JP5870906B2 - リングギヤの取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、全体として環状を成しかつ外周側に歯が形成されたリングギヤを所定の箇所もしくは部材に取り付ける構造に関し、特にデフリングギヤのようなヘリカルリングギヤをデフケースにおける円筒状の支持部に圧入して取り付ける構造に関するものである。
多くの歯車は、軸と一体に形成されたディスクの外周部や、軸に嵌合させられるディスクの外周部にすぐ歯あるいははす歯を形成して構成されているが、リング状のいわゆる基体部分の外周部に歯が形成され、その基体部分を所定のケースあるいは回転体に取り付けるギヤは、リングギヤと称されることがある。この種のリングギヤは、例えば車両における終減速機(デファレンシャルギヤセット)に用いられており、デフケースに取り付けられて、変速機構から出力された動力をデフケースに伝達するように構成されている。
リングギヤをデフケースに取り付ける構造として、デフケースにその半径方向に突出したディスクを形成する一方、リングギヤにはその内周側に延びた環状のディスク部を一体に形成しておき、これらのディスクおよびディスク部を互いに重ね合わせ、これらを貫通するボルトによって固定する構造が採用されていた。このような構造であれば、リングギヤをデフケースに確実に取り付けることができるが、それぞれディスクやディスク部を必要とするうえに、部品としてボルトを必要とし、また製造作業としてボルトを貫通させるために貫通孔の加工やボルトの締結などが必要であり、全体としての構造の簡素化や軽量化、製造性の向上などの点で改良すべき余地が多分にあった。
このような事情を背景としてボルトを用いずにリングギヤを所定の箇所もしくは部品に取り付ける構造が従来開発されており、その例が特許文献1ないし3に記載されている。その構造を簡単に説明すると、特許文献1に記載された構造は、デフケースの軸線方向での一方の端部に円筒部を設け、その円筒部の外周側にリングギヤを嵌合させた構造であって、その円筒部の一方の端部には半径方向で外側に突出したフランジ状の部分(特許文献1では基部とされている)が形成され、その基部の根元の部分(円筒部に繋がっているコーナー部)の全周に凹凸部が形成され、また基部のうちリングギヤ側を向く面で前記凹凸部より外周側の部分に、基部をその厚さ方向に削って形成した、応力集中を緩和するための円弧状凹部が設けられている。また、リングギヤにおける内周側の一方のエッヂ部には、上記の円弧状凹部に噛み合う切り欠き部が形成されている。さらに、上記の円筒部の軸線方向での他方の端部には、半径方向で外側に曲げることのできるカラーが形成され、そのカラーを噛み合わせる切り欠き部が、リングギヤにおける内周側の他方の端部に形成されている。このように構成された特許文献1の取付構造では、リングギヤを円筒部に対して、そのカラーが形成されている端部側から挿入して嵌合させ、前記基部の根元の部分に形成されている切り欠き部と凹凸部とを噛み合わせる。また、カラーを半径方向で外側に折り曲げ、リングギヤの他方の端部に形成されている切り欠き部にカラーを噛み合わせる。したがって、特許文献1に記載された構造では、トルクの伝達は、互いに噛み合っている凹凸部および切り欠き部などの噛み合い部分によって行われる。
また、特許文献2に記載された構造は、円筒状もしくは円柱状をなす部分の外周面にリングギヤを嵌合させる構造であって、その外周面の軸線方向での一方の端部には、軸線方向に突出しかつ半径方向で外側に曲げることのできる第1かしめ部が形成され、また他方の端部には半径方向で外側に突出しかつ前記外周面側に曲げることのできる第2かしめ部が形成されている。一方、リングギヤには、上記の第1かしめ部に対応する位置にノッチが形成され、また第2かしめ部に対応する側面に周溝が形成されている。この特許文献2に記載された構造では、リングギヤは上記の外周面に圧入され、その状態で第1かしめ部が半径方向で外側に折り曲げられてリングギヤに係合させられ、また第2かしめ部がリングギヤ側に折り曲げられて周溝に係合させられる。その結果、特許文献2に記載された構造では、上記の外周面とリングギヤの内周面とに作用する面圧を均一にして、面圧の低減が防止される、としている。
