JP5645439B2 - 遮煙構造が乗り場に付設されたエレベータの冠水防止装置 - Google Patents

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この発明は、遮煙構造が乗り場に付設されたエレベータの冠水防止装置に関するものである。
従来のエレベータの冠水防止装置は、かご室の上部、乗り場敷居の昇降路内の敷居前垂れ、乗り場ドアのハンガーケース、およびピット床面のそれぞれに冠水センサを設置し、冠水センサの動作により、指定された階にかご室を強制運転するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、乗り場ドアの全閉時に、遮煙部材により乗り場ドアと三方枠および乗り場敷居との間を遮煙し、火災時に煙が昇降路内から乗り場側に漏れ出ないようにした遮煙構造が付設されたエレベータが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平07−061729号公報 特開2008−127112号公報
従来の遮煙構造が付設されたエレベータにおいては、乗り場ドアの全閉時、乗り場ドアと三方枠および乗り場敷居との間が遮煙部材により閉塞されているので、乗り場が冠水した場合、乗り場に冠水した水は昇降路内に侵入できず、乗り場に溜まる。そこで、かご室が冠水状態の階に着床し、乗り場ドアを開けたとたん、乗り場に溜まった多量の水が昇降路内に流入する。これにより、かご室やピット内の電気回路の短絡事故や制御ケーブルの絶縁不良などが発生するという課題があった。
ここで、従来の遮煙構造が付設されたエレベータにおいて、引用文献1に記載された発明を適用し、かご室の上部、乗り場敷居の昇降路内の敷居前垂れ、乗り場ドアのハンガーケース、およびピット床面のそれぞれに冠水センサを設置したとしても、乗り場に冠水した水は昇降路内に侵入できず、冠水センサが乗り場の冠水を検知できない。そこで、かご室が冠水状態の階に着床し、乗り場ドアを開けたとたん、乗り場に溜まった多量の水が昇降路内に流入するという不具合は回避できない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、乗り場の冠水を検知し、かごを所定階床に強制的に移動させるようにして、かごが冠水状態の階床に着床して発生するかご室やピット内の電気回路の短絡事故や制御ケーブルの絶縁不良などを回避できる遮煙構造が乗り場に付設されたエレベータの冠水防止装置を得ることを目的とする。
本発明に係る遮煙構造が乗り場ドアに付設され、乗り場と昇降路とを非遮煙区画と遮煙区画とに隔離するエレベータの冠水防止装置は、上記非遮煙区画に設置されたセンサ収納ボックス、冠水時に上記非遮煙区画に溜まる水を上記センサ収納ボックス内に流入させる排水穴、および上記センサ収納ボックス内に配設され、上記センサ収納ボックス内の水位が所定水位となったことを検知するセンサ部を有し、上記非遮煙区画の冠水を検知する非遮煙区画冠水センサと、上記非遮煙区画冠水センサによる冠水検知信号に基づいてかごを所定階床に強制的に移動させる冠水制御手段と、を備え、上記センサ収納ボックスは、昇降路内に露呈する点検窓を有し、点検扉が該点検窓を開閉可能に、かつ気密に塞口可能に該センサ収納ボックスに取り付けられている。
本発明によれば、乗り場に冠水した水は、遮煙構造により昇降路内への浸入を阻止されて乗り場にたまるので、乗り場冠水センサが、乗り場に溜まった水により乗り場の冠水を検知できる。そして、冠水制御手段は、乗り場冠水センサによる冠水検知信号に基づいてかごを所定階床に強制的に移動させる。そこで、かごが冠水状態の階床に着床することに起因するかごやピット内の電気回路の短絡事故や制御ケーブルの絶縁不良などの発生が未然に回避される。
