JP2018203488A - エレベーターの制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震復旧診断運転によるエレベーターの損傷を防止し、地震からの復旧を早期に行うエレベーターの制御装置及び制御方法を提供する。【解決手段】地震を検出する地震検出手段14と、上下に方向に連結された上かご3及び下かご4と、上かご3及び下かご4を昇降させる電動機12と、電動機12を制御する制御装置7,8と、上かご3及び下かご4のそれぞれに設けられた乗かごドアと、建屋の各階乗場に設置された乗場ドア5,6と、乗場ドア5,6に設置された乗場ドア係合手段と、該乗場ドア係合手段と係合し、前記乗かごドアの開閉動作に応じて前記乗場ドアを開閉させる乗かご係合手段とを有するエレベーターの制御装置であって、制御装置7,8は地震検出手段14が地震を検出した際、上かご3及び下かご4のそれぞれの走行状況及び位置を記録する記録手段と、記録手段に基づいて地震復旧診断運転を実施する地震復旧診断運転処理手段を備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、上下に連結された上かご,下かごを有するダブルデッキエレベーターの制御装置及び制御方法に関するものである。
エレベーターには地震が発生した際に機器の異常を点検し、異常の有無に基づいて復旧あるいは適切な処理を行う地震復旧診断運転機能が備えられている。地震復旧診断運転機能は、地震管制運転により休止したエレベーターについて異常があるか否かの診断を行うものである。
運転制御されたエレベーターが地震の揺れを感知すると、地震管制運転が行われてエレベーターは休止する。エレベーター休止後、所定時間が経過すると、地震復旧診断運転が行われる。具体的には、エレベーターを最下階と最上階との間で低速走行および定格速度で走行させ、昇降路機器の異常の有無を確認する。昇降路機器に異常が無い場合、定格速度にて各階にかごを停止させてドアを開閉し、乗場ドア及びかごドアの異常の有無を確認する。そして、エレベーターに異常が検出されなかった場合には自動的にエレベーターが復旧され、エレベーターに異常が検知された場合にはエレベーターの保守会社に通報されて適切な処理が実施される。
ところで、エレベーターにはかごを上下に2つ備えたダブルデッキエレベーターがある。このダブルデッキエレベーターはかごが上下に2つ連結されたかご枠を有し、かご枠の各かご間の距離を調整できるように階高調整装置が備えられている。ダブルデッキエレベーターは階間の違いによって下かごのみドア開閉したり、上かごのみドア開閉したりする。ダブルデッキエレベーターは乗客の大量輸送が可能なことから超高層ビルなどの縦の交通手段として需要が増加している。このダブルデッキエレベーターにおいても前述の地震復旧診断運転を搭載したものがある。地震復旧診断運転においては、昇降路機器に異常が無いと判断された後、各階にかごを停止させてドア開閉を行い、乗場ドア及びかごドアの異常を診断する。ダブルデッキエレベーターの場合、2つのかごが上下に連結されているため、地震復旧診断運転時に各かごを各階に順次停止させると、同一階に重複して停止してしまい、復旧に時間がかかるという課題があった。
この課題を解決するために、特許文献1に記載のように、地震復旧診断運転実施の際に各かごが同一階に重複して停止しないように運転制御する技術が提案されている。また、特許文献1には、例えば下かごのドアのみに異常が発生している場合には、シングルデッキエレベーターとして上かごだけを用いて通常運転を行うことが開示されている。
特開2015‐54748号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、地震復旧診断運転を実施するにあたり、ドア機器が損傷していることへの考慮が成されていない。エレベーターのドアは、各階の乗場位置において、かごドアと乗場ドアのそれぞれの係合手段が係合しており、かごドアの動力が乗場ドアに伝達されることで動作している。エレベーターが乗かごドアと乗場ドアとが係合している位置にあった場合、地震による大きな揺れを受けると、かごドアの係合手段と乗場ドアの係合手段とが激しく衝突し合い、かごドアの係合手段にゆがみ等の損傷が発生する恐れがある。かごドアの係合手段が損傷した状態で地震復旧診断運転を実施すると、破損したかごドアの係合手段が各階の正常な乗場ドアの係合手段に当たって、正常な乗場ドアの係合手段を損傷させてしまう恐れがある。このため、地震復旧診断運転を実施することでエレベーターの状態をより悪化させてしまい、通常運転への復旧が遅れてしまうという課題がある。また、シングルデッキエレベーターとして稼働させることも困難となる。
