JP5867255B2 - 熱交換器、熱交換器ユニット、および熱交換器の取り付け方法 - Google Patents

熱交換器、熱交換器ユニット、および熱交換器の取り付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気熱量効果を有する磁性体を用いた熱交換器に関する。
環境配慮型の冷凍技術として、磁性体(磁気冷凍材料)に外部から磁場を加えて温度を変化させる磁気熱量効果を利用する技術の研究が進められており、磁性体に液体媒体を接触させて熱交換を行う装置が提案されている。
磁性体と液体媒体との熱交換を高効率で行うためには磁性体が高い比表面積を有していることが望ましい。従来、磁性体を最大径が0.1mm以上2mm以下である球状とし、それらを容器に充填してなる熱交換器が提案されている(特許文献1)。この熱交換器の構成を模式的に示すと図14のようになる。図14においては、球状の磁性体101が、容器103に充填されている。
特開2010−77484号公報
磁性体を球状として容器に充填させた場合、粒径を小さくするに従い磁性体の比表面積は大きくなるものの、その分、液体媒体の圧力損失が増大してしまう。その結果、液体媒体が磁性体の表面をスムーズに流れずに熱交換効率が低下したり、液体媒体の流動に費やすエネルギーが増大し、エネルギー効率が悪化したりするという問題があった。
また、磁性体を用いた熱交換器は小型化が可能であるが、小型化によって取り付け対象物への取り付け作業が困難になるという問題があった。
本発明の目的は、圧力損失の増大を抑制できる磁性体を用いた熱交換器を提案することである。
また、本発明の別の目的は、容易に取り付けることができる熱交換器の取り付け方法を提案することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、線状の形状である複数の磁性体を、当該磁性体の側壁によって流路を形成するように、当該磁性体の長手方向と交差する方向に重ねて固定してなり、前記磁性体は、少なくともその長手方向と直交する面の断面形状が、(a)平行である2辺と、該2辺に直交する2辺と、によって構成される矩形の4つの角の部分を切り欠いた形状であって、複数の前記磁性体を前記長手方向と交差する方向に重ねたときに前記側壁により流路が形成される形状、及び、(b)十字型、からなる群から選ばれるいずれか1種であるものを含むことを特徴とする。
このように構成された熱交換器は、形成される流路や熱交換器の周囲に液体媒体を流すことで、磁性体と液体媒体の熱交換を行うことができる。磁性体は線状の形状であるため、比表面積を十分に大きく保ちつつ、圧力損失を小さくして液体媒体を流れやすくすることができ、熱交換効率を向上できる。また液体媒体の流動に必要なエネルギーを低減してエネルギー効率の悪化を抑制できる。
線状の形状とは、細長い柱状の形状ということもできる。磁性体は全体として線状の形状であり、かつ、それらを重ねた際に流路が形成できるものであれば、様々な断面形状とすることができる。例えば、磁性体を加工しやすい簡単な形状とすることで、加工性や生産性を高めることができる。
また、磁性体の断面形状を変化させることで、熱交換器の空孔率(流路の占める割合)や比表面積を調整することができるため、熱交換器を所望の性能に調整することができる。
磁性体の断面形状の例としては、例えば、断面形状を八角形,および十字型などとすることができる。
ここでいう八角形とは、正八角形に限定されるものではないが、ある1つの方向に対して平行な2辺と、その2辺に直交する2辺と、を有する形であると容易に重ねることができるため都合がよい。
またここでいう十字型とは、長方形のように一方に長さを有する形状のものが縦横に交差した形とも言える。
磁性体の断面形状を円形とする場合、非常に容易に加工することができる。また、熱交換器内部において、形成される流路に対して磁性体が占める割合を大きくすることができ、吸熱量および発熱量を大きくできるほか、液体媒体との接触面積が大きくなり、熱伝導を行いやすくすることができる。
また磁性体の断面形状を八角形にした場合、磁性体同士の接触面積が大きくなるため磁束が通りやすくなり、その結果、印加される磁場に対して得られる磁気熱量効果を高めることができる。
また磁性体の断面形状を十字型にした場合、空孔率を高めて液体媒体の流れる量を多くすることができる。
上述した断面形状による特性の傾向を表1に示す。
