JP4683270B2 - レンズメータ - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡レンズの度数を測定するレンズメータに関する。
被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、レンズ後面が強い曲面を持つレンズ(例えば、マイナス度数の強い眼鏡レンズ)の度数を測定するような場合、被検レンズからパターン像を得る測定基準面(スクリーンや二次元受光素子の受光面)との受光距離が異なるため、度数を精度良く求めることが難しいという問題がある。
このような問題を改善する構成として、被検レンズの後面にプローブを当接し、これをレンズ後面でトレースすることによりレンズ後面の曲面形状を求め、これに基づいてレンズ中心部から周辺部までの屈折力の測定値の補正を行う装置が提案されている。(特許文献1参照)。
特開平9−257644号公報
しかしながら、レンズ後面にプローブをトレースさせる構成の場合、複雑なトレース機構が必要となる。また、測定光路中にプローブがあると邪魔になるため、光路からプローブを出し入れする機構も設ける必要となる。
本発明は、上記問題点を鑑み、簡単な構成で、精度良く、被検レンズの度数を求めることができるレンズメータを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) レンズ載置部に置かれた被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、被検レンズに測定光を投光し、光路に配置された所定パターンの指標及び被検レンズを通過した測定光により所定の受光面で受光される前記指標の像を検出する受光素子を持つ測定光学系であって、前記受光面を測定光軸方向の異なる第1受光位置と第2受光位置に位置させて指標像を受光させる測定光学系と、前記第1受光位置及び第2受光位置の受光面にてそれぞれ検出される指標像に基づき、所定の演算式により被検レンズの像側主点位置から第1受光位置又は第2受光位置までの受光距離を求め、求めた受光距離及びその受光距離における受光面での指標像に基づいて被検レンズの屈折力を演算する演算手段と、を備えることを特徴とするレンズメータ。
本発明によれば、簡単な構成で、精度良く、被検レンズの度数を求めることができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態のレンズメータの光学系及び制御系を示す図である。
測定光学系10は、被検レンズの広範囲に所定の指標パターンからなる測定光を投光する投光光学系20と、被検レンズを通過した測定光を光軸方向に2つの異なる受光距離にて受光素子に受光させることが可能な受光光学系30を有する。光軸L1は、受光光学系30の受光光軸である。投光光学系20は、光軸L1上に配置されたLED等の測定光源21、コリメータレンズ22、レンズの度数分布を求めるために必要な一定の規則性を持った指標パターンを持つ指標板23を有する。また、受光光学系30は、測定基準面としてのスクリーン31、撮像レンズ32、エリアCCD等の二次元受光素子33を有する。なお、本実施形態では、指標板23は図1及び図2に示すように、被検レンズLEの広い範囲の度数分布を一度に測定可能なように、広い範囲において規則正しく並んだ多数の細孔(ドット)により形成された指標パターンを有する遮光板を用いるものとしている。なお、他の指標パターンとしては、規則正しく並んだ格子パターン等が考えられる。
また、受光光学系30は、駆動機構35の駆動により光軸方向に一体的に移動できるようになっており、被検レンズLEと指標パターン像を得るスクリーン31(測定基準面)との受光距離を変更可能な構成となっている。これを利用して、被検レンズLEと指標パターン像を得るスクリーン31との受光距離を、第1の受光距離及び第1の受光距離とは異なる第2の受光距離とで切換えることにより、二次元受光素子33にて2つの異なる受光距離にて指標パターン像を検出することができる(図3参照)。
40は被検レンズを載置するためのレンズ載置部(レンズ受け台)であり、被検レンズLEを載置する場合には、眼鏡を装着した際に眼側となるレンズ面(後面)が二次元受光素子33側となるように載置する。なお、光軸L1はレンズ載置部40が持つ開口40aの載置面に対して垂直である。
