JP5862139B2 - レンズメータ及び単焦点レンズ評価用プログラム - Google Patents

レンズメータ及び単焦点レンズ評価用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、被検レンズの屈折度数(光学特性)を測定するレンズメータ及び単焦点レンズの屈折度数を評価する単焦点レンズ評価用プログラムに関する。
測定光束を被検レンズに投光し、被検レンズを透過した測定光束を受光素子で受光して被検レンズの屈折度数(光学特性)を得るレンズメータが知られている(例えば、特許文献1参照)。単焦点レンズの測定においては、レンズの光学中心が測定光学系の測定光軸に対して所定の許容範囲内にアライメントされることにより、レンズの光学中心部分の屈折度数(球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A)が測定され、測定結果がディスプレイ等の表示部に表示される。
また、累進レンズの遠用部及び近用部の測定を容易にするために、測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と、被検レンズ及び測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と、を有する測定光学系を有し、受光素子により受光された指標像に基づいてノーズピース内の測定領域内の度数分布を測定可能にしたレンズメータも提案されている。このレンズメータにおいても、単焦点レンズの測定時には、測定光軸を中心にして受光素子で受光される特定の指標像に基づくか、又は度数分布を平均化処理した結果に基づき、レンズの光学中心部分の一つ(S及びCの一組)の屈折度数を測定結果とし表示するのみである。
特開2008ー241694公報
従来、レンズメーカにおける単焦点レンズの合否は、レンズの光学中心部分が測定光学系の測定光軸に対して所定の許容範囲内にアライメントされた状態で、レンズの光学中心部分で得られた屈折度数が所定の許容誤差内にあるか否かを基に判定されていた。しかし、単焦点レンズにおいても、レンズの製造上の過程で、光学中心部分の度数に対してその周辺部分の度数のバラツキが大きく、中には許容誤差を超えてしまうものが発生する場合がある。このような許容誤差を超える度数のバラツキが検査されることなく、光学中心部分の屈折度数のみで合否が判定されてしまうと、屈折度数のバラツキが大きなレンズが不良品とならず、そのまま出荷されて顧客に提供されてしまう惧れがある。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、単焦点レンズの度数のバラツキを測定でき、度数のバラツキを容易に判ることができるレンズメータを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検レンズの光学中心を含む測定領域内の屈折度数分布を測定するために,測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と,被検レンズ及び前記測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と,を有する測定光学系を、備えるレンズメータであって、前記受光素子により受光された指標像であって、被検レンズの光学中心部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数を求めると共に、被検レンズの光学中心の周辺部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心の周辺部分の屈折度数分布を求める測定度数算出手段と、基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段であって、前記第1屈折度数を前記基準度数として前記変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段と、前記変動度数分布算出手段によって算出された前記変動の度数分布を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
(2) 被検レンズの光学中心を含む測定領域内の屈折度数分布を測定するために,測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と,被検レンズ及び前記測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と,を有する測定光学系を、備えるレンズメータであって、前記受光素子により受光された指標像であって、被検レンズの光学中心部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数を求めると共に、被検レンズの光学中心の周辺部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心の周辺部分の屈折度数分布を求める測定度数算出手段と、基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段であって、前記第1屈折度数を所定の度数ステップに丸めた第2屈折度数を前記基準度数として前記変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段と、前記変動度数分布算出手段によって算出された前記変動の度数分布を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
