JP5877319B2 - 系統連系装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池や燃料電池などの再生可能な電力を交流電力に変換して商用電力系統へ重畳する系統連系装置に関する。
従来より、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換し、系統連系用リレーを介して商用電力系統へ連系する系統連系装置が提供されている。
系統連系装置は、直流電源の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路、昇圧回路の出力電力を交流電力に変換するインバータ回路、及びこのインバータ回路の出力を正弦波状にするフィルタ回路と、フィルタ回路と商用系統との間に接続された系統連系用リレーと、マイクロコンピュータからなり昇圧回路やインバータ回路の各スイッチ素子及び系統連系用リレーに開閉信号を与える制御回路とで構成される。
ところで、商用電力系統に事故などが発生して電力の供給が停止したにも関わらず、系統連系装置から商用電力系統へ電力が供給される状態(以下、単独運転状態という)になると、商用電力系統の復旧を行う際の妨げとなるため、系統連系装置には、単独運転を検出し、電力の供給を停止する機能が搭載されている。
近年では、このような系統連系の普及に伴って停電時の復旧工事にかかり安全性の確保が重視され、例えば同じ柱上トランス下に複数の系統連系装置がある際、単独運転の検出時に相互干渉が起こる前に単独運転の高速検出を行うことが必要となり、単独運転の高速検出を行う系統連系装置が提案されてきている(特許文献1)。
特開2007−215392
特許文献1の系統連系装置では、今回の周期の計測値がそれ以前の周期の計測値よりも増加する場合には前記商用電力の周期がより増加する方向に、減少する場合は前記商用電力の周期がより減少する方向にインバータ回路の出力する商用電力の無効電力の量を調整する。そして、特許文献1の系統連系装置は、この調整により変動する商用電力系統の周期の変化を検出して単独運転を検出する。
具体的には、特許文献1の系統連系装置は、商用電力系統の電圧の周期を監視し、直近の複数の商用電力系統における周期と、過去に計測した商用電力系統における周期との偏差から、複数の偏差で表される変化パターンを求める。そして、特許文献1の系統連系装置は、直近の複数の商用電力系統における周期それぞれに対応して設定した閾値以上または閾値以下の領域で表される単独運転判定領域にこの変化パターンが入るか否かをもって単独運転を検出する。
しかしながら、このような系統連系装置においては、直近の複数の商用電力系統に置ける周期の偏差(変化パターン)を毎周期ごとに演算し、複数の閾値からなる単独運転判定領域と変化パターンと比較しなければならず、演算量が多大になり、高速で単独運転検知を行う際の妨げになる。
本発明は上述の問題に鑑みて成された発明であり、演算量を抑制し余裕をもって高速で単独運転の検出を行うことのできる系統連系装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換した後、開閉器を介して商用電力系統へ重畳する系統連系装置において、前記商用電力系統の周波数を検出する周波数検出部と、前記周波数検出部の検出する周波数の値がそれ以前に検出した周波数よりも増加する場合には前記商用電力系統の周波数がより増加する方向に、減少する場合は前記商用電力系統の周波数がより減少する方向に前記商用電力系統の無効電力の量を予め定めた値で変えていく無効電力調整部と、を備え、前記商用電力系統へ前記直流電源を重畳している間に、前記周波数検出部により検出された周波数と前記商用電力系統の基準周波数との偏差が、第1閾値よりも大きくなったときに、前記第1閾値よりも大きい第3閾値を設定すると共に、前記予め定めた値をより大きな値に変更し、前記周波数検出部により検出された周波数と前記基準周波数との偏差が、第3閾値よりも大きくなった場合に前記開閉器を開放し、前記商用電力系統へ前記直流電源を重畳している間に、前記周波数検出部により検出された周波数と前記商用電力系統の基準周波数との偏差が、第2閾値よりも小さくなったときに、前記第2閾値よりも小さな第4閾値を設定すると共に、前記予め定めた値をより大きな値に変更し、前記周波数検出部により検出された周波数と前記基準周波数との偏差が、第4閾値よりも小さくなった場合に前記開閉器を開放する制御部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第3閾値及び第4閾値を設け、商用電力系統から検出する周波数と基準周波数とを比較して単独運転を検出する。このため、複数周期分からなる変化パターンを毎回演算することなく、毎回1つの値と1つの閾値を用いて単独運転を検出するので、演算量を抑制し余裕をもって高速で単独運転の検出を行うことができる。
