JP5862484B2 - 鏡支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、人工衛星等の宇宙航行体に搭載して使用する光学望遠鏡などに用いる、反射鏡を高精度で支持する鏡支持構造に関するものである。
従来の人工衛星搭載用の鏡支持構造においては、望遠鏡の反射鏡の側面3点に設けられ円周接線方向の軸まわりに弾性回転する弾性体軸受を備えた支持機構を有する鏡支持構造が知られている。このような鏡支持構造は、反射鏡を6自由度過不足なく拘束するとともに(以下、「剛体運動拘束」と呼ぶ。)、反射鏡の円周接線方向の軸まわりに弾性回転する弾性体軸受の回転変形によって反射鏡の半径方向の熱変形を弾性支持することができる。(例えば、特許文献1参照)
特開2002-122770号公報
従来の鏡支持構造は、上述のように、反射鏡を剛体運動拘束する必要があるため、反射鏡の側面3点で支持していた。しかしながら、人工衛星搭載用の鏡支持構造においては、運用中は無重力環境であるため重力変形は生じないものの、地上での光学試験や衛星の打ち上げ時には重力の作用から逃れることは不可能であり、特に打ち上げ時には大きな荷重が掛かる。そのため、3箇所の支持点に応力が集中することとなり、強度限界を超えて破壊に至る可能性があった。加えて、人工衛星搭載用の鏡支持構造には、その重量の増加を最小限に抑制しなければならないという制約も存在するため、そのような制約の中で必要十分な強度を確保しなければならないという問題があった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、反射鏡を剛体運動拘束するとともに、重量の増加を抑制しつつ打ち上げ時の荷重による破壊を抑制することができる鏡支持構造及び反射望遠鏡の提供を目的とする。
本発明に係る鏡支持構造は、各々の一端が円形の反射鏡に固定され各々の他端が支持台に固定された6本の支持脚が2本で一対となる3つの支持脚対で構成されるとともに、3つの支持脚対の各々における2本の支持脚の軸線交点が反射鏡の内部に位置し、かつ、6本の支持脚が反射鏡の中心点を中心とする同一円周上に配置されるように設置される支持部と、反射鏡における支持脚対の2本の支持脚と反射鏡との2箇所の接合点及び軸線交点を包含する支持脚対ごとの第一の局所領域に設けられ、反射鏡の前記第一の局所領域以外の領域における反射鏡の鏡内部構造よりも強度が高い構造の第一の局所補強ブロックを備えたものである。
本発明に係る鏡支持構造によれば、3組の支持脚対による等価的なピン支持によって反射鏡を剛体運動拘束するとともに、6本の支持脚で反射鏡を支持しかつ各支持脚が接合される第一の局所領域に局所補強ブロックが設けられているため、打ち上げ時の加速度や振動による荷重が6本の支持脚に分散されるとともに、その分散された荷重を局所補強ブロックで受けることができるので、打ち上げ時の荷重による破壊を抑制することができる。また、局所補強ブロックは第一の局所領域のみに設けられるので、重量の増加を最小限に抑制することができる。
本発明の実施の形態1にかかる鏡支持構造を備えた反射鏡付近の側面概略図である。 本発明の実施の形態1にかかる鏡支持構造を説明するための斜視図である。 1対の支持脚対近傍の局所断面を示す模式図である。 図3におけるA−A断面図である。 図3におけるB−B断面の局所断面図である。 支持脚の機構構成を示す原理図である。 本発明の実施の形態2にかかる鏡支持構造を説明するための斜視図である。 拡張した局所補強ブロックを示す鏡の中間断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる反射鏡の中間断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる鏡支持構造を備えた反射望遠鏡の反射鏡付近の側面概略図である。 本発明の実施の形態3にかかる鏡支持構造を備えた反射望遠鏡の反射鏡付近の側面概略図である。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1における鏡支持構造の構成を説明する。図1は本発明の実施の形態1にかかる鏡支持構造を備えた反射鏡付近の側面模式図であり、図2は本発明の実施の形態1による鏡支持構造を説明するための斜視図であり、図3は1組の支持脚対3近傍の局所断面を示す模式図であり、図4は図3におけるA−A断面図、図は図3におけるB−B断面の局所断面図である。
