JP7167836B2 - 乗客コンベアの作業用ステップおよびその作業用ステップを用いた作業方法 - Google Patents

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Description

本発明は、乗客コンベアの作業用ステップおよびその作業用ステップを用いた作業方法に関する。
従来、特許文献1に開示されるように、階段で重量物の運搬を行うための門型揚重装置が知られている。この門型揚重装置は、階段の上段と下段を跨いで梁を水平に支持する脚部と、梁の長手方向に移動可能なスライダと、スライダを介して梁に吊られたチェーンブロックを備えている。このように構成された門型揚重装置によれば、脚部間に存在する重量物をスライダとチェーンブロックにより運搬することができる。
特開2015-83511号公報
ところで、エスカレーターなどの乗客コンベアのメンテナンス作業の1つにトラス内の部品交換がある。重量物である部品の交換に際して、特許文献1のような揚重装置を用いることができれば作業効率化につながる。エスカレーターは長さが数十メートルに及ぶものもあり、その傾斜部にある作業場所まで部材を運んで揚重装置を組み立てるのは容易ではない。そのため、下階側で揚重装置を組み立てて、作業場所まで運搬できることが望まれる。
しかしながら、特許文献1に開示されている揚重装置は、脚部が階段に置かれているだけで固定されておらず、エスカレーターのステップ上に揚重装置を組み立てた状態で、安全に作業場所まで移動させることはできなかった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、乗客コンベアに組み立てた揚重装置を安全に運搬可能な作業用ステップおよびその作業用ステップを用いた作業方法を提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明に係る作業用ステップは、乗客コンベアの乗客用ステップと交換して用いられる作業用ステップであって、揚重装置の脚部を挿入して固定可能な突起部が一体となった踏板を備える。突起部は、孔を有し、前記孔に挿入される固着具により前記揚重装置の脚部と締結可能であることが好ましい。また、突起部は、前記踏板と溶接または一体成形されていることが好ましい。
また、上記目的の達成のため、本発明に係る作業用ステップを用いた作業方法は、乗客コンベアの複数の乗客用ステップを取り外すステップ取外工程と、前記取り外された乗客用ステップの1つを、突起部が一体となった踏板を有する第1作業用ステップに交換し、前記取り外された乗客用ステップの他の1つを、突起部が一体となった踏板を有する第2作業用ステップに交換するステップ交換工程と、前記第1作業用ステップの突起部に門型揚重装置の一方の脚部を挿入して固定し、前記第2作業用ステップの突起部に前記門型揚重装置の他方の脚部を挿入して固定する脚部挿入工程と、前記乗客コンベアを駆動させて、前記第1作業用ステップおよび前記第2作業用ステップに組み立てた前記門型揚重装置を作業場所まで運搬する運搬工程と、を備える。
本発明によれば、揚重装置の脚部を作業用ステップの突起部に挿入して固定できる。そのため、揚重装置を組み立てた状態で、乗客コンベアを駆動させて安全に作業場所まで運搬することができる。これによりメンテナンス作業の作業効率を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係るエスカレーターを示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る作業用ステップを示す斜視図である。 図1のエスカレーターに作業用ステップおよび門型揚重装置を設置した状態を示す側面図である。 図1のエスカレーターの下階側の作業用ステップに門型揚重装置の一方の脚部を設置した状態を示す正面図である。 図1のエスカレーターに作業用ステップおよび門型揚重装置を設置した状態を示す上面図である。 踏段異常走行検出装置による乗客用ステップの浮き上がりを検出する動作について説明するための図である。 踏段異常走行検出装置を必ず作動させる作業用ステップの構成について説明するための図である。 踏段沈下検出装置を必ず作動させる作業用ステップの構成について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。但し、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数にこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
(乗客コンベア)
まず、本発明の実施の形態1に係る作業用ステップが適用される乗客コンベアの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るエスカレーターを示す側面図である。ここでは、乗客コンベアとしてエスカレーター1を例に説明するが動く歩道等であってもよい。
