JP5875471B2 - マンコンベア - Google Patents

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Description

この発明は、エスカレータや動く歩道などのマンコンベアに関し、特に駆動モータや制御盤が収容された機械室の防水構造に関するものである。
マンコンベアのトラス構造体の上部床板部には機械室が設けられており、マンコンベアを駆動するための駆動モータやマンコンベアを制御するための制御盤などが収容されている。そして、機械室の上部開口部が床板により塞がれている。床板は、乗客が歩いたりするために、これに耐えうる十分な強度が必要となるとともに、保守・点検時に、作業員が機械室に出入りするため、作業員が一人で持ち運びできる程度の重さにする必要があり、複数枚の床板により、上部開口部を塞いでいる。そのため、床板間に隙間が生じ、水が機械室に侵入し、侵入した水が制御盤にかかり、制御盤が故障するおそれがあった。特に、屋外に設置されるマンコンベアでは、機械室の防水対策が必要であった。
このような状況を鑑み、立ち上がり側壁で囲まれた開口部を有するカバーを、その開口部が駆動装置の上部に位置するように床板の直ぐ下に配置し、蓋部を立ち上がり側壁の上面に被せて開口部を塞ぐようにしたマンコンベアの機械室の防水構造が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−239331号公報
従来のマンコンベアでは、床板とカバーとを重ねて設置しているので、床板とカバーとの間に形成された空気層が断熱層として機能し、制御盤などの排気熱が放熱されにくくなる。その結果、機械室が高温となり、機器の寿命に影響を与えるおそれがあった。また、カバーの設置スペース分、機械室が狭くなるので、保守・点検作業性が低下してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、カバーを不要とする防水構造とし、放熱性を高めて機械室の温度上昇を抑え、機器の長寿命化を図るとともに、機械室のスペースを拡大して機械室での保守・点検作業性を高めることができるマンコンベアを得ることを目的とする。
本発明に係るマンコンベアは、トラス構造体に設けられ、駆動機器が内部に収容され、上部開口部を有する機械室と、上記上部開口部に上記トラス構造体の長さ方向に配列して敷設され、上記上部開口部を塞口する複数の床板と、上記上部開口部の乗降口と反対側の端部の下部に配設され、上記床板と上記上部開口部の端部との間の第1隙間から進入する水を排水する第1樋と、上記上部開口部の両側部の下部に配設され、上記床板と上記上部開口部の両側部との間の第2隙間から進入する水を排水する第2樋と、隣り合う上記床板間の下部に配設され、隣り合う上記床板間の第3隙間から進入する水を上記第2樋に排水する第3樋と、上記第1隙間、上記第2隙間、および上記第3隙間を塞口する塞口位置と開口する開口位置とをとるように配設された防水部材と、上記防水部材を上記塞口位置又は上記開口位置に位置させるように上記防水部材を駆動する防水部材駆動手段と、を備えている。
本発明によれば、床板と上部開口部の端部との間の第1隙間から進入する水が第1樋により排水され、床板と上部開口部の両側部との間の第2隙間から進入する水が第2樋により排水され、隣り合う床板間の第3隙間から進入する水が第3樋を介して第2樋に排水されるので、床板の下にカバーを敷設することなく、機械室への水の進入を阻止できる。そこで、駆動機器から発生した熱が床板から効果的に放熱され、機械室の温度上昇が抑えられ、機器の長寿命化が図られる。さらに、カバーが不要となる分、機械室のスペースが拡大され、機械室での保守・点検作業性が高められる。
この発明の実施の形態1に係るエスカレータの全体構造を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエスカレータの機械室を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエスカレータの機械室の床板を取り外した状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係るエスカレータの機械室を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るエスカレータにおける防水部材駆動手段の床板への設置状態を説明する要部斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るエスカレータにおける防水部材駆動手段の動作を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係るエスカレータの機械室を示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係るエスカレータの機械室を示す断面図である。
