JP5874361B2 - ステアリング装置の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車の操舵輪に舵角を付与する為のステアリング装置の製造方法の改良に関する。具体的には、ステアリングコラムを車体に対して支持する為の支持ブラケットの製造方法を低コストで実現するものである。
自動車用の操舵装置は、図24に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、前記ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続し、この中間シャフト8の前端部を、別の自在継手9を介して、前記入力軸3に接続している。
この様な操舵装置で、運転者の体格や運転姿勢に応じて、前記ステアリングホイール1の上下位置を調節する為のチルト機構や、前後位置を調節する為のテレスコピック機構が、従来から広く知られている。このうちのチルト機構を構成する為に、前記ステアリングコラム6を車体10に対して、幅方向(幅方向とは、車体の幅方向を言い、左右方向と一致する。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)に設置した枢軸11を中心とする揺動変位を可能に支持している。又、前記ステアリングコラム6の後端寄り部分に固定した可動側ブラケットを、前記車体10に支持した支持ブラケット12に対して、上下方向及び前後方向(前後方向とは、車体の前後方向を言う。本明細書及び特許請求の範囲全体で同じ。)の変位を可能に支持している。又、前後方向の変位を可能とするテレスコピック機構を構成する為に、前記ステアリングコラム6を、アウタコラム13とインナコラム14とをテレスコープ状に伸縮自在に組み合わせた構造とし、前記ステアリングシャフト5を、アウタチューブ15とインナシャフト16とを、スプライン係合等により、トルク伝達自在に、且つ、伸縮自在に組み合わせた構造としている。又、図示の例は、電動モータ17を補助動力源として前記ステアリングホイール1を操作する為に要する力の低減を図る、電動式パワーステアリング装置も組み込んでいる。尚、上述した様なチルト機構やテレスコピック機構を備えたステアリング装置の構造、及びその操作方法は、特許文献1〜4に記載される等して、従来から広く知られている為、詳しい説明は省略する。
ところで、近年に於ける車両の小型化、及び軽量化に伴い、前述した様なステアリング装置の小型化、軽量化が要求されている。
図25は、特許文献4に記載されているステアリング装置の構造を示している。このステアリング装置を構成する支持ブラケット12aは、1対の中間ブラケット部材18、18と、連結板部19とを備えている。
このうちの両中間ブラケット部材18、18は、それぞれが断面L字状であり、上部に設けられた取付板部20、20と、これら取付板部20、20と一体にこれら両取付板部20、20の幅方向内端縁から、それぞれが下方に垂れ下がった状態で設けられた支持板部21、21とから成る。又、前記両取付板部20、20に、これら両取付板部20、20の後端縁に開口する状態で、切り欠き22、22が形成されている。又、前記支持板部21、21に、上下方向に長いチルト用長孔36、36が形成されている。この様な両中間ブラケット部材18、18は、前記両支持板部20、20の幅方向内側面同士を対向させると共に、幅方向に関して離隔した状態で配置している。
又、前記連結板部19は、前記両中間ブラケット部材18、18とは別体に設けられた板状部材であり、これら両中間ブラケット部材18、18の両取付板部20、20同士の間に掛け渡される状態で、その両端部がこれら両取付板部20、20の幅方向内端縁に、溶接により結合されている。
尚、前記支持ブラケット12aは、前記両取付板部20、20の各切り欠き22、22に組み付けられたカプセル23、23及びボルト(図示省略)を介して、車体(又は車体に固定された部材)に対して支持されている。この様にして、二次衝突時に運転者に加わる衝撃を緩和する為に、ステアリングコラム6aを車体(又は車体に固定された部材)に対し、前方に向いた大きな力が加わった場合に脱落する様に支持している。この様な支持ブラケット12aの車体に対する支持構造、及びこの支持ブラケット12aが組み込まれたステアリング装置の構造に関しては、特許文献5〜8に記載される等して、従来から広く知られている構造と同様であり、本発明の要点でもない為、詳しい説明は省略する。
前述した様なステアリング装置を構成する支持ブラケット12aの構造の場合、前記支持ブラケット12aの幅方向に関する寸法を小さくして、前記ステアリング装置の幅方向に関する小型化、及び軽量化を図れる。即ち、前記支持ブラケット12aは、前記両中間ブラケット部材18、18を形成した後、前記連結板部19を、これら両中間ブラケット部材18、18の両取付板部20、20の幅方向内端縁に溶接により結合して造られる。この為、前記連結板部19の幅方向寸法を、前記ステアリング装置を小型化、及び軽量化する為に必要な寸法に合わせて適宜設定する事ができる。
但し、前記ステアリング装置を構成する支持ブラケット12aの場合、前記両中間ブラケット部材18、18と、前記連結板部19とを別体として設けている。この為、部品管理コストの低減を図る面からは不利である。又、前記両中間ブラケット部材18、18と、前記連結板部19とを溶接により結合している。この様な溶接の作業は面倒であり、作業コストの低減を図る面からは不利である。
特開2001−322552号公報 特開2008−302751号公報 特開2008−100597号公報 特開2000−302048号公報 特開2004−182216号公報 特開2004−338509号公報 特開2005−53349号公報 特開2005−96731号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ステアリング装置を構成する支持ブラケットの製造方法を工夫する事により、このステアリング装置の小型化及び軽量化を低コストで実現すべく発明したものである。
本発明の製造方法の対象となるステアリング装置は、ステアリングコラムと、ステアリングシャフトと、ステアリングホイールと、支持ブラケットとを備える。
