JP5985541B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
従来、寒冷地に設置されている乗客コンベアは、夜間などの停止時に手摺りベルトが冷却されて凍結することにより、ゴム成分が硬化して柔軟性が欠如し、早朝起動時にスムーズに作動しないことがあった。
そのため、このトラブルを防止し、手摺りベルトの柔軟性を維持するために、手摺りベルトを加温する装置が提案されている。この装置としては、例えば、手摺りベルトが移動する手摺りレール内部に電熱線を組み込んで手摺りベルトを加温し、その凍結を防止している。
特開2012−6729号公報 特開2004−269142号公報
しかし、上記のように手摺りレールに電熱線を組み込むと、乗客が触れる手摺りベルト付近に電熱線を設置することとなるため、加温により火傷の恐れがあったり、また、電熱線の据え付け性、保守性が困難であるという問題点があった。
そこで、本発明の実施形態は、上記問題点に鑑み、乗客にとって安全であり、据え付け性と保守性がよく、かつ、手摺りベルトを加温できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、複数の踏段と、前記踏段の両側に設けられた左右一対の欄干と、前記欄干の上端部に設けられた下手摺りデッキと、前記下手摺りデッキの上部に設けられた上手摺りデッキと、前記上手摺りデッキの上部に設けられた手摺りレールと、前記手摺りレールに沿って前記踏段と同期して移動する手摺りベルトと、前記下手摺りデッキの内部に設けられ、前記下手摺りデッキ、前記上手摺りデッキ、前記手摺りレールを介して前記手摺りベルトを加温する熱源と、を有し、前記下手摺りデッキがデッキ支持部材に支持され、前記熱源は、前記デッキ支持部材に熱源支持部材によって取り付けられている、乗客コンベアである。
本発明の一実施形態を示すエスカレータの説明図。 図1におけるA−A線断面図。 手摺り部分の縦断面図。 変更例1の手摺り部分の縦断面図。 変更例2の手摺り部分の縦断面図。
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベアについて図面に基づいて説明する。本実施形態では、エスカレータ10に関して図1〜図3に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10のトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、駆動装置18が設けられている。この駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、このモータ20により動作する駆動チェーン22を有し、この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。上階側の機械室14内部には、制御装置50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられ、駆動スプロケット24と従動スプロケット26との間に左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡され、左右一対の踏段チェーン28,28には複数の踏段30が等間隔で取り付けられ、踏段30の車輪30aが不図示の案内レールを走行し、後輪30bが案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部を手摺りベルト38が踏段30と同期して移動する。手摺りベルト38と欄干36については後から詳しく説明する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から、手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48が突出している。欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられている。正面スカートガード40,42又はスカートガード44の内側面には操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ上下階に設けられている。
上階側の機械室14の天井面の乗降口には上階側の乗降板32が設けられ、下階側の機械室16の天井面の乗降口には下階側の乗降板34が設けられている。
(2)手摺りベルト38付近の構造
次に、手摺りベルト38付近の構造について図2と図3に基づいて説明する。図3は、図2における左側の欄干36の上部拡大図である。また、本明細書において「前後方向」とは、踏段30の移動方向に沿う方向であり、「内側」とは欄干38から見て踏段30があって乗客が位置する側である。
図2と図3に示すように、前後方向に延びた水平板状のデッキ支持部材64が、不図示の支持部材によって欄干36の高さにトラス12から支持されている。デッキ支持部材64の第1水平板部の内側には、段差を介して第2水平板部が形成されている。
図3に示すように、前後方向に延びた下手摺りデッキ62は、上面、外面、内面からなる断面C状であって下方が開口し、デッキ支持部材64の上部に設けられている。
図2と図3に示すように、前後方向に延びたデッキ板68が、支持部材64の上部であって、下手摺りデッキ62の外側に高さ調整板70を介して設けられている。図2に示すように、デッキ板68の外端部は建屋1の壁88に当接している。
前後方向に延びた欄干パネル60が、下手摺りデッキ62の内側面下端部に当接部材66を介して垂直方向に配されている。
線状の熱源である電熱線72が、下手摺りデッキ62の上面の下側であって、欄干パネル60よりも外側に前後方向に配され、下手摺りデッキ62に接触するように熱源支持部材74によって固定されている。熱源支持部材74は、金属板を折曲したものであって、その外端部には、電熱線72を収納するための収納凹部が形成されている。この熱源支持部材74は、デッキ支持部材64の第2水平板部と下手摺りデッキ62の上面との間に挟持されている。熱源支持部材74は、熱伝導率の高い素材であるアルミニウム合金、銅、鋼材などで形成されている。
前後方向に延びた断熱シート86が、電熱線72が配されている下手摺りデッキ62の上面に貼り付けられている。