図1において、反射鏡1は支持部4に保持されており、支持部4は支持台10に固定されている。また、支持部4は6本の支持脚2から構成されている。
図2において、反射鏡1の裏面には6本の独立した支持脚2が接着により接合されている。また、図2、図3、及び図4に示されているように、反射鏡1は、人工衛星搭載用として軽量化された鏡であり、たとえば、反射鏡1の鏡内部構造に含まれ複数のリブを組み合わせた三角格子状の部材から構成されるコア部1cと、光を反射する反射面が形成された表面部1aと、軽量化等のために穴をあけられた裏面部1bとによって構成される。なお、鏡内部構造とは、重量の増加を抑制しつつ打ち上げ時の荷重による破壊を抑制することを実現するための構造を含んだ反射鏡1の内部構造を意味している。また、支持脚2は2本で一対の支持脚対3を構成する。ここで、1組の支持脚対3における2本の支持脚2を区別する際には支持脚2a、2bと呼び、特に区別せずに示す場合には支持脚2と呼ぶものとする。よって、支持部4は合計3対の支持脚対3からなる6本の支持脚2で構成される。なお、図2においては、図を見やすくするために支持台10は図示省略している。
次に、図3を用いて一対の支持脚対3近傍の構成について詳細に説明する。図3において、支持脚2aの軸線5aと支持脚2bの軸線5bとの軸線交点6は反射鏡1の内部にある反射鏡1の重心面7に存在する。軸線交点6の位置は、支持脚2a、2bと反射鏡1の接合点8a、8bの相互間の距離Lと、軸線5a、5bと重心面7とのなす角度θを調整し適切な組み合わせを選ぶことで重心面7に位置するようにする。ここで、重心面7とは、光軸法線面(反射鏡1の光軸方向に垂直な面)で、かつ、反射鏡1の重心点を通る面とする。なお、軸線交点6の位置が反射鏡1の内部に存在することで得られる作用効果については後述する。また、軸線交点6が反射鏡1の内部にあることに加えて、反射鏡1の重心面7に存在することで得られる作用効果についても後述する。なお、支持脚2a、2bには、反射鏡1側に存在する第一軸15、第二軸16、支持台10側に存在する第四軸17、第五軸18、及び軸線5a、5b回りの第三軸19が設けられており、詳細については後述する。
ただし、重心面7に関して反射鏡1の表裏の形状が非対称である場合においては、微小な範囲で、接合点8a、8bの位置を微小に動かして角度θをわずかに変える、あるいは、支持脚2の長さをわずかに変えるなどの方法によって、軸線交点6を光軸方向にオフセット調整し重心面7からわずかに離すこととしてもよい。上記のようなオフセット調整は、反射鏡1の曲げ剛性等を考慮して行うことができ、面内方向(反射鏡1の光軸に垂直な方向)に重力がかかった際の反射鏡1の表面部1aの変形が最小になるように行う。なお、微小な範囲とは、上記のオフセット調整量が、たとえば反射鏡1の厚さの4分の1以下である範囲をいう。
また、図3において、接合点8a、8bと軸線交点6とを包含する第一の局所領域に、周囲の鏡内部構造よりも強度が高い構造の第一の局所補強ブロック9が構成されている。なお、第一の局所補強ブロック9は3組の支持脚対3の各々に対して存在する。すなわち、反射鏡1は3つの第一の局所領域に第一の局所補強ブロック9を備えることとなる。
図3及び図4において、支持脚2a、2bの接合点8a、8bを光軸方向に延長して図3の断面A−Aと交わった点である交点13a、13bは、光軸方向に見ると反射鏡1の中心点を中心とする同一円周上に位置している。つまり、支持脚2a、2bは交点13a、13bと光軸方向に見て同一円周上に存在する接合点8a、8bで反射鏡1の裏面部1bに接合されることとなる。また、第一の局所領域における第一の局所補強ブロック9の面内方向の厚さTcは、たとえば、第一の局所領域以外の領域における鏡内部構造のリブ厚さTsの2倍〜10倍程度とする。これにより、第一の局所補強ブロック9は、反射鏡1の第一の局所領域以外の領域における鏡内部構造と比較して強度が高い構造となる。