本発明の目的は上記課題を解決し、地震復旧診断運転によるエレベーターの損傷を防止し、地震からの復旧を早期に行うことのできるエレベーターの制御装置及び制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、地震を検出する地震検出手段と、上下に方向に連結された上かご及び下かごと、前記上かご及び前記下かごを昇降させる電動機と、該電動機を制御する制御装置と、前記上かご及び前記下かごのそれぞれに設けられた乗かごドアと、建屋の各階乗場に設置された乗場ドアと、該乗場ドアに設置された乗場ドア係合手段と、該乗場ドア係合手段と係合し、前記乗かごドアの開閉動作に応じて前記乗場ドアを開閉させる乗かご係合手段とを有するエレベーターの制御装置であって、前記制御装置は前記地震検出手段が地震を検出した際、前記上かご及び前記下かごのそれぞれの走行状況及び位置を記録する記録手段と、該記録手段に基づいて地震復旧診断運転を実施するか否かを判断する地震復旧診断運転処理手段を備えたことにある。
また、本発明の特徴とするところは、地震を検出する地震検出手段と、上下に方向に連結された上かご及び下かごと、前記上かご及び前記下かごを昇降させる電動機と、該電動機を制御する制御装置と、前記上かご及び前記下かごのそれぞれに設けられた乗かごドアと、建屋の各階乗場に設置された乗場ドアと、該乗場ドアに設置された乗場ドア係合手段と、該乗場ドア係合手段と係合し、前記乗かごドアの開閉動作に応じて前記乗場ドアを開閉させる乗かご係合手段とを有するエレベーターの制御方法であって、前記制御装置は前記地震検出手段が地震を検出した際、前記上かご及び前記下かごのそれぞれの走行状況及び位置を記録し、該記録されたデータに基づいて地震復旧診断運転を実施するか否かを判断することにある。
本発明によれば、地震復旧診断運転によるエレベーターの損傷を防止し、地震からの復旧を早期に行うことのできるエレベーターの制御装置及び制御方法を提供することができる。
本発明の一実施例に係るダブルデッキエレベーターの地震復旧診断運転の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施例に係るダブルデッキエレベーターの地震発生からエレベーター復旧までのフローチャートである。 本発明の一実施例に係るダブルデッキエレベーターの地震発生からエレベーター復旧までのフローチャートである。 RAM83に格納されるデータテーブルの一例である。 RAM83に格納されるデータテーブルの一例である。 RAM83に格納されるデータテーブルの一例である。 RAM83に格納されるデータテーブルの一例である。
本発明の一実施例に係るダブルデッキエレベーターの概略図である。 監視装置8のブロック図である。 上かごドア31と乗場ドア5が閉じた状態を示す概略図である。 上かごドア31と乗場ドア5が開いた状態を示す概略図である。
以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図4は本発明の実施例に係るダブルデッキエレベーターの概略図、図5は本発明の実施例に係る監視装置8の概略図、図6Aは上かごドア31と乗場ドア5が閉じた状態を示す概略図、図6Bは上かごドア31と乗場ドア5が開いた状態を示す概略図である。
である。
本実施例のエレベーターの制御装置は、例えば図4に示すようにダブルデッキエレベーター1に適用される。ダブルデッキエレベーター1の構成について説明する。昇降路内を昇降して乗客を上下の階へ運ぶかご枠2の中には、上かご3と下かご4が設けられている。上かご3と下かご4が停止する各階床には、上かご3と下かご4に乗降するための出入り口としての乗場ドア5,6が設けられている。
機械室30にはかご枠2および上かご3、下かご4の運転を制御する制御盤7と、かご枠2および上かご3、下かご4の運転を監視する監視装置8、かご枠2を昇降させる電動機12が設けられている。かご枠2は主ロープ10を介してかご枠2と相対的に昇降する釣合い錘11と接続されている。かご枠2には、上かご3と下かご4の距離を調整する階間調整装置9が設けられている。
また、ダブルデッキエレベーター1には、昇降路内に立設されてかご枠2を係合させて案内する案内レール13と、この案内レール13に取り付けられてかご枠2の位置を検出する位置検出手段15と、機械室に設けられて所定以上の地震の揺れを感知した時に地震情報を制御盤7へ出力する地震検出手段14とを備える。制御盤7は監視装置8に接続されている。本実施例では制御盤7及び監視装置8にて制御装置を構成している。
