JP5866654B1 - ヒータ装置、ステアリングホイール、および運輸装置 - Google Patents

ヒータ装置、ステアリングホイール、および運輸装置 Download PDF

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Abstract

リム(21)を備えるステアリングホイール(2)に配置されるヒータ装置(25)は、基材(21H)と、ヒータ線(26)と、ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部(24S)とを備え、ヒータ線は直列に接続される第1の配線パターン(21A1)と第2の配線パターン(21A2)とを形成し、第1および第2の配線パターンの各々は、直列に接続されるN個(Nは2以上の整数)の配線ブロックからなり、第1の配線パターンと第2の配線パターンにおいて、N個の配線ブロックは、リムの円周方向の配置の向きが互いに逆で、かつ円周方向と垂直方向に互いに対向し、互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部の感度の和が他の組と実質的に等しい。

Description

本発明は、ヒータ装置、そのヒータ装置を備えるステアリングホイール、およびそのステアリングホイールを備える運輸装置に関する。
近年、人間や貨物を輸送するための、自動車等の車両、鉄道、飛行機、船舶等の運輸装置の事故を防止するため、運輸装置の操作者が居眠りをしていないかを検出する装置の必要性が高まっている。
例えば、特許文献1には、操作者の手と車両のステアリングホイールとの間の接触を、ステアリングホイールの加熱器を用いて連続的にモニタリングする技術が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、コード状ヒータを基材上に配置した配線パターンに特徴を有するステアリングホイール用ヒータ装置が開示されている。
特開2002−340712号公報 特開2011−121477号公報
特許文献1には、ステアリングホイールの加熱器を用いて操作者がステアリングホイールを把持しているかを検出する技術は開示されているが、加熱器がどのようなものかについては具体的に開示されていない。
本発明の第1の態様のヒータ装置は、リムを備えるステアリングホイールに配置されるヒータ装置であって、リムに取り付けられる基材と、基材上に配置されるヒータ線と、ヒータ線の先端または後端に接続され、ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部とを備え、ヒータ線は、直列に接続される第1の配線パターンと第2の配線パターンとを形成し、第1および第2の配線パターンのそれぞれは、直列に接続されるN個(Nは2以上の整数)の配線ブロックからなり、第1の配線パターンにおけるN個の配線ブロックと、第2の配線パターンにおけるN個の配線ブロックとは、(a)ヒータ線の先端側から後端側に向かうN個の配線ブロックの配置の向きが互いに逆になるように、リムの円周方向である第1方向に沿って配置され、かつ、(b)第1方向と垂直な第2方向に互いに対向するように配置され、互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部の感度の和が、他の互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部の感度の和と実質的に等しい構成を備えている。
本発明の第2の態様のヒータ装置は、リムと、リムに接続されるスポークとを備えたステアリングホイールに配設されるヒータ装置であって、基材と、基材上に1本のヒータ線が配置された配線パターンと、ヒータ線の先端または後端に接続され、ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部とを備え、配線パターンは、ヒータ線がリムの円周方向である第1方向と第1方向の反対方向との折り返しを繰り返して、第1方向と垂直な第2方向または第2方向とは反対方向に延びるように配設されるリム配線パターン部と、スポークに配設されるスポーク配線パターン部とを備え、スポーク配線パターン部は、ヒータ線の先端または後端のうちセンサ部が接続される側から遠い構成を備えている。
本発明によると、操作者がステアリングホイールを把持しているのかを検出する精度が向上したヒータ装置、ステアリングホイールおよび運輸装置を提供することができる。
図1は第1実施形態による車両のステアリングホイールおよびその周辺部の模式図である。 図2Aは第1実施形態によるステアリングホイールの正面図である。 図2Bは第1実施形態によるステアリングホイールの側面図である。 図3は第1実施形態によるステアリングホイールのリムの横断面図である。 図4は第1実施形態によるヒータ装置の配線パターンの配線経路を説明する図である。 図5は第1実施形態によるヒータ装置の配線パターンの配線ブロックを説明する図である。 図6は第1実施形態によるヒータ装置を説明する図である。 図7Aは第1実施形態によるヒータ装置の配線パターンのステアリングホイールへの埋設位置を説明する図である。 図7Bは第1実施形態によるヒータ装置の配線パターンのステアリングホイールへの埋設位置を説明する図である。 図7Cは第1実施形態によるヒータ装置の配線パターンのステアリングホイールへの埋設位置を説明する図である。 図8は第1実施形態によるヒータ装置の動作原理を説明する図である。 図9は第1実施形態による車両のブロック図である。 図10は第2実施形態によるヒータ装置の配線パターンの配線経路を説明する図である。 図11は第2実施形態によるヒータ装置の配線パターンのステアリングホイールへの埋設位置を説明する図である。 図12は第3実施形態によるヒータ装置の配線パターンの配線経路を説明する図である。 図13は従来技術のヒータ装置の配線パターンを説明する図である。
本発明の実施の形態の説明に先駆け、従来の構成における課題を説明する。図13は特許文献2のヒータ装置の構成を示す平面図である。図13に示す配線パターンをもつヒータ装置を特許文献1の加熱器に採用することにより、操作者の手とステアリングホイールとの間の接触を検出することができる。しかしながら、この場合、操作者の手がステアリングホイールのどの部分と接触しているか、すなわち、操作者の手が加熱器のどの部分の上方に置かれているかにより、配線パターン921Aの静電容量の大きさが異なる。そのため、検出される周波数の差が変化してしまうという課題がある。
周波数の差ではなく静電容量の差により手とステアリングホイールとの接触を検出する場合でも、操作者の手がステアリングホイールに触れる位置が異なると、静電容量を計測するセンサ部からみたインピーダンスが異なる。よって、操作者が同じ把持状態でステアリングホイールを把持しても、把持する位置が異なると、静電容量の増加量は同じではない。なお、「把持状態」とは、操作者の手がステアリングホイールにどの程度の接触面積で接触しているかを意味する。