(3) 被検レンズの光学中心を含む測定領域内の屈折度数分布を測定するために,測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と,被検レンズ及び前記測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と,を有する測定光学系を、備えるレンズメータであって、前記受光素子により受光された指標像であって、被検レンズの光学中心部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数を求めると共に、被検レンズの光学中心の周辺部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心の周辺部分の屈折度数分布を求める測定度数算出手段と、基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段と、前記変動度数分布算出手段で前記変動の度数分布を算出させるときに、前記第1屈折度数を前記基準度数とする第1方法か、前記第1屈折度数を所定の度数ステップに丸めた第2屈折度数を前記基準度数とする第2方法か、を選択するための選択手段と、前記変動度数分布算出手段によって算出された前記変動の度数分布を出力する出力手段と、を備えることを特徴とするレンズメータ。
(4) 被検レンズの屈折度数分布を評価するためのレンズ評価用プログラムであって、レンズメータによって測定された被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数及び光学中心の周辺部分の屈折度数分布を取得する度数取得ステップと、基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出ステップであって、前記第1屈折度数を前記基準度数とする第1方法と、前記第1屈折度数を所定の度数ステップに丸めた第2屈折度数を前記基準度数とする第2方法と、の一方によって前記変動の度数分布を算出する変動度数分布算出ステップと、を備え、コンピュータに実行させることを特徴とするレンズ評価用プログラム。
本発明によれば、単焦点レンズの度数のバラツキを測定でき、度数のバラツキを容易に判ることができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態のレンズメータの外観略図である。
レンズメータ1は、タッチパネル機能を有した液晶ディスプレイ2、操作信号等を入力するスイッチ部3、レンズ(被検レンズ)LEが載置されるレンズ載置台のノーズピース4、レンズLEを上方から押えるレンズ押え5、レンズLEが枠入れされた眼鏡フレームFを当接させるレンズテーブル6、印点機構7、レンズLEの屈折度数データを読み取るためのREADスイッチ8、を備える。
ディスプレイ2には、測定結果やアライメント用のターゲット等の測定に必要な情報が表示される。また、ディスプレイ2には、レンズLEの度数分布を視覚的に分かり易くするためのカラーマップ(グラフィック)が表示される。スイッチ部3は、ディスプレイ2上に表示されるスイッチ表示に対応して配置されており、スイッチ部3の操作により測定モードの切換え等が行われる。測定モードとしては、単焦点レンズの測定モードと、累進レンズの測定モードがある。単焦点レンズの測定モードには、屈折度数のみを表示する第1測定モードと、屈折度数の表示に加えて度数分布をグラフィックで表示する第2測定モードがある。ノーズピース4は、開口4aを持つ筒状の部材である。ノーズピース4内には測定光学系の光軸が通っている。レンズ押え5は、ノーズピース4の上方には上下動可能に保持されている。レンズ押え5が降ろされることにより、ノーズピース4上に載せられたレンズLEが安定して保持される。
レンズテーブル6は、ノーズピース4に対して前後方向(図中矢印A方向)に移動可能な摺動機構を備える。眼鏡フレームFに枠入れされたレンズLEの測定において、レンズテーブル6に、フレームFの下端(眼鏡枠及びレンズの上下とは眼鏡装用時の上下をいう)に当接させることで、フレームFを安定して保持できる。このため、レンズLEの乱視軸角度がずれることがなく、フレームFを移動でき、レンズLEの乱視軸角度Aを精度よく測定できる。同様に、累進レンズ遠用部及び近用部を精度よく測定できる。
スイッチ8を押すことにより、測定値がディスプレイ2にホールド表示されると共に、装置内部のメモリに測定値が記憶される。
図2は光学系と制御系の概略構成図である。測定光学系10の測定光軸L1上に各光学部材が配置される。測定光学系10は、LED等の測定光源11、コリメータレンズ12、ミラー13、所定パターンの多数の測定指標が形成された測定指標板であるグリッド板14、2次元受光センサ15、を備える。グリッド板14は本体1の保持部材16に保持され、グリッド板14の上にノーズピース4の開口4aが位置されている。開口4aは、直径8mmの円形である。
