JP5875549B2 - 複合機 - Google Patents
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Description
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る複合機10の概略構成について説明する。
ここで、図4を参照しつつ、前記複合機10において前記CPU51によって実行される前記ログ記録処理の手順の一例について説明する。ここに、S11、S12、・・・は前記CPU51によって実行される処理手順(ステップ)番号を表している。
まず、ステップS11において、前記CPU51は、前記複合機10における各種のログのいずれかの記録タイミングを待ち受ける(S11のNo側)。具体的に、前記CPU21は、前記ログごとに予め設定された記録間隔に基づいて前記ログ各々の記録タイミングの到来を判断する。そして、前記ログの記録タイミングが到来したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。
次に、ステップS12において、前記CPU51は、前記ステップS11で記録タイミングが到来したと判断された前記ログが前記第1グループに属するか否かを前記ログ対応情報D1に基づいて判断する。前記ログが前記第1グループに属する場合(S12のYes側)、前記CPU51は処理をステップS13に移行させ、前記ログが前記第1グループに属さないと判断した場合(S12のNo側)、前記CPU51は処理をステップS121に移行させる。
ステップS13において、前記CPU51は、前記ステップS11で記録タイミングが到来したと判断された前記ログを前記第1グループに対応する前記バッファ531に記録する。例えば、前記CPU51は、前記ログA又は前記ログBの記録タイミングの到来に応じて、図3(B)に示すように前記ログA又は前記ログBを前記バッファ531に記憶させる。このとき、前記CPU51は、前記バッファ531において前記ログを古い情報から順に上書きして記録する。
また、ステップS121において、前記CPU51は、前記ステップS11で記録タイミングが到来したと判断された前記ログが前記第2グループに属するか否かを前記ログ対応情報D1に基づいて判断する。前記ログが前記第2グループに属する場合(S121のYes側)、前記CPU51は処理をステップS122に移行させ、前記ログが前記第2グループに属さないと判断した場合(S121のNo側)、前記CPU51は処理をステップS123に移行させる。
そして、ステップS122において、前記CPU51は、前記ステップS11で記録タイミングが到来したと判断された前記ログを前記第2グループに対応する前記バッファ532に記録する。例えば、前記CPU51は、前記ログC又は前記ログDの記録タイミングの到来に応じて、図3(B)に示すように前記ログC又は前記ログDを前記バッファ532に記憶させる。このとき、前記CPU51は、前記バッファ532において前記ログを古い情報から順に上書きして記録する。
一方、ステップS123において、前記CPU51は、前記ステップS11で記録タイミングが到来したと判断された前記ログを前記第3グループに対応する前記バッファ533に記録する。例えば、前記CPU51は、前記ログE又は前記ログFの記録タイミングの到来に応じて、図3(B)に示すように前記ログE又は前記ログFを前記バッファ533に記憶させる。このとき、前記CPU51は、前記バッファ533において前記ログを古い情報から順に上書きして記録する。
以下、図5を参照しつつ、前記複合機10において前記CPU51によって実行される記録先変更処理の手順の一例について説明する。ここに、S21、S22、・・・は前記CPU51によって実行される処理手順(ステップ)番号を表している。なお、前記CPU51は、図4に示す前記ログ記録処理と図5に示す前記記録先変更処理とを並列して実行する。また、前記ログ記録処理及び前記記録先変更処理が異なる処理主体によって実行されることも他の実施形態として考えられる。
まず、ステップS21において、前記CPU51は、予め設定された前記特定事象が発生したか否かを判断する。前記特定事象は、例えば定着温度の異常、紙詰まり、トナー切れ、又は不正アクセスなどの発生である。ここで、前記CPU51は、前記特定事象が発生したと判断すると(S21のYes側)、処理をステップS22に移行させる。一方、前記特定事象の発生していなければ(S21のNo側)、前記CPU51は処理をステップS25に移行させる。
