JP6593800B2 - 乗客コンベヤの機械室カバー装置 - Google Patents

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Description

この発明は、乗客コンベヤの機械室に設けられている乗客コンベヤの機械室カバー装置に関するものである。
従来、乗客コンベヤの機械室内への水の侵入を防止するために、機械室の上部開口部に複数の樋を設けた乗客コンベヤが知られている。上部開口部は、トラスの長手方向へ並んだ複数の床板で塞がれている。樋は、機械室の幅方向両側部及び長手方向端部のそれぞれに固定されているとともに、互いに隣り合う2つの床板の境界の下方にも固定されている。このような従来の乗客コンベヤでは、床板から落ちる水を各樋で受けることにより、機械室内への水の侵入が抑制される(例えば特許文献1参照)。
また、従来、乗客コンベヤの機械室内で保守作業を行うときに機械室内の作業エリアと踏段反転部とを仕切るために、踏段カバーを巻き取る巻取装置と、巻取装置から引き出された踏段カバーを掛ける掛止部とを機械室内に設け、踏段反転部と駆動機設置部との間に踏段カバーを設けるようにした乗客コンベヤの機械室安全カバー装置も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2013−256359号公報 実開平3−46483号公報
しかし、特許文献1に示されている乗客コンベヤでは、機械室内への水の侵入をより確実に防止するために樋の設置範囲を拡大すると、機械室内での作業スペースが狭くなってしまい、機械室内での作業負担が増大してしまう。一方、機械室内での作業スペースを広げるために樋の設置範囲を縮小すると、機械室内へ水が侵入しやすくなってしまい、機械室内に設置されている機器の防滴構造の強化を図る必要がある。これにより、コストが増加してしまう。
また、特許文献2に示されている乗客コンベヤの機械室安全カバー装置では、巻取装置及び掛止部を機械室内に固定する必要があるので、巻取装置及び掛止部によって機械室内での作業スペースが狭くなってしまい、機械室内での作業負担が増大してしまう。また、巻取装置が高価な装置であるので、コストが増加してしまう。さらに、水が機械室内に侵入しやすいので、機械室内の機器の防滴構造の強化を図る必要があり、コストがさらに増加してしまう。
さらに、特許文献2に示されている乗客コンベヤの機械室安全カバー装置では、機器の防滴構造の簡易化を図るために、特許文献1に示されている複数の樋を機械室内に固定することが考えられるが、部品点数が多くなってしまうだけでなく、複数の樋によって機械室内での作業スペースがさらに狭くなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、部品点数の増加を抑制しながら、機械室内への水の侵入を抑制することができるとともに、機械室内での作業負担の軽減化を図ることができる乗客コンベヤの機械室カバー装置を得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベヤの機械室カバー装置は、トラスに設けられている機械室の上部開口部に位置する防滴位置と、踏段反転部と機械室内の作業エリアとの間に位置する仕切り位置との間で変位可能で、防滴位置にあるときに、上部開口部を塞ぐ床板の下面に対向した状態で床板から落ちる水を受けるカバー、カバーを防滴位置に保持する第1の保持部材、カバーを仕切り位置に保持する第2の保持部材、及び機械室内に設けられ、カバーが防滴位置にあるときにカバーから落ちる水を受ける樋を備えている。
この発明に係る乗客コンベヤの機械室カバー装置によれば、カバーを防滴位置に変位させることにより、床板から落ちる水の受け皿としてカバーを機能させることができるとともに、カバーを仕切り位置に変位させることにより、踏段反転部と作業エリアとの間を仕切るプロテクタとしてカバーを機能させることができる。これにより、部品点数の増加を抑制しながら、機械室内への水の侵入を抑制することができるとともに、機械室内での作業負担の軽減化を図ることができる。
