JP4421332B2 - レンズメータ - Google Patents

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Description

本発明は、被検レンズの光学特性を測定するレンズメータに関する。
被検レンズに光束を投光し、被検レンズを透過した光束を受光センサで受光し、その受光センサの出力に基づいてレンズの光学特性を測定するレンズメータが知られている。この種のレンズメータにおいては、電源投入時のレンズ無しの状態を基準として、受光センサ上で検出される測定指標像の座標を得ておき、レンズが置かれた場合の測定指標像の座標変化からレンズの光学特性を求めている(例えば、特許文献1参照)。
また、被検レンズを載置するノーズピースの開口内に測定光束が通過する開口等の複数の測定指標を設け、複数の測定位置を同時に測定可能にしたレンズメータが、下記特許文献2にて提案されている。
特開昭50−145249号公報 特開2003−75296号公報
ところで、従来のレンズメータにおける測定指標の配列は、受光センサの受光面より狭い領域に限られていた。しかし、累進焦点レンズや二重焦点レンズの加入部のように、光学中心付近でない部分を測定するレンズの場合、プリズム度数が発生するので、測定指標像が受光センサの受光面から外れてしまい、測定に必要な測定指標が不足してしまっていた。受光センサの受光面サイズが広いものは、入手が容易で無く、高価である。
この問題の対応として、受光センサより広い範囲に測定指標を設けようとすると、次の問題がある。すなわち、レンズ無しの状態では測定指標像が受光センサの受光面から外れてしまうため、レンズ無しの状態の、いわゆる「0D基準」における測定指標像の座標を得ることができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑み、レンズ無しのときに受光センサで検出できない測定指標についても、「0D基準」における座標情報を得ることができるレンズメータを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検レンズに光束を投光し、被検レンズを透過した光束を受光センサで受光する測定光学系を持ち、被検レンズが測定光路に配置されないレンズ無しの状態を基準とし、被検レンズを測定光路に配置したときに前記受光センサの受光面で検出される測定指標に基づいて被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、被検レンズが光路上にないときに、前記受光センサで受光される第1領域に分布する第1ドット状指標と第1領域の外側の第2領域に分布する第2ドット状指標とを有し、被検レンズの光学特性の分布を測定するために前記測定光学系に設けられた測定指標と、組み立て調整時に、被検レンズ無しの状態で得られる前記第1ドット状指標の各指標の位置関係と、前記測定光学系の光路に光束変位用の光学部材を配置して前記第2ドット状指標を前記受光センサに受光させることによって得られた前記第2ドット状指標の各指標の位置関係と、を記憶する記憶手段と、経年変化等による光学系の位置ズレを補正するために、前記記憶手段に記憶された各指標の位置関係と被検レンズが光路上に無いときに前記受光センサにより検出される各指標の位置とに基づいて、前記第1ドット状指標及び第2ドット状指標の各指標の0D基準での位置関係を新たに得る演算手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レンズ無しのときに受光センサで検出できない測定指標像についても、「0D基準」における座標情報を得ることができる。このため、測定範囲を広げることが可能になり、累進焦点レンズ等の測定が容易になる。また、経年変化等により、測定指標板や受光センサに位置ずれがあっても、正確な測定に対応できる。
本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1は実施形態のレンズメータ装置の外観略図である。