なお、異なる断面形状を有する磁性体を複数種類組み合わせて熱交換器を形成してもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の熱交換器において、さらに筒状のケースを備えており、複数の磁性体は、形成される流路がケースの軸方向に沿うようにケースに挿入されてなることを特徴とする。
このように構成された熱交換器は、磁性体をケースによって保護することができる。なお、ケースと磁性体との間に間隙がある場合には、その間隙も流路として利用することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器において、固定された複数の磁性体のうち、少なくとも外側に配置される磁性体が、内側に配置される磁性体よりも断面積が大きいことを特徴とする。
熱交換器における外側(熱交換器全体の外周側)に位置する磁性体は、外部環境の影響を受けやすく、磁気熱量効果により磁性体の温度を上昇させたときには外部に放熱してしまったり、逆に温度を低下させたときには外部からの熱を吸熱してしまったりしやすい。しかしながら上記構成の熱交換器は、外側部分の磁性体の体積が大きいため、その部分の発熱量・吸熱量を増加させることができる。それにより、外部の熱が液体媒体に与える影響を小さくして、液体媒体との熱交換を十分に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱交換器において、磁性体の表面を被覆する被覆部材を備えることを特徴とする。
このように構成された熱交換器は、磁性体が被覆部材によって保護されることとなるため、液体媒体との摩擦によって磁性体が破損することを抑制できる。なお、被覆部材としては、磁性体の形状保持機能、耐食性、熱伝導率の高い材質を用いるとよい。
上記被覆部材は、請求項6に記載のように、磁性体の側壁を覆う筒状形状であってもよいし、請求項7に記載のように、金属であって、めっき処理によって磁性体の表面に被覆されていてもよい。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された複数の熱交換器を備える熱交換器ユニットであって、複数の熱交換器の流路を通過するように挿入されて、当該複数の熱交換器を連結する長尺状のガイド部材を備えることを特徴とする。
このように構成された熱交換器ユニットは、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された複数の熱交換器がガイド部材によって連結されているため、各熱交換器をバラバラに扱うことなく1つの物として扱うことができ都合がよい。
請求項9に記載の発明は、長尺状のガイド部材を、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された複数の熱交換器の流路に挿入して当該複数の熱交換器を前記磁性体の長手方向に連結した状態で、取り付け対象物に対して複数の熱交換器の取り付けを行うことを特徴とする熱交換器の取り付け方法である。
このような取り付け方法であれば、複数の熱交換器を一体として取り扱うことができ、取り付け対象物に対して容易に取り付けることができる。
ここでいう取り付け対象物とは、上述した熱交換器を備える装置などが該当する。
なお、ガイド部材は、熱交換器を取り付け対象物に取り付け後に熱交換器から外してもよいし、外さなくともよい。
実施例1の熱交換器の製造方法を説明する図である。 液体媒体の流れと磁場の印加の例を説明する図である。 熱交換器ユニットを示す斜視図である。 実施例2の熱交換器の製造方法を説明する図である。 実施例3の熱交換器の製造方法を説明する図である。 実施例4の熱交換器の製造方法を説明する図である。 実施例5の熱交換器における磁性体の製造方法を説明する図である。 実施例6の熱交換器における磁性体の製造方法を説明する図である。 変形例の熱交換器を説明する図である。 変形例の熱交換器を説明する図である。 変形例の熱交換器を説明する図である。 変形例の熱交換器を説明する図である。 変形例の磁性体を説明する図である。 従来の熱交換器の例を示す図である。
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。なお図面は形状等の理解を容易にする目的で、大きさの比率が実際とは異なる部分や、関連する図ごとの大きさの比率や構成部材の数が相違する部分がある。
[実施例1]
本実施例では、断面形状が円形である磁性体を用いた熱交換器について説明する。
磁性体としては、NaZn13結晶構造を主相とするLaFe13系材料を用いた。この磁性体は、水素を含浸させることでキュリー温度が変化し、磁性体の動作温度(磁気熱量効果を発現する温度)が変化する。もちろん、上記以外の磁性体を用いてもよい。