以下、本発明のマンコンベアの好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの全体構造を模式的に示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの機械室を示す断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの機械室の床板を取り外した状態を示す上面図である。
図1乃至図3において、マンコンベアとしてのエスカレータ1は、上下階間に架設されたトラス構造体2と、無端状に連結され、トラス構造体2に循環走行可能に配設された踏み段ユニット3と、踏み段ユニット3を挟むようにトラス構造体2に立設された一対の欄干4と、各欄干4の周縁部に装着された無端状の移動手摺り5と、を備えている。
トラス構造体2の上部機械室6には、駆動モータ8、制御盤9および一対の上部踏み段スプロケット10が設置され、トラス構造体2の下部機械室7には、一対の下部踏み段スプロケット11が設置されている。そして、一対の上部踏み段スプロケット10は、回転軸に軸方向に所定距離離れて固着されている。駆動チェーン12が上部踏み段スプロケット10の回転軸に固着された駆動スプロケット13と駆動モータ8とに巻き掛けられている。移動手摺り駆動チェーン14が上部踏み段スプロケット10の回転軸に固着された移動手摺り駆動スプロケット15と移動手摺り中間スプロケット16とに巻き掛けられている。踏み段チェーン17が、一対の上部踏み段スプロケット10と一対の下部踏み段スプロケット11とに巻き掛けられている。なお、駆動モータ8および制御盤9などが駆動機器である。
このように構成されたエスカレータ1では、駆動モータ8の回転トルクが駆動チェーン12を介して駆動スプロケット13に伝達され、駆動スプロケット13とともに回転軸に固着された一対の上部踏み段スプロケット10および移動手摺り駆動スプロケット15が回転駆動される。そして、一対の上部踏み段スプロケット10の回転により一対の踏み段チェーン17が同期して循環走行され、踏み段ユニット3が循環走行される。また、移動手摺り駆動スプロケット15の回転トルクが移動手摺り駆動チェーン14を介して移動手摺り中間スプロケット16に伝達され、移動手摺り駆動装置(図示せず)が駆動され、移動手摺り5が踏み段ユニット3に同期して循環走行する。
つぎに、上部機械室6の防水構造について説明する。なお、下部機械室7も同様の防水構造となっているので、ここでは、その説明を省略する。
上部機械室6は、上階乗降口に近接して設けられ、矩形の上部開口部20を有している。L字状の支持アングル22が、上部開口部20のトラス構造体2の長さ方向の両端部に固設されて、トラス構造体2の幅方向に延設されている。断面コ字状の支持梁23が、両端をトラス構造体2に固設されて、上部開口部20のトラス構造体2の長さ方向の中間部に、断面コ字状の開口側を上に向けて、トラス構造体2の幅方向に延設されている。そして、矩形平板状の床板21a,21bが、それぞれ、支持アングル22と支持梁23に支持されて、トラス構造体2の長さ方向に並んで敷設され、上部機械室6の上部開口部20を塞口している。
第1樋としてのエンド樋24が、上部機械室6の上階乗降口と反対側の端部に固設され、支持梁23より低い高さ位置で支持アングル22の下部に位置して、トラス構造体2の幅方向に延設されている。そして、第2樋としてのサイド樋25が、上部機械室6のトラス構造体2の幅方向の両側部に固設され、エンド樋24とほぼ同じ高さ位置でトラス構造体2の長さ方向に延設されている。さらに、排水パイプ26が、一端をエンド樋24およびサイド樋25に形成された排水口27に連結されて、他端を上部機械室6の下部側に向けて、延設されている。
