質を含有する皮膜層には、水不溶性物質に加えて可塑剤、ワックス、着色剤、香料、滑沢剤、凝集防止剤などの目的で添加剤を配合することができる。
なお、特許文献4では、放出開始時間及び放出時間を制御する技術に関する記載がある
が、核の製造や皮膜の形成に用いるアルコール濃度を調整することで、その目的を達成している。しかし有機溶媒の使用は、環境・コスト・残留など様々な問題があり、出来れば使用したくないのが一般的である。本発明では、一切有機溶媒を用いずに放出開始時間、及び放出時間を制御することが可能となる。
本発明で用いられる物性の測定方法及び条件は以下のとおりである。
まず、物性の測定方法を以下にまとめて記す。
<球状核の体積膨潤度[%]>
試料にスポイトで水を垂らして膨潤させ、5分後に水を拭き取る。膨潤前後の顕微鏡写真をとり、短径、長径を計測し、これらの平均値を直径として、膨潤前後の粒子の体積を算出する。粒子20個について実施し、その平均値を求め、以下の式より体積膨潤度とする。
体積膨潤度[%]=(膨潤後の体積−膨潤前の体積)×100/膨潤前の体積
試料の顕微鏡写真をとり、短径/長径比を計測する。粒子150個について実施し、その平均値を真球度とする。
<球状核の密度[g/ml]>
スコットボリュームメーター(筒井理化学器械(株))を用いて測定する。試料を定量フィーダーにて30〜60秒かけて25mlの測定容器内にあふれるまで流下させる。次いで容器の上部に堆積した過剰量の試料をすり落とし、その後、容器に疎充填された重量を量る。容器に疎充填された重量を測定容器の容積で除した値を密度とする。3回測定し、その平均値をとる。
溶出試験器DT−610(日本分光(株))及び分光光度計V−530(日本分光(株))を用いて測定する。一般試験法「溶出試験法」に準じて実施し、装置は「装置2」(パドル法)、パドル回転数は100rpm、試験液は日本薬局方「溶出試験第1液」を使用する。3回測定し、その平均値をとる。
<薬物の放出開始時間、放出時間>
薬物の溶出率が5%未満のときは薬物の放出が抑制されているとして、溶出率が5%未満である時間を放出開始時間とする。また放出開始時間から薬物の溶出率が80%以上となるまでの時間を放出時間とする。
結晶セルロース(吸水量2.1ml/g、200メッシュ留分30%、平均重合度220、結晶化度65%)1440gとクロスカルメロースナトリウム(キッコレートND−2HS/旭化成ケミカルズ(株))160gを高速攪拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM−VG−10P/(株)パウレック)に仕込み、温度45℃、メインブレード264m/分(半径14cm、300rpm)、クロススクリュー251m/分(半径4cm、1000rpm)で攪拌しながら蒸留水2720g(膨潤剤に対して17.0倍の質量比)を少しずつ加えた後、60分間攪拌・造粒し、湿った状態の球状造粒物(結晶セルロース:膨潤剤=90:10)を得た。
行った。次いで、温度80℃、速度75m/分(半径8cm、150rpm)で転動しながら乾燥し、球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Aを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は52質量%であった。得られた球状核Aを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表1に記載した。
球状核A600gを転動型流動層コーティング装置(マルチプレックスMP−01/(株)パウレック)に仕込み、薬物水分散液(3.9質量%リボフラビン、0.8質量%ヒドロキシプロピルセルロース、95.3質量%蒸留水)で噴霧・被覆し、球状核に対してリボフラビンを2.0質量%含有する球形素顆粒Aを得た。
結晶セルロース600gとクロスカルメロースナトリウム400gを高速攪拌造粒機に仕込み、実施例1と同じ条件で攪拌しながら蒸留水3950g(膨潤剤に対して9.9倍の質量比)を少しずつ加えた後、60分間攪拌・造粒し、湿った状態の球状造粒物(結晶セルロース:膨潤剤=60:40)を得た。
次に、得られた球状造粒物を転動型流動層コーティング装置に水分込みで1000g仕込み、実施例1と同じ条件で転動し、表面円滑化・球形化を行った。次いで、温度80℃、速度75m/分(半径8cm、150rpm)で転動しながら乾燥し、球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Bを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は45質量%であった。得られた球状核Bを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表1に記載した。
球状核Bを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Bを得た。
次いで得られた球形素顆粒Bを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で30質量%被覆させた球形顆粒Bを得た。
結晶セルロース400gとクロスカルメロースナトリウム400gを高速攪拌造粒機に仕込み、実施例1と同じ条件で攪拌しながら蒸留水3760g(膨潤剤に対して9.4倍の質量比)を少しずつ加えた後、60分間攪拌・造粒し、湿った状態の球状造粒物(結晶セルロース:膨潤剤=50:50)を得た。