さらに、特許文献3に記載された構造では、上記の特許文献2に記載された構造と同様に、円筒状もしくは円柱状の部分の外周面にリングギヤを嵌合させる構造である。その外周面の軸線方向での一方の端部に、リングギヤを突き当てるように半径方向で外側に突出したフランジ状のストッパ部が形成されている。また前記外周面の軸線方向での他方の端部に、軸線方向に突出しかつ半径方向で外側に曲げることのできるかしめ部が形成されている。リングギヤは前記外周面の外側に軸線方向にスライドさせて圧入され、上記のストッパ部に突き当てられ、その状態でかしめ部を半径方向で外側に折り曲げることにより、かしめ部がリングギヤに対して噛み込む。そして、特許文献3に記載された構造では、リングギヤの内周面のほぼ中央部に、円周方向に沿った周溝が形成されており、リングギヤが前記外周面を締め付けることによる応力を分散させて、面圧が局部的に高くなることを解消もしくは緩和できる、とされている。
ヨーロッパ特許出願公開第647789号 国際公開2011/145189号 国際公開2011/145179号
上述した各特許文献に記載された構造は、リングギヤを円筒状もしくは円柱状の部分に嵌合させる構造であるから、そのリングギヤの軸線方向での位置を決め、またスラスト荷重を受ける部分を有している。当該部分は、特許文献1に記載された構造では、前記「基部」と称される部分であり、特許文献2に記載された構造では前記第2かしめ部であり、特許文献3に記載された構造では前記ストッパ部である。リングギヤがヘリカルギヤによって構成されている場合、トルクの伝達に伴ってスラスト荷重およびラジアル荷重が生じるから、リングギヤを軸線方向で突き当てている部分(以下、仮にストッパ部と記す)には、曲げ応力が生じる。上記の特許文献2や特許文献3に記載されている構造では、そのストッパ部に相当する部分が、リングギヤを圧入している外周面(以下、仮に圧入面と記す)から垂直に、半径方向で外側に延びていてそのコーナー部が直角になっているから、このコーナー部に応力集中が生じ、耐久性を向上させる点で改善する余地がある。
また、特許文献1に記載された構造では、ストッパ部の根元の部分を断面円弧状に窪ませているので、この部分での応力集中を低減もしくは緩和することができる。しかしながら、曲げモーメントが大きい部分が他の部分に比較して薄くなるので、強度が不足する可能性がある。このような課題を解消するためにストッパ部を板厚の厚いものとすれば、全体しての構造が大型化し、あるいは重量が重くなってしまう。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、リングギヤを突き当ててスラスト荷重を受けるいわゆるストッパ部での応力集中を緩和することができるとともに、リングギヤを圧入することによる局部的な面圧もしくは応力の増大を抑制もしくは緩和することができる取付構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、外周面が円形に形成された支持部の外周側にリングギヤが嵌合されるとともに、前記外周面の軸線方向での一端部に前記外周面から半径方向で外側に突出して形成されたストッパ部に前記リングギヤが突き当てられて前記リングギヤのスラスト荷重を前記ストッパ部に作用させるように構成されたリングギヤの取付構造において、前記外周面のうち前記ストッパ部側の部分に前記外周面より半径方向で内周側に窪まされた溝部が形成され、前記外周面のうち前記溝部を挟んで前記ストッパ部とは反対側の部分が前記リングギヤが加圧状態で密着する圧入面とされ、前記溝部と前記圧入面との境界部と前記リングギヤの内周面との間に、前記外周面の半径方向および軸線方向で、所定の隙間が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記溝部は、その最も深い底部の前記外周面の軸線方向に沿った断面が円弧面となる形状に形成され、前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面に沿った直線が前記円弧面の接線に一致するように構成されていることを特徴とするリングギヤの取付構造である。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記溝部と前記圧入面とが、前記外周面の軸線方向に沿って切断した場合の断面が円弧状を成す円弧状の連結面によって連結され、前記連結面の幅方向での中央部が前記境界部とされていることを特徴とするリングギヤの取付構造である。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記支持部は、焼き入れ処理が施されていない金属材料によって形成され、かつ少なくとも、前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる面と、前記溝部と、前記圧入面とが、滑らかに連続した面に形成されていることを特徴とするリングギヤの取付構造である。