図1に示すように、光源21から発せられた測定光は、コリメータレンズ22により光軸L1に対して平行光束となって、指標板23に形成された開口部を介して、レンズ載置部40に載置された被検レンズLEに投光される。被検レンズを通過した測定光束は、レンズ載置部40の開口40aを介して、所定の指標パターン像をスクリーン31上に投影する。そして、スクリーン31に投影された指標パターン像は、撮像レンズ32を介して二次元受光素子33にて撮像される。
図4はスクリーンに投影された指標パターン像の例を示す図である。レンズ載置部40に被検レンズLEが載置されていないときには、図4(a)のように指標板23に形成された円孔の間隔と各ドット像の間隔を同じくする指標パターン像(ドットパターン像)がスクリーン31上に投影される。一方、図1に示すように、レンズ載置部40に被検レンズLEを載置した状態では、測定光は、被検レンズの屈折力の影響を受けて、スクリーン31に指標パターン像を形成することとなる。図4(b)〜(e)は、被検レンズの屈折力の影響を受けて、スクリーン31に投影される指標パターン像の一例を示した図である。
図4(b)は、プラス度数を持つ球面レンズを載置したときの状態であり、図4(a)のときよりも各ドットの間隔が小さくなった指標パターン像が投影される。図4(c)は、マイナス度数を持つ球面レンズを載置したときの状態であり、図4(a)のときよりも各ドットの間隔が大きくなった指標パターン像が投影される。また、所定の乱視軸を持つ乱視レンズを載置したときには、図4(d)に示すように、レンズの持つ乱視軸および乱視度数に応じて楕円状に歪んだ指標パターン像が投影される。また、累進レンズを載置した時には、図4(e)に示すように、累進帯の度数分布特性に応じて変形した指標パターン像が投影される。
50は制御部である。制御部50は図4に示したようなスクリーン31に投影された指標パターン像を二次元受光素子33にて検出し、二次元受光素子33の出力信号(指標パターンの状態)から被検レンズの複数箇所での度数を求めていき、被検レンズLEの度数分布特性を求める。また、制御部50はこのようにして求められた度数分布特性を元に、これを表現するグラフィックをモニタ51にマッピング表示する。また、制御部50は駆動機構35を駆動制御するようになっている。
次に、本実施形態における度数を求めるための測定原理を以下に説明する。なお、理解を助けるために、図5及び図6に簡単な光学系の模式図を示す。なお、図5において、Z軸は受光光軸L1を指し、X軸及びY軸は受光光軸L1に垂直な面に平行な互いに直交する軸方向を指す。
まず、被検レンズLEが無い状態で、光軸L1に対して主光線が平行な測定光束を被検レンズLE上のn個の度数測定点(x0i,y0i)(i=1,2…n)へ入射させ、測定基準面であるスクリーン101に投影されるn個の指標像の位置を測定する。この場合、スクリーン101に投影されるn個の指標像の位置は、XY方向に関して被検レンズLE上のn個の度数測定点(x0i,y0i)(i=1,2…n)と同一の座標位置となる。次に、被検レンズLEを置いたときに投影されるn個の指標像の位置(xi,yi)を測定する。ここで、プレンティスの式より、図5及び図6の座標系、及び(x0i,y0i)、(xi,yi)には、以下の関係が成立する。
なお、eは被検レンズLEの像側主点位置からスクリーン101(測定基準面)までの第1の受光距離を表す。また、e+Δeは被検レンズLEの像側主点位置からスクリーン101までの第2の受光距離であって、Δeは第1の受光距離と第2の受光距離との受光距離差を表す。
ここで、第1の受光距離eにおける測定を測定a、第2の受光距離e+Δeにおける測定を測定bとして、2つの異なる受光距離にて指標パターン像の検出を行い、それぞれの場合におけるA1〜A3、B1〜B3が求め、得られたA2に添え字を付けて表すと以下の通り。
Δeは設計上既知であるから、式2及び式3よりeが以下で求まる。
式4にて求めたeを測定aで測定した前述のA2、B2、A3、B3に代入し、これらを解くことにより、被検レンズのdx、dy、S,C,θを求める。また、式4は、B3a/B3bでも成立する。なお、求まったeに既知の値であるΔeを加えたe+Δeを測定bで測定したA2、B2、A3、B3に代入しても同様に被検レンズのdx、dy、S,C,θを求めることができる。なお、これにより求まる度数は被検レンズの主点屈折力ともいえる。