図5において、第一の局所補強ブロック9は反射鏡1の裏面部1b側から軸線交点6を包含する領域に存在し、反射鏡1の表面部1aとの間には、面内方向の厚さを減少させたネック部11が形成されている。このネック部11は、第一の局所補強ブロック9の各々に対して設けられる。反射鏡1をこのような構成とするため、第一の局所補強ブロック9を含む裏面部1b及びコア部1cをブロックから削り出す等により一体成形し、表面部1aに接合することで反射鏡1を製造することができる。また、他の方法としては、例えば、表面部1a、裏面部1b、及びコア部1cを適宜分割して成形した上で接合することで反射鏡1を製造することできる。
上記の構成によれば、図3から明らかなように支持脚2は裏面部1bに接合されているので、支持脚2からの力の大部分は裏面部1bに含まれる第一の局所補強ブロック9を介してコア部1cに含まれる第一の局所補強ブロック9に伝わる。そのため、周囲より厚いリブで構成されるコア部1cに含まれる第一の局所補強ブロック9で荷重を受けることになるので、第一の局所補強ブロック9を備えない場合と比較して高い強度が得られる。すなわち、打ち上げ時の加速度や振動による荷重が6本の支持脚2に分散されるとともに、その分散された荷重を第一の局所補強ブロック9で受けることができるので、打ち上げ時の荷重による破壊を抑制することができる。なお、図5においては、ネック部11を設けた場合を説明したが、ネック部11が無くても強度が高い構造を実現することができるのは言うまでもない。ただし、ネック部11を設けることで反射鏡1のさらなる軽量化を実現することができる。
図6は、支持脚2a、2bの機構構成を示す原理図であり、反射鏡1と支持脚2a、2bとの接合点8a、8bを上端、支持脚2a、2bと支持台10との結合点12a、12bを下端として示したものである。支持脚2a、2bは両端近傍、すなわち8a、8bの近傍と、12a、12bの近傍に、それぞれ2軸回転自在となるように、ころがり軸受けを用いた2軸ジンバル型の軸受け機構を備える。また、反射鏡1に近い8a、8b側には軸θx1軸のまわりの回転を自在にした第一軸15、及び軸θy1を回転自在にした第二軸16が設けられている。また、支持台10に近い12a、12b側には軸θx2軸のまわりの回転を自在にした第四軸17、及び軸θy2を回転自在にした第五軸18が設けられている。さらに、2組のジンバル型軸受け機構の中間部には、軸線5a、5bのまわりに回転自在とした第三軸19が設けられている。これらの各軸受け機構は、回転自在に構成されているので、各軸まわりのモーメントの伝達を遮断する効果がある。
このような構成によれば、支持部4は3つの軸線交点6が反射鏡1の内部に位置する状態で反射鏡1を支持するので、原理的に反射鏡1を3つの軸線交点6でピン支持しているのと等価となり、反射鏡1を剛体運動拘束することができる。
そして、光軸方向の荷重に対しては、6本の支持脚2で反射鏡1を支持し、支持脚対3ごとに周囲の鏡内部構造よりも強度が高い構造からなる第一の局所補強ブロック9が備えられているため、光軸方向の荷重を6本の支持脚2に分散し、その分散された荷重を第一の局所補強ブロック9で受けることとなる。そのため、支持脚の接合点8a、8bに発生する周囲に比べて相対的に高い荷重を強度の高い第一の局所補強ブロック9で受けとめることができ、支持脚2に発生する応力を低減することができるので、その結果、反射鏡1の鏡面変形や打ち上げ時の荷重による破壊を抑制することができる。すなわち、軸線交点6の位置が反射鏡1の内部に存在することで、以上のような効果を得ることができる。