また、上述の発明において、前記周波数が前記第1閾値を超えた後、当該周波数が再び前記第1閾値よりも小さくなった場合、前記商用電力系統の無効電力の変化量を予め定めた値に戻すことを特徴とする。
また、上述の発明において、前記周波数が前記第2閾値を超えた後、当該周波数が再び前記第2閾値よりも大きくなった場合、前記商用電力系統の無効電力の変化量を予め定めた値に戻すことを特徴とする。
また、上述の発明において、前記第3閾値より順に大きくなる閾値を少なくとも1以上設け、前記偏差がこれらの閾値を超える毎に順に前記予め定めた値を大きく変更し、前記偏差が最も大きい閾値に至った際に、前記開閉器を開放することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記第1閾値、前記第3閾値、及び前記第3閾値より順に大きくなる閾値の内、設定した閾値よりも前記偏差が小さい場合に、前記設定した閾値から順に小さくなるように閾値を設定することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記第4閾値より順に小さくなる閾値を少なくとも1以上設け、前記周波数がこれらの閾値を超える毎に順に前記予め定めた値を大きく変更し、前記周波数が最も小さい閾値に至った際に、前記開閉器を開放することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記第2閾値、前記第4閾値、及び前記第4閾値より順に小さくなる閾値の内、設定した閾値よりも前記偏差が大きい場合に、前記設定した閾値から順に大きくなるように閾値を設定することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記商用電力系統の無効電力の量を変える周期を、前記周波数を検出する周期以下にすることを特徴とする。
本発明によれば、演算量を抑制し余裕をもって高速で単独運転の検出を行うことのできる系統連系装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る太陽光発電システム100を示す構成図である。 第1の実施形態における制御回路8の機能ブロック図である。 第1の実施形態における単独運転を検出する際の動作フローを示す図である。 第2の実施形態における単独運転を検出する際の動作フローを示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面に基づき本発明の第1の実施形態を詳述する。図1は第1の実施形態に係る太陽光発電システム100を示す構成図である。この図に示すように太陽光発電システム100は、太陽電池1、系統連系装置2を備える。
系統連系装置2は、昇圧回路4、インバータ回路5、フィルタ回路6、常開接片(符号省略)を有する系統連系用リレー7、及び制御回路8を備える。また、系統連系装置2は、系統連系用リレー7の接片(開閉器)を介して太陽電池1を商用電力系統30へ連系する。
昇圧回路4は、太陽電池1の出力電圧を昇圧する。そして昇圧回路4は、この昇圧した出力電圧の直流電力をインバータ回路5へ出力する。昇圧回路4は、図1に示すように、一対の端子46、47、リアクトル41と、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のようなスイッチ素子42と、ダイオード43、及びコンデンサ44とを有して構成される、一対の端子46、47には太陽電池1が接続され、この端子46、47の一方の端子(プラス側)46に直列にリアクトル41とダイオード43とが接続される。スイッチ素子42は、リアクトル41とダイオード43との接続点と一対の端子46、47の他方の端子47との間を開閉する。また、コンデンサ44は、ダイオード43と他方の端子47との間に接続される。
昇圧回路4は、制御回路8によって動作が制御される。具体的には、制御回路8がONデューティ比を決定し、そのデューティ比を有するパルス信号をスイッチ素子42のゲートに周期的に与える。すると、スイッチ素子42は、周期的に開閉し、昇圧回路4は、デューティ比に応じた(例えば、比例した)所定の昇圧比を得る。
インバータ回路5は、スイッチ素子51、52を直列接続した第1アームと、スイッチ素子53、54を直列接続した第2アームとを夫々並列に接続して構成される。スイッチ素子51〜54には、IGBTのようなON抵抗の小さいスイッチ素子を用いると良い。インバータ回路5は、制御回路8によってその動作が制御される。インバータ回路5は、制御回路8のPWM(Pulse Width Modulation)制御にしたがって各スイッチ素子51〜54を開閉し、昇圧回路4から出力される直流電力を交流電力に変換する。変換された交流電力は、インバータ回路5の出力線(スイッチ素子53とスイッチ素子54との接続点から延びるラインと、スイッチ素子51とスイッチ素子52との接続点から延びるライン)に供給される。