1はレンズメータ本体である。2はLCD等で構成されたディスプレイであり、測定結果やアライメント用のターゲット等の測定に必要な情報が表示される。3は入力用のスイッチであり、ディスプレイ2上に表示されるスイッチ表示に対応したものを押すことにより、測定モードの切換え等の必要な入力指示を行うことができる。4は被検レンズLEが置かれ、測定時の基点となるノーズピースである。5はレンズ押えであり、これを下に降ろすことでノーズピース4上に載せられたレンズLEを安定して保持することができる。
6は前後方向に移動可能なレンズ当てであり、眼鏡フレーム入りレンズLEの測定において左右フレームの下端(眼鏡装用状態における下端)に当接させて安定させることにより、乱視軸角度測定を正確に行うことができる。7は印点機構である。8はレンズLEの光学特性データを読み取るためのREADスイッチである。スイッチ8を押すことにより、測定値がディスプレイ2にホールド表示されると共に、装置内部のメモリに記憶される。9は装置に電源を投入する電源スイッチである。
図2は光学系と制御系の概略構成図である。10は測定光学系であり、L1はその測定光軸である。測定光学系10は、LED等の測定光源11、コリメーティングレンズ12、ミラー13、測定指標が形成された測定指標板であるグリッド板14、2次元受光センサ15を備える。グリッド板14は本体1の保持部材16に保持され、グリッド板14の上にノーズピース4の開口4aが位置する。その開口4aは、直径8mmの円形である。
図3は、グリッド板14に形成された指標パターンを示す図である。グリッド板14の外径はノーズピース4の開口4aの内径よりやや大きく形成されている。グリッド板14の後面(受光センサ15側の面)には、多数の円形孔からなる測定指標20が形成されている。本実施例のおける測定指標20は、測定光軸L1が通る中心位置に形成された直径0.4mmの中心孔21と、その回りに格子状に配置された直径φ0.2mmの多数の小孔22からなる。小孔22は0.5mmピッチで格子状に分布されている。その分布した個数は約200個であり、受光センサ15の受光面(有効画像)のサイズより広い直径7mm程の範囲とされている。受光センサ15は、例えば、一般に入手が容易で安価な6mm×4.8mmのサイズを持つものを使用できる。受光センサ15の受光面の外にある小孔22は、被検レンズLEの測定光路に配置されることによってプリズム度数が発生したときにも、受光センサ15に受光されるように設けられたものである。測定指標20は、孔21及び孔22を白抜きした黒Crコートをグリッド板14の後面に施すことにより形成することができる。
測定光源11からの光束は、コリメーティングレンズ12により平行光束とされた後、ミラー13により反射され、ノーズピース4上に載置されるレンズLEに投光される。レンズLEを透過した光の内、グリッド板14の孔21及び孔22を通過した光束が受光センサ15に入射する。
なお、ノーズピース4の開口4aからグリッド板14までの距離、グリッド板14から受光センサ15までの距離は、測定可能なマイナスパワーのレンズ(例えば、マイナス25D)及びプリスム(例えば、プリズム量10Δ)をノーズピース4上に置いたときにも、中心孔21のドット像が受光センサ15の受光面で常に受光されるように設計されている。中心孔21(後述する中心ドット像21P)は、他の孔21の対応関係を特定するための基準指標、すなわち、レンズLE無しの状態の「0D基準」に対して、レンズLEが置かれたときに対応する各ドット像を特定するための基準指標として使用される。基準指標しては、他の測定指標と区別できれば、グリッド板14の中心に限らず、他の場所にあたっても良いし、その個数や形状も限定されない。