このうちのステアリングコラムは、車体に支持される。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内側に回転自在に支持されている。
又、前記ステアリングホイールは、前記ステアリングシャフトの後端部で前記ステアリングコラムの後端部から突出した部分に固定されている。
又、前記支持ブラケットは、前記ステアリングコラムを前記車体に支持する為のものであり、上部に設けられた左右1対の取付板部と、これら両取付板部の幅方向内側からそれぞれが下方に垂れ下がった1対の支持板部と、これら両取付板部同士を幅方向に連続させる連続部とを有している。この様な支持ブラケットは、前記両支持板部により前記ステアリングコラムの中間部を幅方向両側から挟む状態で、前記両取付板部により車体に対し支持される。この様な支持ブラケットは、具体的には、1枚の板状の素材に塑性加工を施す事により成形されたものである。
特に、本発明のステアリング装置の製造方法の場合、前記両支持板部の上端縁は、前記両取付板部の幅方向内端縁に連続している。一方、これら両支持板部の下端縁は、他の部分と結合されていない自由端である。
又、前記連続部は、この連続部に相当する前記素材の一部に塑性加工を施す事により、この素材の状態よりも幅方向に関する寸法が小さくなった塑性変形部を有する。又、前記連続部は、前記両取付板部の間に掛け渡す状態で、この連続部の幅方向両端縁が、これら両取付板部の内端縁のうちの前記両支持板部が配置された以外の部分に連続している。
この様な構成を有する支持ブラケットを形成すべく、本発明のステアリング装置の製造方法の場合、前記素材として、前記両取付板部のそれぞれの幅方向に関する寸法をAとし、前記両支持板部のそれぞれの上下方向に関する寸法をBとし、前記素材の幅方向に関する寸法をCとし、前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法をDとした場合に、2(A+B)>D、且つ、C>Dの関係を満たすものを使用する。
又、上述の様な本発明のステアリング装置の製造方法を実施する場合には、具体的に、請求項2に記載した発明の様に、1枚の板状の素材から成る中間ブラケット素材を形成する工程を有する。
この中間ブラケット素材は、1対の中間取付板部と、1対の中間支持板部と、中間連続部とを備える。
このうちの両中間取付板部は、幅方向に関して互いに離隔した状態で設けられている。
又、前記両中間支持板部は、それぞれの幅方向に関する一端が前記両中間取付板部の幅方向内端縁に連続している。一方、これら両中間支持板部の幅方向に関する他端は、他の部分と結合されていない自由端である。
又、前記中間連続部は、前記両中間取付板部同士の間に掛け渡す状態で、その幅方向両端縁を、これら両中間取付板部の幅方向内端縁のうちの前記両中間支持板部が配置された以外の部分に連続している。
又、前記中間ブラケット素材を形成した後、前記両中間支持板部を、前記両中間取付板部の幅方向内端縁からそれぞれが下方に垂れ下がった状態に塑性変形させると共に、前記中間連続部を、この中間連続部の幅方向に関する寸法が小さくなる様に塑性変形させる事により、支持ブラケットを形成する。
そして、前記両中間取付板部のそれぞれの幅方向に関する寸法をaとし、前記両中間支持板部のそれぞれの幅方向に関する寸法をbとし、前記中間ブラケット素材の幅方向に関する寸法をCとし、前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法をDとした場合に、2(a+b)>D、且つ、C>Dの関係を満たす様にする。
この様な請求項2に記載した発明を実施する場合に、具体的には請求項3に記載した発明の様に、前記中間連続部を前後方向に塑性変形させる事により、この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする。
又、上述した様な請求項2〜3に記載した発明を実施する場合に、具体的には請求項4に記載した発明の様に、前記中間連続部を上下方向に塑性変形させる事により、この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする。
又、上述した様な請求項3〜4に記載した発明を実施する場合に、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記中間連続部を、この中間連続部の厚さが大きくなる様に塑性変形させる事により、この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする、
又、上述した様な請求項2〜5に記載した発明を実施する場合に、好ましくは請求項6に記載した発明の様に、前記中間連続部の前後方向中間部に、幅方向に長いスリットを形成する。そして、この中間連続部を、この中間連続部のうちのこのスリットを前後方向に挟んだ部分同士の距離が大きくなる様に塑性変形させる事により、前記中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする。
又、上述した様な請求項2〜6に記載した発明を実施する場合に、好ましくは請求項7に記載した発明の様に、前記中間連続部のうちの、塑性変形の起点とする部分に、切り欠きを設ける。
本発明のステアリング装置の製造方法によれば、このステアリング装置の小型化、及び軽量化を低コストで実現できる。
先ず、前記ステアリング装置の小型化、及び軽量化は、本発明の対象であるステアリング装置を構成する支持ブラケットの連続部に塑性変形部を設けている事により図る事ができる。即ち、前記塑性変形部を形成する際、素材のうちの前記連続部に相当する部分の幅方向に関する寸法を、前記小型化、及び軽量化の為に必要となる所望の寸法まで塑性変形させる事により小さくできる。その結果、前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法が小さくなり、前記ステアリング装置の小型化、及び軽量化を図れる。
又、低コストで実現できる理由は、前記支持ブラケットを1枚の板状の素材に塑性加工を施す事により一体に形成しているからである。即ち、本発明の対象となるステアリング装置を構成する支持ブラケットの場合、1対の取付板部、及び1対の支持板部、及び連続部を(溶接する事なく)一体に構成している。この為、前述した従来構造の様に、取付板部及び支持板部を構成する1対の中間ブラケット部材と連続板部とを別体で設けた支持ブラケットの構造と比べて、部品管理コストを抑えられる事に加えて、生産性の向上を図る事ができる。又、溶接などの面倒な作業が不要である為、作業コストを抑えられる。これらの結果、前記支持ブラケットの製造コスト、延いては前記ステアリング装置の製造コストの低減を図れる。