フィルタ回路6は、リアクトル61、62、及びコンデンサ63からなり、インバータ回路5の出力側に設けられる。フィルタ回路6は、インバータ回路5のスイッチ素子51〜54がPWM制御されて開閉動作するときに生ずる交流電流のリプル成分を除去する。
系統連系用リレー7は、商用電力系統30に接続されるインバータ回路5の出力線に常開接片を介在し、この出力線の開閉を行う。また、系統連系用リレー7は、制御回路8からの制御信号によってその接片を閉状態と開状態とに制御し、系統連系装置2(太陽電池1)と商用系統30とを連系して交流電力を商用系統30へ重畳し、または解列するものである。
図2に第1の実施形態における制御回路8の機能ブロック図を示す。制御回路8は、商用電力系統30の周波数を検出する周波数検出部410として機能する。具体的には、周波数検出部410は、電圧センサ11により、商用電力系統30の交流電圧の周波数を検出し、周波数として検出する。例えば、ゼロクロスからゼロクロスまでの時間を計測することで周波数を検出できる。
また、制御回路8は、例えば、インバータ回路5の出力する交流電力の電圧位相と商用電力の電圧位相とをずらすことにより商用電力系統の無効電力の量を調整する無効電力調整部420として機能する。無効電力調整部8は、無効電力の量が変化することにより周波数検出部の検出する今回の周波数の検出値がそれ以前の周波数の検出値よりも増加する場合には、商用電力系統の周波数がより増加する方向に、減少する場合は商用電力系統の周波数がより減少する方向に両電圧位相のずれを大きくして無効電力の量を変えていく。また、無効電力調整部420は、周波数検出部410の検出する交流電力の電圧に高調波や基本波の増加を検出すると、無効電力を調整する量を増やす。
また、制御回路8は、商用電力系統に事故などが発生して電力の供給が停止されたときに、系統連系装置から商用電力系統へ電力が重畳される状態(以下、単独運転状態と呼ぶ)であるか否かを判断する単独運転検出部430として機能する。
単独運転検出部430は、商用電力系統30へ太陽電池1を連系している際に、周波数検出部410により検出された周波数と基準周波数との偏差dfが、第1閾値thp1よりも大きくなったときに、第1閾値thp1よりも大きい第3閾値thp3を設定すると共に、インバータ回路5の出力する電圧位相と商用電力系統30の電圧位相との差が大きくなるように変更する。この後、単独運転検出部430は、周波数検出部410により検出された周波数と基準周波数との偏差dfが、第3閾値thp3よりも大きくなった場合に単独運転であると判断する。
具体的には、単独運転検出部430は、正側閾値thpとして前述の第1閾値thp1や第3閾値thp3を設定する。そして、この正側閾値thpと偏差dfとを比較する。このとき、正側閾値thpには、初期値thpsとして第1閾値thp1を設定する。そして、単独運転検出部430は、偏差dfが正側閾値thpを超える(偏差dfが正側閾値thpより大きくなる)毎に、順に大きくなる閾値を複数回正側閾値thpとして設定し、偏差dfが最も大きい正側閾値thpに至った際に単独運転と判断する。尚、このとき、最初に大きくなった閾値が第3閾値thp3である。
単独運転検出部430は、商用電力系統30へ太陽電池1を連系している際に、周波数検出部410により検出された周波数と基準周波数との偏差dfが、第2閾値thm2よりも小さくなったときに、第2閾値thm2よりも小さな第4閾値thm4を設定すると共に、インバータ回路5の出力する電圧位相と商用電力系統の電圧位相との差が大きくなるように変更する。この後、単独運転検出部430は、周波数検出部410により検出された周波数と基準周波数との偏差dfが、第4閾値thm4よりも小さくなった場合に単独運転状態であると判断する。
具体的には、単独運転検出部430は、負側閾値thmとして前述の第2閾値thm2や第4閾値thm4を設定する。そして、この負側閾値thpと偏差dfとを比較する。このとき、負側閾値thmには、初期値thmsとして第2閾値thm2を設定する。そして、単独運転検出部430は、偏差dfが負側閾値thmを超える(偏差dfが負側閾値thpより小さくなる)毎に、順に小さくなる閾値を複数回負側閾値thmとして設定し、偏差dfが最も大きい負側閾値thmに至った際に単独運転と判断する。尚、このとき、最初に小さくなった閾値が第4閾値thp4である。
基準周波数には、商用電力系統の周波数(50Hzや60Hz)や、過去に周期計測部410により計測された周期、過去に周期計測部410により計測された複数の周期の平均値などが用いられる。