例えば、操作者が図13の領域9TC1の上方に手を置いてステアリングホイールを把持した場合と、領域9TC2の上方に手を置いて同じ態様でステアリングホイールを把持した場合とでは、静電容量を計測するセンサ部が測定した静電容量の増加量は同じではない。
よって、特許文献1と特許文献2の技術を組み合わせたとしても、操作者がステアリングホイールを把持しているのかを検出する精度が低いセンシング装置しか得られない。以下、このような課題を解決するヒータ装置、ステアリングホイールおよび運輸装置の構成について説明する。
本発明の第1の態様のヒータ装置は、リムを備えるステアリングホイールに配置されるヒータ装置であって、リムに取り付けられる基材と、基材上に配置されるヒータ線と、ヒータ線の先端または後端に接続され、ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部とを備え、ヒータ線は、直列に接続される第1の配線パターンと第2の配線パターンとを形成し、第1および第2の配線パターンのそれぞれは、直列に接続されるN個(Nは2以上の整数)の配線ブロックからなり、第1の配線パターンにおけるN個の配線ブロックと、前記第2の配線パターンにおけるN個の配線ブロックとは、(a)ヒータ線の先端側から後端側に向かうN個の配線ブロックの配置の向きが互いに逆になるように、リムの円周方向である第1方向に沿って配置され、かつ、(b)第1方向と垂直な第2方向に互いに対向するように配置され、互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部の感度の和が、他の互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部の感度の和と実質的に等しい。
本発明の第2の態様のヒータ装置は、第1の態様において、各配線ブロックは、ヒータ線が第1方向と第1方向の反対方向との折り返しを繰り返して、第2方向または第2方向とは反対方向に延びるように配置される。
本発明の第3の態様のヒータ装置は、第1の態様において、ヒータ線は、第1および第2の配線パターンに加えて、ステアリングホイールのスポークに配設されるスポーク配線パターンをさらに形成し、スポーク配線パターンはヒータ線の先端または後端のうちセンサ部が接続される側から遠い。
本発明の第4の態様は、ステアリングホイールに向けられており、第1から第3のいずれかの態様のヒータ装置を備える。
本発明の第5の態様のステアリングホイールは、第4の態様において、ヒータ装置の第1の配線パターンは、操作者と対向しないリムの裏側部に配設される。
本発明の第6の態様のヒータ装置は、リムとリムに接続されるスポークとを備えたステアリングホイールに配設されるヒータ装置であって、基材と、基材上に1本のヒータ線が配置された配線パターンと、ヒータ線の先端または後端に接続され、ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部とを備え、配線パターンは、ヒータ線がリムの円周方向である第1方向と第1方向の反対方向との折り返しを繰り返して、第1方向と垂直な第2方向または第2方向とは反対方向に沿って延びるように配設されるリム配線パターン部と、スポークに配設されるスポーク配線パターン部とを備え、スポーク配線パターン部は、ヒータ線の先端または後端のうちセンサ部が接続される側から遠い。
本発明の第7の態様のステアリングホイールは、第6の態様のヒータ装置を備える。
本発明の第8の態様は、輸送装置に向けられており、第4、第5、および第7のいずれかの態様のステアリングホイールを備える。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
なお、運輸装置として車両を一例として説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による車両のステアリングホイールおよびその周辺部の模式図である。車両1は、ステアリングホイール2、スピーカ3、液晶ディスプレイ等の表示装置4、シフトレバー76、運転座席77、助手席78、第2制御部8、およびフロントガラス79を備えている。スピーカ3および表示装置4は注意喚起装置の一例である。また、ステアリングホイール2は、ヒータ装置25を内蔵している。ヒータ装置25は、2つのヒータ素子21HEと、第1制御部24とを備えている。第1制御部24は図示しない接続線を介して第2制御部8と電気的に接続している。第2制御部8は、図示しない接続線を介してスピーカ3と表示装置4に電気的に接続している。
図2Aはステアリングホイール2の正面図であり、図2Bはステアリングホイール2の右側面図である。ステアリングホイール2は、円環状をしたリム21と、ステアリングホイール2の中央部に位置するパッド22と、リム21とパッド22を連結するスポーク23を有している。リム21にはヒータ素子21HEが埋設されており、パッド22の内部には第1制御部24が配設されている。3本のスポーク23のうちの1本の内部には、複数の接続線29が配設されている。そして、接続線29を介して2つのヒータ素子21HEが第1制御部24と電気的に接続している。
ステアリングホイール2が中立位置にあるとき、リム21の上側の領域を上側部21Sとし、下側の領域を下側部21Tとする。また、中立位置において、ステアリングホイール2の操作者から見てリム21の右側の領域を右側部21Rとし、左側の領域を左側部21Lとする。さらに、中立位置において、ステアリングホイール2の操作者に対向するリム21の領域を表側部21Uとし、表側部21Uの反対側の領域を裏側部21Vとする。
なお、本実施形態において、「中立位置」とは、車両1が直進するように操舵されたステアリングホイール2の位置(操舵角=0°の位置)を意味する。また、「中立位置」は、車両1に限らず、輸送装置が直進するように操舵されたステアリングホイール2の位置である。
図3は、図2Aに示した3−3線におけるリム21の断面図である。図3において、リム21の径方向に内周側の領域を内周部21Iとし、リム21の径方向に外周側の領域を外周部21Oとする。リム21は、金属製の芯材21Fと、芯材21Fを被覆している樹脂層21Gと、ヒータ素子21HEを備えている。ここで、ヒータ素子21HEは、基材である不織布21Hと、不織布21Hの上にヒータ線が縫いつけられた配線パターン21Aにより構成されている。ヒータ素子21HEは、ヒータ素子21HEが樹脂層21Gの周囲を取り巻くように、樹脂層21Gに接着固定されている。リム21は、さらに、例えば革、木材、樹脂等からなる表層21Jを備え、表層21Jはヒータ素子21HEを被覆している。