エスカレーター1の各構成要素は、トラス2と呼ばれる主枠に組み付けられている。トラス2の上部と下部に配置された上部スプロケット3と下部スプロケット4との間には、ステップチェーン5が巻き掛けられている。ステップチェーン5を駆動ユニット6で駆動することで、ステップチェーン5に等間隔に結合された乗客用ステップ7が循環移動する。
乗客用ステップ7の両側面には、駆動ローラと追従ローラが設けられており、それらをそれぞれ、駆動レール、追従レールで案内することにより、乗客用ステップ7の軌道と姿勢が制御される。トラス2の上方には、トラス2の長手方向に延びた欄干装置8が設けられている。欄干装置8には、循環移動する移動手摺9が乗降口間に亘って設けられている。
エスカレーター1は、下側水平部A、下曲部B、中間傾斜部C、上曲部D、上側水平部Eの5つのセクションに区分することができる。図1に示すエスカレーター1は、駆動ユニット6が中間傾斜部Cに設けられた中間駆動式エスカレーターである。駆動ユニット6は複数設けられてもよい。
(作業用ステップおよび揚重装置)
次に、図1のエスカレーター1のメンテナンス作業に際して、一部の乗客用ステップ7と交換して用いられる作業用ステップについて説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る作業用ステップ7aを示す斜視図である。作業用ステップ7aは、踏板21、ライザー22、ブラケット23を備える。踏板21には、後述する図3に示す門型揚重装置30の脚部31a、31bを挿入して固定可能な突起部24が溶接または一体成形されている。突起部24は、踏板21に平行に貫通した孔25を有する。ブラケット23は、踏板21およびライザー22を固定する。ブラケット23は、ステップ軸26を介してステップチェーン5に連結される。駆動ローラ27は、ステップ軸26に取り付けられている。追従ローラ28は、ブラケット23の下端部に取り付けられている。
次に、図3~図5を参照して、エスカレーター1に取り付けられた作業用ステップ7aと、作業用ステップ7aに固定される揚重装置について説明する。
図3は、エスカレーター1に作業用ステップ7aおよび門型揚重装置30を設置した状態を示す側面図である。図4は、エスカレーター1の下階側の作業用ステップ7aに門型揚重装置30の一方の脚部を設置した状態を示す正面図である。図5は、エスカレーター1に作業用ステップ7aおよび門型揚重装置30を設置した状態を示す上面図である。
図3に示すように、エスカレーター1のメンテナンス作業の際には、エスカレーター1の複数の乗客用ステップ7が取り外され、上階側と下階側にそれぞれ作業用ステップ7aが取り付けられる。なお、図3に示すように、上階側の作業用ステップ7aと下階側の作業用ステップ7aとの間に乗客用ステップ7が取り付けられてもよい。この乗客用ステップ7は交換部品6bを載せる棚および作業台として利用できる。
作業用ステップ7a上には、重量物の運搬を行うための門型揚重装置30が設置される。門型揚重装置30は、上階側の作業用ステップ7aと下階側の作業用ステップ7aとに亘ってレール32を水平に支持する脚部31a、31bを備える。レール32は、脚部31a、31bに支持され、長手方向にトロリー33を案内する。トロリー33は、チェーンブロック34を備えている。このように構成された門型揚重装置30によれば、脚部31a、31b間に存在する重量物をトロリー33とチェーンブロック34により運搬することができる。一例として重量物は、駆動ユニット6内の交換部品6a(例えば、モータ)である。
図4に示すように、作業用ステップ7aの柱状の突起部24は、門型揚重装置30の脚部31aの下端に形成された開口部に嵌め込まれる。さらに、突起部24は、孔25に挿入される固着具40により門型揚重装置30の脚部と締結される。固着具40は、例えばボルトとナットである。支持梁35aは、2本の脚部31aの上端に平行に取り付けられる。
なお、図4には、下階側の作業用ステップ7aに門型揚重装置30の一方の脚部を設置する構成が示されているが、上階側の作業用ステップ7aに門型揚重装置30の他方の脚部31b(図3)を設置する構成についても同様である。
図5に示すように、レール32は、支持梁35a、35bを介して、脚部31a、31bに支持されている。
(安全装置)
作業用ステップ7aを取り付けた状態でエスカレーター1を動作させる場合、作業用ステップ7aの突起部24が乗降口に設置されているコムに接触することを防止する必要がある。
そこで、本実施形態では、作業用ステップ7aがエスカレーター1の中間傾斜部Cと下側水平部Aとを接続する下曲部Bに達した際、または、中間傾斜部Cと上側水平部Eを接続する上曲部Dに達した際に、エスカレーター1を停止させる安全装置を必ず作動させることとした。