無効電力調整部420による商用電力系統30の無効電力を調整する(無効電力を変更する)制御周期は、周波数検出部410がインバータ回路5から出力される交流電力の周波数を検出する制御周期以下の制御周期で行う。無効電力調整部420の制御周期が周波数検出部410の制御周期より長い場合は、無効電力の量が変更されないまま単独運転の判断を行うことになる。この場合、次に周波数を検出するまで単独運転検出の判断が行われず、判断に時間を有するようになることがある。
図3に第1の実施形態における単独運転検出部430が、単独運転を検出する際の動作フローを示す。単独運転検出部430は、単独運転の検出を開始すると、正側閾値thpによる単独運転検出用のカウンタypと、負側閾値thmによる単独運転検出用のカウンタymとをゼロにする。また、単独運転検出部430は、正側閾値thpに初期値thps(第1閾値thp1)を設定し、負側閾値thmに初期値thms(第2閾値thm2)を設定してステップS11へ移行する。ここで、第1閾値の初期値thpsは正の値に設定し、第2閾値の初期値thpmは負の値に設定している。
単独運転検出部430は、商用電力系統30の周波数fを周波数検出部410から入手して最新の周波数fとして更新する(ステップS11)。そして、単独運転検出部430は、周波数検出部410により検出された最新の周波数fと基準周波数との偏差dfを算出し(ステップS12)、偏差dfが正側閾値thpよりも大きいか否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13において、単独運転検出部430は、偏差dfが正側閾値thpよりも大きいと判断した場合は、系統連系装置2に単独運転の疑いがあるのでステップS14へ移行する。ステップS14において、単独運転検出部430は、カウンタymをゼロにし、その後に、負側閾値thmに初期値thms(第2の閾値thm2)を設定し、負側閾値thmを初期値に戻す(ステップS15)。その後、ステップS16において、単独運転検出部430は、カウンタypとカウンタ閾値ypthとを比較し、カウンタypがカウンタ閾値ypth以上か否かを判断する。
ステップS16において、単独運転検出部430は、カウンタypがカウンタ閾値ypth以上でないと判断した場合、系統連系装置2が単独運転状態であるとの判断を保留し、ステップS17へ移行する。
ステップS17では、単独運転検出部430は、正側閾値thpに所定値αを加えて、正側閾値thpを増加する(初期値thpsから所定値α増加した閾値を第3閾値thm3とする)。その後、カウンタypに1を加えて更新しステップS11へ戻る。
ステップS13において、単独運転検出部430は、偏差dfが正側閾値thpよりも大きくないと判断した場合はステップS31へ移行し、偏差dfが負側閾値thmよりも小さいか否かを判断する。
ステップS31において、単独運転検出部430は、偏差dfが負側閾値thmよりも小さいと判断した場合は、系統連系装置2に単独運転の疑いがあるとして、ステップS32へ移行する。ステップS32において、単独運転検出部430は、カウンタypをゼロにし、その後に、正側閾値thpに初期値thps(第1閾値thp1)を設定し、第1閾値thpを初期値に戻す(ステップS33)。その後、ステップS34において、単独運転検出部430は、カウンタymとカウンタ閾値ymthとを比較し、カウンタymがカウンタ閾値ymth以上か否かを判断する。
ステップS34において、単独運転検出部430は、カウンタymがカウンタ閾値ymth以上でないと判断した場合、系統連系装置2が単独運転状態であるとの判断を保留し、ステップS35へ移行する。
ステップS35では、単独運転検出部430は、負側閾値thmから所定値αを減じて、負側閾値thmを減少する(初期値thmsから所定値α減少した閾値を第4閾値thm4とする)。その後、カウンタymに1を加えて更新しステップS11へ戻る。
ステップS31において、単独運転検出部430は、偏差dfが負側閾値thmよりも小さくないと判断した場合は、単独運転の疑いが無いとして、初期化を行う(ステップS37)。初期化では、カウンタypと、カウンタymとをゼロにし、正側閾値thpに初期値thpsを格納し、負側閾値thmに初期値thmsを格納して、正側閾値thp及び負側閾値thmを初期値に戻す動作を行う。
また、単独運転検出部430は、ステップS16において、カウンタypがカウンタ閾値ypth以上と判断した場合、及びステップS34において、カウンタymがカウンタ閾値ymth以上と判断した場合、系統連系装置2が単独運転状態であると判断し、ステップS21へ移行する。
ステップS21では、単独運転検出部430は、系統連系用リレー7の接片を開状態にする信号を送り、次に、スイッチ素子51〜54を開状態にしてインバータ回路S22を停止する(ステップS22)。その後、単独運転検出部430は、単独運転状態であることを図示しない表示画面に表示したり、警報音を鳴らすなどしてユーザーに報知して(ステップS23)単独運転の検出を終了する。