この発明の一実施の形態に係るエレベータの構成を説明する模式図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータの乗り場出入り口を乗り場側から見た図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータの冠水防止装置における乗り場冠水センサの設置状態を示す断面図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータの冠水防止装置における乗り場冠水センサを昇降路から見た図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータにおける冠水管制運転回路のブロック図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータにおける上部および側部遮煙構造を説明する上面図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータにおける下部遮煙構造を説明する断面図である。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエレベータの構成を説明する模式図、図2はこの発明の一実施の形態に係るエレベータの乗り場出入り口を乗り場側から見た図、図3はこの発明の一実施の形態に係るエレベータの冠水防止装置における乗り場冠水センサの設置状態を示す断面図、図4はこの発明の一実施の形態に係るエレベータの冠水防止装置における乗り場冠水センサを昇降路から見た図、図5はこの発明の一実施の形態に係るエレベータにおける冠水管制運転回路のブロック図、図6はこの発明の一実施の形態に係るエレベータにおける上部および側部遮煙構造を説明する上面図、図7はこの発明の一実施の形態に係るエレベータにおける下部遮煙構造を説明する断面図である。
図1において、昇降路1の上部機械室2には、巻上機の駆動綱車3が設置されている。そして、主ロープ5が、駆動綱車3に掛け渡され、その一端側が昇降路1内に垂下され、その他端側がそらせ車4に掛けられて昇降路1内に垂下されている。さらに、かご6が主ロープ5の一端に固着され、つり合いおもり7が主ロープ5の他端に固着されている。これにより、かご6およびつり合いおもり7は、駆動綱車3およびそらせ車4に掛け渡された主ロープ5につるべ式に吊設されて、それぞれガイドレール(図示せず)に案内されて昇降路1内を昇降可能に配設されている。
開口部10が、昇降路1と乗り場8とを連通するように、建物躯体であるコンクリート製の壁9に形成され、エレベータの出入り口を構成している。そして、出入り口枠としての三方枠11が開口部10に設置されている。三方枠11は、開口部10の間口方向に離間して、互いに平行に、かつ上下方向に、床面8aから垂直に延設された一対の縦枠12と、一対の縦枠12の上部側を連結するように間口方向に延設された上枠13と、を備える。
乗り場ドア14が、壁9の昇降路1側の壁面の開口部10の上部に、間口方向に延在するように取り付けられたドアレール(図示せず)に吊り下げられて、三方枠11の昇降路1側に開口部10を開閉可能に設置されている。乗り場ドア14の開閉動作を案内する乗り場敷居15が、床面8aの三方枠11の昇降路1側に、間口方向に延在するように取り付けられている。
エレベータ制御盤16は、CPU、メモリ、入出力回路などを有するマイクロコンピュータからなり、上部機械室2内に設置されている。そして、エレベータ制御盤16は、昇降路内配線17、中間ボックス18、および制御ケーブル19を介してかご6内の機器と信号の授受が行えるようになっている。
冠水制御手段としての冠水制御回路20は、昇降路1のピット1a内および最下階の乗り場8にそれぞれ設置されているピット冠水センサ30および乗り場冠水センサ31と電気的に接続され、ピット冠水センサ30および乗り場冠水センサ31の冠水検知信号に基づいて、かご6が冠水しないように運転する。
つぎに、乗り場冠水センサ31の乗り場8への設置構造について図2乃至図4を参照しつつ説明する。