このような原理により、被検レンズLEの複数の度数測定箇所とパターン像を得る測定基準面との各々の受光距離を考慮した補正情報を求めることができる。また、この補正情報と二次元受光素子にて得られる指標パターン像の検出結果とから、被検レンズLEの各測定点での度数等(S、C、θ)を求めることができる。すなわち、二次元受光素子にて測定光を受光することにより求められる2つの異なる受光結果に基づいて前記被検レンズの度数を求めることができる。なお、本実施形態においては、測定基準面をスクリーン31としたが、これに限るものではなく、被検レンズLEを通過した測定光によって投影される指標パターン像の位置を得るための部材を測定基準面とすればよい。例えば、スクリーン31に代えて二次元受光素子を配置したような場合には、測定基準面は二次元受光素子の受光面とすることができる。
図7は、二次元受光素子33に受光した指標パターン像の拡大図である。ここで、被検レンズLEの各度数測定点における度数を求める場合には、被検レンズLEの各度数測定点に対応する測定点(P1、P2、P3、…)を二次元受光素子33上に予め設定しておき、被検レンズLEをレンズ載置部に置いていない状態にて測定光を照射することにより、二次元受光素子33上に設定した各測定点近傍に投影される少なくとも3つの指標像を一組とする。この少なくとも3つの指標像からなる組を用いて各測定点における度数測定を各々行うようにする。例えば、測定点P1における度数を求める場合には、3つの指標像(D1b、D2a、D2b)を一組とする。測定点P2における度数を求める場合には、4つの指標像(D1b、D1c、D2b、D2c)を一組とする。測定点P3における度数を求める場合には、4つの指標像(D1c、D1d、D2c、D2d)を一組とするような方法が考えられる。
次に前述した測定原理を用いた本実施形態のレンズメータの動作を以下に説明する。まず、制御部50は、第1の受光距離にて二次元受光素子33に検出された指標パターン像の位置情報をメモリ52に記憶しておく。次に、制御部50は、駆動機構35の駆動により受光光学系30を光軸方向に移動させることにより、第1の受光距離とは異なる第2の受光距離に切り換える。そして、第2の受光距離にて二次元受光素子33に検出された指標パターン像の位置情報を得る。
そして、制御部50は、上記のように、第1の受光距離及び第2の受光距離における指標パターン像の検出結果に基づいて補正情報を求め、この補正情報と二次元受光素子33にて得られる指標パターン像の検出結果とから、被検レンズLEの各測定点での度数等(S、C、θ)を求める。
なお、本実施形態において求めたeは、被検レンズLEの像側主点位置から測定基準面までの受光距離であるため、像側主点位置がレンズ後面に近いマイナスレンズなどの場合は精度よく測定できるが、像側主点位置がレンズ後面から離れているプラスレンズなどを測定する場合には、かえって測定誤差が生じ易くなる場合がある。
そのため、二次元受光素子33にて得られる指標パターン像の検出結果から被検レンズがプラスレンズであると判定された場合には、以下のような補正を行うとよい(図8参照)。まず、上記のように求めたeを基に得られた球面度数Sを焦点距離fに直す(f=1/S)。また、設計上既知であるレンズ載置部40の先端からスクリーン101までの距離esを基に、被検レンズLEの像側主点位置からレンズ載置部40の先端までの距離ehを求める(eh=e−es)。プラスレンズの場合、そのレンズ後面は、レンズ載置部40の先端の高さとほぼ一致しているから、求められたehは被検レンズLEの像側主点位置からレンズ後面までの距離とすることができるので、これにより被検レンズLEのレンズ後面から像側焦点までの距離bfを求めることができる(bf=f−eh)。そして、求められたbfを球面度数Sに直す(S=1/bf)ことにより、被検レンズLEの後面屈折力を求めることができる。これにより、像側主点位置がレンズ後面から遠いプラスレンズであっても、精度よく度数測定を行うことができる。なお、本実施形態においては、プラスレンズにおいて上記補正を行うような構成としたが、これに限るものではなく、マイナスレンズであっても像側主点位置がレンズ後面から離れているような場合には、上記のような補正を行っても構わない。
以上のような構成によれば、簡単な構成で、精度良く、被検レンズの度数を測定することができる。なお、本実施形態においては、被検レンズLEの広い範囲の度数分布を測定するために、レンズ載置部40の開口40aを大きな開口のものとしたが、被検レンズLEのノーズピース開口内(例えば、約8mm)の度数を測定するレンズメータにおいても本発明の適用は可能である。
また、本実施形態のような構成においては、被検レンズLEと指標パターン像を得る測定基準面との受光距離を、第1の受光距離と第2の受光距離とで変更しても、被検レンズLE上の度数測定箇所が変わらないため、上記のように求めた補正情報は、正確な度数測定を行うために有用な情報であるといえる。
