JP5873171B2 - 低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームの製造方法 - Google Patents

低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5873171B2
JP5873171B2 JP2014518596A JP2014518596A JP5873171B2 JP 5873171 B2 JP5873171 B2 JP 5873171B2 JP 2014518596 A JP2014518596 A JP 2014518596A JP 2014518596 A JP2014518596 A JP 2014518596A JP 5873171 B2 JP5873171 B2 JP 5873171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
silica
trench
refractive index
based glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014518596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014527012A (ja
JP2014527012A5 (ja
Inventor
ブルース ドーズ,スティーヴン
ブルース ドーズ,スティーヴン
エイ ノールトン,ロバート
エイ ノールトン,ロバート
タンドン,プシュカー
ワン,ジー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2014527012A publication Critical patent/JP2014527012A/ja
Publication of JP2014527012A5 publication Critical patent/JP2014527012A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5873171B2 publication Critical patent/JP5873171B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/01205Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments
    • C03B37/01211Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments by inserting one or more rods or tubes into a tube
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01446Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01446Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
    • C03B37/01453Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering for doping the preform with flourine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01466Means for changing or stabilising the diameter or form of tubes or rods
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2201/00Type of glass produced
    • C03B2201/06Doped silica-based glasses
    • C03B2201/08Doped silica-based glasses doped with boron or fluorine or other refractive index decreasing dopant
    • C03B2201/12Doped silica-based glasses doped with boron or fluorine or other refractive index decreasing dopant doped with fluorine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2203/00Fibre product details, e.g. structure, shape
    • C03B2203/10Internal structure or shape details
    • C03B2203/22Radial profile of refractive index, composition or softening point
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/36Fuel or oxidant details, e.g. flow rate, flow rate ratio, fuel additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/60Relationship between burner and deposit, e.g. position
    • C03B2207/66Relative motion
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/70Control measures

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2011年6月30日に出願された米国特許出願第13/173,777号の優先権の利益を請求し、その内容に依拠し、その内容は、その全体が、参照によって本出願に組み込まれる。
本明細書は一般に光ファイバーに関し、より具体的には、低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームを製造する方法に関する。
光ファイバーのコアを囲む低屈折率のトレンチを有する光ファイバーは、低屈折率のトレンチを使用せずに形成される同等の光ファイバーに比べて改良された曲げ性能および/またはより大きい有効面積を有する場合がある。したがって、このようなファイバーの改良された光学的性質および物理的性質により、それらが様々な用途において使用するために望ましいものとなる。
しかしながら、光ファイバーのコアの周りに低屈折率のトレンチを形成することによって、光ファイバープリフォームを製造するプロセスに付加的な工程が増え、結果として、光ファイバーを製造するプロセスにかなりのコスト増加となる。具体的には、低屈折率のトレンチを形成するために、シリカ系ガラスを光ファイバーのコア部分の周りに堆積させ、シリカ系ガラスにダウンドーパントをドープし、これがシリカ系ガラスの屈折率を光ファイバーのコア部分に対して減少させる。しかしながら、ダウンドーパントによるプリフォームの隣接した部分の汚染を防ぐために、低屈折率のトレンチは別個に形成され、コア部分が圧密された後且つファイバーのオーバークラッド部分を堆積させる前に光ファイバーのコア部分上で直接圧密される。具体的には、最初に光ファイバープリフォームのコア部分が形成され、圧密されて固体ガラスになる。その後、別個の工程において低屈折率のトレンチ部分がコア部分の周りに堆積され、次いでドープされ、圧密されてドーパントがコア部分およびオーバークラッド部分に拡散するのを防ぐ。最後に、さらに別の工程においてオーバークラッドが低屈折率のトレンチ層の周りに形成され、圧密される。
したがって、コア部分を囲む低屈折率のトレンチ領域を含む光ファイバープリフォームを形成する別の方法が必要とされている。
一実施形態によると、光ファイバープリフォームを形成する方法は、シリカ系ガラススートをベイトロッド上に堆積して光ファイバープリフォームの低屈折率のトレンチ領域を形成する工程を包含する。低屈折率のトレンチ領域が第1の密度を有し且つ初期に一切のドーパント材料を実質的に含有しないようにシリカ系ガラススートが堆積されてもよい。次に、シリカ系ガラススートのバリア層が低屈折率のトレンチ領域の周りにあってもよい。バリア層は、第1の密度より大きい第2の密度を有してもよい。次に、シリカ系ガラススートをバリア層の周りに堆積して光ファイバープリフォームのオーバークラッド領域を形成し、それによってトレンチ−オーバークラッド組立体を形成してもよい。次に、ベイトロッドをトレンチ−オーバークラッド組立体の中央チャネルから除去し、別個に形成されたコア組立体を中央チャネルに挿入してもよい。次に、トレンチ−オーバークラッド組立体が加熱されるときダウンドーパントを含む前駆体ガスをトレンチ−オーバークラッド組立体の中央チャネル中に誘導して、低屈折率のトレンチ領域にダウンドーパントをドープしてもよく、バリア層が、低屈折率のトレンチ領域からオーバークラッド領域内へのダウンドーパントの拡散を防ぐ。