装置全体を統括・制御する制御ユニット40には、測定光源11、受光センサ(受光素子)15、ディスプレイ2、スイッチ部3、スイッチ8、メモリ41が接続される。メモリ41には、レンズメータ1の制御プログラム41aが記憶されている。プログラム41aとしては、単焦点レンズの光学中心の屈折度数及び光学中心の周辺部分の度数分布を演算するための演算処理、測定結果を表示させる表示処理、測定結果を加工する加工処理、等の処理(モジュール)を含む。制御ユニット40は、これらの処理を実行する。また、メモリ41には、設定情報、測定結果が記憶される。メモリ41に記憶された測定結果は、データ出力用に加工され、外部装置に出力できる。
図3は、グリッド板14に形成された指標パターンを示す図である。グリッド板14の外径はノーズピース4の開口4aの内径よりやや大きく形成されている。グリッド板14には、検者がレンズを移動させずに、開口4a内のレンズの屈折度数分布を一度に測定するための幾何学パターンを持つ多数の測定指標20が形成されている。本実施形態における測定指標20は、多数の円形孔が格子状に配置されている。より具体的には、測定指標20は、測定光軸L1が通る中心位置に形成された直径0.4mmの中心孔21と、中心孔21の回りに格子状に配置された直径φ0.2mmの多数の小孔22からなる。小孔22は0.5mmピッチで格子状に分布されている。測定指標20は、孔21及び孔22を白抜きした黒Crコートを、グリッド板14の後面に施すことにより形成される。中心孔21は、他の孔21の対応関係を特定するための基準指標である。すなわち、中心孔21は、レンズLEが光路上に置かれていない状態の「0D基準」に対して、レンズLEが置かれたときに対応する各指標像を特定するための基準指標として使用される。基準指標は、他の測定指標と区別できれば、グリッド板14の中心に限らず、他の場所にあっても良いし、その個数及び形状も限定されない。グリッド板14に形成された多数の孔が、ドット状のパターンである測定指標となる。
測定光源11からの光束は、コリメーティングレンズ12により平行光束とされた後、ミラー13により反射され、ノーズピース4上に載置されるレンズLEに投光される。レンズLEを透過した光の内、グリッド板14の孔21及び孔22を通過した光束が受光センサ15に入射する。なお、受光センサ15には、測定領域を広げるためにレンズLEの上下方向に長い素子を用いる。これにより、上下方向の広い範囲にわたって度数分布を得られ、上下方向に分布する累進帯の測定がし易くなる。
受光センサ15からの出力信号は制御ユニット40に入力される。制御ユニット40は、レンズLEが光路上に置かれていない場合に受光センサ15に入射した各孔21、22の各指標像の座標位置を基準にし、屈折力を持つレンズLEが置かれた場合の各指標像(ドットパターン)の位置変化を基に、レンズLEの屈折度数(球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A、プリズム値Δ)を演算する。
単焦点レンズの光学中心(レンズの光学中心が光軸L1に対して所定の許容範囲に位置合わせされている状態を言う)の屈折度数を得る場合、測定光軸L1を中心とした直径2〜3mmにある5×5(25個)又は7×7(49個)等の指標像が使用されることにより、レンズの光学中心部分の屈折度数が精度良く得られる。例えば、制御ユニット40は、中心孔21を中心とした5×5個の指標の中で、隣接する4つ又は3つの指標を1組として得られる屈折度数を全ての組み合わせで求め、これを平均化して一つの屈折度数(S、C、A、プリズム値Δ)を求める。あるいは、中心孔21の指標像を中心とした5×5個の指標像を対象とし、各視標像の偏位の検出結果を基に光線追跡法を利用した方法で、球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A及びプリズム値Δのそれぞれについて、最小二乗法を適用して最もフィッティングする回帰平面を求めることより、一つの屈折度数を求める方法でも良い。
また、単焦点レンズの屈折度数分布を得る場合、制御ユニット40は、例えば、受光センサ15に受光された指標像の内の5×5個の指標像を1組として、上記と同じ演算方法で屈折度数を求める。測定位置は、1組の指標像範囲の中心位置とする。そして、5×5個の指標像の組を横方向に1ドットの指標像分ずらすことで横隣の測定位置の屈折度数を順次得る。また、5×5個の指標像の組を縦方向にも1ドットの指標像分ずらすことで縦方向の隣の測定位置の屈折度数を順次得る。この演算を、受光センサ15に受光された指標像の全てを対象として行うことにより、単焦点レンズの光学中心と、光学中心の周辺に分布する複数位置の度数分布が得られる。
累進レンズの場合も、上記と同様な演算方法により度数分布が得られる。これにより、累進レンズの測定においては、現在の測定位置が遠用部にあるか否かを効率よく判定でき、同様に現在の測定位置が近用部にあるか否かが効率よく判定できる。
制御ユニット40は、アライメント状態の検出結果を基に、ディスプレイ2のアライメント画面の表示を制御する表示制御ユニットを兼ねる。また、制御ユニット40は、受光センサ15の出力に基づき屈折度数分布を所定の時間間隔毎に連続的に得る。