請求項5の発明は、請求項1または2の発明において、前記リングギヤの内周面のうち前記ストッパ部に突き当てられる端部側に、前記支持部に嵌合させる際のガイド面となるテーパ面が形成され、そのテーパ面の幅が、前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面と前記境界部との間隔より広く設定されて前記所定の隙間が形成されていることを特徴とするリングギヤの取付構造である。
請求項6の発明は、請求項1または2の発明において、前記圧入面の外径より大きい内径でかつ前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面と前記境界部との間隔より広い幅の円筒状の大径部が、前記リングギヤの内周面のうち前記ストッパ部に突き当てられる端部側に形成されていることを特徴とするリングギヤの取付構造である。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明において、前記リングギヤは、ヘリカルギヤを含むことを特徴とするリングギヤの取付構造である。
請求項8の発明は、外周面が円形に形成された支持部の外周側にリングギヤが嵌合されるとともに、前記外周面の軸線方向での一端部に前記外周面から半径方向で外側に突出して形成されたストッパ部に前記リングギヤが突き当てられて前記リングギヤのスラスト荷重を前記ストッパ部に作用させるように構成されたリングギヤの取付構造において、前記外周面のうち前記ストッパ部側の部分に半径方向で内周側に窪まされた溝部が形成され、前記外周面のうち前記溝部を挟んで前記ストッパ部とは反対側の部分が前記リングギヤが加圧状態で内周面が密着する圧入面とされ、前記溝部と前記圧入面とが、前記外周面の軸線方向に沿って切断した場合の断面が円弧状を成す円弧面によって連結され、かつこの円弧面と前記リングギヤの内周面との間に所定の隙間が形成されていることを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記溝部は、その最も深い底部の前記外周面の軸線方向に沿った断面が円弧面となる形状に形成され、前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面に沿った直線が前記円弧面の接線に一致するように構成されていることを特徴とするリングギヤの取付構造である。
この発明によれば、リングギヤを嵌合させる支持部の外周面のうちストッパ部側の部分を半径方向で内周側に窪ませて溝部を形成してあるので、ストッパ部のいわゆる根元部分での応力集中を防止もしくは緩和することができ、またリングギヤが突き当てられるストッパ部の側面が圧入面の外径に相当する位置より内周側に延びている状態になるので、リングギヤを突き当てる面積を十分確保することができる。特に請求項2の発明によれば、ストッパ部の肉厚を減じることがないので、応力集中の緩和に加えてストッパ部の強度を高くすることができるので、リングギヤを支持部に嵌合させた取付構造の耐久性を向上させることができる。
また、その溝部を支持部の外周面を窪ませて形成することにより溝部と圧入面との境界部が生じるが、その境界部とリングギヤの内周面との間に隙間が設けられ、より具体的には半径方向および軸線方向の両方向で、境界部とリングギヤの内周面との間に隙間が設けられ、リングギヤの内周面が前記境界部に接触することがないので、支持部に生じる応力、特にそのピーク値を下げることができる。したがって、この発明によれば、圧入面の変形や面圧の低下などを防止もしくは抑制して設計上想定した性能を発揮させ、また維持することができる。
