JP2002296149A - レンズメータ - Google Patents

レンズメータ

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JP2002296149A
JP2002296149A JP2001100311A JP2001100311A JP2002296149A JP 2002296149 A JP2002296149 A JP 2002296149A JP 2001100311 A JP2001100311 A JP 2001100311A JP 2001100311 A JP2001100311 A JP 2001100311A JP 2002296149 A JP2002296149 A JP 2002296149A
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lens
lens meter
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refractive power
spherical
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JP2001100311A
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Tadashi Kajino
正 梶野
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Nidek Co Ltd
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Nidek Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検レンズの検査の効率化を図る。 【解決手段】 少なくとも、柱面屈折力の測定結果と,
該柱面屈折力をマイナス読み及びプラス読みにしたとき
の2つの球面屈折力の測定結果と,を同一画面に表示す
る表示手段を備える。さらに、2つの球面屈折力の測定
結果を表示するモードと,柱面屈折力をマイナス読み又
はプラス読みの何れかにしたときの1つの球面屈折力の
測定結果を表示するモードと,を切換える切換え手段を
備える。さらに前記2つの球面屈折力について何れの絶
対値が大きいかを判断する判断手段を備え、前記表示手
段は前記判断結果をも表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検レンズの光学
特性を測定するレンズメータに関する。
【0002】
【従来技術】被検レンズに測定光束と投射し、被検レン
ズを透過した測定光束を受光素子により検出し、その検
出結果に基づいて被検レンズの光学特性を測定するレン
ズメータが知られている。このレンズメータでは、被検
レンズを所定の状態にアライメントしたときの測定結果
が表示される。測定結果としては、一般的に、球面屈折
力、柱面屈折力及び乱視軸角度の3つのパラメータで示
され、その表示はそれぞれS、C、Aの記号で表されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、球面屈折力
は柱面屈折力をプラス読みにするか、マイナス読みにす
るかでその値が異なるにも拘わらず、表示される球面屈
折力S値が1つのみであった。このため、レンズメーカ
や眼鏡店において、例えば図1のように球面屈折力の範
囲に応じた許容差を定めて被検レンズを検査する場合、
柱面屈折力C値を何れの読み方にしたかで、許容差の見
方が変わってしまうという問題があった。
【0004】また、仮に、柱面屈折力C値をプラス読み
にした球面屈折力とマイナス読みにした球面屈折力と
で、絶対値の大きい方を基準にするとした場合にも、表
示されるS値が一つでは判断のための処理が複雑にな
り、検査時間の増加の問題、判定ミスも多くなるという
問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、被検レンズ
の検査の効率化を図ることができるレンズメータを提供
することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0007】(1) 被検レンズの光学特性を測定する
レンズメータにおいて、少なくとも、柱面屈折力の測定
結果と該柱面屈折力をマイナス読み及びプラス読みにし
たときの2つの球面屈折力の測定結果とを同一画面に表
示する表示手段を備えることを特徴とする。
【0008】(2) (1)のレンズメータにおいて、