次に上かごドア31と乗場ドア5の構成について図6A、Bを用いて説明する。説明は諸略するが、下かご4、乗場ドア6についても同様である。
上かご3に設置された上かごドア31は、上かご3の上部に設置されたドアモーター(図示せず)によって開閉動作する。一方、建屋の各階乗場に設置された乗場ドア5も上記ドアモーターが動作することにより開閉されている。即ち、上かごドア31と乗場ドア5には、平面視対向するようにドア係合装置60が設けられており、乗かごの着床時に、ドア係合装置50が互いに係合することにより、ドアモーターの動力がドア係合装置60を介して乗場ドア5に伝達され開閉動作を行う。
上記ドア係合装置60は、乗場ドア5に設置された係合ローラー51(乗場ドア係合手段)と、乗場側に突出するように上かごドア31に設置され、着床時に係合ローラー51の両側に配置される係合子32(乗かごドア係合手段)から構成される。各階着床時には図6Aのように、係合ローラー51と係合子32が配置される。ドア開時には、ドアモーターの動力により、上かごドア31が開く。上かごドア31の開動作時に係合子32と係合ローラー51がかみ合うことで、乗場ドア5が開く(図6B)。また、ドア閉時にも同様に係合子32と係合ローラー51がかみ合うことで、ドアモーターの動力が乗場ドア5にも伝達し、乗場ドア5が閉じる。
次に監視装置8の構成について図5を用いて説明する。監視装置8は、制御盤7からの指令および各種の情報と上かごの情報を送受信する入出力装置81と、地震発生時の運転指令が予め記録されている地震運転指令手段としてのROM82と、地震発生時の上かご3および下かご4の稼働状況を記録する稼働状況記録手段(記録手段)としての、RAM83と、入出力装置81、ROM82、RAM83から受信した情報に基づいて適切な処理を施す処理装置84とを有している。
さらに、処理装置84はRAM83で記録されるダブルデッキエレベーター1、上かご3、下かご4のそれぞれの稼働状況とROM82に予め記録されている地震発生時の運転指令を参照し、地震復旧診断運転を実施するか否かを判断し、地震復旧診断させるかごがあれば、地震復旧診断運転を実施させる指令を出力する地震復旧診断運転処理手段85を備えている。
ここで、稼働状況とは、地震発生時にエレベーターが走行中か停止中かを確認する走行状況と、上かご3、下かご4の位置状況や動作状況、つまり、上かご3、下かご4が乗場ドア5または乗場ドア6と係合位置にいるか否かを含んでいる。
以下、本発明の一実施例に係る運転制御されたダブルデッキエレベーター1の上かご3と下かご4が所定以上の地震の揺れを感知したときの動作を図1、図2、図3を用いて説明する。
図1において、地震検出手段14にて所定値以上の揺れを検知すると(S100)、地震検出手段14は地震情報を制御盤7へ出力する。この地震情報を受けた制御盤7は、監視装置8のRAM83に地震発生時のエレベーターの稼働状況を格納のするよう指令を出力(S101)すると共に、地震管制運転制御に移行してダブルデッキエレベーター1の上かご3および下かご4を最寄階に移動させ、停止させる(S102)。停止後、乗客が降りた後に乗場ドア5および乗場ドア6を閉め休止する。
地震発生時、RAM83に格納されるエレベーターの稼働状況のデータについて、図3A−Dを用いて説明する。図3A−DはRAM83に格納されるデータテーブルである。RAM83にはかごの走行状況、かごの位置、乗場ドアとの係合状況、ドア開閉状況、階間調整の動作状況が記録される。状況は以下の通りである。
図3Aでは、上かご3及び下かご4は走行中である。かごの位置はそれぞれ3−4階、2−3階にあり、乗場ドア5もしくは6とは係合していない状況にある。上かご3及び下かご4のドアは共に閉じており、階間調整装置9は動作中である。
図3Bでは、上かご3及び下かご4は走行停止中である。かごの位置はそれぞれ2階、1階にあり、乗場ドア5もしくは6とは係合している状況にある。上かご3及び下かご4のドアは共に開いており、階間調整装置9は停止している。
図3Cでは、上かご3及び下かご4は走行停止中である。かごの位置はそれぞれ2−3階、2階にあり、乗場ドア5もしくは6とは上かご3が係合していない状況、下かごが係合している状況にある。上かご3のドアは閉じており、下かご4のドアは開いている。階間調整装置9は停止している。図3Cでは下かご4のみのシングル運転を行っている状況にあり、階間調整装置9が停止している状況である。
図3Dでは、上かご3及び下かご4は走行停止中である。かごの位置はそれぞれ3階、1−2階にあり、乗場ドア5もしくは6とは上かご3が係合している状況、下かごが係合していない状況にある。上かご3のドアは開いており、下かご4のドアは閉じている。階間調整装置9は停止している。図3Dでは上かご3のみのシングル運転を行っている状況にあり、階間調整装置9が停止している状況である。