別の実施形態において、光ファイバープリフォームを形成する方法は、ガス供給バーナーの火炎がベイトロッドの上で軸方向に第1の速度において移動するときシリカ系ガラス前駆体材料を火炎中で反応させ、それによってシリカ系ガラススートをベイトロッド上に堆積させて光ファイバープリフォームの低屈折率のトレンチ領域を形成する工程を包含し、ガス供給バーナーの火炎が第1の温度を有し、低屈折率のトレンチ領域が第1の密度を有し、低屈折率のトレンチ領域が初期に一切のドーパントを実質的に含有しない。その後、ガス供給バーナーの火炎の温度を第2の温度に上昇させてもよく、ガス供給バーナーの火炎がベイトロッドの上で移動するときガス供給バーナーの移動速度を第2の速度に減少させ、それによってシリカ系ガラススートのバリア層を低屈折率のトレンチ領域の周りに形成してもよく、バリア層が第1の密度より大きい第2の密度を有する。次に、シリカ系ガラススートをバリア層上に堆積させて光ファイバープリフォームのオーバークラッド領域を形成し、光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体を形成してもよい。
さらに別の実施形態において、光ファイバープリフォームを形成する方法が、ガス供給バーナーの火炎がベイトロッドの上で軸方向に第1の速度において移動するときシリカ系ガラス前駆体材料を火炎中で反応させ、それによってシリカ系ガラススートをベイトロッド上に堆積させて光ファイバープリフォームの低屈折率のトレンチ領域を形成する工程を包含し、ガス供給バーナーの火炎が第1の温度を有し、低屈折率のトレンチ領域が第1の密度を有し、低屈折率のトレンチ領域が初期に一切のドーパントを実質的に含有しない。その後、ガス供給バーナーの火炎の温度を第2の温度に上昇させ、ガス供給バーナーの火炎がベイトロッドの上で移動するときガス供給バーナーに供給されるシリカ系ガラス前駆体材料の濃度を減少させ、それによってシリカ系ガラススートのバリア層を低屈折率のトレンチ領域の周りに形成し、バリア層が第1の密度より大きい第2の密度を有する。次に、シリカ系ガラススートをバリア層上に堆積させて光ファイバープリフォームのオーバークラッド領域を形成し、光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体を形成してもよい。
本明細書に記載された方法のさらなる特徴および利点は以下の詳細な説明に示され、一部は、当業者にはその説明からすぐに明らかであり、またはクレームに続く詳細な説明、ならびに添付された図面など、ここに説明される実施形態を実施することによって認識される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は様々な実施形態を示し、クレームされる係争物の性質と特徴を理解するための概要または枠組みを提供することを意図するものであることは理解されるはずである。添付した図面は、様々な実施形態のさらなる理解を提供するために与えられ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は、ここで説明された様々な実施形態を示し、説明と共に、クレームされる係争物の原理および作用を明らかにするのに役立つ。
本明細書に示され説明された1つまたは複数の実施形態による光ファイバープリフォームの横断面を図解的に示す。 本明細書に示され説明された一実施形態による図1Aの光ファイバープリフォームの相対屈折率プロファイルを図解的に示す。 本明細書に示され説明された別の実施形態による図1Aの光ファイバープリフォームの相対屈折率プロファイルを図解的に示す。 本明細書に示され説明された代替実施形態による光ファイバープリフォームの横断面を図解的に示す。 本明細書に示され説明された一実施形態による図2Aの光ファイバープリフォームの相対屈折率プロファイルを図解的に示す。 光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体の構成を図解的に示す。 光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体の構成を図解的に示す。 光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体の構成を図解的に示す。 本明細書に示され説明された1つまたは複数の実施形態による光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体の圧密およびドーピングを図解的に示す。 光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体に挿入された光ファイバープリフォームのコア組立体を図解的に示す。 本明細書において説明された方法によって形成された.光ファイバープリフォームの低屈折率のトレンチ領域およびオーバークラッド領域の屈折率プロファイルを図解的に示す。
低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームを形成する方法の実施形態の参照をここで詳細に行ない、その実施例は、添付した図面に示される。可能な場合はいつも、同じ参照符号を図面の全体にわたって用いて同じまたは同様な部分を指す。光ファイバープリフォームを形成する方法の一実施形態を図3A〜3Cに図解的に示す。方法は一般に、初期にドーパントを実質的に含有しないシリカ系ガラススートをベイトロッド上に堆積させて第1の密度を有する低屈折率のトレンチ領域を形成することによってトレンチ−オーバークラッド組立体をベイトロッド上に形成する工程と、
バリア層が第1の密度より大きい第2の密度を有するようにバリア層を低屈折率のトレンチ領域の周りに形成する工程と、シリカ系ガラススートをバリア層上に堆積させてオーバークラッド領域を形成する工程とを包含する。その後、ベイトロッドを組立体から除去し、組立体を圧密し、低屈折率のトレンチ領域にダウンドーパントをドープして低屈折率のトレンチ領域の屈折率を減少させる。光ファイバープリフォームを形成する方法およびこの方法によって形成された光ファイバープリフォームが、添付した図面を具体的に参照して本明細書においてより詳細に説明される。
以下の専門用語は本明細書において、光ファイバープリフォームおよびそれから線引きされた光ファイバーを説明するために使用される。
用語「屈折率プロファイル」は本明細書中で用いられるとき、ファイバーの屈折率または相対屈折率と半径との間の関係である。
用語「相対屈折率」は本明細書中で用いられるとき、
Δ(r)%=100×[n(r)2−REF )]/2n(r)
として定義され、上式中、
n(r)は、特に断りがない限り、半径rにおいての屈折率である。相対屈折率は、特に断りがない限り、1550nmにおいて規定される。一態様において、参照屈折率nREFはシリカ系ガラスである。別の態様において、nREFはクラッディングの最大屈折率である。本明細書中で用いられるとき、相対屈折率は特に断りがない限りΔで表され、その値は「%」の単位で示される。領域の屈折率が参照屈折率nREFより低い場合、相対屈折率の%は負となり、凹み領域を有している、または、低下屈折率(depressed−index)を有していると称され、また、最小相対屈折率は、特に断りがない限り、相対屈折率が最も低い負の値の点で計算される。領域の屈折率が参照屈折率nREFより高い場合、相対屈折率の%は正となり、その領域は正の屈折率に引き上げられる、または、正の屈折率を有すると表現され得る。
用語「アップドーパント」は本明細書中で用いられるとき、高純度アンドープトSiOに対してガラスの屈折率を上昇させるドーパントを指す。用語「ダウンドーパント」は本明細書中で用いられるとき、高純度アンドープトSiOに対してガラスの屈折率を下降させる性質を有するドーパントである。アップドーパントは、アップドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントとともに存在する場合、負の相対屈折率を有する光ファイバーの領域に存在してもよい。同様に、アップドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントは、正の相対屈折率を有する光ファイバーの領域に存在してもよい。ダウンドーパントは、ダウンドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントとともに存在する場合、正の相対屈折率を有する光ファイバーの領域に存在してもよい。同様に、ダウンドーパントではない1つまたは複数の他のドーパントは、負の相対屈折率を有する光ファイバーの領域に存在してもよい。
用語「α−プロファイル」または「アルファプロファイル」は本明細書中で用いられるとき、相対屈折率プロファイルを指し、「%」の単位であるΔを用いて表わされ、rは半径であり、式
Figure 0005873171
に従う。
上式中、Δは最大相対屈折率であり、rはコアの半径であり、rはr≦r≦rの範囲であり、Δは上に規定された通りであり、rはα−プロファイルの初期点であり、rがα−プロファイルの終点でありαが、実数である冪指数である。ステップインデックスプロファイルについては、アルファ値は10以上である。グレーデッドインデックスプロファイルについては、アルファ値は10未満である。用語「放物線状」は本明細書中で用いられるとき、コア内の1つまたは複数の点においてα値が2.0からわずかに変動し得る略放物線状の屈折率プロファイル、ならびに僅かな変動および/または中心線ディップを有するプロファイルを包含する。
