JP2018151118A - 磁気作業体及びこれを使用した磁気ヒートポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空隙率を大きくして熱交換効率を向上させることができる磁気作業体及びこれを使用した磁気ヒートポンプ装置を提供する。【解決手段】磁気作業物質で形成され、棒状体の軸方向に当該棒状体を複数隣接させて接合したときの空隙率を調整する空隙率調整用孔30aを有する複数の筒状体30を、隣接する筒状体で囲まれる隙間31の断面形状が同一形状となるように接合し、前記筒状体の内面と前記隙間とで熱媒体を通す熱媒体通路を形成している。【選択図】図3
Description
本発明は、磁気熱量効果を有する磁気作業体及びこれを使用した磁気ヒートポンプ装置に関する。
フロン等の気体媒体を使用した従来の蒸気圧縮冷凍装置に代わり、磁気作業物質が励磁と消磁の際に大きな温度変化を生じさせる性質である磁気熱量効果を利用した磁気ヒートポンプ装置が近年注目されている。
この磁気ヒートポンプ装置では、液媒体の通流路に磁気作業物質を配置し、磁気熱量効果で熱媒体と熱交換するようにしている。従来は、磁気作業物質を粒状に成形し、粒状の磁気作業物質を筒状ケース内に収納し、この筒状ケース内に液媒体を流通させるようにしている。
この磁気ヒートポンプ装置では、液媒体の通流路に磁気作業物質を配置し、磁気熱量効果で熱媒体と熱交換するようにしている。従来は、磁気作業物質を粒状に成形し、粒状の磁気作業物質を筒状ケース内に収納し、この筒状ケース内に液媒体を流通させるようにしている。
このように、磁気作業物質を粒状に成形した場合には、液媒体との接触面積を増やすことができる反面、熱媒体の流路抵抗が大きくなり、効率の良い熱交換を行なうことができないという課題がある。
このため、熱媒体の流路抵抗を低減するために、特許文献1及び2に記載された磁気作業体が提案されている。
特許文献1では、磁気作業物質を直方体状に成形し、この直方体にブロングを有するパンチで軸方向に多数の貫通孔を形成するようにしている。
特許文献2では、磁気作業物質を、円形、八角形、十字形等の断面形状を有する柱状体に形成し、この柱状体を複数本円筒ケースや角筒ケース内に収納して柱状体間に熱媒体通路を形成するようにしている。
このため、熱媒体の流路抵抗を低減するために、特許文献1及び2に記載された磁気作業体が提案されている。
特許文献1では、磁気作業物質を直方体状に成形し、この直方体にブロングを有するパンチで軸方向に多数の貫通孔を形成するようにしている。
特許文献2では、磁気作業物質を、円形、八角形、十字形等の断面形状を有する柱状体に形成し、この柱状体を複数本円筒ケースや角筒ケース内に収納して柱状体間に熱媒体通路を形成するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の磁気作業体では、磁気作業物質で形成した直方体に対して多数の貫通孔を形成するので、磁気作業物質の屑が発生するとともに、貫通孔を正確に形成することが困難であるという未解決の課題がある。
これに対して、上記特許文献2に記載の磁気作業体では、磁気作業物質で形成した多数の柱状体を隣接させて、各柱状体の外周面で囲まれる空間を熱媒体通路とするようにしているので、柱状体の断面形状を円形や八角形とした場合には、熱媒体通路となる空隙率が低下し、熱媒体の流通量が少なくなり、多くの流通量を得るためには磁気作業体の断面形状を大きくしなければならないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記特許文献1及び2に記載された従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、空隙率を大きくして熱交換効率を向上させることができる磁気作業体及びこれを使用した磁気ヒートポンプ装置を提供することを目的としている。
これに対して、上記特許文献2に記載の磁気作業体では、磁気作業物質で形成した多数の柱状体を隣接させて、各柱状体の外周面で囲まれる空間を熱媒体通路とするようにしているので、柱状体の断面形状を円形や八角形とした場合には、熱媒体通路となる空隙率が低下し、熱媒体の流通量が少なくなり、多くの流通量を得るためには磁気作業体の断面形状を大きくしなければならないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記特許文献1及び2に記載された従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、空隙率を大きくして熱交換効率を向上させることができる磁気作業体及びこれを使用した磁気ヒートポンプ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る磁気作業体の一態様は、磁気作業物質で形成され、棒状体の内部に、貫通する当該棒状体を複数隣接させて接合したときの空隙率を調整する軸方向の空隙率調整用孔を有する筒状体で構成されている。
また、本発明に係る磁気ヒートポンプ装置の一態様は、上述した磁気作業体を熱媒体通流方向に沿って配置したダクトと、このダクトの磁気作業体に印加される磁場の大きさを変更する磁場変更機構と、磁気作業体の高温端及び低温端間で前記熱媒体を移動させる熱媒体移動機構と、高温端側の前記熱媒体を放熱させる放熱側熱交換器と、低温端側の前記熱媒体に吸熱させる吸熱側熱交換とを備えている。