次に、得られた球状造粒物を転動型流動層コーティング装置に水分込みで1000g仕込み、実施例1と同じ条件で転動し、表面円滑化・球形化を行った。次いで、温度80℃、速度75m/分(半径8cm、150rpm)で転動しながら乾燥し、球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Cを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は32質量%であった。得られた球状核Cを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表1に記載した。
球状核Cを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Cを得た。
次いで得られた球形素顆粒Cを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で30質量%被覆させた球形顆粒Cを得た。
結晶セルロース320gとクロスカルメロースナトリウム480gを高速攪拌造粒機に仕込み、実施例1と同じ条件で攪拌しながら蒸留水4400g(膨潤剤に対して9.2倍の質量比)を少しずつ加えた後、60分間攪拌・造粒し、湿った状態の球状造粒物(結晶セルロース:膨潤剤=40:60)を得た。
次に、得られた球状造粒物を転動型流動層コーティング装置に水分込みで1000g仕込み、実施例1と同じ条件で転動し、表面円滑化・球形化を行った。次いで、温度80℃、速度75m/分(半径8cm、150rpm)で転動しながら乾燥し、球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Dを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は25質量%であった。得られた球状核Dを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表1に記載した。
球状核Dを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Dを得た。
次いで得られた球形素顆粒Dを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で30質量%被覆させた球形顆粒Dを得た。
結晶セルロース210gとクロスカルメロースナトリウム490gを高速攪拌造粒機に仕込み、実施例1と同じ条件で攪拌しながら蒸留水4340g(膨潤剤に対して8.9倍の質量比)を少しずつ加えた後、60分間攪拌・造粒し、湿った状態の球状造粒物(結晶
セルロース:膨潤剤=30:70)を得た。
次に、得られた球状造粒物を転動型流動層コーティング装置に水分込みで1000g仕込み、実施例1と同じ条件で転動し、表面円滑化・球形化を行った。次いで、温度80℃、速度75m/分(半径8cm、150rpm)で転動しながら乾燥し、球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Eを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は13質量%であった。得られた球状核Eを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、表面に凹凸が見られた。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表1に記載した。
球状核Eを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Eを得た。
次いで得られた球形素顆粒Eを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で30質量%被覆させた球形顆粒Eを得た。
結晶セルロース(吸水量2.1ml/g、200メッシュ留分30%、平均重合度220、結晶化度65%)のみ1600gを高速攪拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM−VG−10P/(株)パウレック)に仕込み、温度45℃、メインブレード264m/分(半径14cm、300rpm)、クロススクリュー251m/分(半径4cm、1000rpm)で攪拌しながら蒸留水1520gを少しずつ加えた後、60分間攪拌・造粒し、湿った状態の球状造粒物を得た。
次に、得られた球状造粒物を転動型流動層コーティング装置(マルチプレックスMP−01/(株)パウレック)に水分込みで1000g仕込み、温度50℃、速度301m/分(半径8cm、600rpm)で転動しながら、30分かけて蒸留水300gを少しずつ加えた後に、温度25℃、速度301m/分で30分間転動し、表面円滑化・球形化を行った。次いで、温度80℃、速度75m/分(半径8cm、150rpm)で転動しながら乾燥し、球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Fを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は65質量%であった。得られた球状核Fを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表1に記載した。
球状核Fを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Fを得た。
次いで得られた球形素顆粒Fを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で10質量%被覆させた球形顆粒Fを得た。