なお、図3においては、ヒータ素子21HEの配線パターン21Aの埋設状態を理解し易くするため、本来は不織布21Hに隠れているため点線で示すべき部分がすべて実線で示されている。また、不織布21H、配線パターン21Aの厚さも、見やすさを考慮してデフォルメされている。配線パターン21Aは、リム21の表層21Jの下に埋設されている。
図4は、本実施形態のヒータ装置25のヒータ素子21HEの配線パターン21Aを説明する図である。本実施形態では、ステアリングホイール2を暖めるためのヒータ素子21HEの配線パターン21Aが、ステアリングホイール2への操作者の手の接触を検出するために利用される。配線パターン21Aは、1本のヒータ線26を繰り返し折り返して、不織布21H上に配置することにより構成されている。ここで、1本のヒータ線26は、複数の細い金属線をより合わせて1本にした線であってもよい。配線パターン21Aのヒータ線26は不織布21Hに縫い付けられて、不織布21Hと一体化したヒータ素子21HEを構成している。
配線パターン21Aは、温度分布を均一化するため、不織布21H上に精確に配置されている。このように配線パターン21Aが精確に配置されたヒータ素子21HEをリム21の表層21Jの下に埋設することによって、静電容量を計測(後に詳述する)する精度が向上する。
なお、本実施形態においては、リム21の円周方向を第1方向(以下、Y方向という)とし、第1方向と垂直な方向を第2方向(以下、X方向という)と定義して説明する。
図4において、左側部用不織布部21HLは、ステアリングホイール2が中立位置にあるときに、リム21の左側部21Lの樹脂層21Gに接着固定される不織布21Hである。左側部用不織布部21HLのX方向における両方の端21H1を、図3に示した内周部21Iの頂部21IT近傍に配置して、左側部用不織布部21HLは樹脂層21Gに接着固定される。
図4に示すように、第1制御部24は配線パターン21Aの静電容量を計測するためのセンサ部24Sと、ヒータ線26への電力の供給を制御する電源部24Pを備えている。また、配線パターン21Aは、配線パターン21Aと第1制御部24との間の配線経路において、センサ部24Sに接続されるセンサ部側端部21ACと、センサ部側端部21ACと反対側の端部である反対側端部21ADとを備えている。なお、センサ部24Sの回路におけるグラウンドは電源部24Pのグラウンドと共通になっているので、図4ではグラウンドの表記を省略している。
配線パターン21Aは直列に接続される第1の配線パターン21A1と第2の配線パターン21A2からなる。第1の配線パターン21A1は直列に接続される複数の配線ブロック21A11〜21A14からなる。また、第2の配線パターン21A2は直列に接続される複数の配線ブロック21A21〜21A24からなる。第1の配線パターン21A1と第2の配線パターン21A2とは、実質的にY方向に延びる境界部21A3を挟んでX方向に対向する位置に配置されている。
図5は、一例として、図4においてX方向に互いに対向する1組の配線ブロック21A12、21A23を拡大した図である。図5を参照して配線ブロック21A12、21A23について以下に説明する。
配線ブロック21A12は、配線パターン21Aの配線上で反対側端部21ADよりセンサ部側端部21ACに近い第1の配線パターン21A1に含まれる。配線ブロック21A23は、配線パターン21Aの配線上でセンサ部側端部21ACより反対側端部21ADに近い第2の配線パターン21A2に含まれる。
配線ブロック21A12、21A23は、複数の折りたたみ部21A4が複数の折り返し部21A5で連結し、X方向またはX方向と反対方向に沿って延びるようなパターンで構成されている。また、折りたたみ部21A4はX方向となす角度よりもY方向となす角度が小さくなるように延びている。
図4に示すように、第1の配線パターン21A1において、センサ部側端部21ACを起点にする左端の配線ブロック21A11のヒータ線26がY方向に延びて、隣合う配線ブロック21A12を構成する。ヒータ線26は、さらにY方向に延びて、隣合う配線ブロック21A13を構成する。このように、複数の配線ブロック21A11〜21A14がセンサ部側端部21ACから実質的にY方向に順に並んで配置されることで、第1の配線パターン21A1は構成される。右端の配線ブロック21A14を構成するヒータ線26は、境界部21A3を横切ってX方向に延び、第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A21を構成する。
ヒータ線26は、第2の配線パターン21A2の右端の配線ブロック21A21からY方向の反対方向に隣合う配線ブロック21A22に延びて、配線ブロック21A22を構成する。このように、複数の配線ブロック21A21〜21A24が、第1の配線パターン21A1と境界部21A3を挟んで、Y方向と反対方向に順に並んで配置されることで、第2の配線パターン21A2は構成される。そして、第2の配線パターン21A2の左端の配線ブロック21A24において、ヒータ線26は反対側端部21ADで終端される。
センサ部側端部21ACは、左端の配線ブロック21A11におけるY方向の一方の縁端部に設けられている。反対側端部21ADは、左端の配線ブロック21A24におけるY方向の一方の縁端部に設けられている。センサ部側端部21ACは、第1の配線パターン21A1の折りたたみ部21A4のY方向の縁端部である。一方、反対側端部21ADは、第2の配線パターン21A2の折りたたみ部21A4のY方向の縁端部である。センサ部側端部21ACと反対側端部21ADには、第1制御部24への接続線29が接続されている。
図6は、本実施形態のヒータ装置25の正面図である。第1制御部24の紙面左側には、図4で説明した左側部用不織布部21HLが配置されている。左側部用不織布部21HLの配線パターン21Aと第1制御部24は、接続線29を介して電気的に接続されている。また、第1制御部24の紙面右側には、リム21の右側部21Rに埋設されることとなる右側部用不織布部21HRが配置されている。右側部用不織布部21HRの配線パターン21Aと第1制御部24は、接続線29を介して電気的に接続されている。右側部用不織布部21HRおよびそれに配置された配線パターン21Aと、左側部用不織布部21HLおよびそれに配置された配線パターン21Aとは、第1制御部24の中心線をはさんで線対称の形状をしている。
本実施形態では、不織布21Hを左側部用不織布部21HLと右側部用不織布部21HRという2つの領域に分割し、各々に配線パターン21Aを具備させている。そのため、不織布21Hを分割せずに1つの不織布に全ての配線パターン21Aを配置した場合と比べて、不織布21Hをリム21の樹脂層21Gに巻きつけ易い。なお、不織布21Hは2つの領域に分割されるものに限定されず、1つの不織布であっても、3つ以上に分割された不織布であってもよい。