また、本発明に係る磁気ヒートポンプ装置の一態様は、上述した磁気作業体を熱媒体通流方向に沿って配置したダクトと、このダクトの磁気作業体に印加される磁場の大きさを変更する磁場変更機構と、磁気作業体の高温端及び低温端間で前記熱媒体を移動させる熱媒体移動機構と、高温端側の前記熱媒体を放熱させる放熱側熱交換器と、低温端側の前記熱媒体に吸熱させる吸熱側熱交換とを備えている。
本発明の一態様によれば、磁気作業体を、軸方向に貫通して棒状体を複数隣接させて接合したときの空隙率を調整する空隙率調整用孔を形成した筒状体としたので、隣接する筒状体で形成される空隙と、空隙率調整孔とで熱媒体通路を形成することができ空隙率調整孔の内径を変更することにより、空隙率を任意に調整可能な磁気作業体を構成することができる。
したがって、複数の円筒体を隣接させて磁気作業体を構成する場合に、磁気作業体の外径を変更することなく、空隙率を変化させることが可能となる。
また、空隙率を最適とする磁気作業体を熱媒体が通流するダクトに配置することにより、空隙率と熱媒体の流路抵抗を最適に調整して熱交換効率を向上させることができる磁気ヒートポンプ装置を提供することができる。
したがって、複数の円筒体を隣接させて磁気作業体を構成する場合に、磁気作業体の外径を変更することなく、空隙率を変化させることが可能となる。
また、空隙率を最適とする磁気作業体を熱媒体が通流するダクトに配置することにより、空隙率と熱媒体の流路抵抗を最適に調整して熱交換効率を向上させることができる磁気ヒートポンプ装置を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の一実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
まず、本発明の一の態様を表す磁気ヒートポンプ装置の一実施形態について説明する。
〔磁気ヒートポンプ装置の構成〕
磁気ヒートポンプ装置10は、図1に示すように、ヒートポンプ本体11と、高温側切換弁12と、放熱側熱交換器13と、ヒータ14と、循環ポンプ15と、低温側切換弁16と、吸熱側熱交換器17とを備えている。
ヒートポンプ本体11は、ヒートポンプ用AMR(Active Magnetic Regenerator)を構成するものである。このヒートポンプ本体11は、図2に示すように、図示しないサーボモータに減速機を介して連結されて一方向に回転駆動されるロータ21と、このロータ21の周囲を囲む円筒状のケース体で構成される円筒状固定部としてのステータ22とを備えている。
〔磁気ヒートポンプ装置の構成〕
磁気ヒートポンプ装置10は、図1に示すように、ヒートポンプ本体11と、高温側切換弁12と、放熱側熱交換器13と、ヒータ14と、循環ポンプ15と、低温側切換弁16と、吸熱側熱交換器17とを備えている。
ヒートポンプ本体11は、ヒートポンプ用AMR(Active Magnetic Regenerator)を構成するものである。このヒートポンプ本体11は、図2に示すように、図示しないサーボモータに減速機を介して連結されて一方向に回転駆動されるロータ21と、このロータ21の周囲を囲む円筒状のケース体で構成される円筒状固定部としてのステータ22とを備えている。
ロータ21は、回転軸23に固定された軸方向に延長する直方体状の支持部材24と、この支持部材24の対向する長辺上に固定された半径方向及び軸方向に延長する磁場発生部材となる一対の永久磁石25A及び25Bとを備えている。永久磁石25A及び25Bのそれぞれは、幅広形状を有し、外周側の先端が回転軸23の中心を中心する円筒面とされている。
ステータ22の内周面には、例えば上下位置及び左右位置に中心を挟んで対向するように2つずつ計4つの中空ダクト26A、26B及び26C、26Dが円周方向に90°間隔で永久磁石25A及び25Bの外周面と対向するようにステータ22の軸方向に延長して配置されている。これら中空ダクト26A〜26Dのそれぞれは、断熱性の高い樹脂材料で形成されている。これにより、後述する磁気熱量効果を有する磁気作業体の外部への熱損失を低減させ、回転軸23側への伝熱を防いでいる。
ステータ22の内周面には、例えば上下位置及び左右位置に中心を挟んで対向するように2つずつ計4つの中空ダクト26A、26B及び26C、26Dが円周方向に90°間隔で永久磁石25A及び25Bの外周面と対向するようにステータ22の軸方向に延長して配置されている。これら中空ダクト26A〜26Dのそれぞれは、断熱性の高い樹脂材料で形成されている。これにより、後述する磁気熱量効果を有する磁気作業体の外部への熱損失を低減させ、回転軸23側への伝熱を防いでいる。
各中空ダクト26A〜26Dのそれぞれは、回転軸23の中心を中心とする内側円筒面26aと回転軸23の中心を中心とする外側円筒面26bとこれら内側円筒面26a及び外側円筒面26bの両端部間をそれぞれ連結する円弧状側面部26c及び26dとで偏平な円弧状の長円形に形成され、円周方向の長さが永久磁石25A及び25Bの円周方向の長さと略等しく選定されている。
各中空ダクト26A〜26D内には、励磁と消磁の際に大きな温度変化を生じさせる性質である磁気熱量効果を発揮する磁気作業体27A〜27Dが配置されている。
各中空ダクト26A〜26D内には、励磁と消磁の際に大きな温度変化を生じさせる性質である磁気熱量効果を発揮する磁気作業体27A〜27Dが配置されている。
この磁気作業体27A〜27Dのそれぞれは、磁気熱量効果を発揮する磁気作業物質で形成され、図3に示すように、棒状体の内部に、棒状体を複数隣接させて接合したときの空隙率を調整する軸方向の空隙率調整用孔30aを形成した単体の磁気作業体となる筒状体30を複数外周面で格子状に接合して構成されている。