ステップS22において、前記CPU51は、前記特定事象に関連するログとして予め設定された一又は複数のログ(以下、「関連ログ」と称する)の記録先を変更する。なお、前記特定事象と前記関連ログとの対応関係は予め設定されて前記ROM52などに記憶されている。例えば定着温度の異常の発生には、前記定着温度を測定する温度センサーの検知結果のログが前記関連ログとして設定されており、紙詰まりの発生には、用紙搬送用のモーターの駆動状態及び用紙検知センサーの検知結果などのログが前記関連ログとして設定されている。
次に、ステップS23において、前記CPU51は、前記関連ログの記録間隔を前記関連ログごとに予め設定された短縮間隔に短縮する。例えば、前記特定事象の発生前における前記ログAの記録間隔が0.1秒であり、前記ログCの記録間隔が0.25秒である場合に、前記ログCの記録間隔が前記ログAと同様の0.1秒に短縮される。これにより、前記ログCは、前記ログ記録処理において、前記第1グループに対応する前記バッファ531に短周期で記録されることになる。
さらに、ステップS24において、前記CPU51は、前記ステップS22における変更後に前記関連ログの記録先となるバッファに記録されるログのうち前記特定事象に関連しないログの記録先を他のバッファに変更する。例えば、前記ログBが前記特定事象に関連しないログである場合、前記CPU51は、図6(A)に示すように、前記ログ対応情報D1で設定された前記ログBが属するグループを前記第1グループから前記第2グループに変更する。
その後、ステップS25において、前記CPU51は、前記RAM53に記録された前記ログの外部出力が実行されたか否かを判断する。ここで、前記CPU51は、前記事象ログの外部出力が完了していると判断すると(S26のYes側)、処理をステップS27に移行させる。一方、前記事象ログの外部出力が完了していないと判断すると(S26のNo側)、前記CPU51は処理を前記ステップS26に待機させる。
前記RAM53内のログが外部出力されると前記特定事象の原因究明などの目的で必要となる前記ログが既に出力されていると考えられる。そこで、続くステップS26において、前記CPU51は、前記記録先変更処理における前記ログ各々の記録先の変更を解除する。具体的に、前記CPU51は、前記ステップS22又は前記ステップS24で変更された後の前記ログ対応情報D1(図6(A)参照)を消去し、前記ROM52から初期状態の前記ログ対応情報D1(図3(A)参照)を読み出して前記RAM53に展開する。そして、前記CPU51は、前記ログ記録処理において、前記RAM53に展開された初期状態の前記ログ対応情報D1に応じて前記ログ各々の記録先を制御する。
2 :画像読取部
3 :画像形成部
4 :給紙部
5 :制御部
51:CPU
52:ROM
53:RAM
531〜532:バッファ
6 :操作表示部
10:複合機
Claims (5)
- 記録間隔に応じて複数のグループにグループ分けされた複数種類のログが記録される複数のバッファと、
前記ログ各々を複数の前記バッファのうち前記ログの属する前記グループに対応する前記バッファに記録するログ記録手段と、を備え、
複数の前記バッファのうち前記記録間隔が短い前記ログの記録先である前記バッファが、前記記録間隔が長い前記ログの記録先である前記バッファよりも記憶容量が大きく、
前記ログ記録手段が、予め設定された特定事象が発生した場合に、前記ログのうち前記特定事象に関連する一又は複数の関連ログの記録先を複数の前記バッファのうち前記関連ログの記録先として割り当てられた前記バッファより記憶容量の大きい他の前記バッファに変更すると共に、前記関連ログの前記記録間隔を前記関連ログの変更後の記録先の前記バッファに記録される一又は複数の前記ログのうち前記記録間隔が最短の前記ログと同一の前記記録間隔に短縮する複合機。 - 前記複数種類のログが、デバッグログ、用紙搬送制御ログ、トナー制御ログ、現像制御ログ、エマージェンシーシステムログ、及びシステムログを含む請求項1に記載の複合機。
- 前記ログ記録手段が、変更後に前記関連ログの記録先となる前記バッファに記録される前記ログのうち前記特定事象に関連しない前記ログの記録先を他の前記バッファに変更する請求項1又は2に記載の複合機。
- 前記ログ記録手段が、変更後に前記関連ログの記録先となる前記バッファに記録される前記ログのうち予め設定された優先度に応じて選択した一又は複数の前記ログの記録先を他の前記バッファに変更する請求項1〜3のいずれかに記載の複合機。
- 前記ログ記録手段が、前記関連ログが前記バッファから出力された場合に前記ログ各々の記録先の変更を解除する請求項1〜4のいずれかに記載の複合機。
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