さらに、光学試験時においては表面部1aを重力方向に平行に立てた状態(すなわち光軸が水平な状態)で試験を行うこともあり、そのような場合には面内方向に重力がかかることとなる。このような面内方向の荷重に対しては、軸線交点6が反射鏡1の重心面7に存在するよう構成されることから、面内方向に荷重が作用したときに支持点近傍に発生するモーメントを低減することができ、表面部1aの変形を抑制することができる。しかも光軸方向に荷重が掛った場合と同様に、支持脚対3ごとに軸線交点6を含む第一の局所領域に第一の局所補強ブロック9を備えているため、第一の局所領域に発生する周囲に比べて相対的に高い荷重を第一の局所補強ブロック9で受けとめて応力を低減することができるので、表面部1aに発生する変形を一層抑制することができる。すなわち、軸線交点6の位置が反射鏡1の内部に存在することに加えて、反射鏡1の重心面7に存在することで、以上のような効果を得ることができる。
また、第一の局所領域のみに設けられる第一の局所補強ブロック9によって鏡面変形の低減や反射鏡1の強度向上を効果的に行うことができるので、鏡面変形を低減する目的のために支持点の全数を補強梁で連続的に連結するような長大な補強領域を設ける場合とは異なり、補強を設けることによる重量の増加を必要最小限に抑制することができる。
このような第一の局所領域のみに設けられる第一の局所補強ブロック9の作用効果は、以下のような原理に基づいている。荷重が作用した場合、支持脚2から反射鏡1に伝わる拘束反力は、接合点8a、8bから反射鏡1の裏面部1bを介してコア部1cに入力され、軸線交点6に集約される。そのため、第一の局所補強ブロック9の内部のみが力を大きく受ける部分であり他の領域とは力の集約度が大きく異なるため、第一の局所領域のみに第一の局所補強ブロック9を設けることにより、最小限度の部材量追加によって、上述した鏡面変形の低減や反射鏡1の強度向上を効果的に行うことができる。
ここで、上記に示したような軸線交点6でのピン支持と等価な支持効果の発生と第一の局所補強ブロック部9の内部方向へ力の集約は、支持脚2の両端近傍および軸線5まわりにモーメントの伝達を遮断する効果のある軸受け機構が設けられていることで、支持脚2から反射鏡1に伝達される荷重(反力)はほぼ支持脚2の軸線方向成分のみとなるので、確実に実現される。
さらに、必ずしも必要というわけではないが、第一の局所補強ブロック9の表面部1a側に図5に示すようにネック部11を設けることで、第一の局所領域に集約された力によるひずみ変形の影響をネック部11で遮断することができ、反射鏡1の表面部1aへのひずみ変形の影響を抑制することができる。また、ネック部11を設けることで、重量の増加を低減することができるのは言うまでもない。
また、以上に説明した本実施の形態1にかかる鏡支持構造において、第一の局所補強ブロック9は裏面部1bとコア部1cを一体成形し、第一の局所領域内のコア部1cを構成するリブの厚さが厚くなるように成形したので、第一の局所補強ブロック9を構成する裏面部1b及びコア部1cは同一の素材でできている。しかしながら、第一の局所補強ブロック9は、リブの厚さが厚くなうように成形することに代えて、同じ素材の補強材をリブの側面と裏面部1bの内面にまたがって貼り付けるようにしてもよい。また、同じ素材でなく、同一の線膨張係数を有する素材の補強材を貼り付けるようにしてもよい。
また、上記において支持脚2と反射鏡1との接合点8a、8bの間の距離は、反射鏡1の全体の厚さあるいは反射鏡1の裏面から重心面7までの距離、および角度θbなどによって決まり、反射鏡1が特に大形のものになると必然的に接合点8a、8bの間の距離も長くなる。ここで、支持脚2と反射鏡1との間を接着にて接合する場合に、1対の支持脚対3を一体構造となる金属材料で構成することが考えられる。このような場合、接合面が大きくなるため第一の局所補強ブロック9を設けなくとも応力を低減することができる。しかし、接合面間における反射鏡1の材料(熱変形を低減する目的から、線膨張係数がたとえば0.01ppm/Kオーダとなるような超低熱膨張ガラス)と支持脚2の材料(たとえば線膨張係数が0.5ppm/Kとなるようなスーパーインバー素材)との熱膨張差による歪が大きくなるので、温度変化によって反射鏡1を歪ませたり、接合面が剥離したりするという問題が生ずる。一方、本発明による鏡支持構造では、第一の局所補強ブロック9を設けて応力を低減するので接合面を大きくすることがなく、第一の局所補強ブロック9と反射鏡1と同一素材でできているため、上記のような問題は発生させることなく支持脚2にかかる応力を低減することができる。よって、接着面間での熱変形や剥離破壊などの問題の影響を心配することなく、鏡面変形を抑制できるような鏡支持構造を実現することが出来る。