ここで、筒状体30は、スラリー状の磁気作業物質を押出成形機に投入して、押出成形することにより製造する押出成形品で構成され、例えば外径1mm、内径0.485mm、長さ100mmの円筒体とされている。この単体の磁気作業体となる筒状体30は円筒体に限定されるものではなく、楕円筒体や正4n角筒体(nは2以上)等で構成することができ、要は複数の単体の磁気作業体を軸方向と直交する方向に隣接させて接合したときに、隣接する単体の磁気作業体で囲まれる隙間31が均一形状となるものであればよい。また、空隙率調整用孔30aの形状は任意形状とすることができる。
ここで、筒状体30は、スラリー状の磁気作業物質を押出成形機に投入して、押出成形することにより製造する押出成形品で構成され、例えば外径1mm、内径0.485mm、長さ100mmの円筒体とされている。この単体の磁気作業体となる筒状体30は円筒体に限定されるものではなく、楕円筒体や正4n角筒体(nは2以上)等で構成することができ、要は複数の単体の磁気作業体を軸方向と直交する方向に隣接させて接合したときに、隣接する単体の磁気作業体で囲まれる隙間31が均一形状となるものであればよい。また、空隙率調整用孔30aの形状は任意形状とすることができる。
また、筒状体30は、図4に示すように、軸方向に高い磁気熱量効果を発揮する温度帯が異なる複数例えば第1磁気作業物質MM1、第2磁気作業物質MM2及び第3磁気作業物質MM3の3つの磁気作業物質を例えば温度帯が順に高くなるように軸方向に配列して構成することが好ましい。一例として、3つの磁気作業物質MM1〜MM3として、温度Tとエントロピー変化(−ΔS)〔J/kg・K〕との関係が、図5に表されるものが選択されている。
すなわち、第1磁気作業物質MM1は図5の特性曲線L1で示すように、一番低いキュリー点付近の温度Tp1でエントロピー変化(−ΔS)がピークとなる山形特性を有し、第2磁気作業物質MM2は、図5の特性曲線L2で示すように、第1磁気作業物質MM1より高いキュリー点付近の温度Tp2でエントロピー変化(−ΔS)がピークとなる山形特性を有し、第3磁気作業物質MM3は、第2磁気作業物質MM2より高いキュリー点付近の温度Tp3でエントロピー変化(−ΔS)がピークとなる山形特性を有するMn系材料又はLa系材料が使用されている。
これらMn系材料又はLa系材料は、従来使用されていたGd系材料よりも励磁/消磁による磁気エントロピー変化(−ΔS)が大きく、吸熱/放熱能力も高い。しかしながら、各材料の高い磁気熱量効果を発揮する稼働温度域(駆動温度スパン)がGd系材料よりも狭いため、単体で使用したのでは常温から必要とする冷凍/放熱(給湯等)温度まで温度変化をさせることができない。
このため、第1磁気作業物質MM1、第2磁気作業物質MM2及び第3磁気作業物質MM3を筒状体30の軸方向に並べて配置することにより、必要な温度範囲で高い磁気熱量効果を得ることができる。
このため、第1磁気作業物質MM1、第2磁気作業物質MM2及び第3磁気作業物質MM3を筒状体30の軸方向に並べて配置することにより、必要な温度範囲で高い磁気熱量効果を得ることができる。
そして、図6に示すように、上記構成を有する筒状体30を例えば下側に2本、上側に2本の計4本を各筒状体30の中心を結ぶ実線図示の格子線L11が方形となるように接合することにより、図3に示す4本の筒状体30で囲まれる菱形状の隙間31が形成される。この場合の各筒状体30の接合は、筒状体30を形成してから接合する場合には、ロウ付け等の接合方法で接合する。
各筒状体30は、図6に示すように、4つの筒状体30の中心を結ぶ実線図示の基準格子線L11に対して±10%の許容範囲を設定する点線図示の許容格子線L12及びL13を設定し、許容格子線L12及びL13の交点で囲まれるハッチングを施した方形領域32内に中心を配置するように配列させる。このように筒状体30を配列することにより、所望の空隙率を確保することができる。
各筒状体30は、図6に示すように、4つの筒状体30の中心を結ぶ実線図示の基準格子線L11に対して±10%の許容範囲を設定する点線図示の許容格子線L12及びL13を設定し、許容格子線L12及びL13の交点で囲まれるハッチングを施した方形領域32内に中心を配置するように配列させる。このように筒状体30を配列することにより、所望の空隙率を確保することができる。
例えば、理想的な空隙率は0.4とされているが、この理想的な空隙率0.4を確保するには、筒状体30が円筒体であるものとして、その外径をD1とし、内径をD2としたとき、両者の比D1:D2=1:0.485に設定することにより、空隙率0.4を確保することができる。
すなわち、筒状体30に外接する正方形を考えたときに、筒状体30の周囲の空隙は(D1 2−πD1 2/4)で表され、これに筒状体30の内部の空隙πD2 2/4を加算した値が0.4D1 2と等しくなればよい。
すなわち、筒状体30に外接する正方形を考えたときに、筒状体30の周囲の空隙は(D1 2−πD1 2/4)で表され、これに筒状体30の内部の空隙πD2 2/4を加算した値が0.4D1 2と等しくなればよい。
このため、(D1 2−πD1 2/4)+πD2 2/4=0.4D1 2で表される方程式にD1=1を代入して解くことにより、D2=0.485となる。
このように、理想的な空隙率0.4を得るためには、筒状体30の外径D1と内径D2との関係を1:0.485に設定するが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、筒状体30の内径D2を0.485×0.9〜0.485×1.1の範囲に設定することが好ましい。ここで、筒状体30の内径D2が0.485×0.9未満となると磁気作業体を通過する熱媒体流量が少なくなり、熱交換効率が低下し、内径D2が0.485×1.1を超えると、磁気作業体を通過する熱媒体流量が多くなりすぎ、熱交換効率が低下する。