図7A、7B、7Cはリム21のどの部分に配線パターン21Aのどの部分が埋設されるのかを説明する図である。図7A、7B、7Cはそれぞれステアリングホイール2の表面、裏面、右側面を示している。本実施形態では、図6の左側部用不織布部21HLにおける配線パターン21Aの第1の配線パターン21A1の配線ブロック21A6、21A7と、第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A8、21A9が、それぞれ、図7A、7Bで示すリム21の左側部21Lの部分21P6、21P7、21P8、21P9に埋設されている。また、図6の右側部用不織布部21HRにおける配線パターン21Aの第1の配線パターン21A1の配線ブロック21A6、21A7と、第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A8、21A9が、それぞれ、図7A、7Bで示すリム21の右側部21Rの部分21P6、21P7、21P8、21P9に埋設されている。
なお、図6においては、理解を容易にするため、左側部用不織布部21HLおよび右側部用不織布部21HRにおける配線ブロック21A6〜21A9をそれぞれ点線で囲っている。また、図7A、7B、7Cにおいてはリム21の各部分21P6、21P7、21P8、21P9の範囲を明確にするためハッチングを付している。
ここで、本実施形態におけるヒータ装置25の動作原理について説明する。ヒータ装置25は配線パターン21Aと、ステアリングホイール2内の金属部材などのグラウンドとの間で静電容量をもっている。操作者の手がステアリングホイール2に触れると、配線パターン21Aと手との間の静電容量が増加するので、センサ部24Sからみた配線パターン21Aの静電容量は増加する。第1制御部24において、センサ部24Sが配線パターン21Aの静電容量を計測する。
第1制御部24は、計測された静電容量の大きさに応じたアナログ電圧信号(第1信号SG1)を生成する。そして、第2制御部8は第1信号SG1を連続的にモニタリングして静電容量の増加量を演算し、操作者の手がステアリングホイール2に触れているのか否かを判別する。なお、操作者の手がリム21を覆う面積が大きいほど静電容量の増加量が大きくなる。
図8は、操作者のステアリングホイール2に対する把持状態が一定であれば、静電容量の増加量も手の置かれた箇所によらず一定になることを説明する図である。ここで、図4に示した配線ブロック21A11〜14をさらにY方向に2分割し、配線ブロック21A11〜21A18としている。同様に、図4に示した配線ブロック21A21〜24をさらにY方向に2分割し、配線ブロック21A21〜21A28としている。配線ブロック21A11〜21A18、21A21〜21A28の様に定義したとしても、上記した第1の配線パターン21A1と第2の配線パターン21A2を含む配線パターン21Aについての定義はそのまま適用できる。
すなわち、種々の配線パターン21Aに対して一般的には、第1の配線パターン21A1および第2の配線パターン21A2のそれぞれは、直列に接続されるN個(Nは2以上の整数)の配線ブロックからなる。たとえば、図4の配線パターン21AではN=4であり、図8の配線パターン21AではN=8である。
図8に示した数値(1〜16)は、操作者の手がステアリングホイール2に触れたときにセンサ部24Sが検出する静電容量の増加量を示している。各数値は、第1の配線パターン21A1の各配線ブロック21A11〜21A18と、第2の配線パターン21A2の各配線ブロック21A21〜21A28における相対的な数値である。
配線パターン21Aの配線上でセンサ部24Sから最も近い紙面左端の配線ブロック21A11における、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量ΔC1を最大の16とする。第1の配線パターン21A1の各配線ブロック21A11〜21A18におけるΔC1は、センサ部24Sから遠くなるにつれて小さくなる。第1の配線パターン21A1の紙面右端の配線ブロック21A18におけるΔC1を9とする。
配線パターン21Aの配線上で配線ブロック21A18よりさらにセンサ部24Sから遠い、第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A21における、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量ΔC2を8とする。第2の配線パターン21A2の各配線ブロック21A21〜21A28におけるΔC2はセンサ部24Sから遠くなるにつれて小さくなる。第2の配線パターン21A2の紙面左端の配線ブロック21A28におけるΔC2を最小の1とする。
図8における紙面下方のブロック矢印は、第1の配線パターン21A1の各配線ブロック21A11〜21A18における、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量ΔC1が、紙面右方向の配線ブロックほど相対的に大きな値(16)から中程度の値(9)に変わることを示している。また、紙面上方のブロック矢印は、第2の配線パターン21A2の各配線ブロック21A21〜21A28における、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量ΔC2が、紙面左方向の配線ブロックほど相対的に中程度の値(8)から小さな値(1)になることを示している。
操作者はステアリングホイール2を握る時、リム21のY方向の位置が略等しい表側部21Uと裏側部21Vに手が接触する。例えば、配線ブロック21A11と21A28の上方に手が置かれたとき、配線ブロック21A11に対してΔC1は16で、配線ブロック21A28に対してΔC2は1なので、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量は17(=16+1)になる。すなわち、Y方向の位置が略等しく、境界部21A3を挟んで互いに対向する配線ブロックの組の上方に手が置かれたときに、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量はΔC1とΔC2の和となるが、いずれも17で一定となる。