以上のように、単独運転検出部430が動作フローを実行することにより、第1閾値thp1、第3閾値thp3を用いて、周波数検出部により検出された周波数と基準周波数との偏差dfを比較して単独運転を検出する。このため、複数周期分からなる変化パターンを毎回演算することなく、毎回1つの値と1つの閾値を用いて単独運転を検出するので、演算量を抑制し余裕をもって高速で単独運転の検出を行うことができる。
また、単独運転検出部430は、ステップS17においてthpを増加した後、周波数検出部410により検出された周波数と基準周波数との偏差dfが一度超えた閾値thpよりも小さくなった場合は、ステップS33、或いはステップS37において正側閾値thpを初期値thps(第1閾値thp1)に戻している。これにより、単独運転の疑いが晴れた場合に、最初から単独運転の検出を開始することができる。
偏差dfが第1閾値thp1を超えた後、この周波数が再び第1閾値thp1よりも小さくなった場合、商用電力系統には、周波数の変化が見られなくなるため、無効電力調整部420は、商用電力系統の無効電力の量を予め定めた値(初期値)に戻す。
また、単独運転検出部430は、ステップS35において負側閾値thmを減少した後、周波数検出部410により検出された周波数と基準周波数との偏差dfが、一度超えた負側閾値thmよりも大きくなった場合は、ステップS15、或いはステップS37において負側閾値thmを初期値(第2閾値)に戻している。これにより、単独運転の疑いが晴れた場合に、最初から単独運転の検出を開始することができる。
偏差dfが第2閾値thm2を超えた後、この周波数が再び第2閾値thm2よりも大きくなった場合、商用電力系統には、周波数の変化が見られなくなるため、無効電力調整部420は、前記商用電力系統の無効電力の量を予め定めた値(初期値)に戻す。
また、単独運転検出部430は、ステップS31へのルートへ入ることなく、ステップS11、S12、S13、S14、S15、S16、S17、S18をyp≧ypthになるまで繰り返すことにより、正側閾値thpの加算は、偏差dfが正側閾値thpよりも大きくなったことが判断される毎に複数回行われる。そして、偏差dfが連続して所定回数(この実施形態では、ypth−1回)正側閾値thpよりも大きくなった場合に系統連系装置2が単独運転と判断する。この時、正側閾値thpは、第1閾値thp1、第3閾値thp3、第3閾値thpより順に大きくなる閾値、の順に大きくなる。
これにより、第3閾値thp3より順に大きくなる閾値を少なくとも1以上設け(この実施形態では、ypth−3個)、周波数が最も大きい閾値に至った際に系統連系装置2が単独運転と判断する。このときに、単独運転検出部430は、商用電力系統の周波数がより増加する方向に、インバータ回路5の出力する電圧位相と商用電力系統30の電圧位相との差が順に大きくなるように変更する。この変更は、周波数検出部410が周波数を検出する制御周期以下の制御周期で行われるため、周波数検出部410が検出する周波数がこれらの閾値を超える毎に順に行われる。
これにより、商用電力系統が擾乱し、周波数fが増減するようなことがあっても、単独運転を誤検知することを防ぐことができる。
また、単独運転検出部430は、ステップS14、及びステップS37へのルートへ入ることなく、ステップS11、S12、S13、S31、S32、S33、S34、S35、S36をym≧ymthになるまで繰り返すことにより、負側閾値thmの減算は、偏差dfが負側閾値thmよりも小さくなったことが判断される毎に複数回行われる。そして、偏差dfが連続して所定回数(この実施形態では、ymth−1回)負側閾値thmよりも小さくなった場合に系統連系装置2が単独運転と判断する。この時、負側閾値thmは、第2閾値thm1、第4閾値thm4、第4閾値thm4より順に小さくなる閾値、の順に小さくなる。
これにより、第4閾値thm4より順に小さくなる閾値を少なくとも1以上設け(この実施形態では、ymth−3個)、周波数が最も大きい閾値に至った際に系統連系装置2が単独運転と判断する。このときに、単独運転検出部430は、商用電力系統の周波数がより減少する方向に、インバータ回路5の出力する電圧位相と商用電力系統30の電圧位相との差が順に大きくなるように変更する。この変更は、周波数検出部410が周波数を検出する制御周期以下の制御周期で行われるため、周波数検出部410が検出する周波数がこれらの閾値を超える毎に順に行われる。
これにより、商用電力系統が擾乱し、周波数fが増減するようなことがあっても、単独運転を誤検知することを防ぐことができる。