熱交換器の製造方法を図1(A)〜(D)を用いて説明する。
まず、図1(A)に示すような磁性体の粉末を、図1(B)に示す線状の形状に成型加工し、線状の磁性体11を作製する。成型の方法は特に限定されないが、例えば粉末を型に入れ焼結加工して成型することができる。本実施例では、磁性体を円柱状に成型した。
次に、図1(C)に示すように、円柱状に成型した複数の磁性体11を、磁性体11の長手方向と交差する方向に重ねて(換言すると、複数の磁性体11を長手方向が揃うように隣接させて並べて)、それらを焼結によって固定し、磁性体の集合体13を作製した。磁性体11を固定する方法は焼結に限定されない。例えば接着剤により固定したり、磁性体11を束ねて帯状の部材で締め付けることで固定したりすることが考えられる。
その後、磁性体の集合体13を金属製の円筒状のケース15に挿入した。図1(C)において、ケース15の側壁は内部が透視できるように示している(図2〜図6においても同様)。ケース15の両端部は開放されている。なおケース15の素材は金属に限定されず、例えば樹脂によって製造してもよい。
以上の工程により熱交換器1を製造した。
熱交換器1の断面図を図1(D)に示す。なお図1(D)および以降の図において、断面図とは磁性体の長手方向に対して直交する平面で熱交換器を切断したときの切断部の図である。磁性体11は長手方向と直交する面の断面が円形であるため、磁性体11同士を密着させると、複数の磁性体11の側壁(外周壁)によって間隙が形成され、それが流路17となる。集合体13は、流路17がケース15の軸方向に沿うようにケース15に挿入されている。
液体媒体は、図2に示すように、流路17を通って磁性体11の長手方向に流すことができる。このときに熱交換器1に磁場を印加することで熱交換器1の磁性体が吸熱または発熱し、それによって液体媒体との熱交換が実現される。なお、磁場を印加する方向は図2の方向には限定されず、どのような方向から印加してもよい。
このように構成された熱交換器1において、磁性体11は線状の形状であるため、比表面積を十分に大きく保ちつつ、流路17を流れる液体媒体の圧力損失を小さくして液体媒体を流れやすくすることができ、熱交換効率を向上できる。また液体媒体の流動に必要なエネルギーを低減してエネルギー効率の悪化を抑制できる。
また、磁性体11の断面形状を円形としているため、非常に容易に加工できる。また熱交換器1内部において、形成される流路17に対して磁性体11が占める割合を大きくすることができ、吸熱量および発熱量を大きくできるうえ、磁性体11と液体媒体との接触面積が大きくなり、熱伝導を行いやすくすることができる。
また、磁性体11はケース15に挿入されているため、磁性体11をケースによって保護することができる。なお、ケースは必ず用いる必要はなく、ケースを用いない構成であってもよい。
なお、図3に示すように、長尺状のガイド部材21を用いて、複数の熱交換器1を連結した熱交換器ユニット23を形成することもできる。
ガイド部材21としては金属製のワイヤを用いる。なお、ガイド部材21は金属製のワイヤに限るものではなく、細く長く形成されたものであれば樹脂や糸などのように様々な材質のものを用いることができる。
ガイド部材21は、複数の熱交換器1それぞれに形成された流路17を通過するように挿入される。また、複数の(図3においては2つの)ガイド部材21を用いることで、熱交換器1それぞれがガイド部材21を中心として回転してしまうことを抑制でき、それにより、熱交換器1同士の位置が磁性体11の長手方向と交差する方向にずれてしまうことを抑制できる。
なおガイド部材21は、熱交換器1における磁性体11とケース15との間の流路に通過させてもよい。
このように熱交換器ユニット23を形成し、複数の熱交換器1を連結した状態とすることで、複数の熱交換器1を1つの物として扱うことができる。例えば、複数の熱交換器1を所定の取り付け対象物に取り付ける際に熱交換器1をバラバラに扱う必要がなくなり便利である。取り付け対象物とは、例えば複数の熱交換器1を取り付けることによって動作する熱交換装置が該当する。
なお、熱交換器ユニット23を取り付け対象物に取り付けた後には、ガイド部材21を取り外してもよい。それにより、ガイド部材21が液体媒体の流れに及ぼす影響を無くすことができる。
また、熱交換器ユニット23における複数の熱交換器1の集合体13同士を互いに固定し、その後にガイド部材21を取り外してもよい。なお、集合体13同士を焼結により固定する場合には、加熱によって自然に取り外されるガイド部材21を用いることで、ガイド部材21を取り外す作業を簡単なものとすることができる。具体的には、例えば加熱によって燃焼または溶解する材質でガイド部材21を形成しておくことが考えられる。