又、本発明のステアリング装置の製造方法の場合、1枚の板状の素材から成る中間ブラケット素材の中間連続部に塑性加工を施して、支持ブラケットの連続部の幅方向に関する寸法を、この中間連続部の幅方向に関する寸法よりも小さくする工程を有する。この為、前記支持ブラケットの小型化、及び軽量化、延いてはステアリング装置全体の小型、軽量化を図れる。
又、本発明のステアリング装置の製造方法の場合、面倒な作業である溶接が不要である。この為、支持ブラケットの製造コストの低減、延いてはステアリング装置の製造コストの低減を図れる。
又、請求項3に記載した発明の場合、中間連続部を前後方向に塑性変形させる事により
この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくしている。この為、前記ステアリング装置が、支持ブラケットの連続部の上下方向の空間に周辺部材が存在する様な構造の場合にも、前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法を小さくできる。
又、請求項4に記載した発明の場合、前記中間連続部を上下方向に塑性変形させる事によりこの中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくしている。この為、前記ステアリング装置が、支持ブラケットの連続部の前後方向の空間に周辺部材が存在する様な構造の場合にも、前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法を小さくできる。
尚、前記ステアリング装置を構成する支持ブラケットの連続部の周囲に存在する、他の部材との配置関係を考慮して、請求項3〜5に記載した発明を、適宜組み合わせて実施すれば、前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法を、より効果的に小さくできる。
又、請求項6に記載した発明の場合、前記中間連続部にスリットを形成して、この中間連続部のうちの、このスリットを前後方向に挟んだ部分同士の距離が大きなる様に塑性変形させる事により、前記中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくしている。この為、この中間連続部を塑性変形させる為に要する力を小さくできる。
又、請求項7に記載した発明の場合、前記中間連続部のうちの、前記塑性加工の起点としたい部分に、切り欠きを設けている。この為、この中間連続部を塑性変形させる為に要する力を小さくできると共に、塑性加工の精度の向上を図れる。
本発明の実施の形態の第1例を示す、支持ブラケットの平面図。 同じく、支持ブラケットを図1の下方から見た図。 同じく、図2の右側から見た図。 中間ブラケット素材の平面図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図1と同様の図。 同じく、図2と同様の図。 同じく、図3と同様の図。 本発明の実施の形態の第3例を示す、図1と同様の図。 同じく、図2と同様の図。 同じく、図4と同様の図。 本発明の実施の形態の第4例を示す、図1と同様の図。 同じく、図2と同様の図。 同じく、図4と同様の図。 本発明の実施の形態の第5例を示す、図1と同様の図。 同じく、図2と同様の図。 同じく、図4と同様の図。 本発明の実施の形態の第6例を示す、図1と同様の図。 同じく、図2と同様の図。 同じく、図4と同様の図。 本発明の実施の形態の第7例を示す、図1と同様の図。 同じく、図2と同様の図。 同じく、図4と同様の図。 同じく、ステアリング装置を組み立てた状態を示す斜視図。 ステアリング装置を組み込んだ自動車用操舵装置の1例を示す、部分切断側面図。 従来から知られているステアリング装置の1例を示す縦断側面図
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項1〜3、5〜6に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例を含め、本発明の特徴は、対象となるステアリング装置を構成する支持ブラケット12bの構造、及びその製造方法を工夫した点にある。尚、本例は、本発明を前記図24に示した構造と同様に、ステアリングホイール1(図24参照)の上下位置を調節する為のチルト機構や、前後位置を調節する為のテレスコピック機構を備えた構造に対して適用している。但し、本発明は、チルト機構、或いはテレスコピック機構、の何れか一方のみを備えた構造、又は、これら両機構を何れも備えていない構造のステアリング装置に対しても適用できる。この様なチルト機構、及びテレスコピック機構を含め、本発明の特徴部分以外の構造、及びその操作方法は、前記図24〜25に示した構造を含め、従来から知られているステアリング装置の構造と同様であるから、従来と同様に構成する部分に就いては、図示並びに説明を、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12bは、前記図25に示した従来構造のステアリング装置を構成する支持部ラケット12aの基本構造と同様に、1対の取付板部24、24と、1対の支持板部25、25と、連続部26とを有する。但し、本例の場合、これら各部24、25、26を、図4に示す様な1枚の金属製の板状の中間ブラケット素材27に塑性加工を施す事により、一体に形成している。
このうちの両取付板部24、24は、幅方向(図1〜2、4の左右方向)に離隔した状態で設けられている。又、前述した従来構造と同様に、前記両取付板部24、24の後端縁に、この後端縁(図1、4の下方、図2の表側、図3の左側)に開口する状態で切り欠き22、22が形成されている。これら各切り欠き22、22は、前述した従来構造と同様に、カプセル23、23(図25参照)を組み付ける為のものである。又、前記各切り欠き22、22よりも前方(図1の上側)に、前記各カプセル23、23の前端縁に形成された係止片28、28(図23参照)を係止する為の係止孔29、29(又は、係止溝)が形成されている。
