JP5863016B2 - 印字機構付き塗膜転写具 - Google Patents

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Description

本発明は、基材テープ表面に転写塗膜を形成した感圧転写テープが装填され、転写ヘッドにて基材テープ背面から押圧して、その転写塗膜を被転写面に転写する塗膜転写具に関するものであり、転写している時に転写塗膜の面に文字や柄などを印字する機構を有する塗膜転写具に関するものである。
従来より塗膜転写具は、修正テープやテープのりなどの商品名で販売されている。装填されている感圧転写テープの転写塗膜は、修正テープでは誤字などを隠蔽して再筆記可能にするための修正塗膜、テープのりでは紙同士などを接着するための粘着塗膜などである。
塗膜転写具の構成としては、ケースから突出して設けた転写ヘッドにて感圧転写テープの転写塗膜を被転写面に転写することができるものであり、ケースに感圧転写テープを繰出しリールから転写ヘッドを介して巻取りリールに巻回して配置して、かつ、繰出しリールと巻取りリールの連動機構と共に配置して自動巻取り式にしているものである。
つまり、この塗膜転写具を用いて使用者が転写塗膜を転写させると、その転写させる動きに連動して、ケースに配置したリールなどが回転して、新しい転写塗膜が連続して供給され、転写された後の基材テープが巻き取られることになる。
ところで、このような転写塗膜である修正塗膜や粘着塗膜の転写後表面に、修正や粘着の本来の機能を損なうことなく、柄などを形成しているものとして、例えば、特開2009−196094号公報や特開2009−197045号公報がある。また、転写後表面ではなく、修正塗膜と粘着層との間に、透かし判読を不能にするための柄(印刷層)を形成しているものとして、特開2010−012734号公報がある。
特開2009−196094号公報 特開2009−197045号公報 特開2010−012734号公報
しかしながらこれらは、塗膜転写具に装填する前の感圧転写テープを製造する段階において、その文字や柄などを決定して形成しておかなければならなかった。塗膜転写具に装填した後に、任意の文字や柄などにすることはできなかった。本発明が解決しようとする課題は、塗膜転写具に感圧転写テープを装填した後に、任意の文字や柄を印字することができるものを提供することである。
本発明の印字機構付き塗膜転写具は、基材テープ表面に転写塗膜を形成している感圧転写テープが、繰出しリールから転写ヘッドを介して巻取りリールに巻回されて、繰出しリールと巻取りリールの連動機構と共にケースに配置されており、ケース外に突設した転写ヘッドにて感圧転写テープから転写塗膜を被転写面に転写する自動巻取り式の塗膜転写具において、転写している時に転写塗膜の面に印字する機構を有することを特徴とするものである。
本発明により、塗膜転写具に感圧転写テープを装填した後に、任意の文字や柄を印字することができるものを提供することができるようになった。
実施例1の塗膜転写具を示した説明図である。 テープ終盤を示した説明図である。 スタンプカートリッジをはずした状態を示した説明図である。 スタンプの交換を示した説明図である。 実施例2の塗膜転写具を示した説明図である。 テープ終盤を示した説明図である。 スタンプ解除状態を示した説明図である。 スタンプの交換を示した説明図である。 実施例3の塗膜転写具を示した説明図である。 テープ終盤を示した説明図である。 スタンプカートリッジをはずした状態を示した説明図である。 スタンプの交換を示した説明図である。 実施例4の塗膜転写具を示した説明図である。 テープ終盤を示した説明図である。 スタンプ解除状態を示した説明図である。 スタンプの交換を示した説明図である。
塗膜転写具として、ここではテープのりの場合で説明する。塗膜転写具は、テープやリールなどが交換可能なタイプでも、交換できずいわゆる使い切りタイプでも構わない。感圧転写テープの転写塗膜は、テープのりでは紙同士などを接着するための粘着塗膜である。
感圧転写テープは、基材テープの両面に剥離処理を施し、基材テープ表面に透明な粘着層を形成して、粘着塗膜としたものである。剥離処理は、基材テープの面によって剥離力に違いを設ける方が好ましい。粘着塗膜を形成する基材テープ表面よりも、その反対の基材テープ背面をよく剥離する面とした方が好ましい。
本発明における印字機構としては、印字できて塗膜転写具に設置できるものであれば、限定されない。ここではインクローラー付き回転スタンプの場合で説明する。また、この回転スタンプは交換可能であり、交換することで任意の文字や柄を印字することができるものである。