このように、理想的な空隙率0.4を得るためには、筒状体30の外径D1と内径D2との関係を1:0.485に設定するが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、筒状体30の内径D2を0.485×0.9〜0.485×1.1の範囲に設定することが好ましい。ここで、筒状体30の内径D2が0.485×0.9未満となると磁気作業体を通過する熱媒体流量が少なくなり、熱交換効率が低下し、内径D2が0.485×1.1を超えると、磁気作業体を通過する熱媒体流量が多くなりすぎ、熱交換効率が低下する。
また、図3に示すブロック状の磁気作業体33を構成するには、筒状体30を所要本数接合する場合に限らず、押出成形機で所望数の磁気作業体を同時に押出成形することにより、一体成形のブロック状の磁気作業体33として構成することができる。
さらに、前述した中空ダクト26A〜26D内に磁気作業体27A〜27Dを収納する場合には、中空ダクト26A〜26Dの形状が円弧状であるので、中空ダクト26A〜26D内に筒状体30を一本一本挿入しながら接合するには手間が掛かり過ぎるとともに、接合形状にバラツキが生じたり、筒状体30が変形したりして隙間31が不均一となる可能性が高い。
さらに、前述した中空ダクト26A〜26D内に磁気作業体27A〜27Dを収納する場合には、中空ダクト26A〜26Dの形状が円弧状であるので、中空ダクト26A〜26D内に筒状体30を一本一本挿入しながら接合するには手間が掛かり過ぎるとともに、接合形状にバラツキが生じたり、筒状体30が変形したりして隙間31が不均一となる可能性が高い。
このような場合には、図8(a)に示すように、複数の筒状体30を中心が格子の交点となるように互いに隣接させて接合して中空ダクト26A〜26Dを囲む大きさの直方体状の磁気作業体34を一体に形成し、この磁気作業体34の周囲の筒状体30を一点鎖線図示の中空ダクト26A〜26Dの内面形状に沿わせて軸方向(紙面と直行する方向)に切除することにより、図8(b)に示すように、中空ダクト26A〜26Dの内面形状に合わせた外面形状を有する磁気作業体35を形成し、この磁気作業体35を中空ダクト26A〜26D内に収納する。このとき、磁気作業体35を構成する各筒状体30の第1磁気作業物質MM1を低温端側とし、第3磁気作業物質MM3を高温端側として中空ダクト26A〜26D内に収納する。
この場合、一体化された磁気作業体34の外周部を中空ダクトの内部形状に合わせて切除するだけで、中空ダクト26A〜26Dに合わせた磁気作業体35を形成することができるので、磁気作業体35を構成している多数の筒状体30に変形や崩れが生じることなく、隙間31の形状も潰れることなく正確に維持することができる。したがって、熱媒体を流通させたときに、偏りを生じることなく均一な流れを確保することができ、熱交換効率を向上させることができる。
そして、図1に示すように、上記構成を有するヒートポンプ本体11の中空ダクト26Aの高温端28に高温配管PH11,PH12が接続され、中空ダクト26Aと軸対称位置となる中空ダクト26Bの高温端28に高温配管PH21,PH22が接続される。中空ダクト26Cの高温端28に高温配管PH31,PH32が接続され、中空ダクト26Cと軸対称位置となる中空ダクト26Dの高温端28に高温配管PH41,PH42が接続される。
同様に、磁気作業体27Aの低温端29に低温配管PL11,PL12が接続され、中空ダクト26Aの軸対称位置となる中空ダクト26Bの低温端29に低温配管PL21,PL22が接続される。中空ダクト26Cの低温端29に低温配管PL31,PL32が接続され、中空ダクト26Cの軸対称位置となる中空ダクト26Dの低温端29に低温配管PL41,PL42が接続される。
同様に、磁気作業体27Aの低温端29に低温配管PL11,PL12が接続され、中空ダクト26Aの軸対称位置となる中空ダクト26Bの低温端29に低温配管PL21,PL22が接続される。中空ダクト26Cの低温端29に低温配管PL31,PL32が接続され、中空ダクト26Cの軸対称位置となる中空ダクト26Dの低温端29に低温配管PL41,PL42が接続される。
高温側切換弁12は、例えばロータリ弁、電磁弁、ポペット弁等で構成され、ロータ21の回転に伴って切換制御される。この高温側切換弁12は、中空ダクト26A〜26Dと接続される接続ポート12A及び12Bと、放熱側熱交換器13の入口に接続される流出ポート12Cと、循環ポンプ15の吐出側に接続される流入ポート12Dとを備えている。そして、高温側切換弁12は、前述したロータ21の回転に同期して接続ポート12Aを流出ポート12Cに連通し、且つ、接続ポート12Bを流入ポート12Dに連通する状態と、接続ポート12Aを流入ポート12Dに連通し、且つ、接続ポート12Bを流出ポート12Cに連通する状態とに切り換えられる。
接続ポート12Aには、ヒートポンプ本体11から引き出された各高温配管PH11〜PH41が接続され、接続ポート12Bには、ヒートポンプ本体11から引き出された高温配管PH12〜PH42が接続されている。
高温側切換弁12の流出ポート12Cは、配管41を介して放熱側熱交換器13の入口に接続され、この放熱側熱交換器13の出口は配管42、この配管42の途中に配置されたヒータ14を介して循環ポンプ15の吸込側に接続されている。そして、この循環ポンプ15の吐出側が配管43を介して高温側切換弁12の流入ポート12Dに接続されて排熱側の循環経路が構成されている。