地震発生時、RAM83には上記のデータが格納される。
図1に戻り、最寄階にて停止後、一定時間経過すると(S102)、監視装置8の処理装置84がRAM83に格納された上かご3、下かご4の稼動状況から地震復旧診断運転を実施させるかごを決める判定を行い、診断運転指令によって地震復旧診断運転を実施する(S104)。
地震運転復旧運転の可否を行う処理について図2A,Bを用いて説明する。監視装置8の地震復旧診断運転処理手段85は地震発生時にRAM83に格納されたデータを参照し、以下に示す地震復旧診断運転の可否判断を行う。まず、地震復旧診断運転処理手段85は、RAM83に格納されているデータを参照し、ダブルデッキエレベーター1が走行中であったか停止中であったかを判定する(S200)。例えば、図3B,C,Dは停止中のためYES、図3Aは走行中のためNOと判定される。
図3Aの事例のようにダブルデッキエレベーター1が走行中であった場合、かごドアと緩衝する昇降路機器が少ないことから上かご3および下かご4のドアは故障の可能性が低いと判断し上かご、下かごで地震復旧診断運転を実施する(S201)。
図3B,C,Dの事例のようにダブルデッキエレベーター1が停止中であった場合、上かご3のドアが乗場ドア5または乗場ドア6と係合する位置(ドア開閉可能の位置)にいたか否か判定する(S202)。
図3B,Dの事例のように上かご3のドアが乗場ドア5または乗場ドア6と係合する位置(ドア開閉可能の位置)にいた場合(S202:YES)、上かご3のドアが乗場ドア5または乗場ドア6とお互いに緩衝し故障している可能性があるため、地震復旧診断運転は中止し実施しない(S203)。
図3Cの事例のように上かご3のドアが乗場ドア5または乗場ドア6と係合する位置(ドア開閉可能の位置)にいない場合(S202:NO)、かごドアと緩衝する昇降路機器が少ないことから上かご3のドアは故障の可能性が低いと判断し、地震復旧診断運転実施の指示を発信する(S204)。
次に上かご3と同様に、図3B,C,Dについて下かご4のドアが乗場ドア5または乗場ドア6と係合する位置(ドア開閉可能の位置)にいたか否か判定する(S205)。
図3B,Cの事例のように下かご4のドアが乗場ドア5または乗場ドア6と係合する位置(ドア開閉可能の位置)にいた場合(S205:YES)、下かご4のドアが乗場ドア5または乗場ドア6とお互いに緩衝し故障する可能性があるため、地震復旧診断運転は中止し実施しない(S206)。
図3Dの事例のように下かご4のドアが乗場ドア5または乗場ドア6と係合する位置(ドア開閉可能の位置)にいない場合(S205:NO)、かごドアと緩衝する昇降路機器が少ないことから下かご4のドアは故障の可能性が低いと判断し、地震復旧診断運転実施の指示を発信する(S207)。
次に図3B,C,Dの事例について上かごの地震復旧診断運転実施指示があったか判定する(S208)。
図3Cの事例について上かご3の地震復旧診断運転指示があった場合(S208:YES)、次に下かご4の地震復旧診断運転指示があったか判定する(S209)。
下かご4の地震復旧診断運転指示があった場合(S209:YES)、上かご3、下かご4両方で地震復旧診断運転を実施する(S210)。
下かご4の地震復旧診断運転指示がない場合(S209:NO)、図3Cの事例のように上かご3のみで地震復旧診断運転を実施する(S211)。そして、地震復旧診断運転実施後、上かご3に異常がない場合には、上かご3のみで応急処置としてシングルデッキエレベーターとして運転させる。
図3B,Dの事例のように上かご3の地震復旧診断運転指示がない場合(S208:NO)、次に下かご4の地震復旧診断運転指示があったか判定する(S212)。
図3Dの事例のように下かご4の地震復旧診断運転指示があった場合(S212:YES)、下かご4のみで地震復旧診断運転を実施する(S213)。そして、地震復旧診断運転実施後、下かご4に異常がない場合には(S212:NO)、下かご4のみで応急処置としてシングルデッキエレベーターとして運転させる。
図3Bの事例のように上かご3および下かご4の両方ともに地震復旧診断運転実施指示がない場合、ダブルデッキエレベーター1を復旧させず、エレベーターの保守会社に通報されて適切な復旧作業が実施される(S214)。