乗り場冠水センサ31は、上下端が塞口された矩形の筒状体に作製され、流入口33が第1の側面の上部側に形成され、点検窓34が第1の側面に隣接する第2の側面の下部側に形成されたセンサ収納ボックス32と、点検窓34を開閉可能にセンサ収納ボックス32に取付けられた点検扉35と、センサ収納ボックス32の内底面に立設されたガイド棒36に昇降可能に装着されたフロート37と、ガイド棒36の下端側に装着され、フロート37が接して閉成する接点38と、を備えている。そして、点検扉35は、パッキンなどにより点検窓34を気密に塞口できるようになっている。なお、フロート37と接点38とが冠水を検知するセンサ部を構成する。
排水穴39が、縦枠12の下端にあけられており、設置穴45が、三方枠11の縦枠12の背面側の壁9の領域に凹設されている。そして、乗り場冠水センサ31は、流入口33が乗り場8の床面8aと面一とし、かつ排水穴39を介して乗り場8と連通するように、センサ収納ボックス32を設置穴45内に収納して固定される。このとき、設置穴45は、点検扉35が昇降路1に露呈するように形成されている。また、排水穴39には、金網が装着され、異物のセンサ収納ボックス32への侵入を阻止している。
このように構成された乗り場冠水センサ31は、縦枠12の背面側、すなわち縦枠12の内側に位置しており、後述する乗り場8に付設された遮煙構造の出入り口側に位置している。
ここで、ピット冠水センサ30は、図示していないが、センサ収納ボックスが省略されている点を除いて、乗り場冠水センサ31と同様に構成されている。すなわち、ピット冠水センサ30は、ガイド棒に昇降可能に装着されたフロートと、ガイド棒の下端側に装着され、フロートが接して閉成する接点とを備えている。そして、ピット冠水センサ30は、エレベータの機能に影響しない少量の冠水を検知しないように、ピット1aの底面から所定高さ位置、例えば50cmの高さ位置に設置されている。
つぎに、エレベータの冠水管制運転回路は、図5に示されるように、常時閉成状態のリレー接点21と、主回路接点22とが、動力電源23から巻き上げ機モータ24への電力供給ラインに直列に接続されている。そして、常時閉成状態のリレー接点21は、冠水制御回路20の制御時に、接点が開放制御される。また、巻き上げ機モータ24は、動力電源23から供給される電力により、駆動綱車3を駆動してかご6を昇降させる。また、エレベータ制御盤16が、制御トランス25を介して主回路接点22に接続され、主回路接点22を開閉制御する。
つぎに、本エレベータに付設されている遮煙構造について図6および図7を参照しつつ説明する。なお、本遮煙構造には、例えば特許文献2に記載されている周知の構造が用いられるので、ここでは、簡単に説明する。
乗り場8の出入り口の上部遮煙構造は、図6に示されるように、乗り場ドア14の上部に配設される上部遮煙板40と、三方枠11の上枠13に配設される上部遮煙ゴム41とから構成される。上部遮煙板40は、乗り場ドア14の幅(開閉方向の幅)と略等しい長さの断面コ字状に成形され、乗り場ドア14の上面を覆い、かつ乗り場8側への延出長さが戸当たり側から戸袋側に漸次長くなるように、乗り場ドア14の開閉方向に対して傾斜して配設される。また、上部遮煙ゴム41は、上枠13に、間口方向の略全域にわたって、かつ上部遮煙板40側への延出長さが戸当たり側から戸袋側に漸次短くなるように、乗り場ドア14の開閉方向に対して傾斜して配設される。そして、乗り場ドア14の全閉時に、上部遮煙ゴム41が上部遮煙板40の断面コ字状の乗り場8側の側辺に接し、上枠13と乗り場ドア14との間の隙間が閉塞される。
乗り場8の出入り口の側部遮煙構造は、図6に示されるように、乗り場ドア14の側部に配設される側部遮煙ゴム42と、三方枠11の縦枠12に配設される側部遮煙目地43とから構成される。側部遮煙ゴム42は、乗り場ドア14の高さと略同じ高さに形成され、乗り場8側に突出するように乗り場ドア14の戸袋側の側端面に固着されている。また、側部遮煙目地43は、乗り場ドア14の高さと略等しい長さの肉厚の矩形平板状に成形され、縦枠12の昇降路1側の面にその高さ方向の全域にわたって固着されている。そして、乗り場ドア14の全閉時に、側部遮煙ゴム42が側部遮煙目地43に接し、縦枠12と乗り場ドア14との間の隙間が閉塞される。