また、以上のような構成によれば、被検レンズの主点屈折力を求めることができるので、主に、主点屈折力を求めることを前提とする眼内レンズの度数分布測定を求める場合にも有用である。
なお、本実施形態の投光光学系において、図1のような構成としたが、これに限るものではなく、被検レンズLEに対して度数測定用の指標パターンを投光するものであればよい。図9は、投光光学系の変容例を示す図である。図9において、201は測定光源であり、光軸L1から等距離の位置に90度間隔で4つ配置されている。202は光軸L1を中心とした円形の開口により光源201からの測定光束を制限する絞りである。203は被検レンズLEに測定光束を投光する投光レンズである。なお、絞り202は、投光レンズ203の物側焦点位置に配置され、投光レンズ203と絞り202は、像側テレセントリック系を構成する。205は被検レンズLEを載置するためのノーズピース(レンズ載置部)である。206は二次元受光素子(測定基準面)であり、測定光源201による4つのスポット像(指標パターン像)が受光される。207は二次元受光素子206を光軸方向に移動させる駆動機構であり、被検レンズLEと4つのスポット像を得る二次元受光素子206(測定基準面)との受光距離を変更可能な構成となっている。この場合、二次元受光素子206にて4つのスポット像を検出し、二次元受光素子206の出力信号からノーズピース205の開口内における被検レンズの度数を求めるような構成となっている。
このような構成においても、駆動機構206の駆動により被検レンズLEと指標パターン像を得る二次元受光素子206との受光距離を、第1の受光距離及び第1の受光距離とは異なる第2の受光距離とで切換えることにより、二次元受光素子34にて2つの異なる受光距離にて指標パターン像を検出することができるので、本発明の適用が可能である。また、本変容例によれば、二次元受光素子206上のスポット像は投光レンズ203により集光された光束であるため、被検レンズLE上の測定光束がかかる部分に傷や汚れがあっても、二次元受光素子4上に投影されるスポット像の光強度のムラが生じにくくなり、スポット像の受光光量が大きくなる。このため、S/N比が向上し、スポット像の位置検出精度が安定させることができる。
なお、本変容例の構成において、測定光源201の代わりに、電気的な制御により任意の指標パターンを形成し、該指標パターンを測定光として照射する測定光照射部(例えば、液晶ディスプレイ)を用いてもよい。この場合、レンズ載置部205の開口が大きいものを用い、測定光照射部に図2に示すような指標パターンを形成することにより、被検レンズLEの広範囲における度数分布の測定が可能である。なお、広範囲の度数分布測定を行う場合、図1に示すような指標パターン像を得るためのスクリーン31を用いてもよい。
また、本実施形態において、被検レンズLEと指標パターン像を得る測定基準面との受光距離を、2つの異なる受光距離に変更する構成として、受光光学系30を光軸方向に一体的に切換移動させる構成としたが、これに限るものではなく、指標パターン像検出用の二次元受光素子にて2つの異なる受光距離にて指標パターン像が検出できる構成であればよい。図10は、第1の変容例について説明する図である。なお、図10において、被検レンズLEの前面側の構成を省略したが、被検レンズLEに対して度数測定用の指標パターンを投光するものであればよい。
40はノーズピース(例えば、直径8mmの開口を持つ)であり、レンズ載置部としての役割を有する。この場合、図示無き投光光学系ではノーズピース40の開口を通過する度数測定用の指標パターンを投光できるように構成することで、狭い範囲内における被検レンズLEの度数を測定することができる。また、本変容例においては、スクリーンを用いずに、二次元受光素子33a及び33bにより直接指標パターン像を得るような構成となっている。
300は被検レンズを通過した測定光束を二つに分割するための光分割部材であり、例えばハーフミラーが用いられる。ここで、二次元受光素子33aは光分割部材300を透過した測定光束による指標パターン像を検出し、二次元受光素子33bは光分割部材300を反射した測定光束による指標パターン像を検出する役割を有し、これらは被検レンズLEから受光距離がそれぞれ異なるように配置されている(なお、変容例においては、二次元受光素子33bの方が二次元受光素子33aよりも、被検レンズLEとの受光距離が長くなるように構成されている。)