請求項3に記載されているように、上記の溝部と圧入面との間に円弧状の連結面を介在させ、その連結面の幅方向での中央部を上記の境界部とした構成であっても、リングギヤを圧入することに起因するいわゆる締め付け力がその境界部に直接は作用しないので、上記の請求項1の発明と同様の効果を得ることができる。また特に、請求項3の発明では、境界部を挟んだ両側での形状の変化もしくは外径の変化がステップ的にならずに滑らかであるから、応力のピークをより効果的に低減もしくは緩和することができる。
そのような円弧状の連結面を、請求項4に記載されているように、ストッパ部から圧入面に到る箇所の一連の連続した切削もしくは研削によって加工したものとすることにより、角部のない滑らかな面とすることができ、応力のピークをより効果的に低減もしくは緩和することができる。
この発明の一例を説明するための図であって逃げ溝の周囲の構成を示す部分拡大断面図である。 この発明の他の例を説明するための図であって逃げ溝の周囲の構成を示す部分拡大断面図である。 この発明の更に他の例を説明するための図であって逃げ溝の周囲の構成を示す部分拡大断面図である。 この発明を適用できるデファレンシャルギヤセットの一例を示す部分断面図である。
この発明は、リングギヤを所定の支持部に取り付けるための構造であり、そのリングギヤは、従来知られているものであって、外周面に歯が形成された環状の歯車である。そのリングギヤは、スパーギヤ(平歯車)であってもよいが、ヘリカルギヤ(はす歯歯車)であれば、この発明による効果がより大きくなる。リングギヤが取り付けられる支持部は、要は、リングギヤを嵌合させる外周面が円形の部分であり、したがって支持部は円筒状を成す部分であってもよく、あるいは円柱状の部分であってもよい。さらに、この発明は、所定の駆動側のギヤに対して、回転中心軸線をその駆動側のギヤの回転中心軸線と平行に配置されるリングギヤに適用することができ、その一例は、車両用のトランスアクスルの一部を構成するデファレンシャルギヤセットにおけるリングギヤである。したがって、以下の具体例は、そのようなデファレンシャルギヤセットにおけるリングギヤをデフケースの支持部に取り付ける例である。
図4は、この発明を適用することのできるデファレンシャルギヤセットの一例を示す部分断面図であり、デフケース1の中心部には、回転軸(図示せず)を挿入する貫通孔2が形成されており、その貫通孔2の中心軸線に中心軸線を一致させたサイドギヤ3が、デフケース1の内部に回転可能に収容されている。このサイドギヤ3はベベルギヤ(傘歯車)であって、このサイドギヤ3に噛み合って自転かつ公転するピニオンギヤ4がピニオンピン5によって回転可能に支持されている。なお、ピニオンピン5はデフケース1にピン6によって取り付けられている。
デフケース1の外部には、前記貫通孔2の中心軸線に対して垂直な方向に張り出したディスク部7が一体に形成されており、そのディスク部7の外周端に前記貫通孔2の中心軸線を中心とした円筒状の支持部8が形成されている。この支持部8の外周面9が円形に形成され、ここにリングギヤ10が嵌合させられて取り付けられている。具体的に説明すると、支持部8の軸線方向での一端部(図4では右側の端部)にストッパ部11が設けられている。このストッパ部11は、リングギヤ10を軸線方向で突き当ててその位置を決めるとともにスラスト荷重を受ける部分であって、上記の外周面9の一方の端部から半径方向で外側に突出して形成されている。また、支持部8における前記ストッパ部11とは反対側の端部にかしめ部12が支持部8と一体に形成されている。このかしめ部12は前記外周面9から軸線方向に突出させて形成された比較的薄いフランジ状の部分であって、半径方向で外側に曲げられる(カシメられる)ように構成されている。このかしめ部12の外周面には、軸線方向に向けて細長く窪ませた凹凸部(図示せず)を全周に亘って設けることができる。このような構成によれば、かしめ部12を半径方向で外側に曲げることにより、その凹凸部のうちの凸部によってリングギヤ10を部分的に塑性変形させてその凸部をリングギヤ10に食い込ませるとともに、前記凹凸部のうちの凹部にリングギヤ10を部分的に食い込ませることができる。
リングギヤ10はヘリカルギヤであって、上記の支持部8の外周面に圧入されて取り付けられている。その状態でリングギヤ10の軸線方向の一方の端部がストッパ部11の側面13に突き当てられている。また、上記のかしめ部12が半径方向で外側に曲げられてリングギヤ10の内周側のエッヂ部に噛み込んでいる。