安全装置として踏段異常走行検出装置と踏段沈下検出装置を利用することができる。
まず、図6および図7を参照して、踏段異常走行検出装置60を利用する場合について説明する。踏段異常走行検出装置60は、カーブドレールスイッチ(CRS)とも呼ばれる。
図6は、踏段異常走行検出装置60による乗客用ステップ7の浮き上がりを検出する動作について説明するための図である。踏段異常走行検出装置60は、隣接するステップの段差が小さくなる下曲部Bまたは上曲部Dにおいて、ステップ間へ靴先等が食い込んだ場合、これを検出し、エスカレーター1を直ちに停止するための安全装置である。ステップ間に靴先等が食い込むと、段差縮小動作がロックされるため、上段側のステップが浮き上がる。すなわち、乗客用ステップ7の追従ローラ61が追従レール62から浮き上がる。浮き上がった追従ローラ61が作動片である作動レール63を持ち上げると、センサ64がその接触を検出し、制御装置65は、駆動ユニット6を停止させる。
このような踏段異常走行検出装置60の構成を利用して、本発明の実施の形態1に係る作業用ステップ7aは、ステップが下曲部Bおよび上曲部Dに達した際に必ず踏段異常走行検出装置60を作動させる。図7を参照して説明する。
図7は、踏段異常走行検出装置60を必ず作動させる作業用ステップ7aの構成について説明するための図である。図2および図7に示すように、作業用ステップ7aは、隣接するステップの段差が小さくなる下曲部Bまたは上曲部Dに達した際に作動レール63に必ず接触するように、乗客用ステップ7の追従ローラ61より径が大きい追従ローラ28を備える。具体的には、追従ローラ28の径は、追従レール62から作動レール63までの距離よりも大きい。これによれば、作業用ステップ7aが下曲部Bまたは上曲部Dに達した際に、踏段異常の有無に関わらず、踏段異常走行検出装置60は必ず作動し、エスカレーター1を停止させることができる。
次に、図8を参照して、踏段沈下検出装置80を利用する場合について説明する。踏段沈下検出装置80は、ステップローラースイッチ(SRS)とも呼ばれる。踏段沈下検出装置80は、追従ローラの脱落等によるステップの沈下を検出し、エスカレーター1を直ちに停止するための安全装置である。踏段沈下検出装置80は、上述した踏段異常走行検出装置60とともに、又はそれに代えて利用することができる。
図8は、踏段沈下検出装置80を必ず作動させる作業用ステップ7aの構成について説明するための図である。踏段沈下検出装置80は、下曲部Bまたは上曲部Dにおいて乗客用ステップ7が沈下した場合に乗客用ステップ7のブラケットの下端部に接触する作動片81を備える。制御装置65は、ブラケットの下端部と作動片81との接触を検出して駆動ユニット6を停止させる。
本実施形態に係る作業用ステップ7aは、図2および図8に示すように、下曲部Bまたは上曲部Dに達した際に作動片81に必ず接触するように、ブラケットの下端が延長された延長部23aを備える。すなわち、乗客用ステップ7は、追従ローラの脱落等がなければブラケットの下端が作動片81に接触しないが、作業用ステップ7aは、ブラケットの下端が延長された延長部23aを備えるため、追従ローラの脱落等に関わらず、ステップが通過する際に必ず延長部23aが作動片81に接触するように構成されている。そのため、作業用ステップ7aが下曲部Bまたは上曲部Dに達した際に、踏段沈下検出装置80は必ず作動し、エスカレーター1を停止させることができる。
(メンテナンス作業方法)
次に、上述した作業用ステップ7aを用いたエスカレーター1のメンテナンス作業方法について説明する。
このメンテナンス作業方法は、ステップ取外工程、ステップ交換工程、揚重装置組み立て工程、作業場所への揚重装置運搬工程、部品交換工程、下階への揚重装置運搬工程を備える。これらの工程により、下階側で立てた門型揚重装置30を、安全に作業場所まで運搬し、メンテナンス作業後に門型揚重装置30を下階側まで運搬することができる。
まず、ステップ取外工程において、作業員は、乗客コンベアであるエスカレーター1の複数の乗客用ステップ7を取り外す。作業コスト軽減のために、ステップ取外工程は下階側で行われる。
次に、ステップ交換工程において、作業員は、取り外された乗客用ステップ7の1つを、突起部24が一体となった踏板21を有する第1作業用ステップに交換する。さらに、作業員は、取り外された乗客用ステップ7の他の1つを、突起部24が一体となった踏板21を有する第2作業用ステップに交換する。図3に示す例では、第1作業用ステップ7aは、下階側の作業用ステップ7aであり、第2作業用ステップ7aは、上階側の作業用ステップ7aである。作業コスト軽減のために、ステップ交換工程は下階側で行われる。
次に、揚重装置組み立て工程において、作業員は、下階側の作業用ステップ7aと上階側の作業用ステップ7aとの間に門型揚重装置30を組み立てる。揚重装置組み立て工程は下階側で行われる。揚重装置組み立て工程を、脚部挿入工程、締結工程、揚重機設置工程に分けて説明する。