[実施例2]
本実施例では、断面形状が八角形である磁性体を用いた熱交換器について説明する。
磁性体としては、実施例1と同様の材質のものを用いた。本実施例では、まず磁性体の粉末を線状の形状に成型加工し、図4(A)に示すような断面が八角形である磁性体31を形成した。
次に、図4(B)に示すように、複数の磁性体31を磁性体31の長手方向と交差する方向に重ねてそれらを固定し、磁性体の集合体33を作製した。なお、磁性体31は側壁の面同士が接触するように重ねて固定した。
その後、磁性体の集合体33を筒状のケース35に挿入した。以上の工程により熱交換器3を製造した。
熱交換器3の断面図を図4(C)に示す。磁性体31同士を重ねると、磁性体31の側壁(外周壁)によって流路37となる間隙が形成される。図4(D)のように、この流路37を液体媒体が通過し、このときに熱交換器3に磁場を印加することで熱交換を行うことができる。
このような熱交換器3は、実施例1の熱交換器1と同様に液体媒体の圧力損失を低減することができる。また、磁性体31は長手方向と直交する面の断面が八角形であるため、例えば実施例1の円柱形の場合と比較して磁性体31同士の接合部分が大きくなる。その結果、磁性体31の長手方向と交差する方向、例えば図4(D)に示す方向に磁場を印加すると、磁束が通過する磁性体部分が増加して磁性体が通過しやすくなるため、印加される磁場の強さに対して得られる磁気熱量効果を増加させることができ、エネルギー効率の向上を図ることができる。
[実施例3]
本実施例では、断面形状が十字型である磁性体を用いた熱交換器について説明する。
磁性体としては、実施例1と同様の材質のものを用いる。本実施例では、磁性体の粉末を線状の形状に成型加工し、図5(A)に示すような断面が十字型である磁性体41を形成した。
次に、図5(B)に示すように、複数の磁性体41を磁性体41の長手方向と交差する方向に重ねてそれらを固定し、磁性体の集合体43を作製した。なお、磁性体41は側壁の面同士が接触するように重ねて固定した。
その後、磁性体の集合体43を筒状のケース45に挿入した。以上の工程により熱交換器5を製造した。
熱交換器5の断面図を図5(C)に示す。磁性体41同士を重ねると、磁性体41の側壁(外周壁)によって流路47となる間隙が形成される。図5(D)のように、この流路47を液体媒体が通過し、このときに熱交換器5に磁場を印加することで熱交換を行うことができる。
このような熱交換器5は、実施例1の熱交換器1と同様に液体媒体の圧力損失を低減することができる。また、磁性体41は長手方向と直交する面の断面が十字型であるため、例えば実施例1の円柱形の場合と比較して磁性体41同士の接合部分が大きくなる。その結果、磁性体41の長手方向と交差する方向、例えば図5(D)に示す方向に磁場を印加すると、磁束が通過する磁性体部分が増加して磁性体が通過しやすくなるため、磁場の強さに対する磁気熱量効果を増加させることができ、エネルギー効率の向上を図ることができる。
また、磁性体41の断面が十字型であるため、空孔率を高めて流路47を大きくすることができ、液体媒体の流れる量を多くすることができる。
[実施例4]
本実施例では、表面を被覆部材に被覆された磁性体を複数重ねて熱交換器を製造した。
被覆部材51は図6(A)に示すように円筒形状であって、銅を主成分として形成されており、図6(B)に示すように内部に磁性体53を挿入可能となっている。磁性体53と被覆部材51とはほぼ隙間なく密着している。なおこの磁性体53は実施例1にて説明した磁性体11と同様の材質および形状を有するものである。
被覆部材51により覆われた磁性体53を長手方向が揃うように複数並べて固定し、ケース55に挿入して、図6(C)に示す熱交換器7を製造した。なお磁性体53同士の固定は、接着剤や磁性体53を帯状の部材で束ねることで実現してもよいが、被覆部材51同士を直接接合することで実現してもよい。
熱交換器7の断面図を図6(D)に示す。熱交換器7では、磁性体53の側壁を覆う被覆部材51の間に形成される間隙が流路57となる。
このように構成された熱交換器7では、被覆部材51によって磁性体53が保護されるため、液体媒体との摩擦によって磁性体53が破損してしまうことを抑制できる。さらに被覆部材51として熱伝導率の高い銅を用いているため、被覆部材51を介することで熱交換の効率が低下してしまうことも抑制できる。