図1はこの発明における特徴的な構造を示す部分拡大断面図であって、支持部8のうち前記ストッパ部11の近傍を示している。上述した外周面9のうちストッパ部11側の部分は半径方向で内周側に窪まされ、この発明における溝部に相当する逃げ溝14となっている。この逃げ溝14は、リングギヤ10を当接させるストッパ部11の面積を確保し、同時に応力集中を緩和するためのものであり、ストッパ部11の側面13に沿って支持部8の外周面9を半径方向で内側に切削もしくは研削することにより形成されている。その形状について説明すると、最も深く窪ませた底部15が、前記外周面9から軸線方向に沿って断面した場合に凹円弧状となり、前記側面13に沿って半径方向に延ばした直線がその凹円弧の接線と一致する形状である。したがって、ストッパ部11は、その根元の部分から外周側の先端部(外周端部)に到る全範囲で厚さ方向に切り込まれた部分がなく、少なくとも根元側で厚さが薄い部分が生じていない。
また、上記の底部15から外周面9に向けて外径が増大する部分は、支持部8の中心軸線に対する傾斜角度(テーパ角)が比較的小さい傾斜面16とされている。図1に示す例では、この傾斜面16はテーパ面であり、したがって支持部8の軸線方向に沿って断面した場合には、図1に示すように直線として表される面である。この傾斜面16は前記外周面9には直接には連続しておらず、円弧状の連結面17を介して連続している。言い換えれば、傾斜面16と外周面9との間に円弧状の連結面17が介在している。この連結面17は、支持部8もしくは外周面9の軸線方向に沿う平面で切断した場合の断面が図1に示すように円弧状をなす面であり、上記の傾斜面16および外周面9のそれぞれに滑らかに繋がっている。すなわち連結面17の傾斜面16側における端部での接線とこの端部における傾斜面16の接線とが一致し、あるいはほぼ一致しており、同様に、連結面17の外周面9側における端部での接線とこの端部における外周面9の接線とが一致し、もしくはほぼ一致している。言い換えれば、外周面9と連結面17とは、角部を生じることなく滑らかに連結されている。
リングギヤ10は上記の逃げ溝14が形成された外周面9に圧入されている。その圧入代は、支持部8とリングギヤ10との間の面圧を高くして、両者の間の摩擦力で十分大きいトルクを伝達するように設定されている。なお、圧入代は、互いに嵌合していない状態におけるリングギヤ10の内周面の半径と支持部8の外周面9の半径との寸法差であって、前者の半径が後者の半径より小さい場合の寸法差である。リングギヤ10の内周面18は、ストッパ部11側すなわち支持部8に対して嵌合させる際の先端側に、テーパ状のガイド面19が形成され、そのガイド面19よりも後端側の面は円筒面とされ、その円筒面の部分で支持部8の外周面に密着している。言い換えれば、上記の逃げ溝14に対応する部分と連結面17に対応する部分の大半とで、支持部8あるいはその外周面9に接触していない。
したがって、支持部8の外周面9のうち、リングギヤ10の内周面が密着してリングギヤ10によって締め付けられている部分が圧入面20となっている。上記の円弧状の連結面17は、この圧入面20と逃げ溝14における傾斜面16とを連結していることになり、この発明においては、円弧状をなす上記の連結面17の幅方向での中央部が、逃げ溝14と外周面9との境界部21となっている。この境界部21は、図1には点として示してあるが、これに限らず、円弧状を成す連結面21の中間部における所定の幅を持った領域であってもよい。そして、この境界部21とリングギヤ10の内周面との間には、半径方向で所定の隙間C1 が空いており、かつ軸線方向においても所定の隙間C2 が空いている。特に、半径方向での隙間C1 は、圧入面20側の端部から傾斜面16側に向けて次第に広くなっている。これは、圧入面20と傾斜面16とが角部のない滑らかな面によって連結されているためである。