クロスカルメロースナトリウム(キッコレートND−2HS/旭化成ケミカルズ(株))のみ600gを高速攪拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM−VG−10P/(株)パウレック)に仕込み、温度45℃、メインブレード264m/分(半径14cm、300rpm)、クロススクリュー251m/分(半径4cm、1000rpm)で攪拌しながら蒸留水4500g(膨潤剤に対して7.5倍の質量比)を少しずつ加えた後、60分間攪拌したが、餅状の固まりになり球状化できなかった。
前述した方法に従って、球形顆粒A〜Fにおける薬物の溶出試験を実施した。リボフラビンの溶出量をUV法(波長:445nm)で測定し、球形顆粒A〜Fに含まれるリボフラビン量に対する溶出量の百分率で評価した。得られた溶出曲線を図1に示し、それぞれの放出開始時間(薬物の溶出率が5%未満の時間)、及び放出時間(放出開始時間から薬物の溶出率が80%以上となるまでの時間)を表1に記載した。
実施例1〜5(表1及び図1)から、結晶セルロースと膨潤剤(カルボキシメチルセルロースナトリウム)の配合比率(90:10〜30:70)によって、物性の異なる球状核が得られることを確認した。また、膨潤剤の配合比率が多いほど放出開始時間、及び放出時間を短縮でき、薬物溶出が制御可能であることを確認した。
結晶セルロースと膨潤剤が90:10の比率である球形顆粒A(実施例1)は、核の膨潤度が小さいために一定の放出開始時間の後に徐放性の溶出パターンを示した。
結晶セルロースと膨潤剤が30:70の比率である球形顆粒E(実施例5)は、10分間の放出開始時間を示したが、その間に、徐々に薬物の溶出が発生し、4%近く溶出した。
また、球状核Eの表面に凹凸があり、他の球状核と比較するとやや形状が歪であった。それに対して、球状核A〜Dは表面が滑らかなために、薬物や水不溶性物質の皮膜を均一に形成することができる。
比較例1より、膨潤剤を含まずに結晶セルロースのみで得られる球形顆粒Fは、10時間経っても殆ど薬物が放出されず、膜破裂型時限放出製剤としては不適切であることが分かった。
比較例2より、膨潤剤のみでは球状核が得られないことが分かった。
まずは本発明で好ましい膨潤剤として用いられる、クロスカルメロースナトリウム(キッコレートND−2HS/旭化成ケミカルズ(株))、アルファー化デンプン(SWELSTAR PD−1/旭化成ケミカルズ(株))、カルボキシメチルスターチナトリウム(Primojel/DMV)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC LH−21/信越化学工業(株))、クロスポビドン(ポリプラスドンXL−10/ISP)の沈降体積を以下の手順で測定した。
蒸留水75mlをビーカーに入れ、スターラーで攪拌しながら、膨潤剤1.0gを少しずつ加えた。
膨潤剤を全て投入後、3分間撹拌した。
懸濁液を100mlメスシリンダーに移し、100mlにメスアップ後、沈降管に入れた。
懸濁液を16時間静置し、沈降体積を読み取った。
その結果、沈降体積の大きい順に、カルボキシメチルスターチナトリウム:28.8ml/g、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース:21.0ml/g、クロスカルメロースナトリウム:16.5ml/g、アルファー化デンプン:12.0ml/g、クロスポビドン:6.1ml/gであった。ここで沈降体積はその膨潤剤の膨潤性に相関すると考えられ、つまり沈降体積が大きいほど膨潤性が高いと推測される。
実施例3において、クロスカルメロースナトリウム(キッコレートND−2HS/旭化成ケミカルズ(株))の代わりに、カルボキシメチルスターチナトリウム(Primojel/DMV)を用いること以外は全く同様にして球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Gを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は30質量%であった。得られた球状核Gを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表2に記載した。
球状核Gを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Gを得た。
次いで得られた球形素顆粒Gを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で30質量%被覆させた球形顆粒Gを得た。
実施例3において、クロスカルメロースナトリウム(キッコレートND−2HS/旭化成ケミカルズ(株))の代わりに、クロスポビドン(ポリプラスドンXL−10/ISP)を用いること以外は全く同様にして球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Hを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は39質量%であった。得られた球状核Hを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、円滑な表面であった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表2に記載した。
球状核Hを用いて、実施例1と同様にして球形素顆粒Hを得た。
次いで得られた球形素顆粒Hを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で30質量%被覆させた球形顆粒Hを得た。
前述した方法に従って、球形顆粒G、Hにおける薬物の溶出試験を実施した。リボフラビンの溶出量をUV法(波長:445nm)で測定し、球形顆粒G、Hに含まれるリボフラビン量に対する溶出量の百分率で評価した。得られた溶出曲線を図2に示し、それぞれの放出開始時間(薬物の溶出率が5%未満の時間)、及び放出時間(放出開始時間から薬物の溶出率が80%以上となるまでの時間)を表2に記載した。