以上のような構成の装置において、単焦点レンズの測定動作を説明する。始めに、単焦点レンズの屈折度数を表示する第1測定モードを簡単に説明する。スイッチ部3の測定モード選択スイッチにより第1モードが選択されると、ディスプレイ2には、図4(a)のようなアライメント表示部51、測定値の表示部65を持つ表示画面50が表示される。レンズLEがノーズピース4に載せられると、受光センサ15に受光された指標像の中から中心孔21の指標像を中心とした5×5個の指標像が抽出され、前述のように屈折度数が演算される。図4(a)のアライメント表示部51には、縦線と横線で構成されるレチクル61と、測定光軸L1に対するレンズLEの光学中心のアライメントずれを示すリングマーク62と、が表示されている。レチクル61の縦線と横線の中心がアライメント目標とされる。レンズLEのプリズム量、屈折度数に基づいて測定光軸L1に対するレンズLEの光学中心の偏位量と偏位方向が求められ、偏位量と偏位方向に基づいてレチクル61に対するリングマーク62の表示位置が変えられる。
検者は、リングマーク62がレチクル61の中心に向かうようにレンズLEを移動する。レンズLEの移動により、レンズLEのプリズム量等から求められる光学中心がアライメント完了の許容範囲(0.4mm)に入ると、図4(b)のように、リングマーク62は大十字マーク63に変えられる。検者によりスイッチ8が押されると(又は、アライメント完了が判定されると自動的に)、表示部65に表示される屈折度数(S,C,A)がホールド表示される。
次に、単焦点レンズの屈折度数分布を表示する第2モードを説明する。図5〜図7は、単焦点レンズの第2測定モードの表示を説明する図である。スイッチ部3により第2モードが選択されると、制御ユニット40によりメモリ41から単焦点レンズの度数分布表示のためのプログラム41aが呼び出される。図5〜図7は、単焦点レンズの度数分布の表示形態の例である。検者により、ノーズピース4の上にレンズLEが載置されると、図4と同じように、アライメント表示部51にはリングマーク62が表示される。検者は、アライメント表示部51を見ながら、レンズLEのアライメントを行い、レンズLEの度数を測定する。レンズLEのアライメントが完了すると、大十字マーク63に変えられる。なお、図5〜7はアライメントが完了されたときの表示例である。
単焦点レンズの第1測定モードでは、レンズの光学中心を基準とした屈折度数が数値で表示されるのみであったが、第2測定モードでは、表示部65の度数表示に加えて、画面の左側にレンズLEの光学中心の周辺位置の度数分布(変動度数分布)がグラフィックで表示される。これは、レンズLEの度数分布のバラツキを検者が判定し易くするためである。本実施形態では、2つの手法により、度数分布の表示が行われる。1つ目は、レンズLEの光学中心の屈折度数(表示部65に表示される度数)を基準度数とし、この基準度数に対する相対的な変動の度数分布の表示である。2つ目は、レンズLEの光学中心の屈折度数を単焦点レンズの製作ステップ毎(0.25Dステップ毎)の度数に丸めた後、この丸めた度数を基準度数とした相対的な変動の度数分布の表示である。
図5はレンズLEの光学中心の屈折度数を基準度数とした変動度数分布の第1マップ表示の例であり、第1マップ表示は度数の許容誤差をマニュアルで変更できる例である。マップ表示部70は、マップ表示の表示タイプ(第1マップ表示部70、第2マップ表示部80、第3マップ表示部90)を選択(入力)する選択器としてのモードスイッチ71)と、球面度数の分布をマップ表示する球面度数マップ72と、柱面度数の分布をマップ表示する柱面度数マップ73と、マップ72及び73にグラフィック表示される変動度数を段階的に示すためのスケールを持つスケールバー75と、レンズの度数の許容誤差の値(上限値75h及び下限値75m)をマニュアルで設定(変更)するためのスイッチ(度数変更スイッチ)76と、を備える。
スイッチ71は、第1マップ表示を選択したことを示す。マップ72、73及びスケールバー75では、度数に対応して色相が定められており、検者に度数分布を視覚的に判りやすく示す表示とされている。この例の単焦点レンズは球面度数がマイナス(光学中心のS値が−3.85D)のレンズであり、受光センサ15で受光された指標像から、3×5(横×縦)の15個の測定位置の度数分布が得られた例である。それに合わせて、度数分布のマップ72、73の表示も、横3マス(ブロック)×縦5マス(ブロック)の表示領域で示されている。−3.85Dよりプラス側のレンズの場合には、受光センサ15で受光された指標像の数が増えるため、測定位置の数も増え、それに合わせてマップ72、73の表示領域の数が増加される。3×5マスの中央位置72c、73cが、レンズの光学中心の度数を示している。