また、商用電力系統30の無効電力の量はインバータ回路5から出力される交流電力の位相を商用電力系統30の交流電力の位相からずらすことによって変えている。この無効電力の量は、商用電力系統30の周波数が第1閾値thp、第2閾値thmを超えると大きくするものであり、閾値thp、thmが変化する(増加、或いは減少する)につれてより大きくしていくことも可能である。
また、第1の実施形態では、ステップS37において初期化を行っている。この処理に変えて、偏差dfが正か負かを判断し、偏差が正である場合に、負側閾値thmを初期値thmsへ戻し(カウンタymもゼロに戻す)、偏差dfが負である場合に、正側閾値thpを初期値thpsへ戻し(カウンタypもゼロに戻す)ても良い。これにより、正側閾値thpに変化が起きた場合でも偏差dfが正側にとどまる限り、正側閾値thpは初期値thpsへリセットされなくなる(負側も同様である)。
このようにすることで、一度、偏差dfが正側閾値thp、或いは負側閾値thmを超えて単独運転が疑わしい状態になると、閾値thpが初期値に戻らない(リセットされない)分迅速に単独運転を検出することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、偏差dfが正側閾値thpよりも小さくなった場合、正側閾値thpを初期値thpsへ戻し、偏差dfが負側閾値thmよりも小さくなった場合、負側閾値thmを初期値thmsへ戻した。第2の実施形態では、第1閾値thp1、第3閾値thp3、及び第3閾値thp3より順に大きくなる閾値の内、正側閾値thpとして設定した閾値よりも偏差dfが小さい場合に、この設定した正側閾値thpから順に小さくなるように正側閾値を設定する(初期値まで正側閾値thpを戻す)。
また、第2閾値thm2、第4閾値thm4、及び第4閾値thm4より順に小さくなる閾値の内、負側閾値thmとして設定した閾値よりも偏差dfが大きい場合に、設定した負側閾値thmから順に大きくなるように負側閾値thmを設定する(初期値まで負側閾値thmを戻す)。
図4は、第2の実施形態における単独運転を検出する際の動作フローを示す図である。単独運転検出部430は、単独運転の検出を開始すると、正側閾値thpによる単独運転検出用のカウンタypと、負側閾値thmによる単独運転検出用のカウンタymとをゼロにする。また、単独運転検出部430は、正側閾値thpに初期値thps(第1閾値thp1)を設定し、負側閾値thmに初期値thms(第2閾値thm2)を設定してステップS11へ移行する。ここで、第1閾値の初期値thpsは正の値に設定し、第2閾値の初期値thpmは負の値に設定している。
単独運転検出部430は、商用電力系統30の周波数fを周波数検出部410から入手して最新の周波数fとして更新する(ステップS41)。そして、単独運転検出部430は、周波数検出部410により検出された最新の周波数fと基準周波数との偏差dfを算出し(ステップS42)、偏差dfが正側閾値thpよりも大きいか否かを判断する(ステップS43)。
ステップS43において、単独運転検出部430は、偏差dfが正側閾値thpよりも大きいと判断した場合は、系統連系装置2に単独運転の疑いがあるのでステップS44へ移行する。
ステップS44において、単独運転検出部430は、カウンタymが0より大きいか否かを判断する。単独運転検出部430は、カウンタymが0より大きい場合、カウンタymから1を減じ(ステップS45)、負側閾値thmから所定値αを加えて(ステップS46)ステップS47へ移行する。また、単独運転検出部430は、カウンタymが0より大きくない場合は、ステップS45、ステップS46を飛ばして、ステップS47へ移行する。これにより、負側閾値thmが初期値から変更されている場合、変更されている値から順に初期値へ向かって大きくなるように負側閾値thmが戻る。
ステップS47では、単独運転検出部430は、正側閾値thpに所定値αを加えて、正側閾値thpを増加する(初期値thpsから所定値α増加した閾値を第3閾値thm3とする)。その後、カウンタypに1を加えて更新しステップS49へ移行する。
ステップS49において、単独運転検出部430は、カウンタypとカウンタ閾値ypthとを比較し、カウンタypがカウンタ閾値ypth以上か否かを判断する。ステップS49において、単独運転検出部430は、カウンタypがカウンタ閾値ypth以上でないと判断した場合、系統連系装置2が単独運転状態であるとの判断を保留し、ステップS41へ戻る。
ステップS43において、単独運転検出部430は、偏差dfが正側閾値thpよりも大きくないと判断した場合はステップS51へ移行する。
ステップS51において、単独運転検出部430は、カウンタypが0より大きいか否かを判断する。単独運転検出部430は、カウンタypが0より大きい場合、カウンタypから1を減じ(ステップS52)、正側閾値thpから所定値αを減じて(ステップS53)ステップS54へ移行する。また、単独運転検出部430は、カウンタypが0より大きくない場合は、ステップS52、ステップS53を飛ばして、ステップS54へ移行する。これにより、正側閾値thpが初期値から変更されている場合、変更されている値から順に初期値へ向かって大きくなるように正側閾値thpが戻る。