本実施形態では、配線ブロック21A11と配線ブロック21A28の組、配線ブロック21A12と配線ブロック21A27の組、配線ブロック21A13と配線ブロック21A26の組、配線ブロック21A14と配線ブロック21A25の組、配線ブロック21A15と配線ブロック21A24の組、配線ブロック21A16と配線ブロック21A23の組、配線ブロック21A17と配線ブロック21A22の組、配線ブロック21A18と配線ブロック21A21の組、のいずれの組の上方に操作者が手を置いたとしても、インピーダンスは異ならない。操作者がステアリングホイール2を握る場合、リム21の表側部21Uと裏側部21Vに同時に接触する。配線パターン21Aの配線上で、センサ部24Sから近い第1の配線パターン21A1と、センサ部24Sから遠い第2の配線パターン21A2の上方に、手が同時に置かれるため、どの組の配線ブロックの上方に手が置かれてもインピーダンスは同じになる。
手が置かれた位置によらずにインピーダンスがほぼ一定であるので、操作者のステアリングホイール2に対する把持状態が一定であれば、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量も手の置かれた位置によらず一定となる。
ヒータ素子21HEをリム21に埋設すると、各配線ブロックにおける静電容量は、その配設位置によって影響を受ける。そのため、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量の和は、ある互いに対向する配線ブロックの組と、他の互いに対向する配線ブロックの組との間で必ずしも同一にはならず、多少のばらつきがある。しかし、例えば、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量の和に20%程度のばらつきがあったとしても、第2制御部8は、操作者の手がステアリングホイール2に触れているのか否かを正しく判別することができる。
そのため、第1の配線パターン21A1の配線ブロック21A11〜21A18と、第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A21〜21A28とは、必ずしも同じパターンである必要はない。互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部24Sの感度の和が、他の互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対するセンサ部24Sの感度の和と、実質的に等しければよい。実質的に等しいとは、20%程度のばらつきがあったとしても許容されるという意味である。
ここで、図7A、7B、7Cでは、図6に示す配線パターン21Aの第1の配線パターン21A1の配線ブロック21A6、21A7をリム21の裏側に配置している。また、配線パターン21Aの第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A8、21A9をリム21の表側に配置している。配線ブロック21A6、21A7における静電容量に対するセンサ部24Sの感度は、配線ブロック21A8、21A9における静電容量に対するセンサ部24Sの感度より高い。リム21の表側部21Uに第1の配線パターン21A1の配線ブロック21A6、21A7を配置すると、手がリム21の表側部21Uだけに触れていても、センサ部24Sは比較的大きい静電容量の増加量を検出する。その場合、第2制御部8は、手がステアリングホイール2をしっかりと把持していると誤って判断してしまう。その様な誤検知を避けるために、リム21の表側部21Uに第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A8、21A9を配置する。それにより、操作者にステアリングホイール2を確実に把持するように促すことが可能となる。
しかしながら、本実施形態はこのような構成に限定されるものではなく、第1の配線パターン21A1の配線ブロック21A6、21A7と第2の配線パターン21A2の配線ブロック21A8、21A9を逆に配置する構成であってもかまわない。例えば、センサ部24Sを接続するヒータ線26の端部を電源部24Pと逆にして、第2の配線パターン21A2を、配線パターン21Aの配線上で反対側端部21ADよりセンサ部側端部21ACに近くにしてもよい。したがって、一般的には、ヒータ線26の静電容量を計測するセンサ部24Sは、ヒータ線26の先端または後端に接続される。
操作者がステアリングホイール2をしっかり握る場合、手は大きな接触面積でリム21の裏側部21Vに接触するが、そうでない場合は、接触面積は小さいかゼロである。操作者がステアリングホイール2をしっかり握る場合、手が裏側部21Vに接触する面積は、表側部21Uに接触する面積よりも大きい。よって、センサ部24Sが手の接触を検出する感度が高い第1の配線パターン21A1をリム21の裏側部21Vに埋設すれば、操作者によるステアリングホイール2の把持状態を検出する精度は高くなる。
また、第1の配線パターン21A1は、操作者と対向するリム21の表側部21Uと裏側部21Vのうち、主として裏側部21Vに埋設されていれば良い。なお、「第1の配線パターン21A1が、操作者と対向するリム21の表側部21Uと裏側部21Vのうち主として裏側部21Vに埋設されている」の文言は、「第1の配線パターン21A1が、リム21の表側部21Uと裏側部21Vのうち裏側部21Vのみに埋設されている」という態様を含む。
本実施形態では、リム21の左側部21Lと右側部21Rにそれぞれ配線パターン21Aが埋設されている。第1制御部24のセンサ部24Sが配線パターン21Aにおける静電容量の増加量をモニタリングする。それにより、手がリム21の左側部21Lおよび/または右側部21Rを把持している状態が正確に検出される。
図9は、本実施形態における車両1のブロック図である。第1制御部24において、第1センサ部24S1はリム21の左側部21Lに埋設された配線パターン21Aの静電容量CLを計測する。第2センサ部24S2はリム21の右側部21Rに埋設された配線パターン21Aの静電容量CRを計測する。そして、処理部24PRは静電容量CL、CRの大きさに応じたアナログ電圧信号(第1信号SG1)を生成し、車両1に設けられた第2制御部8に出力する。第2制御部8は、入力された第1信号SG1に基づいて操作者の手とステアリングホイール2の間の把持状態を判定する。
第2制御部8は、把持状態が好ましくないと判定したときは、車両1に設けられたスピーカ3に第2信号SG2を出力し、表示装置4に第3信号SG3を出力する。第2信号SG2を受信したスピーカ3は、例えば「ステアリングホイールを握って下さい」のような警告音声を出力する。第3信号SG3を受信した表示装置4は、例えば「安全のため、しっかりステアリングホイールを握って下さい」のような警告を表示する。