高温側切換弁12の流出ポート12Cは、配管41を介して放熱側熱交換器13の入口に接続され、この放熱側熱交換器13の出口は配管42、この配管42の途中に配置されたヒータ14を介して循環ポンプ15の吸込側に接続されている。そして、この循環ポンプ15の吐出側が配管43を介して高温側切換弁12の流入ポート12Dに接続されて排熱側の循環経路が構成されている。
低温側切換弁16は、前述した高温側切換弁12と同様に、例えばロータリ弁、電磁弁、ポペット弁等で構成され、ロータ21の回転に伴って切換制御される。この低温側切換弁16は、中空ダクト26A〜26Dと接続される接続ポート16A及び16Bと、吸熱側熱交換器17と接続される流出ポート16C及び流入ポート16Dとを備えている。
接続ポート16Aには、ヒートポンプ本体11から引き出された各低温配管PL11〜PL41が接続され、接続ポート16Bには、ヒートポンプ本体11から引き出された低温配管PL12〜PL42が接続されている。また、流出ポート16Cは配管44を介して吸熱側熱交換器17の入口に接続され、流入ポート16Dは配管45を介して吸熱側熱交換器17の出口に接続され、吸熱側の循環経路が構成されている。
接続ポート16Aには、ヒートポンプ本体11から引き出された各低温配管PL11〜PL41が接続され、接続ポート16Bには、ヒートポンプ本体11から引き出された低温配管PL12〜PL42が接続されている。また、流出ポート16Cは配管44を介して吸熱側熱交換器17の入口に接続され、流入ポート16Dは配管45を介して吸熱側熱交換器17の出口に接続され、吸熱側の循環経路が構成されている。
そして、低温側切換弁16は、前述したロータ21の回転に同期して接続ポート16Aを流出ポート16Cに連通し、且つ、接続ポート16Bを流入ポート16Dに連通する状態と、接続ポート16Aを流入ポート16Dに連通し、且つ、接続ポート16Bを流出ポート12C連通する状態とに切り換えられる。
これら循環ポンプ15、高温側切換弁12、低温側切換弁16や各配管により、各磁気作業体27A〜27Dの高温端28と低温端29の間で熱媒体を往復移動させる熱媒体移動機構が構成される。
これら循環ポンプ15、高温側切換弁12、低温側切換弁16や各配管により、各磁気作業体27A〜27Dの高温端28と低温端29の間で熱媒体を往復移動させる熱媒体移動機構が構成される。
[磁気ヒートポンプ装置10の動作]
次に上記構成を有する磁気ヒートポンプ装置10の動作について説明する。
先ず、ヒートポンプ本体11のロータ21が0°の位置(図2に示す位置)にあるとき、永久磁石25A及び25Bが0°及び180°の位置にあるので、この0°及び180°の位置にある磁気作業体27A、27Bに印加される磁場の大きさは増大し、励磁されて温度が上昇する
一方、これと90°位相が異なる90°及び270°の位置にある磁気作業体27C、27Dに印加される磁場の大きさは減少し、消磁されて温度が低下する。
また、ロータ21が0°の位置(図2)にあるとき、高温側切換弁12は接続ポート12Aを流出ポート12Cに連通し、且つ、接続ポート12Bを流入ポート12Dに連通する状態とし、低温側切換弁16は接続ポート16Aを流入ポート16Dに連通し、且つ、接続ポート16Bを流出ポート16Cに連通する状態とする。
次に上記構成を有する磁気ヒートポンプ装置10の動作について説明する。
先ず、ヒートポンプ本体11のロータ21が0°の位置(図2に示す位置)にあるとき、永久磁石25A及び25Bが0°及び180°の位置にあるので、この0°及び180°の位置にある磁気作業体27A、27Bに印加される磁場の大きさは増大し、励磁されて温度が上昇する
一方、これと90°位相が異なる90°及び270°の位置にある磁気作業体27C、27Dに印加される磁場の大きさは減少し、消磁されて温度が低下する。
また、ロータ21が0°の位置(図2)にあるとき、高温側切換弁12は接続ポート12Aを流出ポート12Cに連通し、且つ、接続ポート12Bを流入ポート12Dに連通する状態とし、低温側切換弁16は接続ポート16Aを流入ポート16Dに連通し、且つ、接続ポート16Bを流出ポート16Cに連通する状態とする。
そして、循環ポンプ15の運転により、熱媒体(水)は図1に実線矢印で示すように、循環ポンプ15→配管43→高温側切換弁12の流入ポート12Dから接続ポート12B→高温配管PH32及びPH42→90°及び270°の位置の磁気作業体27C及び27D→低温配管PL32及びPL42→低温側切換弁16の接続ポート16Bから流出ポート16C→配管44→吸熱側熱交換器17→配管45→低温側切換弁16の流入ポート16Dから接続ポート16A→低温配管PL11及びPL21→0°及び180°の位置の磁気作業体27A及び27B→高温配管PH11及びPH21→高温側切換弁12の接続ポート12Aから流出ポート12C→配管41→放熱側熱交換器13→配管42→ヒータ14→循環ポンプ15の順で循環される状態となる。
磁気作業体27A、27B中の熱媒体(水)は磁気作業体27A、27Bの軸方向に振動し、熱を低温端29から高温端28へ伝達し、高温端28で高温となった熱媒体(水)が高温配管から放熱側熱交換器13に流出し、仕事分の熱量を外部(外気等)に放出し、低温端29で低温となった熱媒体(水)が低温配管から吸熱側熱交換器17に流出し、被冷却体51から吸熱し、被冷却体51を冷却する。