受光センサ15からの出力信号は制御部40に入力される。制御部40には、組立て調整時の各ドット像の座標を記憶する不揮発メモリ41、装置の電源投入時にレンズLE無しの状態で検出される「0D基準」のドット像の座標及び測定情報等を記憶するメモリ42が接続されている。制御部40は、レンズLEが置かれていない場合に受光センサ15に入射した各孔22のドット像の座標位置を基準にし、屈折力を持つレンズLEを置いた場合の各ドット像の位置変化から、レンズLEの光学特性(球面度数S、柱面度数C、乱視軸角度A、プリズム量Δ)を演算する。例えば、球面度数のみを持つレンズLEが置かれた場合は、レンズLEが無い場合に対して、各ドット像はレンズLEの光学中心から円形状に等距離に拡大、縮小する。この拡大又は縮小量に基づいて球面度数Sが求められる。また、柱面度数Cのみを持つレンズLEが置かれた場合は、レンズLEが無い場合に対して、各ドット像はレンズLEの軸中心から楕円状に拡大又は縮小する。この拡大又は縮小量に基づいて柱面度数C、乱視軸角度Aが求められる。また、プリズム量Δは、レンズLEの中心ドット像又はその付近のドット像の平行移動量によって求められる。球面度数、柱面度数及びプリズムを持つレンズはこれらの複合と考えれば良い(特開昭50−145249を参照)。
ここで、レンズLEの光学特性は、隣接する4つ(少なくとも3つ)のドット像を1組として演算する他、3×3点,4×4点,または5×5点等のドット像を1組とし、各ドット像の平均変化から光学特性を算出しても良い。その場合の測定位置は1組のドット像範囲の中心位置、あるいは特定のドット像位置として決めておく。隣りの場所の測定位置は、1ドット分ずらして演算することにより、測定位置の分解能を落とさずに測定できる。3×3点以上のドットを1組として演算する場合は、ゴミ等により一部のドット像が検出できなくても、その測定位置の演算が可能である。従って、本装置の測定指標の構成によれば、ノーズピース開口4a内にて複数の測定位置の情報が一度に得られる。すなわち、ノーズピース開口4a内における光学特性の分布情報が得られる。このため、累進レンズにおいては、現在の測定位置が遠用部にあるか否かを効率良く判定することができる。同様に現在の測定位置が近用部にあるか否かを判定することができる。
また、上記の光学構成におけるグリッド板14の配置は、ノーズピース4に載置される被検レンズLEより光源11側にしても良い。また、グリッド板14と同様な測定光束を得るように、光源11を二次元配置して測定指標を形成する構成も可能である。
次に、以上のように受光センサ15の受光面より広い範囲にある測定指標(孔21及び孔22)を持つ構成において、孔21及び孔22を通過した測定光束による各ドット像の座標についての「0D基準」を得る方法を説明する。
まず、装置(レンズメータ)の組立て調整時に、レンズ無しの状態で受光センサ15に測定光束が入射するドット像の座標を測定する。図4(a)は、レンズ無しのときに、受光センサ15の受光面に入射するドット像座標の位置関係を示した図である。図において、Sは受光センサ15で受光可能な受光面の領域を示す。21Pは中心孔21によるドット像であり、22Pは他の孔22によるドット像を示す。この段階では、領域Sに入射した測定光束による各ドット像22Pの座標と共に、中心ドット像21の中心座標(又は中心孔21付近の複数のドット像22の座標情報から求めた仮想的な中心座標)の情報を得て、これを不揮発メモリ41に記憶させておく。
次に、プリズム部材等の光束偏位用の光学部材を用いて、図4(a)における領域S外のドット像22Pを形成する測定光束が受光領域Sに入るようにし、中心ドット像21Pから周辺部のドット像22Pまでの座標を測定する。例えば、度数10Δを持つプリズム部材を用いて、図4(b)のように、図上の左側周辺部までの測定光束を受光センサ15の領域Sに入射させ、そのドット像22Pの座標を得る。このとき、好ましくは、先に測定したグリッド板14の中央部のドット像22Pと今回測定したドット像22Pとの共通部分のドット像間隔を比較し、その変化比率を求める。これは、プリズム部材を介在させたことによる倍率変化を補正するためである。この変化比率に基づいて、先の測定と今回の測定における非共通分のドット像22の座標を、プリズム部材が無い状態の中心ドット像21Pを基準とした座標に置き換え、これをメモリ41に記憶させる。同様に、プリズム部材の基底方向を変えることで、他の非共通部分のドット像22Pを測定し、プリズムが無い状態の全ドット像22Pの座標をメモリ41に記憶させる。グリッド板14に形成される測定指標、そのグリッド板14や受光センサ15の取付け位置は、装置毎の固体差があるので、装置毎にドット像の座標情報を記憶させておく。すなわち、メモリ41には、レンズ無しの状態で、受光センサ15の受光面の領域Sが測定に使用するドット像22Pを受光可能な範囲を持つと仮定したときに検出されるドット像22Pの各座標が記憶される。