さらに、前記2つの球面屈折力の測定結果を表示するモ
ードと,柱面屈折力をマイナス読み又はプラス読みの何
れかにしたときの1つの球面屈折力の測定結果を表示す
るモードと,を切換える切換え手段を設けたことを特徴
とする。
【0009】(3) (1)のレンズメータにおいて、
さらに前記2つの球面屈折力について何れの絶対値が大
きいかを判断する判断手段を備え、前記表示手段は前記
判断結果をも表示することを特徴とする。
【0010】(4) (1)の何れかのレンズメータに
おいて、前記2つの球面屈折力及び柱面屈折力について
被検レンズの公称値を入力する入力手段を備え、前記表
示手段は入力された公称値を表示することを特徴とす
る。
【0011】(5) (4)の入力手段は、被検レンズ
の測定結果に基づき各屈折力を所定の度数ステップで丸
めた値に演算する演算手段を含むことを特徴とする。
【0012】(6) (5)の入力手段は、さらに前記
演算手段により演算された値を検者が変更可能とする変
更手段を含むことを特徴とする。
【0013】(7) (4)のレンズメータは、さらに
球面屈折力及び柱面屈折力の公称値に応じた許容差情報
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶情報と前記
入力手段により入力された公称値とに基づき各屈折力の
公称値に対する許容範囲を求め、被検レンズの測定結果
がその許容範囲にあるか否かを判定する判定手段とを備
え、前記表示手段は前記判定手段の判定結果を表示する
ことを特徴とする。
【0014】(8) (1)のレンズメータにおいて、
前記2つの球面屈折力及び柱面屈折力の公称値に応じた
許容差情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段の記憶情
報に基づき被検レンズの測定結果が許容される前記球面
屈折力及び柱面屈折力の公称値の組み合わせを求める演
算手段とを備え、前記表示手段は前記演算結果を表示す
ることを特徴とする。
【0015】(9) (7)又は(8)の何れかのレン
ズメータにおいて、さらに前記記憶手段に記憶された記
憶情報を変更する変更手段を備えることを特徴とする。
【0016】(10) (7)又は(8)の何れかのレ
ンズメータにおいて、前記記憶手段は称値に応じた許容
差情報が異なるものを複数組記憶する手段であり、さら
に前記記憶手段に記憶された複数組の許容差情報の中か
ら所期するものを選択又は所期するものを組み合わせる
手段を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基い
て説明する。図2は本発明に係るレンズメータの外観を
示した図である。
【0018】1はレンズメータ本体である。2はLCD
等で構成されたディスプレイであり、測定結果やアライ
メントのターゲット等の測定に必要な情報が表示され
る。また、ディスプレイ2の画面下方には、その下のス
イッチ群3が持つスイッチ3a〜3dに対応する位置に
スイッチ機能を示すアイコンが表示される。各アイコン
表示に対応して各スイッチに割り当てる機能を変更する
ことにより、少ない数のスイッチで様々な指令を行うこ
とができるようになっている。4は被検レンズLEを置
き、測定時の基点となるノーズピースである。5はレン
ズ押え、6はレンズ受け台、8は被検レンズLEの光学
特性データを読み取るためのREADスイッチ、9はプ
リンタである。
【0019】図3は光学系と制御系を示した図である。
11はLED等の測定光源で、対物レンズ12の焦点付
近に光軸Lに直交して4個配置され、制御部40の制御
により順次点灯する。13はミラー、14は直交するス
リット有するターゲット板で、対物レンズ12及びコリ
メーティングレンズ15の焦点付近に固定又は移動可能
に配置されている。17は結像レンズであり、ノーズピ
ース4はコリメーティングレンズ15及び結像レンズ1
7の焦点付近に配置されている。18はミラー、19は
ハーフプリズム、20は光軸に直交する平面に設けら
れ、互いに検出方向が直交するように配置される2個の
イメージセンサである。21は2個の円柱レンズでそれ
ぞれの強主経線焦点位置にイメージセンサ20が配置さ
れる。測定光源11からの光は、対物レンズ12を介し
てターゲット板14を照明する。ターゲット板14を通
過した光束は、コリメーティングレンズ15、被検レン
ズLE、結像レンズ17、円柱レンズ21等を介して2
つのイメージセンサ20上にそれぞれ像を形成する。
【0020】このような測定光学系による被検レンズの
光学特性の測定方法を簡単に説明する。各測定光源11