又、前記両支持板部25、25は、それぞれの上端縁(図1の手前側、図2〜3の上側)を、前記両取付板部24、24の幅方向内端縁に連続した状態で設けられている。一方、それぞれの下端縁を、何れの部分とも連続されていない、自由端としている。又、前記両支持板部25、25の後端縁から、幅方向外方に折れ曲がった状態で、補強用折り曲げ板部30、30が形成されている。これら各補強用折り曲げ板部30、30の上端縁は、前記両取付板部24、24の後端縁のうちの、幅方向内端寄り部分に連続している。
又、前記連続部26は、1対の連続部素子31a、31bから成る。これら両連続部素子31a、31bの幅方向両端縁は、前記両取付板部24、24の幅方向内端縁のうちの前端寄り部分(前記両支持板部25、25の上端縁が連続する部分よりも前方部分)に連続している。又、前記両連続部素子31a、31bのうちの、前方に設けられた連続部素子31aは、その幅方向両端縁から幅方向内側(幅方向中央)に向かう程、前方に傾斜した状態に設けられている。一方、後方に設けられた連続部素子31bは、その幅方向両端縁から幅方向内側に向かう程、後方に傾斜した状態に設けられている。即ち、前記連続部素子31aの後側面と、前記連続部素子31bの前側面との間隔は、幅方向内側に向かう程大きい。尚、本例の場合、前記両連続部素子31a、31bが、特許請求の範囲に記載した塑性変形部に相当する。
又、前記支持ブラケット12bは、前記両取付板部24、24のそれぞれの幅方向に関する寸法をAとし、前記両支持板部25、25のそれぞれの上下方向に関する寸法をBとし、前記中間ブラケット素材27の幅方向に関する寸法をC(図4参照)とし、前記支持ブラケット12bの幅方向に関する寸法をDとした場合に、2(A+B)>D、且つ、C>Dの関係を満たしている。
前述した様な構成を有する支持ブラケット12bは、次の様な手順で造る。先ず、1枚の金属製の板状素材に、プレスによる打ち抜き成形等を施す事により、前記中間部ラケット素材27を形成する。この中間ブラケット素材27は、1対の中間取付板部32、32と、1対の中間支持板部33、33と、中間連続部34とを有する。
このうちの両中間取付板部32、32は、塑性加工後に前記支持ブラケット12bの両取付板部24、24となる部分であり、前記中間ブラケット素材27のうちの、図4の鎖線α、αよりも幅方向に関して外側部分に設けられている。即ち、これら両中間取付部32、32は、幅方向に関して互いに離隔した状態で設けられている。又、これら両中間取付部32、32の後端縁に、この後端縁に開口する状態で、前記各切り欠き22、22を形成している。
又、前記両中間支持板部33、33は、塑性加工後に前記両支持ブラケット12bの両支持板部25、25となる部分であり、前記中間ブラケット素材27のうちの、図4の鎖線α、αよりも幅方向に関して内側部分、且つ、鎖線β、βよりも後方部分(図4の下側部分)に設けられている。
この様な両中間支持板部33、33は、それぞれの幅方向に関する外端縁{前記両支持板部25、25の上端縁(図2の上側)に相当する端縁}を前記両中間取付板部32、32の幅方向内端縁(前記鎖線α、αの位置)に連続している。一方、前記両中間支持板部33、33の幅方向に関する内端縁{前記支持板部25、25の下端縁(図2の下側)に相当する端縁}を自由端としている。即ち、前記両中間支持板部33、33の幅方向に関する内端縁同士は、幅方向に関して互いに離隔している。
又、前記中間連続部34は、塑性加工後に前記支持ブラケット12bの連続部26となる部分であり、前記中間ブラケット素材27のうちの、図4の鎖線α、αよりも幅方向に関して内側部分、且つ、鎖線β、βよりも前方部分(図4の上側部分)に設けている。この様な前記中間連続部34は、前記両中間取付板部32、32同士の間に掛け渡す状態で、その幅方向両端縁を、これら両中間取付板部32、32の幅方向内端縁のうちの前端寄り部分(前記両中間支持板部33、33が配置された以外の部分)に連続している。又、前記中間連続部34の前後方向に関する中央部に、この中間連続部34の幅方向に関する全長に亙るスリット35を形成している。又、この中間連続部34のうちの、このスリット35を前後方向に挟む部分を、1対の中間連続部素子37、37としている。これら両中間連続部素子37、37が、塑性加工後に前記両連続部素子31a、31bとなる部分である。
この様に構成する中間ブラケット素材27は、前記両中間取付板部32、32のそれぞれの幅方向に関する寸法をaとし、前記両中間支持板部33、33のそれぞれの幅方向に関する寸法をbとした場合に、前記中間ブラケット素材27の幅方向に関する寸法Cとの間に、2(a+b)<Cの関係を満たしている。尚、本例の場合、前記両中間取付板部32、32のそれぞれの幅方向に関する寸法aは、前記両取付板部24、24のそれぞれの幅方向に関する寸法Aとほぼ等しい(a≒A)。又、前記両中間支持板部33、33のそれぞれの幅方向に関する寸法bは、前記両支持板部25、25のそれぞれの上下方向に関する寸法Bとほぼ等しい(b≒B)。
前述した様な中間ブラケット素材27を形成した後、この中間ブラケット27にプレス加工等の塑性加工を施す事により、前記支持ブラケット12bを形成する。尚、この様な塑性加工は1つの工程で行っても良いし、複数の工程に分けて行っても良い。以下に、この塑性加工を施す部分毎の説明をする。
前記両支持板部25、25を形成する為に、前記両中間支持板部33、33を、前記両中間取付板部32、32に対して、これら両中間支持板部33、33の幅方向外端縁(図4に鎖線αで示す部分)を起点として、下方に直角に折り曲げる。この様にして、前記両支持板部25、25を形成する。又、これら両支持板部25、25を形成すると共に、前記各補強用折り曲げ板部30、30も形成する。
又、前記連続部26を形成する為に、前記中間連続部34に、この中間連続部34のスリット35の前後方向に関する寸法が大きくなる(中間連続部素子37、37同士の前後方向に関する距離が大きくなる)様な塑性加工を施す。本例の場合、前記スリット35の前後方向に関する寸法が、幅方向中央で最も大きい菱形状になる様に、塑性加工を施している。この様にして、前記連続部26(連続部素子31a、31b)の幅方向に関する寸法を、前記中間連続部34(中間連続部素子37、37)の幅方向に関する寸法よりも小さくしている。尚、本例の場合、前述した様に、前記連続部26の両連続部素子31a、31bの全体が、特許請求の範囲に記載した塑性変形部に相当する。但し、前述した様な前記中間連続部34に施す塑性加工により、塑性変形される部分が、前記連続部26の一部である場合には、この一部が特許請求の範囲に記載した塑性変形部に相当する部分である。