すなわち、消磁されて温度が低下した磁気作業体27C、27Dに放熱し、冷却された熱媒体(水)は、吸熱側熱交換器17で被冷却体51から吸熱し、この被冷却体51を冷却した後、熱媒体(水)は、励磁されて温度が上昇した磁気作業体27A、27Bから吸熱してそれを冷却し、放熱側熱交換器13に戻り、仕事分の熱量を外部(外気等)に放出する。
すなわち、消磁されて温度が低下した磁気作業体27C、27Dに放熱し、冷却された熱媒体(水)は、吸熱側熱交換器17で被冷却体51から吸熱し、この被冷却体51を冷却した後、熱媒体(水)は、励磁されて温度が上昇した磁気作業体27A、27Bから吸熱してそれを冷却し、放熱側熱交換器13に戻り、仕事分の熱量を外部(外気等)に放出する。
次に、ロータ21を永久磁石25A、25Bとともに90°回転させると、0°と180°との位置にある磁気作業体27A、27Bは消磁されて温度が低下し、90°及び270°の位置にある磁気作業体27C、27Dは、励磁されて温度が上昇する。このとき、高温側切換弁12、低温側切換弁16がロータリ弁で構成される場合、ロータ21と共にその弁体が90°回転されるため、今度は熱媒体(水)が図1に点線矢印で示すように、循環ポンプ15→配管43→高温側切換弁12の流入ポート12Dから接続ポート12B→高温配管PH12及びPH22→0°及び180°の位置の磁気作業体27A及び27B→低温配管PL12及びPL22→低温側切換弁16の接続ポート16Bから流出ポート16C→配管44→吸熱側熱交換器17→配管45→低温側切換弁16の流入ポート16Dから接続ポート16A→低温配管PL31及びPL41→90°及び270°の位置の磁気作業体27C及び27D→高温配管PH31及びPH41→高温側切換弁12の接続ポート12Aから流出ポート12C→配管41→放熱側熱交換器13→配管42→ヒータ14→循環ポンプ15の順で循環される状態となる。
このロータ21の回転と高温側切換弁12及び低温側切換弁16の切り換えを比較的高速の回転数とタイミングで行い、各磁気作業体27A〜27Dの高温端28と低温端29の間で熱媒体(水)を往復移動させ、励磁/消磁される各磁気作業体27A〜27Dからの吸熱/放熱を繰り返すことによって、各磁気作業体27A〜27Dの高温端28と低温端29の温度差が徐々に拡大し、やがて吸熱側熱交換器17に繋がる各磁気作業体27A〜27Dの低温端29の温度は磁気作業体27A〜27Dの冷凍能力と被冷却体51の熱負荷とがバランスする温度まで低下し、放熱側熱交換器13に繋がる各磁気作業体27A〜27Dの高温端28の温度は放熱側熱交換器13の放熱能力と冷凍能力とがバランスして略一定温度になる。
上述した如く吸熱/放熱の繰り返しにより、各磁気作業体27A〜27Dの高温端28と低温端29の温度差は広がり、磁気作業物質の能力に釣り合った温度差になった時点で温度変化は飽和することになる。ここで、図7はこのように温度変化が飽和した状態における高温端28と低温端29の温度をL21とL22で示している。この図からも明らかなように高温端28、低温端29共に励磁と消磁による吸熱と放熱の影響を受け、所定の温度幅(実施例では2K程)をもって上下する。
このような小さい温度差で外部(外気や被冷却体51)と熱交換することができるように、実施例では放熱側熱交換器13と吸熱側熱交換器17の双方、又は、何れか一方をマイクロチャンネル型の熱交換器で構成している。マイクロチャンネル型の熱交換器は他の形式の熱交換器と比較して伝熱係数が高い上、単位体積当たりの伝熱面積も広いので、本発明のような磁気ヒートポンプ装置10により所要の能力を得る上で極めて好適である。
そして、磁気作業体27A〜27Dの高温端28又は低温端29に供給される熱媒体は、隣接する4つの筒状体30の外周面で構成される隙間31と筒状体30の空隙率調整用孔30aとで形成される熱媒体通路を通って高温端28から低温端29側へ又は低温端29から高温端28側へ流れる。このとき、隙間31及び空隙率調整用孔30aはともに直線状に形成されているので、流路抵抗が少なく、圧力損失も少なくなる。
そして、磁気作業体27A〜27Dの高温端28又は低温端29に供給される熱媒体は、隣接する4つの筒状体30の外周面で構成される隙間31と筒状体30の空隙率調整用孔30aとで形成される熱媒体通路を通って高温端28から低温端29側へ又は低温端29から高温端28側へ流れる。このとき、隙間31及び空隙率調整用孔30aはともに直線状に形成されているので、流路抵抗が少なく、圧力損失も少なくなる。
しかも、熱媒体通路が隙間31と筒状体30の空隙率調整用孔30aとで構成されるので、空隙率を大きく設定することが可能であるとともに、伝熱面積を、磁気作業物質を球状粒子として充填した従来例に比較して30%以上向上させることができ、特許文献2に記載されているように磁気作業物質を線状体とした従来例に比較して50%以上向上させることができる。このため、磁気作業体27A〜27Dと熱媒体との間で良好な熱交換を行うことができる。
また、磁気作業体27A〜27Dの空隙率を調整する場合には、単体の磁気作業体となる筒状体30の空隙率調整用孔30aの内径を変更することにより、空隙率を増加させたり、減少させたりすることが容易に行え、理想的な空隙率(例えば40%前後)を容易に調整することができる。このとき、単体の磁気作業体となる筒状体30の外径を変更する必要はないので、磁気作業体27A〜27Dの全体の体積を変更することなく、空隙率の調整を行うことができる。