上述したこの発明に係る取付構造においては、リングギヤ10が支持部8の外周面9に圧入されていることにより両者の間に大きい面圧が作用し、それに伴って両者の間の摩擦力が大きくなっている。また、リングギヤ10はストッパ部11の側面13に当接させられて両者の間に摩擦力が生じるようになっている。なお、ストッパ部11の側面13は、逃げ溝14が形成されていることにより、前述した圧入面20と同じ外径の位置よりも内周側にも及んでいるから、リングギヤ10を突き当てることのできる面は、内周側に最大限確保されている。言い換えれば、リングギヤ10を突き当てる面の面積を減じる要因がなく、その結果、ストッパ部11の強度の向上と併せてトルクを伝達する面の面積の増大が図られている。さらに、前述したように、かしめ部12がリングギヤ10に噛み込んで係合していて、この噛み込み部分によってもリングギヤ10と支持部8との間のトルク伝達が行われる。
リングギヤ10が前述したようにヘリカルギヤである場合、図示しない相手歯車と噛み合って回転し、トルクを伝達することにより、リングギヤ10にはラジアル方向の荷重とスラスト方向の荷重とが作用する。スラスト荷重は、リングギヤ10が突き当てられているストッパ部11に作用し、両者の間の接触圧力を増大するように作用する。その場合、ストッパ部11には曲げモーメントが掛かるが、ストッパ部11のいわゆる根元の部分に上述した円弧状の逃げ溝14が形成されているので、応力集中を緩和して十分な強度および耐久性を維持することができる。また、逃げ溝14はストッパ部11側に窪ませたものではないので、ストッパ部11の肉厚が十分確保されて強度および耐久性に優れたものとなる。
一方、支持部8における圧入面20には大きい面圧が生じているのに対して、逃げ溝14側ではリングギヤ10の内周面に接触していないので、圧入面20のうち逃げ溝14側の部分で応力が局部的に増大しやすくなる。しかしながら、上述したこの発明に係る取付構造では、圧入面20と逃げ溝14との間にある「点」で示され、あるいは所定の幅の領域で示される境界部21にリングギヤ10の内周面が接触していないうえに、支持部8の外周面9がリングギヤ10の内周面から円弧面によって次第に離れるようになっているから、リングギヤ10による締め付け力を分散させることができる。言い換えれば、圧入面20において一定であった外径が逃げ溝14側で減少するとしても、ステップ的に減少せずに徐々に連続して減少するので、応力がステップ的に変化したり、その変化の生じる箇所の一方側で応力が集中したりすることを解消もしくは緩和することができる。そのため、上述したこの発明に係る取付構造では、大きいトルクを伝達することに伴って支持部8の応力が降伏点を超えたり、それに伴って塑性変形が生じたりすることを回避し、もしくは抑制することができる。そのため、支持部8とこれに圧入したリングギヤ10との間の面圧を設計上想定した値に維持し、また設計上想定したトルクを伝達するデファレンシャルギヤセットを得ることができ、あるいはデファレンシャルギヤセットの耐久性を向上させることができる。
ここで、上記の支持部8の加工について説明すると、デフケース1は鋳鉄を素材とした鋳造品であり、焼き入れ処理などの特別な熱処理もしくは熱硬化処理が施されていない。その支持部8の外周面などの他の部品が組み付けられる部分は切削加工もしくは研削加工が施されている。そして、支持部8の外周側の部分のうち、少なくともストッパ部11の前記側面13および逃げ溝14ならびに連結面17とこれに続く圧入面20は、一連の連続した加工が施されて仕上げられている。すなわち、加工工具と被加工材である支持部8とを連続的に相対移動させて前記側面13から圧入面20に到る全領域が一括した加工で仕上げられている。その結果、上記の連結面17およびこれに繋がる前記傾斜面16ならびに圧入面20が角部を生じることなく滑らかに連続した面になっている。
この発明に係る取付構造は、上記の逃げ溝14と圧入面20との境界部21にリングギヤ10の内周面を接触させないことにより、リングギヤ10からその境界部21にいわゆる締め付け力が直接的には作用させないように構成したことが要点である。このような構造は、上述した図1に示す構造以外にも可能であり、その例を図2に示してある。図2に示す例では、リングギヤ10の内周面でその先端側に形成されているガイド面19の傾斜角度(テーパ面の母線角度)θが前述した具体例における角度より小さくなっており、それに伴ってガイド面19の軸線方向での幅W1が逃げ溝14の幅W2 より大きくなっている。したがって、リングギヤ10の前記ストッパ部11に当接する側面でのガイド面19の開き量Lが前述した図1に示すリングギヤ10と同じでありながら、ガイド面19の開始端22が逃げ溝14を圧入面20側に超えた位置になっている。なお、その開始端22は角部とならないようにいわゆるR加工を施して円弧状に形成することが好ましい。