制御ユニット40は、以下のようにして変動度数分布の算出及び表示を行う。受光センサ15で取得された指標像パターンから前述の手法で屈折度数を得る。測定値として表わされる屈折度数は、眼鏡レンズの測定単位(製作単位)である0.25Dステップでなく、度数分布のバラツキを確認するために、0.25Dに比べて充分細かいステップで演算される。ここでは、0.01Dステップとする。図5は、レンズの光学中心(測定光軸L1上の度数でもある)の球面度数S=−3.85D、柱面度数C=−4.94D、乱視軸角度A=35°が得られた例であり、その測定値が表示部65に表示されている。レンズの光学中心の度数が基準度数(基準球面度数Sc、基準柱面度数Cc)とされ、メモリ41に記憶される。制御ユニット40は、球面度数Sと柱面度数Cのそれぞれについて、各測定位置の度数と基準度数とを比較演算し、基準度数に対する度数分布の相対的な変動の度数分布(変動球面度数分布、変動柱面度数分布)を得る。そして、制御ユニット40は、マップ72に変動球面度数分布を表示(出力)し、マップ73に変動柱面度数分布を表示(出力)する。マップの各位置では、スケールバーの変動ステップに応じた色が付される。
マップ72、73及びスケールバー75は、フルカラーの色相を用いる構成とし、色の種類としては、例えば、スケールバー75の中央のブロックから、度数の増減に対してそれぞれ4色ずつ対応付け、9色とする。色の変化にはグラテーションを持たせ、度数の変化を視覚的に判り易いようにしている。例えば、基準度数(スケールバー75の中央ブロック)を緑色とし、度数の増加方向には、黄色、赤色等の暖色にグラテーションを付けて配色し、度数の減少方向には、青色、紫色等の寒色にグラデーションを付けて配色する。また、許容誤差の上限値75hを赤色、下限値75mを紫色とする。図では、スイッチ76により、上限値75hは+0.12Dに設定され、下限値75mは−0.12Dに設定されている。従って、スケールバー75の最上段に対応する色(赤色)は、マップ72、73上では、許容誤差の上限を超えたことを示す。同様に、スケールバー75の最下段のブロックに対応する色(紫色)は、マップ72、73上では、許容誤差の下限を下回ったことを示す。このようにして、マップ72、73上の変動度数分布の色の区別(グラフィック)によって、それぞれの変動度数分布が許容誤差から外れたか否が示され、検者が視覚的にレンズの合否を判定し易いようにしている。
スイッチ76には、上限値75h及び下限値75mの許容誤差を増加及び減少をさせる2つのスイッチを備える。許容誤差が変更されると、制御ユニット40は、スケールバー75の1ブロック当りの度数の範囲を算出し、算出結果に基づいてマップ72、73の表示を変更(更新)する。
検者は、第1マップ表示部70を確認することで、レンズLEの変動度数分布(バラツキ)の度合を視覚的に確認できる。また、度数の変動量が、カラー表示されていることにより、許容誤差を外れる位置を把握し易い。また、スイッチ76の操作で、上限値75h、下限値75mを変更して、マップ72、73の表示を変更できるため、検者はレンズLEの合否判定に適したマップ表示を簡単に選択できる。表示部65に表示された度数(光学中心の度数)が許容誤差(±0.12D)に入っている場合、この表示のみでは測定されたレンズが合格と判定されてしまうが、マップ72、73の変動度数分布(バラツキ)が許容誤差から外れているか否かが示されることよって、検者は度数のバラツキを含めてレンズの合否を判定できる。
図6は、レンズLEの光学中心の屈折度数を基準度数とした変動度数分布の第2マップ表示の例である。
第2マップ表示は、レンズLEの光学中心の基準度数に対する許容誤差が、レンズLEの光学中心の屈折度数に応じて自動的に設定される例である。図6の第2マップ表示部80は、モードスイッチ71により呼び出され、表示画面50に表示される。アライメント表示部51、測定情報表示部65は共通している。第1マップ表示部70と異なる箇所は、球面度数マップ82と柱面度数マップ83のそれぞれに対するスケールバー85、86の表示である。スケールバー85、86の許容誤差(上限値、下限値)は、それぞれレンズLEの光学中心の屈折度数に応じて自動的に設定される。マップ82及び83のそれぞれの中央位置82c及び83cは、レンズの光学中心の度数とされている。
ここで、自動的に設定される許容誤差について説明する。図8は、メモリ41に記憶されている許容誤差を示す表である。本実施形態では、一例として、国際標準規格(ISO)、で定められている許容誤差が図8に示されている。なお、許容誤差はレンズメーカにより独自に設定されても良い。球面度数Sの許容誤差は、測定されたレンズの屈折力(光学中心の屈折力)の絶対値で大きい方の主経線屈折力Daに応じて定められている。柱面度数(乱視屈折力)の許容誤差は、屈折力Daと柱面度数C(レンズLEの測定度数)に応じて定められている。例えば、図5〜7に示されるように、レンズLEの球面度数S=−3.85D、柱面度数C=−4.94Dの場合、レンズLEの屈折力Daは、8.79Dとなる。従って、レンズLEの屈折力は、6.00<Da≦9.00Dの範囲となり、球面度数の許容誤差は、±0.12D,柱面度数の許容誤差は、±0.18Dとなる。
このような許容誤差の範囲は、各レンズメーカ、検者等で定義し、予めメモリ41に記憶させておく。制御ユニット40は、モードスイッチ71により、第2のマップ表示モードが入力されると、メモリ41の表を読み出し、レンズLEの測定結果に対応する球面度数の許容誤差と柱面度数の許容誤差を決定する。制御ユニット40は、スケールバー85、86の色と度数とを対応付けし、この対応に基づいてマップ82、83の表示を変更する。制御ユニット40は、球面度数の許容誤差(±0.12D)を上限値85h、下限値85mに対応させて表示し、柱面度数の許容誤差(±0.18D)を上限値86h、下限値86mに対応させて表示する。また、球面度数のスケールバー85の中央には、表示部65の球面度数S=−3.85Dの値が表示され、柱面度数のスケールバー86の中央には、表示部65の柱面度数C=−4.94Dの値が表示される。