又、本例の場合、前記中間連続部34(中間連続部素子37、37)を塑性変形させる方向は、前後方向のみである。但し、この様な塑性加工に加えて、前記中間連続部26の厚さ(上下方向、又は前後方向の厚さ)寸法が大きくなる様な塑性加工を施す事もできる。この様な塑性加工を施せば、前記中間連続部26の幅方向に関する寸法を、より効果的に小さくする事ができる。
前述した様な塑性加工を施した後、前記両取付板部24、24、或いは両支持板部25、25に、打ち抜き加工、又は切削加工等を施して各挿通孔(例えば、前記各係止孔29、29、チルト用長孔36等)を形成する。尚、前述した塑性加工の際に、前記各挿通孔が歪む可能性がなければ、これら各挿通孔を、前記中間ブラケット素材27の段階で形成しておく事もできる。
上述の様な本例のステアリング装置によれば、このステアリング装置の小型化、及び軽量化を低コストで実現できる。
先ず、前記ステアリング装置の小型化、及び軽量化は、このステアリング装置を構成する前記支持ブラケット12bの連続部26の幅方向に関する寸法を小さくできる事で図れる。即ち、本例の場合、前記中間ブラケット素材27に塑性加工を施して前記支持ブラケット12bを形成する際、前記連続部26の幅方向に関する寸法を、小型化、及び軽量化の為に必要とされる寸法まで塑性変形させる事ができる。その結果、前記支持ブラケット12bの幅方向に関する寸法が小さくなり、前記ステアリング装置の小型化、及び軽量化を図れる。
又、低コストで実現できる理由は、1枚の板状の素材から成る前記中間ブラケット素材27に塑性加工を施して、前記支持ブラケット12bを一体に形成しているからである。
即ち、本発明の場合、前記両取付板部24、24及び前記両支持板部25、25及び前記連続部26を(溶接する事なく)一体に構成している。この為、前述した従来構造の様に、取付板部20、20(図25参照)及び支持板部21、21を構成する1対の中間ブラケット部材18、18と連続板部19とを別体で設けた支持ブラケット12aの構造と比べて、部品管理コストを抑えられる事に加えて、生産性の向上を図れる。又、溶接などの面倒な作業が不要である為、作業コストを抑える事ができる。これらの結果、前記支持ブラケット12bの製造コスト、延いては前記ステアリング装置の製造コストを抑えられる。
[実施の形態の第2例]
図5〜7は、請求項1〜6に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12cの連続部26aは、前述した実施の形態の第1例と同様の中間ブラケット素材27(図4参照)の中間連続部34(中間連続部素子37、37)を、前後方向だけでなく、上方にも塑性変形して造っている。尚、前記支持ブラケット12cのうちの、前記連続部26a以外の部分の構造(塑性変形の状態)は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
即ち、前記連続部26aを構成する1対の連続部素子38a、38bのうちの、前方に配置された連続部素子38aは、幅方向両外端から中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、斜め前上方に傾斜した1対の傾斜部39a、39aとしている。又、幅方向中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、前方にのみ傾斜し、且つ上下方向に関して変化しない平坦部40aとしている。
一方、後方に配置された連続部素子38bは、幅方向外端から中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、斜め後上方に傾斜した1対の傾斜部39b、39bとしている。又、幅方向中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、後方にのみ傾斜し、且つ上下方向に変化しない平坦部40bとしている。
この様な本例のステアリング装置の場合、前記中間連続部34(連続部素子38a、38b)を、前後方向に加えて上方にも塑性変形させて、前記連続部26aを形成している。この為、前記中間連続部34(連続部素子38a、38b)の幅方向に関する寸法を効果的に小さくできる。その結果、前記支持ブラケット12cの幅方向に関する小型化、延いてはステアリング装置全体の小型化、及び軽量化を図れる。
尚、本例は、組み付け状態に於いて、前記連続部26aの上方に、この連続部26aと干渉する部材が存在しない様なステアリング装置の構造に適用する事ができる。
又、本例の場合、前記中間連続部34(連続部素子38a、38b)を上方に塑性変形させている。但し、組み付け状態で、前記連続部26aの下方に存在する部材{例えば、ステアリングコラム6a(図25参照)}と干渉しない程度に、前記中間連続部34(連続部素子38a、38b)を下方に塑性変形させて、連続部を形成する事もできる。その他の構造、及び作用・効果は前記述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
図8〜10は、請求項1〜6に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12dの場合、連続部26bを構成する1対の連続部素子31c、31dを、それぞれの幅方向両外端から幅方向内側(幅方向中央)に向かうほど、前後方向に関する寸法が大きくなる状態で形成している。尚、前記連続部26b(連続部素子31c、31d)の塑性変形の方向等を含む、その他の前記支持ブラケット12dの構造は、前述した実施の形態の第2例と同様である。
又、上述した様な支持ブラケット12dを造る為に、中間ブラケット素材27aの中間連続部34aの前後方向に関する中央部に、幅方向内側(幅方向中央)に向かう程、前後方向に関する幅が大きくなるスリット35aを形成している。