さらに、磁気作業体27A〜27Dのように、直方体形状ではなく、円筒面をなどの曲面を有するブロック体を形成する場合に、ブロック体を覆うことが可能な直方体を形成してからその外周面を切除して所望の曲面を有するブロック体を形成することにより、筒状体30が変形したり、隙間が潰れたりすることがなく、均一な熱媒体通路を確保することができ、熱媒体の偏りを確実に防止することができる。
さらに、磁気作業体27A〜27Dのように、直方体形状ではなく、円筒面をなどの曲面を有するブロック体を形成する場合に、ブロック体を覆うことが可能な直方体を形成してからその外周面を切除して所望の曲面を有するブロック体を形成することにより、筒状体30が変形したり、隙間が潰れたりすることがなく、均一な熱媒体通路を確保することができ、熱媒体の偏りを確実に防止することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る磁気作業体の第2の実施形態について図9及び図10を伴って説明する。
この第2の実施形態では、熱媒体の通流量を変更することなく磁気熱量効果を向上させるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図9及び図10に示すように、前述した第1の実施形態における隙間31内における隣接する2つの筒状体30間に入り込む隅部に磁気作業物質60を充填して熱液媒体通流制限領域を形成している。
この隙間31の隣接する2つの筒状体30間に入り込む隅部では、表面張力によって熱媒体が流れ難く、熱媒体通路としての機能を果たさないので、この領域に磁気作業物質60を充填することにより、熱媒体通流量を減少させることなく、全体の磁気作業物質量を増加させることができ、この磁気作業物質60の充填量に応じた分磁気熱量効果を向上させることができる。
次に、本発明に係る磁気作業体の第2の実施形態について図9及び図10を伴って説明する。
この第2の実施形態では、熱媒体の通流量を変更することなく磁気熱量効果を向上させるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図9及び図10に示すように、前述した第1の実施形態における隙間31内における隣接する2つの筒状体30間に入り込む隅部に磁気作業物質60を充填して熱液媒体通流制限領域を形成している。
この隙間31の隣接する2つの筒状体30間に入り込む隅部では、表面張力によって熱媒体が流れ難く、熱媒体通路としての機能を果たさないので、この領域に磁気作業物質60を充填することにより、熱媒体通流量を減少させることなく、全体の磁気作業物質量を増加させることができ、この磁気作業物質60の充填量に応じた分磁気熱量効果を向上させることができる。
このとき、隙間31の先端側に充填する磁気作業物質60は、図10に示すように、円筒内面61を形成するように充填することで、熱媒体の通流に支障を与えることなく磁気熱量効果を向上させることができる。
なお、上記第2の実施形態では、隙間31の先端に磁気作業物質60を充填する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図10の隙間形状となるように、一体化した押出成形品で構成することもできる。
なお、上記第2の実施形態では、隙間31の先端に磁気作業物質60を充填する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図10の隙間形状となるように、一体化した押出成形品で構成することもできる。
また、上記第1及び第2の実施形態では、ステータ22に磁気作業体27A〜27Dを配置した中空ダクト26A〜26Dを設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、磁気作業体を配置した中空ダクト数は任意数に設定することができるとともに、ロータ21に配置する永久磁石数も任意に設定することができる。要は励磁状態の磁気作業体と消磁状態の磁気作業体数が等しくなるようにすればよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、単体の磁気作業体となる筒状体30が高い磁気熱量効果を発揮する温度帯が異なる3つの磁気作業物質で構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、4つ以上の磁気作業物質で構成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、単体の磁気作業体となる筒状体30が高い磁気熱量効果を発揮する温度帯が異なる3つの磁気作業物質で構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、4つ以上の磁気作業物質で構成するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、隣接する単体の磁気作業体が直接接触している場合について説明したが、これに限定されるものではなく、別途接合部材を挟んで隣接させるようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、筒状体30を中心軸が格子の交点となるように接合した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、垂直方向の奇数段目の筒状体の中心軸に対して偶数段目の筒状体30の中心軸を筒状体30の半径分水平方向にずらして千鳥状に配置するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、磁気ヒートポンプ装置をインナーロータ形に構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アウターロータ形に構成することもできる。