マップ表示部80には、スケールバー85の上限値85hを+0.12D、下限値85mを−0.12Dとして表示される。同様に、柱面度数の許容誤差86h、86mも図8で定められた範囲として表示される。制御ユニット40は、スケールバー85、86の配色と変動度数の関係に合わせて、球面度数マップ82、柱面度数マップ83の表示を変更する。
このようにして表示されたマップ表示部80を確認することで、検者は、レンズLEのバラツキが許容誤差にあるかどうかを判定できる。また、レンズメーカでは、レンズの合否を判定する許容誤差(判定基準)を測定された屈折度数に応じて定めたものが自動的に適用されるので、経験の浅い検者でも容易にレンズLEの合否判定の検品が行える。
次に、第3のマップ表示について説明する。図7は、測定された屈折度数(球面度数S、柱面度数C)を単焦点レンズの製作ステップ毎(0.25Dステップ毎)の値に丸め(四捨五入の考えで、端数を処理して0.25Dステップの度数に処理する)、丸めた度数を基準度数として、第2マップ表示部80と同様に度数に応じて自動的に設定されるマップ表示の例である。
図7において、第3マップ表示部90は、モードスイッチ71の操作により表示画面50に表示される。アライメント表示部51、測定結果の表示部65は図6と共通している。第2マップ表示部80と異なる箇所は、球面度数マップ92の基準度数92cと、柱面度数マップ93の基準度数93cと、をレンズの製作度数のステップ(0.25D)に丸めた数値としている点である。なお、モードスイッチ71は、マップ表示に使用される変動度数分布の基準度数を、レンズの光学中心の屈折度数にするか、レンズの光学中心の屈折度数を所定の度数ステップ(0.25D)で丸めた値にするか、を選択するための選択器を兼ねる。
制御ユニット40は、第3マップ表示部90を表示するためのモードスイッチ71の信号が入力されると、表示部65の屈折度数(レンズLEの光学中心の度数)を0.25Dステップで丸めた値を求める。すなわち、表示部65の屈折度数と0.25Dステップの値(例えば、−3.50D,−3、75D,−4.00D、…)とを比較演算し、差が小さい方の0.25Dステップの値を、丸めた値として求める。この処理を、球面度数S、柱面度数Cのそれぞれについて行う。図7の例では、表示部65の球面度数S=−3.85Dを0.25Dステップで丸めた値は、−3.75Dとして求められる。同様に柱面度数C=−4.94Dを0.25Dステップで丸めた値は、−5.00Dとして求められる。この丸めた値を基準度数として、許容誤差が設定される。許容誤差は、第2マップ表示と同様に、図8に従って、表示部65に表示される屈折度数に応じて定められる。
図7において、マップ表示部90の球面度数スケールバー95には、丸められた値の−3.75Dが中央に表示され、上限値95hが+0.12D、下限値95mが−0.12Dとして表示される。同様に、柱面度数スケールバー96には、丸められた値の−5.00Dが中央に表示され、上限値96hが+0.18D、下限値96mが−0.18Dとして表示される。球面度数マップ92、柱面度数マップ93は、図6と同様に、それぞれスケールバー95、96のスケールの変動ステップに応じた色が付されてマップ表示されている。
検者は、マップ92、93を確認することにより、レンズLEの度数分布のバラツキをレンズの度数ステップに対してどの程度であるかが容易に把握できる。眼鏡レンズではその製作度数のステップが0.25Dで定められているため、この第3マップ表示を利用すれば、度数分布のバラツキが度数ステップの許容誤差内であるか否かが容易に判り、熟練していない検者でもレンズの検品作業を効率的に行える。
なお、以上の第2マップ表示部80と第3マップ表示部90に、許容誤差(上限値、下限値)を変更する構成を設けてもよい。例えば、球面度数の許容誤差を±0.12Dから±0.09D等に変更することにより、レンズの検品の基準を厳しくすることができる。このような許容誤差の変更は、画面上に表示するスイッチで増減させる構成、設定を予めメモリ41に記憶させ、検者の操作により呼び出す構成で対応することができる。
以上のようにして、単焦点レンズの度数のバラツキを測定できる。また、マップ表示により単焦点レンズの度数分布のバラツキを容易に判ることができる。また、マップ表示に複数のモードを設けることにより、度数分布の測定、レンズの検品等の様々な目的に対応できる。
以上説明した本実施形態は、種々の変容が可能である。度数分布の表示は、グレースケール表示であってもよい。また、度数と図形を対応させて表示してもよい。例えば、ハッチングを用い、度数の数値とハッチングの間隔とを対応させる構成とする。また、色で区別されるマップ表示に代え、検者に視覚的に判りやすい表示として、グラフ表示としてもよい。例えば、横軸に2次元座標を直線上に配置した位置、縦軸が度数とする。