なお、本実施の形態では、支持脚2の軸受け機構としてころがり軸受けを用いることとしているが、すべり軸受け、あるいは弾性軸受けを用いることもできる。このような場合についても、1軸回転型のものを組合せて用いた構成であっても、球面型の軸受けを用いた構成であっても、同様の作用、効果を発揮できることは言うまでもない。
ここで、ころがり軸受けあるいはすべり軸受けを用いる際に、軸受け内部もしくは軸受けを保持するハウジング等にガタが存在すると、重力の作用する方向によって支持脚の両端の相対位置がガタ分だけ変化することになるので、反射鏡1の位置が変化することになる。高精度の位置安定性を要求される鏡支持構造においては、反射鏡1の位置がずれることは、焦点ずれなどの問題を生ずるので好ましくない。このような場合には、軸受けに予圧をかけてガタをころすようにすれば、上記の問題を解消できる。予圧の量は、たとえば、重力の作用方向が反転しても、支持脚2の軸線方向に作用する軸受け内部の圧力の正負が反転しない程度の大きさとしておけば、地上での試験においてガタの影響を抑制することができる。
実施の形態2.
なお、上述の実施の形態1では、6本の支持脚2を支持台10にそれぞれ独立に固定することで鏡支持構造全体を固定しているが、このような場合支持台10上の固定位置6箇所の相対的な位置変動の影響を受けるため、反射鏡1の位置精度が劣化するという問題があった。そこで、本実施の形態では、支持脚2の下端部を各々異なる支持脚対に属する2本の支持脚2ごとに1箇所の集結点20で固定することで、上記の問題を解消するができる。以下、その詳細について説明する。ただし、支持脚2の下端部を支持台10に固定するところの構成以外は実施の形態1と同様の構成であるため説明を省略する。また、同一の構成要素については、実施の形態1と同一の符号を用いる。
図7は、本発明の実施の形態2による鏡支持構造を説明するための斜視図である。なお、図7は反射鏡1を斜め裏側方向から見た斜視図となっている。
図7において、支持脚2の支持台10側の端部である下端部は、各々異なる支持脚対3に属する支持脚2の下端部を2本ごとに1箇所の集結点20に集約されている。すなわち、本実施の形態にかかる鏡支持構造全体では、支持脚2が3箇所に集約されて支持台10に固定されている。なお、集結点20は、1箇所の集結点20に向かう2本の支持脚2の軸線5の仮想的な交点を意味するが、実際の構造物においては、支持脚2の下端部を固定するブロック状の構造体あるいは支持台10内に位置している。
このような構成によれば、3箇所の集結点20を固定することで鏡支持構造全体を固定することができ、6箇所の端末をそれぞれ固定する場合に比べて、支持台10側の構造を簡素にすることができる。そのため、6箇所の相対的な位置変動の影響を受けることもないので、構造安定性に優れる。特に、支持台10をトラス構造体で構成する場合においては、3箇所の集結点20を支持台10側のトラス構造の結節点とすればよいので、支持台10と鏡支持構造の結合が容易で、かつ安定性に優れたものとなる。
なお、実施の形態2による鏡支持構造を実現する場合において、集結点20を支持台10上の所望の位置に配置し、かつ、軸線交点6を所望の位置に配置するために、集結点20の自由度を大きくする場合がある。そのような場合には、第一の局所補強ブロック9を拡張することが望ましい。図8は、かかる場合において、第一の局所補強ブロック9の拡張を示す反射鏡1の局所断面図であり、図4の断面に相当する第一の局所補強ブロック9を拡張した場合の局所断面図である。図4において、リブの1区画のみにおいて第一の局所補強ブロック9を実現する構成を示したが、図8においては、近接する複数のリブで構成される区画内全体で部材厚さをTcに増強して第一の局所補強ブロック9を構成している。この区画内に軸線交点6が存在すれば、上述の場合と同様に第一の局所補強ブロック9の効果を実現することができる。
実施の形態3.