本実施形態のヒータ装置25およびステアリングホイール2によれば、操作者のステアリングホイール2に対する把持状態が一定であれば、手の置かれた箇所によらずセンサ部24Sが検出する静電容量の増加量も一定となる。それにより、操作者の手のステアリングホイール2に対する把持状態を検出する精度が向上する。また、本実施形態のステアリングホイール2を備えた車両1は、操作者の手のステアリングホイール2に対する把持状態を検出する精度が向上するため、操作者に適切に警告することができる。それにより、車両1の安全性は向上する。
なお、第1の配線パターン21A1および第2の配線パターン21A2は、複数の折りたたみ部21A4を複数の折り返し部21A5で連結して構成され、X方向に沿って延びている。また、折りたたみ部21A4はX方向となす角度よりもY方向となす角度が小さくなるように延びている。すなわち、折りたたみ部21A4は、Y方向に実質的に延びている。
よって、Y方向と垂直なX方向に配線パターン21Aが引っ張られてもヒータ線26の折れや断線を防止することができる。また、配線パターン21AがY方向に伸ばされることによるヒータ線26の折れや断線は、複数の配線ブロックを設けることにより防止することができる。
また、Y方向に折りたたみ部21A4が実質的に延びているので、配線パターン21Aの形状がリム21の表層21Jに浮き出しにくく、それ故、ステアリングホイール2の美観を損ねることを抑えることができる。また、操作者は配線パターン21Aの形状が浮き出すことによる違和感を覚えにくい。
また、車両1が、スピーカ3や表示装置4などの注意喚起装置を備えているので、操作者にステアリングホイール2をしっかり握るように注意喚起でき、結果として交通事故を減少させることができる。なお、本実施形態において、注意喚起装置とはスピーカ3や表示装置4に限らず、ステアリングホイール2の操作者に警告を発して注意を喚起する装置である。
また、本実施形態においては、第1制御部24は、配線パターン21Aの静電容量を計測し処理することにより、静電容量をアナログ電圧信号に変換した第1信号SG1を第2制御部8に出力する。ここで、第1制御部24は、アナログ電圧信号をデジタル化した第1信号SG1を出力してもよい。第1制御部24は、計測された静電容量データを処理してアナログ電圧信号またはデジタル信号を生成し、さらに処理を進めて、操作者の手とステアリングホイール2との間の接触状態を判断してもよい。
なお、本実施形態では、図6のように不織布21Hを左側部用不織布部21HLと右側部用不織布部21HRの2つに分割して配線パターン21Aを配置しているが、本発明はその構成に限定されない。不織布21Hを3つ以上に分割し、それに対応して配線パターン21Aやセンサ部24Sも3つ以上具備させることもできる。この構成により、操作者の手がステアリングホイール2のどの部分にどれくらいの接触面積で接触しているかを、より高精度に検出することができる。
また、図6の構成では、2枚の不織布部21HL、21HRを用いているが、1枚の不織布21Hの中に配線パターン21Aを複数に分割して配置する構成としてもよい。
また、本実施形態において配線パターン21Aは、1本のヒータ線26を繰り返し折り返して、不織布21H上に配置することにより構成したが、ヒータ線26は1本だけでなく、複数本で構成されていてもよい。
また、本実施形態では、センサ部側端部21ACと反対側端部21ADとは、Y方向に関して最も外側の配線ブロックにおけるY方向の一方の縁端部に設けている。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、センサ部側端部21ACと反対側端部21ADとが、Y方向に関して最も外側の配線ブロックにおけるX方向の縁端部に設けられる構成としてもよい。
(第2実施形態)
図10および図11を参照して第2実施形態について説明する。図10は、本実施形態のヒータ装置35の配線パターン21Bと第1制御部24までの配線経路を示す図である。図11はステアリングホイール2のどの部分に配線パターン21Bのどの部分が埋設されるのかを説明する図であり、ステアリングホイール2の表側面(操作者に対向する側の面)を示している。
本実施形態のヒータ装置35は、ステアリングホイール2に埋設されるヒータ素子21HEと、センサ部24Sとを備える。図10には、ステアリングホイール2の左側部21Lに埋設されるヒータ素子21HEが示されている。ヒータ素子21HEは、左側部用不織布部21HLと、左側部用不織布部21HL上に配置された配線パターン21Bを備える。
第1実施形態ではステアリングホイール2のスポーク23には配線パターン21Aは埋設されていない。本実施形態においては、配線パターン21Bは、第1実施形態と同様の配線パターンに加えて、スポーク23に埋設されるスポーク配線パターン部21BSを備えている。以下に、第1実施形態との差異を中心に説明し、共通する事項については説明を省略又は簡略化する。
図10において、配線パターン21Bは、スポーク23に埋設されるスポーク配線パターン部21BSを2つ備えている。紙面下側のスポーク配線パターン部21BSはスポーク23の表側面の部分21PS(図11参照)に埋設される。また、紙面上側のスポーク配線パターン部21BSは、スポーク23の裏側面のうち図11に示した部分21PSと対応する部分に埋設されている。このスポーク配線パターン部21BSはスポーク23を暖めて、操作者のスポーク23に対する把持を快適なものにする。
2つのスポーク配線パターン部21BSは、いずれも、配線パターン21Bの配線上ではセンサ部側端部21BCよりも反対側端部21BDに近い。そのため、スポーク配線パターン部21BSにおける静電容量に対するセンサ部24Sの感度は低いので、操作者の手がスポーク配線パターン部21BSの上方に置かれても、センサ部24Sが検出する静電容量の増加量は小さい。したがって、操作者がしっかりとステアリングホイール2を握っているか否かを第2制御部8が判定するときに、スポーク配線パターン部21BSがその判定に与える影響は小さい。
図6と同様に、右側部用不織布部21HRに設けられた配線パターン21Bと、左側部用不織布部21HLに設けられた配線パターン21Bとは、第1制御部24の中心線をはさんで線対称の形状をしている。右側部用不織布部21HRに設けられた配線パターン21Bもスポーク配線パターン部21BSを2つ備えている。
また、スポーク配線パターン部21BSは隣接する配線ブロック21B14、21B15、21B23、21B24とは別個の配線パターンである。仮に、スポーク配線パターン部21BSをなくして、スポーク23を暖めるために配線ブロック21B14、21B15や、配線ブロック21B23、21B24がスポーク配線パターン部21BSの領域まで拡張されたとする。その場合、同じ把持状態であったとしても、配線ブロック21B14と配線ブロック21B24の組と、配線ブロック21B15と配線ブロック21B23の組は、他の配線ブロックの組と、静電容量の増加量が同じにならない。そのため、操作者の手がステアリングホイール2にどれくらいの接触面積で接触しているかを、高精度に検出することができない。