また、上記第1及び第2の実施形態では、筒状体30を中心軸が格子の交点となるように接合した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、垂直方向の奇数段目の筒状体の中心軸に対して偶数段目の筒状体30の中心軸を筒状体30の半径分水平方向にずらして千鳥状に配置するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、磁気ヒートポンプ装置をインナーロータ形に構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アウターロータ形に構成することもできる。
さらには、ヒートポンプ本体を、図11に示すように構成することができる。すなわち、直方体形状に形成した磁気作業体70A及び70Bを、回転軸71を挟む円周上の90°及び270°の位置に固定し、これら磁気作業体70A〜70Dを上下方向から挟むように回転軸71に固定された回転円板72A及び72Bを配置し、これら回転円板72A及び72Bの例えば回転軸71を挟む0°及び180°位置の対向面にそれぞれ一対の永久磁石73A及び73Bと74A及び74Bを配置する構成とするようにしてもよい。この場合、上下一対の永久磁石73A及び74Aと73B及び74Bとは、永久磁石73A及び74Aの磁気作業体と対向する面がN極(又はS極)とされ、永久磁石73B及び74Bの磁気作業体と対向する他方の面がS極(又はN極)とされて磁気作業体70A〜70Dを上下方向に横切る磁束を発生させる。
また、磁気ヒートポンプ装置として永久磁石を回転させる形式とする場合に限らず、図12に示すように、直方体形状に形成した磁気作業体81を固定配置し、この磁気作業体81に対して例えば上下方向に横切る磁束を発生させる永久磁石82A及び82Bを対向するように配置した直線移動体83を、永久磁石82A及び82Bが磁気作業体81に対向する位置と、磁気作業体81と対向しない位置との間で直線的に往復動させるようにした往復動型の磁気ヒートポンプ装置にも本発明を適用することができる。
10…磁気ヒートポンプ装置、11…ヒートポンプ本体、12…高温側切換弁、13…放熱側熱交換器、14…ヒータ、15…循環ポンプ、16…低温側切換弁、17…吸熱側熱交換器、21…ロータ、22…ステータ、23…回転軸、24…支持部材、25A,25B…永久磁石、26A〜26D…中空ダクト、27A〜27D…磁気作業体、30…筒状体、30a…空隙率調整用孔、31…隙間、32…方形領域、33〜35…磁気作業体、60…磁気作業物質、70A〜70D…磁気作業体、71…回転軸、72A,72B…回転円板、73A,73B,74A,74B…永久磁石、81…磁気作業体、82A,82B…永久磁石、83…直線移動体
Claims (10)
- 磁気作業物質で形成され、棒状体の内部に、当該棒状体を複数隣接させて接合したときの空隙率を調整する軸方向の空隙率調整用孔を形成した筒状体で構成されたことを特徴とする磁気作業体。
- 磁気作業物質で形成され、棒状体の内部に、当該棒状体を複数隣接させて接合したときの空隙率を調整する軸方向の空隙率調整用孔を形成した複数の筒状体を、隣接する筒状体で囲まれる隙間の断面形状が同一形状となるように接合し、前記筒状体の内面と前記隙間とで熱媒体を通す熱媒体通路を形成したことを特徴とする磁気作業体。
- 前記隙間は4つの筒状体で囲まれて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気作業体。
- 前記筒状体は、4つの筒状体の中心を結ぶ基準格子線に対して±10%の許容範囲を設定する許容格子線を設定し、許容格子線の交点で囲まれる領域に中心を配置するように配列されていることを特徴とする請求項3に記載の磁気作業体。
- 前記隙間は隣接する2つの筒状体間に入り込む隅部が磁気作業物質を充填した熱媒体通流制限領域とされていることを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気作業体。
- 前記筒状体は、磁気作業物質の押出成形品で構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の磁気作業体。
- 前記筒状体は、高い磁気熱量効果を発揮する温度帯が異なる複数の磁気作業物質を前記温度帯が順に高くなるように軸方向に配列して構成されていることを特徴とする請求項2から6の何れか一項に記載の磁気作業体。
- 前記磁気作業物質は、Mn系材料及びLa系材料の何れかであることを特徴とする請求項2から7の何れか一項に記載の磁気作業体。
- 円筒状固定部に形成した請求項2から8の何れか一項に記載の磁気作業体を熱媒体の通流方向に沿って配置したダクトと、
該ダクトの磁気作業体に印加される磁場の大きさを変更する磁場変更機構と、
前記磁気作業体の高温端及び低温端間で前記熱媒体を移動させる熱媒体移動機構と、
前記高温端側の前記熱媒体を放熱させる放熱側熱交換器と、
前記低温端側の前記熱媒体に吸熱させる吸熱側熱交換と
を備えたことを特徴とする磁気ヒートポンプ装置。 - 前記磁気作業体は、複数の筒状体を接合して形成した断面長方形状の直方体の外周部を前記ダクトの断面形状に合わせて切除して断面円弧状に構成されていることを特徴とする請求項9に記載の磁気ヒートポンプ装置。
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