この発明の実施の形態1による乗客コンベヤであるエスカレータを示す側面図である。 図1のエスカレータの運転時の機械室カバー装置を示す側面図である。 図2の機械室カバー装置を示す上面図である。 図2の機械室カバー装置を示す斜視図である。 図2のエスカレータの保守時の機械室カバー装置を示す側面図である。 図2のカバーを示す上面図である。 図6のカバーを示す正面図である。 図6のカバーを示す側面図である。 図3の一方のレールを示す正面図である。 図9の一方のレールを示す上面図である。 図9の一方のレールを示す側面図である。 図3の他方のレールを示す正面図である。 図12の他方のレールを示す上面図である。 図12の他方のレールを示す側面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による乗客コンベヤであるエスカレータを示す側面図である。図において、トラス1には、複数の踏段2が支持されている。複数の踏段2は、踏段チェーン3により無端状に連結されている。また、トラス1の長手方向一端部には上部機械室4が設けられ、トラス1の長手方向他端部には下部機械室5が設けられている。上部機械室4には上部スプロケット6が配置され、下部機械室5には下部スプロケット7が配置されている。踏段チェーン3は、上部スプロケット6及び下部スプロケット7に巻き掛けられている。
上部機械室4には、各踏段2を循環移動させる駆動力を発生する図示しない駆動機と、駆動機を制御する図示しない制御盤とが機械室内の機器として設置されている。駆動機及び制御盤は、上部スプロケット6よりもトラス1の長手方向外側に配置されている。上部スプロケット6は、駆動機の駆動力を受けることにより回転する。各踏段2は、上部スプロケット6の回転により上部機械室4と下部機械室5との間で循環移動する。
各踏段2の移動方向は、上部スプロケット6及び下部スプロケット7のそれぞれの位置で反転する。従って、上部機械室4には、上部スプロケット6の位置で踏段2の移動方向が反転する上部踏段反転部8が存在し、下部機械室5には、下部スプロケット7の位置で踏段2の移動方向が反転する下部踏段反転部9が存在している。
トラス1上には、トラス1の幅方向について互いに対向する一対の欄干10が設けられている。各欄干10の周縁部には、無端状の移動手摺11がそれぞれ設けられている。各移動手摺11は、駆動機の駆動力により、各踏段2と同期して各欄干10の周囲を周回移動する。
トラス1には、上部機械室4の上部開口部4aを塞ぐ上部乗降口床板12と、下部機械室5の上部開口部5aを塞ぐ下部乗降口床板13とがそれぞれ着脱可能に取り付けられている。この例では、上部乗降口床板12及び下部乗降口床板13が複数のボルトによってトラス1に取り付けられている。
上部機械室4内には、上部踏段反転部8よりもトラス1の長手方向外側で上部踏段反転部8に隣り合う上部作業エリア14が存在している。下部機械室5内には、下部踏段反転部9よりもトラス1の長手方向外側で下部踏段反転部9に隣り合う下部作業エリア15が存在している。エスカレータの保守時には、上部機械室4内の機器の保守作業が上部作業エリア14で行われ、下部機械室5内の機器の保守作業が下部作業エリア15で行われる。
上部機械室4内には、機械室カバー装置21が設けられている。機械室カバー装置21は、エスカレータの保守時以外のとき、例えばエスカレータの運転時に上部機械室4内への水の侵入を抑制し、エスカレータの保守時に上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間を仕切る。
図2は、図1のエスカレータの運転時の機械室カバー装置21を示す側面図である。また、図3は、図2の機械室カバー装置21を示す上面図である。さらに、図4は、図2の機械室カバー装置21を示す斜視図である。さらにまた、図5は、図2のエスカレータの保守時の機械室カバー装置21を示す側面図である。なお、図3では、上部乗降口床板12の図示を省略している。
機械室カバー装置21は、トラス1に対して変位可能なカバー22と、トラス1に固定され、カバー22を案内する一対のレール23,24と、トラス1に固定され、上部機械室4の上部開口部4aの縁部に配置されている樋25とを有している。
カバー22は、カバー22の幅方向を上部機械室4の幅方向に一致させた状態で配置されている。また、カバー22は、上部機械室4の上部開口部4aに位置する防滴位置(図2〜図4)と、上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間に位置する仕切り位置(図5)との間で変位可能になっている。カバー22の大きさ及び形状は、図3に示すように、上部機械室4の上部開口部4aの範囲に合わせた大きさ及び形状になっている。
ここで、図6は図2のカバー22を示す上面図、図7は図6のカバー22を示す正面図、図8は図6のカバー22を示す側面図である。カバー22は、板状の平面部221と、平面部221の幅方向両端部に設けられている一対の側板部222とを有している。一対の側板部222は、平面部221の幅方向について互いに対向した状態で平面部221に固定されている。この例では、一枚の板の両端部を直角に折り曲げて平面部221及び一対の側板部222が形成されている。