図9は、度数分布のバラツキを視覚的に判りやすく表示する変容例を示す図である。図5(又は図6、図7)のマップ表示に代え、球面度数グラフ172と柱面度数グラフ173がアライメント表示部51の左に表示される。いずれのグラフも、横軸は、レンズLEの測定位置を示し、例えば、15点(3×5マスに対応)のステップを有する。また、縦軸は、度数を示す。縦軸の度数の目盛は、マップ表示におけるスケールバーと対応している。このようなグラフに、度数分布がプロットされている。
グラフ172には、上限値175h、下限値175mに対応するライン175ha、175maが表示されている。同様に、グラフ173には、上限値176h、下限値176mに対応するライン176ha、176maが表示されている。ライン175ha、175ma、176ha、176maは、閾値を示すラインであり、前述の許容誤差と対応して表示されている。グラフ上にプロットされた度数分布が、ライン175ha、176ha(176ma、175ma)を超える(下回る)ことによって、レンズLEの度数が許容誤差を超えたか否かが視覚的に判る。
また、変動度数分布の出力は、ディスプレイ2に表示する他、印刷による出力、データとして外部メモリに出力する構成してもよい。出力されたデータをコンピュータ等で処理して、レンズLEの度数分布の測定、検品等に利用する構成であってもよい。
また、レンズの度数分布の許容誤差における限界値を超えたことは、報知手段としてのスピーカから音声で検者に知らせる構成としてもよい。
また、メモリ41に判定基準(許容誤差等)を記憶しておき、制御ユニット40が合否判定を行う構成としてもよい。
さらに、本発明は、以下のように変容可能である。ここでは、レンズメータ1にて実行した処理ステップをコンピュータに実行させ、レンズLEの度数分布の確認、検品(評価)を行う構成とする。図10は、本発明の第2実施形態の構成を説明する図である。コンピュータ200は、装置全体の統括・演算・出力制御を行う制御ユニット(演算制御手段)210、測定値、処理プログラム等を記憶する記憶手段であるメモリ211、測定結果等のデータを入力するデータ入力手段220と、コンピュータ200を操作する操作手段230と、演算結果、マップ等を表示する出力手段であるディスプレイ240と、を備える。
メモリ211には、上述した処理ステップを制御ユニット210に実行させる単焦点レンズを評価するためのプログラム211aが記憶されている。データ入力手段220としては、外部メモリ等からデータをメモリ211に転送するためのポート221、ネットワークを介してデータを受信するポート222を備える。レンズメータ1で測定された単焦点レンズの度数分布データは、ポート222から制御ユニット210に入力され、メモリ211に記憶される。操作手段230としては、検者が数値等の情報を入力するキーボード231、ディスプレイ240に表示されたカーソルを移動させて操作するポインティングデバイス232、を備える。
プログラム211aには、レンズLEの度数分布を取得するステップ、レンズLEの基準度数を取得するステップ、基準度数に対する相対的な度数分布(変動度数分布)を算出するステップ、変動度数分布を出力するステップ、を備える。度数分布及び基準度数は、データ入力手段220により、レンズメータ、外部記憶手段から取得する。なお、基準度数は、取得した度数分布から制御ユニット210が算出して取得する構成としてもよい。取得した度数分布及び基準度数は、メモリ211に記憶する。制御ユニット210は、比較演算によって基準度数に対する度数分布の相対的な変動量を算出し、メモリ211に記憶する。制御ユニット210は、変動度数分布をディスプレイ240に表示する。この際に変動度数分布の変動量をマップ表示する。マップは、前述と同様に、予めメモリ211に記憶させておいた許容誤差、度数の変動量を視覚的に判り易く表示するカラースケール等の情報に基づいて制御ユニット210が生成する。
検者は、ディスプレイ240に表示されたマップを確認することで、レンズLEの度数分布のバラツキ、度数の変動量が許容誤差内であるかどうかを容易に判る。そして、レンズLEの検品の合否判定が容易にできる。なお、出力としては、外部記憶手段へのデータの出力、プリンタ等を利用した印刷等でもよい。
このようにして、レンズメータ1に図5〜7のマップ表示のプログラムが備えられていない場合でも、レンズメータ1は度数分布データを取得することにより、コンピュータ上でレンズLEの度数分布のバラツキを容易に判ることができる。また、レンズLEの検品の合否の判定がし易くなる。
なお、レンズLEの検品の合否判定をコンピュータ200による自動実行とさせてもよい。例えば、許容誤差を検者、レンズメーカで定義し、制御ユニット210に検品の合否を判定させる構成としてもよい。この場合、データ入力手段220に、レンズ毎の度数分布等を逐次入力し、制御ユニット210に逐次検品の合否を判定させる。これにより、大量のレンズの検品を行うことができる。
なお、本発明のレンズメータには、例えば、特表2002−534665号公報に開示されているレンズの広い範囲に亘って度数分布を測定する眼鏡レンズ光学特性測定装置を含むものとする。
レンズメータの外観略図である。 光学系と制御系の概略構成図である。 グリッド板の構成を説明する図である。 アライメント画面を説明する図である。 第1マップ表示部を説明する図である。 第2マップ表示部を説明する図である。 第3マップ表示部を説明する図である。 許容誤差を示す表である。 度数分布の変動量を示すグラフである。 第2実施形態の構成を示す図である。