ステップS54において、偏差dfが正側閾値thpよりも大きいか否かを判断する。単独運転検出部430は、偏差dfが負側閾値thmよりも大きいと判断した場合は、系統連系装置2に単独運転の疑いがあるのでステップS55へ移行し、偏差dfが負側閾値thmよりも大きくないと判断した場合は、ステップS58へ移行する。
ステップS58において、単独運転検出部430は、カウンタymが0より大きいか否かを判断する。単独運転検出部430は、カウンタymが0より大きい場合、カウンタymから1を減じ(ステップS59)、負側閾値thmから所定値αを加えて(ステップS60)ステップS41へ戻る。また、単独運転検出部430は、カウンタymが0より大きくない場合は、ステップS59、ステップS60を飛ばして、ステップS41へ戻る。ステップS58〜ステップS60においても、ステップS44〜ステップS44と同様に、負側閾値thmが初期値から変更されている場合、変更されている値から順に初期値へ向かって大きくなるように負側閾値thmが戻る。
ステップS55では、単独運転検出部430は、負側閾値thmから所定値αを減じて、負側閾値thmを減少する(初期値thmsから所定値α減少した閾値を第4閾値thm4とする)。その後、カウンタymに1を加えて更新しステップS57へ移行する。
ステップS57において、単独運転検出部430は、カウンタymがカウンタ閾値ymth以上でないと判断した場合、系統連系装置2が単独運転状態であるとの判断を保留し、ステップS41へ戻る。
また、単独運転検出部430は、ステップS49において、カウンタypがカウンタ閾値ypth以上と判断した場合、及びステップS57において、カウンタymがカウンタ閾値ymth以上と判断した場合、系統連系装置2が単独運転状態であると判断し、ステップS21へ移行する。尚、ステップS21以降の動作(ステップS21〜S23、終了)については、第1の実施形態と同様のため記載を省略する。
以上のように、単独運転検出部430が動作フローを実行することにより、順に大きくなるように設定される正側閾値thpは順に初期値に戻るようになる。また、順に小さくなるように設定される負側閾値thmは順に初期値に戻るようになる。これにより、一次的に偏差dfが正側閾値thpが小さくなったり、負側閾値thmより大きくなるような場合でも、初期値にすぐに戻らないため、迅速に単独運転を検出することができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態では、直流電源として太陽電池1を利用したが、燃料電池、蓄電池などの直流電源を用いても良い。
また、例えば、所定値αを複数回加算、減算することで第1閾値thpや第2閾値thmを増加、減少させていたが、所定値αは加算する回数に応じて異なるようにしても良い。
また、例えば、周波数検出部410により検出された周波数をそのまま利用して偏差を求めていたが、直近の数周期分の周波数の平均値や、中央値を用いるようにしても良い。
また、本実施形態では、系統連系用リレー7を系統連系装置2と商用電力系統30との間を開閉する開閉器としてとらまえたが、系統連系装置2と商用電力系統30との間を開閉するものであれば何でもよい。例えば、インバータ回路5のスイッチ素子51〜54も開閉により系統連系装置2と商用電力系統30との間を開閉するものであるため、開閉器ととらまえることができる。
また、例えば、本実施毛体では、カウンタyp、ymを用いて単独運転検知を行ったが、第1閾値thp、第2閾値thmが所定値を超えた場合に単独運転と検出するようにしても良い。
1 太陽電池
2 パワーコンディショナ
4 昇圧回路
5 インバータ回路
6 フィルタ回路
7 系統連系用リレー
11 電圧センサ
30 商用電力系統
91 負荷用リレー
92 交流負荷
410 周波数検出部
420 無効電力調整部
430 単独運転検出部
CT1 電流センサ


Claims (7)

  1. 直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換した後、開閉器を介して商用電力系
    統へ重畳する系統連系装置において、
    前記商用電力系統の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記周波数検出部の検出する周波数の値がそれ以前に検出した周波数よりも増加する場
    合には前記商用電力系統の周波数がより増加する方向に、減少する場合は前記商用電力系
    統の周波数がより減少する方向に前記商用電力系統の無効電力の量を予め定めた値で変え