の順次点灯によりターゲット板14は個別に照明され
る。被検レンズLEがない場合には、各測定光源11の
順次点灯によってイメージセンサ20上にできるターゲ
ット像はすべて重なる。被検レンズLEが球面屈折力の
みを持っている場合、イメージセンサ20上のターゲッ
ト像の位置は球面度数に相当した分だけ移動する。被検
レンズLEが柱面屈折力のみを持っている場合、円柱レ
ンズ21に入射する平行な光束は、強主経線に直交する
方向(又は同方向)に屈折力が働く。従って各測定光源
11の点灯によるターゲット像の中心座標に基いて、球
面屈折力、柱面屈折力、乱視軸角度、プリズム量を知る
ことができる。この算出については、本出願人による特
開昭60-17355号と基本的に同様である。
【0021】イメージセンサ20からの出力信号は制御
部40に入力され、制御部40は所定の演算を行って被
検レンズLEの光学特性を得る。制御部40にはスイッ
チ群3、メモリ41、ディスプレイ2の表示回路42、
外部コンピュータ45にデータ転送を行う通信ポート4
3、表示切換え用のスイッチ44等が接続されている。
【0022】次に、本発明のレンズメータの動作を説明
する。被検レンズをノーズピース4に置くと、制御部4
0はイメージセンサ20の出力を基に球面屈折力、柱面
屈折力、乱視軸角度及びプリズム値の各測定値を得る。
また、制御部40はプリズム値から測定光軸に対する被
検レンズの光学中心のズレ量を求め、アライメントサー
クル31の中心に対してそのズレ量に相当する位置にア
ライメント用のターゲット32を表示する(図2参
照)。測定者はアライメントサークル31の中心にター
ゲット32が重なるようにレンズを移動する。検者はこ
のようなターゲット32の表示の変化によりアライメン
トを完了させたらREADスイッチ8を押す。READ
スイッチ8が押されると、制御部40はレンズLEの光
学特性の測定結果を記憶し、以下のように被検レンズL
Eの測定結果をディスプレイ2の画面に表示させる。
【0023】<表示例1>図4(a)はディスプレイ2
に表示される測定結果の表示例であり、球面屈折力Cを
プラス読みにしたときに、球面屈折力S=+2.03
D、球面屈折力C=+1.52D、乱視軸角度A=90
°のレンズLEを測定した結果を示している。屈折力の
表示については、従来はそのままS,Cの2つの値であ
ったが、本レンズメータでは、さらに球面屈折力Cをマ
イナス読みにしたときの球面屈折力を示すS′(=S+
C)の表示項目50が追加されている。その隣りの測定
値欄51には、各測定結果の値が制御部40により演算
されて表示され、同一画面でS′、S、C、Aの測定結
果が確認できるようになっている。図4(a)の例では
S′はS+C=+3.55Dとなる。さらに、制御部4
0によりSとS´の絶対値の大きさが比較され、SとS
´の測定結果の表示形態が変えられる。図4(a)の表
示例ではS′の絶対値の方が大きいので、S′の左横に
は絶対値の大きい方を識別するための「◎」マーク52
が付されている。絶対値の大きい方を示す方法として
は、マーク等のグラフィック表示の他、色を変えて示す
ことでも良い。
【0024】ここで、このレンズLEがS=+2.00
D、C=+1.50Dを持つように製作されたとし、レ
ンズLEが入れられる袋等に付される表示値(以下、こ
れを公称値とする)がS=+2.00D、C=+1.5
0Dであったとする。なお、レンズの公称値は0.25
Dステップで示されるものとする。レンズの屈折力の許
容差を見る場合、屈折力の大きい方を基準にした方が精
度の高い検査が行える。従って、このレンズLEを図1
に示す屈折力の許容差表にしたがって検査する場合、球
面屈折力の度数範囲の欄はSとS′の絶対値の方が大き
い方を基準として見る。ディスプレイ2には絶対値の方
が大きい方を示すマーク52が同時に付されているの
で、検者は公称値のS+C=3.50Dが該当する「3.
00を超え6.00以下」の欄を見れば良いことが分かる。2
つの球面屈折力S,S′の許容差は、その隣りの欄に示
され、それぞれ±0.12Dである。また、Cについて
も、「3.00を超え6.00以下」範囲に対応する乱視屈折力
の表示値欄を見る。このレンズLEの場合、C=+1.
50Dであるので、その許容差は±0.12Dである。
すなわち、図1に従ったレンズLEの許容範囲は、以下
のようになる。 S′=+3.50±0.12D S=+2.00±0.12D C=+1.50±0.12D レンズLEの検査は、この3つの屈折力について測定結
果がそれぞれ許容範囲にあるか否かを見る。ディスプレ
イ2には、3つの屈折力の測定結果であるS′=+3.