なお、周辺部のドット像22Pの座標を求める上では、始めに測定したグリッド板14の中心部とのドット像間隔との変化比率を用いることにより、周辺部の測定光束によるドット像が受光センサ15に入射すれば、プリズム部材の度数は問わず、また、プリズム部材の基底方向も厳密に水平・垂直にする必要は無い。また、組立て調整時に使用する光束偏位用の光学部材としては、プリズム部材でなく、プラスの球面度数を持つ単焦点レンズを使用しても良く、この場合は一度に全方向の周辺ドット像22Pを測定することが可能である。
以降、制御部40は、レンズメータの使用時に、電源スイッチ9により電源投入がなされる都度、これをトリガ信号として、測定光束が受光センサ15に入射する範囲のドット像21P及び22Pの座標を測定し、レンズLE無しの「0D基準」における各ドット像の座標を得る。この時、測定光束が入射しない範囲のドット像座標については、調整時に記憶しておいた各ドット像の座標情報と今回測定した座標情報との対応するドット像の座標を比較することにより、今回現実に検出されなかったドット像座標を含む全ドット像の座標情報を復元する。
例えば、装置の電源投入時に検出される中心ドット像21P及びその付近の3×3点のドット像22(使用するドット像数はさらに増やしても良い)と、メモリ41に記憶されている同一対応点のドット像と、の座標情報を比較する。経年変化等で、グリッド板14や受光センサ15の位置ずれが生じている場合、両者の座標をそのまま比較することはできない。そこで、先ず、両者の中心ドット像21Pの座標が一致するように、メモリ41に記憶してある全ドット像の座標を移動させる。次に、中心ドット像21Pを挟み、水平又は垂直方向の位置にある2点を選定し、今回検出された2点と記憶されている2点の方向が一致するように、記憶されている全ドット像の座標を回転させる。続いて、中心ドット像21Pの付近にある複数のドット像22Pについて、その水平・垂直方向の間隔の平均を求め、記憶されている同一ドット像22についての間隔の比率を計算する。そして、中心ドット像21Pを基準に記憶されている各ドット像の座標を、計算された比率を基に拡大又は縮小させる。このようにして求めた全ドット像の座標を、受光センサ15に測定光束が入射しなかった範囲のドット像座標として設定しなおすことで、各ドット像の「0D基準」を得ることができる。すなわち、受光センサ15の受光面が十分に大きいと仮定したときの、各ドット像の「0D基準」のドット像座標を得ることができる。この「0D基準」のドット像座標は、メモリ42に記憶される。
上記における組立て調整時にメモリ41に記憶させる各ドット像の座標情報は、全ドット像と中心ドット像の座標値が好ましいが、メモリの記憶容量を節約する場合は、レンズ無しの状態で受光センサ15に測定光束が入射しない範囲のドット像座標,回転補正に必要なドット座標,中心ドット像の座標,及び中心付近の水平・垂直間隔の平均値等、[0D基準]の補正に必要な一部の情報だけでも良い。
また、電源投入時に、測定光学系のゴミ等で正常に検出ができなかったドット像の座標は、予めメモリ41に記憶されている情報から補うことも可能である。さらに、電源投入時に検出できたドット像の間隔とメモリ41に記憶されているドット像の間隔とを比較し、その変化が許容値を越えていれば、グリッド板14等の測定光学系に異常があると判定し、その旨をディスプレイ2上に表示する構成とすると良い。電源投入時に、レンズLEがノーズピース4上に載せられているときも、この判定からエラーメッセージを表示することもできる。
次に、累進レンズの測定について、図5を用いて説明する。なお、光学特性は、3×3点のドット像の平均変化から演算し、測定位置はその中心位置とする。