脚部挿入工程において、作業員は、下階側の作業用ステップ7aの突起部24に門型揚重装置30の一方の脚部31aを挿入して固定する。さらに、作業員は、上階側の作業用ステップ7aの突起部24に門型揚重装置30の他方の脚部31bを挿入して固定する。
締結工程において、作業員は、門型揚重装置30の一方の脚部31aを下階側の作業用ステップ7aの突起部24に挿入した後、下階側の作業用ステップ7aの孔25に挿入される固着具40により突起部24と門型揚重装置30の脚部31aとを締結する。さらに、作業員は、門型揚重装置30の他方の脚部31bを上階側の作業用ステップ7aの突起部24に挿入した後、上階側の作業用ステップ7aの孔25に挿入される固着具40により突起部24と門型揚重装置30の脚部31bとを締結する。
揚重機設置工程において、作業員は、レール32、トロリー33、チェーンブロック34を取り付けて門型揚重装置30を完成させる。
次に、作業場所への揚重装置運搬工程において、作業員は、エスカレーター1を駆動させて、下階側の作業用ステップ7aおよび上階側の作業用ステップ7aに組み立てた門型揚重装置30を中間傾斜部Cにある作業場所まで運搬する。このとき、図3に示すように脚部31a、31b間の乗客用ステップ7を、交換部品6bを運搬するための棚として用いることで、交換部品6bを運搬する作業手間を低減することができる。
次に、部品交換工程において、作業員は、トロリー33およびチェーンブロック34を用いて、図3に示す既設の交換部品6aを新たな交換部品6bと交換する作業を実施する。取り出された既設の交換部品6aは、脚部31a、31b間の乗客用ステップ7に置かれる。
次に、下階への揚重装置運搬工程において、作業員は、エスカレーター1を駆動させて、門型揚重装置を作業場所から下階側へ運搬する。下階への揚重装置運搬工程には、上述した安全装置によるエスカレーター1の停止工程が含まれる。停止工程では、下階側の作業用ステップ7aがエスカレーター1の中間傾斜部Cと下側水平部Aとを接続する下曲部Bに達した際に、安全装置が作動してエスカレーター1を必ず停止させる。エスカレーター1が停止した後、作業員は、門型揚重装置30および作業用ステップ7aを撤去し、乗客用ステップ7を取り付ける。
以上説明したように、本実施形態に係る作業用ステップ7aを用いたエスカレーター1のメンテナンス作業方法によれば、門型揚重装置30の脚部31a、31bを作業用ステップ7aの突起部24に挿入して締結できる。そのため、下階側で門型揚重装置30を組み立てた状態で、エスカレーター1を駆動させて安全に作業場所まで運搬できる。また、門型揚重装置30と共に、重量物である新たな交換部品6bも作業場所まで運搬できる。トラス2内のメンテナンス作業後も下階まで安全に門型揚重装置30と既設の交換部品6aを運搬できる。これによりメンテナンス作業の作業効率を高めることができる。
(変形例)
上述した実施の形態1では、図4および図5に示すように、門型揚重装置30の脚部は2本の支柱で構成されているが、これに限定されるものではない。脚部は、1本または3本以上の支柱で構成されてもよい。
また、上述した実施の形態1では、図3に示すように脚部31a、31b間の乗客用ステップ7を、交換部品6bを運搬するための棚として用いているが、これに限定されるものではない。レール32を下階側に延長して、作業用ステップ7aよりも下階側の乗客用ステップ7を、交換部品6bを運搬するための棚として用いてもよい。
また、上述した実施の形態1では、駆動ユニット6の部品を交換することとしているが、これに限定されるものではない。交換部品はエスカレーター1のトラス2内にある部品であればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 エスカレーター
2 トラス
3 上部スプロケット
4 下部スプロケット
5 ステップチェーン
6 駆動ユニット
6a 既設の交換部品
6b 新しい交換部品
7 乗客用ステップ
7a 作業用ステップ
8 欄干装置
9 移動手摺
21 踏板
22 ライザー
23 ブラケット
23a 延長部
24 突起部
25 孔
26 ステップ軸
27 駆動ローラ
28 追従ローラ
30 門型揚重装置
31a、31b 脚部
32 レール
33 トロリー
34 チェーンブロック
35a、35b 支持梁
40 固着具
60 踏段異常走行検出装置
61 追従ローラ
62 追従レール
63 作動レール
64 センサ
65 制御装置
80 踏段沈下検出装置
81 作動片
A 下側水平部
B 下曲部
C 中間傾斜部
D 上曲部
E 上側水平部

Claims (11)

  1. 乗客コンベアの乗客用ステップと交換して用いられる作業用ステップであって、
    揚重装置の脚部を挿入して固定可能な突起部が一体となった踏板を備えること、