55、S=+2.03D、C=+1.52Dが表示され
ているので、検者はこれらが上記の許容範囲にあるか否
かを判断しやすい。この例の場合、全て許容範囲にあ
り、合格と判断される。
【0025】図4(b)は、図4(a)のレンズLEに
おけるC値をマイナス読みにした場合の表示結果であ
る。この場合、S´の絶対値よりSの絶対値の方が大き
く、識別マーク52はS側に表示されるので、図1の許
容差表に従った検査はSの公称値を基準にすれば良いこ
とが分かる。
【0026】なお、球面屈折力Cの読み方については、
プラス読みの方法、マイナス読みの方法及びMIX読み
の方法(球面屈折力がマイナス成分を含むときは柱面屈
折力Cをマイナス読みとし、それ以外のときは柱面屈折
力Cをプラス読みとする方法)が、スイッチ群3のスイ
ッチにより予め選択できる。
【0027】このように、球面屈折力Cをプラス読み及
びマイナス読みにしたときの両方の球面屈折力S,S′
(すなわち両主経線の屈折力値)が同一画面に表示さ
れ、さらに識別マーク52が表示されることにより、検
査が行い易くなる。また、同様に許容差の確認が必要な
Cの値についても識別マーク52を付しても良い。
【0028】<表示例2>図5の表示例は、公称値をさ
らに追加して表示する例であり、図4の表示に対して公
称値表示欄53が設けられている。各公称値は手動又は
自動的に入力可能である。手動で入力する場合は、スイ
ッチ群3のスイッチ操作により公称値入力モードにした
後、各公称値のところにカーソル55を移動し、その値
を所定のステップで増減させる。各公称値の入力につい
ては、ディスプレイ2をタッチパネルとし、数値入力ボ
タンを設けて直接数値入力可能にしても良い。また、S
とCの公称値を入力すれば、S′については制御部40
により演算されて表示されるようにしても良い。こうし
て測定値と共に公称値を表示することにより、公称値に
対する測定結果の許容差の確認が行い易くなる。
【0029】自動的に入力する場合、制御部40は得ら
れた測定結果を基に、S,S´及びCの値を0.25D
ステップで丸めた値を演算し、公称値表示欄53に表示
する。公称値が演算されて表示されるので、手動の場合
に比べて入力の手間が省ける。
【0030】なお、制御部40が演算した公称値は、被
検レンズLEに添付されている公称値と一致しない場合
がある。この場合には、スイッチ群3のスイッチ操作に
より公称値の値を変更するモードを選択し、不一致の値
のところにのみカーソル55を移動してその値を0.2
5Dステップで増減させる。これにより、全て手動で入
力するよりも操作が少なくてすむ。図5の例の測定値の
S(=+9.84D)を0.25Dで丸めると+9.7
5Dになるが、公称値の+10.00Dに変更した例で
ある。
【0031】<表示例3>図6(a)、(b)は、さら
に制御部40が入力された公称値を基に被検レンズLE
の度数が規格にあっているか否かの合否を判定し、その
結果を表示する例である。メモリ41には図1に示した
許容差値のテーブルを記憶させておく。制御部40は入
力された公称値と許容差値のテーブルからS、S′及び
Cの合格値の範囲を求め、この範囲に各測定値が入って
いるかにより合否を判定する。
【0032】図6(a)の例では、S′=+11.37
Dがその公称値の許容範囲=+11.50±0.18D
にあり、S=+9.84Dがその公称値の許容範囲=+
10.00±0.18Dにあり、C=+1.53Dもそ
の公称値の許容範囲=+1.50±0.18Dにあるの
で、合格と判定される。その判定結果が、表示欄58に
「○」として表示されている。不合格の場合には、表示
欄58aに「×」が表示される。
【0033】図6(b)の例では、S′、S、Cのそれ
ぞれについて合否の判定結果を表示欄58bに表示した
例である。どの値が不合格となったかを表示することに
より、不良の内容がより明らかになり、レンズ製作にお
ける工程の見直し等にこの情報を使用できる。さらに、
合わせて具体的な誤差値や許容範囲から逸脱した値を表
示するようにしても良い。
【0034】<表示例4>上記では、公称値を自動又は
手動により入力し、それに合わせて制御部40が合否判
定を行うものとしたが、図7に示す例では、測定値から
合格となるS′、S、Cの各公称値の組み合わせを表示
する例である。こうすると、公称値を入力したり変更す
る操作の手間がなく、合否の判定も行い易い。
【0035】例えば、レンズLEの測定値がS=+1
4.80D、C=+1.30Dであったとすると、S′
=+16.10Dとなる。ここで、図1の許容差表か
ら、S値の許容差は±0.25D、C値の許容差は±
0.25Dであると想定される。S値の合格範囲は+1
4.80±0.25Dを考え、+14.55〜+15.