ここで、床板21aが、上部開口部20の駆動モータ8および制御盤9の上部を塞口するように敷設されている。エンド樋24は、支持アングル22と床板21aとの間に形成される第1隙間の下部に位置している。サイド樋25は、上部開口部20のトラス構造体2の幅方向の両側部と床板21a,21bとの間に形成される第2隙間の下部に位置している。支持梁23は、床板21a,21b間に形成される第3隙間の下部に位置し、第3樋として機能する。さらに、支持梁23の両端部が、サイド樋25の上部に位置している。なお、エンド樋24およびサイド樋25は、水が排水口27に流れるように勾配を付けることが好ましい。また、支持梁23は、水がサイド樋25に流れるようにその底面に勾配を付けることが好ましい。
この上部機械室6の防水構造においては、上部開口部20のトラス構造体2の幅方向の両側部と床板21a,21bとの間に形成される第2隙間から進入する水は、サイド樋25に流れ落ち、サイド樋25を通って排水口27に至り、排水口27から排水パイプ26を通って排水される。支持アングル22と床板21aとの間に形成される第1隙間から進入する水は、エンド樋24に流れ落ち、エンド樋24を通って排水口27に至り、排水口27から排水パイプ26を通って排水される。床板21a,21b間に形成される第3隙間から進入する水は、支持梁23に流れ落ち、支持梁23を通ってその端部からサイド樋25に流れ落ち、サイド樋25を通って排水口27に至り、排水口27から排水パイプ26を通って排水される。
これにより、水が上部機械室6内に進入して駆動モータ8や制御盤9に滴下することが防止され、水を被ることに起因する駆動モータ8や制御盤9の故障の発生が抑制される。
そこで、駆動モータ8や制御盤9を防水構造や防滴構造にする必要がなく、低コスト化が図られる。床板21a,21bの真下にカバーを重ねて設置する必要がなく、上部機械室6の放熱性が高められるので、上部機械室6の温度上昇が抑えられ、駆動機器の長寿命化が図られる。カバーがない分、上部機械室6のスペースが拡大されるので、上部機械室6での保守・点検作業性が向上される。支持梁23が床板21a,21bの支持部材と第3樋とを兼用しているので、部品点数が削減され、低コスト化が図られる。
なお、上記実施の形態1では、上部機械室6の踏み段ユニット3側には、水を被って故障するような駆動機器が収容されていないことから、上部開口部20の上階乗降口側に固設された支持アングル22と床板21bとの間に形成される隙間から進入する水の排水機構を設置していないが、必要に応じ、樋を、その両端をトラス構造体2に固設して、支持アングル22の下部の位置に、トラス構造体2の幅方向に延設し、当該隙間から進入する水を樋に集めてサイド樋に流すようにしてもよいことは、言うまでもないことである。
また、上記実施の形態1では、2枚の床板21a,21bを用いて上部機械室6の上部開口部20を塞口するものとしているが、床板の枚数は2枚に限定されず、上部開口部20の開口面積に応じて、適宜設定される。そして、床板の枚数が増えれば、支持梁23で隣り合う床板同士を支持するようにすればよい。
また、上記実施の形態1では、支持梁が第3樋を兼用するものとしているが、支持梁の下部に第3樋を設けてもよいことは、言うまでもないことである。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータの機械室を示す断面図、図5はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータにおける防水部材駆動手段の床板への設置状態を説明する要部斜視図、図6はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータにおける防水部材駆動手段の動作を説明する要部断面図であり、図6の(a)は非駆動状態を示し、図6の(b)は駆動状態を示している。
図4乃至図6において、防水部材としてのパッキン30が、矩形の床板21a,21bの4つの側壁に、各側壁の長さ方向の全域にわたって、出没可能に配設されている。ソレノイド31が、床板21a,21bの内部に、各側壁の長さ方向に所定の間隔で複数設置され、その可動鉄心31aが作動時にパッキン30を側壁から延出させるように作用する。ばね32は、ソレノイド31のそれぞれに近接して床板21a,21bの内部に取り付けられたばね支持板33とパッキン30との間に張設され、パッキン30を側壁内に埋没させるように作用している。
排水検知手段としての流量計34は、排水パイプ26に取り付けられ、排水パイプ26内を流通する流量が所定量を超えると排水検知信号を出力する。ソレノイド制御部35は、制御盤9内に設けられ、流量計34の排水検出信号を入力すると、ソレノイド31への給電を開始し、所定時間経過後、ソレノイド31への給電を停止するように構成されている。ここで、ソレノイド31、ばね32およびソレノイド制御部35が、防水部材駆動手段を構成する。
なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2では、流量計34が、排水パイプ26を流通する流量に基づいて、第1乃至第3隙間からの水の進入を監視している。そして、水の進入のない定常状態では、ソレノイド31への給電が停止され、ばね32の引っ張り力がパッキン30に作用している。そこで、パッキン30は、図6の(a)に示されるように、床板21a,21bの側壁内に埋没し、隣り合う床板21a,21b間に第3隙間が形成されている。なお、床板21a,21bと上部開口部20の端部との間には第1隙間が形成され、床板21a,21bと上部開口部20の両側部との間には第2隙間が形成されている。
そして、ソレノイド制御部35は、流量計34からの排水検知信号を入力すると、ソレノイド31への給電を開始する。これにより、可動鉄心31aが延出し、パッキン30がばね32の付勢力に抗して側壁から延出する。そして、図6の(b)に示されるように、隣り合う床板21a,21bから延出したパッキン30同士が当接し、隣り合う床板21a,21b間の第3隙間がパッキン30により塞口される。
また、図示していないが、床板21a,21bから延出したパッキン30が支持アングル22に当接し、床板21a,21bと上部開口部20の端部(支持アングル22)との間の第1隙間がパッキン30により塞口される。さらに、床板21a,21bから延出したパッキン30が上部開口部20の両側部に当接し、床板21a,21bと上部開口部20の両側部との間の第2隙間がパッキン30により塞口される。これにより、上部機械室6内への水の進入が阻止され、水が駆動モータ8や制御盤9に滴下するような事態が回避される。
そして、所定時間経過後、ソレノイド31への給電が停止される。そこで、ばね32の付勢力により、パッキン30が床板21a,21bの側壁内に埋没し、定常状態に復帰する。このとき、排水検知信号が流量計34から出力されていれば、ソレノイド31への給電が再開され、第1乃至第3隙間がパッキン30により塞口される。
したがって、この実施の形態2においても、カバーを用いることなく、上部機械室6内への水の進入を阻止でき、水が駆動モータ8や制御盤9に滴下することが防止でき、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
なお、上記実施の形態2では、パッキン30、ソレノイド31およびばね32が床板21a,21bに配設されているものとしているが、パッキン30、ソレノイド31およびばね32を上部開口部20の端部および縁部や支持梁23に配設するようにしてもよい。
また、上記実施の形態2では、ソレノイド制御部35が、排水検知信号を入力して、ソレノイド31への給電を開始し、所定時間経過後に、ソレノイド31への給電を停止するように動作するものとしているが、ソレノイド制御部35は、排水検知信号の有無により、ソレノイド31への給電を開始あるいは停止するように動作してもよい。
また、上記実施の形態2では、ソレノイド31によりパッキン30を側壁から延出させて第1乃至第3隙間を塞口するものとしているが、防水部材はパッキン30に限定されず、第1乃至第3隙間を塞口できるものであればよい。例えば、防水部材としてゴム製の袋体を用い、防水部材駆動手段としてエアポンプを用い、排水検知信号を入力して、エアポンプによりゴム製の袋体に空気を注入して膨張させ、第1乃至第3隙間を塞口させるようにしてもよい。また、ゴム製の袋体に注入する媒体は、空気に限定されず、水やオイルを用いてもよい。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3に係るエスカレータの機械室を示す断面図である。
図7において、ソレノイド制御部35は、通常状態では、ソレノイド31に給電し、第1乃至第3隙間をパッキン30により塞口している。操作盤36は、欄干4の上階乗降口の近傍に設置され、ソレノイドOFF信号をソレノイド制御部35に出力可能に構成されている。また、エンド樋24およびサイド樋25が省略されている。
なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
この実施の形態3では、通常状態では、ソレノイド31に給電され、第1乃至第3隙間がパッキン30により塞口されているので、雨が突然降ってきても、上部機械室6内への水の進入を阻止でき、水が駆動モータ8や制御盤9に滴下することが防止できる。