    を特徴とする作業用ステップ。
  2. 前記突起部は、孔を有し、前記孔に挿入される固着具により前記揚重装置の脚部と締結可能であること、
    を特徴とする請求項1に記載の作業用ステップ。
  3. 前記突起部は、前記踏板と溶接または一体成形されていること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の作業用ステップ。
  4. 前記乗客コンベアは、エスカレーターであり、
    前記作業用ステップは、前記エスカレーターの傾斜部と水平部とを接続する曲部に達した際に、前記エスカレーターを停止させる安全装置を必ず作動させること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業用ステップ。
  5. 前記安全装置は、前記曲部において前記乗客用ステップの追従ローラが浮き上がった場合に前記追従ローラに接触する作動片を備え、前記追従ローラと前記作動片との接触を検出して前記エスカレーターを停止させ、
    前記作業用ステップは、前記曲部に達した際に前記作動片に必ず接触するように、前記乗客用ステップの追従ローラより径が大きい追従ローラを備えること、
    を特徴とする請求項4に記載の作業用ステップ。
  6. 前記安全装置は、前記曲部において前記乗客用ステップが沈下した場合に前記乗客用ステップのブラケットの下端部に接触する作動片を備え、前記下端部と前記作動片との接触を検出して前記エスカレーターを停止させ、
    前記作業用ステップは、前記曲部に達した際に前記作動片に必ず接触するように、ブラケットの下端が延長された延長部を備えること、
    を特徴とする請求項4又は5に記載の作業用ステップ。
  7. 乗客コンベアの複数の乗客用ステップを取り外すステップ取外工程と、
    前記取り外された乗客用ステップの1つを、突起部が一体となった踏板を有する第1作業用ステップに交換し、前記取り外された乗客用ステップの他の1つを、突起部が一体となった踏板を有する第2作業用ステップに交換するステップ交換工程と、
    前記第1作業用ステップの突起部に門型揚重装置の一方の脚部を挿入して固定し、前記第2作業用ステップの突起部に前記門型揚重装置の他方の脚部を挿入して固定する脚部挿入工程と、
    前記乗客コンベアを駆動させて、前記第1作業用ステップおよび前記第2作業用ステップに組み立てた前記門型揚重装置を作業場所まで運搬する運搬工程と、
    を備えることを特徴とする作業方法。
  8. 前記第1作業用ステップの突起部は第1の孔を有し、
    前記第2作業用ステップの突起部は第2の孔を有し、
    前記門型揚重装置の一方の脚部を前記第1作業用ステップの突起部に挿入した後、前記第1の孔に挿入される固着具により前記突起部と前記門型揚重装置の脚部とを締結し、前記門型揚重装置の他方の脚部を前記第2作業用ステップの突起部に挿入した後、前記第2の孔に挿入される固着具により前記突起部と前記門型揚重装置の脚部とを締結する締結工程と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の作業方法。
  9. 前記乗客コンベアは、エスカレーターであり、
    前記第1作業用ステップ又は前記第2作業用ステップが前記エスカレーターの傾斜部と水平部とを接続する曲部に達した際に、安全装置により前記エスカレーターを必ず停止させる停止工程と、
    を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の作業方法。
  10. 前記安全装置は、前記曲部において前記乗客用ステップの追従ローラが浮き上がった場合に前記追従ローラに接触する作動片を備え、
    前記第1作業用ステップ及び前記第2作業用ステップは、前記曲部に達した際に前記作動片に必ず接触するように、前記乗客用ステップの追従ローラより径が大きい追従ローラを備え、
    前記停止工程は、前記安全装置が、前記第1作業用ステップ又は前記第2作業用ステップの追従ローラと前記作動片との接触を検出して前記エスカレーターを停止させること、
    を特徴とする請求項9に記載の作業方法。
  11. 前記安全装置は、前記曲部において前記乗客用ステップが沈下した場合に前記乗客用ステップのブラケットの下端部に接触する作動片を備え、
    前記第1作業用ステップ及び前記第2作業用ステップは、前記曲部に達した際に前記作動片に必ず接触するように、ブラケットの下端が延長された延長部を備え、
    前記停止工程は、前記安全装置が前記延長部と前記作動片との接触を検出して前記エスカレーターを停止させること、
    を特徴とする請求項9又は10に記載の作業方法。
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