図11に示すように本実施形態では、ステアリングホイール2にスポーク23が3つ設けられていたが、左側部21Lに2つと、右側部21Rに2つの合計4つのスポーク23が設けられていてもよい。この場合、図10を用いて説明すると、配線パターン21Bの紙面上側の領域に2つのスポーク配線パターン部21BSが設けられ、配線パターン21Bの紙面下側の領域に2つのスポーク配線パターン部21BSが設けられる。スポーク配線パターン部21BSの数については任意の数とすることができる。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態のヒータ装置45の配線パターン21Cの配線経路を説明する図である。本実施形態において、第1実施形態、第2実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態のヒータ装置45は、ステアリングホイール2のリム21に埋設される不織布21H(基材)と、不織布21H上に形成される配線パターン21Cと、配線パターン21Cの静電容量を計測するセンサ部24Sとを備える。配線パターン21Cは、リム21に配設されるリム配線パターン部21ARと、ステアリングホイール2のスポーク23に配設されるスポーク配線パターン部21ASを有している。
配線パターン21Cの配線上でセンサ部24Sに近いリム配線パターン部21ARは、ヒータ線26を不織布21H上に蛇行配置することで形成される。ヒータ線26は、リム21の円周方向であるY方向と、Y方向とは反対方向への折り返しを繰り返して、Y方向とは垂直なX方向に沿って延びるように配置されている。ヒータ線26はリム配線パターン部21ARにおけるセンサ部24Sから最も遠い方の終端32からさらに延びて、スポーク配線パターン部21ASを形成している。
このように構成することで、配線パターン21Cの配線上でセンサ部24Sに近いリム配線パターン部21ARにおける静電容量に対するセンサ部24Sの検出感度は高くなる。逆に、配線パターン21Cの配線上でセンサ部24Sから遠いスポーク配線パターン部21ASにおける静電容量に対するセンサ部24Sの検出感度は低くなる。そして、リム配線パターン部21ARは実質的にヒータ線26がY方向への折り返しを繰り返しているので、操作者がステアリングホイール2を把持すると感度が高い部分と低い部分を同時に触れることになる。その結果、ステアリングホイール2上の手の把持位置によらず検出感度が安定になる。さらに、スポーク配線パターン部21ASを備えるので、スポーク23の加熱も可能となる。
以下、第3実施形態のヒータ装置45の詳細について説明する。図12において、リム21に埋設される不織布21H上には、ヒータ線26が配置された配線パターン21Cが形成される。配線パターン21Cは不織布21H上にヒータ線26を縫製することで形成される。なお、基材は不織布21Hに限定されるものではなく、可撓性を有する絶縁薄板であればよい。このような構成は、第1実施形態、および第2実施形態に適用してもよい。
図12に示すように、配線パターン21Cの配線上でセンサ部24Sに近いリム配線パターン部21ARは、第1実施形態や第2実施形態と比較すると、1つの配線ブロック21ABで形成されている。リム配線パターン部21ARの配線上でセンサ部側端部21ACと反対側の端部である終端32からヒータ線26がさらに延びて、スポーク23に埋設されるスポーク配線パターン部21ASが形成される。図12に示すように、本実施形態では、2つのスポーク配線パターン部21ASが不織布21H上に形成されている。終端32から延びたヒータ線26は紙面下部のスポーク配線パターン部21ASを形成し、紙面上部のスポーク配線パターン部21ASを形成して、反対側端部21ADで終端される。
ここで、スポーク配線パターン部21ASは1つでもよいし、3つ以上でもよい。いずれの場合も終端32から延びたヒータ線26がスポーク配線パターン部21ASを形成する。このスポーク配線パターン部21ASにより、スポーク23を加熱することが可能となる。
反対側端部21ADは接続線29により電源部24Pに接続され、電源部24Pからスポーク配線パターン部21AS、およびリム配線パターン部21ARに電力が供給される。なお、センサ部24Sの回路におけるグラウンドは電源部24Pのグラウンドと共通になっているので、図12ではグラウンドの表記を省略している。
次に、このような構成のヒータ装置45において、操作者がステアリングホイールを把持しているかを検出する動作について説明する。
図8での説明と同様に、リム配線パターン部21ARの配線上でセンサ部24Sに近い部分における静電容量に対するセンサ部24Sの検出感度は高いが、センサ部24Sから遠い部分における静電容量に対する検出感度は低い。従って、図12において、リム配線パターン部21ARのヒータ線26は蛇行しながらX方向に延びているので、リム配線パターン部21ARにおいて紙面の左上側の部分における静電容量に対するセンサ部24Sの検出感度が最も高い。リム配線パターン部21ARのヒータ線26が蛇行するに従って、その部分の静電容量に対するセンサ部24Sの検出感度は下がっていく。そして、紙面の左下側の部分でセンサ部24Sの検出感度が最も小さくなる。スポーク配線パターン部21ASは、配線パターン21Cの配線上で終端32よりさらにセンサ部24Sから離れているため、スポーク配線パターン部21ASにおけるセンサ部24Sの検出感度は極めて小さい。
スポーク23は操作者が把持し続けにくい部分であるが、スポーク配線パターン部21ASおけるセンサ部24Sの検出感度を高めると、第2制御部8はステアリングホイール2が把持されていると誤って判断してしまう。ゆえに、スポーク23における静電容量の検出感度を極めて小さくすることが望ましい。これらのことから、リム配線パターン部21ARの終端32から延びるヒータ線26でスポーク配線パターン部21ASを形成する。その結果、操作者がスポーク23に接触することによって起こる誤検出を低減することができる。
操作者がステアリングホイール2を握る際には、指がX方向に沿うようにリム21を握るため、リム配線パターン部21ARのうち、感度が高い部分と低い部分を必ず同時に触れることになる。その結果、手の把持位置によってセンサ部24Sの検出感度は変わらない。また、スポーク配線パターン部21ASにおける静電容量に対するセンサ部24Sの感度が小さいので、スポーク23のみに手が触れても、ステアリングホイール2が把持されていると判断されることはない。