スイッチ3を押して累進レンズの測定モードにした後、レンズLEの遠用部付近をノーズピース4の上に載せると、ディスプレイ2上には、累進レンズを模したサークルを持つアライメント画面が表示され、その中に遠用部のアライメント用の中心ガイド100、ターゲット101が表れる(図5(a)参照)。ディスプレイ2を見ながらアライメントをし、遠用部の測定ポイントを合わせる。この時、図1に示すようにレンズ当て6の当接面6aに眼鏡の左右枠の下端(本明細書では、眼鏡枠やレンズの上下とは眼鏡を装用した状態での上下を意味するものとして使用する)を同時に当接させる。
累進レンズの遠用部は、乱視度数がない場合には、レンズの左右方向のプリズム量が0となる縦軸線上(眼鏡を装用した状態の上下方向を縦方向とする)に存在する。この縦軸線上では水平方向のプリズム量が略0であるため、中心ドット像の位置又はその付近の複数のドット像位置からプリズム量が求められ、これに基づいて現在の測定位置が遠用部にあるか否か、遠用部が何れの方向にずれているかが判定される。ノーズピース開口4a内に遠用部がないと判定された場合は、中心ガイド100に対してターゲット101が右又は左に表示される。これに従って、検者がレンズLEを右または左に移動させることにより、水平プリズム量が略0になると、ターゲット101が中心ガイド100の縦線に一致するように表示される。
水平プリズム量が略0となった後は、中心ドット像を中心とした3×3点のドット像と、それより1ドット分上方向及び下方向に位置する3×3点のドット像の各組について等価球面値を計算することにより、測定位置が累進帯に位置している否かが判定される。上下方向において、少なくとも3個の測定位置の屈折力がほぼ同じであれば、上下方向の測定位置が遠用部または遠用部とほぼ同じの領域にあると判定される。また、中心ドット像より下方向に位置するドット像の組から求められる等価球面値に対して、上方向に位置するドット像の組から求められる等価球面値が大きければ、測定位置が累進帯に位置していると判断される。この場合、検者に被検レンズをレンズ上方に移動させる(レンズを装置奥側に押す)指示として、矢印102(図5(b)参照)が表示される。上下方向の各位置の等価球面値がほぼ同じと判断されれば、ターゲット101の表示が大十字105に変化し(図5(c)参照)、検者に遠用部のアライメント完了の旨が報知される。同時に、遠用部の測定値がメモリ42に記憶される。
乱視度数を持つレンズの場合は、遠用部位置の水平プリズム量が0とはならないため補正を行う必要があるが、乱視度数が球面度数よりも大きい場合などでは補正量の誤差が大きくなる場合もある。このため、横方向のドット像の組による各測定位置の乱視度数を求め、中心ドット像の組により求められる乱視度数が最小になるように被検レンズLEを移動させるべく、ターゲット101が表示される。
遠用部位置の記録として印点を施す場合は、水平プリズム量が略0または乱視度数が最小となる測定位置を、ノーズピース開口4aの中央部に持ってくるようにアライメントする。遠用部のおおよその屈折力を得ることを目的とする場合は、アライメント操作を厳密に行わなくても良い。すなわち、左右方向のアライメントについては、中心ドット像周辺のドット像の組に限らず、他のドット像の組による測定位置の水平プリズム量が略0となれば良い。上下方向のアライメントについても、上下方向で測定可能な範囲の等価球面値がほぼ同じであれば良い。この場合、水平プリズム量、乱視度数と等価球面値が最小となる位置の度数が遠用部の測定値とされる。
遠用部の測定値がメモリ42に記憶されると、近用部の測定ステップに移る。図5(d)に示すように、アライメント画面にはレンズを手前側に移動させる誘導としての矢印マーク121が表示される。レンズの移動により測定エリアが遠用部から外れ、累進帯に位置していると判断されると、コロナターゲット120が表示される。レンズの移動に伴いコロナターゲット120も移動する。その移動は、レンズ上下方向のプリズム量の変化又は加入度の変化を移動量に換算して行う。制御部40は連続的に測定を行う。