図1Aを参照すると、本明細書に記載された1つまたは複数の実施形態による光ファイバープリフォーム100の横断面が図解的に示される。光ファイバープリフォーム100は一般に、トレンチ−オーバークラッド組立体110内に配置されるコア組立体102を含む。図1Aに示される光ファイバープリフォームの実施形態において、コア組立体102は一般に、コア領域104および内部クラッド領域106を含む。コア領域104は、内部クラッド領域106によって囲まれて直接接触している。本明細書に示され説明された実施形態において、コア領域104および内部クラッド領域106はシリカ、具体的にはシリカ系ガラスから形成される。光ファイバープリフォーム100はコア領域104の中心に対して略円対称であり、コア領域104は半径Rを有し得る。内部クラッド領域106はコア領域104を囲み、半径Rから半径Ricまで延在し、その結果、内部クラッド領域106は半径厚さTic=Ric−Rを有する。コア領域104および内部クラッド領域106は一般に、所望の半径方向寸法を有する光ファイバーを光ファイバープリフォーム100から線引きするために特定の半径方向寸法を有するように形成される。
本明細書に記載された実施形態において、コア領域104は、ステップインデックス屈折率プロファイルまたはグレーデッドインデックスプロファイル(すなわち、アルファプロファイル)を有してもよい。例えば、一実施形態において、コア領域104は、図1Bに図解的に示されるように、ステップインデックスプロファイルを有する。これらの実施形態において、コア領域104は、コア領域104の半径方向の断面にわたって略均一である内部クラッド領域106に対して最大相対屈折率ΔcMAX%を有する。他の実施形態において、コア領域104は図1Cに示されるようなアルファプロファイルを有する勾配屈折率を有してもよく、その結果、相対屈折率はコア領域104の中心から半径Rまで減少する。
例えば、光ファイバープリフォームが図1Bに示されるようなステップ屈折率と同様なステップ屈折率を有する場合など、コア領域104は、高純度シリカ系ガラス(SiO)から形成されてもよい。あるいは、例えば、光ファイバープリフォーム100が図1Bに示されるようなステップインデックスプロファイルまたは図1Cに示されるようなグレーデッドインデックスプロファイルを有する場合など、光ファイバープリフォーム100のコア領域104は、高純度アンドープトシリカ系ガラスに対してガラスコア領域の屈折率を増加させる1つまたは複数のドーパントを有するシリカ系ガラスから形成されてもよい。コア領域の屈折率を増加させるために適したアップドーパントには、限定されないが、GeO、Al、P、TiO、ZrO、Nb、Ta、Clおよび/またはそれらの組合せがある。
本明細書に記載された実施形態において、内部クラッド領域106は、ΔcMAX%>ΔicMAX%であるように高純度シリカ系ガラスに対する最大相対屈折率パーセントΔicMAX%を有する。内部クラッド領域106は、高純度シリカ系ガラス(SiO)から形成されてもよく、コア領域104の最大相対屈折率ΔcMAX%が内部クラッド領域106の最大相対屈折率ΔicMAX%より大きい限り、例えば内部クラッド領域106が「アップドープされる」場合は、屈折率を増加させる1つまたは複数のアップドーパント(例えば、GeO、Al、P、TiO、ZrO、Nb、Clおよび/またはTa)を有するシリカ系ガラスから形成されてもよく、または例えば内部クラッディングが「ダウンドープされる」場合は、フッ素、ホウ素などの屈折率を減少させるダウンドーパントを有するシリカ系ガラスから形成されてもよい。例えば、一実施形態において、内部クラッド領域106は高純度シリカ系ガラスである。さらに別の実施形態において、内部クラッド領域106は、GeO、TiO、または同様なアップドーパントでアップドープされたシリカ系ガラスを含んでもよい。
また図1Aを参照して、トレンチ−オーバークラッド組立体110は一般に、バリア層116によって囲まれて直接接触している低屈折率のトレンチ領域112を含む。そして次に、バリア層116は、オーバークラッド領域114によって囲まれて直接接触している。低屈折率のトレンチ領域112、バリア層116、およびオーバークラッド領域114の各々がシリカ系ガラスから形成される。
低屈折率のトレンチ領域112は、コア組立体102を含むシリカ系ガラスの環状領域である。低屈折率のトレンチ領域112は、光ファイバープリフォーム100から線引きされた光ファイバーの曲げ性能を改良するのを助け、および/または光ファイバーの有効面積を増加させるのを助ける。図1Aに示されるように、光ファイバープリフォーム100が内部クラッド領域106を備える実施形態において、内部クラッド領域106はコア領域104と低屈折率のトレンチ領域112との間に配置され、その結果、低屈折率のトレンチ領域112はコア領域104から離隔される(すなわち、低屈折率のトレンチ領域112は、コア領域104と直接接触していない)。低屈折率のトレンチ領域112は、半径Ricから半径Rまで延在し、その結果、低屈折率のトレンチ領域は半径厚さT=R−Ricを有する。
本明細書に記載された実施形態において、低屈折率のトレンチ領域112は一般に、高純度シリカ系ガラスに対して低屈折率のトレンチ領域112の屈折率を低くするようにダウンドープされたシリカ系ガラスを含む。例えば、低屈折率のトレンチ領域112は、高純度シリカ系ガラスに対して低屈折率のトレンチ領域112の相対屈折率ΔTMIN%を減少させるためにフッ素でダウンドープされてもよい。したがって、本明細書に記載された実施形態において、低屈折率のトレンチ領域の相対屈折率は、コア領域104の相対屈折率ΔcMAX%および内部クラッド領域106の相対屈折率ΔicMAX%より低いことは理解されるはずである。
バリア層116は低屈折率のトレンチ領域112を囲んで直接接触している。ここでより詳細に説明されるように、本明細書に記載された実施形態において、トレンチ−オーバークラッド組立体110が圧密およびドープされる時にバリア層116はダウンドーパントが低屈折率のトレンチ領域112からバリア層116を囲むオーバークラッド領域114に拡散するのを防ぐ。本明細書に記載された実施形態において、バリア層116は、シリカ系ガラスから形成され、一般にオーバークラッド領域114と同じ組成を有する。したがって、図1Bおよび1Cに示された相対屈折率プロファイルにおいて、バリア層116の相対屈折率は、オーバークラッド領域114の相対屈折率である。本明細書に記載された実施形態において、バリア層116の形成されたままの密度(すなわち、トレンチ−オーバークラッド組立体を圧密する前)は1.5g/cm以上、より好ましくは1.75g/cm以上、さらにより好ましくは、2g/cm超である。バリア層116は一般に半径Rから半径Rまで延在し、その結果、バリア層116は半径厚さT=R−Rを有する。本明細書に記載された実施形態において、バリア層116の半径厚さTは一般に約10μm超、より好ましくは約50μm超、さらにより好ましくは約100μm超である。いくつかの実施形態において、バリア層116の半径厚さTは約100μm未満である。例えば、バリア層116は約10μm以上および約400μm以下であってもよい。他の実施形態において、バリア層116は約50μm以上および約400μm以下であってもよい。さらに他の実施形態において、バリア層116は約100μm以上および約400μm以下であってもよい。しかしながら、バリア層の厚さが2.0g/cmを超えるとき、バリア層116は、バリア層の厚さに関係なくドーパントの拡散を軽減するために有効である。したがって、これらの実施形態において、任意の厚さのバリア層を利用してもよいことは理解されるはずである。
さらに図1Aを参照すると、オーバークラッド領域114はバリア層116を囲んで接触している。オーバークラッド領域114は一般に半径Rから半径Rocまで延在し、その結果、オーバークラッド領域114は半径厚さToc=Roc−Rを有する。オーバークラッド領域114は一般に、低屈折率のトレンチ領域112の相対屈折率ΔTMIN%より大きくコア領域104の最大相対屈折率ΔcMAX%より小さい高純度シリカ系ガラスに対する相対屈折率Δoc%を有する。いくつかの実施形態において、図1Bに示されるように、Δoc%≧Δic%である。したがって、オーバークラッド領域114は、高純度シリカ系ガラス(SiO)(すなわち、一切のドーパントを実質的に含有しないシリカ系ガラス)を含んでもよく、またはオーバークラッド領域114の相対屈折率Δoc%がコア領域104の最大相対屈折率ΔcMAX%より小さく低屈折率のトレンチ領域112の最小相対屈折率ΔTMIN%より大きい限り、例えばオーバークラッド領域114が「アップドープされる」場合は、屈折率を増加させる1つまたは複数のドーパント(例えば、GeO、Al、P、TiO、ZrO、Nb、Clおよび/またはTa)を有するシリカ系ガラスを含んでもよい。
ここで図2Aを参照すると、光ファイバープリフォーム101の別の実施形態が図解的に示される。この実施形態においてコア組立体は内部クラッド領域を使用せずに形成される。したがって、この実施形態において、図2Aに示されるように、コア領域104は低屈折率のトレンチ領域112と直接接触している。コア領域104は、図2Bに示されるように、ステップ屈折率プロファイルを有するように形成されるか、あるいは代わりに、上記のとおり、勾配屈折率プロファイルを有するように形成されてもよい。この実施形態において、低屈折率のトレンチ領域112、バリア層116、および外部クラッディング114は、図1Aに対して上に記載された通りであってもよい。