一方、図2に示す例における逃げ溝14と圧入面20との境界部21は、円弧状に形成されておらず、傾斜面16と圧入面20とが所定の角度で交差する角部となっている。しかしながら、ストッパ部11の側面13からこの境界部21までの寸法すなわち逃げ溝14の幅W2 が、上記のテーパ状のガイド面19の幅W1 より小さいことにより、角部となっている境界部21とリングギヤ10の内周面との間には所定の隙間が空いている。すなわち、リングギヤ10を支持部8の外周面に圧入したことに伴って生じるいわゆる締め付け力が境界部21には掛からないようになっている。
したがって、図2に示す取付構造では、圧入面20のうちリングギヤ10を圧入したことに伴う面圧が生じている箇所の終端部(図2の左右方向である軸線方向での終端部)は、上記のガイド面19の開始端22に対応する位置もしくはその近傍であり、前記境界部21より圧入面20の中心側に寄った位置である。そのため、リングギヤ10によるいわゆる締め付け力である面圧が作用している箇所と作用しない箇所とは、円筒状もしくは円柱状に一定の外径で連続している圧入面20上の箇所であるから、支持部8における応力が圧入面20の軸線方向の位置によってステップ的に変化したり、そのために局部的に応力が大きくなったりすることが回避もしくは抑制される。その結果、図2に示すように構成しても前述した図1に示すように構成した場合と同様の効果を得ることができる。
また、図3に示す例は、リングギヤ10の内周面のうちストッパ部11に当接する先端側に大径部23を形成した例である。この大径部23は、前述した圧入面20の外径より大きい内径の円筒状の部分であり、ストッパ部11側の開口端には面取りが施されており、その面取り加工の結果生じるテーパ面がガイド面19とされている。このガイド面19の開き量Lは上述した図1や図2に示すガイド面19の開き量Lと同じになっている。したがって大径部23の内径は、ガイド面19の開口端の内径より小さく、圧入面20の外径より大きい径である。また、大径部23の幅W3 は逃げ溝14の幅W2 より大きく、その大径部23の開始端24は、逃げ溝14を圧入面20側に超えた位置になっている。なお、その開始端24は角部とならないようにいわゆるR加工を施して円弧状に形成することが好ましい。また、この開始端24と内径が一定の円筒状の部分との間はテーパ面になっている。そのテーパ角は適宜に決めることができるが、小さい角度であることが好ましい。
したがって、図3に示す取付構造では、圧入面20のうちリングギヤ10を圧入したことに伴う面圧が生じている箇所の終端部(図3の左右方向である軸線方向での終端部)は、上記の大径部23の開始端24に対応する位置もしくはその近傍であり、前記境界部21より圧入面20の中心側に寄った位置である。そのため、リングギヤ10によるいわゆる締め付け力である面圧が作用している箇所と作用しない箇所とは、円筒状もしくは円柱状に一定の外径で連続している圧入面20上の箇所であるから、支持部8における応力が圧入面20の軸線方向の位置によってステップ的に変化したり、そのために局部的に応力が大きくなったりすることが回避もしくは抑制される。その結果、図3に示すように構成しても前述した図1に示すように構成した場合と同様の効果を得ることができる。
1…デフケース、 2…貫通孔、 3…サイドギヤ、 4…ピニオンギヤ、 5…ピニオンピン、 6…ピン、 7…ディスク部、 8…支持部、 9…外周面、 10…リングギヤ、 11…ストッパ部、 12…かしめ部、 13…側面、 14…逃げ溝、 15…底部、 16…傾斜面、 17…連結面、 18…内周面、 19…ガイド面、 20…圧入面、 21…境界部、 22…開始端、 23…大径部、 24…開始端、 C1 ,C2 …隙間、 W1 ,W2 ,W3 …幅。

Claims (9)

  1. 外周面が円形に形成された支持部の外周側にリングギヤが嵌合されるとともに、前記外周面の軸線方向での一端部に前記外周面から半径方向で外側に突出して形成されたストッパ部に前記リングギヤが突き当てられて前記リングギヤのスラスト荷重を前記ストッパ部に作用させるように構成されたリングギヤの取付構造において、
