JP5868238B2 - 真空断熱材、この真空断熱材を備えた断熱箱体、及びこの断熱箱体を備えた冷蔵庫 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る真空断熱材を示す説明図であり、(a)は真空断熱材の縦断面図を示し、(b)は図1のZ−Z断面図を示す。図2は、この真空断熱材を示す斜視図である。また、図3は、この真空断熱材の芯材カバーを示す斜視図である。
以下、これら図1〜図3を用いて、本実施の形態1に係る真空断熱材20について説明する。
なお、図1(b)で示した包装材6はあくまでも一例であり、層の数(積層数)や各層の材質によって本発明が限定されるものではない。包装材6として、従来より提案されている種々の包装材を用いることができる。
なお、芯材7の材質はあくまでも一例であり、従来より提案されている種々の材質で芯材7を製作することができる。
続いて、このように構成された真空断熱材の製作工程について説明する。
図4(a)に示すように、互いのPE層5を対向させて、略長方形状に形成された2枚の包装材6を重ね合わせる。そして、これら包装材6の3辺を熱溶着する。これにより、一辺が開口した袋体が形成される。なお、図4(a)では右側が開口した袋体を示している。
一方、図4(a)の工程と同時に、あるいは図4(a)の工程と前後して、図4(b)の工程を行う。つまり、略長方形状に形成された芯材7の貫通穴に、略円環形状の芯材カバー8を挿入する。
なお、図4(e)の熱溶着工程と図4(f)の貫通穴21形成工程を同時に行ってもよい。
実施の形態1では芯材カバー8の材質について特に言及しなかったが、例えば以下のような材質で芯材カバー8を形成してもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態2に係る真空断熱材20は、実施の形態1と同様、平面視略長方形状のものであり、厚み方向に貫通する貫通穴21が形成されている。
実施の形態2で示したように包装材6と芯材カバー8とを熱溶着する場合、芯材カバー8を例えば次のような形状に形成してもよい。なお、本実施の形態3で特に記述しない項目については実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態3に係る真空断熱材20は、実施の形態2と同様、包装材6の熱溶着層と芯材カバー8とを同材質で形成し、包装材6の熱溶着層と芯材カバー8とを熱溶着している。
実施の形態3で示したように包装材6と芯材カバー8のツバ部8b,8cとを熱溶着する場合、芯材カバー8を例えば次のような形状に形成してもよい。なお、本実施の形態4で特に記述しない項目については実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態4に係る真空断熱材20は、実施の形態3と同様、ツバ部8b,8cの間にも芯材7を配置し、包装材6の熱溶着層と芯材カバー8のツバ部8b,8cの外面とを熱溶着している。
実施の形態3及び実施の形態4で示したように包装材6と芯材カバー8のツバ部8b,8cとを熱溶着する場合、芯材カバー8を例えば次のように構成してもよい。なお、本実施の形態5で特に記述しない項目については実施の形態3又は実施の形態4と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
実施の形態3〜実施の形態5で示したように包装材6と芯材カバー8のツバ部8b,8cとを熱溶着する場合、芯材カバー8を例えば次のように構成してもよい。なお、本実施の形態6で特に記述しない項目については実施の形態3〜実施の形態5と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
実施の形態3〜実施の形態5で示したように包装材6と芯材カバー8のツバ部8b,8cとを熱溶着する場合、芯材カバー8の端面に包装材6を設けない構成で真空断熱材20を製作することができる。つまり、芯材カバー8の端面は、芯材カバー8と包装材6との熱溶着部分及び芯材7の配置範囲よりも貫通穴21側(つまり、貫通穴8a側)に位置することになる。このため、本実施の形態6に示すように、芯材カバー8の端面にネジ10が挿入されるネジ穴8dを形成することができる。