乗り場8の出入り口の下部遮煙構造は、図7に示されるように、乗り場ドア14の下部に配設される下部遮煙ゴム44により構成される。下部遮煙ゴム44は、乗り場ドア14の幅と略等しい長さを有し、乗り場ドア14の下端から突出するように配設される。そして、乗り場ドア14の全閉時に、下部遮煙ゴム44が乗り場敷居15の上面に接し、乗り場ドア14の下部と乗り場敷居15との間の隙間が閉塞される。
これにより、乗り場ドア14の全閉時、建物の火災による煙が乗り場8から昇降路1内に侵入したり、昇降路1から乗り場8に流出して建物に広がったりすることが防止される。また、昇降路1に露呈する乗り場冠水センサ31の点検扉35は、パッキンなどにより点検窓34を気密に塞口できるようになっているので、乗り場冠水センサ31を介しての昇降路1と乗り場8との間の煙の流通が阻止される。
このように構成されたエレベータの動作について説明する。
乗り場操作盤(図示せず)やかご操作盤(図示せず)によりかご呼びが発生すると、エレベータ制御盤16は、主回路接点22を閉成し、電力を動力電源23から巻き上げ機モータ24に供給する。これにより、かご6がかご呼び発生階まで昇降される。
ここで、台風などにより建物が冠水すると、水が1階の乗り場8に侵入する。このとき、遮煙構造が乗り場8に付設されているので、乗り場ドア14と乗り場8の床面8aとの間、および乗り場ドア14と三方枠11の縦枠12との間を通って昇降路1内への水の流入が遮煙部材により阻止される。そこで、水は、昇降路1内に流れ込まずに、階段などを介して地下階の乗り場8に流れる。最下階の乗り場8に流れた水は、排水穴39および流入口33を通ってセンサ収納ボックス32内に流れ込む。そして、センサ収納ボックス32内の水の貯液量が多くなるにつれ、フロート37がガイド棒36に案内されて上昇し、接点38が開成される。冠水制御回路20は、乗り場冠水センサ31の接点38の開成信号が入力されると、エレベータ制御盤16に退避運転指令を発し、かご6を最上階まで強制的に移動、着床させる。そして、冠水制御回路20は、所定時間経過後、リレー接点21を開成させ、巻き上げ機モータ24への電力供給を遮断させる。
また、水が遮煙構造を介して昇降路1内に流れ込み、ピット1a内の水位が例えば50cmとなると、ピット冠水センサ30の接点が開成する。そこで、冠水制御回路20は、乗り場冠水センサ31の接点の開成信号に先立って、ピット冠水センサ30の接点の開成信号を入力すると、エレベータ制御盤16に退避運転指令を発し、かご6を最上階まで強制的に移動、着床させる。そして、冠水制御回路20は、所定時間経過後、リレー接点21を開成させ、巻き上げ機モータ24への電力供給を遮断させる。
この発明によれば、乗り場冠水センサ31が、乗り場8の遮煙構造の出入り口側に位置するように配設されているので、乗り場冠水センサ31は乗り場8に冠水した水を確実に検知できる。
乗り場冠水センサ31が縦枠12の背面側に設置されているので、乗り場冠水センサ31が利用者の視界から外れ、意匠性を高めることができる。
乗り場冠水センサ31が最下階に設置されているので、少ないセンサ個数で冠水を確実に検知でき、低コスト化が図られる。つまり、1階に冠水した水は階段などを通って最下階の乗り場8まで流れ、最下階の乗り場8に溜まるので、乗り場冠水センサ31を各階の乗り場8に設置する必要はない。
乗り場冠水センサ31の点検窓34が昇降路1に露呈しているので、センサ部の保守点検が容易となる。
点検扉35が、点検窓34を開閉可能に、かつ気密に塞口可能にセンサ収納ボックス32に取り付けられているので、火災時の煙が昇降路1から乗り場8に流出することがなく、遮煙構造の遮煙機能を損なうことがない。