    前記外周面のうち前記ストッパ部側の部分に前記外周面より半径方向で内周側に窪まされた溝部が形成され、
    前記外周面のうち前記溝部を挟んで前記ストッパ部とは反対側の部分が前記リングギヤが加圧状態で密着する圧入面とされ、
    前記溝部と前記圧入面との境界部と前記リングギヤの内周面との間に、前記外周面の半径方向および軸線方向で、所定の隙間が形成されている
    ことを特徴とするリングギヤの取付構造。
  2. 前記溝部は、その最も深い底部の前記外周面の軸線方向に沿った断面が円弧面となる形状に形成され、
    前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面に沿った直線が前記円弧面の接線に一致するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のリングギヤの取付構造。
  3. 前記溝部と前記圧入面とが、前記外周面の軸線方向に沿って切断した場合の断面が円弧状を成す円弧状の連結面によって連結され、
    前記連結面の幅方向での中央部が前記境界部とされている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリングギヤの取付構造。
  4. 前記支持部は、焼き入れ処理が施されていない金属材料によって形成され、かつ
    少なくとも、前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる面と、前記溝部と、前記圧入面とが、滑らかに連続した面に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のリングギヤの取付構造。
  5. 前記リングギヤの内周面のうち前記ストッパ部に突き当てられる端部側に、前記支持部に嵌合させる際のガイド面となるテーパ面が形成され、
    そのテーパ面の幅が、前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面と前記境界部との間隔より広く設定されて前記所定の隙間が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリングギヤの取付構造。
  6. 前記圧入面の外径より大きい内径でかつ前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面と前記境界部との間隔より広い幅の円筒状の大径部が、前記リングギヤの内周面のうち前記ストッパ部に突き当てられる端部側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリングギヤの取付構造。
  7. 前記リングギヤは、ヘリカルギヤを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のリングギヤの取付構造。
  8. 外周面が円形に形成された支持部の外周側にリングギヤが嵌合されるとともに、前記外周面の軸線方向での一端部に前記外周面から半径方向で外側に突出して形成されたストッパ部に前記リングギヤが突き当てられて前記リングギヤのスラスト荷重を前記ストッパ部に作用させるように構成されたリングギヤの取付構造において、
    前記外周面のうち前記ストッパ部側の部分に半径方向で内周側に窪まされた溝部が形成され、
    前記外周面のうち前記溝部を挟んで前記ストッパ部とは反対側の部分が前記リングギヤが加圧状態で密着する圧入面とされ、
    前記溝部と前記圧入面とが、前記外周面の軸線方向に沿って切断した場合の断面が円弧状を成す円弧面によって連結され、かつこの円弧面と前記リングギヤの内周面との間に所定の隙間が形成されている
    ことを特徴とするリングギヤの取付構造。
  9. 前記溝部は、その最も深い底部の前記外周面の軸線方向に沿った断面が円弧面となる形状に形成され、
    前記ストッパ部における前記リングギヤが突き当てられる側面に沿った直線が前記円弧面の接線に一致するように構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のリングギヤの取付構造。
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