カバー22が防滴位置にあるときには、図2に示すように、上部乗降口床板12の下面に平面部221を対向させた状態でカバー22が配置される。これにより、防滴位置にあるときのカバー22は、上部乗降口床板12から落ちる水を受ける受け皿としての機能を持つ。また、カバー22が仕切り位置にあるときには、図5に示すように、平面部221を上下方向に立てた状態でカバー22が配置される。これにより、仕切り位置にあるときのカバー22は、上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間を仕切るプロテクタとしての機能を持つ。
平面部221には、取っ手223が設けられている。この例では、平面部221の表面及び裏面のそれぞれにU字状の取っ手223が1つずつ固定されている。平面部221には、U字状の取っ手223の両端部が固定されている。
一対の側板部222のそれぞれには、突起部としての複数のローラ224が設けられている。この例では、ローラ224が各側板部222に2つずつ設けられている。共通の側板部222に設けられている各ローラ224は、側板部222に沿った方向について互いに離して配置されている。各ローラ224は、カバー22の幅方向外側へカバー22から突出した状態で側板部222に設けられている。また、一方の側板部222に設けられている一方のローラ224と、他方の側板部222に設けられている他方のローラ224とは、カバー22の幅方向に沿った共通の軸線上に配置されている。一方及び他方のローラ224は、共通の軸線を中心に回転自在になっている。
一対のレール23,24は、図3及び図4に示すように、カバー22の幅方向両側に配置されている。この例では、上部機械室4の幅方向両端部に一対のレール23,24が固定されている。また、一対のレール23,24は、上部機械室4の幅方向について互いに対向した状態で配置されている。さらに、一対のレール23,24は、上部機械室4の幅方向の沿って見たとき、図2及び図5に示すように、上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間に配置されている。
一対のレール23,24は、防滴位置と仕切り位置との間でカバー22の変位を案内する。また、各レール23,24のそれぞれは、図4に示すように、カバー22を防滴位置に保持する第1の保持部材31と、カバー22を仕切り位置に保持する第2の保持部材32とを有している。
ここで、図9は図3の一方のレール23を示す正面図、図10は図9の一方のレール23を示す上面図、図11は図9の一方のレール23を示す側面図である。また、図12は図3の他方のレール24を示す正面図、図13は図12の他方のレール24を示す上面図、図14は図12の他方のレール24を示す側面図である。
各レール23,24では、第1の保持部材31が第2の保持部材32の端部に繋がっている。これにより、第1の保持部材31及び第2の保持部材32は、互いに連続している。また、第1の保持部材31の長手方向は、第2の保持部材32の長手方向に対して直交している。各レール23,24は、第2の保持部材32を上下方向に立て、第2の保持部材32の上端部で第1の保持部材31を水平にした状態で配置されている。この例では、第1の保持部材31を第2の保持部材32の上端部から樋25側へ突出させた状態で各レール23,24が配置されている。
第1の保持部材31及び第2の保持部材32には、カバー22のローラ224が挿入される溝33が設けられている。これにより、各レール23,24の断面形状は、U字状になっている。溝33は、第1の保持部材31及び第2の保持部材32のそれぞれの長手方向に沿って設けられている。第1の保持部材31に設けられている溝33は、第2の保持部材32に設けられている溝33に繋がっている。
一対のレール23,24は、図4に示すように、それぞれの溝33を上部機械室4の幅方向について互いに対向させた状態で配置されている。カバー22は、各レール23,24のそれぞれの溝33にローラ224を挿入した状態で配置されている。カバー22は、各レール23,24のそれぞれの第1の保持部材31及び第2の保持部材32によって溝33に沿って案内されながら、防滴位置と仕切り位置との間で変位される。
樋25は、トラス1の長手方向端部に固定されている。また、樋25は、上部機械室4の幅方向に沿って水平に配置されている。樋25には、図4に示すように、溝34が樋25の長手方向に沿って設けられている。これにより、樋25の断面形状は、U字状になっている。樋25は、溝34の開放部を上方に向けて配置されている。また、樋25の溝34の底部には、樋25を貫通する排水口35が設けられている。樋25の下面には、排水口35から上部機械室4外に達する図示しないホースが繋がっている。