図1は、実施例1の塗膜転写具1を示した説明図である。塗膜転写具1は、図面垂直方向に厚みがあるものである。テープはこの図面平面を走行しており、テープ面は図面垂直方向であるので、図においてテープは線で表している。
塗膜転写具1内部における主要部材を示すために、ケース2を透明にして表している。主要部材だけを表しているので、実物にはあるがこの図にはない部分もある。塗膜転写具1の図面垂直方向の厚みにおいて、その垂直方向中央付近で断面となるケース2の部分は、斜線を施して表している。
基材テープ3表面に転写塗膜4を形成している感圧転写テープ5が、繰出しリール6から転写ヘッド7を介して巻取りリール8に巻回されて、繰出しリール6と巻取りリール8の連動機構と共にケース2に配置されている。ケース2外に突設した転写ヘッド7にて感圧転写テープ5から転写塗膜4を被転写面9に転写する自動巻取り式の塗膜転写具1である。
ケース2に関係する主要な部分として、次の5箇所も表している。繰出しリール6の支軸となる円筒形断面の繰出しリール中心軸11、巻取りリール8の支軸となる円筒形断面の巻取りリール中心軸12、繰出しリール6から繰り出された感圧転写テープ5を転写ヘッド7に導いている円柱形断面の繰出しテープガイド13、転写ヘッド7にて転写塗膜4を転写した後の基材テープ3を巻取りリール8に導いている円柱形断面の巻取りテープガイド14、転写ヘッド7を支持している円柱形断面の転写ヘッド支持部15の5箇所である。
繰出しリール6は、感圧転写テープ5が巻かれている円筒形の繰出しコア16、繰出しコア16と繰出しリール中心軸11との間にある中間部材17、連動機構である繰出しギア18、中間部材17と繰出しギア18を接続している図面奥側の4つのスポークなどからなる。図では、中間部材17と繰出しギア18と4つのスポークを、同じ網模様を施して表している。
中間部材17の円筒形外周から外側へ設けている「くの字」形状の4箇所が、繰出しコア16の内周面に接しており、中間部材17の円筒形内周面が繰出しリール中心軸11の円筒形外周面に接している。
どこかの間でタイミングが合わくなって何かしらの強い力で感圧転写テープ5が引っ張られることがあると、繰出しコア16に接している中間部材17の4箇所ですべることになる。これにより、余計な引出しによるたるみやテープの破断などの不具合を防ぐことができる。
転写ヘッド7は、ケースの前方開口部(図面左下側の開口部)から突出して設けられているローラータイプであり、先端にあるローラー21、図面垂直方向の手前と奥側の2箇所にあって、その間でローラー21を挟んで回動可能に軸支しているおおよそ三角形の側壁22、また、その間で2箇所の側壁22と固定接続されている主軸23からなる。図ではこれらを、同じ網点を施して表している。
このローラー21にて、基材テープ3背面から押圧して、転写塗膜4を被転写面9に転写する。転写ヘッド7におけるテープの経路などを示すために、図では側壁22を透明にして表している。
転写ヘッド7は、主軸23の図面右上側にある円形穴が円柱形断面の転写ヘッド支持部15にはまることで取り付けられている。円であるので回動するが、実際にはわずかしか動かないように規制する部分をケース2に設けている。図ではそれらは省略している。
巻取りリール8は、図面手前のリール側面にある波形溝19、転写塗膜4が転写された後の基材テープ3を巻き取る円筒形の巻取りコア、図面奥側のリール側面には連動機構である巻取りギアからなるが、波形溝19が不透明であるので、巻取りコアと巻取りギアは見えていない。
また、巻取りリール8は、巻取りリール中心軸12に接している巻取りリール8の内側の円筒形部分から、4本の短いスポークを介して、波形溝19や見えていない巻取りコアや巻取りギアに接続しているものである。
波形溝19は、図面垂直方向の手前に立ち上がる垂直面とそこから斜めに下がる斜面からなる三角波形状であり、円形扇のように形成している。図では、その波形溝19の垂直面を外円周へ向かう直線で表している。
この波形溝19は、テープがたるんだりしたときに、直すために利用する溝である。通常、ケース2に波形溝19を動かすための窓などを設けている。図ではそれは省略している。
繰出しリール6と巻取りリール8の連動機構は、ギアである。繰出しリール6の繰出しギア18が、図面奥側にて見えていない巻取りリール8の巻取りギアと噛合している。
また、図面奥側となる繰出しギア18側面外側とケース2内面内側との間に、逆回転防止機構を設けている。この逆回転防止機構は、一般的な塗膜転写具に設けられているものと同じで、いわゆるラチェットのような構造のものである。繰出しギア18側面外側に爪があり、ケース2内面内側に溝がある構造である。