冠水制御回路20が、乗り場冠水センサ31による乗り場8の冠水検知信号を受信すると、エレベータ制御盤16に退避運転指令を発し、かご6を最上階に強制的に移動、着床させる。そこで、かご6が冠水状態の乗り場8に着床し、乗り場8に溜まった多量の水が昇降路1内に流入し、かご6やピット1a内の電気回路の短絡事故や制御ケーブル19の絶縁不良などの発生を未然に回避できる。
ピット冠水センサ30がピット1a内に設置されているので、乗り場冠水センサ31が設置されていない乗り場8から水が昇降路1内に浸入してピット1aが冠水しても、ピット1aの冠水を確実に検知できる。そこで、ピット1a内の電気回路の短絡事故や制御ケーブル19の絶縁不良などの発生を未然に回避できる。
なお、上記実施の形態では、乗り場冠水センサが最下階の乗り場のみに設置されているが、1階および地下階の乗り場の全てに設置してもよいし、全ての階の乗り場に設置してもよい。
また、上記実施の形態では、ピット冠水センサおよび乗り場冠水センサが冠水を検知すると、かごを最上階まで強制的に移動させているが、かごの行き先階床(所定階床)は最上階に限定されるものではなく、冠水の危険性の少ない2階以上の階床であればよい。また、乗り場冠水センサを全ての階の乗り場に設置し、乗り場冠水センサからの信号に基づいて、冠水していない最寄り階にかごを移動させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、乗り場冠水センサが三方枠の縦枠の背面側に設置されているが、乗り場冠水センサは乗り場の遮煙構造の出入り口側に位置していればよく、例えば出入り口の床面や乗り場敷居の下部遮煙ゴムの接触領域の乗り場側に設置してもよい。
また、上記実施の形態では、ピット冠水センサおよび乗り場冠水センサは、ガイド棒に案内されて移動するフロートとフロートの接離により開閉する接点とからなるセンサ部を用いているが、センサ部の構成および検知原理はこれに限定されるものではなく、所定の水位となったことを検知できるものであればよい。
1 昇降路、8 乗り場、8a 床面、9 壁(建物躯体)、20 冠水制御回路(冠水制御手段)、30 ピット冠水センサ、31 乗り場冠水センサ、32 センサ収納ボックス、33 流入口、34 点検窓、35 点検扉、36 ガイド棒、37 フロート(センサ部)、38 接点(センサ部)、39 排水穴、40 上部遮煙板(遮煙構造)、41 上部遮煙ゴム(遮煙構造)、42 側部遮煙ゴム(遮煙構造)、43 側部遮煙目地(遮煙構造)、44 下部遮煙ゴム(遮煙構造)、45 設置穴。

Claims (3)

  1. 遮煙構造が乗り場ドアに付設され、乗り場と昇降路とを非遮煙区画と遮煙区画とに隔離するエレベータの冠水防止装置において、
    上記非遮煙区画に設置されたセンサ収納ボックス、冠水時に上記非遮煙区画に溜まる水を上記センサ収納ボックス内に流入させる排水穴、および上記センサ収納ボックス内に配設され、上記センサ収納ボックス内の水位が所定水位となったことを検知するセンサ部を有し、上記非遮煙区画の冠水を検知する非遮煙区画冠水センサと、
    上記非遮煙区画冠水センサによる冠水検知信号に基づいてかごを所定階床に強制的に移動させる冠水制御手段と、を備え、
    上記センサ収納ボックスは、昇降路内に露呈する点検窓を有し、点検扉が該点検窓を開閉可能に、かつ気密に塞口可能に該センサ収納ボックスに取り付けられていることを特徴とする遮煙構造が乗り場に付設されたエレベータの冠水防止装置。
  2. 上記非遮煙区画冠水センサは、最下階の上記乗り場に設置されていることを特徴とする請求項1記載の遮煙構造が乗り場に付設されたエレベータの冠水防止装置。
  3. 上記排水穴は、上記乗り場の三方枠の縦枠の下端、乗り場出入り口の床面、乗り場敷居の上記非遮煙区画側のいずれかに設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遮煙構造が乗り場に付設されたエレベータの冠水防止装置。
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