以上説明したように本実施例によれば、地震発生時のエレベーターの稼働状況を検出して、上かご3、下かご4が乗場ドア5、もしくは6と係合状態にあるか否かを把握し、かごが係合状態にあった場合には地震復旧診断運転を実施せず、係合状態に無かった場合には地震復旧診断運転を実施するようにしているので、かごドアの係合手段が損傷した状態で地震復旧診断運転を実施することによる各階の正常な乗場ドアの係合手段の損傷を防止できる。これにより、応急処置として安全にシングルデッキエレベーターとして稼働させることができる。さらには通常運転への早期の復旧を行うことができる。
本発明に係るエレベーターは、前述した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
1 ダブルデッキエレベーター
2 かご枠
3 上かご
4 下かご
5 乗場ドア
6 乗場ドア
7 制御盤
8 監視装置
9 階間調整装置
12 電動機
14 地震検出手段
15 位置検出手段
31 上かごドア
32 係合子
51 係合ローラー
60 ドア係合装置
81 入出力装置
82 ROM
83 RAM
84 処理装置
85 地震復旧診断運転処理手段

Claims (7)

  1. 地震を検出する地震検出手段と、上下に方向に連結された上かご及び下かごと、前記上かご及び前記下かごを昇降させる電動機と、該電動機を制御する制御装置と、前記上かご及び前記下かごのそれぞれに設けられた乗かごドアと、建屋の各階乗場に設置された乗場ドアと、該乗場ドアに設置された乗場ドア係合手段と、該乗場ドア係合手段と係合し、前記乗かごドアの開閉動作に応じて前記乗場ドアを開閉させる乗かご係合手段とを有するエレベーターの制御装置であって、
    前記制御装置は前記地震検出手段が地震を検出した際、前記上かご及び前記下かごのそれぞれの走行状況及び位置を記録する記録手段と、該記録手段に基づいて地震復旧診断運転を実施するか否かを判断する地震復旧診断運転処理手段を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 前記上かご及び前記下かごが走行中であったデータが前記記録手段に記録されている場合、前記制御装置は前記上かご及び前記下かごの地震復旧診断運転を実施することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
  3. 前記上かご及び前記下かごが停止中で、かつ前記乗かご係合手段と前記乗場ドア係合手段とが係合していたデータが前記記録手段に記録されている場合、前記制御装置は前記上かご及び前記下かごの地震復旧診断運転を中止することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
  4. 前記上かご及び前記下かごの距離を調整する階間調整装置を備え、
    前記上かご及び前記下かごが停止中で、かつ前記上かご及び前記下かごのうち何れかの前記乗かご係合手段と前記乗場ドア係合手段とが係合していたデータが前記記録手段に記録されている場合、前記制御装置は前記乗かご係合手段と前記乗場ドア係合手段とが係合していた前記上かごもしくは前記下かごのいずれかの地震復旧診断運転を中止し、前記乗かご係合手段と前記乗場ドア係合手段とが係合していない前記上かごもしくは前記下かごのいずれかの地震復旧診断運転を実施することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの制御装置。
  5. 地震を検出する地震検出手段と、上下に方向に連結された上かご及び下かごと、前記上かご及び前記下かごを昇降させる電動機と、該電動機を制御する制御装置と、前記上かご及び前記下かごのそれぞれに設けられた乗かごドアと、建屋の各階乗場に設置された乗場ドアと、該乗場ドアに設置された乗場ドア係合手段と、該乗場ドア係合手段と係合し、前記乗かごドアの開閉動作に応じて前記乗場ドアを開閉させる乗かご係合手段とを有するエレベーターの制御方法であって、
    前記制御装置は前記地震検出手段が地震を検出した際、前記上かご及び前記下かごのそれぞれの走行状況及び位置を記録し、該記録されたデータに基づいて地震復旧診断運転を実施するか否かを判断することを特徴とするエレベーターの制御方法。
  6. 前記上かご及び前記下かごが走行中であった場合、前記制御装置は前記上かご及び前記下かごの地震復旧診断運転を実施することを特徴とする請求項5に記載のエレベーターの制御方法。
  7. 前記上かご及び前記下かごが停止中で、かつ前記乗かご係合手段と前記乗場ドア係合手段とが係合していた場合、前記制御装置は前記上かご及び前記下かごの地震復旧診断運転を中止することを特徴とする請求項5に記載のエレベーターの制御方法。
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