また、保守点検時には、作業員が、操作盤36を手動操作し、ソレノイドOFF信号を出力する。そこで、ソレノイド31への給電が停止され、パッキン30がばね32の引っ張り力により床板21a,21bの側壁内に埋没する。そこで、作業員は、床板21aをあけ、上部機械室6内に入り、機器の保守点検を行うことになる。
したがって、この実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様の効果を奏する。
この実施の形態3によれば、エンド樋24およびサイド樋25が省略されているので、その分上部機械室6のスペースが広くなり、上部機械室6での保守・点検作業性が向上される。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係るエスカレータの機械室を示す断面図である。
図8において、ソレノイド制御部35は、通常状態では、ソレノイド31への給電を停止し、パッキン30を床板21a,21bの側壁に埋没させ、第1乃至第3隙間を形成している。遠隔操作手段としての監視盤37は、例えば駅員室などに設置され、無線や有線によりソレノイドON信号をソレノイド制御部35に出力可能に構成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態3と同様に構成されている。
この実施の形態4では、駅員が、雨が降ってきて、第1乃至第3隙間をパッキン30で塞口する必要があると判断すると、監視盤37からソレノイドON信号をソレノイド制御部35に送信する。これにより、ソレノイド31に給電され、第1乃至第3隙間がパッキン30により塞口され、上部機械室6内への水の進入を阻止でき、水が駆動モータ8や制御盤9に滴下することが防止できる。
この実施の形態4によれば、必要と判断された場合に、遠隔操作により、ソレノイド31に給電し、第1乃至第3隙間をパッキン30により塞口できるので、上記実施の形態3に比べて、省エネとなる。
なお、監視盤37は、駅員室に限らず、保守会社や警備会社に設置してもよい。
なお、上記各実施の形態では、エスカレータに適用するものとして説明しているが、本発明は、エスカレータ以外のマンコンベア、例えば動く歩道に適用しても、同様の効果が得られる。
2 トラス構造体、6 上部機械室、8 駆動モータ(駆動機器)、9 制御盤(駆動機器)、20 上部開口部、21a,21b 床板、23 支持梁(第3樋)、24 エンド樋(第1樋)、25 サイド樋(第2樋)、30 パッキン(防水部材)、31 ソレノイド(防水部材駆動手段)、32 ばね(防水部材駆動手段)、34 流量計(排水検知手段)、35 ソレノイド制御部(防水部材駆動手段)、36 操作盤、37 監視盤(遠隔操作手段)。

Claims (3)

  1. トラス構造体に設けられ、駆動機器が内部に収容され、上部開口部を有する機械室と、
    上記上部開口部に上記トラス構造体の長さ方向に配列して敷設され、上記上部開口部を塞口する複数の床板と、
    上記上部開口部の乗降口と反対側の端部の下部に配設され、上記床板と上記上部開口部の端部との間の第1隙間から進入する水を排水する第1樋と、
    上記上部開口部の両側部の下部に配設され、上記床板と上記上部開口部の両側部との間の第2隙間から進入する水を排水する第2樋と、
    隣り合う上記床板間の下部に配設され、隣り合う上記床板間の第3隙間から進入する水を上記第2樋に排水する第3樋と、
    上記第1隙間、上記第2隙間、および上記第3隙間を塞口する塞口位置と開口する開口位置とをとるように配設された防水部材と、
    上記防水部材を上記塞口位置又は上記開口位置に位置させるように上記防水部材を駆動する防水部材駆動手段と、を備えたことを特徴とするマンコンベア。
  2. 上記第1樋および上記第2樋からの排水を検知する排水検知手段をさらに備え、
    上記防水部材駆動手段は、上記排水検知手段による排水の検知信号により、上記防水部材を上記開口位置から上記塞口位置に位置させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のマンコンベア。
  3. 隣り合う上記床板が、断面コ字状に作製され、断面コ字状の開口を隣り合う上記床板間の第3隙間に向けて配設された支持梁により支持され、上記支持梁が上記第3樋を兼用していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマンコンベア。
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