又、前記中間連続部34aのうちの、このスリット35aの前後方向に存在する、1対の中間連続部素子41a、41bを、幅方向中央に向かう程、前後方向の厚さが大きくなる状態に形成している。その他の前記中間ブラケット素材27aの構造は前述した実施の形態の各例と同様である。
そして、前記中間ブラケット素材27aに、前述した実施の形態の第2例と同様の方法で塑性加工を施す事により、前記支持ブラケット12dを形成している。
この様な本例のステアリング装置の場合、前述した様な状態で前記スリット35aを形成している。この為、前記中間連続部34a(中間連続部素子41a、41b)が菱形状に塑性変形し易い。その他の構造、及び作用・効果は前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第4例]
図11〜13は、総ての請求項に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12eの場合、連続部26cを構成する1対の連続部素子31e、31fのうちの、前側の連続部素子31eの後側面の幅方向両端部及び幅方向中央部に切り欠き43a、43aを形成している。一方、後側の連続部素子31fの前側面の幅方向両端部及び幅方向中央部に切り欠き43b、43bを形成している。前記支持ブラケット12eのその他の部分の構造は、前述した実施の形態の第2例と同様である。
又、上述の様な支持ブラケット12eを造る為に、中間ブラケット素材27bの中間連続部34bに形成したスリット35bを、このスリット35bの前後方向に関する内側面(後述する中間連続部素子42aの後側面と、中間連続部素子42bの前側面)同士が、幅方向に関して全長に亙り近接対向している状態に形成している。
又、前記中間連続部34bのうちの、前記スリット35bよりも前側の中間連続部素子42aの後側面の幅方向両端部及び幅方向中央部に、前記各切り欠き43a、43aを形成している。一方、前記スリット35bよりも後側の中間連続部素子42bの前側面の幅方向両端部及び幅方向中央部に、前記各43b、43bを形成している。その他の前記中間ブラケット素材27bの構造は前述した実施の形態の各例と同様である。
この様な中間ブラケット素材27bは、1枚の金属製の板状部材に打ち抜き成形等を施す事により、前記スリット35b及び各切り欠き43a、43b以外の部分を形成した後、カッター、ドリル等による切削加工を施して、前記スリット35b及び各切り欠き43a、43bを形成して造る。尚、このスリット35b及びこれら各切り欠き43a、43bを、前記打ち抜き成形の際、同時に形成する事もできる。
尚、前記中間ブラケット素材27bに塑性加工を施して、前記支持ブラケット12eを形成する方法は、前記中間連続部34b(中間連続部素子42a、42b)を塑性変形させる方向等を含め、前述した実施の形態の第2例と同様である。
この様な本例のステアリング装置の場合、前記スリット35bの前後方向に関する寸法を小さくしている。この為、前記中間連続部34bを構成する両中間連続部素子42a、42bの前後方向に関する寸法を、前述した実施の形態の第1例、第2例の各中間連続部素子37、37と同様に確保した場合でも、前記中間連続部34b全体の前後方向に関する寸法を小さくする事ができる。その結果、前記中間ブラケット素材27bの両取付板部24、24の前後方向の寸法を小さくして、前記支持ブラケット12eの小型化、延いてはステアリング装置全体の小型化、軽量化を図れる。
又、前記中間連続部34bの前後方向に関する寸法を、前述した実施の形態の第1例、第2例の中間連続部34と同様にした場合でも、前記両中間連続部素子42a、42bの前後方向に関する寸法を前述した実施の形態の第1例、第2例の前記各中間連続部素子37、37の前後方向に関する寸法よりも大きく確保できる。この為、前記支持ブラケット12eの連続部26c(連続部素子31e、31f)の剛性を高くできる。
又、前記各中間連続部素子42a、42b(連続部素子31e、31f)に前記各切り欠き43a、43bを形成している。この為、前記中間連続部34bに塑性加工を施す際、これら各切り欠き43a、43bが形成された部分が、塑性変形の起点となり、塑性変形後の寸法精度の安定化を図れる。その他の構造、及び作用・効果は前記実施の形態の第2例と同様である。
[実施の形態の第5例]
図14〜16は、総ての請求項に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12fの場合、連続部26dを構成する連続部素子31g、31hのうちの、前側の連続部素子31gの前後方向に関する寸法Wを、後側の連続部素子31hの前後方向に関する寸法Wよりも大きくしている(W>W)。又、前記連続部素子31gの後側面の幅方向両端部に、前述した実施の形態の第4例と同様に切り欠き43a、43aを形成している。一方、前記連続部素子31hの前側面の幅方向両端部に、切り欠き43b、43bを形成している。尚、前記連続部素子31gの後側面の幅方向中央部、又は前記連続部素子31hの前側面の幅方向中央部に切り欠きを設ける事もできる。特に、前後方向に関する寸法が大きい、前記連続部素子31gの後側面の幅方向中央部に切り欠きを設ければ、塑性加工の際の加工力を抑える事ができる。その他の前記支持ブラケット12fの構造は、前述した実施の形態の第2例と同様である。
又、上述した様な支持ブラケット12fを造る為に、中間ブラケット素材27cの中間連続部34cの前後方向に関する中央位置よりも後方寄りの部分に、この中間連続部34cの幅方向に関する全長に亙るスリット35cを形成している。即ち、本例の場合、この中間連続部34cのうちの、このスリット35cよりも前方側に位置する中間連続部素子44aの前後方向に関する寸法wが、同じく後方側に位置する中間連続部素子44bの前後方向に関する寸法wよりも大きい(w>w)。尚、前記中間ブラケット素材27cは、前述した実施の形態の第4例と同様に、1枚の金属製の板状部材に打ち抜き成形等を施す事により、前記スリット35c以外の部分を形成した後、カッター等による切削加工により形成する。又、このスリット35cを、前記打ち抜き成形の際、同時に形成する事もできる。その他の前記中間ブラケット素材27cの構造は前述した実施の形態の各例と同様である。