05Dを超えない領域に公称値があれば良い。公称値は
0.25Dステップで示されるものとすれば、S=+1
4.80Dが合格となる公称値の範囲は、+14.75
D〜+15.00D(すなわち、+14.75Dと+1
5.00Dの二つ)となる。同様に、C=+1.30D
が合格となる公称値の範囲は、+1.25D〜+1.5
0D(すなわち、+1.25Dと+1.50Dの二つ)
となる。このS値とC値との組み合わせの範囲で、S′
値が許容差の中にあるものが有効となる。
【0036】図7の例では測定値表示の横の表示欄60
にS′、S、Cの各値が有効となる公称値の組み合わせ
が3組表示されている。有効となる公称値の組み合わせ
は、好ましくは全てのものを表示する。また、こうした
各組み合わせにおいては、公称値に対する測定値の誤差
も合わせて表示される。なお、ディスプレイ2の画面に
一度に表示しきれないときは、スイッチ群3が持つスイ
ッチを押す毎に次の組み合わせが表示されるようにすれ
ば良い。また、合格となる組み合わせが複数ある場合
は、誤差の少ない順に並べると、公称値の表示に都合が
良い。さらに各々の誤差値と共に表示しても良い。
【0037】以上の説明では図1に示す屈折力の許容差
表に従うものとしたが、レンズメーカによってはより厳
しい許容差を適用することもある。このような対応とし
て、メモリ41に記憶させる許容差値のテーブルを書換
え可能とする。スイッチ群3の操作で、メニュウ画面か
ら許容差値の書換え画面を呼び出すと、図1のような許
容差一覧の画面と、変更個所を指定するカーソルがディ
スプレイ2に表示される。この画面で割り当てられたス
イッチでカーソルの移動と値の増減を行う。屈折力(度
数)の範囲を変更するときは、カーソルを合わせれば、
その度数範囲も変更が可能となる。メモリ41は書換え
可能で、電源を切っても記憶内容を保持するものを使用
する。
【0038】また、メモリ41には許容差値のテーブル
を複数組記憶させ、スイッチ群3の操作で選択可能とし
ても良い。さらには、複数組の許容差値のテーブルを組
み合わせて使用するようにしても良い。例えば、許容差
値を100%とそれより厳しくした70%のテーブルを
組合わせる。図6(a)、(b)に示した結果の表示欄
58a、58bには、誤差が70%以下なら「○」を、
70%を超えて100%以下なら「△」を表示し、10
0%を超えた場合に不合格の「×」を表示する。こうす
ると、単純な合否判定だけでなく、誤差の程度を把握で
き、その情報をレンズ製造の品質管理等に利用すること
が可能となる。
【0039】以上のようにディスプレイ2に表示される
測定結果、合否の判定結果、又は合格となる各公称値の
組み合わせ結果は、プリンタ9から出力させることが可
能である。また、これらの結果は通信ポート43を介し
て外部コンピュータ45に出力することも可能であり、
外部コンピュータ45では検査結果の記録や集計等のデ
ータ管理に使用することができる。
【0040】なお、以上で説明したような2つの球面屈
折力S、S′の測定結果が表示されると、検査の目的に
よっては反って煩わしいことがある。また、眼鏡店にお
いては上記のような表示は必ずしも必要としない。その
場合、スイッチ44により、球面屈折力の表示につい
て、2つの球面屈折力S,S′を表示するモードから1
つの球面屈折力Sを表示する表示モードに切換える。す
なわち、球面屈折力の測定結果として、柱面屈折力Cを
マイナス読み又はプラス読みの何れかにしたときの球面
屈折力Sのみがあれば良いときには、スイッチ44によ
り従来と同じようなS,C,Aの3値の表示方法に簡単
に変更することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検レンズの検査に必要な情報が分かり易く表示される
ので、検査の効率化を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被検レンズの合否判定に使用する屈折力に対す
る許容差の例を示す図である。
【図2】本発明に係るレンズメータの外観を示した図で
ある。
【図3】本発明に係るレンズメータの光学系と制御系を
示した図である。
【図4】測定結果の表示例1を示す図である。
【図5】測定結果の表示例2を示す図である。
【図6】測定結果の表示例3を示す図である。