これらにより、逆転は防止される機構となって、一方向に回転するものであり、その方向にテープが走行するものである。またこれにより、自動巻取り式となる。
ここでの印字機構は、回転スタンプ24である。回転スタンプ24が、インクローラー25と接した後に、感圧転写テープ5の転写塗膜4に接触しており、それによって印字される機構である。このようなスタンプ部分を、繰出しリール6と繰出しテープガイド13の間に設けたものである。なお、スタンプは、文字だけでなく柄であってもよい。
回転スタンプ24は、スタンプ台座26に回動可能かつ交換可能に軸支されている。インクローラー25は、ローラー台座27に回動可能かつ交換可能にはめ込まれていて、回転スタンプ24に押さえられて保持されている。
スタンプ台座26とローラー台座27は、ケース2にはめ込むことができる支持板28に設置されている。これらからなるスタンプカートリッジ29である。
そしてこのスタンプカートリッジ29は、スライド式開閉具31にて保持されている。スライド式開閉具31は、ケース2にスライド可能に設置されている。図ではスライド可能にしている溝などは省略している。
また、図1は、転写ヘッド7にて転写塗膜4を被転写面9に転写している様子でもある。ケース2より突出して設けている転写ヘッド7にて、感圧転写テープ5を押圧して、被転写面9において転写塗膜4を転写させたい部分に接触させながら、塗膜転写具1を被転写面9に対して斜めに傾けて、図面右方向へ移動させる。これにより、転写塗膜4を転写している。
感圧転写テープ5が繰り出されて繰出しリール6が回り、繰出しリール6の繰出しギア18も回り、噛合している巻取りリール8の巻取りギアによって、巻取りリール8が回る。これらギア比とリール径比を調整して、基材テープ3が巻き取られるようになっている。こうして自動巻取りされることになる。
このような内部構成からなる塗膜転写具1なので、通常の使用でテープがたるむことなどは起こらないが、何かしらのタイミングのずれによってたるんだ時には、巻取りリール8の波形溝19によって巻き締めることができる。
繰出しリール6から繰り出された感圧転写テープ5の転写塗膜4に回転スタンプ24が接することになり、印字されるものである。そして印字された転写塗膜4が被転写面9に転写されることになる。
転写塗膜4が透明な粘着層であるため、転写された塗膜を眺めても、印字されたものが見ることできるものである。
図2は、実施例1のテープ終盤を示した説明図である。図2のように、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5が少なくなって、使い終わりの方になっても、図1と同様に、印字されるものであり、印字された転写塗膜4が転写されることになる。
図3は、実施例1のスタンプカートリッジ29をはずした状態を示した説明図である。スライド式開閉具31を開いて、スタンプカートリッジ29を抜いて、スライド式開閉具31を閉じた状態である。スタンプカートリッジ29を抜いて、テープに回転スタンプ24が接しなくなることで例えテープがたるんでも、波形溝19によって直すことができる。
スタンプカートリッジ29は、インクローラー25をローラー台座27にはめ込んで、回転スタンプ24をスタンプ台座26に軸支して、回転スタンプ24がインクローラー25を押さえているものである。回転スタンプ24をはずさなければ、これらがバラバラになることはない。
この図の状態においても、通常の塗膜転写をすることができるものである。つまり、印字機構をはずして解除しても転写可能な塗膜転写具である。
これらのように、使い始めから使い終わりまで、どの状態であっても、印字することや印字を解除することもでき、どちらの場合でも転写塗膜4をうまく転写することができるものである。
図4は、実施例1のスタンプの交換を示した説明図である。スライド式開閉具31を開いたままであり、スタンプカートリッジ29を抜いた状態である。スタンプカートリッジ29は、回転スタンプ24をスタンプ台座26からはずし、インクローラー25をローラー台座27からはずした状態である。
回転スタンプ24は、スタンプ台座26にはめ込んで、回動可能であるが係止もされていて、力を加えることで係止をはずすことができ、交換可能なものである。一方、インクローラー25は、ローラー台座27にはまるだけで、回動可能であるが係止されていない。回転スタンプ24によって押さえられているものである。これにより、常に回転スタンプ24がインクローラー25に接することになり、インク供給を受けることになる。