又、この様な中間ブラケット素材27cに塑性加工を施して、前記支持ブラケット12fを形成する方法は、前記中間連続部34cを塑性変形させる方向等を含め前述した実施の形態の第2例と同様である。
この様な本例のステアリング装置の場合、前記支持ブラケット12f(中間ブラケット素材27c)の連続部26d(中間連続部34c)を構成する前記各連続部素子31g、31h(中間連続部素子44a、44b)のうちの、前側の連続部素子31g(中間連続部素子44a)の、前後方向に関する寸法W(w)を、前述した実施の形態の各例よりも大きくしている。この為、前記連続部素子31g(中間連続部素子44a)の前後方向に関する剛性を大きくできる。その結果、二次衝突により前記支持ブラケット12fが前方に変位して、この支持ブラケット12fの周囲に存在する他の部材と干渉した際に生じる衝撃を、前記連続部26dの連続部素子31gにより吸収する事ができる。尚、前記スリット35cの、前後方向に関する位置(前記連続部素子31gの前後方向に関する寸法W)は、上述の様な衝撃吸収の効果の程度を考慮して、適宜設定する事ができる。その他の構造、及び作用・効果は前記実施の形態の第2例と同様である。
[実施の形態の第6例]
図17〜19は、請求項1〜5、7に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12gの場合、連続部26eは、幅方向両外端から中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、斜め後上方に傾斜した1対の傾斜部39c、39cとしている。又、幅方向中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、後方にのみ傾斜し、且つ上下方向に関して変化しない平坦部40cとしている。又、この連続部26eの後側面の幅方向中央に切り欠き45を形成している。その他の前記支持ブラケット12gの構造は、前述した実施の形態の第2例と同様である。
又、上述した様な支持ブラケット12gを造る為、中間ブラケット素材27dの中間連続部34dに、前述した実施の形態の各例の様なスリット35〜35cを形成していない。又、前記中間連続部34dを、その幅方向両外端から幅方向内側(幅方向中央)に向かう程、後方に僅かに傾斜させている。又、この中間連続部34dの後端縁のうちの幅方向中央部分に、切り欠き45を形成している。尚、この切り欠き45に加えて、前記中間連続部34dの前端縁の幅方向中央部に、切り欠きを設ける事もできる。その他の前記中間ブラケット素材27dの構造は前述した実施の形態の各例と同様である。
本例の場合、前記中間ブラケット素材27dの中間連続部34dを、この中間連続部34dのうちの幅方向中央よりも幅方向一方(図19の左側)に存在する部分と、同じく幅方向他方(図19の右側)に存在する部分との成す角θが、小さくなる方向に塑性変形させる(後方に塑性変形させる)と共に、前述した実施の形態の第2例と同様に前記中間連続部34dを上方にも塑性変形させる。
前述した様な支持ブラケット12gにより構成する本例のステアリング装置の場合、前記中間連続部34dを、前後方向に関しては、後方にのみ塑性変形させている。この為、前記支持ブラケット12gの連続部26eが、両取付板部24、24の前端縁よりも前方に突出する事がなく、二次衝突時に前記連続部26eが、前記支持ブラケット12gの前方に存在する部材と干渉する事の防止を図れる。その結果、二次衝突時のコラプスストローク{二次衝突の発生時にステアリングコラム(図24参照)の全長が収縮可能な量(アウターコラム13とインナーコラム14とが軸方向に相対変位可能な量)}を確保し易い。その他の構造、及び作用・効果は前記実施の形態の第2例と同様である。
[実施の形態の第7例]
図20〜23は、請求項1〜2、4〜5に対応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12hの場合、連続部26fを上方にのみ塑性変形した状態で設けている。
即ち、前記連続部26fは、幅方向両外端から中央寄り部分を、幅方向内側に向かう程、上方に傾斜した1対の傾斜部39d、39dとしている。これら両傾斜部39d、39dは、前後方向には傾斜させていない。又、幅方向中央寄り部分を、前後方向、及び上下方向に関して変化しない平坦部40dとしている。その他の前記支持ブラケット12hの構造は、前述した実施の形態の第2例と同様である。
上述した様な支持ブラケット12hを造る為、中間ブラケット素材27eの中間連続部34eに、前述した実施の形態の1〜5例の様なスリット35〜35cを形成していない。又、前記中間連続部34eは、前後方向に関して傾斜していない。その他の前記中間ブラケット素材34eの構造は前述した実施の形態の各例と同様である。
本例の場合、この様な中間ブラケット素材27eの中間連続部34eを、前後方向に関しては塑性変形させず、上方にのみ塑性変形させて、前記支持ブラケット12hの連続部26fを形成する。
この様な本例のステアリング装置の場合、図23に示す様に、前記支持ブラケット12hの前方に存在する、電動モータ17を支持したハウジング46等の部材との干渉の防止を図れる。尚、前記図23は、本例のステアリング装置の構造を示しているが、前述した実施の形態の第6例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12gと置き替える事も可能である。又、前記ハウジング46と、支持ブラケットの前端縁との間に、空間が存在している場合には、前述した実施の形態の第1〜5例のステアリング装置を構成する支持ブラケット12b〜12fと置き替える事もできる。その他の前記図23に示すステアリング装置の構造は、前述した従来構造のステアリング装置と同様である為、詳しい説明は省略する。
前述した実施の形態の各例は、ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピック機構に加えて、前記ステアリングホイールの上下位置を調節する為のチルト機構も備えたステアリング装置に就いて説明した。但し、本発明は、テレスコピック機構、又はチルト機構の何れか一方のみを備えた構造、又は両機構の何れも備えていない構造のステアリング装置にも適用する事もできる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5 ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 車体