カバー22が防滴位置にあるときには、ローラ224が溝33に挿入されている状態でカバー22の一端部が各レール23,24のそれぞれの第1の保持部材31に保持されているとともに、カバー22の他端部が樋25に載っている。防滴位置にあるときのカバー22は、上部乗降口床板12の下面に平面部221を対向させた状態で配置されている。これにより、樋25は、カバー22が防滴位置にあるときに、カバー22から落ちる水を受けるようになっている。また、カバー22が防滴位置にあるときには、カバー22が樋25に向かって下方へ傾斜している。これにより、カバー22で受けた水は、図3の矢印で示すように、樋25へ導かれた後、樋25の溝34を流れて排水口35から上部機械室4外へ排出される。
カバー22が仕切り位置にあるときには、図5に示すように、複数のローラ224が第2の保持部材32の溝33に挿入されている状態で、各レール23,24のそれぞれの第2の保持部材32に保持されている。これにより、仕切り位置にあるときのカバー22は、平面部221を上下方向に沿って立てた状態で配置されている。
次に、動作について説明する。エスカレータの保守時以外のとき、例えばエスカレータの運転時には、図2に示すように、上部機械室4の上部開口部4aが上部乗降口床板12で塞がれているとともに、各レール23,24のそれぞれの第1の保持部材31及び樋25によってカバー22が防滴位置に保持されている。上部機械室4の上部開口部4aが上部乗降口床板12で塞がっていても、例えば大雨、床清掃等によって水が上部乗降口床板12に及ぶと、上部乗降口床板12とトラス1との間の隙間から水が上部機械室4内に流れ込むおそれがある。
カバー22が防滴位置にあるときには、カバー22が上部乗降口床板12の下面に対向していることから、カバー22が防滴位置にあるときに上部乗降口床板12から水が落ちると、上部乗降口床板12から落ちた水がカバー22で受け止められる。この後、カバー22で受けた水が樋25へ導かれた後、樋25に入った水が樋25の排水口35からホースを通って上部機械室4外へ排出される。
エスカレータの保守時には、図5に示すように、上部乗降口床板12をトラス1から外して上部機械室4の上部開口部4aを開放させた後、カバー22の取っ手223を持って各レール23,24のそれぞれの第1の保持部材31から第2の保持部材32へローラ224を溝33に沿って案内させながら、カバー22を防滴位置から仕切り位置へ変位させる。これにより、上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間がカバー22で仕切られる。
この後、保守員は、上部機械室4内の機器に対する保守作業を上部作業エリア14で行う。保守員が上部作業エリア14で保守作業を行うときには、上部踏段反転部8に対する保守員の接触がカバー22によって防止される。
このような機械室カバー装置21では、上部機械室4の上部開口部4aに位置する防滴位置と、上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間に位置する仕切り位置との間でカバー22が変位可能になっているので、エスカレータの保守時以外のときに、カバー22を防滴位置に変位させることにより、上部乗降口床板12から落ちる水の受け皿としてカバー22を機能させることができるとともに、エスカレータの保守時に、カバー22を仕切り位置に変位させることにより、上部踏段反転部8と上部作業エリア14との間を仕切るプロテクタとしてカバー22を機能させることができる。即ち、受け皿としての機能と、プロテクタとしての機能とをカバー22に兼用させることができる。これにより、部品点数の増加を抑制することができる。また、エスカレータの保守時以外のときには、防滴位置に変位されたカバー22によって上部機械室4内への水の侵入を抑制することができる。これにより、上部機械室4内の機器の防滴構造を簡易な構造にすることができ、コストの増加を抑制することができる。さらに、エスカレータの保守時には、仕切り位置に変位されたカバー22によって上部踏段反転部8に対する保守員の接触をより確実に回避することができるとともに、カバー22が防滴位置から外れることにより上部機械室4内の作業スペースが狭くなることも防止することができる。これにより、エスカレータの保守時には、上部機械室4内での作業負担の軽減化を図ることができる。
また、カバー22が防滴位置にあるときには、カバー22の端部が樋25に載っているので、第1の保持部材31だけでなく樋25によってもカバー22を防滴位置に支持することができる。これにより、カバー22を防滴位置に安定して保持することができる。