【図7】測定結果の表示例4を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズメータ本体 2 ディスプレイ 3 スイッチ群 40 制御部 42 表示回路 44 スイッチ 51 測定値欄 52 識別マーク 53 公称値表示欄 60 表示欄

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検レンズの光学特性を測定するレンズ
    メータにおいて、少なくとも、柱面屈折力の測定結果と
    該柱面屈折力をマイナス読み及びプラス読みにしたとき
    の2つの球面屈折力の測定結果とを同一画面に表示する
    表示手段を備えることを特徴とするレンズメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1のレンズメータにおいて、さら
    に、前記2つの球面屈折力の測定結果を表示するモード
    と,柱面屈折力をマイナス読み又はプラス読みの何れか
    にしたときの1つの球面屈折力の測定結果を表示するモ
    ードと,を切換える切換え手段を設けたことを特徴とす
    るレンズメータ。
  3. 【請求項3】 請求項1のレンズメータにおいて、さら
    に前記2つの球面屈折力について何れの絶対値が大きい
    かを判断する判断手段を備え、前記表示手段は前記判断
    結果をも表示することを特徴とするレンズメータ。
  4. 【請求項4】 請求項1の何れかのレンズメータにおい
    て、前記2つの球面屈折力及び柱面屈折力について被検
    レンズの公称値を入力する入力手段を備え、前記表示手
    段は入力された公称値を表示することを特徴とするレン
    ズメータ。
  5. 【請求項5】 請求項4の入力手段は、被検レンズの測
    定結果に基づき各屈折力を所定の度数ステップで丸めた
    値に演算する演算手段を含むことを特徴とするレンズメ
    ータ。
  6. 【請求項6】 請求項5の入力手段は、さらに前記演算
    手段により演算された値を検者が変更可能とする変更手
    段を含むことを特徴とするレンズメータ。
  7. 【請求項7】 請求項4のレンズメータは、さらに球面
    屈折力及び柱面屈折力の公称値に応じた許容差情報を記
    憶する記憶手段と、前記記憶手段の記憶情報と前記入力
    手段により入力された公称値とに基づき各屈折力の公称
    値に対する許容範囲を求め、被検レンズの測定結果がそ
    の許容範囲にあるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記表示手段は前記判定手段の判定結果を表示すること
    を特徴とするレンズメータ。
  8. 【請求項8】 請求項1のレンズメータにおいて、前記
    2つの球面屈折力及び柱面屈折力の公称値に応じた許容
    差情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段の記憶情報に
    基づき被検レンズの測定結果が許容される前記球面屈折
    力及び柱面屈折力の公称値の組み合わせを求める演算手
    段とを備え、前記表示手段は前記演算結果を表示するこ
    とを特徴とするレンズメータ。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8の何れかのレンズメータ
    において、さらに前記記憶手段に記憶された記憶情報を
    変更する変更手段を備えることを特徴とするレンズメー
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8の何れかのレンズメー
    タにおいて、前記記憶手段は公称値に応じた許容差情報
    が異なるものを複数組記憶する手段であり、さらに前記
    記憶手段に記憶された複数組の許容差情報の中から所期
    するものを選択又は所期するものを組み合わせる手段を
    備えることを特徴とするレンズメータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007315960A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Fujinon Corp レンズ測定装置
CN102539118A (zh) * 2010-09-30 2012-07-04 株式会社尼德克 焦度计

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