11 枢軸
12、12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h 支持ブラケット
13 アウタコラム
14 インナコラム
15 アウタチューブ
16 インナシャフト
17 電動モータ
18 中間ブラケット部材
19 連結板部
20 取付板部
21 支持板部
22 切り欠き
23 カプセル
24 取付板部
25 支持板部
26、26a、26b、26c、26d、26e、26f 連続部
27、27a、27b、27c、27d、27e 中間ブラケット素材
28 係止片
29 係止孔
30 補強用折り曲げ板部
31a、31b、31c、31d、31e、31f、31g、31h 連続部素子
32 中間取付板部
33 中間支持板部
34、34a、34b、34c、34d、34e 中間連続部
35、35a、35b、35c スリット
36 チルト用長孔
37 中間連続部素子
38a、38b 連続部素子
39a、39b、39c、39d 傾斜部
40a、40b、40c、40d 平坦部
41a、41b 中間連続部素子
42a、42b 中間連続部素子
43a、43b 切り欠き
44a、44b 中間連続部素子
45 切り欠き
46 ハウジング

Claims (7)

  1. 車体に支持されたステアリングコラムと、このステアリングコラムの内側に回転自在に支持されたステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの後端部で前記ステアリングコラムの後端部から突出した部分に固定されたステアリングホイールと、前記ステアリングコラムを車体に支持する為の支持ブラケットとを備え、
    このうちの支持ブラケットは、1枚の板状の素材に塑性加工を施す事により成形されたものであり、上部に設けられた1対の取付板部と、これら両取付板部の幅方向内側からそれぞれが下方に垂れ下がった1対の支持板部と、これら両取付板部同士を幅方向に連続する連続部とを有し、これら両支持板部により前記ステアリングコラムの中間部を幅方向両側から挟む状態で、前記両取付板部により車体に対し支持されるものであるステアリング装置の製造方法であって、
    記両支持板部、それぞれの上端縁を、前記両取付板部の幅方向内端縁に連続すると共に、それぞれの下端縁を自由端としており、前記連続部、この連続部に相当する前記素材の一部に塑性加工を施す事により、この素材の状態よりも幅方向に関する寸法が小さくなった塑性変形部を有し、前記両取付板部の間に掛け渡す状態で、その幅方向両端縁を、これら両取付板部の内端縁のうちの前記両支持板部が配置された以外の部分に連続したものである前記支持ブラケットを形成すべく
    前記素材として、
    前記両取付板部のそれぞれの幅方向に関する寸法をAとし、
    前記両支持板部のそれぞれの上下方向に関する寸法をBとし、
    前記素材の幅方向に関する寸法をCとし、
    前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法をDとした場合に、
    2(A+B)>D、且つ、C>Dの関係を満たすものを使用する事を特徴とするステアリング装置の製造方法
  2. 枚の板状の素材から成る中間ブラケット素材を形成する工程を有し、
    前記中間ブラケット素材は、1対の中間取付板部と、1対の中間支持板部と、中間連続部とを備え、
    このうちの両中間取付板部は、幅方向に関して互いに離隔した状態で設けられており、
    前記両中間支持板部は、それぞれの幅方向に関する一端を前記両中間取付板部の幅方向内端縁に連続すると共に、幅方向に関する他端を自由端としており、
    前記中間連続部は、前記両中間取付板部同士の間に掛け渡す状態で、その幅方向両端縁を、これら両中間取付板部の幅方向内端縁のうちの前記両中間支持板部が配置された以外の部分に連続しており、
    前記中間ブラケット素材を形成した後、前記両中間支持板部を、前記両中間取付板部の幅方向内端縁からそれぞれが下方に垂れ下がった状態に塑性変形させると共に、前記中間連続部を、この中間連続部の幅方向に関する寸法が小さくなる様に塑性変形させる事により前記支持ブラケットを形成すべく、
    前記両中間取付板部のそれぞれの幅方向に関する寸法をaとし、
    前記両中間支持板部のそれぞれの幅方向に関する寸法をbとし、
    前記中間ブラケット素材の幅方向に関する寸法をCとし、
    前記支持ブラケットの幅方向に関する寸法Dとした場合に、
    2(a+b)>D、且つ、C>Dの関係を満たす、前記中間ブラケット素材を使用する、請求項1に記載したステアリング装置の製造方法。
  3. 前記中間連続部を前後方向に塑性変形させる事により、この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする、請求項2に記載したステアリング装置の製造方法。
  4. 前記中間連続部を上下方向に塑性変形させる事により、この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする、請求項2〜3のうちの何れか1項に記載したステアリング装置の製造方法。
  5. 前記中間連続部を、この中間連続部の厚さが大きくなる様に塑性変形させる事により、この中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする、請求項3〜4のうちの何れか1項に記載したステアリング装置の製造方法。
  6. 前記中間連続部の前後方向中間部に、幅方向に長いスリットが形成されており、この中間連続部を、この中間連続部のうちのこのスリットを前後方向に挟んだ部分同士の距離が大きくなる様に塑性変形させる事により、前記中間連続部の幅方向に関する寸法を小さくする、請求項2〜5のうちの何れか1項に記載したステアリング装置の製造方法。
  7. 前記中間連続部のうちの、前記塑性変形の起点とする部分に、切り欠きを設けている、請求項〜6のうちの何れか1項に記載したステアリング装置の製造方法。
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