なお、第1実施形態から第3実施形態は、例示であって様々な変形形態をとることもできる。例えば、第2制御部8に第1信号SG1のデータを長期間保存するための記憶部を設けることができる。近年、操作者が車両1のステアリングホイール2を握ることなく車両1を運行させる、いわゆる自動運転技術の開発が活発化されている。この車両1の自動運転技術には、車両1に取り付けたカメラからの映像情報、全地球測位システム(GPS)からの位置情報、レーザレーダ装置により測定された距離情報などが利用される。このような自動運転の車両1に本発明のステアリングホイール2を適用すれば、操作者のステアリングホイール2に対する把持状態を後に分析することが可能となる。
例えば、自動運転の車両1が交通事故を起こした場合、記憶部に保存された第1信号SG1のデータを解析することにより、操作者のステアリングホイール2の把持状態を特定できる。そのため、事故の責任が操作者によるステアリングホイール2の操作ミスなのか否か、自動運転プログラムのバグなのか否か、事故の相手車両の責任の方が大きいのか否か等を事故後に究明できる可能性が高くなる。
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態では、操作者のステアリングホイール2への接触を検出するために配線パターンに特徴を有するヒータ装置25、35、45を開示した。これにより、ステアリングホイール2を加熱するヒータ素子21HEにセンサ部24Sを接続するだけで、操作者のステアリングホイール2への接触を検出できる。それ以外にも、操作者のステアリングホイール2への接触を検出するための専用の配線パターンをリム21に埋設できる場合にも、上記実施形態に示した配線パターンを用いることができる。その場合は、ヒータ装置とは別の構成となるため、グリップセンサ装置となる。
その場合、グリップセンサ装置は、リムを備えたステアリングホイールに配設され、基材と、基材上に1本の電極線が配置された配線パターンと、配線パターンの静電容量を計測するセンサ部とを備え、配線パターンは各実施形態で示した配線パターンとなる。
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態では、車両1について説明したが、それ以外にも例えば鉄道、飛行機、船舶等の人間や貨物を輸送するための運輸装置およびそのステアリングホイールに、本願発明のヒータ装置を適用することができる。
なお、本願発明に関して、用語「ステアリングホイール」は、各種タイプの操舵グリップ・ハンドルをも包含するものである。したがって、例えば自動車などの車両の用途に限定されず、航空機の操縦桿や船舶の舵も本願発明におけるステアリングホイールの技術的範囲に属する。
操作者がステアリングホイールを把持する状態を検出する精度が向上したヒータ装置、ステアリングホイールおよび運輸装置を提供することができる。
1 車両(運輸装置)
2 ステアリングホイール
3 スピーカ
4 表示装置
8 第2制御部
21 リム
21A、21B、21C、921A 配線パターン
21A1 第1の配線パターン
21A2 第2の配線パターン
21A3 境界部
21AB、21A11〜21A18、21A21〜21A28、21A6、21A7、21A8、21A9、21B14、21B15、21B23、21B24 配線ブロック
21AC、21BC センサ部側端部
21AD、21BD 反対側端部
21AR リム配線パターン部
21AS、21BS スポーク配線パターン部
21H 不織布(基材)
23 スポーク
24 第1制御部
24S センサ部
24P 電源部
25、35、45 ヒータ装置
26 ヒータ線
29 接続線

Claims (8)

  1. リムを備えるステアリングホイールに配置されるヒータ装置であって、
    前記リムに取り付けられる基材と、
    前記基材上に配置されるヒータ線と、
    前記ヒータ線の先端または後端に接続され、前記ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部とを備え、
    前記ヒータ線は、直列に接続される第1の配線パターンと第2の配線パターンとを形成し、
    前記第1および第2の配線パターンのそれぞれは、
    直列に接続されるN個(Nは2以上の整数)の配線ブロックからなり、
    前記第1の配線パターンにおけるN個の配線ブロックと、前記第2の配線パターンにおけるN個の配線ブロックとは、
    (a)前記ヒータ線の先端側から後端側に向かうN個の配線ブロックの配置の向きが互いに逆になるように、前記リムの円周方向である第1方向に沿って配置され、かつ、
    (b)前記第1方向と垂直な第2方向に互いに対向するように配置され、
    前記互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対する前記センサ部の感度の和が、他の互いに対向する配線ブロックの組における静電容量に対する前記センサ部の感度の和と実質的に等しい、
    ヒータ装置。
  2. 各前記配線ブロックは、前記ヒータ線が前記第1方向と前記第1方向の反対方向との折り返しを繰り返して、前記第2方向または前記第2方向とは反対方向に延びるように配置された、
    請求項1に記載のヒータ装置。
  3. 前記ヒータ線は、前記第1および第2の配線パターンに加えて、前記ステアリングホイールのスポークに配設されるスポーク配線パターンをさらに形成し、前記スポーク配線パターンは前記ヒータ線の先端または後端のうち前記センサ部が接続される側から遠い、
    請求項1に記載のヒータ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のヒータ装置を備えた、
    ステアリングホイール。
  5. 前記ヒータ装置の前記第1の配線パターンは、操作者と対向しない前記リムの裏側部に配設された、
    請求項4記載のステアリングホイール。
  6. リムと前記リムに接続されるスポークとを備えたステアリングホイールに配設されるヒータ装置であって、
    基材と、
    前記基材上に1本のヒータ線が配置された配線パターンと、
    前記ヒータ線の先端または後端に接続され、前記ヒータ線の静電容量を計測するセンサ部とを備え、
    前記配線パターンは、前記ヒータ線が前記リムの円周方向である第1方向と前記第1方向の反対方向との折り返しを繰り返して、前記第1方向と垂直な第2方向または前記第2方向とは反対方向に沿って延びるように配設されるリム配線パターン部と、前記スポークに配設されるスポーク配線パターン部とを備え、
    前記スポーク配線パターン部は、前記ヒータ線の先端または後端のうち前記センサ部が接続される側から遠い、
    ヒータ装置。
  7. 請求項6記載のヒータ装置を備える、
    ステアリングホイール。
  8. 請求項4、5、および7のいずれか1項に記載のステアリングホイールを備える、
    輸送装置。
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