実施例3、6、7(表1、表2及び図2)から、膨潤剤の配合比率が同じであれば、その種類を変えてもほぼ同じ物性の球状核が得られることを確認した。実施例6で列挙した膨潤剤のうち、最も大きな膨潤性を示したカルボキシメチルスターチナトリウム、中程度の膨潤性を示したクロスカルメロースナトリウム、最も小さな膨潤性を示したクロスポビドンの3種類で確認できたことより、他の膨潤剤を用いても同様の結果が得られると予想される。また、球形顆粒G、H(実施例6、7)は、球形顆粒C(実施例3)と同じく、30分の放出開始時間、及び30分の放出時間を示し、同等の効果が確認できた。
実施例3において、高速攪拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM−VG−10P/(株)パウレック)で攪拌しながら加える蒸留水の量を2000g(膨潤剤に対して5.0倍の質量比)にすること以外は全く同様にして球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Iを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は11質量%であった。得られた球状核Iを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、表面に凹凸があった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表3に記載した。
実施例3において、高速攪拌造粒機(バーチカルグラニュレーターFM−VG−10P/(株)パウレック)の攪拌条件を、メインブレード879m/分(半径14cm、900rpm)、クロススクリュー754m/分(半径4cm、3000rpm)にすること以外は全く同様にして球状核を得た。
篩で300〜500μmの粒径を有する球状核Jを得た。篩分する前の全球状核に対して、300〜500μm粒径の割合は13質量%であった。得られた球状核Jを高分解能走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、表面に凹凸があった。さらに体積膨潤度、真球度、密度を前述の方法に従って求め、それらの値を表3に記載した。
球状核C(実施例3)と比較すると、球状核Iは形状が歪(真球度が低い)で表面が粗く体積膨潤度も低かった。これは加水量が少ないために膨潤剤が十分に膨潤しきれず、結晶セルロースと膨潤剤が不均一に混合されて球状核が形成されたためと思われ、好ましい球状核を得るためには、最適な加水量があることを確認した。
球状核C(実施例3)と比較すると、球状核Jは体積膨潤度は同等だが形状が歪(真球度が低い)で表面が粗かった。これは攪拌速度が速いために適切に球状化できなかったためと思われ、好ましい球状核を得るためには、最適な攪拌条件があることを確認した。
球状核Cは、形状がほぼ真球であり、良好な製剤が得られる可能性が高い。
実施例3で得られた球形素顆粒Cを用いて、実施例1と同様にして、エチルセルロースとクエン酸トリエチルを固形分で40質量%被覆させた球形顆粒K、及び60質量%被覆させた球形顆粒Lを得た。
前述した方法に従って、球形顆粒K、Lにおける薬物の溶出試験を実施した。リボフラビンの溶出量をUV法(波長:445nm)で測定し、球形顆粒K、Lに含まれるリボフラビン量に対する溶出量の百分率で評価した。得られた溶出曲線を図3に示し、それぞれの放出開始時間(薬物の溶出率が5%未満の時間)、及び放出時間(放出開始時間から薬物の溶出率が80%以上となるまでの時間)を表4に示す。
同じ球状核を用いて30質量%被覆させた球形顆粒C(実施例3)の溶出パターンと比較すると、40質量%、60質量%まで被覆させた球形顆粒K、Lは、ともに放出開始時間、及び放出時間が長くなり、水不溶性物質の被覆量によって薬物溶出が制御可能であることを確認した。水不溶性物質の被覆量が多くなると水分が浸透しにくくなるためと考えられる。
Claims (4)
- 粒径が200〜500μm、密度が0.8g/ml以上1g/ml以下であり、
該結晶セルロースと該膨潤剤の質量比が90:10〜40:60であり、
該膨潤剤の沈降体積が2〜30ml/gであり、
吸水による体積膨潤度が145%〜700%である結晶セルロースと膨潤剤との混合物のみからなる膜破裂型の時限放出製剤に用いる球状核の製造方法であって、
高速攪拌造粒機を用い、加水量が膨潤剤に対して質量比で6〜20倍、攪拌速度がメインブレード500m/分以下、クロススクリュー800m/分以下で練合・造粒することにより、結晶セルロースと膨潤剤との混合物のみからなる湿った状態の球状造粒物とし、その後、転動流動層造粒機へ移し、さらに、蒸留水を噴霧しながら前記球状造粒物を湿潤状態で球状化することを特徴とする膜破裂型の時限放出製剤に用いる球状核の製造方法。 - 結晶セルロースと膨潤剤の質量比が60:40〜40:60であることを特徴とする請求項1に記載の膜破裂型の時限放出製剤に用いる球状核の製造方法。
- 真球度が0.7以上1以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜破裂型の時限放出製剤に用いる球状核の製造方法。
- 膨潤剤が、クロスカルメロースナトリウム、アルファー化デンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドンから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の膜破裂型の時限放出製剤に用いる球状核の製造方法。
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