設備上の理由により包装材6同士の熱溶着しかできない場合や、芯材カバー8が熱溶着できない材質で形成されている場合には、例えば次のように真空断熱材20を構成してもよい。なお、本実施の形態7で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態7に係る真空断熱材20は、実施の形態1と同様に、芯材7の外周部及び芯材カバー8の貫通穴8aの内周側に配置された包装材6同士が熱溶着されている。また、本実施の形態7に係る真空断熱材20は、芯材7の貫通穴と芯材カバー8の外周面との間に所定の間隔が形成されており、芯材7と芯材カバー8との間に配置された包装材6同士も熱溶着されている。このため、本実施の形態7に係る芯材カバー8は、包装材6で形成された袋体の内部を真空引きする際に包装材6と芯材カバー8との間に空気層が形成されることを抑制するために、芯材カバー8の外周側が側面視略三角形状の凸状に形成されている。また、芯材7も同様に、包装材6で形成された袋体の内部を真空引きする際に包装材6と芯材7との間に空気層が形成されることを抑制するために、芯材7の貫通穴の内周側が側面視略三角形状の凸状に形成されている。
繊維状材料で芯材7が形成されている場合、包装材6と芯材カバー8とを熱溶着できる実施の形態2に係る真空断熱材20においても、実施の形態7と同様の構成を採用してスローリークの防止効果を向上させることができる。なお、本実施の形態8で特に記述しない項目については実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態8に係る真空断熱材20は、実施の形態2と同様に、芯材7の外周部に配置された包装材6同士が熱溶着されている。そして、真空断熱材20の貫通穴21近傍では、包装材6と芯材カバー8とが熱溶着されている。また、本実施の形態8に係る真空断熱材20は、実施の形態7と同様に、芯材7の貫通穴と芯材カバー8の外周面との間に所定の間隔が形成されており、芯材7と芯材カバー8との間に配置された包装材6同士も熱溶着されている。このため、本実施の形態8に係る芯材カバー8も、実施の形態7と同様、包装材6で形成された袋体の内部を真空引きする際に包装材6と芯材カバー8との間に空気層が形成されることを抑制するために、芯材カバー8の外周側が側面視略三角形状の凸状に形成されている。また、芯材7も同様に、包装材6で形成された袋体の内部を真空引きする際に包装材6と芯材7との間に空気層が形成されることを抑制するために、芯材7の貫通穴の内周側が側面視略三角形状の凸状に形成されている。
実施の形態1〜実施の形態8で示した真空断熱材20は、例えば冷熱機器(冷蔵庫、保管庫及び給湯器等)の断熱箱体に搭載される。以下では、一例として、真空断熱材20が搭載された冷蔵庫の断熱箱体について説明する。
断熱箱体15は、例えば金属製の外箱16と、例えば樹脂製の内箱17と、を備えている。なお、本実施の形態9に係る断熱箱体15は、冷蔵庫に用いられる断熱箱体を想定している。このため、本実施の形態9に係る断熱箱体15は、天面及び底面が閉塞された有底角筒形状(略直方体形状)に形成され、前面部が開口した形状となっている。そして、断熱箱体15の内部空間は、仕切板18によって仕切られ、複数の貯蔵室に区画されている。また、断熱箱体15には、後部下側に機械室19が形成され、後部上側に制御基板12bが設けられている。この制御基板12bは、機械室19に収納された圧縮機及び冷却器ファン(共に図示せず)の回転数制御、断熱箱体15や仕切板18の前面部に配置されたヒータ(図示せず)への通電量等を制御するものである。このため、制御基板12bは、これら圧縮機、冷却ファン及びヒータ等とワイヤリング12a(配線)で接続されている。
Claims (4)
- 包装材で形成された袋体の内部に芯材が真空封入された真空断熱材であって、
当該真空断熱材には第1貫通穴が形成され、
前記第1貫通穴と前記芯材との間に配置された芯材カバーを備え、
前記芯材カバーと前記芯材との間において、前記包装材が熱溶着されていることを特徴とする真空断熱材。 - 前記包装材の内面に熱溶着層が形成され、
前記芯材カバーは、前記熱溶着層と同じ材質で形成されて、第2貫通穴が形成されており、
前記包装材の前記熱溶着層と前記芯材カバーとが熱溶着され、前記芯材カバーの第2貫通穴が当該真空断熱材の第1貫通穴となっていることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。 - 外箱及び内箱を有し、
前記外箱と前記内箱との間に形成された空間に、請求項1又は請求項2に記載の真空断熱材を備えたことを特徴とする断熱箱体。 - 請求項3に記載の断熱箱体を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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