4 ノーズピース
14 グリッド板
15 受光センサ
10 測定光学系
40 制御ユニット
70 第1マップ表示部
80 第2マップ表示部
90 第3マップ表示部
200 コンピュータ

Claims (4)

  1. 被検レンズの光学中心を含む測定領域内の屈折度数分布を測定するために,測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と,被検レンズ及び前記測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と,を有する測定光学系を、備えるレンズメータであって、
    前記受光素子により受光された指標像であって、被検レンズの光学中心部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数を求めると共に、被検レンズの光学中心の周辺部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心の周辺部分の屈折度数分布を求める測定度数算出手段と、
    基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段であって、前記第1屈折度数を前記基準度数として前記変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段と、
    前記変動度数分布算出手段によって算出された前記変動の度数分布を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレンズメータ。
  2. 被検レンズの光学中心を含む測定領域内の屈折度数分布を測定するために,測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と,被検レンズ及び前記測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と,を有する測定光学系を、備えるレンズメータであって、
    前記受光素子により受光された指標像であって、被検レンズの光学中心部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数を求めると共に、被検レンズの光学中心の周辺部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心の周辺部分の屈折度数分布を求める測定度数算出手段と、
    基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段であって、前記第1屈折度数を所定の度数ステップに丸めた第2屈折度数を前記基準度数として前記変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段と、
    前記変動度数分布算出手段によって算出された前記変動の度数分布を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレンズメータ。
  3. 被検レンズの光学中心を含む測定領域内の屈折度数分布を測定するために,測定光軸を中心に配置された所定パターンの多数の測定指標と,被検レンズ及び前記測定指標を通過した測定光束による指標像を受光する受光素子と,を有する測定光学系を、備えるレンズメータであって、
    前記受光素子により受光された指標像であって、被検レンズの光学中心部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数を求めると共に、被検レンズの光学中心の周辺部分に対応する前記指標像に基づいて被検レンズの光学中心の周辺部分の屈折度数分布を求める測定度数算出手段と、
    基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出手段と、
    前記変動度数分布算出手段で前記変動の度数分布を算出させるときに、前記第1屈折度数を前記基準度数とする第1方法か、前記第1屈折度数を所定の度数ステップに丸めた第2屈折度数を前記基準度数とする第2方法か、を選択するための選択手段と、
    前記変動度数分布算出手段によって算出された前記変動の度数分布を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレンズメータ。
  4. 被検レンズの屈折度数分布を評価するためのレンズ評価用プログラムであって、
    レンズメータによって測定された被検レンズの光学中心部分の第1屈折度数及び光学中心の周辺部分の屈折度数分布を取得する度数取得ステップと、
    基準度数に対する前記屈折度数分布の相対的な変動の度数分布を算出する変動度数分布算出ステップであって、前記第1屈折度数を前記基準度数とする第1方法と、前記第1屈折度数を所定の度数ステップに丸めた第2屈折度数を前記基準度数とする第2方法と、の一方によって前記変動の度数分布を算出する変動度数分布算出ステップと、
    を備え、コンピュータに実行させることを特徴とするレンズ評価用プログラム。
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