なお、人工衛星搭載用の反射鏡1は地上での光学試験を行う必要があるが、実際の運用中は無重力環境であるため、このような試験時には無重力状態と極力等価な環境で試験を行う必要がある。このような光学試験時において、上述した実施の形態1又は2では、3箇所の第一の局所補強ブロック9に接合された支持脚対3のみで支持するため、各支持点の間の重力による変形が大きくなり、無重力状態と等価な環境での試験が困難となる場合があった。そこで、本実施の形態では、光学試験において用いる重力補償機構22と第二の局所補強ブロック21を備えることで、上記の課題を解消することができる。以下、その詳細について説明する。ただし、重力補償機構22と第二の局所補強ブロック21を備える構成以外は実施の形態1と同様の構成であるため説明を省略する。また、同一の構成要素については、実施の形態1ないし2と同一の符号を用いる。
図9、図10は、本発明の実施の形態3に係る鏡支持構造説明するための図であり、図9は反射鏡内部の面内方向の中間断面図、図10は鏡支持構造を備えた反射望遠鏡の反射鏡付近の側面模式図を示す。
図9において、円形の反射鏡1の半径方向位置(中心を0とし、最外周を100%としたときの半径方向座標位置)がおよそ60%の同一円周上で中心角120度ごとの3箇所に第一の局所補強ブロック9を有するとともに、前記3箇所の各第一の局所補強ブロック9の中間部である第二の局所領域、すなわち、前記と同じく半径方向位置がおよそ60%の同一円周上で中心角が第一の局所補強ブロック9とそれぞれ60度ずつ異なる領域において、第二の局所補強ブロック21を合計3箇所に備える。さらに、前記第二の局所補強ブロック21の位置にて、所望の値に合わせて調整された一定の力を発生して反射鏡1を光軸方向に支持し着脱が可能な、重力補償機構22を備える。
図10はこの重力補償機構22の設置状態を示す側面模式図であり、支持台10と反射鏡1の裏面の間に、重力支持機構22が設置されている。図10では図の簡素化のために重力支持機構22は1箇所のみしか図示していないが、上述のように、重力支持機構22は全体で3箇所ある第二の局所補強ブロック21の位置に設けられている。重力補償機構22は、反射鏡1へ力を伝達する力伝達部22a、伝達されている力の量を検知する力検出器22b、力を発生する力発生器22c、支持台10との着脱が可能な状態で支持台10と本重力補償機構22との結合をおこなう結合部22dから構成される。力発生器22cは、ボイスコイルモータなどの電磁アクチュエータ、回転型モータとボールネジなどの直動変換機構を有する電動ジャッキ、空気や液体などの圧力を利用する流体圧アクチュエータ、テコと重錘を用いるカウンタウェイト機構など、一般的な力発生機構が適用可能である。また、発生力を所望の値に保つために、力検出器22bの検出値をコントローラに伝達して、目標値との差をフィードバック制御するなどの、力制御機構を有することとしてもよい。
このような構成によれば、支持脚2の軸線交点6を包含する3箇所の第一の局所補強ブロック9に加えて、重力補償機構22が支持する第二の局所補強ブロック21を各第一の局所補強ブロック9の中間部となる位置に設けたので、ほぼ同一円周上で等間隔の6箇所で反射鏡1を支持することができる。光軸方向に重力が作用する場合においては、一般的に、重力による反射鏡1の変形は面内方向に重力が作用する場合に比べて大きく発生するため、3箇所の第一の局所補強ブロック9に接合された支持脚2のみで支持した場合には、支持点の間の重力によるダレの変形が大きくなりやすく、光学性能試験時における鏡面変形が過大となることがある。しかし、本実施の形態では、同一円周上で等間隔の6箇所で反射鏡1を支持することができるので、反射鏡1の光軸方向重力による鏡面変形を効果的に低減できる。