さらに図では、回転スタンプ24は1個のスタンプ判32をはずした状態である。この回転スタンプ24は、16個のスタンプ判32からなるものであり、一つひとつ交換可能になっている。文字数を増やしたい時や、柄を細かくしたい時などは、スタンプ判32の個数を多くした回転スタンプ24に交換すればよい。
このように、スタンプは交換可能であり、塗膜転写具に感圧転写テープを装填した後に、任意の文字や柄を印字することができるようになった。
図5は、実施例2の塗膜転写具1を示した説明図である。実施例2は、ケース2と回転スタンプ24の構成が実施例1と異なり、その他は実施例1と同じである。
実施例2は、実施例1にあったスライド式開閉具31がなく、スタンプカートリッジ29タイプでもない。ケース2の図面右上側に蓋体33があって、開閉可能になっており、その蓋体33にスタンプ部分が設けられているものである。
ケース2と蓋体33には、ヒンジ軸34と反対側に係止部がある。ヒンジ軸34はケース2の断面を含んでいるが、図では斜線を施さずに表している。係止部は、ケース2の係止溝35と蓋体33の係止爪36からなる。係止を解除するために、係止解除突起37を設けている。
図では、係止溝35に係止爪36が係っており、蓋体33が閉じた状態である。ここで係止解除突起37は、蓋体33から伸びた係止爪36のたわむ部分に設けている。係止解除突起37を蓋体33の内側へ押すことで、係止を解除することができる。解除したまま蓋体33を図面時計回りに回転させて、蓋体33が開く。これらにより、蓋体33を開閉することができる。
蓋体33にスタンプ部分があり、スタンプ部分は、スタンプ軸38が弾発部39から出ている構成である。スタンプ軸38に回転スタンプ24とインクローラー25が設置されている。
スタンプ軸38は、図面垂直方向の手前と奥側の2箇所に溝の付き平板があって、その2箇所の平板の間で回転スタンプ24とインクローラー25をそれぞれ挟んでいる。
回転スタンプ24は、平板の溝に回動可能かつ交換可能に軸支されている。インクローラー25は、平板の溝に回動可能かつ交換可能にはめ込まれていて、回転スタンプ24に押さえられて保持されている。
弾発部39は、内部にバネなどの弾性体があり、スタンプ軸38を図面左下方向へ押し出している。これにより、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5の転写塗膜4に回転スタンプ24が接することになり、印字されるものである。そして印字された転写塗膜4が被転写面9に転写されることになる。
弾発部39には、スタンプ連動突起41を設けている。これは、弾発部39内でスタンプ軸38と連動しているものである。また、スタンプ連動突起41は、ケース2の開口窓42より図面手前に突出しており、同様に、図面奥側においてもスタンプ連動突起がありケース2より突出している。これらにより、蓋体33を開けることなく、スタンプ連動突起41を動かすことで、スタンプ軸38を動かすことができる。
図6は、実施例2のテープ終盤を示した説明図である。図6のように、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5が少なくなって、使い終わりの方になっても、スタンプ軸38が弾発部39から押し出されて、図5と同様に、印字されるものであり、印字された転写塗膜4が転写されることになる。スタンプ連動突起41も回転スタンプ24と同様に図面左下方向へ移動している。
図7は、実施例2のスタンプ解除状態を示した説明図である。スタンプ連動突起41を図面右上方向へ引き上げ、解除位置43に係止させることで、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5の転写塗膜4から回転スタンプ24が離れ、スタンプ軸38が動かなくなる。
この状態においても、通常の塗膜転写をすることができるものである。つまり、印字機構をはずして解除しても転写可能な塗膜転写具である。
スタンプ連動突起41を解除位置43から係止をはずせば、元のように印字して転写することができるものである。
これらのように、使い始めから使い終わりまで、どの状態であっても、印字することや印字を解除することもでき、どちらの場合でも転写塗膜4をうまく転写することができるものである。
図8は、実施例2のスタンプの交換を示した説明図である。スタンプ連動突起41を解除位置43に係止させて、回転スタンプ24が感圧転写テープ5の転写塗膜4から離れ、スタンプ軸38が動かなくなったまま、蓋体33を開いた状態である。そして、回転スタンプ24とインクローラー25をスタンプ軸38からはずした状態である。