図1Aおよび2Aに示される光ファイバープリフォーム100、101を形成する方法が図3A〜6に対してここでより詳細に説明される。上述のように、本明細書に記載された実施形態の光ファイバープリフォームは、光ファイバープリフォームを作るために別個に形成されてその後で組み立てられるコア組立体とトレンチ−オーバークラッド組立体とから構成される。本明細書に記載された実施形態において、コア組立体およびトレンチ−オーバークラッド組立体の各々は、外部蒸着(OVD)法などの蒸着法を使用してシリカ系ガラススートの連続した層をベイトロッド上に堆積させることによって形成される。
例として図3Aを参照して、低屈折率のトレンチ領域112は、シリカ系ガラススートをベイトロッド120上に堆積させることによって形成される。シリカ系ガラススートは、蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料、例えばSiClまたはオクタメチルシクロテトラシロキサン(OMCTS)をバーナー122に提供することによって形成される。ガス供給バーナー122に例えばCH、D(ジュウテリウム)、CDまたはCO、および酸素などの燃料を供給し、それらを燃焼させて火炎126を生じさせる。いくつかの実施形態において、蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料はSiClであり、ガス供給バーナー122は、堆積されたシリカ系ガラススート中の残留OHの量を抑えるためにD、CDまたはCOなどの燃料を供給される。このような組合せを用いてバリア層のシリカガラスを形成する場合、バリア層中のモードと一切の残留水との間の相互作用が軽減される。蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料は約4L/分〜約10L/分の流量においてバーナーに送られてもよく、他方、燃料は約10L/分〜約40L/分の流量においてバーナーに供給されてもよい。
蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料を火炎126中で反応させてシリカ系ガラススート128を生じ、ベイトロッドが約150rpm〜約400rpmの速度において回転されるときこれをベイトロッド120上に堆積させる。本明細書に記載された実施形態において、トレンチ領域を形成するために使用される蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料はドーパントを実質的に含有せず、結果として、ベイトロッド120上に堆積されるシリカ系ガラススート128は、ベイトロッド120上に堆積されて低屈折率のトレンチ領域112を形成するときドーパントを実質的に含有しない。ベイトロッドが回転されるときガス供給バーナー122の火炎126は、矢印124によって示されるベイトロッド120の軸方向長さにわたって第1の速度において前後に移動させられ、それによってシリカ系ガラススートをベイトロッド120上に蓄積し、低屈折率のトレンチ領域112を形成する。本明細書に記載された実施形態において、火炎126の移動速度は2cm/s超、好ましくは3cm/s以上である。
本明細書に記載された実施形態において、低屈折率のトレンチ領域112が0.6g/cm未満、好ましくは0.5g/cm未満の第1の密度を有するようにシリカ系ガラススートがベイトロッド120上に堆積される。上述のように、堆積されて低屈折率のトレンチ領域112を形成するシリカ系ガラススート128は、シリカ系ガラススートの屈折率を変える一切のドーパントを実質的に含有しない。したがって、形成されたままの低屈折率のトレンチ領域112は、少なくとも初期にドーパントを実質的に含有しないことは理解されるはずである。
図3Bを参照すると、バリア層116が低屈折率のトレンチ領域112の周りに形成される。バリア層116は一般に、低屈折率のトレンチ領域112の第1の密度より大きい第2の密度を有する。上記のとおり、バリア層116の密度は、バリア層116を形成した直後に1.5g/cmより大きく、より好ましくは1.75g/cmより大きく、さらにより好ましくは、2g/cmより大きい。一実施形態において、バリア層116を低屈折率のトレンチ領域112の周りに形成するために、ガス供給バーナー122の火炎126の温度を第1の温度から第2の温度に上昇させ、バーナーの火炎の移動速度を第1の速度から第2の速度に減少させる。火炎126の温度は、ガス供給バーナー122に供給される燃料および酸素の流量を増加させることによって上昇されてもよい。一実施形態において、ガス供給バーナー122の火炎126の温度は、1500℃〜2000℃の範囲から2000℃超まで上昇される。バーナーの火炎の移動速度は、低屈折率のトレンチ領域112を堆積するために使用される第1の速度から好ましくは1cm/秒未満、より好ましくは0.5cm/秒未満、さらにより好ましくは0.25cm/秒未満である第2の速度に減少されてもよい。ガス供給バーナー122の火炎126の温度を上昇させ、火炎の移動速度を減少させることはベイトロッド上に堆積されるスートの密度を増加させ、それによって低屈折率のトレンチ領域112の周りに透過性が減少したバリア層116を形成する。
別の実施形態において、バリア層116を低屈折率のトレンチ領域112の周りに形成するために、ガス供給バーナー122の火炎126の温度を第1の温度から第2の温度に上昇させ、ガス供給バーナー122に供給される蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料の濃度を低減する。例えば、シリカ系ガラス前駆体材料の流れは、低屈折率のトレンチ領域112を堆積する間約4〜10L/分からバリア層116を形成する間1L/分未満に減少されてもよい。一実施形態において蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料の濃度はゼロに減少される。シリカ系ガラス前駆体材料の濃度の低減が火炎温度を上昇させ、低屈折率のトレンチ領域112の上のシリカ系ガラススートの堆積を遅らせるかまたは更には(例えば、シリカ系ガラス前駆体材料の流れがゼロである場合)停止させる。しかしながら、火炎126の温度を上昇させることは低屈折率のトレンチ領域112のシリカ系ガラススートの外層の高密度化をもたらし、その結果、シリカ系ガラススートの外層は低屈折率のトレンチ領域112の厚みの残部のシリカ系ガラススートの密度より大きい密度を有する。スートのこの高密度化層がバリア層116を形成する。この実施形態において、低屈折率のトレンチ領域のシリカ系ガラススートの外層を高密度化するために火炎126の温度を2000℃以上に上昇させてもよい。
さらに別の実施形態において、バリア層116を低屈折率のトレンチ領域112の周りに形成するために、ガス供給バーナー122に供給されるキャリアガス中の蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料の濃度を低減する間、上記のとおり、ガス供給バーナー122の火炎126の温度を第1の温度から第2の温度に上昇させ、バーナーの移動速度を第1の速度から第2の速度に減少させる。上記のとおり、シリカ系ガラス前駆体材料の濃度を低減することは、上記のとおり、低屈折率のトレンチ領域112上へのシリカ系ガラススートの堆積を遅らせるかまたは停止させる。しかしながら、火炎126の温度を上昇させ、火炎126の移動速度を減少させることは低屈折率のトレンチ領域112のシリカ系ガラススートの外層を高密度化し、その結果、シリカ系ガラススートの外層は、低屈折率のトレンチ領域112の残部のシリカ系ガラススートの密度より大きい密度を有する。スートのこの高密度化層がバリア層116を形成する。この実施形態において、低屈折率のトレンチ領域112のシリカ系ガラススートの外層を高密度化するために火炎126の温度を2000℃以上に上昇させてもよい。この実施形態において、火炎126の移動速度は、低屈折率のトレンチ領域112を堆積するために使用される第1の速度から好ましくは1cm/秒未満、より好ましくは0.5cm/秒未満、さらにより好ましくは0.25cm/秒未満である第2の速度に減少される。
本明細書に記載されたいくつかの実施形態において、堆積されたシリカ系ガラススートをガス供給バーナーで加熱してスートを高密度化することによってバリア層116が形成されるが、他の実施形態において、他の熱源を用いてもよいことは理解されるはずである。例えば、代替実施形態において、COレーザーを利用して低屈折率のトレンチ領域のシリカ系ガラススートの外層を加熱し、それによってスートを高密度化してもよい。
さらに、本明細書に記載されたいくつかの実施形態において、所望の密度を有するバリア層を達成するために、バリア層116を形成する間にベイトロッドの回転速度を調節してもよいと考えられる。具体的には、ベイトロッドの回転速度を減少させることによってバリア層の密度の増加を助けることができる。
ここで図3Cを参照すると、バリア層116が低屈折率のトレンチ領域112の周りに形成された後、オーバークラッド領域114がバリア層116の周りに形成される。本明細書に記載された実施形態において、オーバークラッド領域114は低屈折率のトレンチ領域112と同様な方法において形成されてもよい。具体的には、SiClまたはOMCTSなどの蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料をガス供給バーナー122に供給し、火炎126中で反応させてシリカ系ガラススートを形成し、ベイトロッドが回転されるときこれをバリア層116の周りにベイトロッド120上に堆積させる。上記のとおり、ベイトロッドが回転されるときガス供給バーナー122の火炎126は、矢印124によって示されるベイトロッド120の軸方向長さにわたって第1の速度において前後に移動させられ、それによってシリカ系ガラススートをベイトロッド120上に蓄積し、オーバークラッド領域114を形成する。オーバークラッド領域114を形成するために使用されるシリカ系ガラススートは、高純度シリカ系ガラススート(すなわち、ドーパントを実質的に含有しないシリカ系ガラススート)であってもよく、またはオーバークラッド領域114の屈折率を増加させるための1つまたは複数のドーパントを含むシリカ系ガラススートであってもよい。