[実施例5]
本実施例では、実施例4とは異なる被覆部材によって表面を被覆した磁性体を複数重ねて熱交換器を製造した。具体的には、図7(A),(B)に示すように、線状形状の磁性体61に銅めっきを施すことで、磁性体61を被覆する被覆部材63を形成した。なお以降の熱交換器の製造方法については実施例4と同様であり、詳細な説明を割愛する。
このような磁性体61を有する熱交換器は、実施例4の熱交換器7と同様の効果が得られるうえ、磁性体61と被覆部材63との密着性が高いため、磁性体61と被覆部材63との間に大きな隙間が生じて熱交換の効率が低下してしまうことを抑制できる。
[実施例6]
本実施例では、磁性粉末を線形かつ中空の容器に充填することで線形の磁性体を形成し、その磁性体を複数重ねて熱交換器を製造した。
本実施例では、図8(A)に示すような磁性体の粉末を、図8(B)に示すように円筒形状であって銅製の被覆部材71の中空部分に充填し、図8(C)に示す線形の磁性体73を作製した。
被覆部材71の中空部分に磁性体の粉末を固定して脱落しないようにする方法は特に限定されず、様々な手法を用いることができる。例えば被覆部材71の一方の開口を閉じた状態で磁性体を圧入して固定することや、磁性体の充填後に被覆部材71の開口部分に蓋をすることが考えられる。
また、充填後に磁性体の粉末を接着剤にて固定してもよい。その場合には少なくとも被覆部材71の開口付近に位置する磁性体の粉末を接着剤にて固定するとよい。
なお、以降の熱交換器の製造方法については実施例4と同様であり、詳細な説明を割愛する。
このように作製された磁性体73を用いて形成された熱交換器は、被覆部材71が実施例4の被覆部材51と同様の機能を果たすため、実施例4の熱交換器7と同様の効果を得ることができる。また、磁性体の粉末を焼結により線状に成形する必要がないので、焼結によって磁性体の特性が変化してしまうことを抑制できる。
[変形例]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、1種類の線状形状の磁性体によって熱交換器を形成する構成を例示したが、複数種類の線状形状の磁性体を用いて熱交換器を形成してもよい。
図9に、複数種類の線状形状の磁性体を用いて形成される熱交換器の例を示す。図9の熱交換器は、断面が正方形である筒状のケースを用い、断面が十字型の磁性体と八角形の磁性体との2種類を用いる。そして、外側、即ち、ケース付近または外周側には、断面が八角形の磁性体を配置し、内側には断面が十字型の磁性体を配置している。
図中、筒の断面積とは、熱交換器全体の断面積であって、磁性体の断面積と流路の断面積との和である。筒の体積とは熱交換器全体の体積であって、磁性体の体積と流路の体積との和である。断面の空孔率とは、熱交換器全体における流路の断面積の割合である。
上記図9の熱交換器は、外側に配置される磁性体の断面積が内側に配置される磁性体の断面積よりも大きい。熱交換器の外側は外部環境の影響を受けやすく、磁気熱量効果により磁性体の温度を上昇させたときには外部に放熱してしまったり、逆に温度を低下させたときには外部から吸熱してしまったりしやすい。しかしながらこのように構成された熱交換器は、外側部分の磁性体の体積が大きいため、その部分の発熱量・吸熱量を増加させることができる。それにより、外部の熱が液体媒体に与える影響を小さくして、液体媒体との熱交換を十分に行うことができる。
なお、外部の熱が液体媒体に与える影響を小さくするためには、外側、即ちケース付近に発熱量・吸熱量の大きい断面積の大きい磁性体が存在して入ればよく、図9の構成に限定されるものではない。例えば中心に断面積の大きい磁性体が存在していても良い。
また、図10に、断面が円形である磁性体を用いたときの製造例1〜4を示す。製造例1,2は円筒形のケースを用いた例であり、製造例3,4は四角筒形のケースを用いた例である。また、製造例1,3は、製造例2,4よりも大きい断面積の磁性体を用いた例である。
また、図11に、断面が八角形である磁性体を用いたときの製造例5,6を示す。製造例5,6は四角筒形のケースを用いている。また、製造例5は製造例6よりも大きい断面積の磁性体を用いた例である。
また、図12に、断面が十字型である磁性体を用いたときの製造例7〜9を示す。製造例7〜9は四角筒形のケースを用いている。また、製造例7〜9は、それぞれ磁性体の断面積が異なる。
なお、ケースおよび磁性体の形状は上述したものに限らず、様々な形状とすることができる。例えば、磁性体の形状は直線状に限定されず、屈曲したものであってもよい。