    ていく無効電力調整部と、を備え、
    前記商用電力系統へ前記直流電源を重畳している間に、前記周波数検出部により検出さ
    れた周波数と前記商用電力系統の基準周波数との偏差が、第1閾値よりも大きくなったと
    きに、前記第1閾値よりも大きい第3閾値を設定すると共に、前記予め定めた値をより大
    きな値に変更し、前記周波数検出部により検出された周波数と前記基準周波数との偏差が
    、第3閾値よりも大きくなった場合に前記開閉器を開放し、
    前記商用電力系統へ前記直流電源を重畳している間に、前記周波数検出部により検出さ
    れた周波数と前記商用電力系統の基準周波数との偏差が、第2閾値よりも小さくなったと
    きに、前記第2閾値よりも小さな第4閾値を設定すると共に、前記予め定めた値をより大
    きな値に変更し、前記周波数検出部により検出された周波数と前記基準周波数との偏差が
    、第4閾値よりも小さくなった場合に前記開閉器を開放する制御部を備え、
    前記第3閾値より順に大きくなる閾値を少なくとも1以上設け、前記偏差がこれらの閾
    値を超える毎に順に前記予め定めた値を大きく変更し、前記偏差が最も大きい閾値に至っ
    た際に、前記開閉器を開放することを特徴とする系統連系装置。
  2. 前記第1閾値、前記第3閾値、及び前記第3閾値より順に大きくなる閾値の内、設定し
    た閾値よりも前記偏差が小さい場合に、前記設定した閾値から順に小さくなるように閾値
    を設定することを特徴とする請求項1に記載の系統連系装置。
  3. 直流電源から出力される直流電力を交流電力に変換した後、開閉器を介して商用電力系
    統へ重畳する系統連系装置において、
    前記商用電力系統の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記周波数検出部の検出する周波数の値がそれ以前に検出した周波数よりも増加する場
    合には前記商用電力系統の周波数がより増加する方向に、減少する場合は前記商用電力系
    統の周波数がより減少する方向に前記商用電力系統の無効電力の量を予め定めた値で変え
    ていく無効電力調整部と、を備え、
    前記商用電力系統へ前記直流電源を重畳している間に、前記周波数検出部により検出さ
    れた周波数と前記商用電力系統の基準周波数との偏差が、第1閾値よりも大きくなったと
    きに、前記第1閾値よりも大きい第3閾値を設定すると共に、前記予め定めた値をより大
    きな値に変更し、前記周波数検出部により検出された周波数と前記基準周波数との偏差が
    、第3閾値よりも大きくなった場合に前記開閉器を開放し、
    前記商用電力系統へ前記直流電源を重畳している間に、前記周波数検出部により検出さ
    れた周波数と前記商用電力系統の基準周波数との偏差が、第2閾値よりも小さくなったと
    きに、前記第2閾値よりも小さな第4閾値を設定すると共に、前記予め定めた値をより大
    きな値に変更し、前記周波数検出部により検出された周波数と前記基準周波数との偏差が
    、第4閾値よりも小さくなった場合に前記開閉器を開放する制御部を備え、
    前記第4閾値より順に小さくなる閾値を少なくとも1以上設け、前記偏差がこれらの閾
    値を超える毎に順に前記予め定めた値を大きく変更し、前記偏差が最も小さい閾値に至っ
    た際に、前記開閉器を開放することを特徴とする系統連系装置。
  4. 前記第2閾値、前記第4閾値、及び前記第4閾値より順に小さくなる閾値の内、設定し
    た閾値よりも前記偏差が大きい場合に、前記設定した閾値から順に大きくなるように閾値
    を設定することを特徴とする請求項3に記載の系統連系装置。
  5. 前記周波数が前記第1閾値を超えた後、当該周波数が再び前記第1閾値よりも小さくな
    った場合、前記商用電力系統の無効電力の変化量を予め定めた値に戻すことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の系統連系装置。
  6. 前記周波数が前記第2閾値を超えた後、当該周波数が再び前記第2閾値よりも大きくな
    った場合、前記商用電力系統の無効電力の変化量を予め定めた値に戻すことを特徴とする
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の系統連系装置。
  7. 前記商用電力系統の無効電力の量を変える周期を、前記周波数を検出する周期以下にす
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の系統連系装置。
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