コア組立体はトレンチ−オーバークラッド組立体と同様な方法で別々に作られる。具体的には、プリフォームのコア領域に相当するシリカ系ガラススートは、上記のとおり外部蒸着法を利用してベイトロッドに堆積される。コア領域を形成するシリカ系ガラススートは、高純度シリカ系ガラス(すなわち、ドーパントを実質的に含有しないシリカ系ガラス)に対してコア領域の屈折率を増加させるドーパントをドープされてもよく、あるいは代わりに、高純度シリカ系ガラスを含んでもよい。コア領域を形成するために使用される蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料を蒸気相ドーパントと共にバーナーに提供して、コア領域の所望のアップドーピングを達成する。コア組立体が内部クラッド領域をさらに含む実施形態において、内部クラッド領域は、同様な堆積技術を利用してベイトロッド上にコア領域の周りに形成されてもよい。上述のように、内部クラッド領域は、高純度シリカ系ガラスから形成されてもよく、または内部クラッド領域の相対屈折率がコア領域の相対屈折率より小さい限り、アップドーパントもしくはダウンドーパントをドープされたシリカ系ガラスから形成されてもよい。
コア組立体がベイトロッド上に形成されると、ベイトロッドはコア組立体から除去され、コア組立体は固体ガラスに圧密される。具体的には、コア組立体は最初に、塩素などの流動脱水ガス中で乾燥される。その後、コア組立体を1450℃に加熱して、コア組立体を固体ガラスに焼結する。
ここで図4を参照すると、低屈折率のトレンチ領域112、バリア層116およびオーバークラッド領域114がベイトロッド120上に堆積され、それによって光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体110を形成した後、ベイトロッド120がトレンチ−オーバークラッド組立体110から除去され、トレンチ−オーバークラッド組立体110中を延在する中央チャネル118を後に残す。次に、圧密されたコア組立体102をトレンチ−オーバークラッド組立体110の中央チャネルに挿入する。圧密されたコア組立体102がベイトロッド120の除去によって残された中央チャネル内に配置されるとき、トレンチ−オーバークラッド組立体がまだ完全に圧密された完全高密度ガラスではないので、圧密されたコア組立体102と低屈折率のトレンチ領域112との間にわずかな間隙がある。
次に、トレンチ−オーバークラッド組立体110と圧密されたコア組立体102とを圧密炉130内に置き、トレンチ−オーバークラッド組立体を固体ガラスに圧密し、それによってトレンチ−オーバークラッド組立体110をコア組立体102に付着させる。圧密する間、最初にトレンチ−オーバークラッド組立体を乾燥させるために、圧密されたコア組立体とトレンチ−オーバークラッド組立体110との間に(すなわち、中央チャネル118中に)およびトレンチ−オーバークラッド組立体110の外面の周りに脱水ガスを流す。一実施形態において、脱水ガスは、ヘリウムガス中の2%〜6%の塩素ガスの混合物を含む。トレンチ−オーバークラッド組立体110を約800℃〜約850℃の温度に1〜2時間までの間加熱するとき混合物は約10L/分〜約20L/分の流量においてトレンチ−オーバークラッド組立体中におよびその周りに誘導される。トレンチ−オーバークラッド組立体110中およびその周りの両方の塩素ガスの流れは、単一工程において低屈折率のトレンチ領域112とオーバークラッド領域114との両方の乾燥を促進する。
その後、トレンチ−オーバークラッド組立体110と圧密されたコア組立体102とを約1400℃〜約1500℃の温度に加熱するときフッ素などのドーパントを含む前駆体ガス132をトレンチ−オーバークラッド組立体110を通して中央チャネル118中に流すことによって低屈折率のトレンチ領域をドープする。一実施形態において前駆体ガスは、SiFまたはCFなどのドーパントとHeとの混合物を含有する。この実施形態において、混合物は25%のドーパントと75%のヘリウムとを含有してもよい。前駆体ガスを約0.1〜約1.0L/分の流量においてトレンチ−オーバークラッド組立体110中に誘導する。前駆体ガスは低屈折率のトレンチ領域112内に拡散し、それによって低屈折率のトレンチ領域112にフッ素をドープする。しかしながら、バリア層116の密度の増加は、前駆体がオーバークラッド領域114内に拡散するのを防ぎ、結果として、前駆体ガス132によるオーバークラッド領域114の汚染を防ぐ。さらに、コア組立体102は完全圧密されるので、前駆体ガス132はコア組立体102内に拡散せず、それによってコア組立体102の汚染を防ぐ。
いくつかの実施形態において、前駆体ガス132がトレンチ−オーバークラッド組立体110中に誘導されるとき、ヘリウム、窒素またはアルゴンなどの不活性マッフルガス134を圧密炉内に導入する。マッフルガスを約20L/分〜約50L/分の流量においてトレンチ−オーバークラッド組立体の外面の周りに誘導し、それによって中央チャネル118を出る前駆体ガス132を希薄化し、前駆体がトレンチ−オーバークラッド組立体110の外側からオーバークラッド領域114内に拡散するのを防ぐ。その後、トレンチ−オーバークラッド組立体を固体ガラスに焼結するために、トレンチ−オーバークラッド組立体110およびコア組立体102を圧密炉130の高温領域を通って約5mm/分〜50mm/分の速度において下動(down−drive)させる。高温領域は一般に、約1400℃〜約1500℃の温度を有する。下動工程の後、トレンチ−オーバークラッド組立体110およびコア組立体102は単一の固体ガラス光ファイバープリフォーム100である。
ここで図6を参照すると、トレンチ−オーバークラッド組立体の典型的な相対屈折率プロファイルが図解的に示され、トレンチ−オーバークラッド組立体の半径厚さの関数として低屈折率のトレンチ領域112の相対屈折率とオーバークラッド領域114の相対屈折率とを示す。図6に示されるように、バリア層は、ダウンドーパントを含有する前駆体ガスが低屈折率のトレンチ領域112からオーバークラッド領域114内に拡散するのを防ぎ、結果として、オーバークラッド領域の相対屈折率はオーバークラッド領域の半径厚さ全体にわたって略均一である。
本明細書に記載されたように作られるプリフォームは、図1B、1Cまたは2Bに示された相対屈折率プロファイルと同様な相対屈折率プロファイルを有する光ファイバーに線引きされ得る。
本発明は、以下の実施例によってさらに明確にされる。
実施例1
バリア層を有するトレンチ−オーバークラッド組立体を外部蒸着(OVD)法によって製造した。実質的に高純度のシリカ系ガラススートを外径9mmのベイトロッド上に堆積させることによってトレンチ−オーバークラッド組立体の低屈折率のトレンチ領域を形成した。シリカ系ガラススートは、ガス供給バーナーの火炎中で蒸気相シリカ系ガラス前駆体材料の加水分解の吸熱反応によって形成された。シリカ系ガラス前駆体材料は、約4L/分〜約10L/分の速度でバーナーに供給されたSiClであった。火炎はCHとOとの混合物によって形成され、それらの各々は、約10L/分から約40L/分の流量でバーナーに供給された。バーナーの火炎中のSiClの反応は式:
SiCl+2HO→SiO+HCl
によって進行した。
シリカ系ガラススートを火炎中で生成させるとき、ベイトロッドを約150rpm〜約400rpmの速度で回転させる間、バーナーの火炎を約2cm/sより大きい速度でベイトロッドの上で移動させ、それによってスートをベイトロッドの周りに堆積させる。低屈折率のトレンチ領域は約0.6g/cmより小さい密度を有するように、この反応によって製造されるシリカ系ガラススートをベイトロッド上に堆積させた。
その後、バーナーへのSiClの流れをゼロにまで減少させ、それによって火炎の温度を上昇させることによってバリア層を低屈折率のトレンチ領域の上に形成した。CH/O火炎の温度上昇によって低屈折率のトレンチ領域のスートの最外側層を火炎研磨し、高密度化して、1.9g/ccより大きい密度を有するバリア層を形成した。
その後、次にオーバークラッド領域をバリア層の上に堆積させた。具体的には、バーナーへの蒸気相SiClの流れを約4L/分から約10L/分の流量まで戻し、その結果、シリカ系ガラススートをバリア層上に堆積させて、トレンチ−オーバークラッド組立体のオーバークラッド領域を形成した。