またケース自体を、伸縮性を有する部材、あるいはその内部空間の大きさを調整できるように構成された部材で形成し、線状形状とした複数の磁性体を束ねてケースによって締め付けることで、線状形状とした複数の磁性体を固定するように形成してもよい。
また上記実施例4〜6において、被覆部材51,63,71は銅である構成を例示したが、被覆部材の材質は特に限定されず様々なものを採用することができる。例えば銅以外の金属を用いてもよい。また実施例4,6においては、金属に限らず合成樹脂にて被覆部材51,71を形成してもよい。
被覆部材の材質には、磁性体の形状保持機能、耐食性、熱伝導率の高い材質を選択することが好ましい。金属材料は高い弾性や剛性を備え形状保持機能が高く、さらに熱伝導率が高いため都合がよい。樹脂材料は金属に比べて熱伝導率は低くなり易いが、弾性や耐食性を高めることが可能となる。樹脂に熱伝導性の良いフィラーを混合して熱伝導率を高めてもよい。また耐食性の高い材質とはニッケル、クロム、亜鉛もしくは樹脂材料などが考えられる。
また実施例4,6において、被覆部材51,71の形状は円筒形に限らず様々な形状とすることができる。例えば、図13(A)に示す被覆部材81のように、十字型の断面形状であって、磁性体83の挿入される中空部分が円形となるように形成してもよいし、図13(B)に示す被覆部材85のように、円形の断面形状であって、磁性体87の挿入される中空部分が矩形となるように形成してもよい。
1,3,5,7…熱交換器、11…磁性体、13…集合体、15…ケース、17…流路、21…ガイド部材、23…熱交換器ユニット、31…磁性体、33…集合体、35…ケース、37…流路、41…磁性体、43…集合体、45…ケース、47…流路、51…被覆部材、53…磁性体、55…ケース、57…流路、61…磁性体、63…被覆部材、71…被覆部材、81…被覆部材、83…磁性体、85…被覆部材、87…磁性体、101…磁性体、103…容器

Claims (9)

  1. 線状の形状である複数の磁性体を、当該磁性体の側壁によって流路を形成するように、当該磁性体の長手方向と交差する方向に重ねて固定してなり、
    前記磁性体は、少なくともその長手方向と直交する面の断面形状が、(a)平行である2辺と、該2辺に直交する2辺と、によって構成される矩形の4つの角の部分を切り欠いた形状であって、複数の前記磁性体を前記長手方向と交差する方向に重ねたときに前記側壁により流路が形成される形状、及び、(b)十字型、からなる群から選ばれるいずれか1種であるものを含む
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記(a)の形状は、八角形である
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 筒状のケースを備え、
    前記複数の磁性体は、形成される流路が前記ケースの軸方向に沿うように前記ケースに挿入されてなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記固定された複数の磁性体において、少なくとも外側に配置される磁性体は、内側に配置される磁性体よりも断面積が大きい
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記磁性体の表面を被覆する被覆部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 前記被覆部材は、前記磁性体の側壁を覆う筒状形状である
    ことを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
  7. 前記被覆部材は金属であり、めっき処理によって前記磁性体の表面に被覆されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された複数の熱交換器と、
    前記複数の熱交換器の前記流路を通過するように挿入されて、当該複数の熱交換器を連結する長尺状のガイド部材と、を備える
    ことを特徴とする熱交換器ユニット。
  9. 長尺状のガイド部材を、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された複数の熱交換器の前記流路に挿入して当該複数の熱交換器を前記磁性体の長手方向に連結した状態で、取り付け対象物に対して前記複数の熱交換器の取り付けを行う
    ことを特徴とする熱交換器の取り付け方法。
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