また、カバー22が防滴位置にあるときには、カバー22が樋25に向かって下方へ傾斜しているので、カバー22で受けた水をより確実に樋25へ導くことができる。これにより、上部機械室4内への水の侵入をさらに確実に抑制することができる。
また、カバー22には、取っ手223が設けられているので、保守員が取っ手223を持ちながらカバー22を変位させることができ、防滴位置と仕切り位置との間でカバー22を変位させる作業を容易に行うことができる。
また、カバー22を防滴位置に保持する第1の保持部材31と、カバー22を仕切り位置に保持する第2の保持部材32とが互いに連続してレールを構成しており、第1の保持部材31及び第2の保持部材32に案内されながら、カバー22が防滴位置と仕切り位置との間で変位されるので、防滴位置から仕切り位置へのカバー22の変位、及び仕切り位置から防滴位置へのカバー22の変位をさらに容易にすることができる。
なお、上記の例では、各レール23,24において、カバー22を防滴位置に保持する第1の保持部材31と、カバー22を仕切り位置に保持する第2の保持部材32とが互いに連続しているが、第1の保持部材31と第2の保持部材32とを分離して互いに離して配置してもよい。
また、上記の例では、第1の保持部材31及び第2の保持部材32がカバー22を案内するレールの機能を持っているが、第1の保持部材31及び第2の保持部材32は、カバー22を保持する機能を持っていれば、レールの機能はなくてもよい。第1の保持部材31及び第2の保持部材32を、例えばトラス1から水平に突出してカバー22を受ける突起にしてもよい。
また、上記の例では、カバー22の各側板部222に複数のローラ224が設けられ、各ローラ224が各レール23,24に案内されるようになっているが、ローラ224に限定されず、例えばカバー22の各側板部222に複数の棒状の突出部を設け、各突出部を各レール23,24に案内させるようにしてもよい。
また、上記の例では、機械室カバー装置21が上部機械室4にのみ設けられているが、下部機械室5にのみ機械室カバー装置21を設けてもよいし、上部機械室4及び下部機械室5のそれぞれに機械室カバー装置21を設けてもよい。
また、上記の例では、機械室カバー装置21の発明がエスカレータに適用されているが、乗客コンベヤである動く歩道に機械室カバー装置21の発明を適用してもよい。
1 トラス、4 上部機械室、4a 上部開口部、5 下部機械室、5a 上部開口部、8 上部踏段反転部(踏段反転部)、9 下部踏段反転部(踏段反転部)、12 上部乗降口床板(床板)、13 下部乗降口床板(床板)、14 上部作業エリア(作業エリア)、15 下部作業エリア(作業エリア)、21 機械室カバー装置、22 カバー、23,24 レール、25 樋、31 第1の保持部材、32 第2の保持部材、223 取っ手。

Claims (5)

  1. トラスに設けられている機械室の上部開口部に位置する防滴位置と、踏段反転部と前記機械室内の作業エリアとの間に位置する仕切り位置との間で変位可能で、前記防滴位置にあるときに、前記上部開口部を塞ぐ床板の下面に対向した状態で前記床板から落ちる水を受けるカバー、
    前記カバーを前記防滴位置に保持する第1の保持部材、
    前記カバーを前記仕切り位置に保持する第2の保持部材、及び
    前記機械室内に設けられ、前記カバーが前記防滴位置にあるときに前記カバーから落ちる水を受ける樋
    を備えている乗客コンベヤの機械室カバー装置。
  2. 前記カバーが前記防滴位置にあるときには、前記カバーの端部が前記樋に載っている請求項1に記載の乗客コンベヤの機械室カバー装置。
  3. 前記カバーが前記防滴位置にあるときには、前記カバーが前記樋に向かって下方へ傾斜している請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベヤの機械室カバー装置。
  4. 前記カバーには、取っ手が設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の乗客コンベヤの機械室カバー装置。
  5. 前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、互いに連続しており、
    前記カバーは、前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材に案内されながら、前記防滴位置と前記仕切り位置との間で変位される請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の乗客コンベヤの機械室カバー装置。
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