次に、アルミナベイトロッドをトレンチ−オーバークラッド組立体から除去し、アルミナベイトロッドが後に残した中央チャネルに直径9mmのガラスコア棒組立体を挿入した。コア棒組立体が所望の屈折率プロファイルを有するように、コア棒組立体をOVD法によって別個に形成した。次に、コア棒組立体が挿入されたトレンチ−オーバークラッド組立体を圧密炉に装填して、乾燥を含めて圧密を実施し、その後に、低屈折率のトレンチ領域のF焼結ドーピングを実施する。具体的には、乾燥を実施するために、97%のヘリウム中の3%の塩素の混合物を60分間にわたって1125℃の温度および20L/分の流量において圧密炉内に流した。その後、低屈折率のトレンチ領域をF焼結ドーピングするために、75%のヘリウム中の25%SiFの混合物を0.5L/分の流量において中央チャネル中(すなわち、コア組立体と低屈折率のトレンチ領域との間)に流し、ヘリウムを40L/分の流量において圧密炉の底部を通して流して、中央チャネルを出る一切のSiFを希薄化した。次に、トレンチ−オーバークラッド組立体をコア棒組立体の周りに圧密するために、トレンチ−オーバークラッド組立体を圧密炉の焼結領域内に焼結領域の中心を1450℃の温度にして5mm/分の速度において下動させ、それによって図6に示されたような屈折率を有する低屈折率のトレンチ領域とオーバークラッド領域とを有する光ファイバープリフォームを形成した。
前述の内容に基づいて、本明細書において説明された方法を利用して、コアを囲む低屈折率のトレンチ領域を有する光ファイバープリフォームを工程数を減らして形成することができることはここで理解されるはずである。具体的には、高密度バリア層が低屈折率のトレンチ領域とオーバークラッド領域との間に配置された独立したトレンチ−オーバークラッド組立体を形成することによって、低屈折率のトレンチ領域とオーバークラッド領域とを1つの組立体として形成することが可能であり、オーバークラッド領域をダウンドーパントで汚染せずに低屈折率のトレンチ領域をダウンドープすることが可能である。また、この構造は、低屈折率のトレンチ領域とオーバークラッド領域とを単一工程で乾燥させることを可能にし、それによって両方の領域において水の汚染を除くことを可能にする。したがって、バリア層をトレンチ−オーバークラッド組立体に導入することによって、低屈折率−トレンチ領域とオーバークラッド領域とを別々に形成して圧密する必要がなくなることは理解されるはずである。
請求の範囲の主題の精神および範囲から逸脱することなく、ここで説明された実施形態に様々な改良および変更が実施できることは当業者には明らかであろう。従って、本明細書は、改良形態および変更形態が添付された請求の範囲およびそれらの均等物の範囲内にある場合、本明細書で説明された様々な実施形態の改良形態および変型形態に及ぶものとする。

Claims (9)

  1. 光ファイバープリフォームを形成する方法において、
    シリカ系ガラススートをベイトロッド上に堆積して前記光ファイバープリフォームの低屈折率のトレンチ領域を形成する工程であって、前記低屈折率のトレンチ領域が第1の密度を有し且つ初期に一切のドーパント材料を実質的に含有しないように前記シリカ系ガラススートが堆積される工程と、
    シリカ系ガラススートのバリア層であって、前記第1の密度より大きい第2の密度を有するバリア層を前記低屈折率のトレンチ領域の周りに形成する工程と、
    シリカ系ガラススートを前記バリア層の周りに堆積して前記光ファイバープリフォームのオーバークラッド領域を形成し、それによってトレンチ−オーバークラッド組立体を形成する工程と、
    前記ベイトロッドを前記トレンチ−オーバークラッド組立体の中央チャネルから除去する工程と、
    別個に形成されたコア組立体を前記中央チャネルに挿入する工程と、
    前記トレンチ−オーバークラッド組立体が加熱されるときダウンドーパントを含む前駆体ガスを前記トレンチ−オーバークラッド組立体の前記中央チャネル中に流して前記低屈折率のトレンチ領域に前記ダウンドーパントをドープする工程であって、前記バリア層が、前記低屈折率のトレンチ領域から前記オーバークラッド領域内への前記ダウンドーパントの拡散を防ぐ工程と、
    を含む方法。
  2. 前記コア組立体が(i)コア領域または(ii)内部クラッド領域により囲まれて直接接触しているコア領域を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. (I)ガス供給バーナーの火炎が前記ベイトロッドの上で軸方向に第1の速度において移動するときシリカ系ガラス前駆体材料を前記火炎中で反応させることによって前記低屈折率のトレンチ領域の前記シリカ系ガラススートが前記ベイトロッド上に堆積され、前記ガス供給バーナーの前記火炎が第1の温度を有し、
    (II)(a)前記ガス供給バーナーの前記火炎の温度を第2の温度に上昇させ、前記シリカ系ガラス前駆体材料が前記火炎中で反応させられるとき前記火炎の移動速度を第2の速度に減少させる工程、(b)前記火炎が前記ベイトロッドの上で移動するとき前記ガス供給バーナーに供給されるシリカ系ガラス前駆体材料の濃度を低減する工程、または(c)前記火炎が前記ベイトロッドの上で移動するとき前記ガス供給バーナーに供給されるシリカ系ガラス前駆体材料の濃度を低減し、前記火炎の移動速度を第2の速度に減少させる工程
    のいずれかによって前記バリア層が前記低屈折率のトレンチ領域上に形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. ダウンドーパントを含む前記前駆体ガスが前記トレンチ−オーバークラッド組立体を通って流れるときマッフルガスを前記トレンチ−オーバークラッド組立体の外部の周りを流れさせ、それによって前記ダウンドーパントが前記オーバークラッド領域の外面を通って前記オーバークラッド領域内に拡散するのを防ぐ工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 光ファイバープリフォームを形成する方法において、
    ガス供給バーナーの第1の温度を有する火炎がベイトロッドの上で軸方向に第1の速度において移動するときシリカ系ガラス前駆体材料を前記火炎中で反応させ、それによってシリカ系ガラススートを前記ベイトロッド上に堆積させて前記光ファイバープリフォームの低屈折率のトレンチ領域であって、第1の密度を有し、初期に一切のドーパントを実質的に含有しない低屈折率のトレンチ領域を形成する工程と、
    前記ガス供給バーナーの前記火炎の温度を第2の温度に上昇させて、
    (i)前記ガス供給バーナーの前記火炎が前記ベイトロッドの上で移動するとき前記ガス供給バーナーの移動速度を第2の速度に減少させ、および/または
    (ii)前記ガス供給バーナーの前記火炎が前記ベイトロッドの上で移動するとき前記ガス供給バーナーに供給されるシリカ系ガラス前駆体材料の濃度を低減し、
    それによってシリカ系ガラススートのバリア層であって、前記第1の密度より大きい第2の密度を有するバリア層を前記低屈折率のトレンチ領域の周りに形成する工程と、
    シリカ系ガラススートを前記バリア層上に堆積させて前記光ファイバープリフォームのオーバークラッド領域を形成し、前記光ファイバープリフォームのトレンチ−オーバークラッド組立体を形成する工程と、
    前記ベイトロッドを前記トレンチ−オーバークラッド組立体の中央チャネルから除去する工程と、
    前記トレンチ−オーバークラッド組立体が加熱されるときダウンドーパントを含む前駆体ガスを前記トレンチ−オーバークラッド組立体の前記中央チャネル中に流して前記低屈折率のトレンチ領域に前記ダウンドーパントをドープする工程であって、前記バリア層が、前記低屈折率のトレンチ領域から前記オーバークラッド領域内への前記ダウンドーパントの拡散を防ぐ工程と、
    を含む方法。
  6. 別個のコア組立体を形成する工程と、
    前記低屈折率のトレンチ領域が前記ダウンドーパントをドープされる前に前記コア組立体を前記トレンチ−オーバークラッド組立体に挿入してプリフォーム組立体を形成する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2の速度が1cm/秒未満であることを特徴とする、請求項3、5または6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記バリア層が1.5g/cmより大きい密度を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記バリア層が10μm以上および400μm以下の半径厚さを有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
JP2014518596A 2011-06-30 2012-06-08 低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームの製造方法 Active JP5873171B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/173,777 2011-06-30
US13/173,777 US9873629B2 (en) 2011-06-30 2011-06-30 Methods for producing optical fiber preforms with low index trenches
PCT/US2012/041578 WO2013003003A1 (en) 2011-06-30 2012-06-08 Methods for producing optical fiber preforms with low index trenches

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014527012A JP2014527012A (ja) 2014-10-09
JP2014527012A5 JP2014527012A5 (ja) 2015-07-02