回転スタンプ24は、スタンプ軸38にはめ込んで、回動可能であるが係止もされていて、力を加えることで係止をはずすことができ、交換可能なものである。一方、インクローラー25は、スタンプ軸38にはまるだけで、回動可能であるが係止されていない。回転スタンプ24によって押さえられているものである。これにより、常に回転スタンプ24がインクローラー25に接することになり、インク供給を受けることになる。
さらに図では、回転スタンプ24は1個のスタンプ判32をはずした状態である。この回転スタンプ24は、16個のスタンプ判32からなるものであり、一つひとつ交換可能になっている。文字数を増やしたい時や、柄を細かくしたい時などは、スタンプ判32の個数を多くした回転スタンプ24に交換すればよい。
このように、スタンプは交換可能であり、塗膜転写具に感圧転写テープを装填した後に、任意の文字や柄を印字することができるようになった。
図9は、実施例3の塗膜転写具1を示した説明図である。実施例3は、ケース2内部のリールの配置が実施例1と異なり、また、円柱形断面のスタンプテープガイド44を設けており、その他は実施例1と同じである。
スタンプテープガイド44は、繰出しリール6から繰り出された感圧転写テープ5を繰出しテープガイド13へ導くものである。
スタンプテープガイド44と繰出しテープガイド13は、ケース2に設けられたものであり、その位置が動くことはない。これにより、常にその間をテープが走行して、繰出しリール6から繰り出された感圧転写テープ5の転写塗膜4に回転スタンプ24が接することになり、印字されるものである。そして印字された転写塗膜4が被転写面9に転写されることになる。
図10は、実施例3のテープ終盤を示した説明図である。図10のように、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5が少なくなって、使い終わりの方になっても、スタンプテープガイド44と繰出しテープガイド13の位置が動くことはなく、図9と同様に、印字されるものであり、印字された転写塗膜4が転写されることになる。
図11は、実施例3のスタンプカートリッジ29をはずした状態を示した説明図である。実施例1の図3の状態と同じである。
この図の状態においても、通常の塗膜転写をすることができるものである。つまり、印字機構をはずして解除しても転写可能な塗膜転写具である。
これらのように、使い始めから使い終わりまで、どの状態であっても、印字することや印字を解除することもでき、どちらの場合でも転写塗膜4をうまく転写することができるものである。また、使い始めから使い終わりまで同じように回転スタンプがテープに接することになり、印字品質に違いが出ないものである。
図12は、実施例3のスタンプの交換を示した説明図である。実施例1の図4の状態と同じである。
このように、スタンプは交換可能であり、塗膜転写具に感圧転写テープを装填した後に、任意の文字や柄を印字することができるようになった。
図13は、実施例4の塗膜転写具1を示した説明図である。実施例4は、テープの経路とスタンプ部分が実施例2と異なり、その他は実施例2と同じである。
実施例4のテープの経路は、ケース2に第一ガイドローラー45と第二ガイドローラー46を設けて、実施例2とは異なるものになっている。ガイドローラーは、ケース2に設けた円柱形断面のローラー軸の周りをローラーが回転するものである。
第一ガイドローラー45と第二ガイドローラー46は、それらを経由させて、繰出しリール6から繰り出された感圧転写テープ5を繰出しテープガイド13へ導くものである。
第一ガイドローラー45と第二ガイドローラー46は、ケース2に設けられたものであり、その場で回転はするが、その位置が動くことはない。これにより、常にその間をテープが走行して、繰出しリール6から繰り出された感圧転写テープ5の転写塗膜4に回転スタンプ24が接することになり、印字されるものである。そして印字された転写塗膜4が被転写面9に転写されることになる。
実施例4のスタンプ部分においては、実施例2の弾発部39ではなく、位置決め部47となっている。位置決め部47は、回転スタンプ24と連動しているスタンプ連動突起41を係止させることができるものであり、それによって回転スタンプ24などの位置を決めることができるものである。内部に弾性体を利用した仕組みであってもよい。
図13では、スタンプ連動突起41が位置決め部47の印字位置48に係止されている。スタンプ連動突起41を図面左上へ動かして係止をはずし、図面の右上左下の斜め方向へ動かして、解除位置43や交換位置49に係止させることができるものである。
位置決め部47のスタンプ連動突起41は、実施例2と同様に、ケース2の開口窓42より図面手前に突出しており、同様に、図面奥側においてもスタンプ連動突起がありケース2より突出している。これらにより、蓋体33を開けることなく、スタンプ連動突起41を動かすことで、スタンプ軸38を動かすことができる。