さらには、以下のようも効果も得られる。すなわち、反射鏡1がほぼ軸対称な構造であり、かつ第一の局所補強ブロック9と第二の局所補強ブロック21の配置もほぼ同一円周上で軸対称であることによって、支持脚2と重力補償機構22で保持する鏡の重量をほぼ均等(ぼぼ6分の1ずつ)に分散することが可能であり、このように反射鏡1を同一円周上の多点で均等に保持することで、反射鏡1の重力変形を単に低減することができるばかりでなく、軸対称で放物面形状に近い変形量の分布を形成することが可能となる。一般的に軸対称の集光光学系において、表面部1aの変形量の分布が放物面形状に近ければ、表面部1aが変形することによる反射鏡1の集光性能への影響は、光軸上で焦点位置が移動することとほぼ等価になることが知られている。本実施の形態では、上述のように反射鏡1の変形量分布を軸対称で放物面形状に近づけることができるので、上記の焦点移動との等価性が得られ、たとえ鏡面変形の絶対量が大きくても、鏡面変形による焦点の移動を打ち消すように検出器あるいは2次鏡などの光学素子の移動を行うことによって、焦点位置のずれをキャンセルすることができ、鏡面変形のほとんどの影響を除去することができる。このように重力補償機構22を用いることで、重力下での試験の際に無重力状態と等価な環境で試験を行うことができる。
また、重力補償機構22は、着脱可能な構成としているので、地上での製造過程における試験において必要な場合のみ使用し、実際に運用する場合にはあらかじめ取り外すことで宇宙環境において使用する必要のない付属物の重量を減らすことができる。加えて、重力補償機構22は力検出器22bを備えるので、実際に反射鏡1に作用している支持力を正確に計測し、所望の値に調整することが可能である。これによって、重力下での表面部1aの変形を上述のように軸対称になるように正確に発生させることが可能となり、望まれる場合には、支持荷重を意図的に異なった値に変動させてその状況下での鏡面変形や光学性能を計測することができる。その結果、鏡支持構造の重力変形などの性質を表す力学モデルの精度を向上することができ、無重力下での反射鏡1の形状を推定する場合の推定精度を向上させることができる。
なお、上記では重力補償機構22を、支持台10に直接固定することとしたが、実施の形態2のように支持脚2の支持台10側の端部を集結点20で固定する場合には、重力補償機構22についても保持台23とインタフェース部24からなる保持機構を介して集結点20において固定することができる。図11はかかる場合における鏡支持構造を備えた反射望遠鏡の反射鏡付近の側面概念図である。ここで、保持台23は重力補償機構22を保持しており、インタフェース部24は支持脚2の支持台10側の集結点20(全体で3箇所)を支承とする。これにより、重力補償機構22は集結点20を支承として反射鏡1と支持台10の間の空間に配設される。このような構成よれば、重力補償機構22の支持力に対する反射鏡1の反力が3箇所の集結点20に伝達されるため、支持台10の中間部に反力が作用するのを避けることができるので、反力によって支持台10が変形して支持脚2の相対位置が変動することを避けることができ、重力補償機構22を用いた場合の反射鏡1の位置の変動や、重力補償機構22を着けたときと外したときとの形状の差異を軽減することができる。すなわち、形状がより安定した鏡支持構造を得ることができる。
また、上述の実施の形態1ないし3にかかる鏡支持構造を人工衛星搭載用の反射望遠鏡に用いることで、重量の増加を抑制しつつ打ち上げ時の荷重による破壊を抑制することができる反射望遠鏡が得られる。
1:反射鏡
1a:表面部
1b:裏面部
1c:コア部
2、2a、2b:支持脚
3:支持脚対
4:支持部
5、5a、5b:軸線
6:軸線交点
7:重心面
8a、8b:接合点
9:第一の局所補強ブロック
10:支持台
11:ネック部
12a、12b:結合点
13a、13b:交点
15:第一軸
16:第二軸
17:第四軸
18:第五軸
19:第三軸
20:集結点
21:第二の局所補強ブロック
22:重力補償機構
22a:力伝達部
22b:力検出器
22c:力発生器
22d:結合部
23:保持台
24:インタフェース部

Claims (10)