このような構成においても、二次元受光素子33a及び33bそれぞれで異なる受光距離における指標パターン像を検出することにより、2つの異なる受光距離にて指標パターン像を検出することができるので、本発明の適用が可能である。また、本変容例によれば、2つの異なる受光距離にて指標パターン像の検出を短時間(同時も可能)に行うことができるため、測定時間を短くすることができる。
なお、本実施形態においては、、狭い範囲内における被検レンズLEの度数を測定可能な構成としたが、これに限るものではなく、被検レンズLEの広範囲における度数分布の測定を行うような構成としてもよい。
また、図11は、第2の変容例について説明する図である。図11において、400は測定波長を透過する平行平面板であり、平行平面板400の挿脱により、被検レンズLEと指標パターン像を得るスクリーン31との受光距離を、2つの異なる受光距離に光学的に変更できるようになっている。この場合、平行平面板400の厚さをd、屈折率をnとし、平行平面板300を光路から外した場合の受光距離をeとすると、平行平面板400を挿入した場合、その受光距離はe+(1−1/n)dとなるので、例えば、受光距離eを第1の受光距離、受光距離e+(1−1/n)dを第2の受光距離として、補正情報を求めることが可能である。なお、図11において、特段の説明がない符号のものについては、図1の同様の構成を備えるものとする。
すなわち、このような構成においても、平行平面板400の挿脱により二次元受光素子33にて2つの異なる受光距離にて指標パターン像を検出することができるので、本発明の適用が可能である。
なお、本実施形態においては、所定の指標パターン像を受光する受光素子として、二次元受光素子を用いるような構成としてが、これに限るものではなく、ラインセンサを用いるような構成であっても本発明の適用は可能である。なお、ラインセンサを用いた構成としては、例えば、4つの光源を順次点灯させて被検レンズの異なる位置に十字状の指標パターンを投光する投光光学系と、被検レンズを透過した測定光を互いに直交する2つのラインセンサにより受光する受光光学系とを備え、上記ラインセンサによって順次検出された4個の十字像の位置偏位から被検レンズの度数を測定するレンズメータなどが考えられる。この場合、例えば、ラインセンサを光軸方向に移動させることにより、測定光を光軸方向に2つの異なる受光距離にてラインセンサに受光させるような構成が考えられる。
本実施形態のレンズメータの光学系及び制御系を示す図である。 指標板に形成された指標パターンを説明する図である。 被検レンズと指標パターン像を得るスクリーンとの受光距離を変更したときを示す図である。 スクリーンに投影された指標パターン像の例を示す図である。 本実施形態における度数を求めるための測定原理を説明する第1の模式図である。 本実施形態における度数を求めるための測定原理を説明する第2の模式図である。 二次元受光素子に受光した指標パターン像の拡大図である。 被検レンズがプラスレンズであると判定された場合のおける補正について説明する図である。 投光光学系の変容例を示す図である。 第1の変容例について説明するである。 第2の変容例について説明する図である。
符号の説明
20 投光光学系
23 指標板
30 受光光学系
31 スクリーン
33 二次元受光素子
35 駆動機構
50 制御部
101 スクリーン
206 二次元受光素子
207 駆動機構
300 光分割部材
400 平行平面板




Claims (1)

  1. レンズ載置部に置かれた被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、被検レンズに測定光を投光し、光路に配置された所定パターンの指標及び被検レンズを通過した測定光により所定の受光面で受光される前記指標の像を検出する受光素子を持つ測定光学系であって、前記受光面を測定光軸方向の異なる第1受光位置と第2受光位置に位置させて指標像を受光させる測定光学系と、前記第1受光位置及び第2受光位置の受光面にてそれぞれ検出される指標像に基づき、所定の演算式により被検レンズの像側主点位置から第1受光位置又は第2受光位置までの受光距離を求め、求めた受光距離及びその受光距離における受光面での指標像に基づいて被検レンズの屈折力を演算する演算手段と、を備えることを特徴とするレンズメータ。
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