図14は、実施例4のテープ終盤を示した説明図である。図14のように、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5が少なくなって、使い終わりの方になっても、第一ガイドローラー45と第二ガイドローラー46の位置が動くことはなく、図13と同様に、印字されるものであり、印字された転写塗膜4が転写されることになる。
図15は、実施例4のスタンプ解除状態を示した説明図である。スタンプ連動突起41を図面右上方向へ引き上げ、解除位置43に係止させることで、繰出しリール6に巻かれている感圧転写テープ5の転写塗膜4から回転スタンプ24が離れ、スタンプ軸38が動かなくなる。
この状態においても、通常の塗膜転写をすることができるものである。つまり、印字機構をはずして解除しても転写可能な塗膜転写具である。
これらのように、使い始めから使い終わりまで、どの状態であっても、印字することや印字を解除することもでき、どちらの場合でも転写塗膜4をうまく転写することができるものである。また、使い始めから使い終わりまで同じように回転スタンプがテープに接することになり、印字品質に違いが出ないものである。
図16は、実施例4のスタンプの交換を示した説明図である。スタンプ連動突起41を解除位置43または印字位置48に係止させて、蓋体33を開いて、スタンプ連動突起41を交換位置49に係止させた状態である。そして、回転スタンプ24とインクローラー25をスタンプ軸38からはずした状態である。
回転スタンプ24は、スタンプ軸38にはめ込んで、回動可能であるが係止もされていて、力を加えることで係止をはずすことができ、交換可能なものである。一方、インクローラー25は、スタンプ軸38にはまるだけで、回動可能であるが係止されていない。回転スタンプ24によって押さえられているものである。これにより、常に回転スタンプ24がインクローラー25に接することになり、インク供給を受けることになる。
さらに図では、回転スタンプ24は1個のスタンプ判32をはずした状態である。この回転スタンプ24は、16個のスタンプ判32からなるものであり、一つひとつ交換可能になっている。文字数を増やしたい時や、柄を細かくしたい時などは、スタンプ判32の個数を多くした回転スタンプ24に交換すればよい。
このように、スタンプは交換可能であり、塗膜転写具に感圧転写テープを装填した後に、任意の文字や柄を印字することができるようになった。
以上、テープのりの場合であり、透明な粘着層であれば、転写された塗膜を眺めても、印字されたものが見ることできるものである。修正テープの場合であると、隠蔽層が不透明であるので、転写された塗膜を眺めても、印字されたものを見ることができない。しかしながら、特開2010−012734号公報にあるように、透かし判読不能にするような文字や柄を印字することで、その機能を発揮することができる。
1 塗膜転写具
2 ケース
3 基材テープ
4 転写塗膜
5 感圧転写テープ
6 繰出しリール
7 転写ヘッド
8 巻取りリール
9 被転写面
11 繰出しリール中心軸
12 巻取りリール中心軸
13 繰出しテープガイド
14 巻取りテープガイド
15 転写ヘッド支持部
16 繰出しコア
17 中間部材
18 繰出しギア
19 波形溝
21 ローラー
22 側壁
23 主軸
24 回転スタンプ
25 インクローラー
26 スタンプ台座
27 ローラー台座
28 支持板
29 スタンプカートリッジ
31 スライド式開閉具
32 スタンプ判
33 蓋体
34 ヒンジ軸
35 係止溝
36 係止爪
37 係止解除突起
38 スタンプ軸
39 弾発部
41 スタンプ連動突起
42 開口窓
43 解除位置
44 スタンプテープガイド
45 第一ガイドローラー
46 第二ガイドローラー
47 位置決め部
48 印字位置
49 交換位置

Claims (1)

  1. 基材テープ表面に転写塗膜を形成している感圧転写テープが、繰出しリールから転写ヘッドを介して巻取りリールに巻回されて、繰出しリールと巻取りリールの連動機構と共にケースに配置されており、ケース外に突設した転写ヘッドにて感圧転写テープから転写塗膜を被転写面に転写する自動巻取り式の塗膜転写具において、転写している時に転写塗膜の面に印字する機構を有することを特徴とする印字機構付き塗膜転写具。
JP2011232603A 2011-10-24 2011-10-24 印字機構付き塗膜転写具 Active JP5863016B2 (ja)

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