近用部付近も屈折力がほぼ一定であると考えられる。例えば、中心ドット像の付近の4つのドット像と、中心ドット像より上方向及び下方向に位置する4つのドット像の各組についての屈折力を求め、等価球面値の差が大きければまだ累進帯にあると判定される。上下方向の少なくとも3位置の等価球面値がほぼ同じ、または中心ドット像を中心としたドット像の組にピークがある場合は、その上下方向の測定位置は近用部にあると判断される。
また、左右方向については、先に測定した遠用部の乱視度数と現在測定される乱視度数の差の絶対値を光学歪み量として、中心ドット像の左方向及び右方向の各ドット像で得られる各位置の光学歪み量を求め、中心ドット像の組による光学歪み量が最小値となれば左右方向の位置も近用部にあると判定される。光学歪み量の最小値が右方向にあれば、図5(e)に示すように、コロナターゲット120が中心より右側にずれた位置に表示され、被検レンズを右方向に移動させる旨が検者に報知される。
上下方向及び左右方向の測定位置が共に近用部にあれば、図5(f)のように、コロナターゲット120の回りに方形形状のサイン122が表示され、近用部が見つかったことを検者に報知される。このとき、中心ドット像の組による等価球面値から先に得られた遠用部の等価球面値を差し引いた値が加入度数とされ、ディスプレイ2上に表示される。検者がREADスイッチ8を押すことにより、近用部測定値がメモリ42に記憶される。
なお、おおよその屈折力を得て加入度を知ることを目的とする場合は(通常はこの場合が多い)、上下方向の等価球面値がほぼ同じで、かつ光学歪み量が略0の位置が測定エリア内にあれば良しとしても良い。この場合は、これらの条件を満たす位置の屈折力により加入度が表示される。また、方装置では、ノーズピース開口4a内で多数の測定位置における光学特性の分布が得られるため、遠用部の測定が終了した後に、レンズを直接近用部付近に移動させて測定することもできる。すなわち、上下方向の等価球面値の差が大きければレンズを下方に移動させ、左右の光学歪み量の小さい方向に移動させていけば良い。中央部の光学歪み量が最小であれば、累進帯の中央にあると判定される。この判定に従ってコロナターゲット120、矢印マーク121等の表示制御が行われる。累進帯に沿って移動させた場合も、上記近用部位置判定方法に従った判定及び移動操作で対応できる。
レンズメータ装置の外観略図である。 光学系と制御系の概略構成図である。 グリッド板に形成された指標パターンを示す図である。 組立て調整時における、受光センサの受光面に入射するドット像座標の位置関係を示した図である。 累進レンズの測定時のアライメント表示を示す図である。
符号の説明
1 レンズメータ本体
2 ディスプレイ
3 ノーズピース
10 測定光学系
11 測定光源
14 グリッド板
15 受光センサ
20 測定指標
21 中心孔
22 小孔

Claims (1)

  1. 被検レンズに光束を投光し、被検レンズを透過した光束を受光センサで受光する測定光学系を持ち、被検レンズが測定光路に配置されないレンズ無しの状態を基準とし、被検レンズを測定光路に配置したときに前記受光センサの受光面で検出される測定指標に基づいて被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、被検レンズが光路上にないときに、前記受光センサで受光される第1領域に分布する第1ドット状指標と第1領域の外側の第2領域に分布する第2ドット状指標とを有し、被検レンズの光学特性の分布を測定するために前記測定光学系に設けられた測定指標と、組み立て調整時に、被検レンズ無しの状態で得られる前記第1ドット状指標の各指標の位置関係と、前記測定光学系の光路に光束変位用の光学部材を配置して前記第2ドット状指標を前記受光センサに受光させることによって得られた前記第2ドット状指標の各指標の位置関係と、を記憶する記憶手段と、経年変化等による光学系の位置ズレを補正するために、前記記憶手段に記憶された各指標の位置関係と被検レンズが光路上に無いときに前記受光センサにより検出される各指標の位置とに基づいて、前記第1ドット状指標及び第2ドット状指標の各指標の0D基準での位置関係を新たに得る演算手段と、を備えることを特徴とするレンズメータ。
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