前後方向に延びた上手摺りデッキ78が、下手摺りデッキ62の上部に設けられている。上手摺りデッキ78は、縦断面がU字状で樋形状をなし、上手摺りデッキ78が設けられている位置は、欄干パネル60の真上であり、電熱線72が配されている位置よりも内側である。
前後方向に延びた手摺りレール80が、上手摺りデッキ78の上部に設けられている。手摺りレール80の縦断面の形状は、中央部が水平板であり、その水平板の両端部から外側に延びた部分が屈曲されている。
ボルト82が、手摺りレール80、上手摺りデッキ78、下手摺りデッキ62、熱源支持部材74、デッキ支持部材64の第2水平板部を一体に締結している。なお、ボルト82には、上手摺りデッキ78内部において円筒状のカラー84が配されている。
逆C状の手摺りベルト38が、手摺りレール80の上部に配され、前後方向に走行する。
(3)手摺りベルトの加温方法
制御装置50は、線状の熱源である電熱線72を加温し、40℃〜100℃(好ましくは、40℃〜80℃)に24時間加温する。すると、電熱線72からの熱は、下手摺りデッキ62、熱伝導率の高い熱源支持部材74を通じて上手摺りデッキ78に伝わる。上手摺りデッキ78に伝わった熱は、手摺りレール80を介して手摺りベルト38に伝わる。これによって、手摺りベルト38が加温される。
(4)効果
上記実施形態によれば、電熱線72からの熱は、下手摺りデッキ62、熱源支持部材74、上手摺りデッキ78、手摺りレール80を伝わって手摺りベルト38に至り、手摺りベルト38が加温される。このため、寒冷地にエスカレータ10を設けても手摺りベルト38が凍結せず、手摺りベルト38のゴム成分が硬化して柔軟性がなくなったり、手摺りベルト38の移動に支障がない。
また、最も熱くなる電熱線72の上部には断熱シート86が設けられているため、乗客が手を触れても火傷などの恐れがない。
また、熱が伝わる下手摺りデッキ62、熱源支持部材74、上手摺りデッキ78、手摺りレール80は、乗客が触り難い部分であり、乗客にとって安全である。
また、電熱線72の保守や取り替えの場合には、手摺りベルト38を手摺りレール80から引きはがす必要がなく、欄干パネル60をずらすか、又は、取り外すだけで、熱源支持部材74を取り外すことができ、電熱線7の目視や保守を行うことができる。そのため、保守点検作業性を向上できる。
(5)変更例1
上記実施形態では、電熱線72を下手摺りデッキ62の上面下側に設けたが、これに代えて、図4に示すように、下手摺りデッキ62の側面内側、すなわち欄干パネル60と対応する位置に、熱源支持部材74によって取り付けてもよい。
(6)変更例2
上記実施形態では、下手摺りデッキ62に電熱線72を設けたが、これに代えて、図5に示すように、デッキ支持部材64に電熱線72を熱源支持部材74によって取り付けてもよい。この場合には、電熱線72からの熱はデッキ支持部材64、熱源支持部材74、下手摺りデッキ62、上手摺りデッキ78、手摺りレール80を介して手摺りベルト38に熱が伝わる。
(7)その他の変更例
上記実施形態では、線状の熱源として電熱線72を用いたが、これに代えてコードヒータ、温風管、温水管を用いてもよい。
また、上記実施形態では、線状の熱源を用いたが、これに代えて電熱線を面状に配した面状の熱源を、所定間隔毎に下手摺りデッキ62に設けてもよい。
上記実施形態では、欄干パネル60として、金属製のパネルを用いたが、実施形態の構造及び変更例1の構造においては、ガラス板の欄干パネル60を用いてもよい。
上記各実施形態では、エスカレータ10で説明したが、これに代えて動く歩道で実施してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、30・・・踏段、36・・・欄干、38・・・手摺りベルト、60・・・欄干パネル、62・・・下手摺りデッキ、64・・・デッキ支持部材、72・・・電熱線、74・・・熱源支持部材、78・・・上手摺りデッキ、80・・・手摺りレール、86・・・断熱シート

Claims (9)

  1. 複数の踏段と、
    前記踏段の両側に設けられた左右一対の欄干と、
    前記欄干の上端部に設けられた下手摺りデッキと、
    前記下手摺りデッキの上部に設けられた上手摺りデッキと、
    前記上手摺りデッキの上部に設けられた手摺りレールと、
    前記手摺りレールに沿って前記踏段と同期して移動する手摺りベルトと、
    前記下手摺りデッキの内部に設けられ、前記下手摺りデッキ、前記上手摺りデッキ、前記手摺りレールを介して前記手摺りベルトを加温する熱源と、
    を有し、
    前記下手摺りデッキがデッキ支持部材に支持され、
    前記熱源は、前記デッキ支持部材に熱源支持部材によって取り付けられている、
    乗客コンベア。
  2. 前記熱源は、前記下手摺りデッキの上面の下側になるように、前記デッキ支持部材に前記熱源支持部材によって取り付けられている、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記熱源は、前記下手摺りデッキの一側面の内部になるように、前記デッキ支持部材に前記熱源支持部材によって取り付けられている、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  4. 前記熱源は、線状の熱源である、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
  5. 前記熱源が、電熱線、コードヒータ、温水管、温風管である、
    請求項4に記載の乗客コンベア。
  6. 前記熱源は、面状の熱源であり、記デッキ支持部材に所定間隔毎に取り付けられている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
  7. 前記熱源が取り付けられている位置に対応した前記下手摺りデッキの上側に断熱シートが設けられている、
    請求項2に記載の乗客コンベア。
  8. 前記欄干は、金属製、又は、ガラス製のパネルである、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  9. 前記乗客コンベアが、エスカレータ、又は、動く歩道である、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
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