JP5873171B2 true JP5873171B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=46298720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014518596A Active JP5873171B2 (ja) 2011-06-30 2012-06-08 低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームの製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9873629B2 (ja)
EP (1) EP2726422B1 (ja)
JP (1) JP5873171B2 (ja)
KR (1) KR20140043134A (ja)
CN (1) CN103687825B (ja)
BR (1) BR112013033053A2 (ja)
DK (1) DK2726422T3 (ja)
RU (1) RU2014102963A (ja)
WO (1) WO2013003003A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5528489B2 (ja) * 2012-02-09 2014-06-25 信越化学工業株式会社 多孔質ガラス母材の焼結方法
WO2014099645A1 (en) * 2012-12-20 2014-06-26 Corning Incorporated Methods for forming optical fiber preforms with selective diffusion layers
US9975802B2 (en) 2013-05-31 2018-05-22 Corning Incorporated Method for making low bend loss optical fiber preforms
JP6310378B2 (ja) * 2013-11-28 2018-04-11 信越化学工業株式会社 光ファイバ用シリカガラス母材の製造方法
US9586853B2 (en) * 2014-07-09 2017-03-07 Corning Incorporated Method of making optical fibers in a reducing atmosphere
JP6513796B2 (ja) * 2014-09-16 2019-05-15 コーニング インコーポレイテッド 一工程フッ素トレンチ及びオーバークラッドを有する光ファイバプリフォームの作製方法
US10185084B2 (en) * 2016-02-23 2019-01-22 Corning Incorporated Layered glass structures
JP2017037120A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社フジクラ 光ファイバ及びその製造方法
JP2017043512A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社フジクラ 光ファイバ母材の製造方法、光ファイバの製造方法およびレンズの製造方法
US11577982B2 (en) * 2015-10-07 2023-02-14 Corning Incorporated Method to prevent cracks in optical fiber preforms
US9919956B2 (en) 2015-10-07 2018-03-20 Corning Incorporated Method of assembling optical fiber preforms
EP3359498B1 (en) 2015-10-09 2020-12-23 Prysmian S.p.A. Method for manufacturing a glass core preform for optical fibres
US11072560B2 (en) * 2017-08-29 2021-07-27 Corning Incorporated Neutralizing gas system for furnace
NL2019811B1 (en) * 2017-08-29 2019-03-11 Corning Inc Gas system for furnace
WO2020180466A1 (en) 2019-03-05 2020-09-10 Corning Incorporated System and methods for processing an optical fiber preform
CN111635127B (zh) * 2020-05-08 2023-06-09 江苏永鼎光纤科技有限公司 含有功能性石英包层的光纤预制棒及其制备方法
WO2022010667A1 (en) 2020-07-07 2022-01-13 Corning Incorporated Optical fiber with inverse triangular trench design
CN114907007B (zh) * 2022-06-15 2024-02-02 山东富通光导科技有限公司 一种光纤预制棒松散体中掺氟的方法

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1456371A (en) 1972-11-25 1976-11-24 Sumitomo Electric Industries Optical transmission fibre
US4242375A (en) * 1972-11-25 1980-12-30 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Process for producing optical transmission fiber
US3932162A (en) * 1974-06-21 1976-01-13 Corning Glass Works Method of making glass optical waveguide
GB2043619B (en) * 1979-03-07 1983-01-26 Standard Telephones Cables Ltd Optical fibre and optical fibre preform manufacture
US4629485A (en) * 1983-09-26 1986-12-16 Corning Glass Works Method of making fluorine doped optical preform and fiber and resultant articles
JPS60191028A (ja) * 1984-03-07 1985-09-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 高純度ガラス体の製造方法
CA1236695A (en) * 1984-09-17 1988-05-17 Koichi Abe Optical fiber
JPS61117126A (ja) * 1984-11-13 1986-06-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 光フアイバ用母材の製造方法
CA1271316A (en) 1984-12-21 1990-07-10 Koichi Abe Optical waveguide manufacture
US4749396A (en) * 1985-01-25 1988-06-07 Polaroid Corporation Method of forming an optical fiber preform
US4620861A (en) * 1985-11-04 1986-11-04 Corning Glass Works Method for making index-profiled optical device
FR2600327B1 (fr) * 1986-06-20 1992-04-17 Lenoane Georges Procede de fabrication de preformes pour fibres optiques et mandrin utilisable pour la mise en oeuvre de ce procede, application a la fabrication de fibres optiques monomodes
JP2584619B2 (ja) * 1986-07-03 1997-02-26 株式会社フジクラ 非軸対称光フアイバ母材の製造方法
JPH0686300B2 (ja) * 1987-07-01 1994-11-02 信越石英株式会社 すす状シリカ体及びその製造方法
US5342597A (en) * 1990-11-14 1994-08-30 Cabot Corporation Process for uniformly moisturizing fumed silica
CA2161939A1 (en) * 1994-12-20 1996-06-21 George E. Berkey Method of making optical fiber having depressed index core region
US5917109A (en) * 1994-12-20 1999-06-29 Corning Incorporated Method of making optical fiber having depressed index core region