  1. 各々の一端が円形の反射鏡に固定され各々の他端が支持台に固定された6本の支持脚が2本で一対となる3つの支持脚対で構成されるとともに、前記3つの支持脚対の各々における2本の前記支持脚の軸線交点が前記反射鏡の内部に位置し、かつ、前記6本の支持脚が前記反射鏡の中心点を中心とする同一円周上に配置されるように設置される支持部と、
    前記反射鏡における前記支持脚対の2本の前記支持脚と前記反射鏡との2箇所の接合点及び前記軸線交点を包含する前記支持脚対ごとの第一の局所領域に設けられ、前記反射鏡の前記局所領域以外の領域における前記反射鏡の鏡内部構造よりも強度が高い構造の第一の局所補強ブロックと、
    を備えることを特徴とする鏡支持構造。
  2. 前記反射鏡は、
    光を反射する表面部と、
    前記鏡内部構造に含まれ、複数のリブを組み合わせた三角格子から構成されるコア部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の鏡支持構造。
  3. 前記鏡内部構造に含まれた前記コア部を構成する前記複数のリブのうち、前記第一の局所領域における前記リブが、前記第一の局所領域以外の領域における前記リブよりも、前記反射鏡の光軸方向と垂直な面内方向の厚さが厚い構造とすること
    を特徴とする請求項2記載の鏡支持構造。
  4. 第一の局所補強ブロックは、前記反射鏡の前記表面部と反対面である裏面側から前記反射鏡の前記光軸方向の中央部を包含する領域に形成され、
    前記反射鏡の前記表面部と前記第一の局所補強ブロックとの間における前記リブを、前記第一の局所領域の前記リブよりも、前記面内方向に薄くしたネック部を備えること
    を特徴とする請求項3に記載の鏡支持構造。
  5. 前記支持脚は、前記軸線交点が前記反射鏡の光軸法線面で位置し、かつ、前記反射鏡の重心を通る重心面上に位置するように配置されること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の鏡支持構造。
  6. 前記軸線交点の位置を前記重心面から前記光軸方向にオフセット調整することを特徴とする請求項5に記載の鏡支持構造。
  7. 前記支持脚は、
    前記支持脚の軸線回りに自在にねじり回転する又は前記軸線回りのねじりモーメントの伝達を低減する軸受け機構と、
    前記支持脚の両端近傍に前記軸線に直交する2軸回りに自在に回転する、又は前記2軸回りのモーメントの伝達を低減する軸受け機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の鏡支持構造。
  8. 前記支持脚の前記他端は、各々異なる前記支持脚対に属する前記支持脚の前記他端を2本ごとに、1箇所の集結点に集約し前記支持台に固定されること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の鏡支持構造。
  9. 前記円周上における前記各支持脚対の各配置点の前記同一円周上の中間部である第二の局所領域に設けられ、前記反射鏡の前記局所領域及び前記第二の局所領域以外の領域における前記反射鏡の鏡内部構造より強度が高い構造の第二の局所補強ブロックと、
    前記第二の局所補強ブロックの位置において所望の値に合わせて調整された力を発生して前記反射鏡を支持し、かつ着脱可能な重力補償機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の鏡支持構造。
  10. 前記円周上における前記各支持脚対の各配置点の前記同一円周上の中間部である第二の局所領域に設けられ、前記反射鏡の前記局所領域及び前記第二の局所領域以外の領域における前記反射鏡の鏡内部構造よりも強度が高い構造の第二の局所補強ブロックと、
    前記第二の局所補強ブロックの位置において前記反射鏡を支持し、着脱可能な重力補償機構と、
    前記集結点を支承として前記重力補償機構を保持する保持機構と、
    を備えることを特徴とする請求項8記載の鏡支持構造。
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