US5641333A (en) * 1995-12-01 1997-06-24 Corning Incorporated Increasing the retention of Ge02 during production of glass articles
CA2247970A1 (en) * 1997-10-29 1999-04-29 Corning Incorporated Method of making segmented core optical waveguide preforms
JP2000264647A (ja) * 1999-03-12 2000-09-26 Shin Etsu Chem Co Ltd 多孔質ガラス母材
US20020005051A1 (en) * 2000-04-28 2002-01-17 Brown John T. Substantially dry, silica-containing soot, fused silica and optical fiber soot preforms, apparatus, methods and burners for manufacturing same
JP3654232B2 (ja) * 2000-10-27 2005-06-02 住友電気工業株式会社 光ファイバ母材の製造方法
US6690868B2 (en) * 2001-05-30 2004-02-10 3M Innovative Properties Company Optical waveguide article including a fluorine-containing zone
US6843076B2 (en) 2001-07-30 2005-01-18 Corning Incorporated Single step laydown method of making dry fiber with complex fluorine doped profile
KR20040024598A (ko) * 2001-07-31 2004-03-20 코닝 인코포레이티드 저편광 모드 분산 광섬유의 제조방법
US7058269B2 (en) * 2001-10-24 2006-06-06 Institut National D'optique Reconstructed glass for fiber optic applications
US20030200771A1 (en) 2002-04-30 2003-10-30 Burke Gerald E. Method of manufacturing phosphosilicate optical fibers and optical fibers formed therefrom
US6928841B2 (en) * 2002-05-10 2005-08-16 Furukawa Electric North America Inc Optical fiber preform manufacture using improved VAD
US20070204657A1 (en) * 2006-03-02 2007-09-06 Barish Eric L Manufacture of depressed index optical fibers
US20080013901A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd Macro-bending insensitive optical fiber
US7620282B2 (en) 2006-08-31 2009-11-17 Corning Incorporated Low bend loss single mode optical fiber
DE102007003889B3 (de) * 2007-01-19 2008-09-11 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Quarzglasrohr als Halbzeug für die Vorform- und Faserherstellung, dessen Verwendung sowie Verfahren zur Herstellung des Quarzglasrohres
EP2115503A2 (en) 2007-02-28 2009-11-11 Corning Incorporated Optical fiber with large effective area
US20090169163A1 (en) 2007-12-13 2009-07-02 Abbott Iii John Steele Bend Resistant Multimode Optical Fiber
JP2010102276A (ja) * 2008-09-26 2010-05-06 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバ及びその製造方法
EP2330447A1 (en) * 2009-11-18 2011-06-08 Sehf-Korea Co., Ltd. Low bend loss optical fibre
JP2012078804A (ja) * 2010-09-06 2012-04-19 Shin Etsu Chem Co Ltd 光ファイバ、光ファイバプリフォームおよびその製造方法
JP2012171802A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Hitachi Cable Ltd 光ファイバ母材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103687825A (zh) 2014-03-26
KR20140043134A (ko) 2014-04-08
RU2014102963A (ru) 2015-08-10
BR112013033053A2 (pt) 2017-02-07
JP2014527012A (ja) 2014-10-09
US9873629B2 (en) 2018-01-23
EP2726422A1 (en) 2014-05-07
WO2013003003A1 (en) 2013-01-03
DK2726422T3 (en) 2017-03-13
EP2726422B1 (en) 2017-02-15
US20130000840A1 (en) 2013-01-03
CN103687825B (zh) 2016-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5873171B2 (ja) 低屈折率のトレンチを有する光ファイバープリフォームの製造方法
JP6513796B2 (ja) 一工程フッ素トレンチ及びオーバークラッドを有する光ファイバプリフォームの作製方法
EP1813581B1 (en) Method for manufacturing an optical fiber preform, optical fiber preform and optical fiber
US20140161406A1 (en) Method of manufacturing optical fiber preform and optical fiber
EP2785658B1 (en) Pressed, multilayered silica soot preforms for the manufacture of single sinter step, complex refractive index profile optical fiber
US20080260339A1 (en) Manufacture of depressed index optical fibers
CN101495893A (zh) 含碱金属氧化物的光纤
WO2008136929A1 (en) Optical fiber containing alkali metal oxide
JP5033719B2 (ja) 光ファイバ母材の製造方法
CN1715226A (zh) 光纤制造方法
KR20090127300A (ko) 고형화에서의 광섬유 캐인/프리폼 변형의 저감
EP3359498A1 (en) Method for manufacturing a glass core preform for optical fibres.
CN114994830A (zh) 一种低损耗抗弯曲单模光纤及其制造方法
CN114057388B (zh) 光纤预制棒的制造方法、光纤预制棒及光纤
JP2012171802A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
EP2938581A1 (en) Method of manufacturing preforms for optical fibres having low water peak
CN102690054B (zh) 制造光纤预制件的方法和形成光纤的方法
JP2003238181A (ja) 光ファイバ及び光ファイバの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150512

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5873171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250